JP2000278334A - 受信装置 - Google Patents
受信装置Info
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- JP2000278334A JP2000278334A JP11086389A JP8638999A JP2000278334A JP 2000278334 A JP2000278334 A JP 2000278334A JP 11086389 A JP11086389 A JP 11086389A JP 8638999 A JP8638999 A JP 8638999A JP 2000278334 A JP2000278334 A JP 2000278334A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 受信装置の受信信号波形が、図4(a)に示
すようにサブキャリア成分のレベルが落ち込んだ波形と
なってしまった場合でも、当該波形信号から正確にデジ
タルデータを再生する。 【解決手段】 デジタルデータにより振幅変調された波
形信号を受信して、当該波形信号をしきい値と比較する
ことによりデジタルデータを再生する受信装置であっ
て、受信した波形信号のアッパーピーク値Bとアンダー
ピーク値Cとの平均を演算して、当該波形信号の変化に
追従したしきい値Dを生成し、しきい値Dと当該波形信
号とを比較することにより、サブキャリア成分を再生し
てデジタルデータを再生する。
すようにサブキャリア成分のレベルが落ち込んだ波形と
なってしまった場合でも、当該波形信号から正確にデジ
タルデータを再生する。 【解決手段】 デジタルデータにより振幅変調された波
形信号を受信して、当該波形信号をしきい値と比較する
ことによりデジタルデータを再生する受信装置であっ
て、受信した波形信号のアッパーピーク値Bとアンダー
ピーク値Cとの平均を演算して、当該波形信号の変化に
追従したしきい値Dを生成し、しきい値Dと当該波形信
号とを比較することにより、サブキャリア成分を再生し
てデジタルデータを再生する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータに
より振幅変調された波形信号をしきい値と比較すること
によりデジタルデータを再生する受信装置に関し、例え
ば、ICカードシステムやIDタグシステムに用いられ
るリーダライタ装置の受信部として用いられる受信装置
に関する。
より振幅変調された波形信号をしきい値と比較すること
によりデジタルデータを再生する受信装置に関し、例え
ば、ICカードシステムやIDタグシステムに用いられ
るリーダライタ装置の受信部として用いられる受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばICカードシステムやIDタグシ
ステムでは、送信対象のデジタルデータで搬送波を振幅
変調し、得られたアナログ波形信号をICカードやID
タグとリーダライタ装置との間で無線通信することが行
われている。デジタルデータにより振幅変調を行う方法
としては例えばマンチェスタ符号化が知られており、こ
のマンチェスタ符号化では図4に示すようにして送信対
象のデジタルデータ(送信データ)で搬送波を振幅変調
して、無線送信するアナログ波形信号(変調波)を生成
している。
ステムでは、送信対象のデジタルデータで搬送波を振幅
変調し、得られたアナログ波形信号をICカードやID
タグとリーダライタ装置との間で無線通信することが行
われている。デジタルデータにより振幅変調を行う方法
としては例えばマンチェスタ符号化が知られており、こ
のマンチェスタ符号化では図4に示すようにして送信対
象のデジタルデータ(送信データ)で搬送波を振幅変調
して、無線送信するアナログ波形信号(変調波)を生成
している。
【0003】すなわち、例えば、図5(a)に示すよう
に”0””1””1””0”の送信データがある場合、
同図(b)に示すようにビットデータ”0”は”L””
H”、ビットデータ”1”は”H””L”にマンチェス
タ符号化し、同図(c)に示すように”L”の時には高
周波のサブキャリアあり、”H”の時にはサブキャリア
なしといった具合でサブキャリアを付加し、これによっ
て搬送波を振幅変調して、同図(d)に示すように無線
送信する変調波(アナログ波形信号)を生成している。
に”0””1””1””0”の送信データがある場合、
同図(b)に示すようにビットデータ”0”は”L””
H”、ビットデータ”1”は”H””L”にマンチェス
タ符号化し、同図(c)に示すように”L”の時には高
周波のサブキャリアあり、”H”の時にはサブキャリア
なしといった具合でサブキャリアを付加し、これによっ
て搬送波を振幅変調して、同図(d)に示すように無線
送信する変調波(アナログ波形信号)を生成している。
【0004】このようにデジタルデータをアナログ波形
信号に振幅変調して無線送信する送信装置は、例えば図
6に示すように構成されている。すなわち、送信データ
(図5(a))をマンチェスタ符号化器1でマンチェス
タ符号化して符号化データ(図5(b))を得て、当該
符号化データにサブキャリア付加器2でサブキャリアを
