JP2000292372A - Ctスキャニング・システムのためのアーキテクチャ - Google Patents

Ctスキャニング・システムのためのアーキテクチャ

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JP2000292372A
JP2000292372A JP2000071625A JP2000071625A JP2000292372A JP 2000292372 A JP2000292372 A JP 2000292372A JP 2000071625 A JP2000071625 A JP 2000071625A JP 2000071625 A JP2000071625 A JP 2000071625A JP 2000292372 A JP2000292372 A JP 2000292372A
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JP2000071625A
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Muzaffer Hiraoglu
ヒラオグル マザファー
Sergey Simanovsky
シマノワスキ セルゲイ
Ibrahim Bechwati
ベクワチ イブラヒム
Carl R Crawford
アール. クロウフォード カール
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Analogic Corp
Original Assignee
Analogic Corp
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V5/00Prospecting or detecting by the use of ionising radiation, e.g. of natural or induced radioactivity
    • G01V5/20Detecting prohibited goods, e.g. weapons, explosives, hazardous substances, contraband or smuggled objects
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S378/00X-ray or gamma ray systems or devices
    • Y10S378/901Computer tomography program or processor

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、物体を検出しおよび分類するため
のシステムに関する。 【解決手段】 本発明X線スキャナによってスキャンさ
れたアイテムの中に含まれているか、あるいはそのアイ
テムによって隠されている物体を検出し、分類するため
のシステムおよび方法を提供する。スキャナから受け取
った画像データを大容量共用メモリのスロットの中に入
力するため、そして所定の目標物体の不在または疑わし
い存在に関連している検出および分類のデータを提供す
るように画像データを処理した後、共用の大容量メモリ
を使ってその大容量メモリのスロットの中に検出および
分類データを格納することによって、より大きいスルー
プットおよび比較的節減されたコストが実現される。ス
キャナはCTスキャナであり、画像データはCTデータ
であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体を検出し、分
類するためのシステムに関し、特にCTスキャニング・
システムのためのアーキテクチャに関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】手
荷物を商用の航空機上に乗せる前に、手荷物または旅行
かばんの中に輸出入禁止品が存在するかどうかを検出す
るための、各種のX線手荷物スキャニング・システムが
知られている。最近、手荷物の中に隠されている可能性
のある爆発性の物質を検出することに、かなりな関心が
持たれてきている。多くの爆発性物質は手荷物の中に普
通に見られる他の物体の密度から区別できるある範囲の
密度によって特徴付けることができ、爆発物は一般にX
線装置による検出に対して敏感である。物質の密度を測
定する普通の方法は、その物質にX線を当て、そしてそ
の物質によって吸収される放射線の量を測定する方法で
あり、その吸収が密度を示す。
【0003】旅行産業のすざましい成長と共に、そのよ
うな爆発性の物質の存在をX線によって自動的に検出す
る方法が最近の傾向となってきている。各種のX線シス
テムが提案されている。たとえば、米国特許第5,31
9,547号および第5,838,758号(両方とも
クルグ(Krug)他の名前で発行され、VividT
echnologies of Waltharm M
Aに対して譲渡されている(以下、‘547特許および
‘758特許))は、旅行かばんを自動的にスキャンす
るためのX線ライン・スキャナ(以下、「ビビッド・マ
シン」)を記述し、一方、ペッシュマン(Peschm
ann)に対して発行され、InVision Tec
hnologies of Foster City,
CAに対して譲渡されている米国特許第5,367,5
52号は、旅行かばんを自動的にスキャンするためのC
Tスキャナ(以下、「インビジョン・マシン」)を記述
している。
【0004】現在の連邦航空局(FAA)の規定は爆発
物の自動検出システムを認定するための必要条件を定義
し、高感度(検出の確率が高いこと)、および高限定性
(間違った警報の確率が低いこと)を暗示している。現
在これらの規制によってスループットも定義されてい
る。高感度および高限定性を伴ったスループットの認定
可能レベルは、バッグがスキャナの中にある間に処理を
完了し、そしてその目的を達成するために必要な場合、
コンベアを停止させなければならないシステムにおいて
実現することは困難である。
【0005】ビビッド・マシンおよびインビジョン・マ
シンは両方とも爆発物を自動的に検出するように設計さ
れているが、現在まで、ビビッド・マシンはFAAによ
って認定されていない。インビジョン・マシンのスルー
プットは、バッグを連続的にスキャンしないので、不十
分である。ベルトは各バッグごとに停止され、そしてそ
のバッグの内容に依存して変化する数のスライスが採取
される。したがって、そのマシンのスループットを高い
信頼性で予測することは困難である。
【0006】本発明の1つの目的は、これらの従来の技
術のシステムの弱点を克服することである。
【0007】本発明のより詳細な目的は、自動X線検出
システムを提供することである。
【0008】本発明のもう1つの目的は、アイテムがシ
ステムを通過する間に所望のデータ・レートで十分なデ
ータを取得することができる改良型の自動X線検出手荷
物スキャニング・システムを提供し、コンベアを停止さ
せずにシステムの中で手荷物を連続的にコンベアが転送
できるように各種の数のスライスを採取する必要をなく
するようにすることである。
【0009】本発明のもう1つの目的は、高感度および
高限定性を伴って認定可能なレベルのスループットを高
信頼で提供することができる自動X線検出システムを提
供することである。
【0010】本発明のさらにもう1つの目的は、自動X
線検出システムの総合コストを減らしながら、スループ
ットを向上させることである。
【0011】本発明のさらにもう1つの目的は、そのよ
うなシステムにおいて使うための改良型のシステム・ア
ーキテクチャを提供することである。
【0012】本発明のさらにもう1つの目的は、自動X
線手荷物スキャニング・システムに対する改良型のソフ
トウェア・アーキテクチャを提供することである。
【0013】本発明のさらにもう1つの目的は、認定の
必要条件を満足するための改良型のデータ処理技法を提
供し、しかも、データを処理するために既知のマルチプ
ロセッサ・システムを使用する技法を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの態様に従
って、物体のスキャンされた画像を表しているデータに
含まれている所定の画像情報を自動的に検出するための
システムが記述される。そのシステムは、以下のものを
含んでいるシステム・アーキテクチャを含む。
【0015】共用メモリにデータを入れるための1つま
たはそれ以上のデータ・プロセス;共用メモリの中のデ
ータから所定の画像情報の存在を検出するための1つま
たはそれ以上の検出プロセス;共用メモリの中のデータ
から、(a)そのデータおよび(b)所定の画像情報の
存在に関連する情報を表示するための1つまたはそれ以
上のディスプレイ・プロセス;資源が最適にタイムリー
に使われるように所定の資源を備えている同じコンピュ
ータ・システム上で互いに実質的に独立に、データ、検
出および表示のプロセスをサポートするように構築され
て配置されているコントローラ・プロセス。
【0016】1つの実施形態においては、システムはさ
らに複数の物体をシーケンシャルにスキャンするように
アイテムを搬送することをさらに含む。もう1つの実施
形態においては、その検出プロセスは所定の画像情報の
存在または不在に関連しているデータの検出および分類
を提供する。もう1つの実施形態においては、その検出
プロセスはそれらのプロセスそのものを統合化し、もう
1つの実施形態においては、その検出プロセスがコント
ローラによって制御される。さらにもう1つの実施形態
においては、共用の大容量メモリに対するアクセスがそ
のコントローラによって制御され、一方、もう1つの実
施形態においては、その共用の大容量メモリに対するア
クセスがアクセス・フラグによって制御される。さらに
もう1つの実施形態においては、その画像データをアー
カイブのサブシステムの中に格納することができ、その
サブシステムは不揮発性または揮発性のメモリのいずれ
か、あるいはその両方を含むことができる。もう1つの
実施形態においては、そのデータが、CTスキャナであ
ることが好ましい1つのスキャナから取得される。その
システムは関連付けられた検出データ以外に、少なくと
も1つのCTスライスに関連付けられた情報を表示する
ことができる。そのCTデータは各スキャンされたアイ
テムに関して検出プロセスが完了した順序で、あるいは
各アイテムがスキャナに入った順番に表示することがで
きる。さらに、たとえば、疑わしい物体を含んでいるア
イテムの構成投影として表示された画像の中でその物体
をマークすることができる。もう1つの実施形態におい
ては、検出された疑わしい物体に関連付けられている追
加の情報も表示することができる。たとえば、前記の表
示情報の中の疑わしい物体をマークすることができ、そ
して疑わしい物体に関連付けられた情報をそのマークに
リンクすることができる。表示される情報はアイテムが
スキャナを通って移動する際に自動的に変化させること
ができ、そして前記CTスライスの少なくとも1つおよ
び関連付けられた検出データに関連した情報の表示を一
時停止して、その表示を検査することができる。疑わし
い物体の間違った検出はオペレータによってクリアする
ことができる。追加の情報、たとえば、表示されるべく
待機しているアイテムを表しているデータおよび/また
はスキャンされているアイテムの数;および/またはそ
のようなアイテムに関連付けられた識別番号;および/
またはそのようなアイテムの個数などを表示することが
でき、および/または検出を待っている任意のアイテム
に関する情報は、そのようなアイテムに関連付けられた
アイテム識別番号の表示を含む。
【0017】本発明のもう1つの態様によれば、装置に
よってスキャンされるアイテムの中に含まれているか、
あるいはそれによって隠されている物体を、装置が検出
および分類することができる。その検出装置は、スキャ
ンされるアイテムの複数のCTスライスを表すCTデー
タを発生するように構築されて配置された少なくとも1
つのX線CTスキャナと、X線CTスキャナと通信する
通信システムと、CTデータを処理し、スキャンされた
アイテムの1つまたはそれ以上のCTスライスに関連付
けられている検出された疑わしい物体の存在または不在
に関する検出および分類のデータを提供するように構築
されて配置された、検出および分類のサブシステムと、
CTデータ、およびそのCTデータから導かれる疑わし
い物体の検出および分類に関する検出および分類のデー
タを格納するために作られた、複数のメモリ・スロット
を含んでいる大容量共用メモリと、(1)スキャナから
受け取ったCTデータをバクルの共用メモリの中に入れ
るための通信システムと;(2)検出および分類のデー
タを提供し、そしてその検出および分類のデータを大容
量共用メモリのスロットの中に格納するためにCTデー
タを処理する、検出および分類のサブシステムと協調し
て動作する制御サブシステムとを含む。
【0018】1つの実施形態においては、そのスキャニ
ング装置はアイテムをそのスキャナの中で搬送するため
の搬送システムをさらに含む。もう1つの実施形態にお
