JP2000293398A - 内蔵周辺機能モジュールのクロック制御回路を持つプロセッサ - Google Patents

内蔵周辺機能モジュールのクロック制御回路を持つプロセッサ

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JP2000293398A
JP2000293398A JP11098437A JP9843799A JP2000293398A JP 2000293398 A JP2000293398 A JP 2000293398A JP 11098437 A JP11098437 A JP 11098437A JP 9843799 A JP9843799 A JP 9843799A JP 2000293398 A JP2000293398 A JP 2000293398A
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JP11098437A
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Sadashige Nakano
定樹 中野
Osamu Nishii
修 西井
Masanobu Tsunoda
賢伸 津野田
Junichi Nishimoto
順一 西本
Takeshi Tachizawa
健 館澤
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵デバッグモジュールのクロックを停止さ
せるよう記述されたプログラムをデバッグ機能を用いて
デバッグした場合、クロックを停止する処理を実行した
直後に、概モジュールのクロックが停止しデバッグ不能
に陥いってしまうという課題がある。 【解決手段】 デバッグ機能を使用するか否かを検知す
る第1の回路(ライトパルス検知回路402)と、デバ
ッグモジュールのクロック停止機能をその検知結果に基
づき無効化する第2の回路(クロック停止抑止回路30
3)を用いることで、プログラムのデバッグ状態、非デ
バッグ状態をハードウェアで自動検知して、デバッグ状
態においてデバッグ対象のプログラムに組み込まれたデ
バッグモジュールのクロック停止機能を無効化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラムのデバ
ッグを支援するためのデバッグ機能を搭載した組み込み
用マイクロプロセッサにおける、デバッグ機能部に供給
されるクロック制御手法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に組み込み型マイクロプロセッサ
と呼ばれるプロセッサは、タイマー、ダイレクトメモリ
アクセスコントローラ、シリアルインターフェース等の
各種周辺機能モジュールを同一チップに内蔵している。
加えて、それら各種周辺機能モジュールに供給されるク
ロックの停止および再開をプログラムで制御する機構を
合わせ持つプロセッサも存在し、プロセッサの動作電力
を低減するための一手法として用いられている。特に、
電池を電源とするシステムにおいて、これら周辺機能モ
ジュールのクロック制御機能は、システムの動作時間を
左右する重要な機能となっている。本機能を本明細書で
は、モジュールストップ機能と呼び用いる。
【0003】一方、組み込み型プロセッサには、プログ
ラム開発支援機能としてデバッグモジュールを内蔵した
製品も存在する。プロセッサがアクセスするアドレスや
データ等を常時監視して設定値に基づきブレークを発生
させるハードウェアブレーク機能、分岐先と分岐元のア
ドレスをトレースする分岐トレース機能、命令の実行状
態や内蔵キャッシュのヒット率などをモニタするパフォ
ーマンスモニタ機能などがその代表例である。
【0004】これらデバッグ機能は使用形態から以下の
2つに大別できる。OSを動作させることを前提とした
プロセッサには、特権モードおよびユーザモードと呼ば
れる階層化された処理モードが存在するが、特権モード
で動作するプログラムのデバッグを前提とした第1のデ
バッグ機能と、特権モード下で制御可能な第2のデバッ
グ機能である。第1のデバッグ機能は、特権モード下で
実行されるOS等のデバッグを主目的に提供されている
機能であり、特権モードより高い優先度で実行されるデ
バッグモード下で制御される。第2のデバッグ機能は、
OSの一機能としてOS下で動作するアプリケーション
のデバッグに用いることを前提としている。言い換えれ
ば、第1のデバッグモードはシステム開発時にそのOS
自体のデバッグに使用されるものであり、第2のデバッ
グ機能は、製品出荷後OSの一機能としてOS上で動作
するアプリケーションのデバッグを支援するためもので
