JP2000304356A - 温風暖房機 - Google Patents
温風暖房機Info
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- JP2000304356A JP2000304356A JP11107904A JP10790499A JP2000304356A JP 2000304356 A JP2000304356 A JP 2000304356A JP 11107904 A JP11107904 A JP 11107904A JP 10790499 A JP10790499 A JP 10790499A JP 2000304356 A JP2000304356 A JP 2000304356A
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- JP
- Japan
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- hot air
- metal body
- fins
- combustion cylinder
- air heater
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
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- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 室内空気中のホルムアルデヒド及び揮発性有
機化合物、ハウスダストを除去すること目的としたもの
である。 【解決手段】 燃料を気化して燃焼させるバーナ16
と、このバーナ16を覆い上方に開口部を有する燃焼筒
17と、この燃焼筒17を覆い室内空気を吹出口に導く
温風経路を形成するダクト19と、本体11背面に設け
室内空気を吸引する送風ファン18を備え、前記温風経
路適所には所定温度以上に加熱した金属体21を設け、
前記送風ファン18より供給される室内空気を前記金属
体21に沿わせて流すことにより、室内空気中のホルム
アルデヒド及び揮発性有機化合物、ハウスダストなどを
分解するようにしている。
機化合物、ハウスダストを除去すること目的としたもの
である。 【解決手段】 燃料を気化して燃焼させるバーナ16
と、このバーナ16を覆い上方に開口部を有する燃焼筒
17と、この燃焼筒17を覆い室内空気を吹出口に導く
温風経路を形成するダクト19と、本体11背面に設け
室内空気を吸引する送風ファン18を備え、前記温風経
路適所には所定温度以上に加熱した金属体21を設け、
前記送風ファン18より供給される室内空気を前記金属
体21に沿わせて流すことにより、室内空気中のホルム
アルデヒド及び揮発性有機化合物、ハウスダストなどを
分解するようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内空気中のホル
ムアルデヒド及び揮発性有機化合物、ハウスダストを除
去する温風暖房機に関するものである。
ムアルデヒド及び揮発性有機化合物、ハウスダストを除
去する温風暖房機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内暖房を行いながら空気清浄を
行う方法としては、フィルター方式あるいは電気集塵方
式からなる空気清浄器をファンヒータ等の暖房機器の室
内空気吸引口に取り付けることによって、埃や塵を主体
とする室内のハウスダストを低減するという方法があ
り、暖房機器に空気清浄機能を付加する必要があった。
行う方法としては、フィルター方式あるいは電気集塵方
式からなる空気清浄器をファンヒータ等の暖房機器の室
内空気吸引口に取り付けることによって、埃や塵を主体
とする室内のハウスダストを低減するという方法があ
り、暖房機器に空気清浄機能を付加する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成においては、フィルター方式あるいは電気集塵方式
からなる空気清浄器を室内空気吸引口に取り付けた構成
としているため、粒子径の大きな埃や塵等は捕集できる
が、浮遊生物粒子の殺菌やホルムアルデヒド、揮発性有
機化合物など粒子径の小さな還元性ガスを捕集し、分解
させるということは困難であった。また、粒子径の小さ
な浮遊粒子を捕集しようとする場合、空気清浄器のフィ
ルター径を細かなものにする必要があり、暖房機器の送
風ファンと併用して室内空気を吸引する構成において
は、暖房機側の効率や安全性が損なわれない水準の圧力
損失で設計せねばならず、フィルターあるいは送風ファ
ンの設計難易度が極めて高いものであった。
構成においては、フィルター方式あるいは電気集塵方式
からなる空気清浄器を室内空気吸引口に取り付けた構成
としているため、粒子径の大きな埃や塵等は捕集できる
が、浮遊生物粒子の殺菌やホルムアルデヒド、揮発性有
機化合物など粒子径の小さな還元性ガスを捕集し、分解
させるということは困難であった。また、粒子径の小さ
な浮遊粒子を捕集しようとする場合、空気清浄器のフィ
ルター径を細かなものにする必要があり、暖房機器の送
風ファンと併用して室内空気を吸引する構成において
は、暖房機側の効率や安全性が損なわれない水準の圧力
損失で設計せねばならず、フィルターあるいは送風ファ
ンの設計難易度が極めて高いものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、燃料を気化して燃焼させるバーナと、この
バーナを覆い上方に開口部を有する燃焼筒と、この燃焼
筒を覆い室内空気を吹出口に導く温風経路を形成するダ
クトと、本体背面に設け室内空気を吸引する送風ファン
を備え、前記温風経路適所には所定温度以上に加熱した
金属体を設け、前記送風ファンより供給される室内空気
