JP2000301052A - 粉体塗料の定量供給方法 - Google Patents

粉体塗料の定量供給方法

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JP2000301052A
JP2000301052A JP11108729A JP10872999A JP2000301052A JP 2000301052 A JP2000301052 A JP 2000301052A JP 11108729 A JP11108729 A JP 11108729A JP 10872999 A JP10872999 A JP 10872999A JP 2000301052 A JP2000301052 A JP 2000301052A
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Japan
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powder
powder paint
paint
powder coating
light
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JP11108729A
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English (en)
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Fumihiro Murano
村野文洋
Nobuo Kito
木藤信雄
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Anest Iwata Corp
Original Assignee
Anest Iwata Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粉体スプレーガンを固定して塗装したり、28
0mm程度を上下動する首振り装置に搭載して塗装する
ような場合に、従来のような高価な粉体供給装置やコン
トロール方法を使用しなくてもよい、簡易的な粉体定量
供給方法を提供する。 【解決手段】流動槽内で流動する粉体塗料の表面高さを
約75mm間隔で上下に配設した投受光器で検知して、
上部のホッパーから少量ずつ制御して補給するので、流
動槽内の流動する粉体塗料の表面高さ変化が少なく押さ
えられ粉体スプレーガンからの吐出量の安定化が図れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動槽内で流動す
る粉体塗料を圧縮空気流によるエジェクターポンプでス
プレーガンへ供給する場合に、流動する粉体塗料のレベ
ル変動幅を一定幅にコントロールして、吐出量を安定さ
せる定量供給方法である。
【0002】
【従来の技術】流動槽内で流動する粉体塗料を圧縮空気
流によるエジェクターポンプで粉体スプレーガンへ供給
する方法は、粉体塗装においてよく利用されている方法
である。しかし、流動槽内に目一杯に粉体塗料を投入し
て塗装を行った場合、流動槽の近くに配設されたエジェ
クターポンプに対する流動粉体の表面高さの変動幅は約
300mmもある。この結果、エジェクターポンプに加
わる流動粉体の水頭圧が変化するため、粉体スプレーガ
ンからの吐出量が250g/分の場合で約10%変化し
てしまい、塗膜厚に大きく影響を与えてしまっていた。
図5は従来例の粉体供給装置で、多孔質材で形成される
流動床10の上で流動する粉体塗料の流動面が、粉体塗
料の投入時の上位置2aから粉体塗料吹き付け経過後の
下位置2bまで、大きく変動する状態を示している。こ
の結果、エジェクターポンプ4が吸い込みパイプ3から
粉体塗料を吸い上げて、塗料ホース5から粉体スプレー
ガン6へ圧送するときに、流動する粉体塗料の流動面が
大きく変動する影響で、粉体塗料の粉体スプレーガンへ
の供給量も大きく変動してしまうことになる。
【0003】また、粉体スプレーガンをロボットやレシ
プロ塗装装置に搭載した場合には、さらに粉体スプレー
ガンの高さ変動にともなう吐出量変動が発生してしま
う。このため、スクリュウポンプ等の定量供給機を利用
したり、粉体供給量を静電的に検知してエジェクターポ
ンプへの圧縮空気供給圧力をコントロールする等の種々
の定量吐出方法が実施されているが、装置が大がかりに
なってコスト的には高価になってしまう傾向があった。
しかし、粉体塗装に於いては必ずしも粉体スプレーガン
をレシプロ塗装装置に搭載して塗装する必要はなく、数
台の粉体スプレーガンを上下に固定して塗装したり、2
80mmを上下動する首振り装置に搭載して塗装する方
法が利用される。この場合においては、粉体スプレーガ
