JP2000300359A - 多目的フレームユニット、及びその使用方法 - Google Patents

多目的フレームユニット、及びその使用方法

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JP2000300359A
JP2000300359A JP11115472A JP11547299A JP2000300359A JP 2000300359 A JP2000300359 A JP 2000300359A JP 11115472 A JP11115472 A JP 11115472A JP 11547299 A JP11547299 A JP 11547299A JP 2000300359 A JP2000300359 A JP 2000300359A
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JP
Japan
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frame
frame unit
wall plate
fence
unit
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JP11115472A
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English (en)
Inventor
Ikunori Shisa
幾範 志佐
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YAMASAKI SHISA KANKYO KEIKAKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
YAMASAKI SHISA KANKYO KEIKAKU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】収納容積を変更でき、かつ、簡易に構築可能で
きる収納庫としてだけでなく多機能に利用可能な多目的
フレームユニットを提供すること。 【解決手段】天井壁(10)と、底壁(11)と、左右側壁(1
2),(12) とからなり、内部に収納空間(Q) を形成した
正面視矩形状の枠体(1 ),(2) を、前後に複数個連結
可能に構成し、最後側の枠体(2) の奥側面に後壁板(13)
を設けるとともに、最前側の枠体(1) の手前側面に前壁
板(14)を開放自在に取付け、同前壁板(14)を前記収納空
間(Q) の扉として機能させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多目的フレーム
ユニット、及びその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井壁と、底壁と、左右側壁とか
らなり、内部に収納空間を形成した正面視矩形状のユニ
ット式収納具としては、例えばスチール本棚などが知ら
れている。
【0003】しかし、これらは単に本を収容すればよい
ものであるから、背板や扉などを設けたものは少なく、
また、設けられていたとしても扉は扉でしかなく、他の
機能を有するものはなかった。
【0004】しかも、これら本棚などはあくまでも室内
用であって、フェンスなどの外壁に適用しようとする発
想はなく、実際に、内部に収納空間を形成した正面視矩
形状のユニット化された枠体を庭などに設置し、ガーデ
ンフェンスとして利用したものはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、ガーデニングを
楽しんだり、庭でくつろいだり、あるいはバーベキュー
を行うことも増えているが、ガーデニング用の道具やバ
ーベキューセットなどは家屋や物置に収納している。
【0006】しかし、物置を設置するとなると庭がかな
り狭くなるし、また、家屋内にはさほど収納空間が取れ
ないといった現状がある。
【0007】また、腰掛けやテーブルなどを庭に設置し
ている家庭も多いが、これらは常時雨ざらし状態となっ
ているので、いざ使用するときには汚れがひどく、すぐ
には使用できないということも多い。
【0008】このような現状において、例えば、上記し
たスチール本棚や、あるいはその他の家具類を利用して
収納付フェンスを構築しようとしても、元よりそのよう
な発想に基づいては製作されていないので、とても流用
することはできない。
【0009】本発明は、上記課題を解決することのでき
る多目的フレームユニット、及びその使用方法を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明では、天井壁と、底壁と、左
