JP2000285051A - リモートメンテナンスシステム用サーバ - Google Patents
リモートメンテナンスシステム用サーバInfo
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- JP2000285051A JP2000285051A JP11094262A JP9426299A JP2000285051A JP 2000285051 A JP2000285051 A JP 2000285051A JP 11094262 A JP11094262 A JP 11094262A JP 9426299 A JP9426299 A JP 9426299A JP 2000285051 A JP2000285051 A JP 2000285051A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のクライアントが各々の保持すべき最新
バージョンで稼動できるように，自動的にアプリケーシ
ョン・セットの更新を行う。 【構成】複数のクライアントのそれぞれが保持すべき最
新アプリケーション・セットのアプリケーション・セッ
ト番号を管理するテーブルF01 と，クライアントのアプ
リケーション・セットを更新するためのデータを格納し
たデータベースF02 がサーバＡに設けられる。サーバは
クライアントから現アプリケーション・セット番号の通
知を受けたときに，現在の最新のアプリケーション・セ
ット番号を比較し，一致すれば，正常という開局電文を
送信し，一致しなければ更新指示をクライアントに対し
て送信する。またサーバはクライアントから更新用デー
タ送信要求を受信したときに，そのクライアントが保持
すべき最新アプリケーション・セットに更新するための
データをクライアントに送信する。
バージョンで稼動できるように，自動的にアプリケーシ
ョン・セットの更新を行う。 【構成】複数のクライアントのそれぞれが保持すべき最
新アプリケーション・セットのアプリケーション・セッ
ト番号を管理するテーブルF01 と，クライアントのアプ
リケーション・セットを更新するためのデータを格納し
たデータベースF02 がサーバＡに設けられる。サーバは
クライアントから現アプリケーション・セット番号の通
知を受けたときに，現在の最新のアプリケーション・セ
ット番号を比較し，一致すれば，正常という開局電文を
送信し，一致しなければ更新指示をクライアントに対し
て送信する。またサーバはクライアントから更新用デー
タ送信要求を受信したときに，そのクライアントが保持
すべき最新アプリケーション・セットに更新するための
データをクライアントに送信する。
Description
【０００１】
【技術分野】この発明は相互に交信可能な複数のクライ
アントとサーバとから構成され，クライアントの持つア
プリケーションの管理をサーバが行うクライアント／サ
ーバシステムにおけるサーバ（リモートメンテナンスシ
ステム用サーバ）に関する。
アントとサーバとから構成され，クライアントの持つア
プリケーションの管理をサーバが行うクライアント／サ
ーバシステムにおけるサーバ（リモートメンテナンスシ
ステム用サーバ）に関する。
【０００２】
【発明の背景】クライアント／サーバシステムにおいて
複数のクライアントはそれぞれ固有の業務を行う。クラ
イアントに搭載すべきアプリケーションの種類やバージ
ョン（版）もクライアントごとに異なることが多い。ク
ライアントはまた複数種類のアプリケーションを持つの
が一般的である。クライアントの機種やＯＳの違いによ
り，同じアプリケーションでも複数のバージョンが必要
な場合もある。
複数のクライアントはそれぞれ固有の業務を行う。クラ
イアントに搭載すべきアプリケーションの種類やバージ
ョン（版）もクライアントごとに異なることが多い。ク
ライアントはまた複数種類のアプリケーションを持つの
が一般的である。クライアントの機種やＯＳの違いによ
り，同じアプリケーションでも複数のバージョンが必要
な場合もある。
【０００３】クライアントの一または複数（の種類また
はバージョン）のアプリケーションは常に最新のものに
更新されていることが要請されるので，その管理を怠り
なく行うことが必要である。特に，サーバから遠く離れ
たクライアントについてのアプリケーションの更新作業
は煩雑である。
はバージョン）のアプリケーションは常に最新のものに
更新されていることが要請されるので，その管理を怠り
なく行うことが必要である。特に，サーバから遠く離れ
たクライアントについてのアプリケーションの更新作業
は煩雑である。
【０００４】
【発明の開示】この発明は，複数のクライアントが各々
のクライアントの保持すべき最新バージョンで稼動でき
るように，自動的にアプリケーションの更新を行うため
の処理を行うサーバを提供することを目的とする。
のクライアントの保持すべき最新バージョンで稼動でき
るように，自動的にアプリケーションの更新を行うため
の処理を行うサーバを提供することを目的とする。
