JP2000289814A - 予備機器在庫データ管理システム - Google Patents

予備機器在庫データ管理システム

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JP2000289814A
JP2000289814A JP12905099A JP12905099A JP2000289814A JP 2000289814 A JP2000289814 A JP 2000289814A JP 12905099 A JP12905099 A JP 12905099A JP 12905099 A JP12905099 A JP 12905099A JP 2000289814 A JP2000289814 A JP 2000289814A
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spare
signal
spare equipment
signals
detector
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JP12905099A
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Katsuo Niizawa
勝夫 新澤
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Toshiba Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】予備機器の在庫状態を人間系に依存せず自動的
にリアルタイムで把握できるようにして、プラント全体
の予備機器保有数量を低減して予備機器の適切な在庫量
を維持し、必要なときに必要な予備機器を迅速に検索す
ることのできる予備機器在庫データ管理システムを提供
する。 【解決手段】予備機器を保管する倉庫102a〜102
nと、この倉庫内の予備機器104a〜104nを管理
する事務所101とを備え、前記倉庫内には、予備機器
に取付けた非接触タグ105a〜105nの信号を検出
する検出器21a〜21n,23a〜23nと、この検
出器の信号内容を解読する解読器22a〜22n,24
a〜24nと、この解読信号をデータベース信号に演算
する演算器25a〜25nと、この演算結果をディジタ
ル信号で発信する信号伝送器26a〜26nとを備え、
前記事務所には、前記信号伝送器よりのデイジタル信号
を受信する信号受信器1と、この信号受信器と入力器1
3と表示器12が接続され前記データベース信号を管理
する管理器2とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電所等のプラン
トの稼働率向上や信頼性維持のために予備機器を保有整
備している産業において、予備機器の適切な在庫量を維
持し、必要なときに必要な予備機器を迅速に検索するた
めの予備機器在庫データ管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】発電所や製薬・化学等の産業施設では、
予備機器を保有整備して施設の稼働率向上や信頼性維持
を図っている。昨今はジャストインを目標にした計画大
量生産の施設が多く、何らかの原因で不適合が発生する
と生産ラインに甚大な影響を与えるケースが増加してい
る。予備機器も機械品から電気・計測機器等の様に種類
が多い上に定格も種々に細分化される。また予備機器が
あっても、使用条件を判断するための点検データが直ぐ
に出てこないと、不適合復旧時間の短縮に繋がらない。
予備機器の在庫検索と点検データの提示がスムースに進
まないと、発生する損害は大きく、社会活動に影響を及
ぼす事になる。従来の技術の一例として、発電所での予
備機器の在庫管理システムについて説明する。
【0003】図7は発電所の予備機器を保管管理して在
庫状況を検索するシステムの説明図である。事務所10
1より各予備機器保管倉庫102a〜102nの予備機
器の在庫確認を行う。予備機器保管倉庫102a〜10
2nは発電所のユニット毎やユニットのエリア毎にあ
る。現在の発電所では1〜7号機迄のサイトもあるの
で、予備機器保管倉庫としては10個所位になる。施設
に不適合等があると、事務所101の作業員108が電
話器107で各予備機器保管倉庫102a〜102nの
管理人111a〜111nに電話106a〜106nを
経由して予備機器104a〜104nの在庫状況を問合
わせる。管理人111a〜111nは、問合わせに応じ
て予備機器管理台帳109a〜109nを検索して自分
の管理対象かどうかを確認する。自分の管理対象であれ
ば、予備機器保管棚103a〜103nに行って在庫さ
