JP2000305119A - 波長変換用光学素子 - Google Patents

波長変換用光学素子

Info

Publication number
JP2000305119A
JP2000305119A JP11112165A JP11216599A JP2000305119A JP 2000305119 A JP2000305119 A JP 2000305119A JP 11112165 A JP11112165 A JP 11112165A JP 11216599 A JP11216599 A JP 11216599A JP 2000305119 A JP2000305119 A JP 2000305119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wavelength
optical element
wavelength conversion
clbo crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11112165A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Horiguchi
昌宏 堀口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Ushio Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ushio Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Ushio Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Priority to JP11112165A priority Critical patent/JP2000305119A/ja
Publication of JP2000305119A publication Critical patent/JP2000305119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長変換用光学素子の防湿性を向上させると
ともに、光の入出射面における反射損を低減化するこ
と。 【解決手段】 波長変換用CLBO結晶ncの光入射面
および光出射面に吸湿性の少ない材料からなる平板状光
学素子c1,c2をオプテイカルコンタクトにより各々
接合する。また、CLBO結晶ncの光入射側に接合さ
れている平板状光学素子c1の表面に入射光の波長に対
応した反射防止膜Tf1を設け、CLBO結晶ncの光
出射側に接合されている平板状光学素子c2の表面に少
なくとも波長変換光の波長に対応した反射防止膜Tf2
を設ける。なお、反射防止膜Tf1を設ける代わりに、
平板状光学素子c1,c2に、入射光、出射光に対応し
たブリュースター角を成す傾斜面を形成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は波長変換用光学素子
に関し、さらに詳細には、非線形光学結晶の光入射面と
光出射面にカバー材料を接合することにより防湿性を向
上させ反射損を低減化した波長変換用光学素子に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】Nd:YAG,Yb:YAG,Nd:Y
LF,Nd:YVO4 などを用いた固体レーザーから出
力される基本レーザー光を波長変換して紫外線を発生さ
せる装置が実用化されている。これらの装置において、
4倍高調波発生、5倍高調波発生および300nm以下
の和周波光を得る和周波発生に用いる非線形光学結晶と
して、CLBO結晶が考えられる。CLBO結晶は非線
形定数が比較的大きく、190nm〜300nmにおけ
る吸収が少ないこと、1000nm付近で発振する基本
レーザー光の第4高調波発生に対して位相整合条件を満
たしていることなどから、300nmより短い波長の発
生用非線形光学結晶として有望視されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、CLBO結晶
は表面から空気中に含まれる水分を吸着し易いという欠
点がある。水分を吸着した表面はレーザー光に対する耐
久性が低下する。また、水分を吸着した部分が膨張し、
結晶にひずみを生じさせるため、変換効率の低下・出射
光の波面のひずみなどが起こり、実用上の問題がある。
このため現状では使用前に150°C以上の温度でアニ
ールを行い、水分を蒸発させてから使用する方法が採ら
れている。
【0004】しかし、アニールを行った後でも、温度を