【０００５】クライアントは一般に複数の（複数種類
の，複数の異なるバージョンの，またはこれらの組合せ
の）アプリケーションを持つ。この発明はクライアント
の保持すべき，または保持している複数のアプリケーシ
ョンを一括して取扱う。クライアントの保持すべき，ま
たは保持している複数のアプリケーションの組合せをこ
の発明ではアプリケーション・セットという。アプリケ
ーション・セットは唯一のアプリケーションも含むもの
とする。
の，複数の異なるバージョンの，またはこれらの組合せ
の）アプリケーションを持つ。この発明はクライアント
の保持すべき，または保持している複数のアプリケーシ
ョンを一括して取扱う。クライアントの保持すべき，ま
たは保持している複数のアプリケーションの組合せをこ
の発明ではアプリケーション・セットという。アプリケ
ーション・セットは唯一のアプリケーションも含むもの
とする。
【０００６】アプリケーション・セット番号とは，クラ
イアントが保持しているまたは保持すべきアプリケーシ
ョンの組合わせの種類を表すものであり，組合せが異な
ればアプリケーション・セット番号も異なる。例えば，
クライアントが，アプリケーション１の第１バージョン
とアプリケーション２の第２バージョンを保持している
場合と，アプリケーション１の第１バージョンとアプリ
ケーション３の第２バージョン版を保持している場合と
では，アプリケーション・セット番号は異なる。アプリ
ケーション１の第１バージョンとアプリケーション２の
第２バージョンの組合せと，アプリケーション１の第１
バージョンとアプリケーション２の第３バージョンの組
合せとにおいてもアプリケーション・セット番号は異な
る。アプリケーション・セットにはアプリケーションで
使用するデータ，その他のデータまたはプログラムが含
まれていることもある。
イアントが保持しているまたは保持すべきアプリケーシ
ョンの組合わせの種類を表すものであり，組合せが異な
ればアプリケーション・セット番号も異なる。例えば，
クライアントが，アプリケーション１の第１バージョン
とアプリケーション２の第２バージョンを保持している
場合と，アプリケーション１の第１バージョンとアプリ
ケーション３の第２バージョン版を保持している場合と
では，アプリケーション・セット番号は異なる。アプリ
ケーション１の第１バージョンとアプリケーション２の
第２バージョンの組合せと，アプリケーション１の第１
バージョンとアプリケーション２の第３バージョンの組
合せとにおいてもアプリケーション・セット番号は異な
る。アプリケーション・セットにはアプリケーションで
使用するデータ，その他のデータまたはプログラムが含
まれていることもある。
【０００７】この発明によるサーバは，複数のクライア
ントのそれぞれが保持すべき最新のアプリケーション・
セットの最新アプリケーション・セット番号を管理する
テーブルを備えている。サーバはさらに，クライアント
から通知される現アプリケーション・セット番号に応答
して，クライアントから通知された現アプリケーション
・セット番号が上記テーブルに保持されている該当クラ
イアントの保持すべき最新アプリケーション・セット番
号と一致するかどうかを判定する手段，および上記両ア
プリケーション・セット番号が一致した場合には，クラ
イアントに正常応答を行い，一致しない場合には，上記
アプリケーション・セット番号をクライアントに通知す
る送信手段を備えている。
ントのそれぞれが保持すべき最新のアプリケーション・
セットの最新アプリケーション・セット番号を管理する
テーブルを備えている。サーバはさらに，クライアント
から通知される現アプリケーション・セット番号に応答
して，クライアントから通知された現アプリケーション
・セット番号が上記テーブルに保持されている該当クラ
イアントの保持すべき最新アプリケーション・セット番
号と一致するかどうかを判定する手段，および上記両ア
プリケーション・セット番号が一致した場合には，クラ
イアントに正常応答を行い，一致しない場合には，上記
アプリケーション・セット番号をクライアントに通知す
る送信手段を備えている。
【０００８】このようにしてこの発明によると，クライ
アントは自分が保持すべき最新アプリケーション・セッ
ト番号を認識することができる。
アントは自分が保持すべき最新アプリケーション・セッ
ト番号を認識することができる。
【０００９】現在保持しているアプリケーション・セッ
ト番号とサーバから通知された保持すべき最新アプリケ
ーション・セット番号が異なることを認識したクライア
ントは，サーバに更新用配布データ送信要求を出す。
ト番号とサーバから通知された保持すべき最新アプリケ
ーション・セット番号が異なることを認識したクライア
ントは，サーバに更新用配布データ送信要求を出す。
【００１０】この発明においては，さらに，サーバはク
ライアントのアプリケーションを更新するための更新用
配布データを格納したデータベースを備えている。サー
バはまた，クライアントから送信される更新用配布デー