いては、検出および分類のサブシステムは、複数のプロ
セッサを含み、各プロセッサは大容量共用メモリと協調
して動作し;および/またはCTデータを処理するよう
に構築されて配置され、複数の異なる検出基準の集合お
よび複数の独立のプロセスのそれぞれに従って、スキャ
ンされたアイテムの1つまたはそれ以上のCTスライス
に関連付けられた疑わしい物体の存在または不在に関連
したデータの検出および分類を提供し、それらのプロセ
スは、1つの実施形態においてはそれら自身を統合化す
るか、あるいは代わりにコントローラによって統合化さ
れる。もう1つの実施形態においては、そのコントロー
ラは共用の大容量メモリに対するアクセスを制御する。
もう1つの代替実施形態においては、制御のサブシステ
ムは共用の大容量メモリに対するアクセスを制御するた
めのアクセス・フラグを含む。さらにもう1つの実施形
態においては、CTデータを格納するためにアーカイブ
のサブシステムを構築して配置することができる。その
アーカイブのシステムは揮発性または不揮発性のメモ
リ、あるいはその両方を含むことができる。1つの実施
形態においては、前記CTスライスの少なくとも1つ、
および関連付けられた検出データに関連した情報を表示
するように構築されて配置されたディスプレイを含む。
【0019】本発明のもう1つの態様によれば、X線ス
キャナによってスキャンされたアイテムの内部に含まれ
ているか、あるいはアイテムによって隠されている所定
の物体を検出する方法が提供される。その方法は、スキ
ャナから受け取った画像データを大容量共用メモリのス
ロットの中に入れるステップと、所定の物体の不在また
は疑わしい存在に関連している検出および分類のデータ
を提供するために画像データを処理するステップと、そ
の検出および分類のデータを大容量共用メモリのスロッ
トの中に格納するステップとを含む。
【0020】1つの実施形態においては、画像データを
処理する方法は複数のプロセッサ間で大容量メモリを共
用することを含む。
【0021】本発明のさらにもう1つの態様に従って、
X線スキャナによってスキャンされたアイテムの内部に
含まれているか、あるいはそのアイテムによって隠され
ている所定の物体の存在についても説明される。その方
法は、対応しているスキャンされた物体を表す一組のデ
ータを受け取り、そのデータの組をメモリの中の所定の
データ・キューの中のあらかじめ定義されたスロットの
中に格納するステップと、1つまたはそれ以上の検出プ
ロセスに従って、所定の検出キューの中にある各スロッ
トの中のデータを処理するステップと、対応しているデ
ータの組が格納されているのと同じスロットの中に、各
検出プロセスの結果を格納するステップと、検出プロセ
スの結果を表示するステップとを含む。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の上記および他の目的、各
種の特徴、並びに本発明自身を、添付図面と一緒に以上
の説明を読むことによって、より完全に理解することが
できるだろう。
【0023】FAAの認定条件を満たすために、本発明
の爆発物検出X線システムはオペレータ支援形の危険物
の解決のための高スループットの自動検出および手荷物
表示ステーション(BVS)を備えていなければならな
い。前に述べたように、自動検出の認定は高感度および
高限定性を含む。本発明に従って、その規制された基準
が満足されることが保証される連続稼働のコンベア・シ
ステムが提供される。
【0024】FAAの認定は物体の識別および偽のアラ
ームの減少のための複雑なアルゴリズムを包含する。そ
のアルゴリズムは計算の複雑度が大きいという意味で複
雑である。たとえば、以下の係属出願を参照されたい。
これらはすべて本発明の譲受人に対して譲渡され、引用
によって本明細書の記載に援用する。
【0025】1998年2月11日付の、ムザファ・ヒ
ラオグル(Muzaffer Hiraoglu)他
の、「Apparatus and Method f
orDetecting Sheet Objects
in ComputedTomography Da
ta」(コンピュータ・トモグラフィのデータの中のシ
ート物体を検出するための装置および方法)という名称
の米国特許出願第09/022,189号(整理番号A
NA‐145)。
【0026】1998年2月11日付けの、ムザファ・
ヒラオグル(Muzaffer Hiraoglu)他
の、「Multiple‐Stage Apparat
usand Method for Detectin
g Objects inComputed Tomo
graphy Data」(コンピュータ・トモグラフ
ィ・データの中の物体を検出するためのマルチ・ステー
ジの装置および方法)という名称の米国特許出願第09
/022,164号(整理番号ANA‐146)。
【0027】1998年2月11日付けの、ムザファ・
ヒラオグル(Muzaffer Hiraoglu)他
の、「Apparatus and Method f
orOptimizing Detection of
Objects inComputed Tomog
raphy Data」(コンピュータ・トモグラフィ
のデータの中の物体の検出を最適化するための装置およ
び方法)という名称の米国特許出願第09/022,0
62号(整理番号ANA‐147)
【0028】1998年2月11日付けの、ムザファ・
ヒラオグル(Muzaffer Hiraoglu)他
の、「Apparatus and Method f
orDetection of Liquids in
Computed Tomography Dat
a」(コンピュータ・トモグラフィのデータの中の液体
の検出のための装置および方法)という名称の米国特許
出願第09/022,064号(整理番号ANA‐14
8)。
【0029】1998年2月11日付けの、セルゲイ・
シマノフスキー(Sergey Simanovsk
y)他の、「Apparatus and Metho
d for Density Discriminat
ion of Objectsin Computed
Tomography Data Using Mu
ltiple Density Ranges」(複数
の密度範囲を使ったコンピュータ・トモグラフィの中の
物体の密度識別のための装置および方法)という名称の
米国特許出願第09/021,889号(整理番号AN
A‐149)。
【0030】1998年2月11日付けの、セルゲイ・
シマノフスキー(Sergey Simanovsk
y)他の、「Apparatus and Metho
d for Eroding Objects in
Computed Tomography Data」
(コンピュータ・トモグラフィのデータにおける物体を
侵食するための装置および方法)という名称の米国特許
出願第09/021,781号(整理番号ANA‐15
0)。
【0031】1998年2月11日付けの、セルゲイ・
シマノフスキー(Sergey Simanovsk
y)他の、「Apparatus and Metho
d for Detecting Sheet Obj
ects in Computed Tomograp
hy Data」(コンピュータ・トモグラフィのデー
タの中のシート物体を検出するための装置および方法)
という名称の米国特許出願第09/022,165号
(整理番号ANA‐151)。
【0032】1998年2月11日付けの、イブラヒム
M.ベックワティ(Ibrahim M.Bechw
ati)他の、「Apparatus and Met
hod for Correcting Object
Density in Computed Tomo
graphy Data」(コンピュータ・トモグラフ
ィのデータの中の物体の密度を補正するための装置およ
び方法)という名称の米国特許出願第09/022,3
84号(整理番号ANA‐152)。
【0033】1998年2月11日付けの、イブラヒム
M.ベックワティ(Ibrahim M.Bechw
ati)他の、「Apparatus and Met
hod for Combining Related
Objects in Computed Tomo
graphy Data」(コンピュータ・トモグラフ
ィのデータにおける関連した物体を組み合わせるための
装置および方法)という名称の米国特許出願第09/0
22,060号(整理番号ANA‐153)。
【0034】1998年2月11日付けの、イブラヒム
M.ベックワティ(Ibrahim M.Bechw
ati)他の、「Apparatus and Met
hod for Classifying Objec
ts in Computed Tomography
Data Using Density Depen
dent Mass Thresholds」(密度依
存の質量しきい値を使った、コンピュータ・トモグラフ
ィのデータにおける物体を分類するための装置および方
法)という名称の米国特許出願第09/021,782
号(整理番号ANA‐154)。
【0035】1998年2月11日付けの、セルゲイ・
シマノフスキー(Sergey Simanovsk
y)他の、「Computed Tomography
Apparatus and Method for
Classifying Objects」(物体を
識別するためのコンピュータ・トモグラフィの装置およ
び方法)という名称の米国特許出願第09/022,0
59号(整理番号ANA‐155)。
【0036】1998年2月11日付けの、セルゲイ・
シマノフスキー(Sergey Simanovsk
y)他の、「Apparatus and Metho
d for Detecting objects i
n Computed Tomography Dat
a Using Erosion and Dilat
ion of Objects」(物体の侵食および膨
張を使った、コンピュータ・トモグラフィのデータの中
の物体を検出するための装置および方法)という名称の
米国特許出願第09/022,204号(整理番号AN
A‐160)。
【0037】1999年1月12日付けの、カール・ク
ローフォード(Carl Crawford)、イブラ
ヒム・ベックワティ(Ibrahim Bechwat
i)、セルゲイ・シマノフスキー(Sergey Si
manovsky)およびムザファ・ヒラオグル(Mu
zaffer Hiraoglu)の、「Appara
tus and Method for Proces
sing Objects In Computed
Tomography Data UsingObje
ct Projections」(オブジェクト投影を
使ったコンピュータ・トモグラフィのデータの中の物体
を処理するための装置および方法)という名称の米国特
許出願第09/228,379号(整理番号ANA‐1
70)。
【0038】1999年1月12日付けの、セルゲイ・
シマノフスキー(Sergey Simanovsk
y)、イブラヒム・ベックワティ(Ibrahim V
echwati)、ムザファ・ヒラオグル(Muzaf
fer Hiraoglu)およびカール・クローフォ
ード(Carl Crawford)の、「Appar
atus and Method for Detec
ting Concealed objects In
Computed Tomography Dat
a」(コンピュータ・トモグラフィのデータの中で隠さ
れている物体を検出するための装置および方法)という
名称の米国特許出願第09/228,380号(整理番
号ANA‐171)。
【0039】爆発物は、各種の形状(シートおよびバル
クが最も代表的である)を取り得るので、これらの係属
米国特許出願に記載されているように、検出方法は認定
基準に従って偽のアラームを最小化しながら、検出を最
適化するためにそれぞれ異なる形式に対しては異なって
いることが好ましい。したがって、シートおよびバルク
の爆発物に対して別々の検出アルゴリズムが説明され
る。さらに、高スループットに対する条件は多数のバッ
グがスキャンされなければならない高いレートを意味す
る。これが、爆発物のそれぞれ異なる形状に対する異な
るアルゴリズムおよび複雑性と結合して、必然的にデー
タが取得されるレートをキープするために、非常に速い
レートで多数のコンピュータ演算を実行するための高速
のレートが要求される結果となる。さらに、その検出ア
ルゴリズムを実行するための別のコンピュータおよびB
VSについての情報を表示するための別のコンピュータ
を利用し、それらを分散型ネットワーク(インビジョン
・マシンにおいて提案されているような)によって一緒
に接続したものを利用する方法では、システムのコスト
が大幅に大きくなる。
【0040】従来の技術のカスタム設計のコンピュータ
・システムは、費用が掛かり、コンピュータ・システム
間でデータを転送する必要があるので、性能が劣化する
可能性がある。したがって、本発明の1つの態様に従っ
て、コストの利点の理由で、商用で入手できるコンピュ
ータ・システムを使って手荷物の自動検出システムに適
応させて使うことが望ましい。しかし、システムによっ