下げると水分の吸着が起こり、保管の方法にも配慮しな
ければならない。現状では良い保管方法が見つかってい
ないため、使用直前にアニールを行っている。このよう
に表面が変化しやすいので、これに反射防止膜を蒸着す
ることが困難で、表面に蒸着などを行わずに使用してい
るのが現状である。このため波長変換に際して、表面反
射の損失(入射側及び出射側各5%の反射損がある) が
生じている。
【0005】また、高温で用いても空気中の水分との反
応は起こるので、CLBO結晶を密封したセルの中に入
れ、セル中には水分を除去した酸素ガスなどを封入して
使用する方法も考えられている。この場合にはセルの窓
が入射側と出射側に必要となるため、前述の反射損がさ
らに増加することになる。本発明は上記した事情に鑑み
なされたものであって、その目的とするところは、上記
した波長変換用光学素子の防湿性を向上させるととも
に、光の入出射面における反射損を低減化することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】CLBO結晶の両端に水
分に冒されにくい光学素子(以下これをカバー材料と呼
ぶ) をオプティカルコンタクトで接合する。この方法に
より従来の問題の一つであるCLBO結晶の防湿を実現
することができる。カバー材料としては、次の要件を満
たすことが要求される。 (1) 水分に冒されにくい。 (2) 使用する波長の光の透過率が良いこと。 (3) 屈折率がCLBO結晶のそれに近いこと。 具体的材料としては、例えば、CaF2 、水晶, 四硼酸
リチウム、MgF2 などの光学結晶および, BK7、石
英などの光学ガラスが含まれる。また、カバー材料の
接合面でない方の側に反射防止膜を燕着する、カバー
材料の形状をブリュースターカットとする等により、反
射防止を有効に行うことができ、従来問題であった波長
変換用光学素子の表面における反射損失を低下させるこ
とができる。
【0007】ここで、一般に、2つの物質の接合面では
反射が起こる。この反射は2つの材料のそれぞれの屈折
率をn1,n2とするとR=(n1−n2)2 /(n1
+n2)2 で表される。例えば、CLBO結晶、CaF
2 の266nmにおける屈折率は、それぞれ1. 546
166および1.462079であるので、R=0.0
0078となり、CLBO結晶とCaF2 の接合面にお
ける反射は極めて小さい。このため、CLBO結晶のカ
バー材料としてCaF2 を使えば境界面での反射損失は
無視できる程度になる。したがって、CaF2 に反射防
止膜を蒸着すれば、カバー材料での反射を0.3%程度
以下にする事ができ、全体としての反射を防止すること
ができる。また、入射側と出射側のCaF2 のいずれか
一方、または両方をブリュースター角に加工することに
よって反射をほとんど0とすることができる。
【0008】以上に基づき、本発明においては、次のよ
うにして前記課題を解決する。 (1)波長変換用CLBO結晶の光入射面ならびに光出
射面に吸湿性の少ない材料からなる平板状光学素子をオ
プティカルコンタクトにより各々接合し、上記CLBO
結晶の光入射側に接合されている平板状光学素子の表面
に入射光の波長に対応した反射防止膜を設け、上記CL
BO結晶の光出射側に接合されている平板状光学素子の
表面に少なくとも波長変換光の波長に対応した反射防止
膜を設ける。 (2)波長変換用CLBO結晶の光入射面に吸湿性の少
ない材料からなる平板状光学素子をオプティカルコンタ
クトにより接合し、該平板状光学素子の表面に入射光の
波長に対応した反射防止膜を設け、上記CLBO結晶の
光出射面に吸湿性の少ない材料からなり、波長変換光の
波長および偏光方向に対応したブリュースター角が形成
されている光学素子をオプティカルコンタクトにより接
合する。 (3)波長変換用CLBO結晶の光入射面に吸湿性の少
ない材料からなり、入射光の波長および偏光方向に対応
したブリュースター角が形成されている光学素子をオプ
ティカルコンタクトにより接合し、上記CLBO結晶の
光出射面に吸湿性の少ない材料からなり、波長変換光の
波長および偏光方向に対応したブリュースター角が形成
されている光学素子をオプティカルコンタクトにより接
合する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について説明
する。図1は本発明の第1の実施例の波長変換光学素子
の構成を示す図である。同図は、CLBO結晶ncの両
端に、例えば前記したCaF2 等から形成される平板状
のカバー材料c1,c2を接着したものを示している。
CLBO結晶ncとカバー材料c1,c2はオプティカ
ルコンタクトocにより接着されており、この接着面で
