JP2000285359A - 検針システム - Google Patents

検針システム

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JP2000285359A
JP2000285359A JP11086476A JP8647699A JP2000285359A JP 2000285359 A JP2000285359 A JP 2000285359A JP 11086476 A JP11086476 A JP 11086476A JP 8647699 A JP8647699 A JP 8647699A JP 2000285359 A JP2000285359 A JP 2000285359A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メータの表示文字を迅速に且つ確実に認識し
得ると共に当該メータの表示情報を直ちに外部出力する
ことを可能とした検針システムを提供すること。 【解決手段】 回転式積算データ表示体11,12を備
えた積算データ表示手段1と、この積算データ表示手段
1で積算される積算データを電気信号に変換し外部出力
する検針データ出力手段2とを備え、前記検針データ出
力手段1を、回転式積算データ表示体上の所定の回転面
上に予め付された2進法の数字情報20と、この回転式
積算データ表示体に付された2進法による数字情報を所
定の定位置にて順次検出するセンサ機構21と、このセ
ンサ機構21からの情報を入力し検針情報として外部出
力する検針情報出力機構30とにより構成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検針システムに係
り、特に消費電力量等の所定のデータを積算し表示する
回転式積算データ表示体を備え、積算される所定の積算
データを電気信号に変換し外部出力する方式の検針シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気,ガス,水道等の検針システ
ムは、メータの内容を目で確認し、それを情報処理装置
の検針端末から数字キーによってマニュアル入力すると
いう手法が採られていた。このため、当該検針情報の入
力に時間が掛かり、又、読み取り誤差等もあって正確性
を欠くという事態が生じていた。一方、かかる不都合を
改善するため、昨今にあっては、例えば特開平8−69
595号公報に開示されているように、メータ表示をC
CDカメラ等によって自動的に記録し且つ検針情報とし
て自動入力するという手法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例にあっては、メータの数値を読み取るために、
CCDカメラ等を装備することが必要となり、そのため
には位置合わせを正確にしなければならず、装置が大が
かりとなるばかりでなく、手間がかかってコスト高を招
くという不都合があった。
【0004】更に、CCDカメラ等によってメータ表示
以外の情報を当該メータ表示情報と同時に入力する構成
となっているため、メータ表示の文字サイズが小さくな
り、周囲の撮影環境に左右され易いこともあって、当該
メータ表示の文字を誤認識し易く信頼性に欠けるという
不都合が生じていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、メータの表示文字を迅速に且つ確実に認識し
得ると共に当該メータの表示情報を直ちに外部出力する
ことを可能とした検針システムを提供することを、その
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1乃至7記載の各発明では、消費電力量等の
所定のデータを積算し表示する回転式積算データ表示体
を備えた積算データ表示手段と、この積算データ表示手
段で積算される所定の積算データを電気信号に変換し外
部出力する検針データ出力手段とを備えて成る検針シス
テムにおいて、検針データ出力手段を、前述した回転式
積算データ表示体上の外周端面等の所定の回転面上に予
め付され且つ一回転で位上げされる2進法の数字情報
と、この回転式積算データ表示体に付された2進法によ
る数字情報を所定の定位置にて順次検出するセンサ機構
と、このセンサ機構からの情報を入力し処理して前記回
転式積算データ表示体による検針情報として外部出力す
る検針情報出力機構とにより構成する、という手法を共
通の基本構成として採用している。
【0007】このため、この請求項1乃至7記載の各発
明では、積算データ表示手段で表示される検針データを
これに対応した2進法の数字情報でとして検知し出力す
るようにしたので、信号処理を迅速に且つ正確に成し得
ることとなり、そのための大掛かりな撮影装置を使用す
ることなく、又メータ表示の文字サイズの大小に無関係