を前記金属体に沿わせて流すことにより、室内空気中の
ホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物、ハウスダスト
などを分解するようにしたものである。
するために、燃料を気化して燃焼させるバーナと、この
バーナを覆い上方に開口部を有する燃焼筒と、この燃焼
筒を覆い室内空気を吹出口に導く温風経路を形成するダ
クトと、本体背面に設け室内空気を吸引する送風ファン
を備え、前記温風経路適所には所定温度以上に加熱した
金属体を設け、前記送風ファンより供給される室内空気
を前記金属体に沿わせて流すことにより、室内空気中の
ホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物、ハウスダスト
などを分解するようにしたものである。
【0005】上記発明によれば、本体背面より吸引され
た室内空気を燃焼筒により所定温度以上に加熱した金属
体に沿って流すようにしているため、温風経路の圧力損
失を損なうことなく温風の吹き出しが可能となり、送風
ファンの設計も通常の暖房機器に必要な送風能力を満足
するものでよく、送風ファンの設計が容易に行えるとと
もに、温風経路を流れる空気中の浮遊生物粒子を高温殺
菌でき、さらにホルムアルデヒド、揮発性有機化合物な
ど粒子径の小さな還元性ガスを酸化分解することが可能
となり、人体に有害な化学物質を除去できるものであ
る。
た室内空気を燃焼筒により所定温度以上に加熱した金属
体に沿って流すようにしているため、温風経路の圧力損
失を損なうことなく温風の吹き出しが可能となり、送風
ファンの設計も通常の暖房機器に必要な送風能力を満足
するものでよく、送風ファンの設計が容易に行えるとと
もに、温風経路を流れる空気中の浮遊生物粒子を高温殺
菌でき、さらにホルムアルデヒド、揮発性有機化合物な
ど粒子径の小さな還元性ガスを酸化分解することが可能
となり、人体に有害な化学物質を除去できるものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1の温風暖房機は、燃料を
気化して燃焼させるバーナと、このバーナを覆い上方に
開口部を有する燃焼筒と、この燃焼筒を覆い室内空気を
吹出口に導く温風経路を形成するダクトと、本体背面に
設け室内空気を吸引する送風ファンを備え、前記温風経
路適所には所定温度以上に加熱した金属体を設け、前記
送風ファンより供給される室内空気を前記金属体に沿わ
せて流すことにより、室内空気中のホルムアルデヒド及
び揮発性有機化合物、ハウスダストなどを分解するよう
にしたものである。
気化して燃焼させるバーナと、このバーナを覆い上方に
開口部を有する燃焼筒と、この燃焼筒を覆い室内空気を
吹出口に導く温風経路を形成するダクトと、本体背面に
設け室内空気を吸引する送風ファンを備え、前記温風経
路適所には所定温度以上に加熱した金属体を設け、前記
送風ファンより供給される室内空気を前記金属体に沿わ
せて流すことにより、室内空気中のホルムアルデヒド及
び揮発性有機化合物、ハウスダストなどを分解するよう
にしたものである。
【0007】そして、本体背面より吸引された室内空気
を燃焼筒により所定温度以上に加熱した金属体に沿って
流すようにしているため、温風経路の圧力損失を損なう
ことなく温風の吹き出しが可能となり、送風ファンの設
計も通常の暖房機器に必要な送風能力を満足するもので
よく、送風ファンの設計が容易に行えるとともに、温風
経路を流れる空気中の浮遊生物粒子を高温殺菌でき、ホ
ルムアルデヒド、揮発性有機化合物など粒子径の小さな
還元性ガスを酸化分解することが可能となる。
を燃焼筒により所定温度以上に加熱した金属体に沿って
流すようにしているため、温風経路の圧力損失を損なう
ことなく温風の吹き出しが可能となり、送風ファンの設
計も通常の暖房機器に必要な送風能力を満足するもので
よく、送風ファンの設計が容易に行えるとともに、温風
経路を流れる空気中の浮遊生物粒子を高温殺菌でき、ホ
ルムアルデヒド、揮発性有機化合物など粒子径の小さな
還元性ガスを酸化分解することが可能となる。
【0008】また、請求項2の温風暖房機は、金属体を
クロム、モリブデン等の遷移元素を含む材料としたもの
である。
クロム、モリブデン等の遷移元素を含む材料としたもの
である。
【0009】そして、温風経路の適所に所定温度以上に
加熱した状態で配設することで、吸引された室内空気中
の浮遊生物粒子は高温により消滅し、ホルムアルデヒド
及び揮発性有機化合物など粒子径の小さな還元性ガスは
遷移系金属上でNOxから酸素を取り、酸化され炭酸ガ
スと水蒸気になる。そして、NOxはNO2がNOに還
元され、人体に有害なホルムアルデヒドや揮発性有機化
合物などの化学物質を除去することができる。
加熱した状態で配設することで、吸引された室内空気中
の浮遊生物粒子は高温により消滅し、ホルムアルデヒド
及び揮発性有機化合物など粒子径の小さな還元性ガスは
遷移系金属上でNOxから酸素を取り、酸化され炭酸ガ
スと水蒸気になる。そして、NOxはNO2がNOに還
元され、人体に有害なホルムアルデヒドや揮発性有機化
合物などの化学物質を除去することができる。
【0010】また、請求項3の温風暖房機は、金属体は
少なくとも400℃以上の温度になるように構成してい
る。
少なくとも400℃以上の温度になるように構成してい
る。
【0011】そして、吸引空気中の浮遊生物粒子の殺菌
効果及びホルムアルデヒド、揮発性有機化合物など還元
性ガスの酸化作用が顕著に現れる400℃以上に金属体
の温度を確保することで、効果的な空気清浄機能を確保
することができる。
効果及びホルムアルデヒド、揮発性有機化合物など還元
性ガスの酸化作用が顕著に現れる400℃以上に金属体
の温度を確保することで、効果的な空気清浄機能を確保
することができる。
