JP2000274689A - 多軸式ガスタービン装置 - Google Patents

多軸式ガスタービン装置

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JP2000274689A
JP2000274689A JP11084132A JP8413299A JP2000274689A JP 2000274689 A JP2000274689 A JP 2000274689A JP 11084132 A JP11084132 A JP 11084132A JP 8413299 A JP8413299 A JP 8413299A JP 2000274689 A JP2000274689 A JP 2000274689A
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combustion
premixed gas
combustor
premixed
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Hiroshi Sato
浩 佐藤
Masaaki Mori
雅晶 森
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多軸式ガスタービン装置の駆動源として多段
予混合ガス燃焼器を用いる場合に、広い負荷範囲におい
て低NOx燃焼を可能とする。 【解決手段】 多軸式ガスタービン装置に搭載する多段
予混合ガス燃焼器として、1次燃焼用予混合ガス噴出口
2と2次燃焼用予混合ガス噴出口3との距離Laが、当
該多軸式ガスタービン装置の定格負荷運転時において1
次燃焼用予混合ガスが燃焼を完結するための理論上の距
離あるいは実験的に求められる距離よりも短い距離とさ
れている多段予混合ガス燃焼器を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段予混合ガス燃
焼器の燃焼ガスをタービンの駆動源とする多軸式ガスタ
ービン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多段予混合ガス燃焼器は、特開平9−2
50714号公報あるいは特開平10−196909号
公報などにより知られており、上流から供給した燃焼ガ
スの熱で下流に供給する予混合ガスを燃焼させるように
したことにより、燃焼ガス中の窒素酸化物(NOx)濃
度を低減させ、かつ未燃焼生成物濃度も低減させること
のできるガス燃焼装置として有望視されている。燃料供
給スケジュールとしては、前段の噴出口から供給した予
混合ガスが完全燃焼した後に、次段の噴出口から、約1
500℃以下の断熱火炎温度を持つ予混合ガスを、前段
で完全燃焼した燃焼ガスと次段で供給した燃焼前の予混
合ガスが混合したと仮定したときの温度が約1000℃
〜1100℃となるような割合で供給するようにされ、
それにより、低NOxかつ未燃焼生成物の少ない燃焼を
行いうる負荷範囲が拡大する。
【0003】図5は、その一例として、2段予混合ガス
燃焼器を示しており、この予混合ガス燃焼装置は、筒体
100の内部の軸式方向ほぼ中央より上流側(図におい
て左側)に燃焼ガス噴出ブロック10が支持され、燃焼
ガス噴出ブロック10に結合して燃焼筒101が配置さ
れて、該燃焼筒101の内部に燃焼室20を形成してい
る。
【0004】燃焼ガス噴出ブロック10は、中心部にパ
イロット燃料ガス噴出孔1を有し、該パイロット燃料ガ
ス噴出孔1の周囲には、空気と燃料ガスとの混合比が一
定である1次燃焼用予混合ガスの噴出口2が形成され、
さらに前記燃焼筒101の下流部分には、燃料ガス量を
可変とすることにより空気と燃料ガスとの混合比が可変
とされる2次燃焼用予混合ガスの噴出口3が形成され
る。
【0005】パイロット燃料ガス噴出孔1には導管11
からパイロット燃料ガスGが定量供給され、また、1次
燃焼用予混合ガス噴出口2には導管12から一定量の1
次燃料ガスG1が供給される。一方、2次燃焼用予混合
ガス噴出口3には導管13から負荷に応じた量の2次燃