て要求される複雑な計算プロセスおよび法規制によって
要求される高いレートの処理のために、そのような商用
で利用できるシステムを適応させることには多くの問題
がある。先ず第1に、バッグの通常の、そして代表的な
流れの中で要求される多数の計算を解析した後、次の問
題点および観測結果が得られた。 (a)バッグのサイズが変わり、それはそれぞれのバッ
グに対する計算の量が異なることを意味する。 (b)計算の量はバッグの内容物によって変わる。 (c)プログラムのシートおよびバルクの径路に関連し
たルーチンを実行させるために必要な時間には相関がな
いことが多い。 (d)BVSによって実行される計算は、検出アルゴリ
ズムによって行われた計算の多くを二重に行う。
【0041】したがって、1つのバッグを処理するため
に必要な時間は変化し、したがって、バッグがスキャン
される順序で各バッグに対する計算を完了することは、
必ずしも最適ではない。
【0042】したがって、本発明の1つの態様によれ
ば、商用で利用できるマルチプロセッサの計算機システ
ムが提供され、その計算機システムは検出アルゴリズム
およびBVS上のディスプレイによって実行されるプロ
セスによって共用される大容量メモリを含み、それによ
って、必要な計算を実行するためのカスタムのコンピュ
ータ以外に、複数のコンピュータおよび分散型ネットワ
ークに対する必要性をなくしている。
【0043】本発明のもう1つの態様によれば、旅行か
ばんのスキャナは必要な高スループットをサポートする
のに十分なレートでスキャナを通して旅行かばんを供給
するように、連続的に動作するコンベア・システムと一
緒に利用されるように適応されている。これはスキャナ
の出力においてデータを追跡することによって実現され
る。
【0044】前記の結果として、本発明のもう1つの態
様に従って、改良型のソフトウェア・アーキテクチャが
開発された。その中で、 (a)それぞれ、バッグを表しているデータの集合が共
用メモリの中でキューに入れられる。 (b)プロセッサが空いた時、それらにはそれぞれ処理
を開始するためにバッグが割り当てられ、その間、必要
なバッグのデータを共用メモリから検出プロセッサへ転
送する必要はない。 (c)プログラムのシートおよびバルクの径路を別々の
プロセッサの中で同時並行的に実行し、データを処理す
るために必要な時間を最適化することができる。 (d)危険物が存在すると判定された場合、その情報が
共用メモリの中に既にある情報に対して増やされ、そし
てBVSはその危険物を解決するために、バッグについ
て通知される。
【0045】アイテム(b)および(c)はマルチプロ
セッサのローディングのバランスを取るのに役立ち、一
方、アイテム(d)はBVSおよび検出のアルゴリズム
によって使われる多くの情報が共用されることを利用
し、したがって、複製される必要がない。
【0046】図面を参照すると、図1、図2および図3
は物体の検出、識別、分類および/または区別を提供す
る、本発明に従って構築された手荷物スキャニング・シ
ステム100の斜視図、端面の断面図および半径方向の
断面図をそれぞれ含む。手荷物スキャニング・システム
100は、手荷物の1つを含むことができる領域に対す
るCTデータを発生する。このシステムはCTデータを
使ってその領域に対する画像のボリューム要素、すなわ
ち、「ボクセル(voxel)」を発生することができ
る。この手荷物スキャニング・システムは上でリストさ
れ、引用によって本明細書の記載に援用する米国特許出
願に記載されているタイプのものであってよい。
【0047】システム100は、CTスキャニング・シ
ステム120の中央の開口部を通して矢印114によっ
て示されている方向に、手荷物または旅行かばん112
を連続的に搬送するためのコンベア・システム110を
含む。コンベア・システムは、手荷物を支持するための
モータ駆動のベルトを含む。コンベア・システム110
は、複数の個々のコンベア・セクション122を含むよ
うに示されているが、他の形式のコンベア・システムも
使うことができる。
【0048】CTスキャニング・システム120は、手
荷物112の移動方向114に対して平行であることが
好ましい回転軸127(図3に示されている)の回りに
対するガントリ125の中に配置された環状の回転プラ
ットホーム、またはディスク124を含む。ディスク1
24は、ベルト116およびモータ駆動のシステム11
8、または他の適切な駆動機構によって回転軸127の
回りに駆動される。そのような駆動機構としては、「X
‐ray Tomographic Scanning
System」(X線トモグラフィ・スキャニング・
システム)と題する、ギルバート・マッケンナ(Gil
bert McKenna)に対して1995年12月
5日に発行された米国特許第5,473,657号(整
理番号ANA‐30CON)(本出願の譲受人に対して
譲渡され、引用によってその全体を本明細書の記載に援
用する)の中に記載されている機構などがある。回転用
のプラットホーム124が中央の開口部126(図2参
照)を形成し、そこを通してコンベア・システム110
が手荷物112を搬送する。
【0049】スキャニング・システム120は、プラッ
トホーム124の正反対の側に配置されているX線管1
28と検出アレイ130とを含む。検出アレイ130
は、デービッド A.シャファー(David A.S
chafer)、サイモン・ジョージ・ハルーティアン
(Simon George Harootian)お
よびソリン・マルコビッチ(Sorin Marcov
ici)の名前で1997年10月10日付けで提出さ
れた、「Area Detector Array f
or Computed Tomography Sc
anning System」(コンピュータ・トモグ
ラフィのスキャニング・システムのための領域検出器ア
レイ)と題する、同時係属米国特許出願第08/94
8,450号(整理番号ANA‐137);およびソリ
ン・マルコビッチ(Sorin Marcovic
i)、サイモン・ジョージ・ハルーティアン(Simo
n George Harootian)およびベン・
ツーバル(Ben Tuval)の名前で、1997年
12月16日付けで提出された、「Integrate
dRadiation Detection And
CollimationAssembly For X
‐ray Tomography System」(X
線トモグラフィ・システムのための統合化された放射線
検出およびコリメーションのアセンブリ)と題する、米
国特許出願第08/991,852号(整理番号ANA
‐143)の中に記載されているような二次元のアレイ
であってよい。これらの特許出願は両方とも譲受人に対
して譲渡されており、引用によって本明細書の記載に援
用する。
【0050】システム120は、検出アレイ130によ
って発生されたCTデータ信号を受け取って処理するた
めのデータ収集システム(DAS)134と、X線管1
28に対して電力を供給するため、さもなければその動
作を制御するためのX線管制御システム136とをさら
に含む。また、システム120は、データ収集システム
134の出力を処理するため、そしてスキャニング・シ
ステム120を動作させて制御するための必要な信号を
発生するためのコンピュータ処理システムが備えられて
いることが好ましい。X線管136は米国特許第5,6
61,774号に記載されているデュアル・エネルギー
X線管制御システムなどのマルチエネルギーX線管制御
システムであってよい。この特許はベルナード M.ゴ
ードン(Bernard M.Gordon)、ハンス
・ウイードン(Hans Weedon)、イオシフ・
イズライリ(Iosif Izrailit)、ティモ
シー R.フォックス(Timothy R.Fox)
およびジョン F.ムーア(John F.Moor
e)の名前で1997年8月26日付けで発行された、
「Dual Energy power Suppl
y」(デュアル・エネルギーの電源)(整理番号ANA
‐094)であり、本出願と同じ譲受人に対して譲渡さ
れ、引用によってその全体を本明細書の記載に援用す
る。X線CT画像のエネルギー選択性の再構成のための
デュアル・エネルギーのX線技法は、物質の密度を示す
ことの他に、その物質の原子番号を示すことにおいて特
に有用である。ただし、本発明はこのタイプの制御シス
テムに限定されることを意図しているわけではない。単
独エネルギーのシステムなどの他のX線管制御システム
も利用できることは明らかである。また、システム12
0は、放射線がガントリ125を超えて伝播するのを防
止するための、たとえば、鉛から作られている遮蔽13
8を含むこともある。
【0051】1つの実施形態においては、X線管128
は手荷物112が搬送システム110によってその中を
運ばれる三次元の画像フィールドを通過するX線のコー
ン・ビーム132を発生する。画像フィールドの中に配
置された手荷物を通過した後、コーン・ビーム132は
検出器アレイ130によって受け取られ、それがさらに
手荷物122の露光された部分の密度を表す信号を発生
する。したがって、ビームは空間のスキャニング・ボリ
ュームを定義する。プラットホーム124がその回転軸
127の回りに回転し、それによって、対応している複
数のプロジェクション角において複数のプロジェクショ
ンを発生するように、コンベア・システムによって手荷
物が中央の開口部126を通って連続的に輸送される際
に、手荷物112の回りの円形の軌跡の中でX線のソー
ス128と検出器アレイ130とを回転させる。
【0052】周知の方法で、検出器アレイ130からの
信号を先ず最初にデータ収集システム134によって取
得することができ、そしてその後、CTスキャニングの
信号処理技法を使って、コンピュータ化された処理シス
テムによって処理することができる。
【0053】上記のように、検出器アレイ130は、Z
軸方向以外に、X軸およびY軸の方向の両方においてス
キャン・データを提供することができる二次元の検出器
アレイであってよい。各測定インターバルの間に、アレ
イ130の複数の検出器のロウが、対応している複数の
プロジェクションからデータを発生し、それによって手
荷物112の容積測定領域を同時にスキャンする。検出
器のロウの次元および個数は、所望の分解能およびスキ
ャナのスループットの関数として選択することが好まし
く、それはさらに回転しているプラットホーム124の
回転速度および搬送システム110の速度の関数であ
る。これらのパラメータはプラットホーム124の単独
の完全な1回転に要する時間において、搬送システム1
10が、プラットホームの1回転の間に検出器アレイ1
30によってスキャンされる容積測定の領域が、プラッ
トホームの次の回転の間に検出器アレイ130によって
スキャンされる容積測定の領域と隣接していてオーバラ
ップしていない(あるいは部分的にオーバラップしてい
る)ことが好ましいように、丁度十分に手荷物112を
進めるように選択されることが好ましい。
【0054】搬送システム110は手荷物のアイテムが
通過する際に、その回りに一定の回転速度で連続的にプ
ラットホーム124が回転する間に、CTスキャニング
・システム120を通って手荷物112を一定の速度で
連続的に搬送することが好ましい。この方法で、システ
ム120は手荷物アイテム全体の螺旋状の容積測定のC
Tスキャンを実行する。手荷物スキャニング・アセンブ
リ100はアレイ130によって提供されるデータの少
なくともいくつか、および螺旋状の再構成アルゴリズム
を使って、手荷物がシステム内を通過する際に手荷物全
体の容積測定のCT表現を発生することが好ましい。1
つの実施形態においては、システム100は米国特許第
5,802,134号に記述されているように、データ
についての首振り運動をしているスライスの再構成(N
SR)を実行する。この特許はグレゴリ L.ラーソン
(Gregory L.Larson)、クリストファ
ーC.ルース(Christopher C.Rut
h)およびカール R.クローフォード(Carl
R.Crawford)の名前で1998年9月1日付
けで発行された、「Nutating Slice C
T Image Reconstruction Ap
paratus and Method」(首振り運動
をしているスライスのCT画像再構成の装置および方
法)と題するもの(整理番号ANA‐118)である。
したがって、システム100は手荷物アイテムの選択さ
れた部分のCTスキャニングを提供するだけではなく、
各手荷物の完全なCTスキャンの再構成データを提供す
る。また、手荷物スキャニング・システム100は、高
速のスキャニングを提供する。というのは、二次元の検
出器アレイ130によってシステム100がプラットホ
ーム124の各回転での各手荷物アイテムの比較的大き
い部分を同時にスキャンすることができるからである。
【0055】図4は、本発明の手荷物スキャニング・シ
ステム100の一実施形態の機械的/電気的ブロック図
を含む。ディスク124はX線管128と、検出器アレ
イ130と、データ収集システム(DAS)134と、
高圧電源および監視/制御アセンブリの部分と、電源ア