の反射はきわめて少ない。カバー材料c1,c2の接着
されていない方の面s1,s2には反射防止膜Tf1,
Tf2が施されており、使用する波長に対するこれらの
面での反射損を0.3%以下にするよう設計されてい
る。
【0010】図2は、上記波長変換光学素子を用いて、
波長ωの基本波光〔以下基本波(ω)と記す〕の第2高
調波光〔以下第2高調波(2ω)と記す〕を得る場合を
説明する図である。同図に示すように、第2高調波(2
ω)への波長変換に際して、CLBO結晶ncに基本波
(ω)を入射すると、CLBO結晶ncからその第2高
調波である第2高調波(2ω)と、波長変換されずに残
った基本波(ω)が出射する。したがって、この場合に
は、光入射側のカバー材料c1に基本波(ω) に対応し
た反射防止膜Tf1を付け、また、光出射側カバー材料
c2には、第2高調波(2ω) に対応した反射防止膜T
f2を付ける。ここで、CLBO結晶ncから出射する
基本波(ω)は必要がないので、反射防止膜Tf2は、
結晶から出射する基本波(ω) には対応しなくてもよ
い。
【0011】図3は、上記波長変換光学素子を用いて、
基本波(ω)の第3高調波(3ω)を得る場合を説明す
る図である。基本波(ω)から第3高調波(3ω)を得
る場合には、同図に示すように、第1のCLBO結晶n
c1に基本波(ω)を入射して、基本波(ω)の第2高
調波(2ω)を得る。ついで、この第2高調波(2ω)
と変換されずに残った基本波(ω)を第2のCLBO結
晶nc2に入射して、第2のCLBO結晶nc2から第
3高調波(3ω)を放出させる。なお、この場合にも、
第2のCLBO結晶nc2から変換されずに残った基本
波(ω)と第2高調波(2ω)が出射する。
【0012】したがって、この場合には、反射防止膜T
f1〜Tf4として次の波長に対応したものを用いる。
第1のCLBO結晶nc1の光入射側のカバー材料
c1には、基本波(ω)に対応した反射防止膜Tf1を
付ける。また、第1のCLBO結晶nc1の光入射側の
カバー材料c2には、基本波(ω)および第2高調波
(2ω) に対応した反射防止膜Tf2を付ける。 第
2のCLBO結晶nc2の光入射側のカバー材料c3に
は、基本波(ω)および第2高調波(2ω) に対応した
反射防止膜Tf3を付ける。また、第2のCLBO結晶
nc2の光出射側のカバー材料c4には、第3高調波
(3ω) に対応した反射防止膜Tf4を付ける。
【0013】以上のように、入射光が複数ある場合、光
入射側には、当該結晶における波長変換に必要な入射光
すべてに対応した反射防止膜を設ける。一方、光出射側
には、後段で必要とされる波長の光に対応した反射防止
膜を設ける。例えば、図2の場合には、光出射側に、波
長変換光(第2高調波(2ω))のみに対応した反射防
止膜を設けているが、図3の場合、第1のCLBO結晶
nc1の光出射側には、波長変換光(第2高調波(2
ω))および波長変換されなかった基本波(ω)の両者
に対応する反射防止膜を設ける必要がある。
【0014】図4は本発明の第2の実施例の波長変換光
学素子の構成を示す図である。同図は、光入射側には平
板状でs1面には反射防止膜Tf1が施されたカバー材
料c1をオプティカルコンタクトocにより貼り付け、
光出射側には出射する光の波長に対応したブリュースタ
ー角になるように形成された傾斜面を持つカバー材料c
2をオプティカルコンタクトocにより貼り付けた場合
を示している。ここで、ブリュースター角とは、屈折率
の異なる2つの材質(この場合はカバー材料と空気) の
境界面があるとき、この境界面の法線と光の進行方向と
で決まる平面上に光の偏光がある場合に、反射が0とな
る角度を言う。
【0015】図4において、角度θがθ=tan -1nc2
となるとき、θはブリュースター角である。なお、nc
2はカバー材料c2の屈折率である。このような角度に
カットしたカバー材料c2に、カバー材料の内側から入
射した紙面の面内に偏光面のある光は、出射面s2に反
射防止膜を施さなくても反射率を理論上は0とすること
が出来る。一般に、非線形効果を用いて波長変換を行う
場合は、変換されて出射される光は偏光方向が一定の方
向になっているので、この方向にあわせてカバー材料を
カットすればよい。CaF2 の波長に対する屈折率とブ
リュースター角は表1に示す通りであり、CaF2 をカ
バー材料として用い、YAGレーザーの第2高調波から
第4高調波(波長266nm)を発生させる場合には、
ブリュースター角をθ=55. 63°とすればよい。
【0016】
【表1】
【0017】ところで、ブリュースター角を成す傾斜面
の形状は、波長、偏光方向に応じて定まり、例えば図4
において、偏光方向が紙面と直交する方向である場合に