右側壁とからなり、内部に収納空間を形成した正面視矩
形状の枠体を、前後に複数個連結可能に構成し、最後側
の枠体の奥側面に後壁板を設けるとともに、最前側の枠
体の手前側面に前壁板を開放自在に取付け、同前壁板を
前記収納空間の扉として機能させた。
【0011】また、請求項2記載の本発明では、前記収
納空間内に仕切棚を設けた。
【0012】また、請求項3記載の本発明では、開放自
在とした前壁板に、扉以外の機能を付加した。
【0013】また、請求項4記載の本発明では、前記前
壁板を取り外し、テーブルとして使用可能とした。
【0014】また、請求項5記載の本発明では、天井壁
と、底壁と、左右側壁とからなる正面視矩形状の枠体内
に、機能具を引き出し自在に収納配設した。
【0015】また、請求項6記載の本発明では、前記機
能具が物干し用器具であることとした。
【0016】また、請求項7記載の本発明では、前記機
能具が簡易ベッドであることとした。
【0017】また、請求項8記載の本発明では、天井壁
と、底壁と、左右側壁とからなり、内部に収納空間を形
成した正面視矩形状の枠体を、左右に複数個連結してフ
ェンスとして使用することとした。
【0018】また、請求項9記載の本発明では、上記請
求項1〜7のいずれか1 項に記載の枠体を、左右に複数
個連結してフェンスとして使用することとした。
【0019】また、請求項10記載の本発明では、前記
左右側壁の下端を伸延し、地中に形成した基礎中に埋設
することとした。
【0020】さらに、請求項11記載の本発明では、隣
り合う枠体同士を、重石となる重量物を介して連結する
こととした。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係る多目的フレームユニ
ットは、天井壁と、底壁と、左右側壁とからなり、内部
に収納空間を形成した正面視矩形状の枠体を、前後に複
数個連結可能に構成し、最後側の枠体の奥側面に後壁板
を設けるとともに、最前側の枠体の手前側面に前壁板を
開放自在に取付け、同前壁板を前記収納空間の扉として
機能させたものである。したがって、収納容積を簡単に
変更可能で、しかも、設置場所を限定されることがな
い。
【0022】ここで、前壁板を開放自在としたという概
念は、開閉可能である他、脱着可能としたことも含むも
のである。
【0023】なお、本多目的フレームユニットの材料と
しては木製が好ましいが、合成樹脂製やスチール製であ
ってもよい。
【0024】枠体の連結手段としては、止め金具により
簡易に連結できる構成とすることが好ましいが、ボルト
などを使用することもできる。また、特に枠体が木製で
あればほぞ構造などを用いて組み木としても構わない。
【0025】使い勝手を向上させるために、前記収納空
間内に仕切棚を設け、収納空間を適当に区画することが
できる。
【0026】また、前記開放自在とした前壁板は扉とし
て機能するが、開放形態としては、観音開きや片開きの
他、嵌め込み式に取付けて着脱自在な構造とすることが
できる。
【0027】さらに、かかる前壁板には扉以外の機能を
付加することができる。たとえば、前壁板を取り外して
テーブルとして使用できるようにすることができる。テ
−ブルとして機能させた場合、収納した品を使用すると
きの作業台などにもなり、利便性が高まる。さらには、
テーブルのほか、たとえば椅子として使用できるように
するなど、様々な利用が考えられる。
【0028】また、本発明では、前記正面視矩形状の枠
体内に、機能具を引き出し自在に収納配設することもで
きる。この場合、扉としての前壁板はなくても構わな
い。そして、かかる機能具としては、物干し竿や竿の支
持具を含む物干し用具や、組み立て式の簡易ベッドなど
が考えられる。
【0029】物干し用具を収納したフレームユニット
は、庭やベランダに設置したりすることができ、簡易ベ
ッドを収納したものは、庭やベランダに設置できるほ
か、キャンプ場などに設置しておくことができる。
【0030】これらは不使用時には収納しておけるの
で、雨風にさらされることがなく、使用時にいちいち清
掃したりする必要がない。
【0031】また、上記してきたフレームユニットの使
用形態として、同ユニットを左右幅方向に複数個連結し
てフェンスとして使用することができる。
【0032】すなわち、ガーデンフェンスなどに利用す
るもので、フェンスでありながら大容積の収納庫として
の利用が可能となる。また、この場合も、扉としての前
壁板はなくても構わない。なお、この場合、木製であれ
ば防腐処理を施したものとすることは当然である。
【0033】フェンスとして利用する場合、フェンスの
機能を十分に果たせるように、枠体の左右側壁の下端を
伸延し、地中に形成した基礎中に埋設して風などによる