れているかを確認して、電話器106a〜106n,電
話器107経由で事務所101の作業員108に回答す
る。作業員108は、該当予備機器が在庫であれば点検
データを点検データファイル110より検索して使用可
能がどうかを検討する。使用可能であれば作業員108
は電話器107で各予備機器保管倉庫102a〜102
nの管理人111a〜111nに電話器106a〜10
6nを経由して予備機器104a〜104nの払出しを
要請する。
【0004】予備機器104a〜104nは弁のパッキ
ン,モータ等の機械品から指示計,基板等の電気・計装
品まで範囲が広くかつ量が多いので在庫確認に時間が掛
かる。更に点検データは機種単位で保管されているの
で、膨大な点検ファイルより該当予備機器の点検データ
をとりだすのに長時間を要する。また、不適合発生が夜
間等の通常勤務時間以外で発生すると点検データの取出
しに手間取る。予備機器のうちでもヒューズ,ランプ,
パッキン等の消耗品は定期的に補充し適切な在庫量を維
持する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の予備
機器在庫管理システムは人間系に依存しているので、多
種類の予備機器の在庫を正確に把握して払出しをスムー
スにするには、管理人数を増やして予備機器管理台帳1
09a〜109nを整備しないと対応が困難である。対
応するとしても、予備機器管理台帳109a〜109n
の在庫データのアップデートは1回/日しか出来ないの
で、各々の予備機器保管倉庫102a〜102nで同じ
予備機器を保有する。その結果、プラント全体の保有量
が多くなる。更に、近年プラントの定期点検期間を短縮
するために作業員の集中化が進められているが、予備機
器在庫がないと予定通りの作業消化ができず、所定の日
時で定期点検を終了できないという事態も生じる。
【0006】そこで本発明は、予備機器の在庫状態を人
間系に依存せず自動的にリアルタイムで把握できるよう
にして、プラント全体の予備機器保有数量を低減して予
備機器の適切な在庫量を維持し、必要なときに必要な予
備機器を迅速に検索することのできる予備機器在庫デー
タ管理システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の予備機器在庫データ管理システムは、予備機器
を保管する倉庫と、この倉庫内の予備機器を管理する事
務所とを備え、前記倉庫内には、予備機器に取付けた非
接触タグの信号を検出する検出器と、この検出器の信号
内容を解読する解読器と、この解読信号をデータベース
信号に演算する演算器と、この演算結果をディジタル信
号で発信する信号伝送器とを備え、前記事務所には、前
記信号伝送器よりのデイジタル信号を受信する信号受信
器と、この信号受信器と入力器と表示器が接続され前記
データベース信号を管理する管理器とを備えた構成とす
る。この構成によって、各予備機器保管倉庫の予備機器
在庫内容と点検記録をリアルタイムで把握することが出
来る。
【0008】好ましくは事務所にはさらに、予備機器に
関する識別信号を非接触タグに書き込む発信器と、前記
識別信号を読取る検出器とを備えた構成とする。この構
成によって、予備機器に装着する非接触タグのいわば前
処理を行うことが出来る。別の形態としては、信号伝送
器と信号受信器の代わりに電話器を備えた構成とする。
この構成によって、各予備機器保管倉庫の予備機器在庫
内容を定期的に把握する事ができる。また別の形態とし
ては、倉庫に備える検出器は携帯型である構成とする。
この構成によると、倉庫が大きい場合にも少数の検出器
で、各予備機器保管倉庫の予備機器在庫内容を定期的に
把握すると共に点検記録を提供することができる。さら
に別の形態では、倉庫には入場ゲートを備え、倉庫に備
えられた検出器は前記入場ゲートを通過する予備機器に
取付けられた非接触タグの信号を検出する構成とする。
この構成によれば、倉庫が大きい場合にも少数の検出器
でデータ採取できるとともに、各予備機器保管倉庫の予
備機器在庫内容をリアルタイムで把握すると共に点検記
録を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本発明の第1の実施の形態の予備
機器在庫データ管理システムの構成は図1のようになっ
ている。すなわち、予備機器保管倉庫102a〜102
nには非接触タグ105a〜105nを装着した予備機
器104a〜104nを保管する予備機器保管棚103
a〜103nと、予備機器104a〜104nの非接触
タグ105a〜105nの信号を検出する検出器21a
〜21n,23a〜23nと、検出器21a〜21n,
23a〜23nの出力信号を入力して内容を解読する解
読器22a〜22n,24a〜24nと、解読器22a