は、傾斜面はカバー材料c2内を通過する光の進行方向
を回転軸として、図に示す前記傾斜面を90°回転させ
た面にする必要がある。また、基本波から第2高調波を
得る場合、入射する基本波(ω) と波長変換されなかっ
た基本波(ω) の偏光方向と、波長変換された第2高調
波(2ω) の偏光方向は互いに異なる。したがって、図
4に示す波長変換用光学素子を用いて第2高調波を得る
場合には、カバー材料c1に施す反射防止膜Tf1は基
本波(ω)に対応したものとし、また、カバー材料c2
に形成する傾斜面の形状は、波長変換された第2高調波
(2ω) の偏光方向に対応したブリュースタ角にする必
要がある。なお、当然のことであるが、カバー材料c2
を上記のような形状とした場合、第2高調波とは波長・
偏光方向とも異なる波長変換されなかった基本波(ω)
に対しては対応できない。
【0018】図5は本発明の第3の実施例の波長変換光
学素子の構成を示す図である。同図は、入射する光およ
び出射する光に対してブリュースター角となるよう形成
した傾斜面を持つカバー材料c1,c2をCLBO結晶
ncにオプティカルコンタクトocで貼り付けた場合を
示しており、同図(a)は上面図、(b)は側面図であ
る。なお、同図中に示したy−z,x−yは図5(a)
(b)における座標軸を示しており、y−z平面、x−
y平面は互いに直交する平面である。この場合には、入
射する光と出射する光の偏光方向および波長が異なるた
め、入射側のカバー材料c1の取り付け方向およびカッ
ト角は、出射側のカバー材料c2の取り付け方向および
カット角とは異なっている。
【0019】ここで、波長変換を行う場合、下記のTy
pe I、Type II の位相整合が用いられる。 (1) Type I :ooe結晶 入射する光の偏光方向が全てo偏光で、波長変換光の偏
光方向がe偏向(o偏光とe偏光は偏光方向が直交す
る) (2) Type II :eoe結晶 入射する光の偏光方向が一方がe偏向、他方がo偏光
で、波長変換光の偏光方向がe偏光 例えば、YAGレーザ光源が放出する光の第2高調波
(波長532nm)からType Iの位相整合による波
長変換で第4高調波(波長266nm)を得る時は、上
記のように入射光の偏光方向がo、波長変換光の偏光方
向がeであるので、入射光の偏光と出射光の偏光方向は
互いに直交することとなる。
【0020】したがって、図5において、CLBO結晶
ncのc軸がx−y平面上にあるときには、入射側のカ
バー材料c1のカット面はx−y平面に直角で入射光の
光軸と(90°−θ1) の角度を成し、入射光の偏光方
向はx−y平面上にあるように設定する。θ1は入射光
の波長に合わせたブリュースター角であり、θ1=tan
-1〔n(532nm)〕である。また、出射側のカバー
材料c2のカット面はy−z平面に直角で出射光の光軸
と(90°−θ2)の角度を成しており、出射光の偏光
方向はy−z面上にある。θ2は出射光の波長に合わせ
たブリュースター角で、θ2=tan -1(n(266n
m))である。このように構成すれば、入射側では入射
光の反射を、出射側では出射光の反射をほとんど0にす
ることが出来る。
【0021】上記波長変換用光学素子を用いて波長変換
を行う場合には、位相整合のタイプに応じてカバー材料
のブリュースター角を次のように設定する。 (1) 波長変換用光学素子に基本波(ω)を入射して、第
2高調波(2ω)を発生させる場合。 Type I 入射側のカバー材料c1は、o偏光に対応したブリュー
スター角とし、出射側のカバー材料c2は、e偏光に対
応したブリュースター角とする。 Type II 入射側のカバー材料c1は、o偏光、e偏光の両方に対
応できるように、45°方向の偏光に対応したブリュー
スター角とし、出射側のカバー材料c2は、e偏光に対
応したブリュースター角とする。
【0022】(2) 波長変換用光学素子に異なる2波長の
光を入射し、その和周波光を発生させる場合 Type I 入射側のカバー材料c1は、異なる2波長(偏光方向は
両者ともo偏光) の各々に対応したブリュースター角の
双方に近似した角度とする。また、出射側のカバー材料
c1はe偏光に対応したブリュースター角とする。例え
ば、CaF2 の波長1064nm、532nm、355
nm、266nmに対するブリュースター角は、前記表
1に示すように、55. 0°、55. 14°、55.3
3°、55. 63°と1%程度しか変らない。したがっ
て、偏光方向が同じであれば、55°近傍の値にブリュ
ースター角を設定すれば、上記波長の光に対応すること
ができる。 Type II 位相整合がType II の場合には、入射する光の偏光