付加し(図5(c))、当該サブキャリアにより変調器
3で搬送波を振幅変調して変調波(図5(d))を生成
し、この変調波をアンプ4で増幅してアンテナ5から無
線送信する。
信号に振幅変調して無線送信する送信装置は、例えば図
6に示すように構成されている。すなわち、送信データ
(図5(a))をマンチェスタ符号化器1でマンチェス
タ符号化して符号化データ(図5(b))を得て、当該
符号化データにサブキャリア付加器2でサブキャリアを
付加し(図5(c))、当該サブキャリアにより変調器
3で搬送波を振幅変調して変調波(図5(d))を生成
し、この変調波をアンプ4で増幅してアンテナ5から無
線送信する。
【0005】また、当該変調波を受信する受信装置は、
受信した変調波を或る一定レベルのしきい値と比較する
ことにより、サブキャリア波形(図5(c))を再生し
て、同様なマンチェスタ復号化によって送信データ(図
5(a))を再生するようにしている。
受信した変調波を或る一定レベルのしきい値と比較する
ことにより、サブキャリア波形(図5(c))を再生し
て、同様なマンチェスタ復号化によって送信データ(図
5(a))を再生するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
受信装置では、予め設定された一定レベルのしきい値と
比較するようにしていたため、受信感度や電波伝送環境
等の影響によって、受信した変調波からサブキャリア波
形を正確に再生することができず、延いては、送信デジ
タルデータを再生することができないという問題があっ
た。
受信装置では、予め設定された一定レベルのしきい値と
比較するようにしていたため、受信感度や電波伝送環境
等の影響によって、受信した変調波からサブキャリア波
形を正確に再生することができず、延いては、送信デジ
タルデータを再生することができないという問題があっ
た。
【0007】具体的には、受信装置が受信信号を検波し
て得られた波形信号は、図7(a)に示すように、サブ
キャリア成分のレベルが落ち込んだ波形となってしま
い、この波形信号を同図に示すように一定のしきい値A
と比較すると、本来図7(b)に示すサブキャリア波形
(すなわち、図5(c)と同じ波形)が得られるべきと
ころを、比較器から出力される波形は図7(c)に示す
ようにサブキャリア成分の一部が欠落したものとなって
しまい、元の送信データを再生できなくなってしまって
いた。
て得られた波形信号は、図7(a)に示すように、サブ
キャリア成分のレベルが落ち込んだ波形となってしま
い、この波形信号を同図に示すように一定のしきい値A
と比較すると、本来図7(b)に示すサブキャリア波形
(すなわち、図5(c)と同じ波形)が得られるべきと
ころを、比較器から出力される波形は図7(c)に示す
ようにサブキャリア成分の一部が欠落したものとなって
しまい、元の送信データを再生できなくなってしまって
いた。
【0008】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、図7(a)に示すようなサブキャリア成分の落ち
込みが生じた場合でも、受信した波形信号から正確にデ
ジタルデータを再生することができる受信装置を提供す
ることを目的とする。
ので、図7(a)に示すようなサブキャリア成分の落ち
込みが生じた場合でも、受信した波形信号から正確にデ
ジタルデータを再生することができる受信装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る受信装置
は、デジタルデータにより振幅変調された波形信号を受
信して、当該波形信号をしきい値と比較することにより
デジタルデータを再生する受信装置であって、受信した
波形信号をしきい値生成器で平均化してしきい値を生成
し、受信した波形信号と当該波形信号から生成されたし
きい値とを比較器で比較してデジタルデータを再生す
る。
は、デジタルデータにより振幅変調された波形信号を受
信して、当該波形信号をしきい値と比較することにより
デジタルデータを再生する受信装置であって、受信した
波形信号をしきい値生成器で平均化してしきい値を生成
し、受信した波形信号と当該波形信号から生成されたし
きい値とを比較器で比較してデジタルデータを再生す
る。
【0010】すなわち、受信信号のレベル変化が生じて
しまっても、当該変化に追従したしきい値が生成される
ため、サブキャリア成分を比較処理によって取り溢すこ
となく忠実に再生することができ、これによって、送信
されたデジタルデータを正確に再生することができる。
なお、本発明は受信装置単体として、或いは、種々な通
信装置の受信部として実施することができるが、特に、
装置構成が比較的簡易で、電波伝送環境が比較的厳し
い、ICカードやIDタグから搬送波をデジタルデータ
で振幅変調した波形信号を受信するリーダライタ装置の
受信部として実施するのが好ましい。
しまっても、当該変化に追従したしきい値が生成される
ため、サブキャリア成分を比較処理によって取り溢すこ
となく忠実に再生することができ、これによって、送信
されたデジタルデータを正確に再生することができる。
なお、本発明は受信装置単体として、或いは、種々な通
