JP2000267775A - 情報処理装置及びモジュール接続構造 - Google Patents

情報処理装置及びモジュール接続構造

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JP2000267775A
JP2000267775A JP7448099A JP7448099A JP2000267775A JP 2000267775 A JP2000267775 A JP 2000267775A JP 7448099 A JP7448099 A JP 7448099A JP 7448099 A JP7448099 A JP 7448099A JP 2000267775 A JP2000267775 A JP 2000267775A
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Yuzo Usui
有三 碓井
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は情報処理装置及びモジュール接続構
造に関し、標準モジュールを接続する際の多重反射の発
生を抑制することを目的とする。 【解決手段】 複数個の主モジュールと、少なくとも1
個の制御モジュールと、全ての主モジュール及び制御モ
ジュールを、互いに略等しい配線長で電気的に接続する
接続部とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置及びモ
ジュール接続構造に係り、特にCPU等のプロセッサを
搭載した複数のモジュールを備えた情報処理装置及び複
数のモジュールを接続するモジュール接続構造に関す
る。パーソナルコンピュータに代表される情報処理装置
では、CPU等のプロセッサを搭載したモジュールを接
続することで、複数のプロセッサを接続している。この
ようなモジュール構造を用いることで、メモリの増設や
プロセッサシステムの変更等が容易に行える。
【0002】しかし、複数のモジュールを接続する場
合、モジュール間のインピーダンスの不整合が起きやす
い。従って、モジュール間のインピーダンスの不整合に
よって信号波形に乱れが発生しないような対策を取るこ
とが、処理装置の高速動作を実現する上で必須の技術と
なる。これは、CPUバスの転送速度が66MHzから
100MHzへと高速化され、更には133MHzに高
速化されつつあると共に、メモリモジュールにおいても
転送速度が今後は200MHzまで高速化が可能と考え
られているからである。
【0003】
【従来の技術】図1は、従来のモジュール接続構造の一
例を示す図である。このモジュール接続構造は、バス2
により複数のモジュール1−1〜1−Nを接続するバス
構造を用いる。各モジュール1−1〜1−Nは、スタブ
(支線)3と呼ばれる分岐による多重反射が発生するた
め、転送される信号波形に大きな乱れが生じて転送速度
の高速化の実現を難しくしている。
【0004】図2は、図1に示すモジュール接続構造の
要部を示す回路図である。図2では、説明の便宜上、N
=5の場合を示し、モジュール1−1〜1−Nのスタブ
3は、夫々T0,T10,T11,T12,T13で示
す。尚、図2において、R2,R3,R13〜R17,
R23〜R27は抵抗、C5〜C8,C11は容量、V
14,V15は電源電圧、T2,T7,T19〜T22
はバス2側の遅延を示す。例えば、抵抗R2,R3は5
0Ω、抵抗R13〜R17は0.01Ω、抵抗R23〜
R27は150Ω、容量C5〜C8,C11は5pF、
電源電圧V14,V15は1.5Vである。
【0005】図3は、図2中、スタブT10,T11,
T12,T13の一端側のノードN1〜N4における信
号波形をシミュレーションで求めた結果を示す図であ
る。図3中、縦軸は電圧(V)、横軸は時間(ns)を
示し、信号波形I〜IVは、夫々ノードN1〜N4にお
ける信号波形を示す。図3(b)は、図3(a)の一部
を拡大した時間軸で示す。
【0006】他方、図3に示すような多重反射を回避す
る方法として、スタブ長を可能なかぎり短くしたラムバ
ス(Rambus)方式が提案されている。図4は、ラ
ムバス方式を示す図である。図4中、図1と同一部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。又、スタブに
