JP2000300886A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2000300886A
JP2000300886A JP11114457A JP11445799A JP2000300886A JP 2000300886 A JP2000300886 A JP 2000300886A JP 11114457 A JP11114457 A JP 11114457A JP 11445799 A JP11445799 A JP 11445799A JP 2000300886 A JP2000300886 A JP 2000300886A
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JP
Japan
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tub
washing
tank
water
drum
Prior art date
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Pending
Application number
JP11114457A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutaka Hirayama
安孝 平山
Yukimi Tsuruta
幸美 鶴田
Kazumasa Yano
一正 谷野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 槽を回転させることにより洗い、すすぎ、排
水、脱水を可能とする洗濯機において、傷みやすい洗濯
物を損傷することなく、洗い、すすぎをするとともに、
排水、脱水を同一槽で行うようにし、さらに、構成を簡
単にし、部品点数を低減して安価にする。 【解決手段】 略有底円筒状をなし周壁に多数の小孔2
0を有する内槽19を包むように外槽21を内槽19と
一体化し、内外両槽をモータ26により鉛直方向を中心
軸として一方向に回転させて、内槽19、外槽21間の
洗浄水を内槽19内にその上方より吐出させて循環さ
せ、内外両槽を他方向に回転させて、内槽19、外槽2
1間の洗浄水を排水するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、槽を回転させるこ
とにより洗い、すすぎ、排水、脱水を可能とする洗濯機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、洗濯機における洗濯環境は、一昔
前の「汚れたら洗う」から「着たから洗う」という状況
になっている。さらに、衣類の多様化また衣類の材質自
体の多様化が、「衣類を傷めずやさしく洗う」という市
場要求を形成し、その要求は年々大きくなってきてい
る。その要求を実現する洗濯機として、槽の回転により
発生する遠心力により洗浄するという遠心力洗濯機が出
現しているが、洗濯から脱水までの一連の行程を自動的
に行う、いわゆる全自動洗濯機であり、価格も高く普及
タイプとは言えなかった。
【0003】従来、この種の洗濯機は、図3に示すよう
に構成していた。以下、その構成について説明する。
【0004】図に示すように、洗濯兼脱水槽1は、内壁
面に多数の小孔を有し、底面に攪拌翼2を回転自在に配
置し、この洗濯兼脱水槽1の外側に水受け槽3を設けて
いる。水受け槽3の底面には、洗濯兼脱水槽1と攪拌翼
2を駆動するモータ4を取り付け、駆動部の切り換えを
行うクラッチ装置5を介して、洗濯兼脱水槽1または攪
拌翼2を駆動するよう構成している。
【0005】また、水受け槽3は外枠6にサスペンショ
ン7を介して防振支持している。洗濯兼脱水槽1の内壁
に水路カバー8を固定して循環水路9を形成し、この循
環水路9は攪拌翼2の裏面に一体に設けた下羽根10の
外周に形成したポンプ室11と洗濯兼脱水槽1の上部の
リントフィルター12との間を連結している。
【0006】洗濯兼脱水槽1の上部には、液体を内封し
た流体バランサー13を固定している。水受け槽3の上
面は水受け槽カバー14によって覆われている。ここ
で、水受け槽3と水受け槽カバー14との間は、パッキ
ング(図示せず)を介在させて水密性を確保している。
【0007】排水弁15は水受け槽3内の洗濯水を排水
するものであり、給水弁16は水受け槽3内に給水する
ものである。制御装置17はモータ4、排水弁15、給