にメータの数値をそのまま電気信号として自動的に外部
出力することができ、従って、メータ表示の文字を誤っ
て認識し或いは誤入力するという不都合がなくなり、し
かも、迅速に且つ正確にメータの表示文字を外部出力す
ることが可能となる。
【0008】ここで、前述した回転式積算データ表示体
を、積算データの表示桁数に合わせて同軸上に複数装備
すると共に、この複数の各回転式積算データ表示体の所
定箇所に、10進法による外部表示用の所定の数字等が
付された目盛り表示面を備えと構成とし、この目盛り表
示面に付された10進法による数字に対応した2進法の
数字情報を、当該10進法による数字から少なくとも一
つずらして当該同一の目盛り表示面に付すようにしても
よい。
【0009】又、この回転式積算データ表示体の上記目
盛り表示面については、当該目盛り表示面に付された1
0進法による数字に対応した2進法の数字情報を、当該
10進法による数字が表示された目盛り表示面の各数字
相互間に付してもよい。この場合、目盛り表示面に付さ
れた10進法による数字に対応した2進法の数字情報
を、当該10進法による数字が表示された目盛り表示面
とは異なった箇所に付ししてもよい。
【0010】このようにすると、10進法による数字が
付された回転式積算データ表示体とは別にこれに対応し
た2進法の数字情報を付した2進法専用の別の回転表示
体を設ける必要がなくなり、全体的に小型化が可能とな
る。
【0011】前述した目盛り表示面に付された10進法
による数字に対応した2進法の数字情報については、更
に、各回転式積算データ表示体の側面に付してもよい。
【0012】ここで、前述した各回転式積算データ表示
体については、これを、複数の歯を有する回転式積算デ
ータ表示体とし、この複数の各歯の外周端面に前述した
目盛り表示面を設けるように構成してもよい。このよう
にすると、表示窓での表示に際し、識別性が良好となる
という利点がある。
【0013】請求項8記載の発明では、前述した請求項
1乃至7記載のいずれか一つの検針システムにおいて、
回転式積算データ表示体を非磁性部材で形成すると共
に、この回転式積算データ表示体に付される二進法によ
る数字情報を、少なくとも磁石片を1つ含む複数部材の
組み合わせによって構成する。同時に、この2進法によ
る数字情報を順次検出する前述したセンサ機構を、複数
の磁気センサと、この各磁気センサで検出した数字情報
を前述した検針情報出力機構に送り込む数字情報発信部
とにより構成する、という手法を採っている。
【0014】このため、この請求項8記載の発明では、
前述した請求項1乃至7記載の各発明と同等に機能する
ほか、更に、センサ機構による情報収集を非接触によっ
て且つ磁気的に検出収集するようにしたので、当該情報
収集を確実に且つ迅速に実行することができ、収集した
情報をオン/オフ(1/0)信号で伝送することがで
き、かかる点においても収集した情報の外部出力を迅速
に且つ高精度に成し得るという利点がある。
【0015】請求項9記載の発明では、前述した請求項
8記載の検針システムにおいて、検針情報出力機構を、
前述したセンサ機構から出力される所定の数字情報を検
針情報として受信する検針情報受信器と、この検針情報
受信器で受信した検針情報を所定の情報に変換し記憶す
る信号処理部と、この信号処理部で処理された検針情報
を所定の表示機器等に送り出す検針情報出力部とにより
構成する、という手法を採っている。
【0016】このため、この請求項9記載の発明では、
前述した請求項8記載の発明と同等の機能を有するほ
か、更に、表示機器等に合わせてきめの細かい情報伝送
が可能となるという利点がある。
【0017】請求項10記載の発明では、前述した請求
項9記載の検針システムにおいて、前述した数字情報検
出センサ機構を収納し保持する本体ケースを設けると共
に、この本体ケースに、前述したセンサ機構用の電源ス
イッチを押圧操作する元位置復帰型の押圧部材を併設す
る。そして、この押圧部材に、前述した検針情報出力機
構を装備する、という構成を採っている。
【0018】このため、この請求項10記載の発明で
は、前述した請求項9記載の発明と同等の機能を有する
ほか、更に、メータ表示の数字データの外部出力につい
ては、作業員が検針時に必要に応じて押圧部材を押すだ
けで自動的に実行されることとなり、そのための操作に
は熟練を全く必要とせず、同時に、このメータ表示の数
字データの外部出力については検針時以外には全く稼働
しないようになっており、かかる点においてランニング
コストも抑制され確実に省エネルギ化されたものを得る
ことができる。
【0019】請求項11記載の発明では、前述した請求
項9又は10記載の検針システムにおいて、前述したセ
ンサ機構の数字情報出力部を発光素子で構成すると共
に、前述した検針情報出力機構の検針情報受信器を受光