センブリと、データ・リンク・アセンブリとを乗せてい
ることが好ましい。ガントリまたはフレームは手荷物処
理コンベア・システム110を含めて、システム100
全体を支持する。ディスク124はDCサーボモータ1
40によって駆動することができるベルトによって一定
速度で回転させることができる。
【0056】1つの実施形態においては、手荷物搬送シ
ステム110は、規定されたスループットの条件に適合
するように、連続的に一定レートで駆動される単独のベ
ルトを含む。そのベルトは負荷状態が変化している状態
で、一定の速度を提供するために152に示されている
高トルク、低速のコンベア・モータ・アセンブリを提供
する。X線の径路の中のコンベア・ベッドの部分に対し
て低減衰のカーボン・グラファイト・エポキシ材料を使
うことができる。そのコンベアの全体の長さは3個の平
均の長さのバッグが入るように設計されているが、これ
は明らかに変化する可能性がある。キャビネットのX線
システムの適切な安全要求を満足するために、コンベア
の回りに遮蔽されたトンネルが使われることが好まし
い。
【0057】入力電源はシステムが設置されている施設
から供給することができる。電力はディスク124に取
り付けられている金属のリングと連続的に接触している
一連のフレーム・ブラッシュを通してなど、任意の方法
でフレームから伝えられる。ディスク124上の低電圧
電源150は、ディスク上に取り付けられている他のコ
ンポーネント以外に、DAS 134に対して電力を供
給する。フレーム上の低電圧電源は、再構成用コンピュ
ータおよび各種の監視/制御回路に対して電力を提供す
る。コンベア・モータのアセンブリ152およびガント
リのモータ140には、主電源から直接に電力を供給す
ることができる。
【0058】高電圧電源がX線管128に対して電力を
提供する。その電源はデュアル・エネルギーの制御が提
供される場所のカソード/アノードの両端にデュアルの
電圧を供給することができる。駆動波形は任意の形状と
することができ、正弦波の形式が好ましい。この電源は
X線のフィラメント電力も提供することができる。その
供給電流は両方の電圧に対してほぼ一定に保つことがで
きる。
【0059】デュアル・エネルギーのX線は、手荷物に
当たり、バッグを通過して検出器アレイ130に当た
る。検出器アレイ130の各検出器は、検出器、すなわ
ち、プロジェクションから受け取られたX線のフォトン
の数を表す信号を出力し、それは各X線の径路(ソース
と個々の検出器との間に形成されている)に沿って吸収
されたフォトンの関数である。DAS 134は検出器
の出力をサンプルし、その出力をディジタル信号に変換
してコンピュータ化された処理システム(再構成用コン
ピュータ)170へ送り、手荷物112の各ピースに関
連のある再構成されたCT手荷物データが発生される。
1つの実施形態においては、DAS 134からのディ
ジタル・データは非接触のシリアル・データ・リンク1
60を経由して処理システム170へ転送される。
【0060】非接触リンク160は、その高速のディジ
タルDASのデータを処理システム170へ転送するこ
とができ、そして非接触リンクの低速監視/制御信号を
ディスクとフレーム制御用コンピュータとの間で転送す
ることができる。データ・リンク160は無線の送信機
および受信機をベースにすることができる。
【0061】1つの実施形態においては、処理システム
170の画像再構成部分がDAS134からのディジタ
ル・データを高エネルギーおよび低エネルギーの両方に
対するバッグのスライスの一組の二次元画像に変換す
る。CTの再構成は米国特許第5,802,134号の
中に記述されている首振り運動のスライス再構成法など
の、螺旋コーン・ビームのソリューションを経由して実
行することができる。その再構成装置は、内蔵されてい
るソフトウェア、高速DASポート、アレイ・プロセッ
サ、DSPベースのコンボルバ、ASICベースのバッ
クプロジェクタ、画像メモリ、UART制御ポート、お
よび画像データのためのSCSI出力ポートを含むこと
ができる。ただし、他のアーキテクチャも使うことがで
きる。アレイ・プロセッサはデータの相関演算および補
間演算を実行することができる。再構成装置は自己ホス
ト型とすることができ、そしてフレーム・コンピュータ
に対してUARTインターフェース上で受信された手荷
物の情報に基づいて画像にタグを付けることができる。
【0062】処理システム170はPCベースの組込み
型制御システムを含むことができる。すべてのサブシス
テムを主要な健全性およびステータスの情報に対して監
視することができる。また、このシステムは両方の運動
システムを制御することができ、手荷物の情報をセンス
することができ、環境、たとえば、温度、湿度などを制
御することができ、ディスク124の角度位置をセンス
することができ、そしてDASおよびHVPSをトリガ
することができる。また、このシステムはエンジニアリ
ングの診断および制御のためのビデオおよびキーボード
のインターフェースも備えることができる。さらに、制
御パネルをフィールド・サービスのために含めることが
できる。
【0063】したがって、CTスキャニング・システム
120は一連のプロジェクションとしてアイテム(すな
わち、バッグ)をスキャンし、そのプロジェクションを
「スライス」と呼ばれる集合に組み合わせてスライス・
データを作り出すことができ、それらはすべて、スキャ
ナを通ってバッグが動く際に、たとえば、螺旋的にバッ
グをスキャンすることによってスキャナから取得され
る。
【0064】本発明を組み込んでいる1つのシステムに
おいては、バッグは5秒ごとにほぼ1つのバッグのレー
トでスキャンされ、約448個までのCTスライスが各
バッグに対して発生され、スライス・データがCTスキ
ャニング・システム120からコンピュータ・システム
520へ約22ミリ秒ごとに送信された。したがって、
代表的なバッグは約12Mバイトのデータで表された。
その好適な実施形態においては、CTスキャニング・シ
ステム120は本出願の譲受人であるマサチューセッツ
州PeabodyのAnalogic Inc.によっ
て設計・製造されたAN6000 X線スキャナであ
る。ただし、他の適切なスキャナも利用できることを理
解されたい。
【0065】図4に示されているように、再構成された
データを含んでいる画像データが、爆発物検出解析(E
DA)コンピュータ・システム200に対して送信され
る。EDAコンピュータ・システム200は商用で入手
できるマルチプロセッサ・コンピュータ・システム、た
とえば、Sun Microsystems,Inc.
から入手できるSolarisオペレーティング・シス
テムを使っているSun EnterpriseのE4
50などが好ましい。ただし、他の適切なシステムも利
用できるシステム200によって画像データを処理する
際、ほとんどのタイプの爆発性の物体はそれらの形状お
よび/または構成材料に基づいている可能性のあるいく
つかのカテゴリーにグループ化することができると仮定
されている。たとえば、カテゴリーとしてはシート、ス
ティック、バルクおよび形状に基づいた他のカテゴリー
があり得る。ある種の材料はそれもシリンダなどのコン
テナに基づいて分類することができるサブタイプの再分
割することができる。これらのカテゴリーは代表的な特
徴、たとえば、形状、サイズ、質量または密度などが異
なっている。上記の従来の応用において記述されたよう
に、異なるソフトウェア・プロセスを、各種のカテゴリ
ーのそれぞれに関してそのデータを解析するために提供
することができる。
【0066】図5は、すべて本発明によるソフトウェア
・アーキテクチャで利用されるような、EDAコンピュ
ータ・システム200の好ましいシステム・アーキテク
チャを示している。EDAコンピュータ・システム20
0は伝送リンク202上で画像データを受け取る。図5
に示されているシステム200の実施形態は、オペレー
タ・ディスプレイ・サブシステム204と、データ記憶
サブシステム206と、検出およびプロセス制御のサブ
システム208とを含む。
【0067】オペレータ・ディスプレイ・サブシステム
204は、画像および情報をオペレータに対して表示す
るためのビデオ・モニタを含み、BVSの一部を形成す
る。それは、CTスキャニング・システム120の中で
スキャンされた特定のバッグの中の疑わしい危険物の検
出およびキャラクタリゼーションに関連しているデータ
以外に、CTスキャニング・システム120から受け取
った画像データに関連している情報の両方を表示する。
ビデオ・モニタはオペレータがCTスキャニング・シス
テム120と対話する標準のタイプのモニタであってよ
い。データ記憶サブシステム206は、データを格納す
るか、あるいはアーカイブするための、商用で入手可能
な標準の任意のデータ記憶システムであってよく、そし
て揮発性または不揮発性のタイプのシステム、たとえ
ば、磁気テープ・ドライブ、高密度・ディスク・ドライ
ブ、または読出し/書込みCD ROMドライブなどで
あってよい。CT処理システム170、コンピュータ・
システム200、およびオペレータ・ディスプレイ・サ
ブシステム204、データ記憶サブシステム206、お
よびシステム200の検出および処理制御サブシステム
208は、すべて標準のコンピュータ間データ通信伝送
装置およびインターフェースを使って一緒に接続されて
いる。
【0068】この好適な実施形態においては、検出およ
びプロセス制御のサブシステム208は、1からMまで
の任意の数の複数のプロセッサ(CPU)210、およ
びオペレーティング・システム240によって確立され
たプラットホーム上で、システム200によって実行さ
れるプロセス230、232、および234および23
6の各種のタスクを、それぞれ制御して実行するために
構築されて配置されているメインのコントローラ220
を含むことが好ましい。また、そのサブシステムは、こ
こで記述されているようなデータを格納するための共用
の大容量メモリ250も含む。そのプロセスは、Nが整
数である、1からNまでの任意の数のプロセスであって
よい各種の検出プロセス236以外に、データ転送プロ
セス230と、ディスプレイ・プロセス232と、アー
カイブ・プロセス234とを含む。たとえば、1つの検
出プロセスはバルクの爆発物を検出するための径路を定
義することができ、一方、他のプロセスは上記のアプリ
ケーションにおいて記述されているようなシート状の爆
発物を検出するための径路を定義することができる。
【0069】検出およびプロセス制御のサブシステム2
08の内部の個々の検出プロセッサ210は、1つのタ
スクの一部分、完全な単独の専用のタスクを実行するこ
とができ、あるいはシステム上の負荷によって変わる複
数のタスクのうちの共用されているものを実行すること
ができる。検出およびプロセス制御のサブシステム20
8の中に複数のプロセッサ210を備えること(マルチ
プロセッサ・システム)によって、最適の効率で複数の
バッグをタイムリーに処理するための、コンピュータ・
システムの能力を向上させることができる。プロセッサ
の実際の数は変化する可能性があるが、いくつかの近接
して並んでいるバッグを処理するのに15秒まで掛かる
可能性があるとして、検出およびプロセス制御のサブシ
ステム208が、CTスキャニング・システム120の
中断を生じることなしに、検出およびプロセス制御のサ
ブシステム208によって後続のバッグが同時に処理さ
れることを確保する、少なくとも4つのプロセッサを含
むことが有利である。明らかに、プロセッサの数は設計
目的の問題として変化する可能性がある。
【0070】共用の大容量メモリ250は、少なくとも
10個のバッグに関連付けられたすべてのデータを格納
することができる。ただし、メモリのサイズはバッグの
数が多いか少ないかによって変わる可能性があり、共用
メモリ250はコンピュータ・システム200の内部の
すべてのプロセッサ210およびプロセス230、23
2、234および236からアクセスすることができ
る。したがって、データは操作される際にプロセスから
プロセスへ転送されるのではなく、各プロセスがその与
えられた共用メモリのロケーションの中のデータにアク
セスする。さらに、メモリはコントローラ220によっ
て「メモリ・スロット」252の中に静的に区画化され
ていることが好ましく、各スロット252は単独のバッ
グに関連付けられたデータのすべてを格納する。ただ
し、区画化を動的に行うことができることは、この分野
の技術に熟達した人にとっては明らかである。結果とし
て、スキャンされた1つのバッグに関連付けられたデー
タが特定のメモリ・スロット252の中に格納される
と、検出およびプロセス制御のサブシステム208によ
ってそのデータに対して関連付けられているすべての処
理が完了するまでそこにとどまり、処理完了の時点で特
定のメモリ・スロット252が新しいデータに対して利
用できるようになる。この分野の技術に熟達した人であ
れば、標準のプロセッサおよび互換性のあるオペレーテ
ィング・システムを使って本発明を実施することがで
き、そしてメモリを各種の方法で構成できることを理解
