JP2000298044A - 呼吸流量・流速計測装置 - Google Patents

呼吸流量・流速計測装置

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JP2000298044A
JP2000298044A JP11105844A JP10584499A JP2000298044A JP 2000298044 A JP2000298044 A JP 2000298044A JP 11105844 A JP11105844 A JP 11105844A JP 10584499 A JP10584499 A JP 10584499A JP 2000298044 A JP2000298044 A JP 2000298044A
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Fukuda Sangyo Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/08Detecting, measuring or recording devices for evaluating the respiratory organs
    • A61B5/087Measuring breath flow
    • A61B5/09Measuring breath flow using an element rotated by the flow

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体の過回転を防止することによって正確
な呼吸流量、流速を計測する。 【解決手段】 内部が流路2Dとなった筒状のケーシン
グ1には、流路2Dの途中に位置して一対の偏向部材4
を取り付けると共に、各偏向部材4間には回転体6を回
転可能に挟持する。また、回転体6は、偏向部材4のピ
ボット軸受5に軸支された回転軸6Aと、回転軸6Aか
ら延びる2片の羽根部6Bと、羽根部6Bの先端に略T
字状をなして設けられた過回転防止片6Cとによって構
成する。これにより、流路2D内に呼吸気が流れるとき
には、偏向部材4による渦流を羽根部6Bによって受承
するから、回転体6は回転する。一方、流路2D内の呼
吸気の流れないときには、過回転防止片6Cによる空気
抵抗によって回転体6は停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肺活量、気流速度
等の計測に用いる呼吸流量・流速計測装置に関し、呼気
または吸気によって回転体が回転するのを利用して呼吸
流量等を計測するタービン式の呼吸流量・流速計測装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、呼吸機能検査の中でも換気機能
検査は重要な計測項目の一つであり、日常診察の場で広
く用いられている。そして、この換気機能検査には、呼
気または吸気(以下、呼気または吸気を全体として呼吸
気という)の換気量を計測する呼吸流量・流速計測装置
が用いられている。
【0003】従来、このような呼吸流量・流速計測装置
として、特定の箱内に収容された接触抵抗の小さい蛇腹
内にチューブを通じて呼気を流出し、または吸気を流入
し、その蛇腹の動きによって呼吸流量または呼吸流速等
(以下、呼吸流量という)を測定するスパイログラフが
使用されていた。
【0004】しかし、スパイログラフは、装置全体が大
きくなると共に装置を診察室等に固定しておく必要があ
る。このため、使用場所が診察室等に限定されると共
に、呼吸流量を測定している間は被検者を拘束すること
になり、被検者の負担が大きいという問題があった。
【0005】このため、近年、小型で携帯が可能なター
ビン式の呼吸流量・流速計測装置が注目されている。そ
して、このようなタービン式の呼吸流量・流速計測装置
は、呼気または吸気が流れる流路を有する筒状のケーシ
ングと、該ケーシングの流路途中位置に軸方向に間隔を
置いて設けられ呼気または吸気を渦流とする一対の偏向
部材と、該各偏向部材間に設けられ渦流によって回転す
る回転体と、該回転体の近傍に設けられ該回転体の回転
を検出する回転センサとによって大略構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来技術による呼吸流量・流速計測装置は、回転体の回転
数、回転速度を検出することによって呼吸気の換気量を
計測している。そして、回転体は微小な呼吸気をも計測
可能となるように、その回転に対する抵抗が極めて小さ