水弁16などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水の一
連の行程を逐次制御する。
【0008】そして、傷みやすい洗濯物を洗濯するとき
は、洗い、すすぎの各行程で、洗濯兼脱水槽1を、たと
えば、300rpmで回転駆動し、この洗濯兼脱水槽1
を回転駆動することによる遠心力で、洗濯兼脱水槽1と
水受け槽3の間の洗浄水を洗濯兼脱水槽1と水受けカバ
ー14の間から洗濯兼脱水槽1の略回転中心に向けて吐
出させる構成としている。
【0009】水受け槽カバー14は、水受け槽3の上面
を覆い、水受け槽3との間は水密性を確保している。こ
の水受け槽カバー14の下面に、洗濯兼脱水槽1の略回
転中心に向けて、整流部材18を設けている。この整流
部材18は、水受け槽カバー14の下面に略等間隔に、
少なくとも1つ以上設けている。
【0010】上記構成において動作を説明すると、洗濯
兼脱水槽1内に洗濯物を入れ、給水弁16をオンして給
水した後、洗濯兼脱水槽1を回転させると、回転による
遠心力で水受け槽3の内面を洗浄水がせり上がる動きが
発生し、洗濯兼脱水槽1と水受け槽3の間を上昇した洗
浄水は上部の水受け槽カバー14に当たり、方向を変え
て洗濯兼脱水槽1(流体バランサー13の上面)と水受
け槽カバー14の間から洗濯兼脱水槽1の略回転中心に
向けて吐出する。
【0011】吐出した洗浄水は洗濯物内を通過した後、
再び洗濯兼脱水槽1の内壁面に設けた多数の小孔を通し
て、洗濯兼脱水槽1と水受け槽3の間に移動する経路で
循環する。この洗浄水の循環により、洗浄水が洗濯物内
を通過するとき、洗濯物の汚れを除去することができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、洗いから脱水までの一連の行程を自動的に行う、
いわゆる全自動洗濯機であるため、排水弁15や給水弁
16を有するとともに、それらを自動制御する制御装置
17を有し、さらに、洗濯兼脱水槽1と攪拌翼2の駆動
を切り替えるクラッチ装置5やサスペンション7を介し
て防振支持された水受け槽3等を有し、構造が複雑であ
るとともに、コストについても高くなっている。
【0013】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、傷みやすい洗濯物を損傷することなく、洗い、すす
ぎをするとともに、排水、脱水を同一槽で行うように
し、さらに、構成を簡単にし、部品点数を低減して安価
にすることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、略有底円筒状をなし周壁に多数の小孔を有
する内槽を包むように外槽を内槽と一体化し、内外両槽
を駆動手段により鉛直方向を中心軸として一方向に回転
させて、内槽、外槽間の洗浄水を内槽内にその上方より
吐出させて循環させ、内外両槽を他方向に回転させて、
内槽、外槽間の洗浄水を排水するよう構成したものであ
る。
【0015】これにより、傷みやすい洗濯物を損傷する
ことなく、洗い、すすぎをすることができるとともに、
また、排水、脱水を同一槽で行うことができ、さらに、
構成を簡単にし、部品点数を低減することができ、安価
にすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、略有底円筒状をなし周壁に多数の小孔を有する内槽
と、この内槽を包むように内槽と一体化した外槽と、前
記内外両槽を鉛直方向を中心軸として回転させる駆動手
段とを備え、前記駆動手段により前記内外両槽を一方向
に回転させて、前記内槽、外槽間の洗浄水を内槽内にそ
の上方より吐出させて循環させ、前記内外両槽を他方向
に回転させて、前記内槽、外槽間の洗浄水を排水するよ
う構成したものであり、傷みやすい洗濯物を損傷するこ
となく、洗い、すすぎをすることができるとともに、ま
た、排水、脱水を同一槽で行うことができ、さらに、構
成を簡単にし、部品点数を低減することができ、安価に
することができる。
【0017】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、外槽を空間を介して包囲する外郭
体を備え、前記外郭体を包囲する外部筐体を設けたもの
であり、外郭体により内槽、外槽内の洗浄水の排水、お
よび脱水時の洗浄水を捕水し、確実に機外へ排水するこ
とができるとともに、脱水時に発生する脱水された水滴
が高速で外槽に当たる衝突音やさらに排水時に排出され
た水滴が高速で外郭体に当たる衝突音を、外郭体と外部