タ送信要求に応答して，上記データベースから読み出し
て得られるアプリケーションを更新するためのデータを
クライアントに送信する手段を備えている。
ライアントのアプリケーションを更新するための更新用
配布データを格納したデータベースを備えている。サー
バはまた，クライアントから送信される更新用配布デー
タ送信要求に応答して，上記データベースから読み出し
て得られるアプリケーションを更新するためのデータを
クライアントに送信する手段を備えている。
【００１１】これによってクライアントは，クライアン
トの機種やＯＳに対応した最新のアプリケーション・セ
ットを保持することができるようになる。
トの機種やＯＳに対応した最新のアプリケーション・セ
ットを保持することができるようになる。
【００１２】サーバから送信されるアプリケーション・
セットを更新するための更新用配布データは，通信の負
荷を軽減するために，圧縮ファイルであることが望まし
い。圧縮された更新用配布データは，クライアント側で
クライアントの磁気ディスク上に伸張され，更新された
アプリケーション・セットとして用いられる。
セットを更新するための更新用配布データは，通信の負
荷を軽減するために，圧縮ファイルであることが望まし
い。圧縮された更新用配布データは，クライアント側で
クライアントの磁気ディスク上に伸張され，更新された
アプリケーション・セットとして用いられる。
【００１３】クライアント側で行うアプリケーション・
セットの更新処理が，単純にファイル（アプリケーショ
ンおよびアプリケーションが必要とするデータ）の置き
換えだけでなく，データの削除やディレクトリの作成な
どが必要な場合は，更新用配布データの中に特別な処理
を行うローカル実行プログラムを入れておくとよい。ロ
ーカル実行プログラムの起動方法は，自動的に実行させ
る，ユーザに実行の指示をさせる等があるが，クライア
ントの使用形態を考えて，決定しておくことが望まし
い。
セットの更新処理が，単純にファイル（アプリケーショ
ンおよびアプリケーションが必要とするデータ）の置き
換えだけでなく，データの削除やディレクトリの作成な
どが必要な場合は，更新用配布データの中に特別な処理
を行うローカル実行プログラムを入れておくとよい。ロ
ーカル実行プログラムの起動方法は，自動的に実行させ
る，ユーザに実行の指示をさせる等があるが，クライア
ントの使用形態を考えて，決定しておくことが望まし
い。
【００１４】
【実施例の説明】図１はクライアントとサーバ間での電
文の送受信により，クライアントのアプリケーション・
セットの更新を行うリモートメンテナンスシステムにお
ける処理の関係を示している。
文の送受信により，クライアントのアプリケーション・
セットの更新を行うリモートメンテナンスシステムにお
ける処理の関係を示している。
【００１５】Ａで示す大きなブロックの内部に示すもの
がクライアントで行われる処理であり，Ｂで示すブロッ
クで囲まれた部分がサーバーで行われる処理である。ま
た，図中央を上下に分けている一点鎖線より上が開局処
理を示しており，下側が更新処理を示すものである。各
クライアントはそれぞれに識別符号（以下端末IDと呼
ぶ）を持っている。
がクライアントで行われる処理であり，Ｂで示すブロッ
クで囲まれた部分がサーバーで行われる処理である。ま
た，図中央を上下に分けている一点鎖線より上が開局処
理を示しており，下側が更新処理を示すものである。各
クライアントはそれぞれに識別符号（以下端末IDと呼
ぶ）を持っている。
【００１６】開局処理は，クライアントの現在のアプリ
ケーション・セット番号とクライアントが保持すべき最
新アプリケーション・セット番号との比較および確認を
行う処理である。
ケーション・セット番号とクライアントが保持すべき最
新アプリケーション・セット番号との比較および確認を
行う処理である。
【００１７】更新処理は，上記開局処理の結果，アプリ
ケーション・セットの更新が必要となったときに行なわ
れる処理である。
ケーション・セットの更新が必要となったときに行なわ
れる処理である。
【００１８】自端末IDと自アプリケーション・セット番
号が記述されたファイルF03 および通常業務処理108
が，開局処理と更新処理の２箇所にそれぞれ示されてい
るが，これは便宜の上のもので，これらはそれぞれ同一
のものを表す。
号が記述されたファイルF03 および通常業務処理108
が，開局処理と更新処理の２箇所にそれぞれ示されてい
るが，これは便宜の上のもので，これらはそれぞれ同一
のものを表す。
【００１９】サーバ（ホストコンピュータ）は端末管理
データベース（DB）F01 とリモートメンテナンス・デー
タベース（DB）F02を備えている。
データベース（DB）F01 とリモートメンテナンス・デー
タベース（DB）F02を備えている。
【００２０】図３は，端末管理DB F01の内容例を示すも
のである。状態（１）と状態（２）の２種類の異なった
時点における端末管理DB F01の状態が示されている。
のである。状態（１）と状態（２）の２種類の異なった