ある。第1、第2のデバッグ機能は使用される目的が違
うものの、実装において大部分の制御論理が共通化可能
であり、同一のモジュールとして構成したほうが論理規
模など有利な点が多い。
【0005】以下に従来技術におけるデバッグモードの
概要を簡単に補足しておく。
【0006】第1のデバッグ機能を有効にするために
は、デバッグ対象となるターゲットプログラムを実行す
る前に、以下の手順に添って、デバッグモードでプロセ
ッサを起動しなければならない。まず、プロセッサに内
蔵されたデバッグ用RAMにデバッグ用ルーチンをロー
ドする。次に、デバッグ用RAMに格納されたデバッグ
ルーチンをブートすることでデバッグモードが起動す
る。デバッグルーチンは、第1のデバッグ機能を設定
し、待機状態へ遷移する。この状態でチップ外部からパ
ワーオンリセットを指示することでデバッグ対象となる
プログラムが、デバッグ機能の監視下で動作する。デバ
ッグ用RAMへのデバッグルーチンのロードおよびデバ
ッグルーチンのブートはJTAG互換インターフェース
を介して、チップ外部からから制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】デバッグ機能とデバッ
グ機能へ供給するクロックを停止する機能を合わせ持つ
プロセッサにおいて、上記第1のデバッグ機能は、プロ
セッサを組み込んだ製品に搭載されるプログラムのデバ
ッグが終了した後使用されることはないと予想される。
また、第2のデバッグ機能に関しても、アプリケーショ
ンをデバッグする頻度は極めて低いと予想される。従っ
て、第1、2のデバッグ機能を内包するデバッグモジュ
ール内で消費する電力は無駄であり、低消費電力化が望
まれるシステムにおいて、デバッグモジュールを非活性
化すべくクロックを停止することが望まれる。
【0008】しかし、デバッグ終了後実行されることを
想定して記述されたプログラムすなわち、デバッグモジ
ュールのクロックを停止させるよう記述されたプログラ
ムを第一のデバッグ機能を用いてデバッグした場合、ク
ロックを停止する処理を実行した直後に、該モジュール
のクロックが停止しデバッグ不能に陥いってしまう。
【0009】すなわち、デバッグモジュールのクロック
を停止させるプログラムのデバッグには、デバッグモジ
ュールが有する第1のデバッグ機能を用いることができ
ない。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を克服するた
め、第1のデバッグ機能を使用するか否かを検知する第
1の回路とプログラムで制御されるデバッグモジュール
へのモジュールストップ機能を無効化する第2の回路を
追加する。
【0011】具体的な構成としては、本願発明のプロセ
ッサは、回路ブロックと、ソフトウエアにより回路ブロ
ックのクロック、電源、またはトランジスタのしきい値
を制御する制御回路と、回路ブロックの動作状態を検知
する検知回路と、回路ブロックの動作状態に応じて制御
回路による回路ブロックのクロック、電源、またはトラ
ンジスタのしきい値の制御に干渉することを特徴とす
る。
【0012】このような構成により、プログラムのデバ
ックの際に、デバックされるプログラムが、デバックに
用いる回路のクロックや電源などの制御命令(停止命令
を含む)を含んでいても、デバックに用いる回路はこの
命令に影響されずにデバックを実行することができる。
【0013】本願発明の典型的な例では、回路ブロック
はソフトウエアのデバッグを支援するための機能モジュ
ールである。また、制御回路は、ソフトウェアにより回
路ブロックのクロックを停止することができる。
【0014】一例としては、回路ブロックが動作中であ
ることをハードウェアで検知し、検知結果により、制御
回路による回路ブロックのクロックの制御を無効化す
る。
【0015】また、検知回路は、プロセッサ上のメモリ
メモリのアクセスを検知することにより、メモリ上のデ
バックプログラムの仕様を検知して、回路ブロックの状
態を判定するように構成することもできる。
【0016】すなわち、従来の技術で示したように、第
1のデバッグ機能は、デバッグ用RAMに格納されたデ
バッグルーチンによって設定される。そのため、デバッ
グ用RAMへの書き込み信号は、第1のデバッグ機能を
使用するための前準備と捉えることができ、同時に、そ
れを判断する手段として用いることができる。第1の回
路は、デバッグ用RAMに対して書き込みが1回でも発
生した場合、論理値1を出力し、それ以後その値を保持
するよう制御される。
【0017】モジュールストップ機能を無効化する第2
の回路は、デバッグモジュールのクロックを停止するた
めのクロック停止信号を前記第1の回路の出力信号でマ