〜22n,24a〜24nの信号を入力してデータベー
ス信号に変換演算する演算器25a〜25nと、演算器
25a〜25nの出力信号をディジタル伝送信号で発信
する信号伝送器26a〜26nと、この信号伝送器26
a〜26nに接続された伝送ライン27を有する。
【0010】事務所101には予備機器保管倉庫102
a〜102nの伝送器26a〜26nの出力信号を伝送
ライン27を経て受信する信号受信器1と、この信号受
信器1の出力信号と解読器3の出力信号およびキーボー
ド13の出力信号を入力すると共にCRT,プリンター
等の表示器12に前記入力信号の演算結果を出力する管
理器2と、非接触タグ105の信号を検出する検出器5
と、非接触タグ105にたいして出力信号を発信する発
信器4を有する。
【0011】非接触タグ105,105a〜105nと
してはICカード,バーコード,磁気カード,画像処理
技術適用タグ,無線タグ等種々あるが、無線タグの一例
を図2に示す。演算器25aよりの無線タグ30a,3
0b,〜30n呼び出しのサイクリックな要求信号に応
じて解読器22aは検出器21aに無線タグ呼び出しI
D信号をサイクリックに発生する。図2(a)におい
て、検出器21aよりマイクロ波の呼び出し信号(1)
が無線タグ30aに届くと、無線タグ30aのID番号
が呼び出し信号(1)のID番号と同じであれば、無線
タグ30aよりマイクロ波の応答信号(2)が返信され
る。これを検出器21aで検出し解読器22aでID番
号を解読する。同様に検出器21aより呼び出し信号
(n−1)が無線タグ30nに届くと、呼び出し信号
(n−1)のID番号と同じであれば応答信号(n)が
無線タグ30nより返信され検出器21aで検出し解読
器22aでID番号を解読する。図2(b)に示す様に
解読器22aより呼び出し信号(1)〜(n−1)がサ
イクリックに発生し、無線タグ30a〜30nのID番
号が呼び出し信号のID番号と一致すれば、図2(c)
に示すように応答信号(2)〜(n)が発生する。検出
器21b〜21n,23a〜23nについても同様であ
る。
【0012】このようにして一つの検出器で複数の無線
タグを識別できる。この識別は100km/hの速度で
移動している場合ても検出できる。非接触であるので3
m〜10mの離隔距離があっても検出できる。しかしこ
の感度は近い距離の場合は検出器の前方120度位の範
囲を検出可能であるが、遠くなると20度位に絞られる
ので、広い範囲にある無線タグを識別する場合は複数の
検出器を設置する必要がある。本実施の形態において
は、予備機器保管棚103a〜103nの配置や大きさ
によって検出器の検出範囲外もでるので、検出器を複数
にして必要な検出範囲をカバーする様にしてある。無線
タグは最近2cm角サイズで5mm程度の厚さのものも
入手できる。また、無線タグ自体に電池を必要としない
ものも出現してきているので寿命の心配は不要である。
【0013】図3は非接触タグ105に識別信号を書込
む方法の説明図である。図1および図3(a)に示すよ
うに、管理器2に接続されたキーボード13で識別信号
を入力すると、通信上の診断信号等を付加して解読器3
に出力される。解読器3より発信器4を経て書込み信号
(1)が発生して非接触タグ(無線タク)105に書込
まれる。非接触タグ(無線タク)105に書込まれた識
別信号は応答信号(2)となって検出器5に返信され、
解読器3を経て管理器2で照合される。このようにして
識別信号を書込んだ非接触タグ105a〜105nを予
備機器104a〜104nに装着しておく。図3(b)
に識別信号の内容を示す。識別信号は予備機器の品名区
分と型式区分と定格区分とID番号と保管場所区分と点
検記録番号と運用開始年月日より構成されている。従っ
てこの識別信号が読めると予備機器の特性等が把握出来
る。
【0014】図3(c)に予備機器在庫データの検索方
法を示す。検索方法としては、予め型式を知っている予
備機器は、型式を指定すると検索機能により該当する型
式の予備機器と定格が表示される。必要な型式と定格で
検索すると予備機器の品名,型式,定格,ID番号,保
管場所,在庫の有無,点検記録が出力される。また、型
式不明なケースでは、機械,配管,電気,計装等の予備
機器種別を指定すると品名検索画面が表示される。ここ
で弁,パッキン,指示計等の品名を指定して検索すると
該当する品名群の型式リストが表示される。この型式リ
ストを見ながら予備機器に該当する型式を指定すると定
格リストが表示される。該当する定格を指定すると予備
機器の品名,型式,定格,ID番号,保管場所,在庫の
有無,点検記録が出力される。
【0015】以上のような構成の第1の実施の形態の予
備機器在庫データ管理システムの動作をつぎに説明す