時点における端末管理DB F01の状態が示されている。
【００２１】端末管理DBには，端末IDごとに，「受入下
限」，「最新」および「現在」という３種類のアプリケ
ーション・セット番号がある。
限」，「最新」および「現在」という３種類のアプリケ
ーション・セット番号がある。
【００２２】「受入下限」は受け入れ下限アプリケーシ
ョン・セット番号を示すものである。受け入れ下限アプ
リケーション・セット番号とは，誤った更新をすること
がないようにするためのものであり，更新しようとする
クライアントの現在のアプリケーション・セット番号が
受入下限アプリケーション・セット番号と同じかそれよ
りも新しくなければ更新ができないようにするためのも
のである。
ョン・セット番号を示すものである。受け入れ下限アプ
リケーション・セット番号とは，誤った更新をすること
がないようにするためのものであり，更新しようとする
クライアントの現在のアプリケーション・セット番号が
受入下限アプリケーション・セット番号と同じかそれよ
りも新しくなければ更新ができないようにするためのも
のである。
【００２３】「最新」は，クライアントが保持すべき最
新のアプリケーション・セット番号を示すものである。
新のアプリケーション・セット番号を示すものである。
【００２４】「現在」とは，クライアントが持つ現在の
アプリケーション・セット番号を示すものである。
アプリケーション・セット番号を示すものである。
【００２５】端末管理DBの状態（１）でみると，端末ID
「A03」の受け入れ下限アプリケーション・セット番号
が「V1R1」，最新のアプリケーション・セット番号が
「V1R2」，現アプリケーション・セット番号が「V1R1」
である。
「A03」の受け入れ下限アプリケーション・セット番号
が「V1R1」，最新のアプリケーション・セット番号が
「V1R2」，現アプリケーション・セット番号が「V1R1」
である。
【００２６】また，端末管理DBの状態（１）でみると，
現在のアプリケーション・セット番号と最新のアプリケ
ーション・セット番号が異なるのは，端末IDがA03 のク
ライアントである。したがって，端末管理DBが状態
（１）の場合の更新処理では，端末IDがA03 のクライア
ントについてアプリケーション・セット番号が「V1R1」
から「V1R2」に更新される。
現在のアプリケーション・セット番号と最新のアプリケ
ーション・セット番号が異なるのは，端末IDがA03 のク
ライアントである。したがって，端末管理DBが状態
（１）の場合の更新処理では，端末IDがA03 のクライア
ントについてアプリケーション・セット番号が「V1R1」
から「V1R2」に更新される。
【００２７】端末管理DBの状態（２）を参照した場合の
更新処理では，端末IDがA01，A02のクライアントのアプ
リケーション・セット番号が「V1R2」になり，B01，B02
のクライアントのアプリケーション・セット番号を「V3
R2」になる。端末管理DBの状態（２）は状態（１）より
時間が経過した後の状態を示しているので，端末ID A03
の現在のアプリケーション・セット番号は状態（１）か
ら「V1R2」に更新されている。
更新処理では，端末IDがA01，A02のクライアントのアプ
リケーション・セット番号が「V1R2」になり，B01，B02
のクライアントのアプリケーション・セット番号を「V3
R2」になる。端末管理DBの状態（２）は状態（１）より
時間が経過した後の状態を示しているので，端末ID A03
の現在のアプリケーション・セット番号は状態（１）か
ら「V1R2」に更新されている。
【００２８】図４は，リモートメンテナンスＤＢ F02の
一例を示すものである。リモートメンテナンスＤＢに
は，最新アプリケーション・セット番号に対応する更新
用配布データが格納されている。例えばアプリケーショ
ン・セット番号V1R1に対応する更新用配布データはFILE
1であり，V1R2に対応するのはFILE2である。更新用配布
データは，リモートメンテナンスDB F02においては圧縮
ファイルで保存されており，これをサーバーが送信し，
クライアントが受信した後にクライアント側の処理104
で伸張される。
一例を示すものである。リモートメンテナンスＤＢに
は，最新アプリケーション・セット番号に対応する更新
用配布データが格納されている。例えばアプリケーショ
ン・セット番号V1R1に対応する更新用配布データはFILE
1であり，V1R2に対応するのはFILE2である。更新用配布
データは，リモートメンテナンスDB F02においては圧縮
ファイルで保存されており，これをサーバーが送信し，
クライアントが受信した後にクライアント側の処理104
で伸張される。
【００２９】更新用配布データは，アプリケーションの
実行ファイル，アプリケーションが入力として使うデー
タ，ローカル実行プログラムなどを含む。
実行ファイル，アプリケーションが入力として使うデー
タ，ローカル実行プログラムなどを含む。
