JP2000293704A - 3次元データ表示装置及び3次元データ表示方法並びに情報記録媒体 - Google Patents

3次元データ表示装置及び3次元データ表示方法並びに情報記録媒体

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JP2000293704A
JP2000293704A JP11095999A JP9599999A JP2000293704A JP 2000293704 A JP2000293704 A JP 2000293704A JP 11095999 A JP11095999 A JP 11095999A JP 9599999 A JP9599999 A JP 9599999A JP 2000293704 A JP2000293704 A JP 2000293704A
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Kazuo Yamada
和夫 山田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 演算量が少なく簡易で3次元上の所定箇所を
容易に指示可能とすること。 【解決手段】 表示装置10は、3次元座標で表現の3
次元データを、2次元平面である画面に表示する。直交
するXYZ座標からなる3次元空間内の複数のXY座標
からなる2次元平面で切断した切断面データを作成する
切断面データ作成手段12と、複数の切断面データを、
その切断面データを作成する際の3次元空間内の所定位
置に配置し、該空間内に配置した切断面データを、2次
元平面で3次元の座標値の少なくとも1つが異なる切断
面データをその異なる座標値に対応させ夫々異なる位置
に投影させる平面に投影し、前記画面に表示する表示デ
ータを切断面データごとに作成する表示データ作成手段
14と、前記表示データを前記画面に表示する表示手段
16と、これを制御し、各切断面データの表示データ
を、順次1個ごとに表示または非表示とする制御手段1
8と、を含む構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元データを表
示する装置及び3次元データを表示する方法並びに3次
元データの表示のためのステップを記録した情報記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、3次元データを2次元平面に表示
する装置が広く利用されている。例えば、医療分野にお
いて用いられるCTスキャン装置においては、臓器の3
次元的な形態をCRT等に表示する装置が広く利用され
ている。また、ゲーム装置や、各種シミュレーション装
置等、3次元データを2次元平面の画面上に表示する装
置は、広く活用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこれらの装置に
おいて、3次元データを表示させるためには、3次元デ
ータに基づき、光線追跡処理(レイトレーシング)を行
うことや、3次元物体の内部を表示させる場合には一定
の透明処理等が必要となっている。
【0004】そのため、従来の装置においては、3次元
データを画面上のデータ、すなわち2次元データに変換
する際の演算量が膨大なものとなり、表示に時間がかか
るという問題がある。
【0005】さらに、3次元データを画面上のデータに
変換することによって、奥行き方向の情報が失われてし
まうため、3次元空間における1点を指定するのが困難
となっている。2次元の画面上において、平面(2次
元)上の位置を指定するのは、従来から使用されている
各種ポインティングデバイスを使用すれば容易に実現で
きる。しかし、平面(2次元)上の1点を指定できて
も、その指定情報には奥行き方向の情報が含まれていな
い。したがって、3次元データにおける空間上の1点を
指定するには、奥行き方向の情報を別途何らかの手法に
よって指定する必要がある。例えば、ポインティングデ
バイスを用いて画面上の1点を指定した後、その奥行き
方向の情報をキーボード等を用いて数値で指定すること
などが考えられる。
【0006】しかしながら、このような手法では、3次
元空間上の1点を指定するための操作が煩雑であり、指
定作業を容易には行えない。
【0007】本発明は、以上のような課題に鑑みなされ
たものであり、演算量が少なく、簡易で、しかも、3次
元上の所定の箇所を容易に指定可能な3次元データ表示
装置及び3次元データ表示方法並びに情報記録媒体を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、3次元座標で表現された3次元データ
を、2次元平面である画面に表示する3次元データ表示
装置において、直交するXYZ座標からなる3次元空間
内の複数のXY座標からなる2次元平面で切断した切断
面の2次元画像である複数の切断面データを作成する切
断面データ作成手段と、前記複数の切断面データを、そ
の切断面データを作成する際に用いた3次元空間内の所
定位置に配置し、3次元空間内に配置した前記切断面デ
ータを、2次元平面であって、Z座標の異なる前記切断
面データをそのZ座標値に対応させてそれぞれ異なる位
置に投影させるようにした平面に投影し、前記画面に表
示するための表示データを前記切断面データごとに作成
する表示データ作成手段と、前記表示データを前記画面
に表示する表示手段と、前記表示手段を制御し、複数の
前記表示データををすべて表示させ、その後、前記画面
に対する視点に近い切断面データの表示データから、遠
い切断面データの表示データに向かって、順次、前記表
示データを非表示状態にさせる制御手段と、を含むこと
を特徴とする。
【0009】このような構成によれば、3次元空間の断
面図が順次画面に表示されることになる。したがって、
看者の脳内に断面図の残像が残ることによって、看者は
3次元的な物体の構造をその内部構造も含めて認識する
ことができる。特に、手前のものが順次消えていくこと
で、奥行き度が向上する3次元的画像となる。
【0010】また、他の発明は、3次元座標で表現され
た3次元データを、2次元平面である画面に表示する3
次元データ表示装置において、直交するXYZ座標から
なる3次元空間内の複数のXY座標からなる2次元平面
で切断した複数の切断面データを作成する切断面データ
作成手段と、前記複数の切断面データを、その切断面デ