信装置の受信部として実施することができるが、特に、
装置構成が比較的簡易で、電波伝送環境が比較的厳し
い、ICカードやIDタグから搬送波をデジタルデータ
で振幅変調した波形信号を受信するリーダライタ装置の
受信部として実施するのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る受信装置を図に示す
一実施形態を参照して具体的に説明する。図1には本例
の受信装置の構成を示してあり、当該受信装置はICカ
ードシステムのリーダライタ装置の受信部として実施さ
れている。
一実施形態を参照して具体的に説明する。図1には本例
の受信装置の構成を示してあり、当該受信装置はICカ
ードシステムのリーダライタ装置の受信部として実施さ
れている。
【0012】この受信装置では、アンテナ11で受信し
て検波器12で検波された変調波を、フィルタ13を通
してノイズを除去し、更にアンプ14で増幅して、コン
パレータ(比較器)15に入力する。このコンパレータ
15にはしきい値生成器16からしきい値が入力されて
おり、コンパレータ15が入力された変調波としきい値
とを比較して受信データ(デジタルデータ)を再生す
る。
て検波器12で検波された変調波を、フィルタ13を通
してノイズを除去し、更にアンプ14で増幅して、コン
パレータ(比較器)15に入力する。このコンパレータ
15にはしきい値生成器16からしきい値が入力されて
おり、コンパレータ15が入力された変調波としきい値
とを比較して受信データ(デジタルデータ)を再生す
る。
【0013】しきい値生成器16にはアンプ14から出
力された比較処理される受信変調波が入力されており、
しきい値生成器16は当該受信変調波の波形に応じたし
きい値を生成する。したがって、コンパレータ15で比
較処理される受信変調波と、この受信変調波から生成さ
れたしきい値とが、コンパレータで比較される。
力された比較処理される受信変調波が入力されており、
しきい値生成器16は当該受信変調波の波形に応じたし
きい値を生成する。したがって、コンパレータ15で比
較処理される受信変調波と、この受信変調波から生成さ
れたしきい値とが、コンパレータで比較される。
【0014】しきい値生成器16は図2に示すように、
更に詳しくは図3に示すように構成されている。しきい
値生成器16は、アンプ14からの入力(受信変調波)
をアッパーピークホールド回路17とアンダーピークホ
ールド回路18に入力して、アッパーピークホールド回
路17では受信変調波形の高い方のピーク値を抽出し、
アンダーピークホールド回路18では受信変調波形の低
い方のピーク値を抽出して、これらピーク値を加算器1
9に入力し、加算された値を1/2回路20で2分の1
にして、しきい値としてコンパレータ15へ出力する。
すなわち、しきい値生成器16は、高い方のピーク値と
低い方のピーク値とを足して2で割ってしきい値として
いる。
更に詳しくは図3に示すように構成されている。しきい
値生成器16は、アンプ14からの入力(受信変調波)
をアッパーピークホールド回路17とアンダーピークホ
ールド回路18に入力して、アッパーピークホールド回
路17では受信変調波形の高い方のピーク値を抽出し、
アンダーピークホールド回路18では受信変調波形の低
い方のピーク値を抽出して、これらピーク値を加算器1
9に入力し、加算された値を1/2回路20で2分の1
にして、しきい値としてコンパレータ15へ出力する。
すなわち、しきい値生成器16は、高い方のピーク値と
低い方のピーク値とを足して2で割ってしきい値として
いる。
【0015】なお、アッパーピークホールド回路17及
びアンダーピークホールド回路18は、それぞれオペア
ンプ21、25のボルテージホロワとダイオード22、
26、抵抗23、27、コンデンサ24、28で構成さ
れ、アッパーピークホールド回路17ではダイオード2
2を順方向に接続し、アンダーピークホールド回路18
ではダイオード26を逆方向に接続している。
びアンダーピークホールド回路18は、それぞれオペア
ンプ21、25のボルテージホロワとダイオード22、
26、抵抗23、27、コンデンサ24、28で構成さ
れ、アッパーピークホールド回路17ではダイオード2
2を順方向に接続し、アンダーピークホールド回路18
ではダイオード26を逆方向に接続している。
【0016】本例の受信装置によれば、検波器12で受
信信号を検波して得られた波形信号が図4(a)に示す
ようになってしまった場合でも、当該波形信号からアッ
パーピークホールド回路17で抽出された値Bとアンダ
ーピークホールド回路18で抽出された値Cとの平均値
がしきい値となり、図4(b)に示すように当該波形信
号に応じて変化し、且つ、サブキャリア成分の常に2分
の1となるしきい値Dがコンパレータ15に供給され
る。
信信号を検波して得られた波形信号が図4(a)に示す
ようになってしまった場合でも、当該波形信号からアッ
パーピークホールド回路17で抽出された値Bとアンダ
ーピークホールド回路18で抽出された値Cとの平均値
がしきい値となり、図4(b)に示すように当該波形信
号に応じて変化し、且つ、サブキャリア成分の常に2分