【００３０】開局処理では，まず処理101 でクライアン
トはサーバに対し，自クライアントが持つファイルF03
から読み出した端末IDと現在のアプリケーション・セッ
ト番号（APS番号）を含む開局電文を送信する。（開局
電文として自端末IDがA03，現在のアプリケーション・
セット番号がV1R1である電文が図示されているがこの電
文を送信した場合については，後述する。）
トはサーバに対し，自クライアントが持つファイルF03
から読み出した端末IDと現在のアプリケーション・セッ
ト番号（APS番号）を含む開局電文を送信する。（開局
電文として自端末IDがA03，現在のアプリケーション・
セット番号がV1R1である電文が図示されているがこの電
文を送信した場合については，後述する。）
【００３１】上記開局電文を受けたサーバは，処理201
で，クライアントから送信された端末IDをキーにして，
上記端末IDに対応して現在のアプリケーション・セット
番号を端末管理DBに登録する。
で，クライアントから送信された端末IDをキーにして，
上記端末IDに対応して現在のアプリケーション・セット
番号を端末管理DBに登録する。
【００３２】続いて処理202 において，サーバは，上記
端末IDをキーにして端末管理DBより取得した最新アプリ
ケーション・セット番号と現アプリケーション・セット
番号（処理201 で登録されたもの）を比較して，一致し
ていない場合は，アプリケーション・セットの更新が必
要である旨（更新指示）を開局応答電文を用いてクライ
アントに伝える。一致した場合は，更新の必要がないこ
とを伝える開局応答電文（正常）をクライアントに送信
する。上記更新不要の電文を受けたクライアントでは，
通常業務処理108に進む。
端末IDをキーにして端末管理DBより取得した最新アプリ
ケーション・セット番号と現アプリケーション・セット
番号（処理201 で登録されたもの）を比較して，一致し
ていない場合は，アプリケーション・セットの更新が必
要である旨（更新指示）を開局応答電文を用いてクライ
アントに伝える。一致した場合は，更新の必要がないこ
とを伝える開局応答電文（正常）をクライアントに送信
する。上記更新不要の電文を受けたクライアントでは，
通常業務処理108に進む。
【００３３】以下に，更新処理について説明する。サー
バから，更新指示を含む開局応答電文を受けたクライア
ントでは，処理102において，ファイルF03から自端末ID
を読出して，この自端末IDを添えて「更新用配布データ
送信要求」をサーバに対して行う。
バから，更新指示を含む開局応答電文を受けたクライア
ントでは，処理102において，ファイルF03から自端末ID
を読出して，この自端末IDを添えて「更新用配布データ
送信要求」をサーバに対して行う。
【００３４】上記更新用配布データ送信要求を受けたサ
ーバは，処理203 において，端末IDによって特定される
クライアントが持つべき最新のアプリケーション・セッ
ト番号を端末管理DBから取得する。
ーバは，処理203 において，端末IDによって特定される
クライアントが持つべき最新のアプリケーション・セッ
ト番号を端末管理DBから取得する。
【００３５】続いて処理204 において，サーバは，上記
最新のアプリケーション・セット番号に対応する更新用
配布データをリモートメンテナンスDBから読出し，上記
端末IDを持つクライアントに向けて送信する。更新用配
布データは，一つ又は複数のファイル（複数の実行型フ
ァイル，複数の実行に必要なデータ，ローカル実行プロ
グラム）が圧縮されて一つのファイルになっているもの
である。
最新のアプリケーション・セット番号に対応する更新用
配布データをリモートメンテナンスDBから読出し，上記
端末IDを持つクライアントに向けて送信する。更新用配
布データは，一つ又は複数のファイル（複数の実行型フ
ァイル，複数の実行に必要なデータ，ローカル実行プロ
グラム）が圧縮されて一つのファイルになっているもの
である。
【００３６】クライアントは，処理103においてサーバ
ーからの更新用配布データを受信し，受信更新用配布デ
ータF04として，自クライアント内の一時記憶領域に保
存する。
ーからの更新用配布データを受信し，受信更新用配布デ
ータF04として，自クライアント内の一時記憶領域に保
存する。
【００３７】続いて，クライアントは処理104におい
て，上記受信更新用配布データF04を一時保存用記憶領
域に伸張する。伸張処理は，安全のために一時保存用記
憶領域F05 で行われる。伸張されたファイルは更新ファ
イル１〜ｎ（これらをF05 で表わす）として格納され
る。更新ファイル１〜ｎを用いて更新処理が行なわれ
る。更新処理は更新ファイル１〜ｎを一時的な記憶域か
ら実行ディレクトリに移動し，これらを，現アプリケー
ションや現アプリケーションが必要とするデータと置き
換えることにより完了する。
て，上記受信更新用配布データF04を一時保存用記憶領
域に伸張する。伸張処理は，安全のために一時保存用記
憶領域F05 で行われる。伸張されたファイルは更新ファ