ータを作成する際に用いた3次元空間内の所定位置に配
置し、3次元空間内に配置した前記切断面データを、2
次元平面であって、Z座標の異なる前記切断面データを
そのZ座標値に対応させてそれぞれ異なる位置に投影さ
せるようにした平面に投影し、前記画面に表示するため
の表示データを前記切断面データごとに作成する表示デ
ータ作成手段と、前記表示データを前記画面に表示する
表示手段と、前記切断面表示手段を制御し、前記画面に
対する視点から最も遠い切断面データの表示データか
ら、近い切断面データの表示データに向かって、順次、
前記表示データを表示させていく制御手段と、を含むこ
とを特徴とする。
【0011】このような構成によっても、3次元空間の
断面図が順次画面に表示されることになる。したがっ
て、看者の脳内に断面図の残像が残ることによって、看
者は3次元的な物体の構造をその内部構造も含めて認識
することができる。なお、手前側に順次表示されていく
ので、立体的な飛び出し感覚も得ることができる。
【0012】また、他の発明は、3次元座標で表現され
た3次元データを、2次元平面である画面に表示する3
次元データ表示装置において、3次元空間内の複数の2
次元平面で切断した切断面データを作成する切断面デー
タ作成手段と、前記複数の切断面データを、その切断面
データを作成する際に用いた3次元空間内の所定位置に
配置し、3次元空間内に配置した前記切断面データを、
2次元平面であって、3次元の座標値の少なくとも1つ
が異なる前記切断面データをその異なる座標値に対応さ
せてそれぞれ異なる位置に投影させるようにした平面に
投影し、前記画面に表示するための表示データを前記切
断面データごとに作成する表示データ作成手段と、前記
表示データを前記画面に表示する表示手段と、前記表示
手段を制御し、前記各切断面データの表示データを、順
次1個ごとに表示または非表示とする制御手段と、を含
むことを特徴とする。
【0013】このような構成によっても、3次元空間の
断面図が順次画面に表示されることになる。したがっ
て、看者の脳内に断面図の残像が残ったり、心理的な面
や記憶力や表示手段による残像効果を活用して、看者は
3次元的な物体の構造をその内部構造も含めて認識する
ことができる。
【0014】さらに、本発明は、切断面データ作成手段
は、3次元データを、原点からの距離r、回転角θ、仰
角φである極座標で定義された3次元空間内の原点を頂
点とする扇形平面で切断した切断面データを作成し、制
御手段は、切断面データの表示データを、回転角θ方向
に沿って順次1個ごとに表示させることを特徴とする。
【0015】このような構成によれば、扇形の断面図を
順次表示させたので、極座標表示が好ましいもの、例え
ばレーダ等の観測結果を良好に表示しうる。
【0016】また、他の発明は、3次元空間を所定の切
断面で切断した画像である切断面データと、前記所定の
切断面の位置情報と、を入力し、前記切断面データを2
次元平面である画面に表示する3次元データ表示装置で
あって、前記切断面データを、その切断面データを作成
する際に用いた前記切断面の位置情報に基づき3次元空
間内に配置し、前記配置した前記切断面データを、2次
元平面であって、3次元の座標値の少なくとも1つが異
なる前記切断面データをその異なる座標値に対応させて
それぞれ異なる位置に投影させるようにした平面に投影
し、前記画面に表示するための表示データを作成する表
示データ作成手段と、前記表示データを前記画面に表示
する表示手段と、を含むことを特徴とする。
【0017】このような構成によれば、切断面データと
その切断面データの位置とに基づき、任意の位置におけ
る断面図を順次表示させることができる。したがって、
看者の見たい部分を集中的に観察することができる。
【0018】さらに、本発明は、表示データ作成手段
は、コンピュータ上で動作するソフトウェアで実現され
ていることを特徴とする。
【0019】本発明においては、表示データ作成手段は
投影処理によって、表示データを作成している。したが
って、従来の透明処理等を使用する装置に比べて、演算
処理量が減り、コンピュータの負荷が減る。
【0020】また、他の発明は、3次元座標で表現され
た3次元データを、2次元平面である画面に表示する3
次元データ表示方法において、直交するXYZ座標から
なる3次元空間内の複数のXY座標からなる2次元平面
で切断した切断面の2次元画像である複数の切断面デー
タを作成する切断面データ作成工程と、前記複数の切断
面データを、その切断面データを作成する際に用いた3
次元空間内の所定位置に配置し、3次元空間内に配置し
た前記切断面データを、2次元平面であって、Z座標の
異なる前記切断面データをそのZ座標値に対応させてそ
れぞれ異なる位置に投影させるようにした平面に投影
し、前記画面に表示するための表示データを前記切断面
データごとに作成する表示データ作成工程と、前記表示
データを前記画面に表示する表示工程と、前記表示工程
を制御し、複数の前記表示データををすべて表示させ、
その後、前記画面に対する視点に近い切断面データの表
示データから、遠い切断面データの表示データに向かっ
て、順次、前記表示データを非表示状態にさせる制御工
程と、を含むことを特徴とする。
【0021】このような方法によれば、3次元空間の断
面図が順次画面に表示されることになる。したがって、
看者の脳内に断面図の残像が残ることによって、看者は
3次元的な物体の構造をその内部構造も含めて認識する
ことができる。特に、手前のものが順次消えていくこと
で、奥行き度が向上する3次元的画像となる。
【0022】さらに、他の発明は、3次元座標で表現さ
れた3次元データを、2次元平面である画面に表示する
3次元データ表示方法において、直交するXYZ座標か
らなる3次元空間内の複数のXY座標からなる2次元平
面で切断した切断面データを作成する切断面データ作成
工程と、前記複数の切断面データを、その切断面データ
を作成する際に用いた3次元空間内の所定位置に配置
し、3次元空間内に配置した前記切断面データを、2次
元平面であって、3次元の座標値の少なくとも1つが異
なる前記切断面データをその異なる座標値に対応させて
それぞれ異なる位置に投影させるようにした平面に投影
し、前記画面に表示するための表示データを前記切断面
データごとに作成する表示データ作成工程と、前記表示
データを前記画面に表示する表示工程と、前記表示工程