いものとなっている。このため、肺機能検査での努力性
呼気終了後や安静換気での呼気終了後、および呼気から
吸気に切り換わるとき等のように、呼気、吸気が流れな
い状態であっても回転体が慣性回転し続ける過回転が発
生する傾向がある。このように回転体に過回転が発生し
た場合には、呼吸流量を正確に計測できないという問題
があった。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、回転体の過回転を防止
することによって正確な呼吸流量が測定可能となる呼吸
流量・流速計測装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、呼気または吸気が流れる流路を有す
る筒状のケーシングと、該ケーシングの流路途中に軸方
向に間隔を置いて設けられ呼気または吸気を渦流とする
一対の偏向部材と、該各偏向部材間に設けられ渦流によ
って回転する回転体と、該回転体の近傍に設けられ該回
転体の回転を検出する回転センサとからなる呼吸流量・
流速計測装置に適用される。
【0009】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、回転体を流路内に回転可能に軸支された回転軸
と、該回転軸に設けられ回転軸を中心に半径方向に延び
る平板として形成された羽根部と、回転体の過回転を防
止するために該羽根部の先端に設けられた過回転防止片
とから構成したことにある。
【0010】このように構成したことにより、流路内を
呼気または吸気が流れるときには、偏向部材によってこ
の呼気または吸気は渦流となるから、回転体は、この渦
流を羽根部で受けることによって回転する。一方、流路
内を呼気または吸気が流れないときには、回転体には過
回転防止片を備えているから、回転体は、過回転するこ
となく速やかに停止する。
【0011】また、請求項2の発明は、過回転防止片を
羽根部の先端に位置し羽根部を挟んで回転方向の両側に
略対称に延びる板状片により形成したことにある。
【0012】これにより、流路内を呼気が流れるときに
は回転体は一方向に回転し、吸気が流れるときには回転
体は他方向に回転する。このとき、回転体の羽根部には
回転方向の両側に略対称に延びる板状片からなる過回転
防止片が設けられているから、過回転防止片は、回転体
の回転方向に関係なく、呼吸気の流れがない場合には特
に、回転体の空気抵抗を増大させ、回転体の過回転を防
止する。
【0013】また、請求項3の発明は、過回転防止片を
羽根部の先端部分にT字状またはY字状となるように形
成したことにある。
【0014】これにより、羽根部の先端部分にT字状ま
たはY字状に形成した過回転防止片は空気抵抗を増大さ
せるから、回転体は過回転することなく速やかに停止す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
呼吸流量・流速計測装置を図1ないし図9に基づき詳細
に説明する。
【0016】図において、1は段付き筒状のケーシング
で、該ケーシング1は、内部に後述する偏向部材4、回
転体6等を収容するホルダ部2と、該ホルダ部2に取付
けられ後述する回転センサ7,8が取付けられたセンサ
取付部3とによって構成されている。
【0017】そして、ホルダ部2は、測定時に被検者に
よって把持され、またはフェースマスクに取付ると共
に、後述する回転体6等を収容し一端側が外部に開口し
た大径円筒状の把持筒部2Aと、該把持筒部2Aの他端
側に軸方向に延びて形成され被検者の口部に装着するた
めの小径筒状のマウスピース部2Bとから構成されてい
る。また、把持筒部2Aには、その軸方向途中位置を切
欠くことによって回転体6と対応する位置に切欠き溝2
Cが設けられている。そして、ケーシング1の内周側
は、呼吸気が流れる流路2Dとなっている。
【0018】一方、センサ取付部3は、切欠き溝2Cに
着脱可能に取付けられ、該センサ取付部3は、後述の回
転センサ7,8が取付けられると共に、回転体6と対向
する略C字状に形成されている。
【0019】4,4は流路2Dの途中位置に軸方向に間
隔をもって設けられた一対の偏向部材で、該各偏向部材
4は、流路2D内に呼吸気が流れるときに、この呼吸気
を渦流に変換するものである。
【0020】ここで、各偏向部材4は、流路2Dの軸中
心付近に設けられたハブ部4Aと、該ハブ部4Aから半
径方向外側に渦巻状に延びる例えば6枚の渦巻状羽根部
4Bと、該渦巻状羽根部4Bの先端側に設けられ把持筒
部2Aの内周面に取り付けられる略円筒状の外枠部4C
とによって構成されている。また、一対の偏向部材4の