方向が一方がe偏向、他方がo偏光であり、偏光方向が
異なっている。このため、カバー材料c1に両方に対応
した傾斜面を形成することができず、和周波発生には使
用できない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、波長変換用CLBO結晶の光入射面および光出射面
に吸湿性の少ない材料からなる光学素子を接合し、該光
学素子の表面に反射防止膜を形成するか、光学素子にブ
リュースター角を成す傾斜面を形成したので、防湿性を
向上させるとともに、光の入出射面における反射損を低
減化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の波長変換光学素子の構
成を示す図である。
【図2】図1の波長変換光学素子を用いて基本波(ω)
の第2高調波(2ω)を得る場合を説明する図である。
【図3】図1の波長変換光学素子を用いて基本波(ω)
の第3高調波(3ω)を得る場合を説明する図である。
【図4】本発明の第2の実施例の波長変換光学素子の構
成を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例の波長変換光学素子の構
成を示す図である。
【符号の説明】
nc,nc1,nc2 CLBO結晶 c1〜c4 カバー材料 Tf1〜Tf4 反射防止膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長変換用CLBO結晶の光入射面なら
    びに光出射面に吸湿性の少ない材料からなる平板状光学
    素子をオプティカルコンタクトにより各々接合し、 上記CLBO結晶の光入射側に接合されている平板状光
    学素子の表面に入射光の波長に対応した反射防止膜を設
    け、 上記CLBO結晶の光出射側に接合されている平板状光
    学素子の表面に少なくとも波長変換光の波長に対応した
    反射防止膜を設けたことを特徴とする波長変換用光学素
    子。
  2. 【請求項2】 波長変換用CLBO結晶の光入射面に吸
    湿性の少ない材料からなる平板状光学素子をオプティカ
    ルコンタクトにより接合し、該平板状光学素子の表面に
    入射光の波長に対応した反射防止膜を設け、 上記CLBO結晶の光出射面に吸湿性の少ない材料から
    なり、波長変換光の波長および偏光方向に対応したブリ
    ュースター角が形成されている光学素子をオプティカル
    コンタクトにより接合したことを特徴とする波長変換用
    光学素子。
  3. 【請求項3】 波長変換用CLBO結晶の光入射面に吸
    湿性の少ない材料からなり、入射光の波長および偏光方
    向に対応したブリュースター角が形成されている光学素
    子をオプティカルコンタクトにより接合し、 上記CLBO結晶の光出射面に吸湿性の少ない材料から
    なり、波長変換光の波長および偏光方向に対応したブリ
    ュースター角が形成されている光学素子をオプティカル
    コンタクトにより接合したことを特徴とする波長変換素
    子。
JP11112165A 1999-04-20 1999-04-20 波長変換用光学素子 Pending JP2000305119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11112165A JP2000305119A (ja) 1999-04-20 1999-04-20 波長変換用光学素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11112165A JP2000305119A (ja) 1999-04-20 1999-04-20 波長変換用光学素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000305119A true JP2000305119A (ja) 2000-11-02

Family

ID=14579880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11112165A Pending JP2000305119A (ja) 1999-04-20 1999-04-20 波長変換用光学素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000305119A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7826500B2 (en) 2005-08-29 2010-11-02 Panasonic Corporation Fiber laser and optical device