することができるだろう。図5の中の4つのプロセス2
30、232、234および236は、検出およびプロ
セス制御のサブシステム208によって実行される4つ
の主要プロセスを表す。
【0071】動作において、データ転送のプロセス23
0はCTスキャニング・システム120からバッグを識
別している情報以外に、各バッグを通る複数のスライス
に対する再構成されたスライス・データの形式が好まし
い画像データを受け取り、そしてスキャンされたバッグ
に対するスライス・データのすべてを、「バッグのデー
タ」と呼ばれるそのバッグの三次元データ表現に組み合
わせる。データ転送のプロセス230は、そのバッグ・
データが検出プロセス236およびアーカイブ・プロセ
ス234の1つによって使われるようにする。アーカイ
ブ・プロセス234は、二次元のスライス・データおよ
び二次元のプロジェクション・データを永久保存のため
に外部記憶装置550へコピーすることが好ましい。検
出プロセス236の1つが与えられたバッグに対するバ
ッグ・データを解析して、スキャンされたバッグの内部
に爆発物が存在しているかどうかを判定し、この解析の
結果が「検出結果データ」と呼ばれる。この点におい
て、2つ以上のプロセッサ210が利用できるかどうか
によって、利用できる各プロセッサは互いに無関係にプ
ロセス230、232、234および236の任意のも
のに関連付けられたタスクを実行することができる。そ
の検出結果データが特定のバッグに対する対応している
バッグ・データとして同じスロットの中に格納される。
ディスプレイ・プロセス232は三次元のバッグ・デー
タおよび検出結果データを、オペレータの検査および操
作のためにBVSのオペレータ・ディスプレイ・システ
ム204上に表示することが好ましい。
【0072】ここで説明されている各プロセス230、
232、234および236は、そのプロセスに対する
与えられた機能を具体化するソフトウェア・エンティテ
ィを含み、そのプロセスは標準のオペレーティング・シ
ステム240のサービスおよび検出およびプロセス制御
のサブシステム208のハードウェアを利用して、その
必要な機能を実行する。コントローラ220は検出およ
びプロセス制御のサブシステム208の4つの一次機能
に対応する各種のサービスから構成され、コンピュータ
の資源の、そしてプロセス230、232、234およ
び236との対話の総合的な管理を提供する。ほとんど
の場合、これらのソフトウェア・エンティティはオブジ
ェクト指向設計(OOD)の普通に受け入れられている
原理に適合することが好ましいソフトウェア・コードで
書かれている。
【0073】もう一度図5を参照すると、データ転送の
プロセス230、ディスプレイ・プロセス232、アー
カイブ・プロセス234、検出プロセス236および資
源コントローラ220の中に具体化されているソフトウ
ェア・エンティティは、そのほとんどの部分に対して、
図6に示されているように、ソフトウェア・オブジェク
トとして表される。図6に示されているオブジェクト
は、本発明のソフトウェア・オブジェクト間の静的な関
係のモデル300の一実施形態を示している。「リレー
ション」と呼ばれるオブジェクト間の関係が矢印R1、
R2、などとして示されている。各オブジェクトは、そ
のオブジェクトのメソッド、または機能に関連している
他の属性以外に、識別属性を含む。
【0074】各ソフトウェア・オブジェクトおよびオブ
ジェクト間のリレーションを次のように要約することが
できる。
【0075】<Sliceオブジェクト>ソフトウェア
・オブジェクトSlice 302は、CTスキャニン
グ・システム120によって発生され、データ転送プロ
セス230(図5の)によって受け取られたスキャンさ
れたバッグの二次元スライスの1つをスライス・データ
として含む。Sliceオブジェクト302のスライス
・データは、2バイトの数値の二次元配列の形式である
ことが好ましい。その2バイトの数値はスキャンされた
バッグの二次元の断面内の与えられた点における密度を
表す。Sliceオブジェクト302は、与えられたS
liceオブジェクト302をユニークに識別する識別
属性「Slice ID」も含んでいる。また、「Ba
g ID」(バッグのID)属性およびデータ・ポイン
タもSliceオブジェクト302の中に含まれてお
り、Sliceオブジェクト302を、それが属するス
キャンされたバッグと関係付ける。この好ましい形式
で、約448個のスライス、または448個のSlic
eオブジェクトが、スキャンされた各バッグごとにCT
スキャニング・システム120によって発生される。た
だし、その数は明らかに設計基準によって変わる可能性
がある。Sliceオブジェクトは、スライス・データ
が検出およびプロセス制御のサブシステム208によっ
てCTスキャニング・システムから受け取られた時に生
成される。
【0076】<Projectionオブジェクト>プ
ロジェクション・データは、検出およびプロセス制御の
サブシステム208によってCTスキャニング・システ
ム120から受け取られ、ソフトウェアのProjec
tionオブジェクト304の中に保持される。スキャ
ンされた各バッグごとに、CTスキャニング・システム
によって取られた3つの平坦なプロジェクション、すな
わち、上面、側面、および斜め方向のプロジェクション
がある。結果として、スキャンされた各バッグごとに3
つのProjectionオブジェクトが生成されてい
る。Projectionオブジェクト304のプロジ
ェクション・データは、その平坦なプロジェクション・
ビューの中の与えられた点における密度を表す数値の二
次元配列の形式になっている。各Projection
オブジェクト304は、識別属性「Projectio
n ID」(プロジェクションID)を含み、それはそ
のProjectionオブジェクトをユニークに識別
する。さらに、Sliceオブジェクト302のよう
に、各Projectionオブジェクト304も、そ
れが対応しているスキャンされたバッグに対するデータ
・ポインタである属性を含んでいる。Projecti
onオブジェクト304は、プロジェクション・データ
が検出用コンピュータ200によって受け取られた時に
生成される。
【0077】<Bagオブジェクト>Sliceオブジ
ェクトの内部に保持されている、単独のスキャンされた
バッグから生成されたスライス・データのすべてが組み
合わされて、バッグ・データと呼ばれるそのスキャンさ
れたバッグの三次元表現を形成することが好ましい。バ
ッグ・データはソフトウェアのBagオブジェクト30
6の中に保持されている。Sliceオブジェクト30
2と、それらに対応しているBagオブジェクト306
との間の関係がリレーションの矢印R1によって表され
ている。また、Bagオブジェクト306の中には、そ
のスキャンされたバッグに対するProjection
オブジェクト304の中に保持されている、対応してい
るプロジェクション・データがある。3つのProje
ctionオブジェクト304とそれらに対応している
Bagオブジェクト306との間の関係が、リレーショ
ンの矢印R2によって表されている。「Bag ID」
(バッグのID)と呼ばれる識別属性が、与えられたB
agオブジェクト306の内部に存在してそれをユニー
クに識別する。Bagオブジェクト306の内部の他の
属性は、スキャンされたバッグの三次元のサイズに関連
し、そのバッグの「幅」、「高さ」および「奥行」を含
む。Bagオブジェクト306の中のステータス属性
は、Bagオブジェクト306が処理のために利用でき
るか、処理されている途中であるか、あるいは検出プロ
セス236の1つによって処理が完了されているかどう
かの指示を提供する。Bagオブジェクト306は、与
えられた1つのバッグに対してスライス・データおよび
プロジェクション・データがCTスキャニング・システ
ム120から検出用コンピュータ210へ転送された時
に生成される。
【0078】<Bag Binオブジェクト>各Bag
オブジェクト306は、ソフトウェアのBag Bin
オブジェクト308の中に概念的に格納されており、B
ag Binオブジェクト308は抽象的なBag B
inクラスから生成される。Bag Binオブジェク
ト308の一般的な効用は処理されたか、あるいは処理
されていないかのいずれかとしてメモリの中に格納され
る、Bagオブジェクト306を分類する1つの方法を
提供することである。その目的のために、Bag Bi
nオブジェクト308の内部に1つのステータス属性が
含まれ、それはBagオブジェクト306の処理の状態
を反映し、また、「Bag Bin ID」属性が含ま
れており、それは各Bag Binオブジェクトをユニ
ークに識別する。処理済みのBagオブジェクトはその
バッグ・データが検出ノードのオブジェクト324によ
って解析されたものであり、そして未処理のBagオブ
ジェクトは、そのバッグ・データが完全には解析されて
いないものである。この好適な実施形態においては、こ
の分類は抽象的なクラスBag BinのUnproc
essed Bag Bin(未処理のバッグ・ビン)
サブクラスおよびProcessed Bag Bin
(処理済みのバッグ・ビン)サブクラスを定義すること
によって実現されている。Unprocessed B
ag BinおよびProcessed Bag Bi
nはBag Binのサブクラスであるので、Unpr
ocessedBag Binオブジェクト308aお
よびProcessed Bag Binオブジェクト
308bはBag Binクラスの属性を継承する。B
agBin308とUnprocessed Bag
Bin308aおよびProcessed Bag B
in308bとの間のサブクラスの関係が、図6の中で
リレーションの矢印R4によって示されている。
【0079】<Unprocessed Bag Bi
nオブジェクト>ソフトウェア・オブジェクトUnpr
ocessed Bag Bin 308aは検出のN
odeオブジェクト324によって処理されるために利
用できるBagオブジェクト306を保持する。Bag
オブジェクト306とその対応しているUnproce
ssed Bag Binオブジェクト308aとの間
の関係が矢印R3によって示されている。その属性を超
えて、Unprocessed Bag Binオブジ
ェクト308aは、Bag Binオブジェクト308
から継承し、それはまた「UBB ID」を含み、それ
は与えられたUnprocessed Bag Bin
オブジェクト308aをユニークに識別する。
【0080】<Processed Bag Binオ
ブジェクト>Unprocessed Bag Bin
308aの内部のBagオブジェクト306が検出のN
odeオブジェクト324によって完全に処理される
と、Bagオブジェクト306はUnprocesse
d Bag Bin308aのオブジェクトから、Pr
ocessed Bag Bin308bへ概念的に転
送されている。この「転送」は実際には処理中としての
Bagオブジェクトの再分類であり、したがって、その
バッグ・データは検出用コンピュータ200の内部では
実際には転送されない。検出のNodeオブジェクトに
よる処理によって、検出結果が発生し、それがバッグ・
データと一緒に格納される。Processed Ba
g Bin308bの中で一度、バッグ・データおよび
検出結果がViewerオブジェクト326に対して送
られるために利用される。BagBin308から継承
された属性を超えて、Processed Bag B
in308bは「PBB ID」という名前の属性を含
み、それはProcessed Bag Binオブジ
ェクトをユニークに識別する。さらに、検出結果データ
を組み込んでいる属性がProcessed Bag
Binオブジェクト308bの中に含められる。「#e
xplosives(爆発物)」属性はBagオブジェ
クト306の中で検出された爆発物の量を示している数
値を含んでいる。検出された各爆発物に対して、「ex
plosive info」(爆発物情報)という名前
の属性が、その検出されたアイテムの特性に関連してい
る情報を含んでいる。
【0081】<Archiverオブジェクト>ソフト
ウェア・オブジェクトArchiver322は検出用
コンピュータ200のArchiverプロセス234
(図5の)を表す。Archiverオブジェクト32
2の役割はBagオブジェクト306から、そのバッグ
・データを外部記憶装置206に対してアーカイブする
メソッドを実行することである。このオブジェクトは、
リレーションの矢印R7によって示されているように、
Unprocessed Bag Bin308aの中
のBagオブジェクト306からバッグ・データを受け
取るために利用できるか、あるいは利用できないかのい
ずれかとしての、そのステータスを示しているメッセー
ジを、A‐Service Assigner316に
対して送信する。したがって、このオブジェクトは「A
rchiver ID」(アーカイバのID)属性と
「status」(ステータス)属性とを含む。sta
tus属性はアーカイブ・システムの利用可能性を反映