素子で構成する、という手法を採っている。このため、
この請求項11記載の発明では、前述した請求項9又は
10記載の発明と同等に機能するほか、更に、小型化が
可能であるばかりでなく比較的安価に得ることができる
という利点がある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を電力量計について
実施した場合の一実施の形態を、図1乃至図4に基づい
て説明する。
【0021】図1において、符号1は積算データ表示手
段を示し、符号2は検針データ出力手段を示す。積算デ
ータ表示手段1は、本実施形態では同軸上に装備された
同一形状の二個の回転式積算データ表示体11,12
(図2参照)と、この回転式積算データ表示体11,1
2で表示される10進法による所定の積算データを外部
に表示する表示窓13とを備えて構成されている。そし
て、通常の場合、検針作業員はこの表示窓13から電力
量等の所定の積算データを読み取ることができるように
なっている。
【0022】ここで、符号10は本体ケースを示す。こ
の本体ケース10は、図3に示すように長方形状の箱体
を成したものが使用されている。表示窓13は、図中、
この本体ケース10の中央部よりもやや下側に設けられ
ている。
【0023】又、回転式積算データ表示体11は、本実
施形態では図1〜図2に示すように10個の歯11T1,
11T2,11T3,〜11T10 を有し、この10個の各歯
11T1〜11T10 の外周端面が前述した目盛り表示面と
して使用され、10進法による積算データ用の数字が順
次付されている。他の回転式積算データ表示体12につ
いても全く同様に形成され、その各歯12T1〜12T10
の外周面に10進法による積算データ用の数字が順次付
されている。
【0024】更に、この回転式積算データ表示体11が
備えている10個の歯11T1〜11T10 の外周端面に
は、一回転で位上げされる10進法の数字と同等の2進
法の数字情報20が予め付されている。この内、2進法
の数字情報20は、前述した10進法による数字を2進
法にて表したもので、回転方向に対して二歯ずらした位
置(二歯遅らせた位置),即ち10進法の数字が付され
た位置と異なった位置に付されている。
【0025】このため、例えば、図2では、10進法の
表示数字「25」を2進法で表示したものが10進法の
数字「47」の記載箇所に(後述する磁気センサ部2
2,23で検出し易い形態をもって)付されている。こ
の2進法による数字情報20は、本実施形態では、磁石
片と磁石でない通常の部材から成る四個の短冊状の2進
法表示部材B1 ,B2 ,B3 ,B4 の組み合わせによっ
て構成され表示されるようになっている(尚、磁石でな
い通常の部材の貼付箇所は何も付さなくてもよい)。他
方の回転式積算データ表示体12も、全く同一の構成が
採られている。図2,図4にこれを示す。この図4で
は、便宜上、2進法における「1」を磁石片で形成し、
これにハッチングを付してある。又、ハッチングを付し
てないものは磁石片でない部材(又は単なる線による枠
取り)が付されており「0」を示す。
【0026】そして、図2に示すように、例えば、本体
ケース10の表示窓13に表示される10進法の表示数
字(積算データ)「25」を電子情報化するため、本実
施形態では、回転式積算データ表示体11,12の回転
方向に対して二個づれた(遅れた)位置の10進法の表
示数字「4」「7」の箇所(歯)に、それぞれ2進法の
「2」「5」が付されている。同時に、この2進法の
「25」を検出するため、この10進法の表示数字「4
7」の箇所(歯)に対向して、後述する磁気センサ部2
1A,21Bが配置されるようになっている。ここで、
10進法の表示数字に対応して2進法で表示する数字
は、回転方向に対して一歯ずらした位置(一歯遅らせた
位置)であっても又三歯以上ずらした位置(三歯以上遅
らせた位置)であってもよい。
【0027】前述した検針データ出力手段2は、この回
転式積算データ表示体11,12の回転面上に予め付さ
れた2進法の数字情報20と、この回転式積算データ表
示体11,12に付された2進法による数字情報20を
所定の定位置にて順次検出するセンサ機構21と、この
センサ機構21からの情報を入力し所定の信号処理を行
って前述した回転式積算データ表示体11,12による
検針情報として外部出力する検針情報出力機構30とに
よって構成されている。
【0028】この検針情報出力機構30は、本実施形態
にあっては、前述した本体ケース10に対して所定のガ
イド部材10A,10Bに案内されて近接し又は離間可
能に構成された押圧部材40に装備され、当該押圧部材
40と一体的に移動するように構成されている。符号4
0Aは押圧部材40用の元位置復帰ばねを示す。
