JP2000267954A - 電子メール取消方法及び方式 - Google Patents

電子メール取消方法及び方式

Info

Publication number
JP2000267954A
JP2000267954A JP7138099A JP7138099A JP2000267954A JP 2000267954 A JP2000267954 A JP 2000267954A JP 7138099 A JP7138099 A JP 7138099A JP 7138099 A JP7138099 A JP 7138099A JP 2000267954 A JP2000267954 A JP 2000267954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
electronic
cancellation
server
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7138099A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunehisa Goto
恒久 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Data Group Corp
Original Assignee
NTT Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Data Corp filed Critical NTT Data Corp
Priority to JP7138099A priority Critical patent/JP2000267954A/ja
Publication of JP2000267954A publication Critical patent/JP2000267954A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤った宛て先へ送信された電子メールの、そ
の宛て先の情報処理端末所有者による開封を阻止するこ
とができるようにする。 【解決手段】 電子メールサーバ51は、クライアント
71から送信された通常の電子メールを、電子メールサ
ーバ52へ送信する。クライアント71から上記電子メー
ルの取消依頼の電子メールが送信されたときも同様の処
理を行う。電子メールサーバ52は、通常の電子メール
を受信すると所定記憶領域に一時的に保存し、所定時間
経過後にクライアント91へ送信する。所定時間経過前
に取消依頼の電子メールを受信すると、予め提供された
クライアント71のユーザのディジタル署名を認証する
ための公開鍵を用いて、取消依頼の電子メール中の2個
のディジタル署名を夫々検証し改竄の有無及び送信人が
同一か否かをチェックする。改竄がなく、送信人が同一
であれば、通常の電子メールの内容と取消依頼の電子メ
ールの内容を比較し、両者がであれば取消依頼の電子メ
ール中のヘッダ部分に記載された指示内容に従って通常
の電子メールの取消処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール取消方
法及び方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子メールは、その宛て先が設定された
上で、送信元の情報処理端末(送信側情報処理端末)か
ら通信ネットワークを通じて宛て先である情報処理端末
(受信側情報処理端末)へ送信される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におい
ては、電子メールを一旦送信側情報処理端末から通信ネ
ットワークへ送信すると、どのような方法によってもそ
の送信を取消すことができない。特に、宛て先を設定す
るための操作が、単に所定の宛て先リスト中から電子メ
ールの宛て先を選択するだけで済む情報処理端末では、
ユーザが宛て先の選択を誤る可能性が大きい。しかも、
ユーザがそれと気付かずに電子メールを送信するための
操作を行った場合には、仮に上記電子メールが親展や機
密扱いの内容であったとしても、誤った宛て先の情報処
理端末所有者である第三者に読取られてしまうという問
題が生じる。
【0004】しかし、これまでのところ、上記問題が生
じた場合には、上記電子メールが誤送信である旨の電子
メールを、再度送信側情報処理端末から誤った宛て先の
情報処理端末へ送信するしか方法がない。よって、先に
送信済みの電子メールの誤った宛て先の情報処理端末所
有者による開封を阻止する技術的な対策は全く講じられ
ていないのが実情である。
【0005】従って本発明の目的は、誤った宛て先へ送
信された電子メールの、その宛て先の情報処理端末所有
者による開封を阻止することができるようにすることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に従
う電子メール取消方式は、複数の情報処理端末が、ネッ
トワークを通じて互いに電子メールの授受を行う環境に
適用されるもので、送信された電子メールが受信先の情
報処理端末へ到達する前に、送信側の情報処理端末から
送信取消依頼があったとき、その依頼に応じて電子メー
ルを取消す手段を備える。
【0007】上記構成によれば、送信された電子メール
が受信先の情報処理端末へ到達する前に、送信側の情報
処理端末から送信取消依頼があったとき、その依頼に応