料ガスG2が供給される。筒体100の下流側には空気
導入口100aが形成され、ここから燃焼用空気Aが供
給される。該燃焼用空気Aは、各導管12、13から供
給される1次、2次の燃料ガスG1、G2と混合して予
混合ガスとなり、それぞれの燃焼用予混合ガス噴出口
2、3から燃焼室20内に噴出する。
【0006】この種の予混合ガス燃焼装置では、起動時
にはパイロット燃料ガス噴出口1からパイロット燃料ガ
スGを噴出させて拡散燃焼させると共に、1次燃焼用予
混合ガス噴出口2からは空気Aと1次燃料ガスG1との
予混合ガスを噴出させて燃焼させ、起動後は、負荷に対
応した混合比の空気Aと2次燃料ガスG2との予混合ガ
スを2次燃焼用予混合ガス噴出口3から噴出させて燃焼
させ、負荷が増すにつれて2次燃料ガスG2の供給量を
増やして燃焼を継続する。
【0007】この燃焼装置によれば、排ガス中にNOx
成分の多い拡散燃焼は起動時のみとなり、その後は広い
燃焼範囲(負荷範囲)でNOxと未燃焼生成物の排出が
共に低い値の燃焼を継続することが可能となる。また、
図示の予混合ガス燃焼装置において、1次燃焼用予混合
ガス噴出口2と2次燃焼用予混合ガス噴出口3との距離
Lは、1次燃焼用予混合ガスが燃焼を完結するための理
論上の距離あるいは実験的に求められる距離Lとされて
おり、低負荷運転時に、高い空気比すなわち燃料成分が
希薄な2次燃焼用予混合ガスを2次燃焼用予混合ガスの
噴出口3から供給しても、それによって1次燃焼用予混
合ガスの火炎が影響を受けることがなく、低負荷時での
燃焼効率の低下(未燃焼生成物の増加)は著しく減少さ
れ、従来の多段予混合ガス燃焼装置に比べて広い負荷範
囲で、NOxと未燃焼生成物の生成の少ない燃焼が達成
できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6は、上記した形式
の多段予混合ガス燃焼器Fを動力源とする1軸式ガスタ
ービン装置を示す概念図である。1軸式ガスタービンで
は、圧縮機CとタービンTと発電機Dが減速機(不図
示)を介するなどして1軸Rで直接的に結ばれているた
めに、これらは一定の回転速度で回転する。発電が始ま
ると、発電機Dは一定の周波数の電気を発生させるべく
一定速度で回転するため、圧縮機CとタービンTも同期
した一定速度で回転する。従って、圧縮機Cから供給さ
れる空気量も圧力も運転時にはほぼ一定であり、発電負
荷を変えるのは燃焼器Fに供給される燃料ガス量(すな
わちタービンTに供給される燃焼ガスの温度)である。
【0009】上記の2段予混合ガス燃焼器は、低負荷運
転では1次燃焼用予混合ガスによる燃焼で運転され、負
荷が高くなるにつれ(通常、定格負荷の40〜50%以
上の負荷範囲)、2次燃焼用予混合ガスによる燃焼が付
加されていく。その際に、上流から供給される燃焼ガス
温度は、NOxの生成を抑制できる範囲でなるべく高い
ことが望ましく、おおむね1500℃とされるが、この
温度の燃焼ガスをつくるには、空気と燃料ガスの比を一
定の値とすればよい。
【0010】1軸式ガスタービンのように、燃焼器に供
給される空気量が負荷によらずほぼ一定である場合に
は、所要の空気比の燃焼用予混合ガスを得るには上流に
供給するガス量を一定とすればよく、図示の2段予混合
ガス燃焼器において、燃料ガスG及び1次燃料ガスG1
の供給系には、単純な固定流量弁又は固定オリフィスを
備え、2次燃料ガスG2の供給系のみに可変流量制御弁
13aを備えることにより、広い負荷範囲においてNO
xと未燃焼生成物の生成の少ない燃焼が達成でき、低コ
ストでの運転及び燃焼制御が可能となる。
【0011】図7は2軸式ガスタービン装置を示す概念
図であり、2軸式ガスタービンでは、圧縮機Cとガス発
生器タービンGTは軸Rで直結しているが、発電機Dを
駆動する出力タービンPTはそれらから切り離され、別
軸RAで連結している。発電機Dが発電している状態で
は、発電機Dは一定の周波数の電気を発生させるべく一
定速度で回転するため、この発電機Dに軸RAを介して
取り付けられる出力タービンPTも発電中は負荷によら
ず一定速度で回転する。しかし、この出力タービンPT
を駆動する高温高圧の燃焼ガスは、発電の負荷に合わせ