おける多重反射を回避する方法として、スタブ直列抵抗
終端(SSTL:Stub Series Termi
nation Logic)方式も提案されている。図
5は、SSTL方式を示す図である。図5中、図1と同
一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図5
において、Rsは、直列抵抗を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如きモジュール
は、通常はモジュールの製造業者から所定の標準に準拠
した標準品(標準モジュール)として提供される。この
ため、標準に適合しないラムバス方式を採用すること
は、既存のシステムとの互換性を考慮すると、多重反射
を回避する方法としては現実的ではない。
【0008】他方、SSTL方式を採用すると、元々S
STLを考慮して設計されていないモジュールの場合、
直列抵抗による電圧降下により、所望の電圧振幅が得ら
れない。又、モジュールの出力方式がバス接続に不向き
な場合もあり、このような場合には、従来のバス接続方
式では多重反射による信号波形の乱れが大きくなってし
まう。
【0009】本発明は、上記の問題点に鑑み、標準モジ
ュールを接続する際の多重反射の発生を抑制することが
可能な情報処理装置及びモジュール接続構造を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、複数個の
主モジュールと、少なくとも1個の制御モジュールと、
全ての主モジュール及び制御モジュールを、互いに略等
しい配線長で電気的に接続する接続部とを備えた情報処
理装置によって達成できる。本発明によれば、複数のプ
ロセッサを並列に接続する場合でも、多重反射による動
作速度の低下を抑制することができる。
【0011】前記接続部は、前記全ての主モジュール及
び制御モジュールを互いに略等しい配線長で接続すると
共に同種の信号を転送するための第1の配線と、少なく
とも1個の主モジュールと少なくとも1個の制御モジュ
ールとの間を接続すると共に異種の信号を転送するため
の第2の配線とを有する構成であっても良い。各主モジ
ュール内の配線長、特性インピーダンス及び負荷容量
と、各制御モジュール内の配線長、特性インピーダンス
及び負荷容量とは互いに略等しく設定されていても良
い。
【0012】前記接続部内の配線の特性インピーダンス
は、各主モジュール及び各制御モジュール内の配線の特
性インピーダンスより高く設定されていても良い。前記
接続部は、全ての主モジュール及び制御モジュールを放
射状に接続する第1のコネクタからなる構成であっても
良い。この場合、比較的簡単な構成で、複数のモジュー
ルを接続することができる。
【0013】情報処理装置は、前記第1のコネクタ及び
第2のコネクタが設けられたマザーボードを更に備え、
前記主モジュール及び前記制御モジュールは各々略四角
形のボードからなり、該第1及び第2のコネクタと接続
するように前記マザーボード上に配置される構成であっ
ても良い。前記第1のコネクタは、フレキシブルプリン
ト配線を有する構成であっても良い。
【0014】前記略四角形のボードは、前記第1のコネ
クタと接続する第3のコネクタと、前記第2のコネクタ
と接続する第4のコネクタとを有する構成であっても良
い。情報処理装置は、前記マザーボードとは反対側に配
置された少なくとも1個のファンを更に備えた構成であ
っても良い。前記マザーボードは、前記ファンと略対向
する位置に設けられた穴を有しても良い。この場合、ボ
ード上の素子の冷却効率を向上することができる。
【0015】前記ファンは、前記第1のコネクタにより
支持されていても良い。この場合、ファンを取付けるた
めの専用の部材が不要となり、情報処理装置の構造を簡
単化、且つ、小型化可能となる。前記ファンは、隣接す
る2個のモジュール間に設けられていても良い。上記の
課題は、複数個の主モジュールと少なくとも1個の制御
モジュールとを電気的に接続するモジュール接続構造で
あって、全ての主モジュール及び制御モジュールを互い
に略等しい配線長で接続すると共に同種の信号を転送す
るための第1の配線と、少なくとも1個の主モジュール