じて電子メールを取消すので、誤った宛て先へ送信され
た電子メールの、その宛て先の情報処理端末所有者によ
る開封を阻止することができる。
【0008】本発明の第1の側面に係る好適な実施形態
では、複数の情報処理端末は、クライアントマシンであ
る。各クライアントマシンは、同一のサブネットワーク
に接続されるサーバマシンを通じて別のサブネットワー
クに接続されるサーバマシン及びクライアントマシンと
の間で電子メールの授受を行う。送信側クライアントマ
シンから送信側サーバマシンを通じて送信される電子メ
ールを、受信側サーバマシンが所定時間保持した後、受
信側クライアントマシンへ送信する。電子メール取消手
段は、各サーバマシンに備えられる。
【0009】電子メール取消手段は、受信側サーバマシ
ンによる電子メールの保持時間内に、電子メールの送信
取消依頼の電子メールを受けたとき、保持中の電子メー
ルを取消可能と判断する。電子メール取消手段は、各電
子メール中の電子署名が改竄されてなく、取消対象の電
子メールの送信人と送信取消依頼の電子メールの送信人
とが同一であり、且つ、取消対象の電子メールの内容と
送信取消依頼の電子メールの内容とが一致した場合にの
み、取消可能と判断して所定の取消処理を行う。電子メ
ール取消手段は、各電子メール中の電子署名の改竄の有
無及び送信人が同一か否かを、各電子メールに付加され
る電子証明証であって、ネットワークに接続される認証
機関のサーバマシンから予め電子メール取消手段に付与
された送信側クライアントマシンのユーザの公開鍵、を
含む電子証明証を用いて電子署名を検証することにより
判断する。
【0010】上述した実施形態の第1の変形例では、電
子メール取消手段は、各電子メール中の電子署名の改竄
の有無及び送信人が同一か否かを、予め送信側クライア
ントマシンのユーザから提供されたユーザの公開鍵を用
いて電子署名を検証することにより判断する。
【0011】上述した実施形態の第2の変形例では、電
子メール取消手段は、各電子メール中の電子署名の改竄
の有無及び送信人が同一か否かを、ネットワークに接続
されるディレクトリサーバマシンから提供されたユーザ
の公開鍵を用いて電子署名を検証することにより判断す
る。
【0012】本発明の第2の側面に従う電子メール取消
方法は、或る情報処理端末が、ネットワークを通じて別
の情報処理端末へ電子メールを送信する第1の過程と、
送信側の情報処理端末から、電子メールの送信取消依頼
を送信する第2の過程と、送信取消依頼が、電子メール
が受信先の情報処理端末へ到達する前に到達したか否か
を確認する第3の過程と、取消依頼の到達が、電子メー
ルの受信先情報処理端末への到達前であるとき、電子メ
ールを取消す第4の過程とを備える。
【0013】本発明の第3の側面に従うプログラム媒体
は、複数の情報処理端末が、ネットワークを通じて互い
に電子メールの授受を行う環境において、送信された電
子メールが受信先の情報処理端末へ到達する前に、送信
側の情報処理端末から送信取消依頼があったとき、その
依頼に応じて電子メールを取消す手段を備える電子メー
ル取消方式における上記の手段としてコンピュータを動
作させるためのコンピュータプログラムをコンピュータ
読取可能に担持する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態に係る電子メ
ール取消方式が適用される情報通信システムの全体構成
を示すブロック図である。
【0016】上記システムは、図1に示すように、例え
ばインターネットやイントラネット等のネットワーク1
と、複数のサブネットワーク31、32と、電子メールサ
ーバ51、52として機能する複数台のサーバマシンと、
複数台のクライアントマシン(クライアント)71(、
…7n)、91(、…9n)とを備える。複数のサブネッ
トワーク31、32は、夫々ネットワーク1に接続され、
電子メールサーバ51及び複数台のクライアント71(、
…7n)は、夫々サブネットワーク31に接続され、電子
メールサーバ52及び複数台のクライアント91(、…9
n)は、夫々サブネットワーク32に接続される。
【0017】なお、上記サブネットワーク、及びクライ
アントは、実際のシステムでは多数(n個)設置される
ものであるため、電子メールサーバも上記サブネットワ
ークの設置個数に対応して多数(n個)設置される。し
かし、図1では図示と説明の都合上、サブネットワーク
については符号31、32で夫々示す2つだけを、また、
電子メールサーバについては符号51、52で夫々示す2
台だけを、更に、クライアントについても、符号71、
91で夫々示す2台だけを記載する。そして、各電子メ
ールサーバ51、52(、…5n)については、電子メー
ルサーバ51、52の構成についてのみ詳述し、残りの電
子メールサーバ(53〜5n)の構成については説明を省
略する。同様に、各クライアント71(、…7n)、91
(、…9n)についても、クライアント71、91の構成
についてのみ詳述し、残りのクライアント(72〜7
n)、(92〜9n)の構成については説明を省略するこ
ととした。
【0018】クライアント71には、フロントエンドア
プリケーション(フロントエンドAP)が搭載されてお
り、クライアント71において、そのフロントエンドA
Pにより、電子メールのメッセージ(メール文)作成
や、アドレス指定や、電子メールの送信/受信及び転送
等の処理動作が実行される。上記処理動作に加えて更
に、ファイルや他の情報の上記メッセージへの追加や、