ン自体が上下動することによる粉体吐出量の変化は少な
いことから、従来の定量供給方法では性能的・コスト的
に過剰な供給装置を使用することになってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】粉体スプレーガンを固
定して塗装したり、280mm程度の高さを上下動する
首振り装置に搭載して塗装するような場合に、従来のよ
うな高価な粉体定量供給装置や定量コントロール方法を
使用しなくてもよい、簡易的な粉体定量供給方法を提供
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、流動槽
内の多孔質状板上の粉体塗料を該多孔質状板の下から圧
縮空気を供給して流動状態にさせ、該粉体塗料をエジェ
クターポンプで吸引して粉体スプレーガンに圧送する粉
体供給装置において、前記粉体塗料の流動表面の上下に
上粉体検知手段と下粉体検知手段を少なくとも150m
m間隔以下に調節可能に配設し、該下粉体検知手段が粉
体塗料無しを検知すると粉体塗料を前記流動槽に補給
し、該上粉体検知手段が粉体塗料有りを検知すると粉体
塗料を補給停止するように粉体塗料補給手段を制御す
る。第2の発明では、第1の発明における上粉体検知手
段と下粉体検知手段を光線の投光器と受光器を使用して
粉体塗料の有無を検知する方法とした。第3の発明で
は、第2の発明の投光器の投光部表面と受光器の受光部
表面に圧縮空気を送気する手段を配設した。
【0006】
【発明の実施形態】本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明すると、図1は本発明の実施形態例を示す
図で、図2は本発明の他の実施形態例を示す図である。
図1において、流動槽1は多孔質の板材である流動床1
0によって上下に仕切られ、流動床10の下側の空気室
9には空気源7から空気ホース8で圧縮空気が送り込ま
れる。流動床10の上側には粉体塗料2が収納されてい
て、流動床10の下側の空気室9から供給される圧縮空
気によって粉体塗料2が流動状態になる。流動槽1上部
に配設されたエジェクターポンプ4の吸い込み部に接続
されている吸い込みパイプ3が流動状態の粉体塗料2の
中に差し込まれていて、図示しない空気ホースでエジェ
クターポンプ4へ圧縮空気が送られると、粉体塗料2が
吸い込みパイプ3からエジェクターポンプ4で吸い上げ
られて塗料ホース5から粉体スプレーガン6へ圧送させ
られる。
【0007】流動状態となっている粉体塗料2の表面位
置には上投受光器12と下投受光器11が約75mm間
隔で上下に配設されていて、各々の投受光器高さでの粉
体塗料2の有無を検知できるようにしている。図3が投
受光器部分の詳細図で粉体塗料2の中に投光器21と受
光器22が配設されている図で、この状態では投光器2
1からの光線が流動する粉体塗料でさえぎられて受光器
22に届かないため、粉体塗料2が有りとの信号を出力
する。逆に、粉体塗料2が投光器21・受光器22の位
置に無い状態では投光器21からの光線が受光器22に
届くため粉体塗料2が無しとの信号を出力して、これら
の信号出力が信号12a・11aとしてコントローラ1
3に送られる。
【0008】下投受光器11に粉体塗料2が無いとの信
号が出力された場合には、コントローラ13は信号13
aによって粉体塗料補給手段であるバルブ14を開いて
バルブ上部のホッパー17内の粉体塗料18を流動槽1
に補給する。そして、流動状態となっている粉体塗料2
の表面2aが上昇して上投受光器12の位置に来ると、
上投受光器12が粉体塗料2の有りとの信号をコントロ
ーラ13へ送り、コントローラ13からの信号13aに
よってバルブ14を閉じる。この場合の粉体塗料補給手
段であるバルブ14には電動式や空気動式のピンチバル
ブ・ボールバルブ等が利用できる。この結果、流動状態
となっている粉体塗料2の表面位置は上投受光器12と
下投受光器11の間に維持されるため流動状態の粉体塗
料2の高さ変化が少なく、エジェクターポンプに加わる
流動粉体の水頭圧の変化が少なくなるため、粉体スプレ
ーガン6からの吐出量が安定して、均一な塗膜厚が得ら
れることになる。また、上投受光器12と下投受光器1
1の間隔は吐出量に応じて調整が可能で、吐出量が少な
い場合には間隔を狭めることによって、より流動状態の
粉体塗料2の高さ変化を少なくして低吐出量時において
の吐出量変動率を押さえることが可能である。
【0009】図2は本発明の他の実施例で、コントロー
ラ13からの信号によるホッパー17からの粉体塗料1
8の補給手段として、スクリュウポンプ20をモータ1
9で回転させるようにしている。図1・図2において、
ホッパー17にはバイブレータ16が取り付けてあっ
て、ホッパー17からの粉体塗料18の排出がスムーズ