を制御し、前記各切断面データの表示データを、順次1
個ごとに表示または非表示とする制御工程と、を含むこ
とを特徴とする。
【0023】このような方法によっても、3次元空間の
断面図が順次画面に表示されることになる。したがっ
て、看者の脳内に断面図の残像が残ったり、心理的な面
や記憶力や画面の残像効果を活用して、看者は3次元的
な物体の構造をその内部構造も含めて認識することがで
きる。
【0024】また、上述した装置内の各手段で実行する
機能や、各方法における各工程を、ステップ化し、ソフ
トウェア処理させることができる。この場合、ソフトウ
ェアをプログラムとして記述し、フロッピーディスク、
コンパクトディスク、リムーバブルハードディスク等の
情報記録媒体に記録させることができる。この情報記録
媒体をコンピュータで読み取り実行させることで、3次
元データをコンピュータで制御されるモニターの2次元
平面に簡易かつ容易に表示させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を用いて説明する。なお、最初に、実施
の形態1を図1から図4に基づいて説明する。
【0026】図1には、本実施の形態1にかかる3次元
データ表示装置の構成ブロック図が示されている。この
図に示されているように、3次元データ表示装置10
は、切断面データ作成手段12と、表示データ作成手段
14と、表示手段16と、を備えている。また、3次元
データ表示装置10は、表示手段16を制御する制御手
段18を備えている。
【0027】与えられる3次元データは、3次元の直交
座標上で定義されており、具体的なデータもX、Y、Z
座標の座標値で表現されている。
【0028】切断面データ作成手段12は、この3次元
データを所定のXY平面(以下、切断面と呼ぶ)で切断
した断面の画像データを作成する。切断面は、複数枚用
意される。本実施の形態1においては、この切断面のZ
軸座標値が0、1、2、3、4、5・・・のように、一
定の間隔を有する複数の切断面が選定されている。
【0029】例えばZ軸座標値が0から49までである
50枚のXY平面が、切断面として選定されるとする。
このような複数の切断面で切断した画像データ13(す
なわち、断面図)を切断面データと呼ぶ。図2に、Z=
0の画像データ13の例を示す。
【0030】この画像データ13中に、立体表示したい
3次元物体の画像13aが含まれている。そして、Z=
1〜49の画像データ13は、4隅A、B、C、Dの位
置は固定されており、3次元物体画像13aのみが変化
するものとなっている。
【0031】表示データ作成手段14は、切断面データ
13を、画面に表示できる表示データ30に変換する。
画面は2次元平面であるため、この表示データ30は2
次元データである。3次元データを2次元の画面に表示
する場合には、一定の平面(投影面)への投影を行い、
この投影されたデータを取り出すことによって3次元デ
ータから2次元データ(表示データ30)への変換が通
常行われる。なお、この投影面に垂直な方向が視線とな
る。
【0032】さて、本実施の形態1においては、表示デ
ータ作成手段14は、まず、切断面データ13を3次元
空間上に斜視的位置関係となるように配置する。そし
て、3次元空間上に配置したこの切断面データ13を、
図3に示すように、2次元平面15に投影することによ
って2次元データへの変換を行い、画面に表示する表示
データ30を作成する。
【0033】この表示データ30は、2次元平面のX’
Y’座標を有するものとなる。例えば、図2の画像デー
タの左上隅Aは、X1’Y4’のデータを有するものと
なる。同様に、右上隅BはX2’Y3’、右下隅CはX
2’Y1’、左下隅DはX1’Y2’となる。
【0034】本実施の形態1において特徴的なことは、
切断面データ13を投影面に投影して、表示データ30
を得ていることである。基になる切断面データ13が3
次元データであるため、この投影処理は3次元データで
ある切断面データ13をアフィン変換する処理となる。
したがって、3次元データを歪める等の処理によってこ
の投影処理が行われることになる。その結果、従来の3
次元処理に比べて演算量が減少し、迅速に表示データ3
0を作成することができる。
【0035】表示データ作成手段14は、各切断面デー
タ13ごとに上記処理を行い、表示データ30を作成す
る。具体的には、切断面データ13を斜視化し、Z軸座
標値の値によって、投影する位置を少しずつずらす処理
を行っている。すなわち、図3に示す4隅A、B、C、
DのX’Y’座標値が少しづつ大きな値を取るように処
理される。
【0036】次に、表示手段16が、このようにして作
成した表示データ30をディスプレイ20に表示する。
この表示手段16は、制御手段18の制御を受けて、制
御手段18が出力する指示に基づき、表示データ30の
表示/非表示を行う。
【0037】本実施の形態1において、制御手段18
は、表示手段16の制御を行う。制御手段18は、まず
すべての表示データ30をディスプレイ20に表示する
ように表示手段16に指示する。これによって、表示手
段16はすべての表示データ30を画面に表示する。
【0038】次に、制御手段18は、画面に対する視点
に近い表示データ30から順に画面上から消していくよ
うに表示手段16を制御する。視点に最も近い表示デー
タ30を消すことによって、その次に視点から近い表示
データ30が画面に現れる。この表示データ30も消さ
れれば、さらにその次に視点から近い表示データ30が
画面に表示される。
【0039】これによって、3次元データの断面が次々
に画面に表示されていくことになる。この消していく速
度を十分に速めれば、消される前の表示データ30の残
像が人間の脳内に残っているため、看者は3次元データ
をその内部まで含めて認識することができる。
【0040】以下、本実施の形態1の動作をより詳細に
説明する。
【0041】図4には、本実施の形態1にかかる3次元
データ表示装置10のディスプレイ20の画面の様子を
表す説明図が示されている。
【0042】この図に示されているように、画面は2次
元のX’Y’座標軸を有するものであり、その画面内に
3次元を表す3本の座標軸に基づき描かれている。そし
て、複数の表示データ30、すなわち複数の切断面で3
次元データを切断した切断断面図13から2次元変換さ
れた画像が表示されている。各表示データ30の3次元