【0029】センサ機構21は、回転式積算データ表示
体11,12毎に対応して装備された複数の磁気センサ
部22,23(図2,図4参照)と、この各磁気センサ
部22,23で検出した数字情報20を前述した検針情
報出力機構30に送り込む数字情報発信部24,25と
により構成されている。
【0030】この各磁気センサ部22,23は、それぞ
れ前述した2進法表示部材B1 〜B4 に対応して、四個
の磁気センサ22a〜22d,23a〜23dによって
構成されている。この各磁気センサ22a〜22d,2
3a〜23dは、例えば磁気を検知すると回路を閉じる
ように機能するリードスイッチが用いられているが、同
等に機能するものであれば、ホール素子等の半導体スイ
ッチを使用するように構成してもよい。或いは、前述し
た2進法表示部材B1 〜B4 の内の磁石片を磁性部材に
代えると共に、磁気センサ部22,23に代えて2進法
表示部材B1 〜B4 に対応した磁性部材検出センサを装
備したものであってもよい。
【0031】又、各数字情報発信部24,25は、各磁
気センサ22a〜22d,23a〜23dに対応して設
けられ且つ当該各磁気センサ22a〜22d,23a〜
23dに個別に直列接続された発光素子24a〜24
d,25a〜25dによって構成されている。
【0032】更に、直列接続された各四個の磁気センサ
22a〜22d,23a〜23dと各四個の発光素子2
4a〜24d,25a〜25dの各直列回路が、センサ
機構21を駆動するセンサ機構駆動用の電源35および
電源スイッチ36にそれぞれ直列接続されている。図1
では、磁気センサ22aと発光素子24aとが、電源3
5および電源スイッチ36にそれぞれ直列接続されてい
る場合を示す。このセンサ機構駆動用の電源スイッチ3
6は、本実施形態にあっては、前述した押圧部材40に
押圧されて接(オン)されるようになっている。図3に
電源スイッチ36の装備箇所を示す。
【0033】そして、センサ機構駆動用の電源スイッチ
36が接(オン)されると、各磁気センサ22a〜22
d,23a〜23dと、これに個別に直列接続されてい
る各発光素子24a〜24d,25a〜25dが、それ
ぞれ稼働状態に設定されるようになっている。
【0034】検針情報出力機構30は、前述したセンサ
機構21から出力される所定の数字情報を検針情報とし
て受信する検針情報受信器31,32と、この検針情報
受信器31,32で受信した検針情報を所定の信号に変
換し記憶する信号処理部33と、この信号処理部33で
処理された検針情報を所定の表示機器等に送り出す検針
情報出力部34とにより構成されている。
【0035】ここで、検針情報受信器31,32は、前
述したセンサ機構21の各数字情報発信部24,25が
それぞれ四個の発光素子24a〜24d,25a〜25
dで構成されているのに対応して、それぞれ四個の受光
素子31a〜31d,32a〜32dで構成されてい
る。又、信号処理部33は、検針情報受信器31,32
で受信した検針情報を所定の信号に変換するためのデコ
ーダ33Aと、このデコーダ33Aで変換された検針情
報を記憶するメモリ33Bとにより構成されている。
【0036】又、センサ機構21は、前述したように本
体ケース10内に装備され且つ当該本体ケース10に保
持されている。そして、この本体ケース10には、セン
サ機構21用の電源スイッチ36を押圧操作する元位置
復帰型の押圧部材40が併設されている。この押圧部材
40には、前述したように検針情報出力機構30が装備
されている。このため、検針情報出力機構30は、本実
施形態では押圧部材40と一体となって本体ケース10
に近接移動し又は離間移動し得るようになっている。
【0037】次に、上記実施形態の動作を説明する。ま
ず、装置全体が稼働状態にあって前述した回転式積算デ
ータ表示体11,12が電力量25〔KWh〕を表示し
た場合を想定する。この場合、2進法の電力量25〔K
Wh〕は、前述したように回転式積算データ表示体1
1,12上では10進法の「47」の歯12T4,11T7
に付されており、これに対向してセンサ機構21の各磁
気センサ部22,23が配置されている。
【0038】いま、検針に際し作業員が図1に示す押圧
部材40を押すと、電源スイッチ36がオンし、センサ
機構21に電源35が印加されて当該センサ機構21が
稼働状態に設定される。
【0039】この場合、最初に、各磁気センサ部22,
23の各磁気センサ22a〜22d,23a〜23dが
作動して2進法によって表示された数字「25」を検知
する。具体的には、図4において10の位を示す歯12
T4で10進法の「2」を示す数字「0010」を検知
し、1の位を示す歯11T7で10進法の「5」を示す数
字「0101」を検知する。ここで、「25」を示す各
数字「0010」,「0101」で、「0」は非導通状
態を示し、「1」は導通状態を示す。