筐体との間の空間により緩衝することができ、騒音を低
減することができる。また、外郭体を包囲して外部筐体
を設けることにより、外観デザインの多様性と構造体の
設計自由度を向上させることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0019】図1に示すように、内槽19は、略有底筒
状で周壁に多数の小孔20を有し、この内槽19の外側
を包むように内槽19と一体化した外槽21を設けてい
る。内槽19と外槽21の上部には、内外両槽を水封す
るように水受けカバー22を取り付けている。外槽21
の底面にはカップリング23を取り付け、ブレーキホイ
ール24を介して、サスペンション25により防振支持
されたモータ(駆動手段)26を取り付け、鉛直方向を
回転軸として、一体となった内槽19および外槽21に
回転を伝達している。
【0020】また、水受けカバー22の内壁部には、内
槽19と外槽21の間の空間部と連通した吐出口27を
複数個設け、内外両槽を回転させることにより循環する
洗濯水を内槽19内に吐出させてるよう構成している。
【0021】排出口28は、図2に示すように、外槽2
1の上部に設け、内槽19および外槽21内の洗浄水や
すすぎ水を排出するものであり、排出された洗浄水やす
すぎ水は外郭体29に捕水され、排水口30を通り、排
水ホース31を介して機外に排水される。外郭体29は
内槽19を内装した外槽21を空間を介して包囲するよ
う構成している。外郭体29の底部中央部には、カップ
リング23を回転支持しながら防振支持するともに外郭
体29内を水封する緩衝部材32を設けている。
【0022】外部筐体33は外郭体29を包囲して外郭
体29の上部を保持し、底面部は、サスペンション25
を内装固定した台枠34に載置されている。また、外郭
体29の上部には、内槽19と対向する透穴35を有
し、透穴35を覆う内蓋36を開閉自在に装着した脱水
受けカバー37を取り付けている。さらに、制御装置3
8を内装したパネル39と最上部を覆う上蓋40を設け
ている。
【0023】制御装置38はモータ26の動作を制御
し、洗い、すすぎ、脱水の各行程を制御する。そして、
洗い時には、一体になった内槽19および外槽21を、
たとえば、300rpmで回転駆動し、この内槽19の
回転により発生する遠心力の作用により、内槽19と外
槽21の間の洗浄水が押し上げられ、水受けカバー22
の吐出口27から内槽19内に吐出させる構成としてい
る。
【0024】上記構成において動作を説明する。内槽1
9内に洗濯物を入れて給水すると、給水された洗浄水
は、内槽19の周壁の多数の小孔20を通して外槽21
内にも給水される。モータ26を回転させて一体となっ
た内槽19と外槽21を鉛直方向を回転中心軸として左
回転させると、この回転による遠心力で内槽19と外槽
21の間の洗浄水が押し上げられ、押し上げられた洗浄
水は水受けカバー22内に満たされ、さらなる遠心力に
よる押し上げにより吐出口27から内槽19内に吐出さ
れる。
【0025】吐出した洗浄水は内槽19内の洗濯物内を
通過した後、再び内槽19の周壁に設けた多数の小孔2
0を通して、内槽19と外槽21の間に移動する経路で
循環する。この洗浄水の循環により、洗浄水が洗濯物内
を通過するとき、洗濯物の汚れを除去することができ
る。また、すすぎ時においても、同様に動作する。
【0026】つぎに、排水時には左回転を止め、一体と
なった内槽19と外槽21を鉛直方向を回転中心軸とし
て右回転させると、この右回転による遠心力で内槽19
と外槽21の間の洗浄水が押し上げられ、外槽21の上
部に設けた排出口28より排出される。排出された洗浄
水は外郭体29に捕水され、排水口30から排水ホース
31を介して機外に排水することができる。
【0027】さらに、脱水時には、たとえば1700r
pmで内槽19と外槽21を鉛直方向を回転中心軸とし
て右回転させると、遠心力により洗濯物内の洗浄水は、
内槽19の周壁の小孔20を通って外槽21へ排出さ
れ、外槽21の内壁を押し上げられて外槽21の上部に
設けた排出口28より排出される。排出された洗浄水
は、外郭体29に捕水され、排水口30から排水ホース
31を介して機外に排水することができる。
【0028】したがって、鉛直方向を回転中心軸とし
て、内槽19および外槽21、モータ26を配設するこ
とにより、構造が簡単でコスト力のある洗濯機を提供す
ることができる。
【0029】また、内槽19をの外側を包むように内槽