上のZ座標値は、上述したようにZ=0、1、2、・・
・、49である。
【0043】まず、すべての表示データ30がディスプ
レイ20の画面に示される。すると、図に示されている
ように、視点に最も近いZ=0の位置の表示データ30
は欠けることなく表示されるが、それ以外の表示データ
30は、より近い表示データ30に隠されてしまい、縁
の一部しか画面には表示されない。
【0044】この状態から、制御手段18は、視点に最
も近いZ=0の位置の表示データ30を非表示状態にす
る。すなわち、画面から消すのである。すると、今度
は、Z=1の位置の表示データ30がX’Y’座標軸で
わずかにずれた位置に欠けることなくすべて表示される
ことになる。その他の2以上のZ座標値を有する表示デ
ータ30は、いずれもより視点に近い表示データ30に
隠されて、縁の一部しか画面に表示されていない。
【0045】以下、Z座標値の小さい表示データ30か
ら、Z座標値の大きい表示データ30に向かって、順次
一定の時間間隔で表示データ30を消していく。時間間
隔が十分に短ければ、看者の脳内に消される前の表示デ
ータ30の残像が残っているため、3次元的な物体の様
子を、その内部まで含めて看者は認識することができ
る。
【0046】なお、表示データ30を消す時間間隔は、
制御手段18に接続されているキーボード22を用いて
看者が自由に設定することができる。また、切断面のZ
軸方向の間隔も、このキーボード22を用いて看者が自
由に設定することができる。
【0047】次に、3次元上の位置指示について説明す
る。本実施の形態1においては、3次元データの様子を
その内部も含めて看者に立体的に認識させることができ
るが、3次元座標上の1点を看者が指示することも容易
である。
【0048】上述したように、制御手段18にはキーボ
ード22が接続されており、このキーボード22によっ
て看者は制御手段18制御し、表示の仕方を制御するこ
とができる。例えば、表示データ30を視点から近い位
置から順次消していく場合に、最後のZ=49の位置に
ある表示データ30まですべて消さずに、任意の位置の
表示データ30まで消させることも可能である。看者が
Z=20を指示することによって、Z=19までの表示
データ30が消された時点で、表示データ30が消える
のを停止させることができる。すると、画面上にはZ=
20の位置にある表示データ30、すなわち断面図が現
れる。これによって、看者は、任意のZ座標値にある断
面図を自由に観察することができる。
【0049】また、表示データ30を一定時間間隔で消
していくのではなく、単に看者の見たい位置の表示デー
タ30(断面図)を表示させることも好ましい。例え
ば、看者がキーボード22からZ=20を入力すること
によって、Z=0からZ=19までの20枚の表示デー
タ30をすべて一度に消し去り、画面上にZ=20の位
置にある表示データ30が現れるように構成することも
好ましい。このように構成すれば、看者は、見たい位置
の断面図を自由に見ることができる。
【0050】このように、本実施の形態1では、任意の
位置にある表示データ30が画面上に現れるように構成
することができる。これを利用して、本実施の形態1で
は、看者が3次元座標上の任意の位置を指示することが
可能である。まず、看者は指示したい位置のZ座標値を
キーボード22を用いて入力し、上述したようにそのZ
座標値の表示データ30を画面に表示させる。そして、
看者は画面の断面図上で所望のX’、Y’座標を指示す
るのである。これによって、元の3次元上のXY座標を
指示することができる。このような操作によって看者は
3次元空間上の任意の位置を容易に指示することが可能
である。
【0051】次に、実施の形態1の第1の変形例につい
て説明する。
【0052】実施の形態1においては、表示データ30
を視点に近い方から順次消していったが、逆に視点から
遠い表示データ30から順次表示していく手法も好まし
い。この場合には、制御手段18は、まずディスプレイ
20の画面上にはなにも表示データ30を表示しないよ
う表示手段16に指示する。次に、制御手段18は、視
点から最も遠い位置にある表示データ30(先の例では
Z=49の表示データ30)を表示するよう表示手段1
6に指示する。以下、一定の時間間隔で順次表示データ
30を表示させていけば、実施の形態1と同様に、3次
元データの断面図が次々に画面上に表示される。したが
って、上述の例と同様に、連続する断面図が脳内に残っ
ているため、看者は3次元データをその内部の様子も含
めて認識することができる。
【0053】次に、実施の形態1の第2の変形例につい
て説明する。
【0054】実施の形態1は、画面上に断面図である表
示データ30を順次表示させ、看者の脳内に断面図の残
像が残ることを利用して、容易に看者に3次元データの
認識を行わせるものである。しかし、残像を利用せず
に、単に断面図を1枚ごとに順次表示することも好まし
い。例えば、Z=0の位置にある表示データ30を表示
させ、残像が消失する一定時間後に、この表示データ3
0を消してZ=1の位置にある表示データ30を表示さ
せる。さらに、一定時間後に、この表示データ30を消
してZ=2の位置にある表示データ30を表示させる。
以下、同様の処理を繰り返すことによって、断面図を順
次画面上に表示させることができる。この処理では、立
体的画像は得られないが、看者の心理的、記憶的な面で
は立体画像となる。
【0055】次に、実施の形態1の第3の変形例につい
て説明する。
【0056】図4に示した説明図においては、Z=0の
位置にある表示データ30のみが画面に表示され、その
他の位置にある表示データ30はその縁のみが画面上に
表示されている。このように、表示データ30は、その
背景(3次元物体画像13aが存在しない空間)部分も
含めて、不透明な画像データである。
【0057】しかし、3次元物体画像13aが存在しな
い背景部分を透明とすることも好ましい。このように背
景を透明にすれば、Z=0の位置にある表示データ30
のみが画面に表示されている状態において、その後方に
あるZ=1、2、3、4の位置の表示データ30の3次
元物体画像13aの前方位置の画像と重ならない部分の
画像が画面上に表示されることになる。したがって、背
景を透明にすれば、3次元物体の斜め前方から見た状態
に近似した図が得られ、その外観を観察しながら順次そ