て供給されなければならない。このために、出力タービ
ンPTに高温ガスを供給する圧縮機Cやガス発生器ター
ビンGTは、発電負荷の大きいときにはより高温高圧大
流量の燃焼ガスを供給することが必要となり、その回転
数が高くなる。それにより、燃焼器Fに供給される空気
も、負荷が大きいときには多くなりまた圧力も高くな
る。
【0012】逆に、低負荷運転時は、ガス発生器タービ
ンGTは少ない流量の燃焼ガスを出力タービンPTに供
給すればよく、結果として、燃焼器Fに供給される空気
量は減少する。通常の2段予混合ガス燃焼器の場合、燃
料ガスG及び1次燃料ガスG1の供給系には、単純な固
定流量弁又は固定オリフィスが備えられており、供給さ
れる燃料ガスの量は固定されている。前記のように燃焼
器Fに供給される空気量が減少しても燃料ガスの量は一
定であることから、1次燃焼用予混合ガスの濃度が高く
なり、燃焼ガスのガス温度が上昇する。このために、上
段での火炎温度は、定格負荷運転時よりも部分負荷運転
時のほうが高くなってしまい、部分負荷(低負荷)運転
時でのNOx発生量が増大する恐れがある。
【0013】この不都合は、図5に示すように、2段予
混合ガス燃焼器において、燃料ガスG及び1次燃料ガス
G1の燃料供給系にも流量調節機能を持つ弁を取り付け
て、供給空気量絵に応じて燃料ガスの流量を制御し、燃
焼用1次予混合ガスの空気比を一定に保つことにより解
決可能である。しかし、燃料ガスG及び1次燃料ガスG
1の燃料供給系に流量調節弁を取り付け、かつ、適切に
流量制御することは、制御が複雑となると共に、燃焼器
の製造及び維持コストの高騰を招く。
【0014】本発明は、多軸式ガスタービン装置の駆動
源として従来の多段予混合ガス燃焼器を用いる場合に生
じる上記のような不都合に鑑みてなされたものであり、
その目的は、製造コストや運転コストを高騰させること
なく、広い負荷範囲において低NOx燃焼を可能とした
ガス燃焼器を搭載する多軸式ガスタービン装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明者は、多段予混合ガス燃焼器の燃焼態様につい
て多くの実験と理論計算とを行うなうことにより、次の
ような知見を得た。すなわち、前記したように、従来の
多段予混合ガス燃焼器では、各段の距離(例えば2段燃
焼器の1段目と2段目の距離L)は、上段の燃焼が完結
するのに十分な距離とされており、1軸式ガスタービン
での場合のように、空気量が負荷によらず一定の条件
で、この距離Lを小さくしていくと、負荷が小さいとき
に不完全燃焼を生じ未燃焼生成物が発生する。しかし、
前記の多段ガスタービンでのように負荷の減少と共に燃
焼器に供給する空気量が減少する条件では、距離Lとし
て、上段の燃焼が完結するために十分な距離を取らなく
ても、不完全燃焼はほとんど生じないことを知った。こ
れは、未燃焼生成物が生じやすい負荷の低いときに、燃
焼器に供給する空気量が減るために、結果として、空気
量が変化しない場合に比べて空気に対する燃料ガスの割
合が大きくなり、火炎の温度が高くなり未燃焼生成物の
生成が抑制されることによると考えられる。
【0016】また、負荷の減少と共に燃焼器に供給する
空気量が減少する条件では、前記距離Lを上段の燃焼が
完結するために十分な距離とした場合には、負荷が低い
部分負荷のときに火炎温度上昇してNOx発生量が多く
なっていたが、距離Lとして、上段の燃焼が完結するた
めに要する距離よりも小さい距離とした場合に、NOx
発生量が小さくなることも経験した。これは、各段の距
離が短くなることにより、燃焼ガスの滞留時間が減少す
ることとなり、それによってNOxの発生が抑制される
ものと考えられる。
【0017】上記のことは、次のように計算からも裏付
けられる。先ず、未燃焼生成物の生成について考える。
図8は、2段予混合燃焼において、2次燃焼用予混合ガ
スの空気比を2,6,10,20として、燃焼途中で生
成するCOが100ppmまで消失する時間(反応時
間)と1次燃焼ガスと2次予燃焼ガスの混合後の温度と
の関係を計算により求めたものである。CO100pp