する。検出用コンピュータ200は単独のアーカイバ・
プロセス234を示しているが、複数のアーカイブ・プ
ロセスを検出用コンピュータ200の内部に含めること
ができる。
【0082】<Nodeオブジェクト>ソフトウェア・
オブジェクトNode324は、検出用コンピュータ2
00の検出プロセス236(図5の)の任意のものを表
す。Nodeオブジェクト324は検出用コンピュータ
200の爆発物検出アルゴリズムをホストする。このア
ルゴリズムは、上記米国特許出願の中で記述されてい
る。Nodeオブジェクト324の役割はソフトウェア
・オブジェクトN‐Service Assigner
318と通信して、Nodeオブジェクト324の爆
発物検出ソフトウェアがバッグ・データを受け付けるた
めに利用できることを示し、受け取られたバッグ・デー
タが受取り時に爆発物検出アルゴリズムに対して転送さ
れ、検出結果データが作られる。検出の解析が完了する
と、Nodeオブジェクト324はその検出結果データ
をBag Bin308に対して転送し、そこでそのデ
ータがProcessed Bag Bin308bの
中に格納される。Bag Binオブジェクト308と
Nodeオブジェクト324との間の関係がリレーショ
ンの矢印R5によって示されている。この好ましい形式
においては、Nodeインスタンスの数(少なくとも検
出用コンピュータ200の中のプロセッサ210の数に
等しい)が同時に存在する。
【0083】<Viewerオブジェクト>ソフトウェ
アのViewerオブジェクト326は、検出用コンピ
ュータ200のディスプレイ・プロセス232を表す。
Viewerオブジェクト326はCT手荷物スキャニ
ング・システム100に対するオペレータのインターフ
ェースを提供するメソッドを含む。Viewerオブジ
ェクト326によってオペレータ・ディスプレイのサブ
システム204が危険物のバッグ(すなわち、検出され
た爆発物を含んでいるバッグ)および対応している爆発
物アイテムの情報を画面上に表示し、CT手荷物スキャ
ニング・システム100の内部の各種のサブシステムの
制御のために、オペレータからのコマンドを受け付け
る。Processed Bag Bin308bとV
iewerオブジェクト320との間の関係が、リレー
ションの矢印R6によって示されている。
【0084】<Bag Bin Service As
signerオブジェクト>ソフトウェア・オブジェク
トB‐Service Assigner314は、そ
れ自体ではスキャンされたバッグに関連するデータを保
持しないが、どのBagオブジェクト306がどのUn
processed Bag Bin308aを取るべ
きかを割り当てる。したがって、B‐Service
Assigner314は属性Bag IdおよびUB
B IDを含むだけで済む。Bagオブジェクト306
とUnprocessed Bag Binオブジェク
ト308aとの間の関係R3は、「競合的関係」と考え
られる。というのは、Bagオブジェクト304はB‐
Service Assigner314の指示なしで
はUnprocessed Bag Binに対して割
り当てることができないからである。
【0085】<Archive Service As
signerオブジェクト>ソフトウェア・オブジェク
トA‐Service Assigner322は、1
つのBagオブジェクト306に対応するUnproc
essed BagBinオブジェクト308aを、A
rchiverオブジェクト322に対して割り当て
る。A‐Service Assignerオブジェク
ト322は、それ自体ではスキャンされたバッグに関連
するデータを保持しないが、どのUnprocesse
d Bag Binが与えられアーカイバ322によっ
てサービスされるべきかを割り当てる。したがって、A
‐Service Assignerは、属性Arch
iverIDおよびUBB IDを含むだけで済む。A
rchiverオブジェクト322とUnproces
sed Bag Binオブジェクト308aとの間の
リレーションR7は競合関係と考えられる。というの
は、Archiverオブジェクト322はA‐Ser
vice Assigner322の指示なしではUn
processed Bag Binの中のデータにア
クセスすることができないからである。
【0086】<Node Service Assig
nerオブジェクト>ソフトウェア・オブジェクトN‐
Service Assigner318は、Bagオ
ブジェクト306に対応するUnprocessed
Bag Binオブジェクト308aを、利用できるN
odeオブジェクト324に対して割り当てる。N‐S
ervice Assignerオブジェクト318
は、それ自体ではバッグ・データを保持しないが、Un
processed Bag Bin308aの中のバ
ッグ・データを、利用できる検出のNodeオブジェク
ト324に対して割り当てる。したがって、N‐Ser
vice Assigner318は属性UBB ID
およびNode IDを含むだけで済む。リレーション
R5は競合的である。というのは、Nodeオブジェク
ト324は、N‐Service Assigner3
18の指示なしではUnprocessedBag B
inオブジェクト318aの中のデータにアクセスする
ことができないからである。N‐Service As
signer318は、処理されるのを待っているUn
processed Bag Binオブジェクトに関
係付けられたBagオブジェクトに関連しているキュ
ー、およびそのBagオブジェクトを処理するための利
用可能なNodeオブジェクトのキューを維持する。そ
れはバッグのキュー270からの第1のBagオブジェ
クトを、ノード・キュー272からの第1のNodeオ
ブジェクトに対して割り当てる。
【0087】<Viewer Service Ass
ignerオブジェクト>ソフトウェア・オブジェクト
V‐Service Assigner320は、処理
済みのBagオブジェクト306に対応するProce
ssed BagBinオブジェクト308bを、利用
可能なViewerオブジェクト326に対して割り当
てる。したがって、V‐Service Assign
er320はバッグ・データまたは検出結果を含まず、
PBB IDおよび(Bag Viewing Sys
tem)BVS ID属性を含む。Viewerオブジ
ェクト326とProcessed Bag Binオ
ブジェクト308bとの間のリレーションR6は、競合
のリレーションであると考えられる。というのは、Vi
ewerオブジェクト326は、V‐Service
Assigner320の指示なしではProcess
ed Bag Binの内部にはアクセスできないから
である。V‐Service Assigner320
はオペレータ・ディスプレイのサブシステム130上で
表示されるべきProcessedBag Binオブ
ジェクトに関係付けられたBagオブジェクトに関連し
たキュー、および利用可能なViewerオブジェクト
326に対するキューを維持する。それはバッグのキュ
ー270からの第1のBagオブジェクトを、View
erのキュー274の中の第1のビューワ・オブジェク
トに対して割り当てる。
【0088】<アーキテクチャの実装>上記のオブジェ
クトは、図5の検出用コンピュータ200の資源(たと
えば、プロセス230、232、234および236お
よびメモリ250)に対してマップされ、本発明の好適
な実施形態の実装を形成する。1つの好適な実施形態に
おいては、そのアーキテクチャはサービス・アサイナか
ら構成されている1つのサーバ・プロセスを含み、そし
て検出用コンピュータの4つの一次機能に対応するクラ
イアント・プロセスを含む。サーバは共用資源、クライ
アント間のデータ・トラヒックのすべてを制御し、処理
するジョブをクライアント・プロセスに対してディスパ
ッチする。この好適な実施形態においては、処理するジ
ョブのディスパッチはデータおよび利用可能なプロセス
に関連しているキューを生成して管理し、データに対す
るプロセスの割当てを制御することによって実行され
る。図7に示されているように、サービス・アサイナの
オブジェクトA‐Service Assigner3
16、B‐Service Assigner314、
N‐Service Assigner318、および
V‐Service Assigner320が検出用
コンピュータ200のコントローラ(すなわち、サー
バ)220(図5の)に対してマップされ、そしてこれ
らの基本割当て機能を提供する。Slice、Proj
ection、およびBagのオブジェクトは、クライ
アントのデータ転送プロセス230に対してマップされ
る。BagBinオブジェクト308、308a、およ
び308bは、メモリ250に対してマップされる。A
rchiverオブジェクト322はアーカイブ・プロ
セス234(図5の)に対してマップされる。各Nod
eオブジェクト324は、クライアントの検出プロセス
236に対してマップされる。そして、Viewerオ
ブジェクト326はクライアントのディスプレイ・プロ
セス232に対してマップされる。検出用コンピュータ
200の4つの一次機能に対するサーバとクライアント
・プロセスとの間の対話が以下に詳細に説明される。
【0089】<データ転送プロセス>図5〜図7を参照
すると、B‐Service Assignerオブジ
ェクト314の機能がコントローラ220に対してマッ
プされ、データ転送プロセス230によるバッグ・デー
タの記憶のために適切な共用メモリ・スロットの割当て
に関係付けられているコントローラ(サーバ)220の
部分に対応する。データ転送プロセス230がスライス
・データと平坦なプロジェクション・データとをCTス
キャナ170から受け取ると、データ転送プロセス23
0は、そのスライス・データとプロジェクション・デー
タとを組み合わせて三次元のバッグ・データを生成す
る。スライス・データはSliceオブジェクト302
からマップされ、プロジェクション・データはProj
ectionオブジェクト304からマップされ、そし
てバッグ・データはBagオブジェクト306からマッ
プされる。図5を参照すると、データ転送のプロセスは
メッセージ・キュー260を経由してコントローラ22
0に対してメッセージを送り、メモリ・スロット252
がそのバッグ・データを格納することを要求する。マッ
プされたB‐Service Assigner314
は、データ転送プロセスからの要求を取り込み、共用メ
モリ250の内部のメモリ・スロット252のアドレス
を、メッセージ・キュー260経由でデータ転送プロセ
ス230に対して渡す。次に、データ転送プロセッサ2
30は、そのバッグ・データをコントローラ220によ
って与えられたメモリ・スロット252の中に格納す
る。各メモリ・スロットは2つのセグメントを含む。第
1のセグメントはバッグ・データを保持し、Unpro
cessed Bag Binオブジェクト308aか
らマップされている。第2のセグメントは検出結果デー
タを保持し、そしてバッグ・データと一緒にProce
ssed Bag Binオブジェクト308bからマ
ップされている。
【0090】<アーカイブ・プロセス>A‐Servi
ce Assignerオブジェクト314の機能は、
与えられた共用メモリのスロット252の中に含まれて
いるデータを外部データ記憶装置206に格納するアー
カイブ・プロセッサ234に対して、共用メモリのスロ
ット252を割り当てることに関係付けられているサー
バ(コントローラ)220の一部にマップされている。
したがって、Archiverオブジェクト322はク
ライアントのアーカイブ・プロセス234にマップさ
れ、その本質的な機能を具体化している。バッグ・デー
タがメモリ・スロット252に格納されると、そのデー
タは利用可能なアーカイブ・プロセス234によって、
アーカイブすることができる。この好適な実施形態にお
いては、コントローラ220は最近ロードされたデータ
を含んでいるメモリ・スロット252を、利用可能なア
ーカイバ・プロセス234とマッチさせようとする。コ
ントローラ220はキューの中にそのバッグ・データを
アーカイブするためのアーカイバがあるかどうかを知る
ために、アーカイバのキュー276をチエックする。見
つかった場合、コントローラ220は、バッグ・データ
を含んでいる共用メモリのスロット252のアドレスを
その利用可能なアーカイバに対して送り、バッグのキュ
ー270の中のバッグ・データのステータスを更新し、
そしてそのアーカイバをアーカイバのキュー276から
取り除く。アーカイブ・プロセス234が利用できる
時、それはメッセージ・キュー260を経由して自分が
利用できることをコントローラ220に対して知らせ、
そしてコントローラ220からのメッセージを待つ。そ
のメッセージを受け取ると、コントローラ220はその
アーカイバをアーカイバ・キュー276の中に入れ、バ
ッグのキュー270の中のバッグのステータスを更新す
る。アーカイバ・キューの中の最初のアーカイバが、到