イル１〜ｎ（これらをF05 で表わす）として格納され
る。更新ファイル１〜ｎを用いて更新処理が行なわれ
る。更新処理は更新ファイル１〜ｎを一時的な記憶域か
ら実行ディレクトリに移動し，これらを，現アプリケー
ションや現アプリケーションが必要とするデータと置き
換えることにより完了する。
【００３８】処理105では，上記の伸張された一つ又は
複数のファイルF05の中にローカル実行プログラムがあ
るかどうか確認する。ローカル実行プログラムがある場
合は，処理106に進んでローカル実行プログラムを実行
し，なければ処理107に進み，更新ファイルを実ファイ
ルに置き換える。実ファイルとは，実際にクライアント
側で動作する現アプリケーションおよび現アプリケーシ
ョンが実行のために使うデータを指す。
複数のファイルF05の中にローカル実行プログラムがあ
るかどうか確認する。ローカル実行プログラムがある場
合は，処理106に進んでローカル実行プログラムを実行
し，なければ処理107に進み，更新ファイルを実ファイ
ルに置き換える。実ファイルとは，実際にクライアント
側で動作する現アプリケーションおよび現アプリケーシ
ョンが実行のために使うデータを指す。
【００３９】処理106 のローカル実行プログラムは，単
にコピーするだけでないメンテナンス（例えば，新たな
ディレクトリを作成したり，不要データを削除するなど
の処理）を可能とするものである。
にコピーするだけでないメンテナンス（例えば，新たな
ディレクトリを作成したり，不要データを削除するなど
の処理）を可能とするものである。
【００４０】処理107 では，一時保存用記憶領域の全て
のファイルを実行ディレクトリに移動（同一名は上書き
される）し，（以上で更新処理が終る）処理108 の通常
業務処理へ進む。
のファイルを実行ディレクトリに移動（同一名は上書き
される）し，（以上で更新処理が終る）処理108 の通常
業務処理へ進む。
【００４１】図２は，Ａ社とＢ社にあるそれぞれのクラ
イアントが２回の更新を経て変化したクライアントごと
のアプリケーション・セット番号を表したものである。
Ａ社にはA01からA04までの端末IDを持つ４台のクライア
ントがあり，Ｂ社にはB01 とB02 の端末IDを持つ２台の
クライアントがある。
イアントが２回の更新を経て変化したクライアントごと
のアプリケーション・セット番号を表したものである。
Ａ社にはA01からA04までの端末IDを持つ４台のクライア
ントがあり，Ｂ社にはB01 とB02 の端末IDを持つ２台の
クライアントがある。
【００４２】図中に四角で囲んだクライアントの端末ID
の右側に記載した４文字の符号は，アプリケーション・
セット番号である。たとえば，端末ID「A01 」のクライ
アントのアプリケーション・セット番号は「V1R1」であ
ることを表す。
の右側に記載した４文字の符号は，アプリケーション・
セット番号である。たとえば，端末ID「A01 」のクライ
アントのアプリケーション・セット番号は「V1R1」であ
ることを表す。
【００４３】「更新１」で示す更新処理は，図３に示す
端末管理DBの状態（１）に基づいて，Ａ社，Ｂ社それぞ
れのクライアントのアプリケーション・セット番号を状
態「C0」から状態「C1」へ至らしめる各クライアントと
サーバ間で取り交わされた更新処理の全てをまとめて示
すものである。
端末管理DBの状態（１）に基づいて，Ａ社，Ｂ社それぞ
れのクライアントのアプリケーション・セット番号を状
態「C0」から状態「C1」へ至らしめる各クライアントと
サーバ間で取り交わされた更新処理の全てをまとめて示
すものである。
【００４４】処理「更新１」と同様に更新処理「更新
２」も，図３に示す端末管理DBの状態（２）に基づい
て，Ａ社，Ｂ社それぞれのクライアントのアプリケーシ
ョン・セット番号を状態「C1」から状態「C2」へ至らし
める各クライアントとサーバ間で取り交わされた更新処
理の全てをまとめて示すものである。
２」も，図３に示す端末管理DBの状態（２）に基づい
て，Ａ社，Ｂ社それぞれのクライアントのアプリケーシ
ョン・セット番号を状態「C1」から状態「C2」へ至らし
める各クライアントとサーバ間で取り交わされた更新処
理の全てをまとめて示すものである。
【００４５】図１に，この端末管理DBの状態（１）のと
きに，端末ID「A03 」のクライアントがサーバにアクセ
スした時のデータの流れを表示している。まず，クライ
アントがサーバ接続時に送る開局電文には，自端末IDと
して「A03 」とアプリケーション・セット番号「V1R1」
が送信される。
きに，端末ID「A03 」のクライアントがサーバにアクセ
スした時のデータの流れを表示している。まず，クライ
アントがサーバ接続時に送る開局電文には，自端末IDと
して「A03 」とアプリケーション・セット番号「V1R1」
が送信される。
【００４６】サーバー側の処理201で，端末ID「A03」を
キーに端末管理DBの現在のアプリケーション・セット番
号を「V1R1」として登録する。処理202 でこの端末IDの