スクする機能を持っている。クロック停止信号は、プロ
グラムで読み書き可能なレジスタから直接出力されてお
り、その出力をマスクすることで、デバッグ対象となる
プログラムがデバッグモジュールのクロックを停止でき
なくなる。
【0018】以上では、低消費電力の為の手法として、
クロックの停止を例に挙げて説明した。しかし、その他
の低消費電力の為の手法として、クロックの周波数を遅
くすることが考えられる。また、特開平05-108194に記
載のようにトランジスタの基板バイアスを制御すること
により、トランジスタのしきい値を高くしてリーク電流
を低減し、消費電力を削減することも考えられる。ある
いは、特開平05-210976に記載のように、トランジスタ
と電源の間にスイッチを設けこれを制御することによ
り、回路動作時以外の電源の供給を絶ち、消費電力を削
減することも考えられる。
【0019】これらの、消費電力を削減するための手法
を採用すると、クロックを停止した場合と同様、消費電
力が削減されている間、回路の動作が不能の状態になる
ことがある。従って、これらの消費電力低減動作をソフ
トウエアでコントロールしている場合、そのプログラム
をデバックする際には、デバックに用いる回路ブロック
の動作状態に応じて、制御回路による回路ブロックの低
消費電力のための制御に干渉あるいは無効化することが
望ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図6により説明する。
【0021】図1は、本発明の実施形態におけるのハー
ドウェア構成図である。図1に示すように、本発明に関
わるプロセッサ100は、単一の大規模集積回路上に構
成され、プロセッサモジュール101、デバッグモジュ
ール200、クロック制御モジュール300、デバッグ
用RAM400主とするモジュール群で構成されてい
る。
【0022】プロセッサモジュール101は、内部にC
PU、キャッシュユニット、バスコントローラ等で構成
され、プロセッサとしての基本的な動作、すなわち、外
部端子130に接続されたランダムアクセスメモリ等か
ら命令をフェッチし、命令実行を行う。
【0023】デバッグモジュール200は、プロセッサ
モジュール101と内部バス群112、パフォーマンス
モニタ制御信号111、ブレーク要求信号110より接
続されており、それらバスおよび制御信号を用いて、プ
ログラムのデバッグを効率よく行うための機能を提供す
る。例えば、ハードウェアブレーク機能(図示せず)は
内部バス群112上に出力されるアドレスまたはデータ
を内部に設定された値に基づき比較し、比較結果に応じ
て、プロセッサモジュール101へブレーク要求信号1
10を介してブレークを要求する機能を備えている。ま
た、分岐トレース機能(図示せず)は、内部バス群11
2上に出力される分岐先、分岐元アドレス情報をもとに
内部のバッファに格納する機能を備えている。パフォー
マンスモニタ機能(図示せず)は、パフォーマンスモニ
タ制御信号111上に出力される、各種パフォーマンス
情報、例えば、キャッシュミスの回数、命令の実行数、
パイプラインフリーズ回数などをカウントする機能を備
えている。
【0024】プロセッサモジュール101は、周辺機能
モジュールを接続するためのバス、内蔵周辺モジュール
バス群113を介して接続されたデバッグ用RAM40
0、クロック制御モジュール300をアクセスでき、概
モジュールを制御することができる。
【0025】クロック制御モジュール300は、プロセ
ッサ100内の各モジュールへクロックを供給する(3
10、320)機能を有す。デバッグモジュールのクロ
ック信号320は、プログラムでクロックの停止、再開
を行うことが可能であり、加えてクロックの停止を抑止
する機能を備えている。
【0026】デバッグ用RAM400は、プロセッサ1
00がデバッグモードで起動するとき、最初にフェッチ
される命令が格納されるメモリであり、その第一命令の
フェッチを概メモリから行うことを指示する機能(デバ
ッグモード起動信号421)を有する。加えて、プロセ
ッサ100外部からJTAG互換の端子、すなわちデバ
ッグRAM制御端子131を介してメモリにアクセスす
る手段を有する。
【0027】図2を用い、デバッグ用RAM400とク
ロック制御モジュール300について詳細に説明する。
デバッグ用RAM400内のRAM403は、デバッグ
用インタフェース回路401とアドレスバス411、デ
ータバス412、制御信号413で接続されており、プ
ロセッサモジュール101から内部周辺モジュールバス
群113を介して、または、図1の示したデバッグRA
M制御端子131からデバッグ用RAM制御線120を
介して、アクセスすることができる。プロセッサ100