悪影響を可及的に受けないようにすることが望ましい。
あるいは、隣り合うフレームユニット同士を、重石とな
る重量物を介して連結することもできる。
【0034】これらフェンスには任意に着色することが
でき、例えば、一つの団地全体で、各戸のフェンスを統
一したデザインとすれば団地の個性となるとともに、景
観を高めることができる。
【0035】以上説明してきたように、本発明によれば
下記の効果を奏する。
【0036】ユニット式なので収納空間を簡易に拡張す
ることができ、ユニットを複数個連結してガーデンフェ
ンスとして利用すれば、従来にない斬新なフェンスを構
築できる。しかも、庭側からは収納物を容易に格納した
り取り出したりすることができる。さらには、庭側に設
けた扉をテーブルや椅子などに利用することができるの
で利便性が高まる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
具体的に説明する。
【0038】(第1実施例)図1は本実施例に係る多目
的フレームユニット(以下「ユニット」という)A(A1,
A2・・・)の使用状態を示す説明図であり、異なる形態
の複数のユニットAを横方向に連結してガーデン用のフ
ェンスFとして利用できるようにしている。各ユニット
A(A1,A2・・・)を連結するためには後述する係止金具
5を用いており、また、各ユニットA(A1,A2・・・)間
の下部には、係止金具5の厚みに相当するスペーサSを
介設している。
【0039】図2は同複数種のユニットAのうち、その
一形態を示す説明図であり、図3は他の形態であるユニ
ットAの背面視による説明図である。
【0040】図1 及び図2に示すように、ユニットA
は、実質的に、天井壁10と、底壁11と、左右側壁12,12
とからなる正面視矩形状の枠体1(2)で構成されており、
内部に収納空間Qが形成されている。
【0041】また、図3に示すように、左右側壁12,12
を二重構造としており、一定の間隙をあけて二枚の板体
を並設した構成としている。なお、本実施例では、枠体
1,2の材料として防腐処理を施した木材を用いている。
【0042】かかる枠体1(2)を、前後に複数個、本実施
例では2個連結して収納空間Qを広げるとともに、最後
側の枠体2の奥側面に後壁板13を設け、さらに、必要に
応じて、最前側の枠体1の手前側面には、扉として機能
する前壁板14を開放自在に取付けている。
【0043】また、前記収納空間Q内に複数個の仕切棚
15を設け、前記収納空間Qを適当に区画して使い勝手を
向上させている。本実施例では仕切棚15を4枚設けてい
るが、その枚数は使用者が適宜決定することができる。
【0044】また、図3に示すように、本実施例に係る
枠体1,2 は、フェンスFとして使用するために、左右側
壁12,12 の下端をそれぞれ伸延し、地中に形成した基礎
(図示せず)中に各伸延部12a,12a 埋設して風などの影
響を受けても倒壊したり、破損したりすることのないよ
うに据付強度を向上させている。
【0045】枠体1,2 の連結手段としては、たとえば、
図4に示すように、止め金具4により簡易に連結できる
構成とすることができる。
【0046】各側壁12の前後縁近傍にそれぞれボルト孔
を設け、左右側壁12の前縁近傍に1個のボルト40を取付
け、後縁近傍に前記止め金具4を固定する固定ボルト4
1,41を取付けるものである。
【0047】かかる構成により、図示するように、複数
の枠体1,2 ・・・を簡単に連結することができる。な
お、止め金具4の形状などについては、図4に示したも
のに限定されることはなく、各種金具を用いることがで
きる。
【0048】たとえば、図5に示すように、長ボルト42
を用いることもできる。
【0049】また、連結手段の他の形態として、特に枠
体1(2)が本実施例のように木製の場合は、図6に示すよ
うに、各側壁12の前後縁近傍にそれぞれ楔形の連結用切
欠43を設け、付き合わされた連結用切欠43,43 に連結片
44を嵌入する構造としてもよい。さらには、図示しない
が、側壁12,12 の端部同士をほぞ構造で連結することも
できる。
【0050】また、本多目的ユニットAの特徴として、
図1に示すユニットA1のように開放自在とした前壁板14
を取付けた場合、この前壁板14に扉以外の機能を付加す
ることができる。
【0051】たとえば、図2に示すように、前壁板14を
枠体1の底壁11の前端近傍に形成した溝11a に差込式に
取付けて取り外し可能とし、取り外した後はテーブルと
して使用可能としている。
【0052】すなわち、図1及び図2に示すように、前
壁板14の上部に脚部14aの基端を揺動自在に取付け、テ
ーブルとして使用する場合、前壁板14を取り外した後、
脚部14aを開脚するとともに、脚部14aのない方の端部