【0012】また、請求項4の温風暖房機は、金属体を
燃焼筒周面適所に複数のフィンを配列した構成とし、こ
のフィンに沿って送風ファンより供給される室内空気を
吹出口より吹き出すようにしている。
燃焼筒周面適所に複数のフィンを配列した構成とし、こ
のフィンに沿って送風ファンより供給される室内空気を
吹出口より吹き出すようにしている。
【0013】そして、燃焼熱により高温に熱せられた燃
焼筒の周面に複数のフィンを配列して金属体を構成する
ことで、他の熱源を用いることなく金属体を所定温度以
上に加熱することができるとともに、温風経路の圧力損
失を損なうことなく吸引された室内空気をより多く高温
部と接触させることができ、人体に有害なホルムアルデ
ヒドや揮発性有機化合物などの化学物質を除去すること
ができる。特に、燃焼量が小さい場合等においては、燃
焼筒から排出される高温の燃焼ガスは燃焼筒近傍の比較
的狭い範囲で流出するため、燃焼筒周面にフィンを配設
することで、効果的にフィンの温度を加熱することがで
き、空気清浄機能を有効的に作用させるとともに、熱効
率も向上させることができる。
焼筒の周面に複数のフィンを配列して金属体を構成する
ことで、他の熱源を用いることなく金属体を所定温度以
上に加熱することができるとともに、温風経路の圧力損
失を損なうことなく吸引された室内空気をより多く高温
部と接触させることができ、人体に有害なホルムアルデ
ヒドや揮発性有機化合物などの化学物質を除去すること
ができる。特に、燃焼量が小さい場合等においては、燃
焼筒から排出される高温の燃焼ガスは燃焼筒近傍の比較
的狭い範囲で流出するため、燃焼筒周面にフィンを配設
することで、効果的にフィンの温度を加熱することがで
き、空気清浄機能を有効的に作用させるとともに、熱効
率も向上させることができる。
【0014】また、請求項5の温風暖房機は、フィンを
燃焼筒内面より周面に突き出すように取り付けた構成と
している。
燃焼筒内面より周面に突き出すように取り付けた構成と
している。
【0015】そして、フィンの一部を燃焼筒内に臨ませ
ることで、燃焼熱による熱伝導を高め、フィン全体の温
度を所定温度以上に確保することができる。
ることで、燃焼熱による熱伝導を高め、フィン全体の温
度を所定温度以上に確保することができる。
【0016】また、請求項6の温風暖房機は、フィン近
傍の燃焼筒表面に複数の開口部を設け、前記開口部より
流出する燃焼ガスによりフィン温度を加熱するようにし
ている。
傍の燃焼筒表面に複数の開口部を設け、前記開口部より
流出する燃焼ガスによりフィン温度を加熱するようにし
ている。
【0017】そして、フィンの温度を燃焼筒からの熱伝
導以外に、直接燃焼ガスを接触させる構成とすること
で、フィン全体の温度を所定温度以上に確保することが
できる。
導以外に、直接燃焼ガスを接触させる構成とすること
で、フィン全体の温度を所定温度以上に確保することが
できる。
【0018】また、請求項7の温風暖房機は、金属体を
ダクト適所に複数のフィンを配列した構成とし、このフ
ィンに沿って送風ファンより供給される室内空気を吹出
口より吹き出すようにしている。
ダクト適所に複数のフィンを配列した構成とし、このフ
ィンに沿って送風ファンより供給される室内空気を吹出
口より吹き出すようにしている。
【0019】そして、燃焼部より排出された高温のガス
の触れる部分に複数のフィンを配列して金属体を構成す
ることで、他の熱源を用いることなく金属体を所定温度
以上に加熱することができるとともに、温風経路の圧力
損失を損なうことなく吸引された室内空気をより多く高
温部と接触させることができ、人体に有害なホルムアル
デヒドや揮発性有機化合物などの化学物質を除去するこ
とができる。特に、燃焼量が大きい場合等においては、
燃焼筒から排出される高温の燃焼ガスは燃焼筒より離れ
た比較的広い範囲で流出するため、流出部に対向するダ
クト内面にフィンを配設することで、効果的にフィンの
温度を加熱することができ、空気清浄機能を有効的に作
用させるとともに、熱効率も向上させることができる。
の触れる部分に複数のフィンを配列して金属体を構成す
ることで、他の熱源を用いることなく金属体を所定温度
以上に加熱することができるとともに、温風経路の圧力
損失を損なうことなく吸引された室内空気をより多く高
温部と接触させることができ、人体に有害なホルムアル
デヒドや揮発性有機化合物などの化学物質を除去するこ
とができる。特に、燃焼量が大きい場合等においては、
燃焼筒から排出される高温の燃焼ガスは燃焼筒より離れ
た比較的広い範囲で流出するため、流出部に対向するダ
クト内面にフィンを配設することで、効果的にフィンの
温度を加熱することができ、空気清浄機能を有効的に作
用させるとともに、熱効率も向上させることができる。
【0020】また、請求項8の温風暖房機は、フィンを
送風ファンより供給される室内空気の流れと略同一方向
になるように配設している。
送風ファンより供給される室内空気の流れと略同一方向
になるように配設している。
【0021】そして、金属体を構成するフィンの配列を
吸引空気の流れと略同一になるようにすることで、温風
経路の圧力損失を損なうことなく吸引された室内空気を
より多く高温部と接触させることができ、人体に有害な
ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物などの化学物質を
除去することができる。さらに、熱効率も向上させるこ
とができる。
吸引空気の流れと略同一になるようにすることで、温風
経路の圧力損失を損なうことなく吸引された室内空気を
より多く高温部と接触させることができ、人体に有害な
ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物などの化学物質を
除去することができる。さらに、熱効率も向上させるこ