持つべき最新アプリケーション・セット番号「V1R2」と
上記現在のアプリケーション・セット番号「V1R1」とを
比較すると，上記２つのアプリケーション・セット番号
が異なっているので，開局応答電文として更新指示を含
むメッセージを送信する。メッセージには現アプリケー
ション・セット番号と最新アプリケーション・セット番
号が違うことが含まれる。
キーに端末管理DBの現在のアプリケーション・セット番
号を「V1R1」として登録する。処理202 でこの端末IDの
持つべき最新アプリケーション・セット番号「V1R2」と
上記現在のアプリケーション・セット番号「V1R1」とを
比較すると，上記２つのアプリケーション・セット番号
が異なっているので，開局応答電文として更新指示を含
むメッセージを送信する。メッセージには現アプリケー
ション・セット番号と最新アプリケーション・セット番
号が違うことが含まれる。
【００４７】処理102において，端末ID「A03」をもつク
ライアントでは上記開局応答電文に応答して，自端末ID
「A03」を含んだ更新用配布データ送信要求を送信す
る。
ライアントでは上記開局応答電文に応答して，自端末ID
「A03」を含んだ更新用配布データ送信要求を送信す
る。
【００４８】上記更新用配布データ送信要求を受信した
サーバーは処理203 において端末ID「A03」をキーにし
て端末管理ＤＢ F01を参照し，端末ID「A03」に対応す
る最新アプリケーション・セット番号「V1R2」を取得す
る。さらに，処理204において，図４に示すリモートメ
ンテナンスＤＢ F02から最新アプリケーション・セット
番号「V1R2」に対応する更新用配布データ「FILE2」を
取得し，クライアントに送信する。
サーバーは処理203 において端末ID「A03」をキーにし
て端末管理ＤＢ F01を参照し，端末ID「A03」に対応す
る最新アプリケーション・セット番号「V1R2」を取得す
る。さらに，処理204において，図４に示すリモートメ
ンテナンスＤＢ F02から最新アプリケーション・セット
番号「V1R2」に対応する更新用配布データ「FILE2」を
取得し，クライアントに送信する。
【００４９】クライアント側の処理103 で上記更新用配
布データを受信すると，受信更新用配布データF04とし
て上記更新用配布データ「FILE2」を一時保存記憶領域
に保存する。その後処理104で更新用配布データ「FILE
2」をF05 に示すように伸張し，以降の処理に進む。リ
モート実行プログラムがなければ，処理107 でメンテナ
ンスファイルは実ファイルとして置きかえられ，通常業
務処理108へ進む。
布データを受信すると，受信更新用配布データF04とし
て上記更新用配布データ「FILE2」を一時保存記憶領域
に保存する。その後処理104で更新用配布データ「FILE
2」をF05 に示すように伸張し，以降の処理に進む。リ
モート実行プログラムがなければ，処理107 でメンテナ
ンスファイルは実ファイルとして置きかえられ，通常業
務処理108へ進む。
【図１】リモートメンテナンスシステムの処理の関係を
示す図である。
示す図である。
【図２】端末管理DBに基づいて更新される各クライアン
トのアプリケーション・セット番号の変化を示す図であ
る。
トのアプリケーション・セット番号の変化を示す図であ
る。
【図３】端末管理DBの内容を示す図である。
【図４】リモートメンテナンスDBの内容を示す図であ
る。
る。
Ａ クライアント Ｂ サーバ FO1 端末管理データベース F02 リモートメンテナンス・データベース
Claims (4)
- 【請求項１】 複数のクライアントのそれぞれが保持す
べき最新のアプリケーション・セットの最新アプリケー
ション・セット番号をクライアントごとに管理するテー
ブルと，クライアントから送信される現アプリケーショ
ン・セット番号通知に応答して，クライアントから通知
された現アプリケーション・セット番号が上記テーブル
に保持されている該当クライアントの保持すべき最新ア
プリケーション・セット番号と一致するかどうかを判定
する手段と，上記両アプリケーション・セット番号が一
致した場合には，クライアントに正常応答を行い，一致
しない場合には，上記最新アプリケーション・セット番
号をクライアントに通知する送信手段と，を備えたサー
バ。 - 【請求項２】 クライアントのアプリケーション・セッ
トを更新するための更新用配布データを格納したデータ
ベースと，上記送信手段から送信された最新アプリケー
ション・セット番号通知を受け取ったクライアントから
送信される更新用配布データ送信要求に応答して，上記
データベースから読み出して得られるアプリケーション
・セットを更新するためのデータをクライアントに送信
する手段と，をさらに備えた請求項１に記載のサーバ。 - 【請求項３】 複数のクライアントのそれぞれが保持す
べき最新のアプリケーション・セットの最新アプリケー
ション・セット番号をクライアントごとに管理するテー