うち、マウスピース部2B側に位置する偏向部材4に
は、マウスピース部2B側から回転体6に向かって唾液
等が飛散するのを防止するためのフィルタ4Dが設けら
れている。
【0021】そして、各偏向部材4は、ケーシング1内
に位置して切欠き溝2Cの軸方向両端側に設けられ、そ
のハブ部4Aにはピボット軸受5が固着されている。ま
た、2個の偏向部材4は、その間に回転体6を挟むと共
に、互いに対向するピボット軸受5によって回転体6を
回転可能に軸支している。
【0022】6は一対の偏向部材4,4間に位置して偏
向部材4からの渦流によって回転する回転体で、該回転
体6は、流路2D内に位置して偏向部材4のピボット軸
受5に回転可能に軸支された回転軸6Aと、該回転軸6
Aを中心に半径方向に180°対向して延びる平板状と
なった2片の羽根部6Bと、該羽根部6Bの先端に略T
字状をなして設けられ羽根部6Bに直交して設けられた
板状片からなる過回転防止片6Cとから構成されてい
る。
【0023】そして、前記回転体6は、ケーシング1の
把持筒部2A内に配置されると共に、切欠き状に開口し
た切欠き溝2Cを臨む位置に設けられ、後述する回転セ
ンサ7,8に対向している。
【0024】また、回転体6は、僅かな呼気または吸気
によって図4中の矢示A方向または矢示B方向に回転可
能となるように軽量化されている。このため、回転軸6
Aは、例えば金属製の針状部材によって形成され、流路
2Dの軸線O−O上に配置されると共に、その両端側は
摩擦抵抗を低減するために尖っている。一方、2片の羽
根部6Bは、例えば1枚の金属製の平板状部材によって
形成され、該平板状部材の中央に設けられた切込み6B
1 に回転軸6Aを挿通することによって、回転軸6Aに
対して平行に延びている。そして、羽根部6Bは、図4
中に矢示A,B方向に示すように偏向部材4による渦流
を受承し、矢示A,B方向に回転するものである。
【0025】一方、過回転防止片6Cは、羽根部6Bの
先端に位置して羽根部6Bを挟んで回転方向の両側に略
対称に延び、羽根部6Bとほぼ同じ軸方向長さ寸法を有
している。このため、過回転防止片6Cは、回転体6が
回転するときには、過回転防止片6Cが設けられていな
いときに比べて空気抵抗を増大させる。これにより、過
回転防止片6Cは、渦流が停止したときには回転体6の
回転を速やかに停止させ、回転体6の過回転を防止する
ものである。
【0026】7,8はセンサ取付部3に取付けられた第
1,第2の回転センサで、該回転センサ7,8は略C字
状に延びるセンサ取付部3の左,右に配置されている。
そして、第1の回転センサ7は、センサ取付部3の中央
部左側に設けられたLED(発光ダイオード)等からな
る第1の発光器7Aと、センサ取付部3の左側先端に設
けられ該発光器7Aからの光を受光するフォトトランジ
スタ等からなる第1の受光器7Bとによって構成されて
いる。また、第2の回転センサ8も第1の回転センサ7
とほぼ同様に構成され、センサ取付部3の右側先端に設
けられた第2の発光器8Aと、センサ取付部3の中央部
右側に設けられ該発光器8Aからの光を受光する第2の
受光器8Bとによって構成されている。
【0027】また、2つの発光器7A,8Aは、互いに
回転軸6Aを中心にして略対称となる位置に配置されて
いる。同様に、受光器7B,8Bも互いに回転軸6Aを
中心にして略対称となる位置に配置されている。これに
より、第1の発光器7Aからの光と第2の発光器8Aか
らの光とが干渉することがなく、第1の発光器7Aから
の光を第1の受光器7Bによって受光できると共に、第
2の発光器8Aからの光を第2の受光器8Bによって受
光できる。
【0028】そして、回転センサ7,8は、駆動電源、
演算回路等(いずれも図示せず)に接続され、該演算回
路は、受光器7B,8Bから出力される検出信号に基づ
き呼吸流量を演算するものである。
【0029】即ち、発光器7A,8A、受光器7B,8
Bは、左,右対称となった略ハ字状に配置され、発光器
7A,8Aと受光器7B,8Bとの間には回転体6の羽
根部6Bが通過可能となっている。
【0030】そして、発光器7Aと受光器7Bとの間に
回転体6の羽根部6Bが位置したときには、発光器7A
による光は羽根部6Bによって遮断されるから、受光器
7Bは発光器7Aによる光を受光できなくなる。一方、
発光器7Aと受光器7Bとの間に羽根部6Bが位置して
いないときには、受光器7Bは、発光器7Aによる光を
遮断されることなく受光する。
【0031】同様に、発光器8Aによる光も羽根部6B
によって断続的に遮断されるから、受光器8Bは、発光