をユニットAの仕切棚15に載置可能としている。なお、
図2中、14b は前記脚部14aの枢軸となるヒンジ、16は
前壁板14の押さえ金具である。
【0053】ここで、図1に示すフェンスFについてさ
らに説明を加える。
【0054】本実施例におけるフェンスFは、前述した
ユニットA1を含む複数種のユニットAを連結して構成し
ている。なお、ユニットA2については扉となる前壁板14
を設けずに、多数の仕切棚15を設けただけの構成として
いる。
【0055】また、フェンスFは、ユニットA1,A2のみ
を連結して構成するのではなく、補助フェンスユニット
F1を介在させて、内外を見通せるようにしている。した
がって、圧迫感がなくなり、外側から見てもしゃれたフ
ェンスFの構築が可能となる。
【0056】これら各ユニットA1,A2,F1 の連結は、図
7及び図8に示すように、フック部50と被係合金具51と
からなる雌雄一対の係止金具5を左右側壁12,12 に取付
けて行なったり、ボルト52及びナット53を用いたりする
ことができる。54はスペーサ、55はウォッシャである。
【0057】次に、図9〜図13を参照しながら、フェ
ンスFを構築するユニットAの様々な各種形態について
説明する。フェンスFの構築方法、すなわち、ユニット
Aの連結方法については前述したものと同様である。
【0058】図示した各ユニットAは、開放自在に取付
けた扉としての前壁板14がそれぞれ異なっており、図9
におけるユニットA3は、前壁板14が片開き式のドアのよ
うに取り付けられている。20はノブ、21は枢支部であ
る。
【0059】ユニットA4は、収納空間Qがごみ箱収納部
Q4となっており、図10に示すように、外側に面する最
後側の枠体2に、同枠体2の略半分の高さとした連結枠
体3を必要数だけ連設し、最内側(敷地側)の枠体1を
連結枠体3と同寸で形成するとともに、下端部を枢支し
て前後揺動自在に取付け、さらに、後壁板13を上側壁1
3' と下側壁13''とに分割し、下側壁13''を上方へスラ
イドさせて開閉自在に構成している。30はごみ収納容器
である。
【0060】かかる構成により、ごみを出す場合は、最
前側の枠体1を手前に引いてごみ収納容器30内にごみ袋
などを投入することができる。他方、ごみ収集者は、最
後側の枠体2の下側壁13''を上方へスライドさせ、ごみ
収納容器30を引き出して内容物であるごみ袋などを取り
出すものである。
【0061】このように、ごみ収納容器30を隠蔽しなが
ら、かつ外部から容易に取り出せるようにしたので、ご
み収納容器30を人目にさらすことなく、かつ、使い勝手
を損なうことがなく、しかも、鳥獣によりごみをあさら
れることがないので家屋近辺が汚れたりすることもな
い。
【0062】次に、図9のユニットA5について説明す
る。これは、最前側の枠体1の前壁板14にシンク機能を
もたせたもので、図11に示すように、前壁板14を、取
り外し自在とした上側部14' と、観音開き式扉とした下
側部14''とに分離形成し、上側部14' にシンクとなるボ
ウル22を取付けるとともに、開いた下側部14''と仕切棚
15とにより、取り外した上側部14' を水平に支持可能と
している。本実施例では、上側部14' のボウル22の直後
方位置に水栓取付用部材23を設けている。
【0063】かかる構成により、図12に示すように、
上側部14' を水平に載置した後、水栓取付部材23に、水
源24にホース25を介して連通連結した簡易水栓26を取付
け、ボウル22の下方に集水容器27をセットすればよい。
28は下側部14''を支えるスペーサである。
【0064】かかるユニットA5と、前記したテーブルと
しての機能を持ったユニットA1とを備えたフェンスFを
構築すれば、バーベキューやガーデンパーティなどを行
なうのにきわめて都合がよい。
【0065】図13に示したフェンスFに用いたユニッ
トAについて説明すると、ユニットA6は、前・後壁板1
4,13 の任意の位置に通風口29を設けたもので、フェン
スFに開放感をもたせている。また、ユニットA7は、前
壁板14を観音開き式の扉としている。
【0066】ところで、上記してきたフェンスFは、枠
体1,2 の左右側壁12,12 を地中に埋設して設定していた
が、図14に示すように、隣り合うユニットA同士を、
重石となる重量物を介して連結することができる。
【0067】ここでは、土を収納した箱体7で花壇を構
成可能とし、かつ、これを重石となる重量物として使用
している。そして、箱体7の左右側部から、各ユニット
Aと同高さの門形フレーム70を跨設し、フェンスFとし
ての統一感を保っている。
【0068】さらに、図示するように、各ユニットAと
門形フレーム70間には、棚材71を架設して、花鉢72など