の断面図を見ることができる。
【0058】次に、本発明の実施の形態2について図5
に基づいて説明する。
【0059】実施の形態1では断面図をZ軸方向に移動
させたが、移動方向は種々の方向が考えられる。本実施
の形態2は、断面図を円周方向に回転移動させた場合の
例となっている。
【0060】本実施の形態2にかかる3次元データ表示
装置の構成ブロック図は図1と基本的に同様であるが、
座標がXYZ直交座標ではなく、極座標を用いている。
以下、詳細に説明する。
【0061】与えられる3次元データは、3次元の極座
標(r、θ、φ)上で定義されており、具体的なデータ
も極座標の座標値で表現されている。ここで、rは原点
からの距離であり、θは回転角であり、φは仰角であ
る。
【0062】切断面データ作成手段12は、この3次元
データを所定のθにおける扇形平面(以下、この扇形平
面を本実施の形態2では切断面と呼ぶ)で切断した断面
の画像データを作成する。切断面は、本実施の形態2で
は360枚用意する。本実施の形態2においては、この
切断面のθ座標値が0、1、2、3、4、5・・、35
9(度)のように、1度間隔で360枚の扇形の切断面
が選定されている。
【0063】この扇形の切断面の説明図が図5に示され
ている。この図は、本実施の形態2にかかる3次元デー
タ表示装置のディスプレイ22の画面の様子を表す説明
図でもある。まず、画面には極座標の原点を通る水平面
50が描かれている。この水平面50は、図5に示すよ
うに、ディスプレイ22には楕円形として表示される。
すなわち水平面50は後方が前方に対して約30度上昇
させられ、その状態で垂直に立設された2次元の平面に
投影されたものとなっている。そして、θ=0の位置に
ある同様な方法で処理された扇形の切断面52が図中に
示されている。この切断面52の頂角は、図に示した例
では20度〜50度程度に選ばれており、かつ、水平面
50の上方に位置している。
【0064】本実施の形態2では、図5に示されたよう
な扇形の切断面がθ=0からθ=359まで、1度刻み
に用意されている。切断面データ作成手段12は、この
ような切断面用いて切断面データを作成する。
【0065】表示データ作成手段14は、実施の形態1
と同様に前記切断面データを、画面に表示できる表示デ
ータに変換する。この変換処理は、実施の形態1と同様
であり、上述したように切断面データを3次元空間上の
位置に配置し、所定の投影面に投影することによって2
次元データを作成している。この結果、本実施の形態で
は360個の表示データが作成される。この処理は上述
したように、画像データの後方を前方に対して約30度
上方へ傾け、その3次元状態の画像データを垂直な2次
元平面に投影することによって得られる投影画像を2次
元的に処理することによって行われる。
【0066】次に、表示手段16が、このようにして作
成した表示データを、制御手段18の指示に基づきディ
スプレイ20に表示する。
【0067】さて、本実施の形態2において、制御手段
18は、表示手段16の制御を行う。制御手段18は、
まずθ=0の位置にある表示データをディスプレイ20
に表示するように表示手段16に指示する。これによっ
て、図5に示されている位置の表示データが表示され
る。
【0068】次に、一定時間経過後、制御手段18は、
θ=0の位置にある表示データを消すよう表示手段16
に指示を出すとともに、θ=1の位置にある表示データ
を表示するよう表示手段16に指示を出す。さらに、一
定時間経過後、制御手段18は、θ=1の位置にある表
示データを消すよう表示手段16に指示を出すととも
に、θ=2の位置にある表示データを表示するよう表示
手段16に指示を出す。
【0069】以上の処理を繰り返すことにより、原点を
中心とする断面図が次々に画面上に表示されることにな
る。その結果、実施の形態1と同様に、一度表示され所
定時間経過後に消された断面図が看者の脳内に残像とし
て残ることによって、看者は3次元データの立体的な様
子を認識することができる。
【0070】例えば、本実施の形態2のように、断面図
を円周方向に移動させる手法はレーダ画像に応用するこ
とが好ましい。レーダは、一般に空中の対象物を補足す
るが、この対象物は3次元的な位置の情報を有してい
る。これらの3次元的な情報は、距離、方位角、仰角で
表現される場合が多い。このように極座標で表現された
3次元データの表示には、実施の形態1の手法よりも、
本実施の形態2にかかる3次元データ表示装置の方がよ
り演算が容易であり、迅速な処理が行えるとともに、看
者にとって見易いものとなる。もし、実施の形態1にか
かる3次元データ表示装置をこのような極座標で表現さ
れた3次元データに応用しようとした場合には、極座標
データを一度直交座標形式に変換等する必要があり、演
算量が増大してしまう可能性がある。
【0071】なお、本実施の形態2においては、表示デ
ータを表示する際、実施の形態1と同様に枠を表示して
いる。この枠53を表示することによって、現在表示さ
れている断面図が回転角θがどの値の時の断面図である
か看者が知ることができ、3次元的な構造を知ることが
できる。さらに、本実施の形態では、表示データの枠5
3を示さずに、扇形の表示データの扇形部分を淡色表示
することも好ましい。
【0072】また、本実施の形態2では、扇形の切断面
及び表示データを採用したが、その頂角は何度でもかま
わないし、水平面50の下方にまで伸展していてもよ
い。さらに、切断面や表示データの形状も扇形でなく長
方形等でもかまわない。また、水平面50を傾斜させず
に、平面上では単なる水平か一直線となるように構成し
ても良い。この場合、切断面が前面側を走査していると
きと後側を走査しているときの色合いを変えるようにす
ると、立体感が一層はっきりして好ましい。
【0073】また、表示データを切り替える時間間隔等
のパラメータは、実施の形態1と同様に制御手段18に
接続されているキーボード22から看者が行う。また、
表示データが表示されていく回転方向も、看者がキーボ
ード22から入力することによって制御可能である。
【0074】また、3次元空間上の1点を看者が指示す
ることも、実施の形態1と同様である。看者が3次元空
間上の1点を指示する場合には、指示したい位置の回転
角θをキーボード22から入力し、ディスプレイ20の
画面上にその回転角θの表示データを表示させる。そし