mとは、一般に燃焼がほぼ完結する状態である。
【0018】この図は、燃焼が完結するための反応時間
は、2次燃焼用予混合ガスの空気比と混合後の温度に影
響されることを示しており、燃焼器に供給する空気量が
変化しない1軸式ガスタービンでは、上流に供給する燃
料ガス量を一定とすると、混合後の温度も一定となるの
で、2次燃焼用予混合ガスを希薄にしていくと(空気比
を大きくしていくと)、CO100ppmまでの反応に
要する時間は大きくなっていく。例えば、混合後の温度
が1000℃のとき、2次燃焼用予混合ガスの空気比が
2であれば、反応時間は1msec以下であるが、2次
燃焼用予混合ガスの空気比が20であれば、反応時間は
16msec必要となる。
【0019】一方、前記のように、多軸式ガスタービン
装置では、負荷の減少と共に燃焼器に供給される空気量
が減少するため、混合後の温度が上昇する。例えば、2
段燃焼器において、空気量が10%減少すると混合後の
温度は約60℃上昇するとすると、定格条件での混合後
の温度が1000℃で、部分負荷において空気量が10
%減少すれば、混合後の温度は、約1060℃となる。
このとき、混合後のガスの空気比が同じ20であれば、
反応時間は6msecとなる。つまり、燃焼器に供給さ
れる空気量が部分負荷で10%減少するときには、CO
100ppmまでの反応に要する時間は、空気量が減少
しない場合と比較して約40%に短縮(16msec×
0.4)されることが計算から求められる。
【0020】同様に、部分負荷において燃焼器に供給さ
れる空気量が20%減少したときには、混合後の温度は
約120℃上昇し、温度1120℃での空気比20の2
次予混合ガスの反応時間は約2.5msecであって、
空気量が減少しない場合と比較して約16%になること
がわかる。このことは、部分負荷での空気量の減少割合
が10%減少することに、反応時間はおよそ40%に減
少することを示している。
【0021】以上のことは、多軸式ガスタービン装置に
搭載する多段予混合ガス燃焼器においては、一軸式ガス
タービン装置に搭載する多段予混合ガス燃焼器と比較し
て前記1次燃焼用予混合ガス噴出口と2次燃焼用予混合
ガス噴出口との距離Lをより短いものとしても、未燃焼
生成物発生の少ない燃焼が得られることを示していると
いえる。次に、NOxの生成について考察する。図9
は、いわゆるサーマルNOxの生成量と滞留時間を示す
グラフである。1500℃の条件と1550℃の条件を
比較すると、同じNOxを生成する滞留時間は50℃の
温度上昇によっておよそ半分となることを示している。
【0022】燃焼用予混合ガスの空気比が2.0,初期
温度が371℃、圧力が1気圧のとき、この燃焼用予混
合ガスの断熱火炎温度は1471℃と計算され、同じ量
の燃料ガスに対して、空気量を5%減少した空気比1.
9の燃焼用予混合ガスの断熱火炎温度(予熱温度371
℃、1気圧)は1519℃、空気量を10%減少した空
気比1.8の燃焼用予混合ガスの断熱火炎温度(予熱温
度371℃、1気圧)は1571℃となる。すなわち、
燃焼器に供給される空気量が10%減少することは、1
00℃の火炎温度の上昇につながる。図9を参照すれ
ば、滞留時間を25〜30%に低減することにより、火
炎温度が100℃上昇したときでもサーマルNOxの生
成量を同量におさえ得ることを示しており、このこと
は、多軸式ガスタービン装置に搭載する多段予混合ガス
燃焼器として、一軸式ガスタービン装置に搭載する多段
予混合ガス燃焼器と比較して前記1次噴出口と2次噴出
口の距離Lをより短くしたものを用いたとしても、低N
Ox燃焼が得られることを示している。
【0023】本発明による多軸式ガスタービン装置は、
上記の知見に基づいており、基本的に、搭載するガス燃
焼器として、1次燃焼用予混合ガス噴出口と、該1次燃
焼用予混合ガス噴出口より下流側に2次燃焼用予混合ガ
ス噴出口とを少なくとも備えており、かつ、1次燃焼用
予混合ガス噴出口と2次燃焼用予混合ガス噴出口との距
離Lが、当該多軸式ガスタービン装置の定格負荷運転時
において1次燃焼用予混合ガスが燃焼を完結するための
理論上の距離あるいは実験的に求められる距離よりも短