を載置可能とすることもできる。
【0069】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、ユニットAの前側壁14を利用して扉以外の様々な機
能を付加することができ、多様化するライフスタイルに
合わせることが可能となる。
【0070】また、本発明に係るユニットAをガーデン
用などのフェンスFに利用すれば、従来にない斬新なフ
ェンスFを構築でき、さらに、フェンスFでありながら
大容積の収納庫として利用することができる。しかも、
ユニット式なので収納空間Qを簡単に拡張することがで
きる。
【0071】また、庭側に設けた扉としての前壁板14を
テーブルや椅子などに利用することができるので、より
利便性が高まる。
【0072】また、これらフェンスFには、着色などを
任意に施すことができ、たとえば、一つの団地全体で統
一したデザインとすれば団地の個性をかもし出すことが
できるとともに、景観を高めることもできる。
【0073】なお、上記してきた実施例では、各ユニッ
トAの後壁板13及び前壁板14を細板の寄木作りとして、
好みのデザインで製作しているが、単板を用いても構わ
ない。
【0074】本発明に係るユニットAの他の実施例につ
いて、図15〜図17を参照しながら説明する。本発明
に係るユニットAは、フェンスFとして使用できる他、
正面視矩形状の枠体1内に、機能具を引き出し自在に収
納配設することができ、かかる機能具を必要時に適宜利
用することができる。
【0075】(第2 実施例)図15に示したものは、ユ
ニットA内に機能具として物干し用器具8を収納したも
のであり、物干し用器具8を収納するユニットAの枠体
1としての構造は、先の実施例と基本的に同じであり、
天井壁10と、底壁11と、左右側壁12,12 とからなる正面
視矩形状に構成されており、内部に収納空間Qが形成さ
れている。そして、左右側壁12,12 には、物干し用器具
8の引き出し・収納ガイドとなるガイド用長溝19を設け
ている。
【0076】この収納空間Qに収納される物干し用器具
8は、物干し竿(図示せず)を複数段に横架可能な複数
の係止用凹部80,80 を設けた一対の側板81,81 同士を連
結杆82で連結し、前記側板81,81 の上端外側に突起部8
3,83 を設け、同突起部83,83を前記ガイド用長溝19内に
スライド自在に嵌入している。したがって、物干し用器
具8は収納時には起立姿勢となり、使用時には、側板8
1,81 が傾斜した姿勢となる。また、物干し用器具8の
ユニットAからの出し入れがきわめて容易に行なえる。
【0077】本ユニットAは、庭やベランダに設置して
使用することができるが、通常は物干し用器具8をユニ
ットA内に収納しておけるので、庭やベランダを有効利
用することができる。
【0078】また、物干し用器具8を引き出してセット
したときに傾斜状態となる物干し用器具8上には、布団
などの長物を載せることができ、日光にさらす面積を大
きくとれるので、かかる長物を乾す場合にきわめて有用
である。
【0079】なお、本実施例では扉としての前壁板14を
省略しているが、取付けることによって、物干し用器具
8が収納中に汚れたりすることを防止でき、洗濯物や布
団などを汚すおそれがなくなる。
【0080】(第3 実施例)次に、図16及び図17に
示した実施例について説明する。
【0081】これは、枠体1,2 からなるユニットA内に
機能具として簡易ベッド9を収納したものであり、同簡
易ベッド9を収納するユニットAの枠体1,2 の構造は、
先の第1 実施例で説明したものと基本的に同じである
が、ここでは、枠体1,2 を互いにスライドさせて離接可
能とし、各枠体1,2 の左右側壁12の下端には安定用の補
助脚12b を設けている。また、本ユニットAは、キャン
プ場などに常設することが可能であり、テントをイメー
ジして天井壁10' を山形に形成している。
【0082】簡易ベッド9は、基端を枠体1,2 の左右側
壁12,12 にそれぞれ回動自在に枢着した左右一対の第1
・第2 サイドフレーム90,90,91,91 の先端同士を回動自
在に枢支連結し、第1 ・第2 サイドフレーム90,90,91,9
1 間に座板92を横架して構成している。93,94 は枢支部
である。
【0083】すなわち、図17に示すように、第1 ・第
2 サイドフレーム90,90,91,91 の先端部分で屈曲させて
折り畳み自在とし、重ね合わせた枠体1,2 間に収納可能
としている。
【0084】そして、使用に際しては、第1 ・第2 サイ
ドフレーム90,90,91,91 を展開した後に、両フレーム9
0,90,91,91 間に折り畳み自在に取り付けたコ字状の補
助脚95を立脚するようにしている。なお、同補助脚95