て、看者は、画面上で所定のポインティングデバイスを
用いて所望の1点を指示する。この指示によって、原点
からの距離r、仰角φを得ることができると共に指示す
ることができる。このように、本実施の形態2によれ
ば、看者が容易に3次元空間上の1点の極座標値を得る
ことができ、その指示によって、その点の極座標を入力
することもできる装置が得られる。
【0075】次に、本発明の実施の形態3について、図
6及び図7に基づいて説明する。
【0076】これまで述べた実施の形態1や2において
は、断面図をある一定の規則に基づいて移動させながら
表示することによって3次元データを表示していた。例
えば、実施の形態1では断面図をその断面に垂直な方向
に平行移動させていた。また、実施の形態2では扇形の
断面図をその扇形の頂点を中心として一定角度ごとに回
転移動させていた。
【0077】しかし、断面図(表示データ)の移動方向
及び距離を、看者が任意にリアルタイムに調整したい場
合がある。例えば医療用の超音波診断装置等において
は、超音波プローブを検査者が「手」で自由に移動させ
て患者の体内を検査する場合がある。このような検査に
おいては、得られる断面図の位置は検査者がリアルタイ
ムに自由に設定できる。
【0078】本実施の形態3は、このような断面図をリ
アルタイムに任意に変更させる用途に応用した場合の例
である。
【0079】本実施の形態3にかかる3次元データ表示
装置の構成ブロック図が図6に示されている。この図に
示されているように、3次元データ表示装置60は、表
示データ作成手段62と、表示手段64と、を備えてい
る。
【0080】表示データ作成手段62には、外部からリ
アルタイムに切断面データが供給される。例えば医療用
の超音波診断装置においては、超音波プローブで得られ
たエコー画像の他に、超音波プローブの向き等の情報が
出力される。ここで、エコー画像は、従来の超音波診断
装置で表示されていた画像データであり、これをそのま
ま切断面データとして利用可能である。
【0081】また、超音波プローブの向きなどの位置情
報に基づき、その切断面データの3次元空間内における
位置を知ることができる。この向き等の位置情報を利用
して、表示データ作成手段62は、実際の画面に表示す
べきデータを作成する。
【0082】すなわち、表示データ作成手段62は、切
断面データを位置情報に基づきアフィン変換し、実際の
画面に表示すべきデータを作成する。
【0083】本実施の形態3において特徴的なことは、
切断面データの3次元空間上の位置が外部から与えられ
ることである。表示データ作成手段62は、この与えら
れた3次元空間上の位置に切断面データを配置し、所定
の投影面に投影することによって表示データを作成して
いる。
【0084】表示手段64は、作成された表示データ
を、ディスプレイ64に表示する。図7には、本実施の
形態3にかかる3次元データ表示装置60のディスプレ
イ66の画面の様子を表す説明図が示されている。
【0085】この図に示されているように、ディスプレ
イ66には、直交座標を表す補助線70と、1枚の扇形
の表示データ72が示されている。この補助線70は表
示手段64が表示データ72を表示する際に併せて画面
に表示されるものであり、看者が3次元的な構造を認識
するに当たっての補助となるものである。
【0086】なお、図7に示されている例は、本実施の
形態3の3次元データ表示装置60を、超音波診断装置
に適用した例を示すものであるため、その表示データ7
2も扇形をしている。ただし、断面図としては扇形であ
るが、上述したように表示データ72に変換する際に歪
める等の変形処理を行っているため、ディスプレイ66
に表示される表示データ72自体は正確な扇形とはなっ
ていない。また、その他の装置に適用した場合には、断
面図の形状は長方形等種々の形状を取りうる。
【0087】本実施の形態3にかかる3次元データ表示
装置においては、図7に示した表示データ72の位置
が、超音波診断装置の操作者が超音波プローブを走査さ
せることによって移動する。この移動は、超音波プロー
ブの移動と連動しており、操作者は、例えば観察したい
部分を集中的に超音波プローブを走査することによっ
て、所定部分だけを詳しく検査することが可能となる。
【0088】なお、本実施の形態3においては、1個の
表示データを表示して次の表示データを表示するまでの
時間間隔は、外部から切断面データが供給されてくる時
間間隔となる。
【0089】本実施の形態3においては、外部から切断
面データだけでなく、その切断面データの3次元空間上
の位置までも供給されており、その位置に基づき表示デ
ータを作成したので、看者が任意の部分の3次元的な構
造を観察することができる。また、看者が超音波プロー
ブを走査する方向も任意に選択できるため、図7に示し
たように、表示データの移動方向も看者の任意とするこ
とができる。
【0090】上述の各実施の形態は、本発明の好適な実
施の形態の例であるが、本発明の要旨を逸脱しない限
り、種々変更実施可能である。例えば、上述の各実施の
形態では、脳内の残像現象を利用して立体感を出すよう
にしたが、表示部の画面による残像効果を利用したり、
また、両者を併用して看者の3次元的認識を助けるよう
にしても良い。なお、画面による残像効果とは、たとえ
ば、表示画面を消してゆくときに、新しい画面を単純に
表示するのではなく、1つ前の画面を30%程の濃さで
表示させ、2つ前の画面を10%程の濃さで表示させ、
3つ前の画面を3%程の濃さで表示させるというよう
に、古い画面の情報を残しておくもので、画像信号に電
気的な処理を施すことによって残像と類似な働きを行う
ものをいう。
【0091】また、上述の各実施の形態では、装置とし
ての例を説明したが、各手段内で処理している機能は、
それぞれ所定の工程やステップでも説明することができ
る。このため、各手段内で行う内容を方法の1ステップ
として把え、上述した各実施の形態を3次元データを2
次元平面に表示させる3次元データ表示方法としても把
握することができる。さらに、各実施の形態で示す切断
面データ作成手段12、表示データ作成手段14、6
2、表示手段16、64、制御手段18としては、それ
ぞれ別個の回路で構成しても良いが、中央演算処理装置
(CPU)ですべての手段の機能を行わせるようにする
のが好ましい。
【0092】また、上述した各実施の形態の装置が行う
処理をプログラム化しコンピュータに実行させても良