る。常時は、予備機器保管倉庫102a〜102nの演
算器25a〜25nが解読器22a〜22n,24a〜
24n,検出器21a〜21n,23a〜23nにサイ
クリックに予備機器保管棚103a〜103nの予備機
器104a〜104nに取付けられた非接触タグ105
a〜105nの信号を検出させており、演算器25a〜
25nでID番号に変換して全ての在庫状況を信号伝送
器26a〜26n,伝送ライン27,信号受信器1を経
由して管理器2に入力し、予備機器の在庫データを更新
している。
【0016】事務所101にいる作業員(図示していな
い)が管理器2のキーボード13により予備機器の在庫
状況を調べるときは、図3(c)のフローに従って検索
する。すなわち、予備機器の型式と定格を選択すること
によって、管理器2のデータベース検索機能で該当予備
機器のID番号が指定される。このID番号が指定され
ると、管理器2より信号受信器1へID番号探索信号が
入力され、このID番号探索信号は信号受信器1におい
て伝送信号に変換されて、伝送ライン27を経由して予
備機器保管倉庫102a〜102nの信号伝送器26a
〜26nに伝送される。信号伝送器26a〜26nのI
D番号探索信号は演算器25a〜25nに入力され、解
読器22a〜22n,24a〜24nよりの予備機器単
体のID番号と一致するものがないか照合する。
【0017】ここで、解読器22a〜22n,24a〜
24nは検出器21a〜21n,23a〜23nに常時
サイクリックに予備機器保管棚103a〜103nの各
予備機器104a〜104nに取付けられた非接触タグ
105a〜105nの信号を検出させており、ID番号
に変換して演算器25a〜25nに入力している。演算
器25a〜25nは該当するID番号との一致確認信号
と検出した解読器22a〜22n,24a〜24nの識
別信号,型式,定格,ID番号を付加した信号を信号伝
送器26a〜26nに出力する。信号伝送器26a〜2
6nにおいてディジタル信号として伝送ライン27を経
由して事務所101の信号受信器1へ出力される。信号
受信器1の出力信号は管理器2に入力して、事前に指定
した該当予備機器のID番号,型式,定格と照合する。
一致すれば、在庫有りと判定して表示器12に予備機器
の品名,型式,定格,ID番号,在庫有り,保管場所と
点検データを表示する。ここで、常時サイクリックのデ
ータ更新は大量のデータが伝送されるので時間が掛かる
が、ID番号探索信号発信時は、単体信号を発信し受信
するのでデータ更新は高速度に行われる。
【0018】管理器2からID番号探索信号を発信した
にも拘わらず一致確認信号が戻ってこない場合は、管理
器2内の払出しデータベースより該当するID番号の払
出し場所を検索して払出し場所を表示する。該当する予
備機器を使う場合は、事務所101のキーボード13を
使用して管理器2より予備機器保管倉庫102a〜10
2nの演算器25a〜25nに払出し許可信号を発信し
て、検出器21a〜21n,23a〜23nで該当予備
機器が正しく払いだされたか否か監視する。
【0019】本実施の形態によれば、予備機器保管倉庫
102a〜102nの予備機器保管棚103a〜103
nの予備機器の在庫データが作業員の作業に依存する事
なくリアルタイムで自動的に把握でき、予備機器の在庫
確認,点検データの評価,払出しが短時間に行われるの
で、発電所等の不適合の修復時間が短縮する。しかも在
庫品の棚卸点検業務が自動的に行われる。
【0020】つぎに本発明の第2の実施の形態の予備機
器在庫データ管理システムを図4を参照して説明する。
すなわち、予備機器保管倉庫102a〜102nには、
非接触タグ105a〜105nを装着した予備機器10
4a〜104nを保管する予備機器保管棚103a〜1
03nと、予備機器104a〜104nの非接触タグ1
05a〜105nの信号を検出する検出器21a〜21
n,23a〜23nと、検出器21a〜21n,23a
〜23nの出力信号を入力して内容を解読する解読器2
2a〜22n,24a〜24nと、解読器22a〜22
n,24a〜24nの信号を入力してデータベース信号
に変換演算する演算器25a〜25nと、演算器25a
〜25nの出力信号を入力しディジタル信号に変換して
出力する構内電話や構内PHS等の電話器41a〜41
nおよび電話回線112を備える。
【0021】事務所101には、予備機器保管倉庫10
2a〜102nの電話器41a〜41nの出力信号を電
話回線112を経て受信する電話器44と、電話器44
の出力信号および解読器3とキーボード13の出力信号
を入力すると共にシステムの演算内容を表示したりプリ
ントアウトする表示器12に入力信号の演算結果を出力
する管理器2と、非接触タグ105の信号を検出する検