の1となるしきい値Dがコンパレータ15に供給され
る。
【0017】したがって、コンパレータ15では、この
しきい値と検波して得られた波形信号とを比較すること
によって、図4(c)に示すように元のサブキャリア波
形(図5(c))を抽出することができ、これを送信処
理と同様なマンチェスタ復号化することによって送信デ
ジタルデータ(図5(a))を再生することができる。
しきい値と検波して得られた波形信号とを比較すること
によって、図4(c)に示すように元のサブキャリア波
形(図5(c))を抽出することができ、これを送信処
理と同様なマンチェスタ復号化することによって送信デ
ジタルデータ(図5(a))を再生することができる。
【0018】なお、上記の例では、しきい値をアッパー
ピーク値とアンダーピーク値との2分の1としたが、3
分の1や3分の2等といったように平均化の基準値は任
意であり、要は、サブキャリア成分部分を横切るように
しきい値が生成されればよい。また、マンチェスタ符号
化を用いた例を示したが、本発明は、デジタルデータを
波形信号に変換する他の方式を採用した場合でも、上記
と同様な作用効果を得ることができる。
ピーク値とアンダーピーク値との2分の1としたが、3
分の1や3分の2等といったように平均化の基準値は任
意であり、要は、サブキャリア成分部分を横切るように
しきい値が生成されればよい。また、マンチェスタ符号
化を用いた例を示したが、本発明は、デジタルデータを
波形信号に変換する他の方式を採用した場合でも、上記
と同様な作用効果を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る受信
装置によると、受信した波形信号を平均化して生成した
しきい値を用いて、当該波形信号からを比較処理するよ
うにしたため、受信した波形信号にレベル変化が生じて
しまった場合にも、当該レベルに応じてしきい値が調整
され、当該波形信号からデジタルデータを正確に再生す
ることができる。
装置によると、受信した波形信号を平均化して生成した
しきい値を用いて、当該波形信号からを比較処理するよ
うにしたため、受信した波形信号にレベル変化が生じて
しまった場合にも、当該レベルに応じてしきい値が調整
され、当該波形信号からデジタルデータを正確に再生す
ることができる。
【図1】 本発明の一実施形態に係る受信装置の構成図
である。
である。
【図2】 本発明の一実施形態に係るしきい値生成器の
構成図である。
構成図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係るしきい値生成器の
更に詳しい構成図である。
更に詳しい構成図である。
【図4】 本発明の受信処理を説明する波形図である。
【図5】 マンチェスタ符号化を用いた変調処理を説明
する波形図である。
する波形図である。
【図6】 送信装置の一例を示す構成図である。
【図7】 復調処理を説明する波形図である。
11・・・アンテナ、 12・・・検波器、15・・・
コンパレータ(比較器)、 16・・・しきい値生成
器、D・・・しきい値、
コンパレータ(比較器)、 16・・・しきい値生成
器、D・・・しきい値、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月9日(2000.2.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータに
より振幅変調されたアナログ波形信号をしきい値と比較
することによりデジタルデータを再生する受信装置に関
し、例えば、ICカードシステムやIDタグシステムに
用いられるリーダライタ装置の受信部として用いられる
受信装置に関する。
より振幅変調されたアナログ波形信号をしきい値と比較
することによりデジタルデータを再生する受信装置に関
し、例えば、ICカードシステムやIDタグシステムに
用いられるリーダライタ装置の受信部として用いられる
受信装置に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
受信装置では、予め設定された一定レベルのしきい値と
比較するようにしていたため、受信感度や電波伝送環境
等の影響によって、受信した変調波(アナログ波形信
号)からサブキャリア波形を正確に再生することができ
ず、延いては、送信デジタルデータを再生することがで
きないという問題があった。
受信装置では、予め設定された一定レベルのしきい値と
比較するようにしていたため、受信感度や電波伝送環境
等の影響によって、受信した変調波(アナログ波形信
号)からサブキャリア波形を正確に再生することができ
ず、延いては、送信デジタルデータを再生することがで
きないという問題があった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】具体的には、受信装置が受信信号を検波し
て得られたアナログ波形信号は、図7(a)に示すよう
に、サブキャリア成分のレベルが落ち込んだ波形となっ
てしまい、この波形信号を同図に示すように一定のしき
い値Aと比較すると、本来図7(b)に示すサブキャリ
ア波形(すなわち、図5(c)と同じ波形)が得られる
べきところを、比較器から出力される波形は図7(c)