ユーザ(図示しない)の個人アドレス帳の管理等の処理
動作も実行される。
【0019】本実施形態では、クライアント71は、電
子メールの送信側端末として機能する。即ち、メール文
とそのユーザ(送信人)自身の秘密鍵により作成したデ
ィジタル署名とを含む電子メールを作成する。そして、
その電子メールを、サブネットワーク31を通じて電子
メールサーバ51へ送信する。
【0020】クライアント71は、上記ユーザ(図示し
ない)が、例えば宛て先を誤って設定したことに気付い
て先に送信した電子メールの送信取消指令を入力する
と、まず、上記送信済みの電子メールの取消を依頼する
電子メールを作成する。その取消依頼の電子メールは、
取消対象である上記最初の電子メールと、取消依頼であ
ることを示す表示部分(ヘッダ)と、新たに追加される
上記ユーザ(送信人)のディジタル署名とを含む。次
に、上記取消依頼の電子メールを、サブネットワーク3
1を通じて電子メールサーバ51へ送信する。
【0021】電子メールサーバ51は、クライアント71
に代ってメッセージの交信管理とメールボックスの管理
とを行うもので、バックエンドの電子メールサーバアプ
リケーション(電子メールサーバAP)が搭載されてい
る。
【0022】本実施形態では、電子メールサーバ51
は、電子メールの送信側サーバとして機能する。即ち、
電子メールサーバAPは、送信側端末であるクライアン
ト71から上記最初の電子メールが送信されると、サブ
ネットワーク31を通じてそれを受付け、その電子メー
ルを所定の記憶領域に一時的に保存する。そして、上記
保存している電子メールを、サブネットワーク31、ネ
ットワーク1、及びサブネットワーク32を通じて電子
メールサーバ52へ送信する。電子メールサーバAP
は、クライアント71から上記取消依頼の電子メールが
送出されたときも、上記と同様の処理動作を実行する。
【0023】電子メールサーバ52にも、電子メールサ
ーバ51におけると同様に、クライアント91に代ってメ
ッセージの交信管理とメールボックスの管理とを行うも
ので、バックエンドの電子メールサーバAPが搭載され
ている。
【0024】本実施形態では、電子メールサーバ52
は、上述したように電子メールの受信側サーバとして機
能するもので、送信側端末であるクライアント71のユ
ーザ(即ち、送信人)のディジタル署名を認証するた
め、上記ユーザの公開鍵が、予めクライアント71側か
ら提供され、登録されているものとする。電子メールサ
ーバAPは、送信側サーバである電子メールサーバ51
から上記最初の電子メールが送信されると、サブネット
ワーク31、及びネットワーク1を通じてそれを受付
け、その電子メールを所定の記憶領域に一時的に保存す
る。そして、上記受付けた時点から所定時間が経過した
後に、上記保存している電子メールを、サブネットワー
ク32を通じて受信側端末であるクライアント91へ送信
する。
【0025】ところで、電子メールサーバAPは、上記
所定時間が経過する前に、上記最初の電子メールの取消
依頼の電子メールが電子メールサーバ51から送信され
ると、サブネットワーク31、及びネットワーク1を通
じてそれを受付け、その電子メールを所定の記憶領域に
一時的に保存する。次に、登録されている上記公開鍵を
用いて、上記取消依頼の電子メール中に含まれる2個の
ディジタル署名を夫々検証することにより、改竄の有無
及び送信人が同一であるか否かをチェックする。
【0026】そのチェックの結果、ディジタル署名が改
竄されてなく、且つ、送信人が同一であることが確認さ
れると、次に、上記最初の電子メールの内容と、上記取
消依頼の電子メールの内容とを比較し、上記取消依頼に
係る電子メールの内容が上記最初の電子メールの内容と
同一であるか否かをチェックする。そのチェックの結
果、同一であることを確認すると、電子メールサーバA
Pは、上記取消依頼の電子メール中に含まれるヘッダ部
分に記載された指示内容に従って上記最初の電子メール
の取消処理を行う。
【0027】なお、ディジタル署名が改竄されてないこ
とや、送信人が同一であることや、上記最初の電子メー
ルの内容と、上記取消依頼に係る電子メールの内容とが
同一であること等が確認できなかったときには、いずれ
の場合も上記最初の電子メールの取消処理を行うことが
できない。そのため、電子メールサーバAPは、確認が
失敗した旨の通知をサブネットワーク32、ネットワー
ク1、及びサブネットワーク31を通じて電子メールサ
ーバ51へ送信する。上記通知は、更に、電子メールサ
ーバ51からサブネットワーク31を通じてクライアント
71へ送信される。
【0028】また、上記最初の電子メールが、電子メー
ルサーバ52からクライアント91へ送信された後に、ネ
ットワーク1の遅延等により上記取消依頼の電子メール
が電子メールサーバ52へ到達したことで上記最初の電
子メールの取消処理が行えなかったときは、その旨電子
メールサーバ52からクライアント71へ通知される。
【0029】クライアント91にも、クライアント71に
おけると同様に、上述したフロントエンドAPが搭載さ
れている。
【0030】本実施形態では、クライアント91は、上
述したように電子メールの受信側端末として機能するも
ので、電子メールサーバ52におけると同様に、クライ
アント71のユーザのディジタル署名を認証するため、
上記ユーザの公開鍵が、予めクライアント71側から提
供され、登録されているものとする。
【0031】クライアント91は、電子メールサーバ52