器8Aによる光を断続的に受光することになる。そし
て、受光器7B,8Bは発光器7A,8Aからの光の受
光に応じて電圧信号等の検出信号を出力するから、回転
体6の回転に応じて変化する検出信号によって流路2D
内を通過する呼吸流量を計測することができる。
【0032】また、受光器7Bと受光器8Bが検出信号
を出力する時期が回転体6の回転方向によって相違する
から、演算回路は、受光器7B,8Bの検出信号を比較
することによって呼気、吸気の判別を行うことができ
る。
【0033】本実施の形態による呼吸流量・流速計測装
置は上述の如き構成を有するもので、次にその作動につ
いて説明する。
【0034】まず、呼吸流量を計測するときには、ケー
シング1のマウスピース部2Bを被検者がくわえる。そ
して、被検者が呼吸をするのに伴ってケーシング1の流
路2Dには呼吸気が流れる。このとき、流路2Dには偏
向部材4が取り付けられているから、流路2Dを流れる
呼気、吸気は、偏向部材4によって渦流に変換され、2
個の偏向部材4間を流通する。そして、この渦流は、回
転体6の羽根部6B、過回転防止片6Cによって受承さ
れるから、呼気が流れるときには、回転体6は図4中の
矢示A方向に回転し、吸気が流れるときには、回転体6
は図4中の矢示B方向に回転する。
【0035】また、回転体6には回転センサ6が対向し
て設けられ、回転センサ6の発光器7A,8Aと受光器
7B,8Bとの間の光を回転体6の羽根部6Bが断続的
に遮断するから受光器7B,8Bは、回転体6の回転数
に応じたパルス状の検出信号が出力される。そして、演
算回路は受光器7B,8Bからの検出信号を演算処理す
ることによって回転体6の回転数、回転速度を演算し、
呼吸流量を算出する。また、受光器7Bと受光器8Bと
の検出信号を比較することによって、回転体6の回転方
向を判定し、呼気、吸気のいずれであるかを判別する。
これにより、被検者の呼吸流量を計測することができ
る。
【0036】ここで、回転体6は、僅かな呼気、吸気を
も検出できるようにするため、回転に対する抵抗が小さ
くなっている。このため、例えば大きく深呼吸したとき
のように、呼気と吸気とが切り換わるときに流路2D内
を呼吸気が流れない状態となっても、回転体6が慣性に
よって回転し続ける傾向がある。
【0037】しかし、本実施の形態では、回転体6には
羽根部6Bの先端に過回転防止片6Cを設けているか
ら、流路2D内に呼吸気が流通せず、回転体6の羽根部
6Bが渦流を受承しないときには、過回転防止片6Cに
よって空気抵抗が増大する。この結果、回転体6は呼吸
気の流通停止に伴って速やかに停止する。
【0038】一方、流路2D内に僅かな呼吸気が流通す
るときには、羽根部6Bに加えて過回転防止片6Cによ
っても偏向部材4による渦流を受承するから、過回転防
止片6Cによって空気抵抗に抗して回転体6は回転す
る。このため、微小な呼気、吸気も確実に検出すること
ができる。
【0039】かくして、本実施の形態によれば、回転体
6を回転軸6A、羽根部6B、過回転防止片6Cとから
構成したから、過回転防止片6Cによって回転体6の過
回転を防止することができる。このため、呼吸気の流通
が停止したときには回転体6を速やかに停止させること
ができ、呼吸流量を正確に計測することができる。
【0040】また、過回転防止片6Cを羽根部6Bを挟
んで回転方向の両側に略対称に延びる構成としたから、
過回転防止片6Cは、回転体6の回転方向に関係なく回
転体6の空気抵抗を増大させ、回転体6の過回転を防止
することができる。
【0041】なお、前記実施の形態では、過回転防止片
6Cを羽根部6Bの先端にT字状をなして形成するもの
としたが、本発明はこれに限らず、図7に示す第1の変
形例のように、羽根部6Bから径方向外側に向けて斜め
に延びるY字状の過回転防止片11を設ける構成として
もよい。また、図8に示す第2の変形例のように、羽根
部6Bから径方向内側に向けて斜めに延びる過回転防止
片21を設ける構成としてもよい。さらに、過回転防止
片は必ずしも平板状に形成する必要はなく、図9に示す
第3の変形例のように湾曲した過回転防止片31として
もよい。
【0042】また、前記実施の形態では、回転体6は2
片の羽根部6Bを有するものとしたが、本発明はこれに
限らず、3片以上の羽根部を有する構成としてもよい。
このように、羽根部の数を増加した場合には、流路2D
内をより微小な呼吸気が流通するときでも、回転体を回
転させることができ、検出感度を向上させることができ
る。
【0043】また、前記実施の形態では、2片の羽根部
6Bは1枚の平板状部材を用いて形成する場合を例示し