い距離Laとされている多段予混合ガス燃焼器を用いる
ことを特徴とする。
【0024】好ましい態様において、前記多段予混合ガ
ス燃焼器の前記短い距離Laは、当該多軸式ガスタービ
ン装置の前記2次燃焼用予混合ガス噴出口からの2次燃
料ガス供給開始時での部分負荷運転時において多段予混
合ガス燃焼器に供給されることとなる空気量と定格負荷
運転時に多段予混合ガス燃焼器に供給される空気量との
比に基づいて設定される。
【0025】上記の構成である本発明による多軸式ガス
タービン装置では、部分負荷運転に入り燃焼器に供給す
る空気量が減少しても、上流側(例えば、1次燃焼用予
混合ガス)の燃料ガス量を調整することなくそのままの
供給量を維持しても、NOx発生が増大することはな
く、かつ、未燃焼生成物の発生も抑制される。そのため
に、多段予混合ガス燃焼器の2次燃焼用予混合ガス噴出
口への燃料供給ラインに備えられる流量弁は可変流量制
御弁を必要であるとしても、それより上流側の燃料供給
ラインに備えられる流量弁は、従来どおりの、固定流量
弁又は固定オリフィスであってよく、多軸式ガスタービ
ン装置に搭載する燃焼器の、あるいは多軸式ガスタービ
ン装置全体の製造コストや運転コストの高騰をおさえる
ことが可能となり、また、多軸式ガスタービン装置の運
転制御も容易となる。
【0026】本発明の技術手段は、多軸式ガスタービン
装置に搭載する多段予混合ガス燃焼器として、2段予混
合ガス燃焼器に限ることなく、3段、4段などの多段予
混合ガス燃焼器にも適用できることはもちろんである。
すなわち、本発明によるガス燃焼器の燃焼ガスをタービ
ンの駆動源とする多軸式ガスタービン装置は、搭載する
ガス燃焼器として、1次燃焼用予混合ガスの噴出口と、
該1次燃焼用予混合ガスの噴出口より下流側に少なくと
も一段の予混合ガスの噴出口とを備えており、前記1次
燃焼用予混合ガスの噴出口を含む各段の燃焼用予混合ガ
スの噴出口と次段の燃焼用予混合ガスの噴出口との距離
が、当該多軸式ガスタービン装置の定格負荷運転時にお
いて前段の噴出口で供給された予混合ガスが燃焼を完結
するための理論上の距離あるいは実験的に求められる距
離よりも短い距離とされている多段予混合ガス燃焼器を
用いることを特徴とする。
【0027】また、好ましい態様において、前記多段予
混合ガス燃焼器の前記短い距離は、当該多軸式ガスター
ビン装置の当該前段での燃焼用予混合ガス噴出口からの
燃料ガス供給開始時における部分負荷運転時において多
段予混合ガス燃焼器に供給されることとなる空気量と定
格負荷運転時に多段予混合ガス燃焼器に供給される空気
量との比に基づいて設定される多段予混合ガス燃焼器を
用いることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図7に基づき説明したよう
な多軸式ガスタービン装置に多段予混合ガス燃焼器を搭
載する場合を例として、本発明の具体的態様を説明す
る。図1は多段予混合ガス燃焼器としての2段予混合ガ
ス燃焼器を示しており、1次燃焼用予混合ガス噴出口2
と2次燃焼用予混合ガス噴出口3との距離Laが、図5
に基づき説明したものと比較してほぼ1/3Lとされて
いる点で構成を異にしており、他の構成は実質的に同じ
である。従って、同じ部材には符号を付すにとどめ、詳
細な説明は省略する。
【0029】図1に示す2段予混合ガス燃焼器を、図7
に示すような2軸式ガスタービン装置に搭載したときの
条件に合わせて燃焼試験を行った。当該2軸式ガスター
ビン装置において、0%〜50%負荷まではパイロット
燃料ガスG及び1次燃料ガスG1の供給系で運転を行
い、50%〜100%負荷(定格負荷)では、2次燃料
ガスG2の供給系で燃料ガスG2の供給量を制御して運
転を行うようにした。また、燃焼器に供給する空気は、
定格負荷運転の空気量を100としたとき、50%出力
時の空気量は85であり、負荷により供給空気量を連続
的に変化させた。
【0030】比較として、供給される空気量が変わらな
い一軸式ガスタービン装置に搭載するとした場合に、1
次燃焼用予混合ガス噴出口2から噴出する1次燃焼用予