JP2011197432A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Mitsubishi Electric Corp 波長変換レーザ装置
JP2012177806A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Showa Optronics Co Ltd 紫外レーザ装置
WO2012165190A1 (ja) * 2011-06-01 2012-12-06 コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 照明装置、この照明装置を備えた棚板ユニットおよびショーケース
JP2017530426A (ja) * 2014-09-05 2017-10-12 オキシャスOxxius 非線形効果を介してレーザビームを生成するための共振マイクロチップ共振器ベースのシステム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7826500B2 (en) 2005-08-29 2010-11-02 Panasonic Corporation Fiber laser and optical device
JP2011197432A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Mitsubishi Electric Corp 波長変換レーザ装置
JP2012177806A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Showa Optronics Co Ltd 紫外レーザ装置
WO2012165190A1 (ja) * 2011-06-01 2012-12-06 コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 照明装置、この照明装置を備えた棚板ユニットおよびショーケース
JP2017530426A (ja) * 2014-09-05 2017-10-12 オキシャスOxxius 非線形効果を介してレーザビームを生成するための共振マイクロチップ共振器ベースのシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7447245B2 (en) Optically pumped semiconductor laser pumped optical parametric oscillator
JP2009145791A (ja) 波長変換装置、検査装置及び波長変換方法
JP4517698B2 (ja) 波長変換レーザ装置
CN101103501A (zh) 用于耐久高功率激光波长变换的非线性晶体改进
CN107425407B (zh) 基于内腔自倍频的可调谐蓝光辐射源及实现方法
JP5721812B2 (ja) 波長変換結晶および波長変換レーザ装置
US20210389643A1 (en) Frequency Conversion Using Stacked Strontium Tetraborate Plates
US5274650A (en) Solid state laser
JP2000305119A (ja) 波長変換用光学素子
JP4969369B2 (ja) 光波長変換装置
KR100825655B1 (ko) 레이저 빔 발생 장치
JP7266089B2 (ja) 波長分離のための複屈折プリズム
JPH09160086A (ja) 波長変換素子
CN114421262A (zh) 一种采用佩林布洛卡棱镜分光的紫外激光器装置及方法
JP5697145B2 (ja) 複屈折位相整合波長変換デバイス及び当該デバイスの製造方法
WO2000071342A1 (en) Contacted crystal surface protector and method
WO2013140432A1 (ja) レーザ装置
CN111146672B (zh) 窄线宽的3μm~5μm中波红外固体激光器
JPH10270780A (ja) ビームスプリッタ
JP2001272704A (ja) 波長変換装置およびその波長変換装置を備えたレーザ装置
JP2000131724A (ja) 波長変換素子及び波長変換装置
JPH09197456A (ja) 紫外線用光学部品および波長変換素子ならびに紫外線光源
JP2014032300A (ja) 非線形波長変換素子
TW202210214A (zh) 雷射加工系統
JPH08102564A (ja) 波長変換レーザ装置