たが、回転軸6Aには別部材からなる複数片の羽根部を
例えばろう付、接着等の手段で取り付ける構成としても
よい。
【0044】さらに、過回転防止片6C(11,21,
31)は、羽根部6Bと一体に形成するものとして図示
したが、羽根部6Bには別部材からなる過回転防止片6
Cを例えばろう付、接着等の手段で取り付ける構成とし
てもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、回転体を流路内に回転可能に軸支された回転軸
と、該回転軸から延びる板状の羽根部と、該羽根部の先
端に設けられた過回転防止片とによって構成したから、
流路内を呼吸気が流れないときには、過回転防止片によ
って、回転体を速やかに停止することができ、呼吸流量
を正確に計測することができる。
【0046】また、請求項2の発明によれば、過回転防
止片を羽根部の先端に位置し羽根部を挟んで回転方向の
両側に略対称に延びる板状片により形成したから、過回
転防止片は、回転体の回転方向に関係なく、呼吸気の流
れがない場合は特に回転体の空気抵抗を増大させ、回転
体の過回転を防止することができる。
【0047】また、請求項3の発明によれば、過回転防
止片を羽根部の先端部分にT字状またはY字状となるよ
うに形成したから、羽根部の先端部分にT字状またはY
字状に形成した過回転防止片によって回転体の空気抵抗
を増大させることができ、回転体を過回転することなく
速やかに停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態による呼吸流量・流速計測装置を示
す縦断面図である。
【図2】実施の形態による呼吸流量・流速計測装置を示
す図1の左側面図である。
【図3】実施の形態による呼吸流量・流速計測装置を分
解して示す分解正面図である。
【図4】回転体、回転センサ等を示す図1中の矢示IV−
IV方向からみた断面図である。
【図5】回転体を拡大して示す斜視図である。
【図6】回転体を拡大して示す断面図である。
【図7】第1の変形例による回転体を拡大して示す断面
図である。
【図8】第2の変形例による回転体を拡大して示す断面
図である。
【図9】第3の変形例による回転体を拡大して示す断面
図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2D 流路 4 偏向部材 6 回転体 6A 回転軸 6B 羽根部 6C,11,21,31 過回転防止片 7,8 回転センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01P 5/06 G01P 5/06 X

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼気または吸気が流れる流路を有する筒
    状のケーシングと、該ケーシングの流路途中に軸方向に
    間隔を置いて設けられ呼気または吸気を渦流とする一対
    の偏向部材と、該各偏向部材間に設けられ渦流によって
    回転する回転体と、該回転体の近傍に設けられ該回転体
    の回転を検出する回転センサとからなる呼吸流量・流速
    計測装置において、前記回転体は、前記流路内に回転可
    能に軸支された回転軸と、該回転軸に設けられ該回転軸
    を中心に半径方向に延びる平板として形成された羽根部
    と、該回転体の過回転を防止するために該羽根部の先端
    に設けられた過回転防止片とから構成したことを特徴と
    する呼吸流量・流速計測装置。
  2. 【請求項2】 前記過回転防止片は、前記羽根部の先端
    に位置し前記羽根部を挟んで回転方向の両側に略対称に
    延びる板状片により形成してなる請求項1に記載の呼吸
    流量・流速計測装置。
  3. 【請求項3】 前記過回転防止片は、前記羽根部の先端
    部分にT字状またはY字状となるように形成してなる請
    求項1または2に記載の呼吸流量・流速計測装置。
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Cited By (9)

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JP2007029258A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Minato Ikagaku Kk 肺機能検査装置
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