を通じてクライアント71から送信された電子メールを
読込み、上記公開鍵を用いて上記電子メールのディジタ
ル署名を検証し、その検証の結果、送信人がクライアン
ト71のユーザであることを確認したとき、クライアン
ト91のユーザ(図示しない)が上記電子メールを解読
できるよう、所定の処理動作を実行する。
【0032】図2は、図1に記載した情報通信システム
に適用される通常の電子メールの構成を示す説明図であ
る。
【0033】上記電子メールは、クライアント71で生
成され、同一のサブネットワーク31に接続される電子
メールサーバ51からネットワーク1、サブネットワー
ク32、及び電子メールサーバ52を通じてクライアント
91に送信されるもので、図2に示すように、メール文
11と、ディジタル署名13とを含む。メール文11
は、例えばハッシュ関数によりデータ圧縮暗号処理が施
される。一方、ディジタル署名13は、送信人であるク
ライアント71のユーザの秘密鍵により暗号化される。
【0034】図3は、図1に記載した情報通信システム
に適用される送信取消依頼に係る電子メールの構成を示
す説明図である。
【0035】上記電子メールも、図2に示した電子メー
ルと同様、クライアント71で生成される。そして、ク
ライアント71から同一のサブネットワーク31に接続さ
れる電子メールサーバ51、ネットワーク1、及びサブ
ネットワーク32を通じて電子メールサーバ52に送信さ
れるもので、図3に示すように、上記メール文11及び
ディジタル署名13と、ヘッダ15と、ディジタル署名
17とを含む。
【0036】メール文11及びディジタル署名13は、
いずれも図2で示した電子メールに含まれるものと同一
であり、上記取消依頼の電子メールにおいて、取消対象
となる本文に該当する。
【0037】ディジタル署名17は、上記ディジタル署
名13と同一であり、両者は上述したように電子メール
サーバ52によるディジタル署名の改竄の有無、及び送
信人が同一であるか否かのチェックに用いられる。
【0038】メール文11は、上記チェックにより、デ
ィジタル署名の改竄が無く、且つ、送信人が同一である
ことが確認された後に、電子メールサーバ52により、
図2で示した(つまり、最初の)メール文11と比較さ
れる、取消対象が同一であるか否かのチェックに用いら
れる。
【0039】ヘッダ15は、図3に記載した電子メール
が、先に送信した電子メールの取消依頼に係る電子メー
ルであることを示す表示部である。ヘッダ15には、ク
ライアント71からの取消依頼の内容として、例えば誤
送信先であるクライアント91に対し、送信されるべき
はずの電子メールが取消された旨を通知する/しないの
指示が書込まれている。ヘッダ15の指示内容は、ディ
ジタル署名の改竄が無く、送信人が同一であり、且つ、
取消対象が同一であることが全て確認された後に、電子
メールサーバ52によって実行される。
【0040】上記構成によれば、電子メールの送信先
を、クライアント71のユーザが誤って設定した場合で
も、上記電子メールが電子メールサーバ52の所定記憶
領域に保存されている間に、送信取消依頼の電子メール
がクライアント71から電子メールサーバ52へ到達すれ
ば、上記電子メールが取消処理される。そのため、誤送
信先であるクライアント91へ上記電子メールが送信さ
れることがないので、クライアント91のユーザによ
り、上記電子メールが読取られるのを防止できる。
【0041】また、ディジタル署名の改竄の有無、送信
人が同一であるか否か、取消対象が同一であるか否か等
のチェックを行ってから、電子メールの取消処理を行う
ので、第三者が送信人になりすまして不必要に電子メー
ルを取消したりする通信の妨害を阻止することができ
る。
【0042】なお、電子メールサーバ52が上記電子メ
ールの取消処理に失敗した場合や、取消処理が行えなか
った場合には、その旨電子メールサーバ52からクライ
アント71へ通知されるので、クライアント71側から誤
送信先のクライアント91側に対し、電子メール誤送信
のお詫びメールを送信すること等で対処可能である。
【0043】図4は、本発明の一実施形態の第1の変形
例に係る電子メール取消方式が適用される情報通信シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
【0044】本変形例では、図1に示した構成に加えて
更に、ネットワーク1に接続される、認証局サーバ19
として機能するサーバマシンを備えたことが主な特徴で
ある。
【0045】認証局サーバ19は、サブネットワーク3
1、及びネットワーク1を通じてクライアント71から送
信されるクライアント71のユーザの公開鍵を登録す
る。認証局サーバ19は、また、上記ユーザに係る電子
証明証の発行要求を受信したとき、そのユーザ或いは上
記フロントエンドAPが正しいか否か、その要求が何ら
かの方法で変更されていないか否かをチェックする。そ
のチェックの結果、上記要求が信頼できるものであるこ
とが確認されると、認証局サーバ19は、上記ユーザの
公開鍵を含む証明書に認証局自身の秘密鍵により署名を
施した電子証明証を発行し、それをネットワーク1、及
びサブネットワーク31を通じてクライアント71へ送信
する。認証局サーバ19は、更に、電子メールサーバ5
2や、クライアント91からサブネットワーク32、及び
ネットワーク1を通じて認証局自身の公開鍵の取得要求
があると、それを受付ける。そして、その要求に応じて
自身の公開鍵を、上記通信経路を通じ電子メールサーバ