ブルと，クライアントのアプリケーション・セットを更
新するための更新用配布データを格納したデータベース
と，クライアントから送信される現アプリケーション・
セット番号通知と更新用配布データ送信要求とに応答し
て，上記テーブルを参照して得られるそのクライアント
の保持すべき最新アプリケーション・セット番号と上記
データベースから読み出して得られるアプリケーション
・セットを更新するための更新用配布データをクライア
ントに送信する手段と，を備えたサーバ。 - 【請求項４】 上記送信手段は，クライアントからの現
アプリケーション・セット番号通知に応答して上記テー
ブルを参照し，そのクライアントが保持すべき最新アプ
リケーション・セット番号を通知する第１の送信手段，
およびクライアントからの更新用配布データ送信要求に
応答して，上記データベースからそのクライアントのア
プリケーション・セットを更新するための更新用配布デ
ータを読出して，クライアントに送信する第２の送信手
段を備えている，請求項３に記載のサーバ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11094262A JP2000285051A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | リモートメンテナンスシステム用サーバ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11094262A JP2000285051A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | リモートメンテナンスシステム用サーバ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000285051A true JP2000285051A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=14105381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11094262A Pending JP2000285051A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | リモートメンテナンスシステム用サーバ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000285051A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004042558A1 (ja) * | 2002-11-08 | 2004-05-21 | Qwanty Corporation | ソフトウェア更新情報提供方法、ソフトウェア更新情報提供システム、電子機器装置及びプログラム |
| US8341618B2 (en) | 2004-05-19 | 2012-12-25 | Yoichiro Terasawa | Information processor, software updating system, software updating method, and its program for updating modules on a user computer |
| CN102868768A (zh) * | 2012-10-16 | 2013-01-09 | 北京奇虎科技有限公司 | 应用升级系统 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11094262A patent/JP2000285051A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004042558A1 (ja) * | 2002-11-08 | 2004-05-21 | Qwanty Corporation | ソフトウェア更新情報提供方法、ソフトウェア更新情報提供システム、電子機器装置及びプログラム |
| US8341618B2 (en) | 2004-05-19 | 2012-12-25 | Yoichiro Terasawa | Information processor, software updating system, software updating method, and its program for updating modules on a user computer |
| CN102868768A (zh) * | 2012-10-16 | 2013-01-09 | 北京奇虎科技有限公司 | 应用升级系统 |
| CN102868768B (zh) * | 2012-10-16 | 2014-10-08 | 北京奇虎科技有限公司 | 应用升级系统 |
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