とができる。
【0022】また、請求項9の温風暖房機は、フィンを
燃焼筒開口部に近い側の巾を小さくし、順次大きくする
ように配設している。
燃焼筒開口部に近い側の巾を小さくし、順次大きくする
ように配設している。
【0023】そして、燃焼筒周面ないしダクト内面に設
けたフィンの巾を燃焼筒開口部に近い側より順次大きく
することで、燃焼筒開口部より流れ出る燃焼ガスが複数
のフィン全体に接触するようにして金属体であるフィン
の温度が所定温度以上になるようにしている。
けたフィンの巾を燃焼筒開口部に近い側より順次大きく
することで、燃焼筒開口部より流れ出る燃焼ガスが複数
のフィン全体に接触するようにして金属体であるフィン
の温度が所定温度以上になるようにしている。
【0024】また、請求項10の温風暖房機は、フィン
を送風ファンより供給される室内空気の流れに応じて不
均等に配設している。
を送風ファンより供給される室内空気の流れに応じて不
均等に配設している。
【0025】そして、送風ファンより吸引される室内空
気の流れに応じてフィンを配列することで、より多くの
吸引空気が金属体であるフィンに接触することになり、
人体に有害なホルムアルデヒドや揮発性有機化合物など
の化学物質を効果的に除去することができるとともに、
熱効率も向上させることができる。
気の流れに応じてフィンを配列することで、より多くの
吸引空気が金属体であるフィンに接触することになり、
人体に有害なホルムアルデヒドや揮発性有機化合物など
の化学物質を効果的に除去することができるとともに、
熱効率も向上させることができる。
【0026】また、請求項11の温風暖房機は、燃焼筒
自体を遷移系金属で構成することで、確実に所定温度以
上を確保することができ、人体に有害なホルムアルデヒ
ドや揮発性有機化合物などの化学物質を効果的に除去す
ることができるとともに、構成の簡素化を図ることがで
きる。
自体を遷移系金属で構成することで、確実に所定温度以
上を確保することができ、人体に有害なホルムアルデヒ
ドや揮発性有機化合物などの化学物質を効果的に除去す
ることができるとともに、構成の簡素化を図ることがで
きる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0028】(実施例1)図1は本発明の実施例1の温
風暖房機の構成図、図2は同温風暖房機の要部詳細図で
ある。図1において、11は本体ケースで、その下方側
部に液体燃料を保有するタンク12と、そのタンク12
上部に着脱自在なカートリッジタンク13が配設してあ
る。14はタンク12の上面に取付けたポンプで、その
上端から送油パイプ15を導出して燃焼部16に燃料を
供給するようになっている。
風暖房機の構成図、図2は同温風暖房機の要部詳細図で
ある。図1において、11は本体ケースで、その下方側
部に液体燃料を保有するタンク12と、そのタンク12
上部に着脱自在なカートリッジタンク13が配設してあ
る。14はタンク12の上面に取付けたポンプで、その
上端から送油パイプ15を導出して燃焼部16に燃料を
供給するようになっている。
【0029】17は燃焼部16からの燃焼ガスを上方へ
導く燃焼筒で、その背部に室内空気を取入れ送出する送
風機18が配設してある。19は上記燃焼筒17からの
燃焼ガスと室内空気を混合して温風にするダクトであ
り、送風機18より送出された室内空気は、前記燃焼部
16と燃焼筒17の周囲を通過する2つの経路に分かれ
て流れ、その後その2つが混合されて温風となり、温風
吹き出し口20より流出しその温風により室内を暖める
構成となっている。
導く燃焼筒で、その背部に室内空気を取入れ送出する送
風機18が配設してある。19は上記燃焼筒17からの
燃焼ガスと室内空気を混合して温風にするダクトであ
り、送風機18より送出された室内空気は、前記燃焼部
16と燃焼筒17の周囲を通過する2つの経路に分かれ
て流れ、その後その2つが混合されて温風となり、温風
吹き出し口20より流出しその温風により室内を暖める
構成となっている。
【0030】次に上記温風送風経路の詳細構成と動作に
ついて、図2を用いて説明する。図2において、21は
燃焼筒17に配設した金属体で、これらは送風機18に
より室内より取り入れられた送風空気の流れに沿うよう
に燃焼筒17周面に複数のフィン形状としてに配設し、温
風経路の圧力損失を損なうことなく、温風空気を金属体
21に効率的に接触させるようにしている。また、これ
ら金属体は燃焼部16からの熱により高温となる燃焼筒
17に設置されているため、少なくとも400℃以上の
高温を維持することが可能となる。この高温の金属体2
1に送風機18により室内より取り入れられた送風空気
の流れが接触することにより、送風空気内に含まれるホ
ルムアルデヒド及び揮発性有機化合物、ハウスダストな
どを効率的に熱分解することが可能となる。以上のよう
に送風経路内に、少なくとも400℃以上の高温を維持
できる金属体21を配設し送風空気と効率的に接触させ
ることで、それまでは分解できなかった、送風空気内に
含まれるホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物、ハウ
スダストなどを効率的に熱分解することが可能となり、
より室内環境を考慮した温風暖房機とすることが可能と
なるものである。さらに金属体21を介して温風空気と
の熱交換をおこなうこととなるため、熱効率の向上のも
寄与するものである。
ついて、図2を用いて説明する。図2において、21は
燃焼筒17に配設した金属体で、これらは送風機18に
より室内より取り入れられた送風空気の流れに沿うよう
に燃焼筒17周面に複数のフィン形状としてに配設し、温
風経路の圧力損失を損なうことなく、温風空気を金属体
21に効率的に接触させるようにしている。また、これ
ら金属体は燃焼部16からの熱により高温となる燃焼筒