52や、クライアント91へ送信する。
【0046】クライアント71は、図2及び図3で示し
たのと同様の電子メールを夫々作成し、それらの電子メ
ールに、上記ユーザの公開鍵を含む電子証明証を付加し
て電子メールサーバ51を通じ、電子メールサーバ52へ
送信する。
【0047】電子メールサーバ52は、最初の電子メー
ルを受付けた後、所定時間が経過する前に上記最初の電
子メールの取消依頼の電子メールを受付けたときには、
上記取消依頼の電子メールに付加された電子証明証中の
上記公開鍵を用いて、上記取消依頼の電子メール中に含
まれる2個のディジタル署名を夫々検証する。その検証
により、ディジタル署名の改竄の有無及び送信人が同一
であるか否かのチェックを行う。以下の処理動作は、図
1に記載した電子メールサーバ52の処理動作と同様で
ある。
【0048】クライアント91は、電子メールサーバ52
を通じて読込んだクライアント71からの電子メールに
付加されている電子証明証中の上記公開鍵を用いて、上
記電子メールのディジタル署名を検証する。以下の処理
動作は、図1に記載したクライアント91の処理動作と
同様である。
【0049】図5は、図4に記載した情報通信システム
に適用される通常の電子メールの構成、及び送信取消依
頼に係る電子メールの構成を示す説明図である。
【0050】上記通常の電子メールは、図5(a)に示
すように、図2に示したメール文11及びディジタル署
名13を含む通常の電子メールに、クライアント71が
認証局サーバ19から取得した上記電子証明証21が付
加された構成になっている。
【0051】一方、上記取消依頼の電子メールは、図5
(b)に示すように、図3に示したメール文11、ディ
ジタル署名13、ヘッダ15及びディジタル署名17を
含む取消依頼の電子メールに、上記電子証明証21が付
加された構成になっている。
【0052】メール文11にデータ圧縮暗号処理を施す
点、ディジタル署名13をクライアント71のユーザの
秘密鍵により暗号化する点、ヘッダ15にクライアント
71からの取消依頼の内容を書込む点、及びディジタル
署名17とディジタル署名13とが同一である点につい
ては、上述した実施形態と同様である。
【0053】本変形例においても、上述した実施形態に
おけると同様の効果を奏し得る。
【0054】図6は、本発明の一実施形態の第2の変形
例に係る電子メール取消方式が適用される情報通信シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
【0055】本変形例では、図1に示した構成に加えて
更に、ネットワーク1に接続される、ディレクトリサー
ビスサーバ(ディレクトリサーバ)23として機能する
サーバマシンを備えたことが主な特徴である。
【0056】ディレクトリサーバ23は、ネットワーク
(インターネット)1上の全てのネットワークユーザ、
サーバ、及び資源に係る記録(情報)をとり、その管理
下に置くデータベース(DB)(図示しない)に格納す
る。ディレクトリサーバ23は、電子メールサーバ52
及びクライアント91からの問い合わせに応じて、その
管理下に置くDB(図示しない)に予め登録しておいた
クライアント71のユーザの公開鍵を電子メールサーバ
52及びクライアント91に夫々提供する。電子メールサ
ーバ52、及びクライアント91は、上記公開鍵を用いて
夫々上記最初の電子メール、及び上記取消依頼の電子メ
ール中のディジタル署名を検証する。以下の処理動作
は、上述した実施形態におけると同様である。
【0057】本変形例においても、上述した実施形態や
第1の変形例におけると同様の効果を奏し得る。
【0058】なお、上述した内容は、あくまで本発明の
一実施形態に関するものであって、本発明が上記内容の
みに限定されることを意味するものでないのは勿論であ
る。例えば、電子メールサーバ51から電子メールサー
バ52への上記取消依頼の電子メールの送信経路を、電
子メールサーバ51、52間の直通回線や公衆電話網に設
定することもできる。また、取消依頼の電子メールの送
信において、取消対象の電子メールを指定した後、所謂
ワンタッチ操作により上記取消依頼の電子メールを送信
する機能をクライアント71、又は電子メールサーバ51
に備えるようにすることも可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
誤った宛て先へ送信された電子メールの、その宛て先の
情報処理端末所有者による開封を阻止することができる
ようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子メール取消方式
が適用される情報通信システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に記載のシステムに適用される通常の電子
メールの構成を示す説明図。
【図3】図1に記載のシステムに適用される送信取消依
頼に係る電子メールの構成を示す説明図。
【図4】本発明の一実施形態の第1の変形例に係る電子
メール取消方式が適用される情報通信システムの全体構
成を示すブロック図。
【図5】図4に記載のシステムに適用される通常の電子
メールの構成、及び送信取消依頼に係る電子メールの構
成を示す説明図。
【図6】本発明の一実施形態の第2の変形例に係る電子
メール取消方式が適用される情報通信システムの全体構
成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 ネットワーク(インターネット或いはイントラネッ