は、第1 ・第2 サイドフレーム90,90,91,91 とは別体に
構成しても構わない。そして、収納する場合は、やはり
ユニットAの収納空間Qを利用すればよい。
【0085】図16及び図17において、96は枠体1,2
間に設けたシェードであり、テント生地や蚊帳のような
網状のもので成形するとともに、開閉自在な出入り口
(図示せず)を適宜設けているなお、かかるシェード96
は、図17(b)に示すように、蛇腹式の構成として、
展開時や収納時の型崩れを防止可能とすることが好まし
い。
【0086】また、本ユニットAは、キャンプ場に限ら
ず、一般家屋の庭やベランダなどにも設置可能であり、
簡易ベッド9は不使用時にはコンパクトに収納されるの
で設置場所を有効利用することができる。そして、簡易
ベッド9を引き出して、そよ風の中で仮眠をとったり、
日向ぼっこしたり、あるいは夜空を眺めながらキャンプ
の雰囲気で就寝することができる。
【0087】以上、本発明を各実施例を通して説明した
が、本発明は上記してきた実施例に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載された主旨の範囲内で変形
したり置換したりすることができる。
【0088】
【発明の効果】本発明は上記のような形態で実施される
もので、以下の効果を奏する。
【0089】(1) 請求項1記載の本発明では、天井壁
と、底壁と、左右側壁とからなり、内部に収納空間を形
成した正面視矩形状の枠体を、前後に複数個連結可能に
構成し、最後側の枠体の奥側面に後壁板を設けるととも
に、最前側の枠体の手前側面に前壁板を開放自在に取付
け、同前壁板を前記収納空間の扉として機能させたこと
により、収容空間の容積を自在に増減可能なユニットを
どこにでも設置することができる。
【0090】(2) 請求項2記載の本発明では、前記収納
空間内に仕切棚を設けたことにより、棚ごとに収納物を
分けたりすることができるので、使い勝手が向上する。
【0091】(3) 請求項3記載の本発明では、開放自在
とした前壁板に、扉以外の機能を付加したことにより、
多様なライフサイクルに合わせた機能を選択付加して利
便性を高めることができる。
【0092】(4) 請求項4記載の本発明では、前記前壁
板を取り外し、テーブルとして使用可能としたことによ
り、収納した品物を利用しての作業台として即座に利用
することができる。
【0093】(5) 請求項5記載の本発明では、天井壁
と、底壁と、左右側壁とからなる正面視矩形状の枠体内
に、機能具を引き出し自在に収納配設したことにより、
設置場所に見合った機能具をコンパクトに収納すること
ができる。
【0094】(6) 請求項6記載の本発明では、前記機能
具が物干し用器具としたことにより、不使用時には物干
し用器具は収納されているので汚れることがなく、使用
時に洗濯物や布団などを汚さないですむ。
【0095】(7) 請求項7記載の本発明では、前記機能
具が簡易ベッドとしたことにより、不使用時には場所を
取ることがなく、使用に際しては簡単に設置でき、キャ
ンプ感覚でベッドとして使用することができる。
【0096】(8) 請求項8記載の本発明では、天井壁
と、底壁と、左右側壁とからなり、内部に収納空間を形
成した正面視矩形状の枠体を、左右に複数個連結してフ
ェンスとして使用することとしたので、従来にない斬新
なフェンスを構築できるとともに、内側からは収納物を
容易に格納したり取り出したりすることができ、単なる
フェンスとしてではなく収納庫としても利用できる。
【0097】(9) 請求項9記載の本発明では、上記請求
項1〜7のいずれか1 項に記載の枠体を、左右に複数個
連結してフェンスとして使用することとしたので、より
多機能なフェンスとなり、利便性の高い、多機能なフェ
ンスとすることができる。
【0098】(10)請求項10記載の本発明では、前記左
右側壁の下端を伸延し、地中に形成した基礎中に埋設す
ることとしたので、風によって倒壊したりするおそれが
ない。
【0099】(11)請求項11記載の本発明では、隣り合
う枠体同士を、重石となる重量物を介して連結すること
としたので、風によって倒壊したりするおそれがなく、
かつ、重量物の形態を工夫すれば、フェンスのデザイン
や機能をより高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る多目的フレームユニットの使用状
態を示す説明図である。
【図2】同多目的フレームユニットの一形態を示す説明
図である。
【図3】他の形態の多目的フレームユニットの背面視に
よる説明図である。
【図4】連結手段としての止め金具の説明図である。
【図5】連結手段の他の形態を示す説明図である。