と少なくとも1個の制御モジュールとの間を接続すると
共に異種の信号を転送するための第2の配線とを備えた
モジュール接続構造によっても達成できる。
【0016】本発明によれば、複数のプロセッサを並列
に接続する場合でも、多重反射による動作速度の低下を
抑制することができる。前記モジュール接続構造内の配
線の特性インピーダンスは、各主モジュール及び各制御
モジュール内の配線の特性インピーダンスより高く設定
されていても良い。
【0017】モジュール接続構造は、全ての主モジュー
ル及び制御モジュールを放射状に接続する第1のコネク
タを更に備えた構成であっても良い。この場合、比較的
簡単な構成で、複数のモジュールを接続することができ
る。モジュール接続構造は、前記第1のコネクタ及び第
2のコネクタが設けられたマザーボードを更に備え、前
記主モジュール及び前記制御モジュールは各々略四角形
のボードからなり、該第1及び第2のコネクタと接続す
るように前記マザーボード上に配置される構成であって
も良い。
【0018】前記第1のコネクタは、フレキシブルプリ
ント配線を有しても良い。前記第1のコネクタは、前記
マザーボードと対向する位置に設けられるファンを支持
する支持部を有する構成であっても良い。この場合、フ
ァンを取付けるための専用の部材が不要となり、モジュ
ールで構成する情報処理装置の構造を簡単化、且つ、小
型化可能となる。
【0019】前記支持部は、前記ファンを隣接する2個
のモジュール間の位置で支持する構成であっても良い。
従って、本発明によれば、標準モジュールを接続する際
の多重反射の発生を抑制することが可能な情報処理装置
及びモジュール接続構造を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の原理を説明する。
上記の如く、多重反射は、スタブでの反射がバスの主線
上を伝搬し、またスタブで反射することによって生じ
る。しかし、上記の如く、スタブ長の短縮は、既存の標
準モジュールを使用する場合には、非常に困難である。
【0021】そこで、本発明は、スタブとスタブからバ
スの主線を含めた回路を全てのモジュールに対して同一
とすると、多重反射が発生しても、異なるタイミングで
は反射が重ならないため、信号波形の乱れが少なくなる
点に着目した。つまり、モジュールとモジュールからバ
スの主線までの回路が全てのモジュールに対して等しけ
れば、駆動側のモジュールから他のモジュールを見たと
きには、他のモジュールは電気的に完全に並列となっ
て、等価的に1個のモジュールとみなすことができる。
【0022】図6は、本発明の原理を説明する図であ
り、1個の駆動側のモジュールと4個の他のモジュール
とが接続されている場合を示す。同図(a)中、駆動側
のモジュール11と、4個の他のモジュールと12−1
〜12−4とは、バス主線13を介して接続されてい
る。駆動側のモジュール11は、ドライバ11aと例え
ば70Ωの負荷抵抗11bとを含む。他方、4個の他の
モジュール12−1〜12−4は、各々例えば70Ωの
負荷抵抗12aと例えば5pFの負荷容量12bとを含
む。これらのモジュール11,12−1〜12−4は、
例えば5cmで抵抗が100Ωの配線14によりバス主
線13に接続されている。つまり、これらのモジュール
11,12−1〜12−4とバス主線13とを接続する
配線14の配線長は、全て略等しく設定されている。
【0023】この場合、図6(a)に示すシステムは、
同図(b)にシステムと等価と考えられる。つまり、4
個の他のモジュール12−1〜12−4は、等価的に例
えば17.5Ωの負荷抵抗12Aと例えば20pFの負
荷容量12Bとを含む単一のモジュール12とみなすこ
とができる。又、各モジュール12−1〜12−4から
バス主線13へは、例えば5cmで抵抗が25Ωの配線
15により接続されているとみなすことができ、モジュ
ール11からバス主線13へは、例えば5cmで抵抗が
100Ωの配線14により接続されているとみなすこと
ができる。
【0024】このように、図6(a)に示すシステムと
等価と考えられる同図(b)に示すシステムでは、駆動
側のモジュール11と他のモジュール12との間の信号
伝送は、1対1の配線を介して行われることになり、バ
スを介した信号伝送に比べて、多重反射の考慮が簡単に