19と一体化した外槽21を空間を介して包囲する外郭
体29を設けているため、脱水時に発生する脱水された
水滴が高速で外槽21に当たる衝突音を外槽21と外郭
体29間の空間により緩衝することができ、脱水時の騒
音を低減することができる。同様の効果は洗濯時におい
ても同様である。
【0030】また、外槽21を空間を介して包囲する外
郭体29のさらに外側を包囲して外部筐体33を設ける
ことにより、さらなる空間を確保でき、低騒音化と外部
筐体33の材質変更や外観デザインの多様性が可能とな
り、洗濯機としての自由度を向上させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、略有底円筒状をなし周壁に多数の小孔を
有する内槽と、この内槽を包むように内槽と一体化した
外槽と、前記内外両槽を鉛直方向を中心軸として回転さ
せる駆動手段とを備え、前記駆動手段により前記内外両
槽を一方向に回転させて、前記内槽、外槽間の洗浄水を
内槽内にその上方より吐出させて循環させ、前記内外両
槽を他方向に回転させて、前記内槽、外槽間の洗浄水を
排水するよう構成したから、傷みやすい洗濯物を損傷す
ることなく、洗い、すすぎをすることができるととも
に、排水、脱水を同一槽で行うことができ、さらに、構
成を簡単にし、部品点数を低減することができ、安価に
することができる。
【0032】また、請求項2に記載の発明によれば、外
槽を空間を介して包囲する外郭体を備え、前記外郭体を
包囲する外部筐体を設けたから、外郭体により内槽、外
槽内の洗浄水の排水、および脱水時の洗浄水を捕水し、
確実に機外へ排水することができるとともに、脱水時に
発生する脱水された水滴が高速で外槽に当たる衝突音や
排水時に排出された水滴が高速で外郭体に当たる衝突音
を、外郭体と外部筐体との間の空間により緩衝すること
ができ、騒音を低減することができ、簡単な構造でコス
ト力があり低騒音の洗濯機を提供することができる。ま
た、外郭体を包囲して外部筐体を設けることにより、外
観デザインの多様性と構造体の設計自由度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の洗濯機の断面図
【図2】同洗濯機のA−A線拡大断面図
【図3】従来の洗濯機の断面図
【符号の説明】
19 内槽 20 小孔 21 外槽 26 モータ(駆動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷野 一正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA03 AA06 AA18 AA19 AB09 BA03 BA08 BB05 CA07 CA16 CB06 DB03 DC01 DC21 DC22 FC06 FD01 FD08 LA04 LB20 MA01 MA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略有底円筒状をなし周壁に多数の小孔を
    有する内槽と、この内槽を包むように内槽と一体化した
    外槽と、前記内外両槽を鉛直方向を中心軸として回転さ
    せる駆動手段とを備え、前記駆動手段により前記内外両
    槽を一方向に回転させて、前記内槽、外槽間の洗浄水を
    内槽内にその上方より吐出させて循環させ、前記内外両
    槽を他方向に回転させて、前記内槽、外槽間の洗浄水を
    排水するよう構成した洗濯機。
  2. 【請求項2】 外槽を空間を介して包囲する外郭体を備
    え、前記外郭体を包囲する外部筐体を設けた請求項1記
    載の洗濯機。
JP11114457A 1999-04-22 1999-04-22 洗濯機 Pending JP2000300886A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101962896A (zh) * 2009-07-22 2011-02-02 Lg电子株式会社 衣物处理机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101962896A (zh) * 2009-07-22 2011-02-02 Lg电子株式会社 衣物处理机
CN101962896B (zh) * 2009-07-22 2013-01-16 Lg电子株式会社 衣物处理机

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