来する次のデータに対して使われる。コントローラ22
0を含まないもう1つの好適な実施形態においては、ア
ーカイバがバッグ・データをアーカイブするために利用
できる時、それはアーカイブされる必要のある最近ロー
ドされたバッグ・データを探して共用メモリを絶えずチ
エックする。
【0091】<検出プロセス>N‐Service A
ssignerオブジェクト318の機能は、処理され
るべきバッグ・データを含んでいるメモリ・スロット2
52を、検出プロセス236の1つに対して割り当てる
ことに関係付けられているコントローラ220の一部に
対してマップされている。したがって、Nodeオブジ
ェクト324は対応している検出プロセス236に対し
てマップされており、複数のNodeオブジェクト、た
とえば、1〜Nが存在する可能性があり、そして複数の
検出プロセス1〜Nに対応することになる。バッグ・デ
ータがメモリ・スロット252の中に格納されると、そ
れは利用できる検出プロセスによって処理することがで
きる。この好適な実施形態においては、サーバ(コント
ローラ)220は、最近ロードされたデータを含んでい
るメモリ・スロット252を、利用可能な検出プロセス
とマッチさせようとする。サーバ220はノード・キュ
ー272をチエックして、バッグ・データを処理するた
めにキュー272の中に検出プロセスがあるかどうかを
知る。見つかった場合、コントローラ220はバッグ・
データを含んでいる共用メモリのスロットのアドレス
を、その利用可能な検出プロセスに対して送り、バッグ
のキュー270の中のバッグ・データのステータスを更
新し、その検出プロセスをノード・キュー272から取
り除く。1つの検出プロセス236が利用可能な時、そ
れはメッセージ・キュー260を経由して自分が利用可
能であることをコントローラに知らせ、コントローラ2
20からのメッセージを待つ。コントローラ220はそ
のメッセージを受信すると、その検出プロセスをノード
・キュー272の中に入れ、バッグのキュー270の中
のバッグのステータスを更新する。ノード・キューの中
の第1の検出プロセスが、次に入ってくるデータのため
に使われる。サーバ(コントローラ)を含まないもう1
つの実施形態においては、バッグ・データを処理するた
めに1つの検出プロセスが利用できる時、それは処理さ
れる必要がある最近ロードされたバッグ・データを探し
て共用メモリを絶えずチエックする。検出プロセス23
6がバッグ・データを解析し、その検出結果データをそ
のバッグ・データを保持しているメモリ・スロットの第
2セグメントの中に入れる。
【0092】<ディスプレイ・プロセス>V‐Serv
ice Assignerオブジェクト320の機能
は、表示されるべきバッグ・データを含んでいるメモリ
・スロット252を、ディスプレイ・プロセス232の
1つに対して割り当てることに関係付けられているコン
トローラ220の一部分に対してマップされている。し
たがって、Viewerオブジェクト326はディスプ
レイ・プロセス232に対してマップされ、その本質的
な機能を具体化する。バッグ・データの検出結果が共用
メモリのスロット252の結果セグメントの中に格納さ
れると、それはオペレータによってディスプレイ・ステ
ーション上に表示することができる。
【0093】この好適な実施形態においては、コントロ
ーラ220は最近処理されたデータを含んでいるメモリ
・スロット252を、利用できるディスプレイ・プロセ
スとマッチさせようとする。サーバ220はビューワの
キュー274をチエックして、そのバッグ・データおよ
びその検出結果を表示するために、そのキューの中にデ
ィスプレイ・プロセスが存在するかどうかを知る。見つ
かった場合、サーバ220はそのバッグ・データおよび
その検出結果を含んでいる共用メモリのスロットのアド
レスを、利用可能なディスプレイ・プロセスに対して送
り、バッグのキュー270の中のバッグ・データのステ
ータスを更新し、そしてそのディスプレイ・プロセスを
ビューワのキュー274から取り除く。1つのディスプ
レイ・プロセスが利用できる時(すなわち、オペレータ
がそのバッグ・データを見終わった時)、そのプロセス
はメッセージ・キュー260を経由して自分が利用でき
ることをサーバに知らせ、コントローラ220からのメ
ッセージを待つ。そのメッセージを受け取ると、コント
ローラ220はビューワのキュー274の中にそのディ
スプレイ・プロセスを入れ、バッグのキュー270の中
のバッグのステータスを更新し、そしてそのバッグ・デ
ータのステータスが「all done」(すべて終
了)であった場合、そのバッグ・データを保持している
メモリ・スロットを新しいバッグ・データをロードする
ためにデータ転送プロセスが利用できるようにする。ビ
ューワのキューの中の最初のディスプレイ・プロセス
が、表示されるべき次のバッグ・データに対して使われ
る。
【0094】ここで説明されたアーキテクチャによっ
て、手荷物スキャニング・システム100はインビジョ
ン・マシンより少なくとも一桁大きいデータ・レートで
動作することができる。
【0095】本発明は、本発明の精神または中心的特性
から逸脱することなしに、他の詳細な形式で具体化する
ことができる。たとえば、検出プロセスはコントローラ
によって制御されるように記述されてきたが、複数の検
出プロセスが代わりにそれら自身をコーディネートする
ことができ、一方、他の実施形態においては、検出プロ
セスはコントローラによって制御される。さらに、共用
の大容量メモリがコントローラによって制御されるとし
て記述されてきたが、共用の大容量メモリに対するアク
セスをアクセス・フラグによって制御することもでき
る。
【0096】さらに、コントローラを含まないタイプの
他の実施形態においては、バッグ・データおよびその検
出結果を表示するために1つのディスプレイ・プロセス
が利用できる時、それは共用メモリを絶えずチエックし
て表示される必要のある処理済みのバッグを探す。
【0097】1つの代替実施形態においては、CTスラ
イスのうちの少なくとも1つおよび関連付けられた検出
データに関連している表示される情報が、スキャンされ
る各アイテムに関して検出プロセスが完了した順序で表
示されるCTデータを含む。他の実施形態においては、
前記CTスライスの少なくとも1つ、および関連付けら
れた検出データに関連付けられている表示される情報
は、そのスキャナ・システムの中に各バッグが入ってき
た順序で表示されるCTデータを含む。さらに他の実施
形態においては、CTスライスのうちの少なくとも1
つ、および関連付けられた検出データに関連している表
示される情報は、CTスライスの画像の中に疑わしい物
体のマーキングを含む。他の実施形態においては、その
表示される情報はCTスライスの少なくとも1つ、およ
び関連付けられた検出データに関連し、そしてそのアイ
テムの合成プロジェクションの中に疑わしい物体のマー
キングを含む。さらにもう1つの実施形態においては、
CTスライスの少なくとも1つ、および関連付けられた
検出データに関連している表示される情報は、検証され
た疑わしい物体に関連付けられた追加の情報、たとえ
ば、その疑わしい物体の性質を含み、他の実施形態にお
いては、CTスライスの少なくとも1つ、および関連付
けられた検出データに関連している表示される情報は、
表示情報の中に疑わしい物体の回りのマーキング、およ
び疑わしい物体およびそのマークに関連付けられた表示
される情報のリンキングを含むことができる。さらにも
う1つの実施形態においては、表示される情報は、その
アイテムがスキャナの中を移動するにつれて変化し、そ
の表示を調べるために前記CTスライスの少なくとも1
つ、および関連付けられた検出データに関連付けられて
いる情報の表示を一時停止するための追加の機能が設け
られている。さらにもう1つの実施形態においては、オ
ペレータは疑わしい物体の偽の検出をBVSによってク
リアすることができる。他の実施形態においては、スキ
ャナによってスキャンされていて、表示されるのを待っ
ている任意のアイテムに関する情報、たとえば、1つの
特定の実施形態においては、そのようなアイテムの個数
を表示することができる。さらにもう1つの実施形態に
おいては、そのようなアイテムに関連付けられているア
イテム識別番号を処理して表示することができる。他の
実施形態においては、スキャナによる検出を待っている
任意のアイテムに関する情報が表示され、それは1つの
特定の実施形態においては、そのようなアイテムの個数
であり、そして別の特定の実施形態においては、その表
示される情報はそのようなアイテムに関連付けられたア
イテム識別番号を含む。さらに、ある実施形態はこれら
の追加の機能の1つまたはそれ以上を含むことができ
る。
【0098】さらに、この好適な実施形態は爆発物の検
出に関して記述されてきたが、本発明は他のタイプの輸
出入禁止品(たとえば、麻薬、武器、または金)を検出
するシステムにおいても実施することができる。それは
主として検出アルゴリズムの関数である。さらに、好適
な実施形態は手荷物スキャニング・システムとして記述
されているが、そのシステムは任意のアイテムの中に隠
されているユニークなX線署名を有する任意の物体を検
出するために使うことができる。たとえば、そのスキャ
ニング・システムは輸出入禁止品を検出するためにボッ
クス、封筒および他のパッケージングなどのコンテナの
スキャニングにおいて使うことができる。さらに、この
分野の技術に熟達した人であれば、検出用コンピュータ
の内部において具体化されるデータまたは他の資源を使
うことができる異なる装置以外に、複数の各種の外部装
置(たとえば、オペレータ・ディスプレイのサブシステ
ム)またはそれらの組合せと検出コンピュータがインタ
ーフェースすることができることを理解されたい。した
がって、これらの実施形態はすべての点において説明的
なものであり、制限的ではなく、本発明の範囲は前記の
説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって
示され、したがって、特許請求の範囲の意味および等価
の範囲の中に入るすべての変更は、その中に包含される
べきであると考えられる。終りに、説明されたCTスキ
ャナは第三世代のタイプのものであるが、CTスキャナ
が別の形式および構成を取り得ること、たとえば、第四
世代のCTスキャナであってよいことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】CT手荷物システムまたは本発明を組み込んで
いる実施形態の斜視図、端面図、および側面図である。
【図2】CT手荷物システムまたは本発明を組み込んで
いる実施形態の斜視図、端面図、および側面図である。
【図3】CT手荷物システムまたは本発明を組み込んで
いる実施形態の斜視図、端面図、および側面図である。
【図4】手荷物スキャニング・システムの実施形態のブ
ロック図である。
【図5】すべて本発明に従ってスキャンされたデータお
よびそのスキャンされたデータから導かれる検出データ
を格納するための、大容量共用メモリを含んでいるスキ
ャニング・システムのブロック図である。
【図6】本発明に従って、ソフトウェア・オブジェクト
およびそれぞれの間の関係を示しているブロック図であ
る。
【図7】本発明のアーキテクチャ実装に対する、図5の
ソフトウェア・オブジェクトのマッピングを示す図であ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月7日(2000.4.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 セルゲイ シマノワスキ アメリカ合衆国.01902 マサチューセッ ツ,リン,リン ショア ドライヴ 295 (72)発明者 イブラヒム ベクワチ アメリカ合衆国.02131 マサチューセッ ツ,ロズリンデイル,ガーンジー ストリ ート 69 (72)発明者 カール アール. クロウフォード アメリカ合衆国.02446−4964 マサチュ ーセッツ,ブルックリン,ウエブスター ストリート 20

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体のスキャンされた画像を表すデータ
    を含んでいる所定の画像情報を自動的に検出するための
    システムであって、システム・アーキテクチャが、 共用メモリをデータで満たすための1つまたはそれ以上
    のデータ・プロセスと、 共用メモリの中の前記データから前記所定の画像情報の
    存在を検出するための1つまたはそれ以上の検出プロセ
    スと、 共用メモリの中の前記データから(a)前記データ、お
    よび、(b)前記所定の画像情報の存在に関する情報を
    表示するための1つまたはそれ以上のディスプレイ・プ
    ロセスと、 所定の資源を備えている同じコンピュータ・システム上
    で、前記データ、検出およびディスプレイのプロセスを
    すべて互いに実質的に独立にサポートし、前記資源が最
    適のタイムリーな方法で使われるように構築されて配置
    されたコントローラ・プロセスとを含むシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、複