出器5と、非接触タグ115に出力信号を発信する発信
器4とを備える。
【0022】この第2の実施の形態の予備機器在庫デー
タ管理システムは次のように動作する。すなわち、事務
所101にいる作業員(図示していない)が管理器2の
キーボード13により予備機器の在庫状況を確認するた
めに図3(c)のフローに従って検索する。まず予備機
器の型式と定格を選択することによって、管理器2のデ
ータベース検索機能で該当予備機器のID番号が指定さ
れる。このID番号が指定されると、管理器2において
ID番号探索信号を形成し、電話器44を経由して予備
機器保管庫102a〜102nの電話器41a〜41n
にID番号探索信号が伝送される。電話器41a〜41
nのID番号探索信号は演算器25a〜25nに入力さ
れ、解読器22a〜22n,24a〜24nよりの予備
機器単体のID番号と該当するID番号との一致するも
のがないか照合する。
【0023】ここで解読器22a〜22n,24a〜2
4nは検出器21a〜21n,23a〜23nに常時サ
イクリック的に、予備機器保管棚103a〜103nの
予備機器104a〜104nに取付けられた非接触タグ
105a〜105nの信号を検出させており、ID番号
に変換して演算器25a〜25nに入力している。演算
器25a〜25nは該当するID番号との一致確認信号
と検出した解読器22a〜22n,24a〜24nの識
別信号,型式,定格,ID番号を付加した信号を電話器
41a〜41nに出力する。演算器25a〜25nの出
力信号は電話器41a〜41nに入力して電話回線11
2を経由して、事務所101の電話器44へ出力され
る。電話器44の出力信号は管理器2に入力して、事前
に指定した該当予備機器のID番号,型式,定格と照合
する。一致すれば、在庫有りと判定して表示器12に予
備機器の品名,型式,定格,ID番号,保管場所と点検
データを表示する。ID番号探索信号を発信したにも拘
わらず一致確認信号が戻ってこない場合は、管理器2内
の払出しデータベースより該当するID番号の払出し場
所を検索して払い出し場所を表示する。
【0024】電話回線112を常時接続しておくと他の
用途に電話回線112を使用できなくなるので定期的に
電話回線112にダイヤルしてデータを伝送する。電話
器44の出力信号は管理器2に入力して各予備機器保管
倉庫102a〜102nの予備機器の在庫データを演算
し、予備機器の在庫データを更新する。この場合は大量
データが伝送されるので、データ更新には時間が掛か
る。しかし上記のID番号探索信号発信時は、単体信号
を発信し、受信するのでデータ更新は高速度で行われ
る。該当する予備機器を使う場合は、事務所101のキ
ーボード13を使用して管理器2より予備機器保管倉庫
102a〜102nの演算器25a〜25nに払出し許
可信号を発信して検出器21a〜21n,23a〜23
nで該当予備機器が正しく払いだされたかを監視する。
【0025】この第2の実施の形態によれば、予備機器
保管倉庫102a〜102nの予備機器保管棚103a
〜103nの予備機器の在庫データが作業員に依存する
事なくリアルタイムで自動的に把握できるので、予備機
器の在庫確認,点検データの評価,払出しが短時間に行
われ、プラントの不適合の修復時間が短縮する。しかも
在庫品の棚卸点検業務が自動的に行われる。また、本実
施の形態によれば、事務所101と各予備機器保管倉庫
102a〜102n間に専用伝送ラインを敷設する事な
く既存構内電話設備を利用して予備機器の在庫管理を行
うことが出来る。
【0026】つぎに本発明の第3の実施の形態の予備機
器在庫データ管理システムを図5を参照して説明する。
予備機器保管倉庫102a〜102nには非接触タグ1
05a〜105nを装着した予備機器104a〜104
nを保管する予備機器保管棚103a〜103nと、予
備機器104a〜104nの非接触タグ105a〜10
5nの信号を検出する携帯検出器52a〜52nと、携
帯検出器52a〜52nの出力信号を入力して検出信号
を保存・表示する携帯端末器51a〜51nと、携帯端
末器51a〜51nの信号を入力して内容を解読する解
読器53a〜53nと、解読器53a〜53nの信号を
入力してデータベース信号に演算する演算器25a〜2
5nと、演算器25a〜25nの出力信号をディジタル
伝送信号で発信する信号伝送器26a〜26nと、伝送
ライン27を備える。
【0027】事務所101には予備機器保管倉庫102
a〜102nの信号伝送器26a〜26nの出力信号を
伝送ライン27を経て受信する信号受信器1と、信号受
信器1の出力信号および解読器3とキーボード13の出
力信号を入力すると共にシステムの演算内容を表示した
りプリントアウトする表示器12に入力信号の演算結果