に示すようにサブキャリア成分の一部が欠落したものと
なってしまい、元の送信データを再生できなくなってし
まっていた。
て得られたアナログ波形信号は、図7(a)に示すよう
に、サブキャリア成分のレベルが落ち込んだ波形となっ
てしまい、この波形信号を同図に示すように一定のしき
い値Aと比較すると、本来図7(b)に示すサブキャリ
ア波形(すなわち、図5(c)と同じ波形)が得られる
べきところを、比較器から出力される波形は図7(c)
に示すようにサブキャリア成分の一部が欠落したものと
なってしまい、元の送信データを再生できなくなってし
まっていた。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、図7(a)に示すようなサブキャリア成分の落ち
込みが生じた場合でも、受信したアナログ波形信号から
正確にデジタルデータを再生することができる受信装置
を提供することを目的とする。
ので、図7(a)に示すようなサブキャリア成分の落ち
込みが生じた場合でも、受信したアナログ波形信号から
正確にデジタルデータを再生することができる受信装置
を提供することを目的とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る受信装置
は、デジタルデータをサブキャリア波形の有無に対応さ
せて、当該サブキャリアによりアナログ搬送波を振幅変
調したアナログ波形信号を受信し、当該アナログ波形信
号をしきい値と比較することによりサブキャリア波形を
再生する受信装置であって、しきい値生成器が、受信し
たアナログ波形信号のアッパーピーク値とアンダーピー
ク値を順次抽出して、これらピーク値を平均化すること
により当該アナログ波形信号のレベル変化に追従したし
きい値を生成し、比較器が、受信したアナログ波形信号
と当該アナログ波形信号から生成されたしきい値とを比
較してサブキャリア波形を再生する。
は、デジタルデータをサブキャリア波形の有無に対応さ
せて、当該サブキャリアによりアナログ搬送波を振幅変
調したアナログ波形信号を受信し、当該アナログ波形信
号をしきい値と比較することによりサブキャリア波形を
再生する受信装置であって、しきい値生成器が、受信し
たアナログ波形信号のアッパーピーク値とアンダーピー
ク値を順次抽出して、これらピーク値を平均化すること
により当該アナログ波形信号のレベル変化に追従したし
きい値を生成し、比較器が、受信したアナログ波形信号
と当該アナログ波形信号から生成されたしきい値とを比
較してサブキャリア波形を再生する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】すなわち、受信したアナログ波形信号のレ
ベル変化が生じてしまっても、当該変化に追従したしき
い値が生成されるため、サブキャリア成分を比較処理に
よって取り溢すことなく忠実に再生することができ、こ
れによって、送信されたデジタルデータを正確に再生す
ることができる。なお、本発明は受信装置単体として、
或いは、種々な通信装置の受信部として実施することが
できるが、特に、装置構成が比較的簡易で、電波伝送環
境が比較的厳しい、ICカードやIDタグから搬送波を
デジタルデータで振幅変調したアナログ波形信号を受信
するリーダライタ装置の受信部として実施するのが好ま
しい。
ベル変化が生じてしまっても、当該変化に追従したしき
い値が生成されるため、サブキャリア成分を比較処理に
よって取り溢すことなく忠実に再生することができ、こ
れによって、送信されたデジタルデータを正確に再生す
ることができる。なお、本発明は受信装置単体として、
或いは、種々な通信装置の受信部として実施することが
できるが、特に、装置構成が比較的簡易で、電波伝送環
境が比較的厳しい、ICカードやIDタグから搬送波を
デジタルデータで振幅変調したアナログ波形信号を受信
するリーダライタ装置の受信部として実施するのが好ま
しい。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】この受信装置では、アンテナ11で受信し
て検波器12で検波された変調波を、フィルタ13を通
してノイズを除去し、更にアンプ14で増幅して、コン
パレータ(比較器)15に入力する。このコンパレータ
15にはしきい値生成器16からしきい値が入力されて
おり、コンパレータ15が入力された変調波(アナログ
波形信号)としきい値とを比較して受信データ(サブキ
ャリア)を再生する。
て検波器12で検波された変調波を、フィルタ13を通
してノイズを除去し、更にアンプ14で増幅して、コン
パレータ(比較器)15に入力する。このコンパレータ
15にはしきい値生成器16からしきい値が入力されて
おり、コンパレータ15が入力された変調波(アナログ
波形信号)としきい値とを比較して受信データ(サブキ
ャリア)を再生する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】本例の受信装置によれば、検波器12で受
信信号を検波して得られたアナログ波形信号が図4
(a)に示すようになってしまった場合でも、当該波形
信号からアッパーピークホールド回路17で抽出された