混合ガスが燃焼室筒体101内で燃焼を完結する距離L
の位置に2次燃焼用予混合ガス噴出口3を配置したもの
を用意し、それを同じ2軸式ガスタービン装置に搭載し
たときの条件に合わせて燃焼試験を行った。
【0031】図2は、燃焼試験結果を示すグラフであ
り、50%〜100%負荷(出力割合)でのNOx排出
量を示している。従来型(比較例)(−●−)では、定
格負荷でのNOxは約34と低いものの50%負荷では
60まで増加した。これに対して、本発明による燃焼器
(−○−)では、定格負荷でのNOxは40と高いもの
の50%負荷のNOxは34であり、また、全域で40
以下のNOx値を達成した。ガスタービンは、ある負荷
範囲(この場合50%負荷以上)での低NOx性を求め
られ、その範囲においてすべての負荷での低NOx性が
要求される。グラフは、本発明による燃焼器は、要求さ
れる全負荷領域において、NOx発生量を2/3に低減
したということができる。また、いずれの条件において
もCOなどの未燃焼生成物の発生は十分に少なかった。
【0032】実験で用いた2段予混合ガス燃焼器におい
て、1次燃焼用予混合ガス噴出口2と2次燃焼用予混合
ガス噴出口3との距離Laを従来のものの1/3とした
理由をより具体的に説明する。前記したように、燃焼器
への供給空気量が10%減少すると、予混合ガス混合後
の温度を約60℃上昇させる。このため燃焼完結までに
必要な反応時間は40%に短縮される。そのことは、L
aをLの40%にまで短縮することも可能であることを
示している。しかし、燃焼領域(L、Laの部分)では
反応する前に燃焼ガスと未燃予混合ガスの混合も含ま
れ、混合は、反応に比べてかなり短い時間で起こるを考
慮に入れると、空気量10%減少したときのLaの長さ
はLの50%とするのが実際的な値となる。この多軸式
ガスタービン装置において、50%負荷の空気量は、定
格負荷の85%であることから、Laをさらに短い値と
なり、計算により1/3Lが妥当な値として算出され
る。
【0033】試験に際しては、最初に、2軸式ガスター
ビンの定格条件(100%負荷条件)の空気量で空気量
を固定して燃焼実験を行い(1軸式ガスタービンの運転
条件)、完全燃焼に必要な長さLを求める。次に、この
ガスタービンでは、50%負荷まで低NOxかつ未燃焼
生成物の少ない燃焼を得ることを目標とするものであ
り、50%負荷時での空気量を求める。その後に必要な
計算を行う。
【0034】前記のように、NOxについても、計算か
らは、10%の空気量の減少は火炎温度の100℃上昇
を招くため、滞留時間を25〜30%にすべきであると
の結論がでるが、実際には、燃焼領域のすべてが断熱火
炎温度になっているわけではないので、未燃焼生成物抑
制に合わせて1/3Lとするのが実際的となる。以上の
ことから、図示の2段予混合燃焼器を空気量が90%ま
でしか減少しない多軸式ガスタービンに搭載するとき
は、1/2Lを選択すればよく、さらに、空気量が定格
の80%まで減少する多軸式タービンや、前記多軸式ガ
スタービンで低NOxかつ未燃焼生成物の少ない燃焼負
荷範囲を広げて、そのときの空気量が80%まで減少す
る場合は、1/4Lを選択すればよいことがわかる。
【0035】ガス燃焼器を上記の構成とすることによ
り、パイロット燃料ガスG及び1次燃料ガスG1は定量
供給とし、2次燃料ガスG2のみを供給量可変とするこ
とで、多軸式ガスタービン装置の運転の広い負荷範囲で
低NOxかつ未燃焼生成物の少ない燃焼が可能となる。
そのために、ガス燃焼器として、図1に示すように、2
次燃焼用予混合ガス噴出口3への燃料供給ライン13に
は可変流量制御弁13aを備えるとしても、パイロット
燃料供給ライン11及び1次燃焼用予混合ガス噴出口3
への燃料供給ライン12には固定流量弁11a、12a
又は固定オリフィスであってよく、コストの低減と運転
制御の容易さの双方を満足することができる。
【0036】次に、3段予混合ガス燃焼器について考察
する。図3は3段予混合ガス燃焼器を説明する図であ
り、図1に示した2段予混合ガス燃焼器における2次燃
焼用予混合ガスの噴出口3の下流側に、さらに、3次燃
焼用予混合ガスの噴出口4が設けられている。この場合