    数の物体をシーケンシャルにスキャンするように構築さ
    れて配置されたコンベアをさらに含むシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のシステムにおいて、前
    記検出プロセスが、前記所定の画像情報の存在または不
    在に関連しているデータの検出および分類を提供するよ
    うになっているシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシステムにおいて、前
    記検出プロセスがそれら自身をコーディネートするよう
    に配置されているシステム。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のシステムにおいて、前
    記検出プロセスがコントローラによって制御されるよう
    になっているシステム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のシステムにおいて、コ
    ントローラをさらに含み、そして共用の大容量メモリに
    対するアクセスが前記コントローラによって制御される
    ようになっているシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のシステムにおいて、前
    記共用の大容量メモリに対するアクセスを制御するよう
    に配置されたアクセス・フラグをさらに含むシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のシステムにおいて、画
    像データを格納するように構築されて配置されているア
    ーカイブ・システムをさらに含むシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のシステムにおいて、前
    記画像データを格納するために構築されて配置されてい
    るアーカイブ・システムの不揮発性メモリをさらに含む
    システム。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のシステムにおいて、
    データを取得するように前記物体をスキャンするために
    構築されて配置されているスキャナをさらに含むシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のシステムにおい
    て、前記スキャナがCTスキャナであり、そして少なく
    とも1つのCTスライスおよび関連付けられた検出デー
    タに関連している情報を表示するように構築されて配置
    されているディスプレイをさらに含むシステム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のシステムにおい
    て、検出プロセスが各スキャンされたアイテムに関して
    完了された順序で、CTデータを表示するように構築さ
    れて配置されているシステム。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のシステムにおい
    て、各アイテムが前記スキャナに入ってきた順序でCT
    データを表示するように構築されて配置されているシス
    テム。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載のシステムにおい
    て、CTスライスの画像の中に疑わしい物体のマーキン
    グを表示するように構築されて配置されているシステ
    ム。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載のシステムにおい
    て、前記アイテムの合成プロジェクションの中に疑わし
    い物体のマーキングを表示するように構築されて配置さ
    れているシステム。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載のシステムにおい
    て、検出された疑わしい物体に関連付けられた追加の情
    報を表示するように構築されて配置されているシステ
    ム。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のシステムにおい
    て、前記表示情報の中の疑わしい物体のマーキングおよ
    び疑わしい物体および前記マーキングに関連しているリ
    ンキング情報を表示するように構築されて配置されてい
    るシステム。
  18. 【請求項18】 請求項11に記載のシステムにおい
    て、前記アイテムが前記スキャナを通して移動する際に
    表示される情報が自動的に変化し、そして前記表示を調
    べるために、少なくとも1つの前記CTスライスおよび
    関連付けられた検出データに関連している情報の表示を
    一時停止することができるように構築されて配置されて
    いるシステム。
  19. 【請求項19】 請求項11に記載のシステムにおい
    て、疑わしい物体の偽の検出をオペレータがクリアでき
    るように構築されて配置されているシステム。
  20. 【請求項20】 請求項11に記載のシステムにおい
    て、表示される情報が、前記スキャナによってスキャン
    された任意のアイテムおよび表示されるべく待機してい
    るデータに関する情報を含むシステム。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のシステムにおい
    て、前記表示される情報が、前記アイテムの個数を含む
    システム。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載のシステムにおい
    て、スキャンされた任意のアイテムに関する前記情報
    が、前記アイテムに関連付けられたアイテム識別番号を
    含むシステム。
  23. 【請求項23】 請求項11に記載のシステムにおい
    て、前記表示される情報が、スキャナによる検出を待っ
    ている任意のアイテムに関する情報を含むシステム。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載のシステムにおい
    て、検出を待っている任意のアイテムに関する情報が、
    前記アイテムの個数を表示するようになっているシステ
    ム。
  25. 【請求項25】 請求項23に記載のシステムにおい
    て、検出を待っている任意のアイテムに関する前記情報
    が、前記アイテムに関連付けられたアイテム識別番号を
    含むシステム。
  26. 【請求項26】 スキャニング装置であって、該装置に
    よってスキャンされたアイテムの内部に含まれている
    か、あるいはアイテムによって隠されている物体を検出
    し、分類することができる装置であって、該スキャニン
    グ装置は、 A.スキャンされるアイテムの複数のCTスライスを表
    しているCTデータを発生するように構築されて配置さ
    れている少なくとも1つのCTのX線スキャナと、 B.前記スキャナと通信する通信のサブシステムと、 C.CTデータを処理し、そしてスキャンされたアイテ
    ムの1つまたはそれ以上のCTスライスに関連付けられ
    た検出された物体の不在または疑わしい存在に関連した
    検出および分類のデータを提供するように構築されて配
    置されている、検出および分類のサブシステムと、 D.前記CTデータから導かれた疑わしい物体の前記検
    出および分類に関連しているCTデータおよび検出およ
    び分類のデータを格納するように構築されている、複数
    のメモリ・スロットを含んでいる大容量共用メモリと、 E.(1)前記大容量共用メモリのスロットの中に前記
    スキャナから受け取ったCTデータを入力するために前
    記通信システムと協同動作し、(2)検出および分類の
    データを提供するためにCTデータを処理するように検
    出および分類のサブシステムと協同動作し、前記検出お
    よび分類のデータを前記大容量共用メモリのスロットの
    中に格納する制御のサブシステムとを含むスキャニング
    装置。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載のスキャニング装置
    において、前記スキャナを通してアイテムを搬送するた
    めの搬送システムをさらに含むスキャニング装置。
  28. 【請求項28】 請求項26に記載のスキャニング装置
    において、前記検出および分類のサブシステムが、前記
    大容量共用メモリと、それぞれ協調して動作する複数の
    プロセッサを含むスキャニング装置。
  29. 【請求項29】 請求項26に記載のスキャニング・シ
    ステムにおいて、前記検出および分類のサブシステム
    が、CTデータを処理し、そして検出基準の複数の異な
    る各集合および独立の複数のプロセスに従って、スキャ
    ンされたアイテムの1つまたはそれ以上のCTスライス
    に関連付けられた、物体の不在または疑わしい存在に関
    連した検出および分類のデータを提供するように構築さ
    れて配置されているスキャニング装置。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載のスキャニング・シ
    ステムにおいて、前記複数の独立のプロセスがそれら自
    身をコーディネートするようになっているスキャニング
    ・システム。
  31. 【請求項31】 請求項29に記載のスキャニング・シ
    ステムにおいて、前記制御のサブシステムが、前記複数
    の独立のプロセスをコーディネートするように構築され
    ているコーディネータを含むスキャニング・システム・
  32. 【請求項32】 請求項31に記載のスキャニング・シ
    ステムにおいて、前記コーディネータが前記共用の大容
    量メモリに対するアクセスを制御するようになっている
    スキャニング・システム
  33. 【請求項33】 請求項26に記載のスキャニング・シ
    ステムにおいて、前記制御のサブシステムが、前記共用
    の大容量メモリに対するアクセスを制御するためのアク
    セス・フラグを含むスキャニング・システム。
  34. 【請求項34】 請求項26に記載のスキャニング・シ
    ステムにおいて、CTデータを格納するように構築され
    て配置されているアーカイブのサブシステムをさらに含
    むスキャニング・システム。
  35. 【請求項35】 請求項33に記載のスキャニング・シ
    ステムにおいて、前記アーカイブ・システムが、CTデ
    ータを格納するために構築されて配置されている不揮発
    性メモリを含むスキャニング・システム。
  36. 【請求項36】 請求項26に記載のスキャニング装置
    において、前記CTスライスの少なくとも1つ、および
    関連付けられた検出データに関連している情報を表示す
    るように構築されて配置されているディスプレイをさら
    に含むスキャニング装置。
  37. 【請求項37】 X線スキャナによってスキャンされる
    アイテムの内部に含まれているか、あるいは隠されてい
    る所定の物体を検出する方法であって、 前記スキャナから受け取った画像データを大容量共用メ
    モリのスロットの中に入れるステップと、 所定の物体の不在または疑わしい存在に関連している検
    出および分類のデータを提供するように画像データを処
    理するステップと、 前記検出および分類のデータを前記大容量共用メモリの
    スロットの中に格納するステップとを含む方法。
  38. 【請求項38】 請求項37に記載の方法において、画
    像データを処理する前記ステップが、複数のプロセッサ
    間で大容量メモリを共用するステップを含む方法。
  39. 【請求項39】 X線スキャナによってスキャンされた
    アイテムの中に含まれているか、あるいはアイテムによ
    って隠されている所定の物体の存在を検出するプロセス
    であって、 対応しているスキャンされた物体を表す一組のデータを
    受け取り、前記データの組を所定のデータ・キューの中
    でメモリの中の所定のスロットの中に格納するステップ
    と、 1つまたはそれ以上の検出プロセスに従って、所定の検
    出キューの中の各スロットの中のデータを処理するステ
    ップと、 対応しているデータの組が格納されている同じスロット
    の中に各検出プロセスの結果を格納するステップと、 前記検出のプロセスの結果を表示するステップとを含む
    プロセス。
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