をデバッグモードで立ち上げるとき、前もって信号線1
20を介してデバッグルーチンをRAM403へロード
しなければならない。
【0028】ライトパルス監視回路402は、課題を解
決するための手段で述べた第1の回路であり、デバッグ
RAM403へ書き込みが発生したことを制御信号41
3を監視して検知し、ライトパルス検知信号を以下の状
態に応じて制御する。
【0029】状態0: 電源投入時の状態であり0を出
力する。
【0030】状態1: RAM403に対し書き込みが
発生したとき、本状態へ遷移し1を出力し続ける。
【0031】すなわち、デバッグ用RAM403に対し
て書き込みが1回でも発生した場合、ライトパルス検知
信号420は論理値1を出力し、それ以後その値を保持
するよう制御される。
【0032】ライトパルス検知信号420は、デバッグ
モジュールのクロック停止機能をマスクするために用い
られ、課題を解決するための手段で述べた第2の回路、
すなわちクロック制御モジュール300内のOR演算器
303の一方の端子へ接続され、もう片方の端子へ接続
される信号をマスクする機能を有する。
【0033】クロック制御モジュール300内のレジス
タ301はレジスタアクセス制御回路302とデータバ
ス324、制御信号325で接続されており、プロセッ
サモジュール101より読み書きすることが可能となっ
ている。レジスタ301は、プロセッサモジュール10
1が書き込んだ値を出力(323)し、その出力値は、
図2に示したように接続されたNOT演算器308、O
R演算器303、同期化回路304を経由し、最終的に
デバッグモジュールのクロック信号320を出力するA
ND演算器305の入力端子321へ接続されている。
AND演算器305のもう片方の入力には、クロック生
成器307で作られるクロック信号(311)が接続さ
れており、ライトパルス検知信号420が値0のとき、
レジスタ301の値に基づき、デバッグモジュール20
0のクロックはプログラムで停止、再開することが可能
になっている。一方、ライトパルス検知信号420が値
1のとき、レジスタ301の値はマスクされ、デバッグ
モジュール200のクロックはプログラムで停止するこ
とができないように制御される。
【0034】同期化回路304は、デバッグモジュール
のクロック信号320上に髭が出ないよう信号線321
を制御する回路であり、具体的には、デバッグモジュー
ルのクロック信号320の立ち上がりエッジから立ち下
がりエッジまでの期間を完全にマスクするよう制御する
回路である。
【0035】また、ディレイ回路306は、クロック信
号310、320間のスキューを調整するための回路で
ある。
【0036】本発明における回路1および回路2を用い
ることで、内蔵デバッグモジュール200を使用したプ
ログラムデバッグ状態をハードウェアで自動的に認識す
ることが可能となり、デバッグモジュール200のクロ
ックを停止するプログラム自身の矛盾した動作を抑止す
ることができる。
【0037】図3から図6を用い、以下、回路1および
回路2を用いて構成されたプロセッサ100の動作を説
明する。ここでは、デバッグモジュール200を使用し
ない場合を例に、図5に示したプログラム530をプロ
セッサ100上で実行したときの動作を説明する。
【0038】図5において、プログラム530は通常パ
ワーオンリセット520により実行開始され、プログラ
ムの初期化531後、プログラムのメインルーチン53
3を実行するものとする。プログラムの初期化531中
のデバッグユニットのクロック停止532は、図2中の
レジスタ301に論理値1をプログラムが書き込むこと
で実現される。図2中のレジスタ出力信号323はその
書き込み結果を反映し論理値1となり、ライトパルス検
知信号が論理値0であるためそのまま、同期化回路出力
321へ伝達され、デバッグモジュール用クロック信号
320がマスクされ、デバッグモジュール200のクロ
ックは停止する。
【0039】図6を用いて、前記プログラム530をデ
バッグモジュール200を用いてデバッグすることを想
定し、説明する。
【0040】まず、デバッガリセット500によりプロ
セッサ100内部の全ての論理が初期化される。デバッ
ガリセット500とパワーオンリセット520の違いは
前者がプロセッサ全てのハードウェアを初期化するのに
用いられるため電源投入時、必ず同時に行わなければな
らないのに対し、後者はデバッグに関わる機能以外のモ
ジュールを初期化する点である。
【0041】その後、図1のデバッグRAM制御端子1
31からデバッグ用RAM400内のメモリ403へデ
バッグルーチンがロードされる(501)と同時に、ラ
イトパルス監視回路402は、メモリ403への書き込