ト) 31、32、(〜3n) サブネットワーク 51、52(、〜5n) 電子メールサーバ(サーバマシ
ン) 71、(72〜7n)、91、(92〜9n) クライアント
(クライアントマシン) 11 メール文 13、17 ディジタル署名 15 ヘッダ 19 認証局サーバ(サーバマシン) 21 電子証明証 23 ディレクトリサービスサーバ(ディレクトリサー
バ)(サーバマシン)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報処理端末が、ネットワークを
    通じて互いに電子メールの授受を行う環境において、 送信された電子メールが受信先の情報処理端末へ到達す
    る前に、送信側の情報処理端末から送信取消依頼があっ
    たとき、その依頼に応じて前記電子メールを取消す手段
    を備える電子メール取消方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子メール取消方式にお
    いて、 前記複数の情報処理端末が、クライアントマシンである
    電子メール取消方式。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子メール取消方式にお
    いて、 前記各クライアントマシンが、同一のサブネットワーク
    に接続されるサーバマシンを通じて別のサブネットワー
    クに接続されるサーバマシン及びクライアントマシンと
    の間で電子メールの授受を行う電子メール取消方式。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記
    載の電子メール取消方式において、 送信側クライアントマシンから送信側サーバマシンを通
    じて送信される前記電子メールを、受信側サーバマシン
    が所定時間保持した後、受信側クライアントマシンへ送
    信する電子メール取消方式。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記
    載の電子メール取消方式において、 前記電子メール取消手段が、前記各サーバマシンに備え
    られる電子メール取消方式。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記
    載の電子メール取消方式において、 前記電子メール取消手段が、前記受信側サーバマシンに
    よる前記電子メールの保持時間内に、前記電子メールの
    送信取消依頼の電子メールを受けたとき、前記保持中の
    電子メールを取消可能と判断する電子メール取消方式。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電子メール取消方式にお
    いて、 前記電子メール取消手段が、前記各電子メール中の電子
    署名が改竄されてなく、取消対象の電子メールの送信人
    と送信取消依頼の電子メールの送信人とが同一であり、
    且つ、取消対象の電子メールの内容と送信取消依頼の電
    子メールの内容とが一致した場合にのみ取消可能と判断
    して、所定の取消処理を行う電子メール取消方式。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電子メール取消方式にお
    いて、 前記電子メール取消手段が、前記各電子メール中の電子
    署名の改竄の有無及び送信人が同一か否かを、前記各電
    子メールに付加される電子証明証であって、前記ネット
    ワークに接続される認証機関のサーバマシンから予め前
    記電子メール取消手段に付与された前記送信側クライア
    ントマシンのユーザの公開鍵、を含む電子証明証を用い
    て前記電子署名を検証することにより判断する電子メー
    ル取消方式。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の電子メール取消方式にお
    いて、 前記電子メール取消手段が、前記各電子メール中の電子
    署名の改竄の有無及び送信人が同一か否かを、予め前記
    送信側クライアントマシンのユーザから提供された前記
    ユーザの公開鍵を用いて前記電子署名を検証することに
    より判断する電子メール取消方式。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の電子メール取消方式に
    おいて、 前記電子メール取消手段が、前記各電子メール中の電子
    署名の改竄の有無及び送信人が同一か否かを、前記ネッ
    トワークに接続されるディレクトリサーバマシンから提
    供された前記ユーザの公開鍵を用いて前記電子署名を検
    証することにより判断する電子メール取消方式。
  11. 【請求項11】 或る情報処理端末が、ネットワークを
    通じて別の情報処理端末へ電子メールを送信する第1の
    過程と、 前記送信側の情報処理端末から、前記電子メールの送信
    取消依頼を送信する第2の過程と、 前記送信取消依頼が、前記電子メールが受信先の情報処
    理端末へ到達する前に到達したか否かを確認する第3の
    過程と、 前記取消依頼の到達が、前記電子メールの受信先情報処
    理端末への到達前であるとき、前記電子メールを取消す