17に設置されているため、少なくとも400℃以上の
高温を維持することが可能となる。この高温の金属体2
1に送風機18により室内より取り入れられた送風空気
の流れが接触することにより、送風空気内に含まれるホ
ルムアルデヒド及び揮発性有機化合物、ハウスダストな
どを効率的に熱分解することが可能となる。以上のよう
に送風経路内に、少なくとも400℃以上の高温を維持
できる金属体21を配設し送風空気と効率的に接触させ
ることで、それまでは分解できなかった、送風空気内に
含まれるホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物、ハウ
スダストなどを効率的に熱分解することが可能となり、
より室内環境を考慮した温風暖房機とすることが可能と
なるものである。さらに金属体21を介して温風空気と
の熱交換をおこなうこととなるため、熱効率の向上のも
寄与するものである。
【0031】なお、本実施例では金属体21は燃焼筒1
7の正面と右側面に配した構成としたが、これに限るも
のではなく、燃焼ガスと送風空気の流れに応じて最適位
置に設けるものである。
7の正面と右側面に配した構成としたが、これに限るも
のではなく、燃焼ガスと送風空気の流れに応じて最適位
置に設けるものである。
【0032】またこの金属体21をクロム、モリブデン
等の遷移元素を含む材料を用いることでその酸化作用に
より、より低温からホルムアルデヒド及び揮発性有機化
合物などを酸化分解できるようになり、通常の金属体に
比べ広い範囲に配設可能となり、温風空気との接触面積
をより多く確保することで、分解性能を飛躍的に向上さ
せることも可能となる。
等の遷移元素を含む材料を用いることでその酸化作用に
より、より低温からホルムアルデヒド及び揮発性有機化
合物などを酸化分解できるようになり、通常の金属体に
比べ広い範囲に配設可能となり、温風空気との接触面積
をより多く確保することで、分解性能を飛躍的に向上さ
せることも可能となる。
【0033】また、この金属体21に白金、パラジウム
等の触媒を添着した際にも同様の効果を得られるもので
ある。また燃焼筒17をクロム、モリブデン等の遷移元
素を含む材料で構成することで、金属体21を設けた場
合と同様の効果が得られるものであり、複雑な構成を必
要とせず、構成の簡素化と経済性の向上が図れるもので
ある。
等の触媒を添着した際にも同様の効果を得られるもので
ある。また燃焼筒17をクロム、モリブデン等の遷移元
素を含む材料で構成することで、金属体21を設けた場
合と同様の効果が得られるものであり、複雑な構成を必
要とせず、構成の簡素化と経済性の向上が図れるもので
ある。
【0034】さらに、高温の金属体21を温風通路に配
した構成としているため、送風空気との熱交換も効果的
に行うことができ、熱効率の向上も図ることができるも
のである。
した構成としているため、送風空気との熱交換も効果的
に行うことができ、熱効率の向上も図ることができるも
のである。
【0035】(実施例2)図3は、本発明の実施例2を
用いた温風暖房機の燃焼筒の詳細図であり、実施例1と
同一部分は同一番号を付与して説明を省略する。
用いた温風暖房機の燃焼筒の詳細図であり、実施例1と
同一部分は同一番号を付与して説明を省略する。
【0036】実施例2は上記燃焼筒17に金属体21を
設けるに際し、燃焼筒開口部17aに近い側の巾を小さ
くし、順次大きくするように配設したもので、燃焼筒1
7周面に設けたフィン21a、21b、21cの巾を燃
焼筒開口部17aに近い側より順次大きくすることで、
燃焼筒開口部17aより流れ出る燃焼ガスが複数のフィ
ン21a、21b、21c全体に効率よく接触するよう
にして金属体21であるフィン21a、21b、21c
の温度が所定温度以上になるようにしているのでより広
範囲において、送風空気内に含まれるホルムアルデヒド
及び揮発性有機化合物、ハウスダストなどを効率的に熱
分解することが可能となる。
設けるに際し、燃焼筒開口部17aに近い側の巾を小さ
くし、順次大きくするように配設したもので、燃焼筒1
7周面に設けたフィン21a、21b、21cの巾を燃
焼筒開口部17aに近い側より順次大きくすることで、
燃焼筒開口部17aより流れ出る燃焼ガスが複数のフィ
ン21a、21b、21c全体に効率よく接触するよう
にして金属体21であるフィン21a、21b、21c
の温度が所定温度以上になるようにしているのでより広
範囲において、送風空気内に含まれるホルムアルデヒド
及び揮発性有機化合物、ハウスダストなどを効率的に熱
分解することが可能となる。
【0037】(実施例3)図4は、本発明の実施例3を
用いた温風暖房機の燃焼筒の詳細図であり、実施例1と
同一部分は同一番号を付与して説明を省略する。
用いた温風暖房機の燃焼筒の詳細図であり、実施例1と
同一部分は同一番号を付与して説明を省略する。
【0038】実施例3は上記燃焼筒17に金属体21を
燃焼筒17の内面より周面に突き出すように取り付けた
もので、金属体21の一部を燃焼筒17内に臨ませるこ
とで、燃焼熱による熱伝導を高め、金属体21を構成す
るフィン21a、21b、21c全体の温度を所定温度
以上に確保することができるもので、より広範囲におい
て、送風空気内に含まれるホルムアルデヒド及び揮発性
有機化合物、ハウスダストなどを効率的に熱分解するこ
とが可能となる。
燃焼筒17の内面より周面に突き出すように取り付けた
もので、金属体21の一部を燃焼筒17内に臨ませるこ
とで、燃焼熱による熱伝導を高め、金属体21を構成す
るフィン21a、21b、21c全体の温度を所定温度
以上に確保することができるもので、より広範囲におい
て、送風空気内に含まれるホルムアルデヒド及び揮発性
有機化合物、ハウスダストなどを効率的に熱分解するこ
とが可能となる。
【0039】(実施例4)図5は、本発明の実施例4を