を出力する管理器2と、非接触タグ105に出力信号を
発信する発信器4と、非接触タグの信号を検出する携帯
検出器55と、携帯検出器55の出力信号を入力して検
出信号を保存し表示する携帯端末器54と、携帯端末器
54の出力信号を入力して内容を解読する解読器56を
備える。
【0028】このような構成の第3の実施の形態の予備
機器在庫データ管理システムは次のように動作する。予
備機器保管倉庫管理人111a〜111nは携帯検出器
52a〜52nと携帯端末器51a〜51nを持参して
予備機器保管棚103a〜103nを定期的にパトロー
ルし、予備機器保管棚103a〜103nの予備機器1
04a〜104nに装着されている非接触タグ105a
〜105nの信号を検出する。この結果、携帯端末器5
1a〜51nに予備機器保管棚103a〜103nの予
備機器104a〜104nのデータが保存される。予備
機器保管倉庫管理人111a〜111nはパトロールを
終了したら携帯端末器51a〜51nを解読器53a〜
53nに接続して保存データを出力する。解読器53a
〜53nで予備機器単体の識別信号に変換されて演算器
25a〜25nに入力される。演算器25a〜25nは
予備機器単体の信号をデータベースに演算する。演算器
25a〜25nの出力信号は信号伝送器26a〜26n
に入力してディジタル化された予備機器のデータベース
信号として伝送ライン27を経由して、事務所101の
信号受信器1へ出力される。信号受信器1の出力信号は
管理器2に入力して予備機器保管倉庫102a〜102
nの予備機器の在庫データを更新演算する。
【0029】本実施の形態によれば、予備機器保管倉庫
102a〜102nの予備機器保管棚103a〜103
nが大きく1個の検出器ではカバーできない場合でも、
検出器数と解読器を増加する事なく、また予備機器保管
倉庫管理人に大きな負担を掛ける事なく、予備機器の在
庫データを定期的に更新し現在値を正確に把握すること
ができる。
【0030】図6は本発明の第4の実施の形態の予備機
器在庫データ管理システムの構成図である。予備機器保
管倉庫102a〜102nは、入場ゲート120a〜1
20nに設置した予備機器104a〜104nの非接触
タグ105a〜105nの信号を検出する検出器21a
〜21nと、検出器21a〜21nの出力信号を入力し
て内容を解読する解読器22a〜22nと、解読器22
a〜22nの信号を入力してデータベース信号に演算す
る演算器25a〜25nと、演算器25a〜25nの出
力信号をディジタル伝送信号で発信する信号伝送器26
a〜26nと、伝送ライン27を有する。
【0031】事務所101は、予備機器保管倉庫102
a〜102nの伝送器26a〜26nの出力信号を伝送
ライン27を経て受信する信号受信器1と、信号受信器
1の出力信号および解読器3とキーボード13の出力信
号を入力すると共にシステムの演算内容を表示したりプ
リントアウトする表示器12に入力信号の演算結果を出
力する管理器2と、検出器5と非接触タグ105に解読
器3の出力信号を発信する発信器4を有する。
【0032】このような構成の第4の実施の形態の予備
機器在庫データ管理システムは次のように動作する。予
備機器104a〜104nは予備機器保管倉庫102a
〜102nの入場ゲート120a〜120nより搬出・
搬入される。予備機器104a〜104nが入場ゲート
120a〜120nを通過するとき、予備機器104a
〜104nに付けた非接触タグ105a〜105nの信
号を検出器21a〜21nが検出する。検出器21a〜
21nは常時サイクリックに検出し、検出信号は解読器
22a〜22nに出力され予備機器単体の信号に変換さ
れて演算器25a〜25nに入力される。演算器25a
〜25nは予備機器単体の信号を予備機器保管棚103
a〜103nに保管してある予備機器のデータベースに
いれて通過予備機器の変化量を演算し、予備機器保管棚
103a〜103nの在庫状態を求める。即ちデータベ
ース上で在庫有りとなっている予備機器が搬出で入場ゲ
ート120a〜120nを通過すると在庫無しに変わ
り、データベース上で在庫無しとなっている予備機器が
戻し入れで入場ゲート120a〜120nを通過すると
在庫有りに変わる。演算器25a〜25nの出力信号は
信号伝送器26a〜26nに入力してディジタル化され
た予備機器のデータベース信号として伝送ライン27を
経由して、事務所101の信号受信器1へ出力される。
信号受信器1の出力信号は管理器2に入力して各予備機
器保管倉庫102a〜102nの予備機器の在庫データ
を演算する。
【0033】本実施の形態によれば、予備機器保管倉庫
102a〜102nの予備機器保管棚103a〜103