【0040】このため、各数字情報発信部24,25で
は、上記各磁気センサ22a〜22d,23a〜23d
における導通状態及び非導通状態に合わせて各発光素子
24a〜24d,25a〜25dが点灯し、検針情報出
力機構30に向けて数字情報「0010」「0101」
を出力する。
【0041】検針情報出力機構30では、センサ機構2
1の各数字情報発信部24,25から出力される数字情
報「0010」「0101」を、検針情報受信器31,
32で受信し電気信号に変換して信号処理部33に送り
込む。信号処理部33では、検針情報受信器31,32
で受信した検針情報をデコーダ33Aで所定の信号に変
換し、メモリ33Bにて当該検針情報を記憶し、検針情
報出力部34を介して所定の表示機器等に送り出す。か
かる動作は、前述した押圧部材40を押す毎に繰り返さ
れる。
【0042】このため、上記実施形態によると、大掛か
りな撮影装置を使用することなく又メータ表示の文字サ
イズの大小に無関係にメータの数値をそのまま電気信号
として外部出力することができ、従って、メータ表示の
文字を誤って認識し或いは誤入力するという不都合がな
くなり、しかも迅速に且つ正確にメータの表示文字を外
部出力することが可能となる。
【0043】又、メータ表示の数字データの外部出力に
ついては、作業員が検針時に必要に応じて押圧部材40
を押すだけで自動的に実行されることとなり、そのため
の操作には熟練を全く必要とせず、同時に、このメータ
表示の数字データの外部出力については検針時以外には
全く稼働しないようになっており、かかる点においてラ
ンニングコストも抑制され確実に省エネルギ化されたも
のとなっている。
【0044】ここで、前述した回転式積算データ表示体
11,12の他の例を、図5乃至図7に示す。
【0045】まず、図5に、円板状の回転式積算データ
表示体41,42を示す。この図5に示す回転式積算デ
ータ表示体41,42は、その外周端面41A,42A
が前述した目盛り表示面として使用されている。この外
周端面41A.42Aに付された数字は、10進法の数
字及び2進法の数字情報とも、いずれも前述した図2の
場合と全く同一となっている。このため、前述した各磁
気センサ部22,23の装備箇所も、図2の場合と全く
同一となっている。
【0046】このようにしても、前述した図2の回転式
積算データ表示体11,12と同等に機能するほか、構
造が単純化されているので、生産性が良好で且つ比較的
安価に得ることができて都合がよい。
【0047】図6に、他の円板状の回転式積算データ表
示体43,44を示す。この図6に示す回転式積算デー
タ表示体43,44は、前述した図5の場合と同様にそ
の外周端面が前述した目盛り表示面として使用されてい
る。この外周端面43A.43Aに付された数字は、1
0進法の数字及び2進法の数字情報とも何れも、前述し
た図2の場合と同一となっており、同時に2進法の数字
情報が10進法の数字が付された相互間の空き領域に付
されている。この図6の例では各10進法の数字の直ぐ
あとに2進法の数字情報20が前述した図2の場合と同
一の部材をもって付されている。
【0048】そして、この場合、前述した各磁気センサ
部22,23の装備箇所は、10進法の数字が付された
領域の相互間の空き領域(2進法の数字情報20が付さ
れた箇所)に対向して設定されている。同時に、2進法
の数字情報20は、表示窓13で表示される10進法の
数字に合わせて、各磁気センサ部22,23にて同一の
数字が2進法で検知されるように前述した空き領域に配
設されるようになっている。このようにしても、前述し
た図5の回転式積算データ表示体41,42の場合と同
等に機能する回転式積算データ表示体43,44を得る
ことができる。
【0049】図7に、更に他の円板状の回転式積算デー
タ表示体45,46を示す。この図7に示す回転式積算
データ表示体45,46は、本体側面の回転面に前述し
た2進法の数字情報20を付した点に特徴を備えてい
る。即ち、この図7の場合は、目盛り表示面46A,4
7Aに付された10進法による数字に対応した2進法の
数字情報を、当該10進法による数字が表示された目盛
り表示面46A,47Aとは異なった箇所(回転式積算
データ表示体45,46の側面)に付した点に特徴を備
えている。
【0050】そして、この場合、前述した各磁気センサ
部22,23の装備箇所は、回転式積算データ表示体4
5,46の側面で2進法の数字情報20に対向して配設
されている。同時に、2進法の数字情報20は、表示窓
13で表示される10進法の数字に合わせて、各磁気セ
ンサ部22,23にて同一の数字が2進法で検知される
ように配設されるようになっている。このようにして
も、前述した図5の回転式積算データ表示体41,42
の場合と同等に機能する回転式積算データ表示体43,