    第4の過程と、 を備える電子メール取消方法。
  12. 【請求項12】 複数の情報処理端末が、ネットワーク
    を通じて互いに電子メールの授受を行う環境において、 送信された電子メールが受信先の情報処理端末へ到達す
    る前に、送信側の情報処理端末から送信取消依頼があっ
    たとき、その依頼に応じて前記電子メールを取消す手段
    を備える電子メール取消方式における前記手段としてコ
    ンピュータを動作させるためのコンピュータプログラム
    を担持したコンピュータ読取可能なプログラム媒体。
JP7138099A 1999-03-17 1999-03-17 電子メール取消方法及び方式 Pending JP2000267954A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7138099A JP2000267954A (ja) 1999-03-17 1999-03-17 電子メール取消方法及び方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7138099A JP2000267954A (ja) 1999-03-17 1999-03-17 電子メール取消方法及び方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000267954A true JP2000267954A (ja) 2000-09-29

Family

ID=13458853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7138099A Pending JP2000267954A (ja) 1999-03-17 1999-03-17 電子メール取消方法及び方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000267954A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003258914A (ja) * 2002-03-05 2003-09-12 Nec Soft Ltd 送信メール削除方法およびシステム
JP2006020067A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Techfirm Kk 鍵を紛失した場合であっても、メールの受信を再開することができるメールシステムおよびメール送信方法
JP2006505198A (ja) * 2002-11-05 2006-02-09 ステイグリアニ,ドメニコ 電子的メッセージ交換でセキュリティ管理を実施するための方法と装置
US7296057B2 (en) 2002-01-08 2007-11-13 International Business Machines Corporation Method for user-specified error correction in an instant messaging system
JP2009135896A (ja) * 2007-10-31 2009-06-18 Oki Data Corp 画像処理システム、画像処理装置、メールサーバ、及び、電子メール処理方法
JP2009164919A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Hitachi Ltd メール送受信システム
CN101834806A (zh) * 2010-03-25 2010-09-15 盈世信息科技(北京)有限公司 一种邮件撤回方法及系统
WO2011044854A1 (zh) * 2009-10-16 2011-04-21 华为技术有限公司 消息召回的方法及装置
US11025572B2 (en) 2016-08-10 2021-06-01 International Business Machines Corporation Electronic mail delivery system having a spool function

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7296057B2 (en) 2002-01-08 2007-11-13 International Business Machines Corporation Method for user-specified error correction in an instant messaging system
US7937445B2 (en) 2002-01-08 2011-05-03 International Business Machines Corporation Method for user-specified error correction in an instant messaging system
JP2003258914A (ja) * 2002-03-05 2003-09-12 Nec Soft Ltd 送信メール削除方法およびシステム
JP2006505198A (ja) * 2002-11-05 2006-02-09 ステイグリアニ,ドメニコ 電子的メッセージ交換でセキュリティ管理を実施するための方法と装置
JP2006020067A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Techfirm Kk 鍵を紛失した場合であっても、メールの受信を再開することができるメールシステムおよびメール送信方法