値Bとアンダーピークホールド回路18で抽出された値
Cとの平均値がしきい値となり、図4(b)に示すよう
に当該波形信号に応じて変化し、且つ、サブキャリア成
分の常に2分の1となるしきい値Dがコンパレータ15
に供給される。
信信号を検波して得られたアナログ波形信号が図4
(a)に示すようになってしまった場合でも、当該波形
信号からアッパーピークホールド回路17で抽出された
値Bとアンダーピークホールド回路18で抽出された値
Cとの平均値がしきい値となり、図4(b)に示すよう
に当該波形信号に応じて変化し、且つ、サブキャリア成
分の常に2分の1となるしきい値Dがコンパレータ15
に供給される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る受信
装置によると、受信したアナログ波形信号を平均化して
生成したしきい値を用いて、当該しきい値と受信したア
ナログ波形信号とを比較処理するようにしたため、受信
したアナログ波形信号にレベル変化が生じてしまった場
合にも、当該レベルに応じてしきい値が調整され、当該
アナログ波形信号からサブキャリア波形を正確に再生
し、これによってデジタルデータを正確に再生すること
ができる。
装置によると、受信したアナログ波形信号を平均化して
生成したしきい値を用いて、当該しきい値と受信したア
ナログ波形信号とを比較処理するようにしたため、受信
したアナログ波形信号にレベル変化が生じてしまった場
合にも、当該レベルに応じてしきい値が調整され、当該
アナログ波形信号からサブキャリア波形を正確に再生
し、これによってデジタルデータを正確に再生すること
ができる。
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 高洋 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 5B058 CA15 KA40 5J070 AH31 AH40 AK22 BC06 BC29 5K004 AA03 DA12 DG02 5K029 AA01 CC00 HH09 LL00
Claims (2)
- 【請求項1】 デジタルデータにより振幅変調された波
形信号を受信して、当該波形信号をしきい値と比較する
ことによりデジタルデータを再生する受信装置であっ
て、 受信した波形信号を平均化してしきい値を生成するしき
い値生成器と、 受信した波形信号と当該波形信号から生成されたしきい
値とを比較してデジタルデータを再生する比較器と、 を備えたことを特徴とする受信装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の受信装置において、 ICカードやIDタグから搬送波をデジタルデータで振
幅変調した波形信号を受信するリーダライタ装置の受信
部に用いられることを特徴とする受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11086389A JP2000278334A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11086389A JP2000278334A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000278334A true JP2000278334A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13885531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11086389A Pending JP2000278334A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000278334A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009506620A (ja) * | 2005-08-25 | 2009-02-12 | エヌエックスピー ビー ヴィ | データストリーム信号の評価用rfidリーダ及び評価方法 |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP11086389A patent/JP2000278334A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009506620A (ja) * | 2005-08-25 | 2009-02-12 | エヌエックスピー ビー ヴィ | データストリーム信号の評価用rfidリーダ及び評価方法 |
US9280692B2 (en) | 2005-08-25 | 2016-03-08 | Nxp B.V. | Method and RFID reader for evaluating a data stream signal in respect of data and/or collision |
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