【図6】連結手段の他の形態を示す説明図である。
【図7】多目的フレームユニット間に設けた係止金具の
説明図である。
【図8】多目的フレームユニットと補助フェンスユニッ
ト間に設けた係止金具の説明図である。
【図9】フェンスの一形態を示す説明図である。
【図10】多目的フレームユニットの一形態を示す説明
図である。
【図11】多目的フレームユニットの一形態の断面視に
よる明図である。
【図12】同使用状態を示す説明図である。
【図13】フェンスの一形態を示す説明図である。
【図14】フェンスの一形態を示す説明図である。
【図15】第2 実施例に係る多目的フレームユニットの
説明図である。
【図16】第3 実施例に係る多目的フレームユニットの
説明図である。
【図17】同ユニットの取扱いを示す説明図である。
【符号の説明】
A 多目的フレームユニット F フェンス Q 収納空間 1 枠体 2 枠体 3 連結枠体 4 止め金具(連結手段) 8 物干し用器具 9 簡易ベッド 10 天井壁 11 底壁 12 左右側壁 13 後壁板 14 前壁板 15 仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 2/74 541 E04B 2/74 541Z E04H 17/14 102 E04H 17/14 102Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井壁と、底壁と、左右側壁とからなり、
    内部に収納空間を形成した正面視矩形状の枠体を、前後
    に複数個連結可能に構成し、最後側の枠体の奥側面に後
    壁板を設けるとともに、最前側の枠体の手前側面に前壁
    板を開放自在に取付け、同前壁板を前記収納空間の扉と
    して機能させたことを特徴とする多目的フレームユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】収納空間内に仕切棚を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の多目的フレームユニット。
  3. 【請求項3】開放自在とした前壁板に、扉以外の機能を
    付加したことを特徴とする請求項1又は2に記載の多目
    的フレームユニット。
  4. 【請求項4】前壁板を取り外し、テーブルとして使用可
    能としたことを特徴とする請求項3記載の多目的フレー
    ムユニット。
  5. 【請求項5】天井壁と、底壁と、左右側壁とからなる正
    面視矩形状の枠体内に、機能具を引き出し自在に収納配
    設したことを特徴とする多目的フレームユニット。
  6. 【請求項6】機能具が物干し用器具であることを特徴と
    する請求項5記載の多目的フレームユニット。
  7. 【請求項7】機能具が簡易ベッドであることを特徴とす
    る請求項5記載の多目的フレームユニット。
  8. 【請求項8】天井壁と、底壁と、左右側壁とからなり、
    内部に収納空間を形成した正面視矩形状の枠体を、左右
    に複数個連結してフェンスとして使用することを特徴と
    する多目的フレームユニットの使用方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜7のいずれか1 項に記載の枠体
    を、左右に複数個連結してフェンスとして使用すること
    を特徴とする多目的フレームユニットの使用方法。
  10. 【請求項10】左右側壁の下端を伸延し、地中に形成し
    た基礎中に埋設することを特徴とする請求項8又は9に
    記載の多目的フレームユニットの使用方法。
  11. 【請求項11】隣り合う枠体同士を、重石となる重量物
    を介して連結することを特徴とする請求項8又は9に記
    載の多目的フレームユニットの使用方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003261970A (ja) * 2002-03-08 2003-09-19 Sekisui House Ltd 屋外設置型多目的ユニット及びその利用方法
JP6446615B1 (ja) * 2018-04-02 2018-12-26 那須 正和 柵構造
KR20190043924A (ko) * 2017-10-19 2019-04-29 삼성중공업 주식회사 선박용 테이블을 포함한 소파
CZ308543B6 (cs) * 2019-09-15 2020-11-11 AITAA system s.r.o. Multifunkční dvojitý plotový díl

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