JP4629373B2 (ja) * 2004-07-01 2011-02-09 テックファーム株式会社 鍵を紛失した場合であっても、メールの受信を再開することができるメールシステムおよびメール送信方法
JP2009135896A (ja) * 2007-10-31 2009-06-18 Oki Data Corp 画像処理システム、画像処理装置、メールサーバ、及び、電子メール処理方法
JP2009164919A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Hitachi Ltd メール送受信システム
WO2011044854A1 (zh) * 2009-10-16 2011-04-21 华为技术有限公司 消息召回的方法及装置
CN101834806A (zh) * 2010-03-25 2010-09-15 盈世信息科技(北京)有限公司 一种邮件撤回方法及系统
CN101834806B (zh) * 2010-03-25 2012-10-24 盈世信息科技(北京)有限公司 一种邮件撤回方法及系统
US11025572B2 (en) 2016-08-10 2021-06-01 International Business Machines Corporation Electronic mail delivery system having a spool function

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7277549B2 (en) System for implementing business processes using key server events
US7146009B2 (en) Secure electronic messaging system requiring key retrieval for deriving decryption keys
US6792474B1 (en) Apparatus and methods for allocating addresses in a network
EP1701494B1 (en) Determining a correspondent server having compatible secure e-mail technology
US8484456B2 (en) Trusted electronic messaging system
US20040151323A1 (en) Implementing nonrepudiation and audit using authentication assertions and key servers
US8856525B2 (en) Authentication of email servers and personal computers
US20070269041A1 (en) Method and apparatus for secure messaging
US20060143442A1 (en) Automated issuance of SSL certificates
US20030140223A1 (en) Automatic configuration of devices for secure network communication
US7971061B2 (en) E-mail system and method having certified opt-in capabilities
KR20120005364A (ko) 전자 주소, 및 전자문서 유통 시스템
JP2005537701A (ja) インターネットプロトコル(voip)通信において音声のデジタル証明書を登録し自動的に検索する方法およびシステム
JP2004521404A5 (ja)
US20100306820A1 (en) Control of message to be transmitted from an emitter domain to a recipient domain
JP2007053569A (ja) 電子メールセキュリティ化装置及び該システム
US20080034212A1 (en) Method and system for authenticating digital content
JP2000267954A (ja) 電子メール取消方法及び方式
JP5336262B2 (ja) ユーザ認証システムおよびユーザ認証方法
JP4262181B2 (ja) メール配送システム、メール配送方法、メール配送プログラムおよびメール中継装置
JP6548904B2 (ja) 通信事業会社顧客による認証電子契約の生成方法
JP2001042769A (ja) 電子データの通信方法、中継サーバ及び記録媒体
KR20100050926A (ko) 인증서 기반의 보안 이메일 서비스 시스템 및 방법
JP4188253B2 (ja) マルチキャスト通信システム、及び、パケット認証方法
CA2641728A1 (en) Trusted third party authentication and notarization for email

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20040903