nの予備機器の在庫データが、各予備機器保管倉庫10
2a〜102nに1個の検出器で、作業員に依存する事
なくリアルタイムで自動的に把握できる。
【0034】
【発明の効果】本発明の予備機器在庫データ管理システ
ムによれば、予備機器の在庫状態を人間系に依存せず自
動的にリアルタイムで把握でき、プラント全体の予備機
器保有数量を低減して予備機器の適切な在庫量を維持
し、必要なときに必要な予備機器を迅速に検索すること
ができ、定期点検等の作業の円滑化と安全を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の予備機器在庫デー
タ管理システムの構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態の予備機器在庫デー
タ管理システムにおいて使用する無線タグの信号読込み
を解説する図
【図3】本発明の第1の実施の形態の予備機器在庫デー
タ管理システムにおいて使用する無線タグの信号書き込
みを解説する図
【図4】本発明の第2の実施の形態の予備機器在庫デー
タ管理システムの構成図
【図5】本発明の第3の実施の形態の予備機器在庫デー
タ管理システムの構成図
【図6】本発明の第4の実施の形態の予備機器在庫デー
タ管理システムの構成図
【図7】従来の予備機器在庫データ管理システムの構成
【符号の説明】
1…信号受信器、2…管理器、3…解読器、4…発信
器、5…検出器、12…表示器、13…キーボード、2
1a〜21n,23a〜23n…検出器、22a〜22
n,24a〜24n…解読器、25a〜25n…演算
器、26a〜26n…信号伝送器、27…伝送ライン、
30a〜30n…無線タグ、41a〜41n,44…電
話器、51a〜51n,54…携帯端末器、52a〜5
2n,55…携帯検出器、53a〜53n,56…解読
器、101…事務所、102a〜102n…予備機器保
管倉庫、103a〜103n…予備機器保管棚、104
a〜104n…予備機器、105,105a〜105n
…非接触タグ、106a〜106n,107…電話器、
108…作業員、109a〜109n…予備機器保管台
帳、110…点検データファイル、111a〜111n
…管理人、112…電話回線、120a〜120n…入
場ゲート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 FF01 MM08 MM11 MM21 MM57 QQ13 5B035 AA13 BB01 BB02 BB09 BC00 CA06 CA23 5B049 BB07 CC27 DD01 DD02 DD04 EE05 EE23 FF03 FF04 FF08 GG03 GG04 GG07 5B058 CA17 KA02 KA06 KA08 KA33 YA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予備機器を保管する倉庫と、この倉庫内の
    予備機器を管理する事務所とを備え、前記倉庫内には、
    予備機器に取付けた非接触タグの信号を検出する検出器
    と、この検出器の信号内容を解読する解読器と、この解
    読信号をデータベース信号に演算する演算器と、この演
    算結果をディジタル信号で発信する信号伝送器とを備
    え、前記事務所には、前記信号伝送器よりのデイジタル
    信号を受信する信号受信器と、この信号受信器と入力器
    と表示器が接続され前記データベース信号を管理する管
    理器とを備えたことを特徴とする予備機器在庫データ管
    理システム。
  2. 【請求項2】事務所にはさらに、予備機器に関する識別
    信号を非接触タグに書き込む発信器と、前記識別信号を
    読取る検出器とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    の予備機器在庫データ管理システム。
  3. 【請求項3】信号伝送器と信号受信器の代わりに電話器
    を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の予備
    機器在庫データ管理システム。
  4. 【請求項4】倉庫に備える検出器は携帯型であることを
    特徴とする請求項1または2記載の予備機器在庫データ
    管理システム。
  5. 【請求項5】倉庫には入場ゲートを備え、倉庫に備えら
    れた検出器は前記入場ゲートを通過する予備機器に取付
    けられた非接触タグの信号を検出することを特徴とする
    請求項1または2記載の予備機器在庫データ管理システ
    ム。
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