みを検知し、ライトパルス検知信号420に論理値1を
出力する(図4、ライトパルス検知信号420参照)。
本段階において、レジスタ出力信号323はOR演算機
303によりマスクされるため、プログラムから、デバ
ッグモジュール200のクロック信号320を停止する
ことができなくなる。その後、デバッグルーチンがブー
トされ(502)プロセッサ100はデバッグモードで
起動される。引き続き、起動されたデバッグルーチンに
よって、デバッグモジュール200内の各種デバッグ機
能が設定され(503)、パワーオンリセット520に
より前記したデバッグ対象のプログラム530がデバッ
グ機能の監視下で動作する。プログラム530はデバッ
グモード下であらかじめ設定されたハードウェアブレー
ク等のヒット情報に基づくブレーク要求110等により
実行中断(512)され、または、デバッグルーチン
(510)から復帰(511)を繰り返しながらデバッ
グが行われる。前記したように、プログラム530はデ
バッグモジュールのクロック320を停止するよう記述
されているが(図4の323)、クロックは停止せず
(図4の320)、デバッグを継続することが可能とな
る。
【0042】以上の実施例では、低消費電力の為の手法
として、クロックの停止を例に挙げて説明した。しか
し、その他の低消費電力の為の手法として、クロックの
周波数を遅くすることが考えられる。また、特開平05-1
08194に記載のようにトランジスタの基板バイアスを制
御することにより、トランジスタのしきい値を高くして
リーク電流を低減し、消費電力を削減することも考えら
れる。あるいは、特開平05-210976に記載のように、ト
ランジスタと電源の間にスイッチを設けこれを制御する
ことにより、回路動作時以外の電源の供給を絶ち、消費
電力を削減することも考えられる。
【0043】これらの、消費電力を削減するための手法
を採用すると、クロックを停止した場合と同様、消費電
力が削減されている間、回路の動作が不能の状態になる
ことがある。従って、これらの消費電力低減動作をソフ
トウエアでコントロールしている場合、そのプログラム
をデバックする際には、デバックに用いる回路ブロック
の動作状態に応じて、制御回路による回路ブロックの低
消費電力のための制御に干渉することが望ましい。
【0044】すなわち、クロックの周波数を遅くする技
術を用いている場合には、デバックの間、クロックの周
波数の変化を禁止することが考えられる。
【0045】また、トランジスタの基板バイアスを制御
することにより、トランジスタのしきい値を高くしてリ
ーク電流を低減し、消費電力を削減する技術を用いてい
る場合は、トランジスタのしきい値制御(例えばトラン
ジスタのバックバイアス電圧の制御)を禁止するように
制御すればよい。
【0046】あるいは、トランジスタと電源の間にスイ
ッチを設けこれを制御することにより、回路動作時以外
の電源の供給を絶ち、消費電力を低減する技術を用いて
いる場合には、デバックの間、スイッチとなるトランジ
スタがオフにならないように制御すればよい。
【0047】
【発明の効果】本発明における回路1および回路2を用
いることで、内蔵デバッグモジュールを使用したプログ
ラムデバッグ状態をハードウェアで自動的に認識するこ
とが可能になり、内蔵デバッグモジュールの自身のクロ
ックを停止するよう記述されたプログラムの内蔵デバッ
グモジュールのクロックを停止しようとする矛盾した動
作を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるハードウェア構成図。
【図2】本発明の回路構成図。
【図3】実施例に基づいた、非デバッグ状態のクロック
停止タイミング。
【図4】実施例に基づいた、デバッグ状態のクロック停
止抑止タイミング。
【図5】実施例に基づいたプログラム例。
【図6】実施例に基づいたプログラム例のデバッグフロ
ー。
【符号の説明】
100…プロセッサ 101…プロセッサモジュール 110…ブレーク要求信号 111…パフォーマンスモニタ制御信号 112…内部バス群 113…内蔵周辺モジュールバス群 120…デバッグ用RAM制御線 130…外部端子 131…デバッグRAM制御端子 200…デバッグモジュール 300…クロック制御モジュール 301…レジスタ 302…レジスタアクセス制御回路 303…OR演算器 304…同期化回路 305…AND演算器 306…ディレイ回路 307…クロック生成器 308…NOT演算器 310…クロック信号 311…クロック信号 320…デバッグモジュール用クロック信号 321…同期化回路出力 323…レジスタ出力 324…データバス 325…制御信号 400…デバッグ用RAM 