用いた温風暖房機の燃焼筒の詳細図であり、実施例1と
同一部分は同一番号を付与して説明を省略する。
用いた温風暖房機の燃焼筒の詳細図であり、実施例1と
同一部分は同一番号を付与して説明を省略する。
【0040】実施例4は上記燃焼筒17に取り付けた金
属体21近傍の燃焼筒17の表面に複数の開口部22を
設け、前記開口部22より流出する燃焼ガス、または輻
射熱により金属体21を加熱するようにしたもので、金
属体21を構成するフィン21a、21b、21cの温
度を燃焼筒17からの熱伝導以外に、直接燃焼ガスを接
触させる、または輻射熱により加熱する構成とすること
で、フィン21a、21b、21c全体の温度を所定温
度以上に確保することができ、より広範囲において、送
風空気内に含まれるホルムアルデヒド及び揮発性有機化
合物、ハウスダストなどを効率的に熱分解することが可
能となる。
属体21近傍の燃焼筒17の表面に複数の開口部22を
設け、前記開口部22より流出する燃焼ガス、または輻
射熱により金属体21を加熱するようにしたもので、金
属体21を構成するフィン21a、21b、21cの温
度を燃焼筒17からの熱伝導以外に、直接燃焼ガスを接
触させる、または輻射熱により加熱する構成とすること
で、フィン21a、21b、21c全体の温度を所定温
度以上に確保することができ、より広範囲において、送
風空気内に含まれるホルムアルデヒド及び揮発性有機化
合物、ハウスダストなどを効率的に熱分解することが可
能となる。
【0041】(実施例5)図6は、本発明の実施例5を
用いた温風暖房機の構成図であり、実施例1と同一部分
は同一番号を付与して説明を省略する。
用いた温風暖房機の構成図であり、実施例1と同一部分
は同一番号を付与して説明を省略する。
【0042】実施例5は燃焼ガスが排出される燃焼筒開
口部17a近傍のダクト19の内面に送風空気流に沿う
ように金属体21を設けたもので、燃焼量が大きい場合
に燃焼筒開口部17aからの燃焼ガスがダクト19内の
広範囲に排出される時、燃焼筒17と略対向するダクト
19側にフィン形状の金属体21を配することで、温風
通路のほぼ全域に400℃以上の高温部を設けることが
でき、より広範囲において、送風空気内に含まれるホル
ムアルデヒド及び揮発性有機化合物、ハウスダストなど
を効率的に熱分解することが可能となるとともに、熱効
率の向上も併せて行うことができる。
口部17a近傍のダクト19の内面に送風空気流に沿う
ように金属体21を設けたもので、燃焼量が大きい場合
に燃焼筒開口部17aからの燃焼ガスがダクト19内の
広範囲に排出される時、燃焼筒17と略対向するダクト
19側にフィン形状の金属体21を配することで、温風
通路のほぼ全域に400℃以上の高温部を設けることが
でき、より広範囲において、送風空気内に含まれるホル
ムアルデヒド及び揮発性有機化合物、ハウスダストなど
を効率的に熱分解することが可能となるとともに、熱効
率の向上も併せて行うことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の温風暖
房機によれば、本体背面より吸引された室内空気を送風
経路内に抵抗にならないように配設した所定温度以上に
加熱した金属体に沿って流すようにしているため、温風
経路の圧力損失を損なうことなく温風の吹き出しが可能
となり、送風ファンの設計も通常の暖房機器に必要な送
風能力を満足するものでよく、送風ファンの設計が容易
に行えるとともに、温風経路を流れる空気中の浮遊生物
粒子を高温殺菌でき、ホルムアルデヒド、揮発性有機化
合物など粒子径の小さな還元性ガスを酸化分解すること
が可能となる。
房機によれば、本体背面より吸引された室内空気を送風
経路内に抵抗にならないように配設した所定温度以上に
加熱した金属体に沿って流すようにしているため、温風
経路の圧力損失を損なうことなく温風の吹き出しが可能
となり、送風ファンの設計も通常の暖房機器に必要な送
風能力を満足するものでよく、送風ファンの設計が容易
に行えるとともに、温風経路を流れる空気中の浮遊生物
粒子を高温殺菌でき、ホルムアルデヒド、揮発性有機化
合物など粒子径の小さな還元性ガスを酸化分解すること
が可能となる。
【0044】また、請求項2の温風暖房機によれば、金
属体をクロム、モリブデン等の遷移元素を含む材料を用
いることでその酸化作用により、より低温からホルムア
ルデヒド及び揮発性有機化合物などを酸化分解できるよ
うになり、通常の金属体に比べ広い範囲に配設可能とな
り、分解性能を飛躍的に向上させることも可能となる。
属体をクロム、モリブデン等の遷移元素を含む材料を用
いることでその酸化作用により、より低温からホルムア
ルデヒド及び揮発性有機化合物などを酸化分解できるよ
うになり、通常の金属体に比べ広い範囲に配設可能とな
り、分解性能を飛躍的に向上させることも可能となる。
【0045】また、請求項3の温風暖房機によれば、吸
引空気中の浮遊生物粒子の殺菌効果及びホルムアルデヒ
ド、揮発性有機化合物など還元性ガスの酸化作用が顕著
に現れる400℃以上に金属体の温度を確保すること
で、効果的な空気清浄機能を確保することができる。
引空気中の浮遊生物粒子の殺菌効果及びホルムアルデヒ
ド、揮発性有機化合物など還元性ガスの酸化作用が顕著
に現れる400℃以上に金属体の温度を確保すること
で、効果的な空気清浄機能を確保することができる。
【0046】また、請求項4の温風暖房機によれば、燃
焼筒の周面に複数のフィンを配列して金属体を構成する
ことで、他の熱源を用いることなく金属体を所定温度以
上に加熱することができるとともに、温風経路の圧力損
失を損なうことなく吸引された室内空気をより多く高温
部と接触させることができ、人体に有害なホルムアルデ
ヒドや揮発性有機化合物などの化学物質、ハウスダスト
等を除去することができる。特に、燃焼量が小さい場合