44を得ることができる。
【0051】ここで、上記実施形態にあっては、2進法
の数字情報20を回転式積算データ表示体11,12の
10進法による数字から二つの歯分遅れた位置(回転方
向に対して)に付した場合を例示したが、表示窓13に
表示される10進法の数字と同一内容の2進法の数字情
報20を検出し得るように対応してあれば、当該2進法
の数字情報20の数字を付す位置についての(10進法
による同一内容の数字からの)づらす範囲については、
とくに限定されるものではない(回転方向に対して前方
にずらしてもよい)。
【0052】又、上記回転式積算データ表示体11,1
2については、2個装備した場合を例示したが、1個で
も3個以上であってもよい。他の回転式積算データ表示
体41,42等についても同様である。又、上記実施形
態では、センサ機構21の各数字情報発信部24,25
をそれぞれ四個の発光素子24a〜24d,25a〜2
5dで構成した場合を例示したが、赤外線ランプ又は超
音波発生素子で構成してもよい。この場合、検針情報受
信器31,32の各四個の受光素子31a〜31d,3
2a〜32dも、赤外線用受光素子又は超音波受信素子
で構成するものとする。
【0053】更に、上記実施形態では、センサ機構21
から検針情報出力機構30への信号伝送に際して光結合
システムを装備した場合を例示したが、金属片又は金属
部材による直接接触又は直接接続であってもよい。更
に、上記実施形態では、電力量計について本発明を実施
した場合を例示したが検針情報の伝送であれば、電流計
や電圧計等の他の検針情報を対象としたものであっても
よい。
【0054】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、大掛かりな撮影装置を使用するこ
となく又メータ表示の文字サイズの大小に無関係にメー
タの数値をそのまま電気信号として外部出力することが
でき、従って、メータ表示の文字を誤って認識し或いは
誤入力するという不都合がなくなり、しかも迅速に且つ
正確にメータの表示文字を外部出力することが可能とな
るという従来にない優れた検針システムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体的構成図であ
る。
【図2】図1内に開示した回転式積算データ表示体の例
を示す拡大部分斜視図である。
【図3】図1内に開示した本体ケースの全体を示す概略
説明図である。
【図4】図1内に開示した積算データ表示手段及び検針
データ出力手段の具体例を示すブロック図である。
【図5】図1内に開示した回転式積算データ表示体の他
の例(10進法の数字と2進法の数字情報20とを同一
領域に付した場合)を示す概略斜視図である。
【図6】図1内に開示した回転式積算データ表示体の他
の例(10進法の各数字の間にと2進法の数字情報20
を付した場合)を示す概略斜視図である。
【図7】図1内に開示した回転式積算データ表示体の他
の例(10進法の各数字が付された外周面以外の箇所に
2進法の数字情報20を付した場合)を示す概略斜視図
である。
【符号の説明】
1 積算データ表示手段 2 検針データ出力手段 10 本体ケース 11,12,41〜46 回転式積算データ表示体 11A,12A 目盛り表示面 11T1,11T2〜11T10,12T2〜12T4 歯 13 表示窓 20 (2進法の)数字情報 21 センサ機構 22,23 磁気センサ部 22a,22b,22c,22d 磁気センサ 23a,23b,23c,23d 磁気センサ 24,25 (2進法の)数字情報発信部 24a,24b,24c,24d 発光素子 25a,25b,25c,25d 発光素子 30 検針情報出力機構 31,32 検針情報受信部 31a,31b,31c,31d 受光素子 32a,32b,32c,32d 受光素子 33 信号処理部 34 検針情報送信部 36 電源スイッチ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消費電力量等の所定のデータを積算し表
    示する回転式積算データ表示体を備えた積算データ表示
    手段と、この積算データ表示手段で積算される所定の積
    算データを電気信号に変換し外部出力する検針データ出
    力手段とを備えて成る検針システムにおいて、 前記検針データ出力手段を、前記回転式積算データ表示
    体上の所定の回転面上に予め付され且つ一回転で位上げ
    される2進法の数字情報と、この回転式積算データ表示
    体に付された2進法による数字情報を所定の定位置にて
    順次検出するセンサ機構と、このセンサ機構からの情報
    を入力し処理して前記回転式積算データ表示体による検
    針情報として外部出力する検針情報出力機構とにより構