401…デバッグ用RAMインタフェース回路 402…ライトパルス検知回路 411…アドレスバス 412…データバス 413…制御信号 420…ライトパルス検知信号 421…デバッグモード起動信号 500…デバッガリセット 501…デバッグルーチンのロード処理 502…デバッグルーチンのブート処理 503…デバッグ機能の設定処理 510…デバッグルーチン 511…プログラムへ復帰 512…プログラムの実行中断 520…パワーオンリセット 530…プログラム例 531…プログラムの初期化 532…デバッグモジュールのクロック停止処理 533…プログラムのメインルーチン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西井 修 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 津野田 賢伸 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 西本 順一 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業本部内 (72)発明者 館澤 健 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 Fターム(参考) 5B048 AA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路ブロックと、ソフトウエアにより上記
    回路ブロックのクロック、電源、またはトランジスタの
    しきい値を制御する制御回路と、上記回路ブロックの動
    作状態を検知する検知回路と、上記回路ブロックの動作
    状態に応じて上記制御回路による上記回路ブロックのク
    ロック、電源またはトランジスタのしきい値の制御に干
    渉することを特徴とするプロセッサ。
  2. 【請求項2】上記回路ブロックは、上記ソフトウエアの
    デバッグを支援するための機能モジュールであることを
    特徴とする請求項1記載のプロセッサ。
  3. 【請求項3】上記制御回路は、ソフトウェアにより上記
    回路ブロックのクロックを停止することを特徴とする請
    求項1または2記載のプロセッサ。
  4. 【請求項4】上記回路ブロックが動作中であることをハ
    ードウェアで検知し、検知結果により、上記制御回路に
    よる上記回路ブロックのクロックの制御を無効化するこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のうちのいずれかに記
    載のプロセッサ。
  5. 【請求項5】さらにメモリを備え、上記検知回路は、上
    記メモリのアクセスを検知することにより、上記回路ブ
    ロックの状態を検知することを特徴とする請求項1ない
    し4のうちのいずれかに記載のプロセッサ。
  6. 【請求項6】CPUと、該CPUによって制御される内
    蔵周辺機能モジュールと、プログラムで該周辺機能モジ
    ュールのクロックを停止する制御回路を同一の集積回路
    チップ上に有し、 上記内蔵周辺機能モジュールが動作中であることをハー
    ドウェアで検知する検知回路と、 その検知結果より、プログラムで行われる上記内蔵周辺
    モジュールのクロック停止処理を無効化する回路を有す
    る、内蔵周辺機能モジュールのクロック制御回路を持つ
    プロセッサ。
  7. 【請求項7】チップ内蔵のデバッグモジュール、すなわ
    ち、プログラムのデバッグを支援するための機能モジュ
    ールのクロックをソフトウェアで停止することができる
    回路を有し、上記デバッグモジュールが動作中であるこ
    とをハードウェアで検知する回路と、その検知結果よ
    り、プログラムで行われるデバッグモジュールのクロッ
    ク停止処理を無効化する回路を持つプロセッサ。
  8. 【請求項8】デバッグモジュール、および、デバッグ用
    のプログラムを格納するためのメモリを同一大規模集積
    回路チップ上に有し、かつ、上記メモリ上のプログラム
    より起動されるデバッグモードを備えたプロセッサにお
    いて、上記メモリの書き込みを検知することで、上記デ
    バッグモジュールの使用の有無を判断する回路を備えた
    内蔵周辺機能モジュールのクロック制御回路を持つプロ
    セッサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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