等においては、燃焼筒から排出される高温の燃焼ガスは
燃焼筒近傍の比較的狭い範囲で流出するため、燃焼筒周
面にフィンを配設することで、効果的にフィンの温度を
加熱することができ、空気清浄機能を有効的に作用させ
るとともに、熱効率も向上させることができる。
焼筒の周面に複数のフィンを配列して金属体を構成する
ことで、他の熱源を用いることなく金属体を所定温度以
上に加熱することができるとともに、温風経路の圧力損
失を損なうことなく吸引された室内空気をより多く高温
部と接触させることができ、人体に有害なホルムアルデ
ヒドや揮発性有機化合物などの化学物質、ハウスダスト
等を除去することができる。特に、燃焼量が小さい場合
等においては、燃焼筒から排出される高温の燃焼ガスは
燃焼筒近傍の比較的狭い範囲で流出するため、燃焼筒周
面にフィンを配設することで、効果的にフィンの温度を
加熱することができ、空気清浄機能を有効的に作用させ
るとともに、熱効率も向上させることができる。
【0047】また、請求項5の温風暖房機によれば、フ
ィンの一部を燃焼筒内に臨ませることで、燃焼熱による
熱伝導を高め、フィン全体の温度を所定温度以上に確保
することができる。
ィンの一部を燃焼筒内に臨ませることで、燃焼熱による
熱伝導を高め、フィン全体の温度を所定温度以上に確保
することができる。
【0048】また、請求項6の温風暖房機によれば、フ
ィンの温度を燃焼筒からの熱伝導以外に、直接燃焼ガス
を接触させる構成とすることで、フィン全体の温度を所
定温度以上に確保することができる。
ィンの温度を燃焼筒からの熱伝導以外に、直接燃焼ガス
を接触させる構成とすることで、フィン全体の温度を所
定温度以上に確保することができる。
【0049】また、請求項7の温風暖房機によれば、燃
焼部より排出された高温のガスの触れる部分に複数のフ
ィンを配列して金属体を構成することで、他の熱源を用
いることなく金属体を所定温度以上に加熱することがで
きるとともに、温風経路の圧力損失を損なうことなく吸
引された室内空気をより多く高温部と接触させることが
でき、人体に有害なホルムアルデヒドや揮発性有機化合
物などの化学物質を除去することができる。特に、燃焼
量が大きい場合等においては、燃焼筒から排出される高
温の燃焼ガスは燃焼筒より離れた比較的広い範囲で流出
するため、流出部に対向するダクト内面にフィンを配設
することで、効果的にフィンの温度を加熱することがで
き、空気清浄機能を有効的に作用させるとともに、熱効
率も向上させることができる。
焼部より排出された高温のガスの触れる部分に複数のフ
ィンを配列して金属体を構成することで、他の熱源を用
いることなく金属体を所定温度以上に加熱することがで
きるとともに、温風経路の圧力損失を損なうことなく吸
引された室内空気をより多く高温部と接触させることが
でき、人体に有害なホルムアルデヒドや揮発性有機化合
物などの化学物質を除去することができる。特に、燃焼
量が大きい場合等においては、燃焼筒から排出される高
温の燃焼ガスは燃焼筒より離れた比較的広い範囲で流出
するため、流出部に対向するダクト内面にフィンを配設
することで、効果的にフィンの温度を加熱することがで
き、空気清浄機能を有効的に作用させるとともに、熱効
率も向上させることができる。
【0050】また、請求項8の温風暖房機によれば、金
属体を構成するフィンの配列を吸引空気の流れと略同一
になるようにすることで、温風経路の圧力損失を損なう
ことなく吸引された室内空気をより多く高温部と接触さ
せることができ、人体に有害なホルムアルデヒドや揮発
性有機化合物などの化学物質を除去することができる。
さらに、熱効率も向上させることができる。
属体を構成するフィンの配列を吸引空気の流れと略同一
になるようにすることで、温風経路の圧力損失を損なう
ことなく吸引された室内空気をより多く高温部と接触さ
せることができ、人体に有害なホルムアルデヒドや揮発
性有機化合物などの化学物質を除去することができる。
さらに、熱効率も向上させることができる。
【0051】また、請求項9の温風暖房機によれば、燃
焼筒周面ないしダクト内面に設けたフィンの巾を燃焼筒
開口部に近い側より順次大きくすることで、燃焼筒開口
部より流れ出る燃焼ガスが複数のフィン全体に接触する
ようにして金属体であるフィンの温度が所定温度以上に
なるようにしている。
焼筒周面ないしダクト内面に設けたフィンの巾を燃焼筒
開口部に近い側より順次大きくすることで、燃焼筒開口
部より流れ出る燃焼ガスが複数のフィン全体に接触する
ようにして金属体であるフィンの温度が所定温度以上に
なるようにしている。
【0052】また、請求項10の温風暖房機によれば、
送風ファンより吸引される室内空気の流れに応じてフィ
ンを配列することで、より多くの吸引空気が金属体であ
るフィンに接触することになり、人体に有害なホルムア
ルデヒドや揮発性有機化合物などの化学物質を効果的に
除去することができるとともに、熱効率も向上させるこ
とができる。
送風ファンより吸引される室内空気の流れに応じてフィ
ンを配列することで、より多くの吸引空気が金属体であ
るフィンに接触することになり、人体に有害なホルムア
ルデヒドや揮発性有機化合物などの化学物質を効果的に
除去することができるとともに、熱効率も向上させるこ
とができる。
【0053】また、請求項11の温風暖房機によれば、
燃焼筒自体を遷移系金属で構成することで、確実に所定
温度以上を確保することができ、人体に有害なホルムア
ルデヒドや揮発性有機化合物などの化学物質を効果的に
除去することができるとともに、構成の簡素化を図るこ
とができる。
燃焼筒自体を遷移系金属で構成することで、確実に所定
温度以上を確保することができ、人体に有害なホルムア
ルデヒドや揮発性有機化合物などの化学物質を効果的に
除去することができるとともに、構成の簡素化を図るこ
とができる。