    成したことを特徴とする検針システム。
  2. 【請求項2】 前記回転式積算データ表示体を、積算デ
    ータの表示桁数に合わせて同軸上に複数装備すると共
    に、この複数の各回転式積算データ表示体の所定箇所
    に、10進法による外部表示用の所定の数字等が付され
    た目盛り表示面を備え、 この目盛り表示面に付された10進法による数字に対応
    した2進法の数字情報を、当該10進法による数字から
    少なくとも一つずらして当該同一の目盛り表示面に付し
    たことを特徴とする請求項1記載の検針システム。
  3. 【請求項3】 前記回転式積算データ表示体を、積算デ
    ータの表示桁数に合わせて同軸上に複数装備すると共
    に、この複数の各回転式積算データ表示体の所定箇所
    に、10進法による外部表示用の所定の数字等が付され
    た目盛り表示面を備え、 この目盛り表示面に付された10進法による数字に対応
    した2進法の数字情報を、当該10進法による数字が表
    示された目盛り表示面の各数字相互間に付したことを特
    徴とする請求項1記載の検針システム。
  4. 【請求項4】 前記回転式積算データ表示体を、積算デ
    ータの表示桁数に合わせて同軸上に複数装備すると共
    に、この複数の各回転式積算データ表示体の所定箇所
    に、10進法による外部表示用の所定の数字等が付され
    た目盛り表示面を備え、 この目盛り表示面に付された10進法による数字に対応
    した2進法の数字情報を、当該10進法による数字が表
    示された目盛り表示面とは異なった箇所に付したことを
    特徴とする請求項1記載の検針システム。
  5. 【請求項5】 10進法による外部表示用の所定の数字
    等が付された前記目盛り表示面を、前記各回転式積算デ
    ータ表示体の外周端面に設けたことを特徴とする請求項
    2,3又は4記載の検針システム。
  6. 【請求項6】 前記目盛り表示面に付された10進法に
    よる数字に対応した二進法の数字情報を、前記各回転式
    積算データ表示体の側面に付したことを特徴とする請求
    項4記載の検針システム。
  7. 【請求項7】 前記回転式積算データ表示体を、複数の
    歯を有する回転式積算データ表示体とすると共に、この
    複数の各歯の外周面に前記目盛り表示面を設けたことを
    特徴とする請求項1,2,3又は4記載の検針システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記回転式積算データ表示体を非磁性部
    材で形成すると共に、この回転式積算データ表示体に付
    される前記二進法による数字情報を、少なくとも磁石片
    を1つ含む複数部材の組み合わせによって構成すると共
    に、 この二進法による数字情報を検出する前記センサ機構
    を、複数の磁気センサと、この各磁気センサで検出した
    数字情報を前記検針情報出力機構に送り込む数字情報発
    信部とにより構成したことを特徴とする請求項1,2,
    3,4,5,6又は7記載の検針システム。
  9. 【請求項9】 前記検針情報出力機構を、前記センサ機
    構から出力される所定の数字情報を検針情報として受信
    する検針情報受信器と、この検針情報受信器で受信した
    検針情報を所定の信号に変換し記憶する信号処理部と、
    この信号処理部で処理された検針情報を所定の表示機器
    等に送り出す検針情報出力部とにより構成したことを特
    徴とする請求項8記載の検針システム。
  10. 【請求項10】 前記センサ機構を収納し保持する本体
    ケースを設けると共に、この本体ケースに、前記センサ
    機構用の電源スイッチを押圧操作する元位置復帰型の押
    圧部材を併設し、 この押圧部材に、前記検針情報出力機構を装備したこと
    を特徴とする請求項9記載の検針システム。
  11. 【請求項11】 前記センサ機構の数字情報発信部を発
    光素子で構成すると共に、前記検針情報出力機構の検針
    情報受信器を受光素子で構成したことを特徴とする請求
    項9又は10記載の検針システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004090832A1 (en) * 2003-04-07 2004-10-21 Bluemax Communication Co., Ltd. Automatic meter reading terminals and system using a rotary encoder

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