に行えるようにしている。尚、コントローラ13からの
信号による粉体塗料18の粉体塗料補給手段はこれらの
実施形態例に限らず、種々の補給手段が利用できるもの
である。
【0010】また、投光器21・受光器22の間への粉
体塗料の有無を判断する時に、長期間使用していると投
光レンズ21a・受光レンズ22aの表面へ粉体塗料が
付着してしまって、流動状態となっている粉体塗料2が
無いにもかかわらず投光レンズ21aからの光が受光レ
ンズ22aでは受光できないため、粉体塗料が有ると判
断してしまう。このような不具合を防止するために、図
3のように投光器21・受光器22への粉体塗料の付着
を防ぐ手段として送気パイプ23を設置して、投光器2
1・受光器22の投光レンズ21a・受光レンズ22a
に圧縮空気を吹き付けると表面への粉体塗料の付着防止
が可能となる。この送気パイプ23は上投受光器12・
下投受光器11に個別に設置しても、上投受光器12・
下投受光器11にまとめて送気するように設置しても良
い。
【0011】このように投光レンズ21a・受光レンズ
22aに圧縮空気を吹き付けて表面への粉体塗料の付着
を防止する手段は種々の方法が採用できるものである。
図4の実施形態では上投受光器12あるいは下投受光器
11の後方から圧縮空気を送気して、エアーノズル24
と投光器21との円環状の隙間24aから圧縮空気を吹
き出して、粉体塗料の付着を防止している。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。粉
体スプレーガンを固定して塗装したり、280mm程度
を上下動する首振り装置に搭載して塗装するような場合
に、従来のような高価な粉体供給装置や定量コントロー
ル方法を使用しなくてもよい簡易的な粉体定量供給方法
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例で、粉体塗料のホッパーか
らの供給手段をバルブとした例の構成図である。
【図2】本発明の他の実施形態例で、粉体塗料のホッパ
ーからの補給手段をスクリュウポンプとした例の構成図
である。
【図3】投光器・受光器への粉体塗料の付着を防ぐ手段
として送気パイプを設置した詳細図である。
【図4】投光器・受光器への粉体塗料の付着を防ぐ手段
としてエアーノズルを設置した詳細図である。
【図5】従来例の構成図。
【符号の説明】
1 流動槽 2 粉体塗料 4 エジェクターポンプ 6 粉体スプレーガン 10 流動床(多孔質状板) 11 下粉体検知手段 12 上粉体検知手段 14 バルブ(粉体塗料補給手段) 21 投光器 20 受光器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 1/12 B05D 1/12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流動槽内の多孔質状板上の粉体塗料を該多
    孔質状板の下から圧縮空気を供給して流動状態にさせ、
    該粉体塗料をエジェクターポンプで吸引して粉体スプレ
    ーガンに圧送する粉体供給装置において、前記粉体塗料
    の流動表面の上下に上粉体検知手段と下粉体検知手段を
    少なくとも150mm間隔以下に調節可能に配設し、該
    下粉体検知手段が粉体塗料無しを検知すると粉体塗料を
    前記流動槽に補給し、該上粉体検知手段が粉体塗料有り
    を検知すると粉体塗料を補給停止するように粉体塗料補
    給手段を制御することを特徴とする粉体塗料の定量供給
    方法。
  2. 【請求項2】前記の上粉体検知手段と前記の下粉体検知
    手段が光線の投光器と受光器を使用して粉体塗料の有無
    を検知する方法である請求項1の粉体塗料の定量供給方
    法。
  3. 【請求項3】前記投光器の投光部表面と前記受光器の受
    光部表面に圧縮空気を送気する手段を配設した請求項2
    の粉体塗料の定量供給方法。
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CN106660065A (zh) * 2014-10-18 2017-05-10 玛太克司马特股份有限公司 粉粒体的涂布方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106660065A (zh) * 2014-10-18 2017-05-10 玛太克司马特股份有限公司 粉粒体的涂布方法
CN106660065B (zh) * 2014-10-18 2020-09-22 玛太克司马特股份有限公司 粉粒体的涂布方法

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