【図1】本発明の実施例1における温風暖房機の構成図
【図2】同温風暖房機の送風経路細部詳細図
【図3】本発明の実施例2における温風暖房機の燃焼筒
の詳細図
の詳細図
【図4】本発明の実施例3における温風暖房機の燃焼筒
の詳細図
の詳細図
【図5】本発明の実施例4における温風暖房機の燃焼筒
の詳細図
の詳細図
【図6】本発明の実施例5における温風暖房機の構成図
11 本体 16 燃焼部 17 燃焼筒 18 送風ファン 19 ダクト 21 金属体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重岡 武彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 村上 茂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L028 AC06 4C080 AA09 BB02 BB05 CC01 MM07 QQ13
Claims (11)
- 【請求項1】燃料を気化して燃焼させるバーナと、この
バーナを覆い上方に開口部を有する燃焼筒と、この燃焼
筒を覆い室内空気を吹出口に導く温風経路を形成するダ
クトと、本体背面に設け室内空気を吸引する送風ファン
を備え、前記温風経路適所には所定温度以上に加熱した
金属体を設け、前記送風ファンより供給される室内空気
を前記金属体に沿わせて流すことにより、室内空気中の
ホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物、ハウスダスト
などを分解するようにした温風暖房機。 - 【請求項2】金属体はクロム、モリブデン等の遷移元素
を含む材料とした請求項1記載の温風暖房機。 - 【請求項3】金属体は少なくとも400℃以上の温度に
なるように構成した請求項1または2記載の温風暖房
機。 - 【請求項4】金属体は燃焼筒周面適所に複数のフィンを
配列した構成とし、このフィンに沿って送風ファンより
供給される室内空気を吹出口より吹き出すようにした請
求項1ないし3のいずれか1項記載の温風暖房機。 - 【請求項5】フィンは燃焼筒内面より周面に突き出すよ
うに取り付けた請求項1ないし4のいずれか1項記載の
温風暖房機。 - 【請求項6】フィン近傍の燃焼筒表面には複数の開口部
を設け、前記開口部より流出する燃焼ガスによりフィン
温度を加熱するようにした請求項1ないし5のいずれか
1項記載の温風暖房機。 - 【請求項7】金属体は送風ダクト適所に複数のフィンを
配列した構成とし、このフィンに沿って送風ファンより
供給される室内空気を吹出口より吹き出すようにした請
求項1ないし3のいずれか1項記載の温風暖房機。 - 【請求項8】フィンは送風ファンより供給される室内空
気の流れと略同一方向になるように配設した請求項1な
いし7のいずれか1項記載の温風暖房機。 - 【請求項9】フィンは燃焼筒開口部に近い側の巾を小さ
くし、順次大きくするように配設した請求項1ないし8
のいずれか1項記載の温風暖房機。 - 【請求項10】フィンは送風ファンより供給される室内
空気の流れに応じて不均等に配設した請求項1ないし9
のいずれか1項記載の温風暖房機。 - 【請求項11】燃焼筒を金属体とした請求項1ないし3
のいずれか1項記載の温風暖房機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11107904A JP2000304356A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 温風暖房機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11107904A JP2000304356A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 温風暖房機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000304356A true JP2000304356A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=14471023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11107904A Pending JP2000304356A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 温風暖房機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000304356A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009109176A (ja) * | 2008-05-07 | 2009-05-21 | Eto Zosenjo:Kk | 温風送風機 |
JP2011145064A (ja) * | 2011-03-18 | 2011-07-28 | Eto Zosenjo:Kk | 放熱フィン |
-
1999
- 1999-04-15 JP JP11107904A patent/JP2000304356A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009109176A (ja) * | 2008-05-07 | 2009-05-21 | Eto Zosenjo:Kk | 温風送風機 |
JP2011145064A (ja) * | 2011-03-18 | 2011-07-28 | Eto Zosenjo:Kk | 放熱フィン |
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