い。そのプログラムはを、コンパクトディスク等の情報
記録媒体に記憶させたり、所定のハードディスクに通信
等を介してインストールしたり、表示処理をするときの
み通信等を介して読み込んで表示処理し、処理後はサー
バ等に戻すようにすることが可能である。
【0093】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の3次元デー
タ表示装置等によれば、3次元空間中の物体の断面図が
順次画面に表示されるため、看者の脳内の残像等によっ
て看者は物体の内部構造まで含めた立体構造を認識する
ことができる。しかも、演算量が少なく、簡易で、3次
元上の所定の箇所を容易に指定可能な3次元データ表示
装置及び3次元データ表示方法並びに情報記録媒体を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1にかかる3次元データ表示装置
の構成ブロック図である。
【図2】図1の3次元データ表示装置中の切断面データ
作成手段によって形成される画像データの例を示す図で
ある。
【図3】図1の3次元データ表示装置中の表示データ作
成手段によって形成される表示データの例を示す図であ
る。
【図4】図1の3次元データ表示装置のディスプレイの
画面の様子を表す説明図である。
【図5】本実施の形態2にかかる3次元データ表示装置
のディスプレイの画面の様子を表す説明図である。
【図6】本実施の形態3にかかる3次元データ表示装置
の構成ブロック図である。
【図7】図6の3次元データ表示装置のディスプレイの
画面の様子を表す説明図である。
【符号の説明】
10 3次元データ表示装置 12 切断面データ作成手段 13 画像データ(切断面データ) 14 表示データ作成手段 16 表示手段 18 制御手段 20 ディスプレイ 30 表示データ 50 極座標の原点を通る水平面 52 切断面 60 3次元データ表示装置 62 表示データ作成手段 64 表示手段 70 補助線 72 表示データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 13/04 H04N 13/04 Fターム(参考) 4C093 AA26 CA17 CA23 CA29 EE01 FD04 FF12 FF13 FF35 FF42 FF46 FG04 5B080 AA20 BA01 GA01 5C061 AA29 AB08 AB12 AB17 AB21 5C082 AA01 AA04 BA12 BA46 DA22 DA87 MM02 5J070 AC01 AC02 AC11 BG02 BG11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元座標で表現された3次元データ
    を、2次元平面である画面に表示する3次元データ表示
    装置において、 直交するXYZ座標からなる3次元空間内の複数のXY
    座標からなる2次元平面で切断した切断面の2次元画像
    である複数の切断面データを作成する切断面データ作成
    手段と、 前記複数の切断面データを、その切断面データを作成す
    る際に用いた3次元空間内の所定位置に配置し、3次元
    空間内に配置した前記切断面データを、2次元平面であ
    って、Z座標の異なる前記切断面データをそのZ座標値
    に対応させてそれぞれ異なる位置に投影させるようにし
    た平面に投影し、前記画面に表示するための表示データ
    を前記切断面データごとに作成する表示データ作成手段
    と、 前記表示データを前記画面に表示する表示手段と、 前記表示手段を制御し、複数の前記表示データををすべ
    て表示させ、その後、前記画面に対する視点に近い切断
    面データの表示データから、遠い切断面データの表示デ
    ータに向かって、順次、前記表示データを非表示状態に
    させる制御手段と、 を含むことを特徴とする3次元データ表示装置。
  2. 【請求項2】 3次元座標で表現された3次元データ
    を、2次元平面である画面に表示する3次元データ表示
    装置において、 直交するXYZ座標からなる3次元空間内の複数のXY
    座標からなる2次元平面で切断した複数の切断面データ
    を作成する切断面データ作成手段と、 前記複数の切断面データを、その切断面データを作成す
    る際に用いた3次元空間内の所定位置に配置し、3次元
    空間内に配置した前記切断面データを、2次元平面であ
    って、Z座標の異なる前記切断面データをそのZ座標値
    に対応させてそれぞれ異なる位置に投影させるようにし
    た平面に投影し、前記画面に表示するための表示データ
    を前記切断面データごとに作成する表示データ作成手段
    と、 前記表示データを前記画面に表示する表示手段と、 前記切断面表示手段を制御し、前記画面に対する視点か
    ら最も遠い切断面データの表示データから、近い切断面
    データの表示データに向かって、順次、前記表示データ
    を表示させていく制御手段と、 を含むことを特徴とする3次元データ表示装置。
  3. 【請求項3】 3次元座標で表現された3次元データ
    を、2次元平面である画面に表示する3次元データ表示
    装置において、 3次元空間内の複数の2次元平面で切断した切断面デー
    タを作成する切断面データ作成手段と、 前記複数の切断面データを、その切断面データを作成す
    る際に用いた3次元空間内の所定位置に配置し、3次元
    空間内に配置した前記切断面データを、2次元平面であ
    って、3次元の座標値の少なくとも1つが異なる前記切
    断面データをその異なる座標値に対応させてそれぞれ異
    なる位置に投影させるようにした平面に投影し、前記画
    面に表示するための表示データを前記切断面データごと
    に作成する表示データ作成手段と、 前記表示データを前記画面に表示する表示手段と、 前記表示手段を制御し、前記各切断面データの表示デー
    タを、順次1個ごとに表示または非表示とする制御手段
    と、 を含むことを特徴とする3次元データ表示装置。
  4. 【請求項4】 前記切断面データ作成手段は、前記3次
    元データを、原点からの距離r、回転角θ、仰角φであ
    る極座標で定義された3次元空間内の前記原点を頂点と