に、図4にその燃料供給スケジュールの一例を示すよう
に、40〜100%の負荷範囲である高モードでは3次
燃料ガスG3の供給量を制御して負荷に対応し、0〜4
0%の低モードの負荷範囲では、3次燃料ガスG3は供
給されず、2次燃料ガスG2がタービン負荷に合わせて
制御される。このように制御することにより、低NOx
かつ未燃焼生成物の少ない運転範囲を2段予混合ガス燃
焼器よりも拡大できる利点があり、図示の燃料供給スケ
ジュールを持つ3段予混合ガス燃焼器においては、0〜
100%負荷範囲で、低NOxかつ未燃焼生成物の少な
い運転範囲を拡大することができる。
【0037】多軸式ガスタービンにこの燃焼器を搭載す
る場合、2次燃焼用予混合ガス噴出口3と3次燃焼用予
混合ガス噴出口4との距離(領域)Lbは、40%の空
気量と100%の空気利用の比で決定される。決定方法
は前記と同様である。その理由は、前記距離(領域)L
bを流れるのは1次燃焼ガスと2次燃焼ガスの混合ガス
であり、40%負荷以上では、2次燃焼ガスを作る1次
燃料ガスG1と2次燃料ガスG2は一定量供給される。
一方、多軸式ガスタービンでは負荷の減少と共に空気量
が減少するために、40%負荷の時に、距離(領域)L
b部分の燃焼ガス温度が最も高くなり、NOxが出やす
くなるからである。すなわち、前記短い距離Lbは、2
段目での燃焼用予混合ガス供給開始時における部分負荷
(40%負荷)運転時において3段予混合ガス燃焼器に
供給されることとなる空気量と定格負荷運転時に供給さ
れる空気量との比に基づいて設定される。
【0038】また、1次燃焼用予混合ガス噴出口2と2
次燃焼用予混合ガス噴出口3との距離(領域)Laa
は、0%負荷での空気量と100%負荷での空気利用の
比で決定される。すなわち、1次燃焼用予混合ガス噴出
口2と2次燃焼用予混合ガス噴出口3との距離(領域)
Laaを流れるのは1次燃焼ガスであり、この1次燃焼
ガスを作る1次燃料ガスG1は、図2の低モード(0〜
40%負荷)でも高モードでも一定量供給される。この
ため、前記距離Laaを算出するに際しては、0〜10
0%の負荷での空気量の変化が問題となる。
【0039】上記のように、3段予混合ガス燃焼器で
も、3次燃焼用予混合ガス噴出口4及び2段燃焼用予混
合ガス噴出口3への燃料供給ライン14,13に備えら
れる流量弁14a,13aは可変流量制御弁を必要であ
るとしても、それより上流側の燃料供給ラインに備えら
れる弁は、従来どおりの、固定流量弁又は固定オリフィ
スであってよく、2段予混合ガス燃焼器の場合と同様
に、燃焼器あるいは多軸式ガスタービン装置全体の製造
コストや運転コストの高騰をおさえることが可能とな
り、また、運転制御も容易となる。このことは、4段な
どの多段予混合ガス燃焼器においても同様である。
【0040】
【発明の効果】上記の構成である本発明による多軸式ガ
スタービン装置では、部分負荷運転に入り燃焼器に供給
する空気量が減少しても、上流側(例えば、1次燃焼用
予混合ガス)の燃料ガス量を調整することなくそのまま
の供給量を維持しても、NOx発生が増大することはな
く、かつ、未燃焼生成物の発生も抑制される。そのため
に、多段予混合ガス燃焼器の下流側の燃焼用予混合ガス
噴出口への燃料供給ラインに備えられる流量弁は可変流
量制御弁を必要であるとしても、それより上流側の燃料
供給ラインに備えられる流量弁は、従来どおりの、固定
流量弁又は固定オリフィスであってよく、多軸式ガスタ
ービン装置に搭載する燃焼器の、あるいは多軸式ガスタ
ービン装置全体の製造コストや運転コストの高騰をおさ
えることが可能となり、また、多軸式ガスタービン装置
の運転制御も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多段予混合ガス燃焼装置を説明す
る断面図。
【図2】本発明による多段予混合ガス燃焼装置と従来の
多段予混合ガス燃焼装置とを多軸式ガスタービンに搭載
したときのNOx発生量と出力の関係を示すグラフ。
【図3】本発明による他の多段予混合ガス燃焼装置を説
明する断面図。
【図4】図3に示す多段予混合ガス燃焼装置での燃料供
給スケジュールの一例を説明するグラフ。
【図5】従来知られた形式の多段予混合ガス燃焼装置を
説明する断面図。
【図6】1軸式ガスタービンの概念図。
【図7】多軸式ガスタービンの概念図。
【図8】多段予混合ガス燃焼における燃焼ガスの混合後
の温度とCOが100ppmまで酸化する反応時間を示
すグラフ。
【図9】サーマルNOxの生成量と滞留時間との関係を
示すグラフ。
【符号の説明】
F…燃焼器、C…圧縮機、GT…ガス発生器タービン、
PT…出力タービン、D…発電機、D…発電機、R,R
A…軸、A…燃焼用空気、G…燃料ガス、1…パイロッ
トガス噴出口、2…1次燃焼用予混合ガス噴出口、3…
2次燃焼用予混合ガス噴出口 La…1次燃焼用予混合
ガス噴出口と2次燃焼用予混合ガス噴出口との距離、1
1a,12a…固定流量弁又は固定オリフィス、13a
…可変流量制御弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス燃焼器の燃焼ガスをタービンの駆動
    源とする多軸式ガスタービン装置であって、 ガス燃焼器として、1次燃焼用予混合ガス噴出口と、該
    1次燃焼用予混合ガス噴出口より下流側に2次燃焼用予
    混合ガス噴出口とを少なくとも備えており、かつ、1次
    燃焼用予混合ガス噴出口と2次燃焼用予混合ガス噴出口
    との距離が、当該多軸式ガスタービン装置の定格負荷運
    転時において1次燃焼用予混合ガスが燃焼を完結するた
    めの理論上の距離あるいは実験的に求められる距離より
    も短い距離とされている多段予混合ガス燃焼器を用いる
    ことを特徴とする多軸式ガスタービン装置。
  2. 【請求項2】 前記多段予混合ガス燃焼器の前記短い距
    離は、当該多軸式ガスタービン装置の前記2次燃焼用予
    混合ガス噴出口からの2次燃料ガス供給開始時での部分
    負荷運転時において多段予混合ガス燃焼器に供給される
    こととなる空気量と、定格負荷運転時に多段予混合ガス
    燃焼器に供給される空気量との比に基づいて設定される
    多段予混合ガス燃焼器を用いることを特徴とする請求項
    1記載の多軸式ガスタービン装置。
  3. 【請求項3】 前記多段予混合ガス燃焼器の各段への燃
    料供給ラインは弁を備えており、2次燃焼用予混合ガス
    噴出口への燃料供給ラインに備えられる弁は可変流量制
    御弁であり、それより上流側の燃料供給ラインに備えら
    れる弁は固定流量弁又は固定オリフィスである多段予混
    合ガス燃焼器を用いることを特徴とする請求項1又は2
    記載の多軸式ガスタービン装置。
  4. 【請求項4】 ガス燃焼器の燃焼ガスをタービンの駆動
    源とする多軸式ガスタービン装置であって、 ガス燃焼器として、1次燃焼用予混合ガスの噴出口と、
    該1次燃焼用予混合ガスの噴出口より下流側に少なくと
    も一段の予混合ガスの噴出口とを備えており、前記1次
    燃焼用予混合ガスの噴出口を含む各段の燃焼用予混合ガ
    スの噴出口と次段の燃焼用予混合ガスの噴出口との距離
    が、当該多軸式ガスタービン装置の定格負荷運転時にお
    いて前段の噴出口で供給された予混合ガスが燃焼を完結
    するための理論上の距離あるいは実験的に求められる距
    離よりも短い距離とされている多段予混合ガス燃焼器を
    用いることを特徴とする多段予混合ガス燃焼装置。
  5. 【請求項5】 前記多段予混合ガス燃焼器の前記短い距
    離は、当該多軸式ガスタービン装置の当該前段での燃焼
    用予混合ガス供給噴出口からの燃料ガス供給開始時にお
    ける部分負荷運転時において多段予混合ガス燃焼器に供
    給されることとなる空気量と定格負荷運転時に多段予混
    合ガス燃焼器に供給される空気量との比に基づいて設定
    される多段予混合ガス燃焼器を用いることを特徴とする
    請求項4記載の多軸式ガスタービン装置。
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