    する扇形平面で切断した切断面データを作成し、 前記制御手段は、前記切断面データの表示データを、前
    記回転角θ方向に沿って順次1個ごとに表示させること
    を特徴とする請求項3記載の3次元データ表示装置。
  5. 【請求項5】 3次元空間を所定の切断面で切断した画
    像である切断面データと、前記所定の切断面の位置情報
    と、を入力し、前記切断面データを2次元平面である画
    面に表示する3次元データ表示装置であって、 前記切断面データを、その切断面データを作成する際に
    用いた前記切断面の位置情報に基づき3次元空間内に配
    置し、前記配置した前記切断面データを、2次元平面で
    あって、3次元の座標値の少なくとも1つが異なる前記
    切断面データをその異なる座標値に対応させてそれぞれ
    異なる位置に投影させるようにした平面に投影し、前記
    画面に表示するための表示データを作成する表示データ
    作成手段と、 前記表示データを前記画面に表示する表示手段と、 を含むことを特徴とする3次元データ表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示データ作成手段は、コンピュー
    タ上で動作するソフトウェアで実現されていることを特
    徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の3次元
    データ表示装置。
  7. 【請求項7】 3次元座標で表現された3次元データ
    を、2次元平面である画面に表示する3次元データ表示
    方法において、 直交するXYZ座標からなる3次元空間内の複数のXY
    座標からなる2次元平面で切断した切断面の2次元画像
    である複数の切断面データを作成する切断面データ作成
    工程と、 前記複数の切断面データを、その切断面データを作成す
    る際に用いた3次元空間内の所定位置に配置し、3次元
    空間内に配置した前記切断面データを、2次元平面であ
    って、Z座標の異なる前記切断面データをそのZ座標値
    に対応させてそれぞれ異なる位置に投影させるようにし
    た平面に投影し、前記画面に表示するための表示データ
    を前記切断面データごとに作成する表示データ作成工程
    と、 前記表示データを前記画面に表示する表示工程と、 前記表示工程を制御し、複数の前記表示データををすべ
    て表示させ、その後、前記画面に対する視点に近い切断
    面データの表示データから、遠い切断面データの表示デ
    ータに向かって、順次、前記表示データを非表示状態に
    させる制御工程と、 を含むことを特徴とする3次元データ表示方法。
  8. 【請求項8】 3次元座標で表現された3次元データ
    を、2次元平面である画面に表示する3次元データ表示
    方法において、 直交するXYZ座標からなる3次元空間内の複数のXY
    座標からなる2次元平面で切断した切断面データを作成
    する切断面データ作成工程と、 前記複数の切断面データを、その切断面データを作成す
    る際に用いた3次元空間内の所定位置に配置し、3次元
    空間内に配置した前記切断面データを、2次元平面であ
    って、3次元の座標値の少なくとも1つが異なる前記切
    断面データをその異なる座標値に対応させてそれぞれ異
    なる位置に投影させるようにした平面に投影し、前記画
    面に表示するための表示データを前記切断面データごと
    に作成する表示データ作成工程と、 前記表示データを前記画面に表示する表示工程と、 前記表示工程を制御し、前記各切断面データの表示デー
    タを、順次1個ごとに表示または非表示とする制御工程
    と、 を含むことを特徴とする3次元データ表示方法。
  9. 【請求項9】 直交するXYZ座標からなる3次元空間
    内の複数のXY座標からなる2次元平面で切断した切断
    面の2次元画像である複数の切断面データを作成する切
    断面データ作成ステップと、 前記複数の切断面データを、その切断面データを作成す
    る際に用いた3次元空間内の所定位置に配置し、3次元
    空間内に配置した前記切断面データを、2次元平面であ
    って、Z座標の異なる前記切断面データをそのZ座標値
    に対応させてそれぞれ異なる位置に投影させるようにし
    た平面に投影し、前記画面に表示するための表示データ
    を前記切断面データごとに作成する表示データ作成ステ
    ップと、 前記表示データを前記画面に表示する表示ステップと、 前記表示ステップを制御し、複数の前記表示データをを
    すべて表示させ、その後、前記画面に対する視点に近い
    切断面データの表示データから、遠い切断面データの表
    示データに向かって、順次、前記表示データを非表示状
    態にさせる制御ステップと、 を含み、各ステップを実行させるためのプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
  10. 【請求項10】直交するXYZ座標からなる3次元空間
    内の複数のXY座標からなる2次元平面で切断した切断
    面データを作成する切断面データ作成ステップと、 前記複数の切断面データを、その切断面データを作成す
    る際に用いた3次元空間内の所定位置に配置し、3次元
    空間内に配置した前記切断面データを、2次元平面であ
    って、3次元の座標値の少なくとも1つが異なる前記切
    断面データをその異なる座標値に対応させてそれぞれ異
    なる位置に投影させるようにした平面に投影し、前記画
    面に表示するための表示データを前記切断面データごと
    に作成する表示データ作成ステップと、 前記表示データを前記画面に表示する表示ステップと、 前記表示ステップを制御し、前記各切断面データの表示
    データを、順次1個ごとに表示または非表示とする制御
    ステップと、 を含み、各ステップを実行させるためのプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
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