なる。つまり、多重反射を低く抑さえるには、モジュー
ル11,12とバス主線13との間の配線14,15の
配線長をゼロに近づければ、伝送パスにおけるインピー
ダンスの不整合が少なくなり効果的であることがわか
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図7以降と共に説明
する。図7は、本発明になる情報処理装置の第1実施例
の要部を示す図である。本実施例では、本発明がマルチ
プロセッサ(CPU)システムに適用されている。本実
施例では、説明の便宜上、1個の制御モジュール21と
4個の主モジュール22−1〜22−4とが接続されて
いる場合を説明する。図7中、制御モジュール21と、
4個の主モジュールと22−1〜22−4とは、バス主
線23を介して接続されている。制御モジュール21
は、周知の構成のCPUからなり、ドライバ/レシーバ
部21aと負荷抵抗(スタブ)21bとを含む。ドライ
バ/レシーバ部21aと負荷抵抗21bとを接続するノ
ードは、プルアップ抵抗R23を介して電源電圧V14
に接続されている。
【0026】他方、4個の主モジュール22−1〜22
−4は、各々周知の構成のCPUからなり、ドライバ/
レシーバ部22aと負荷抵抗(スタブ)22bとを含
む。図7では、便宜上、主モジュール22−1の要部の
みを示す。ドライバ/レシーバ部22aと負荷抵抗22
bとを接続するノードは、プルアップ抵抗R24〜R2
7(R24のみ図示)のうち対応する抵抗を介して電源
電圧V14に接続されている。
【0027】これらのモジュール21,22−1〜22
−4は、配線24によりバス主線23に接続されてい
る。つまり、これらのモジュール21,22−1〜22
−4とバス主線23とを接続する配線24の配線長は、
全て略等しく設定されている。又、バス主線23は、プ
ルアップ抵抗R34を介して電源電圧V15に接続され
ている。
【0028】図8は、図7に示すシステムの回路図であ
る。図8では、モジュール21,22−1〜22−4の
負荷抵抗21b,22bは、夫々T9,T10,T1
1,T12,T13で示す。又、図8において、R23
〜R27,R34,R37〜R41は抵抗、C5〜C
8,C13,C14は容量、V14,V15は電源電
圧、T3,T24〜T27は配線24の遅延を示す。例
えば、抵抗R23〜R27,R34は150Ω、抵抗R
37〜R41は0.1Ω、容量C5〜C8,C13,C
14は5pF、電源電圧V14,V15は1.5Vであ
る。
【0029】このように、本実施例では、各主モジュー
ル22−1〜22−4内の配線長、特性インピーダンス
及び負荷容量と、各制御モジュール21内の配線長、特
性インピーダンス及び負荷容量とが、互いに等しく設定
されている。図9は、図8中、抵抗T10〜T13の一
端側のノードN11〜N14における信号波形をシミュ
レーションで求めた結果を示す図であり、4つの信号波
形が重なって1つの信号波形であるかの如く見える。図
9中、縦軸は電圧(V)、横軸は時間(ns)を示す。
図9からもわかるように、本実施例では、モジュール2
1,22−1〜22−4とバス主線23とを接続する配
線24の配線長が全て略等しく設定されているので、モ
ジュール21,22−1〜22−4と主線23との間の
配線24の配線長をゼロに近づければ、伝送パスにおけ
るインピーダンスの不整合が少なくなり、多重反射を低
く抑さえることができる。
【0030】次に、本発明になるモジュール接続構造の
第1実施例を、図10〜図12と共に説明する。モジュ
ール接続構造の第1実施例は、上記情報処理装置の第1
実施例に適用可能である。図10は、モジュール接続構
造の第1実施例を示す斜視図であり、図11は、モジュ
ール接続構造の第1実施例を示す平面図である。本実施
例では、説明の便宜上、3個のモジュールが接続される
ものとする。図10中、モジュール21は、略四角形の
ボード21Aとボード21A上に搭載されたCPU21
cとからなり、CPU21cは図7に示す入出力バッフ
ァ21a及び負荷抵抗21bを含む。同様に、モジュー
ル21−1,21−2の各々は、略四角形のボード22
Aとボード22A上に搭載されたCPU22cとからな
り、CPU22cは図7に示す入出力バッファ22a及
び負荷抵抗22bを含む。
【0031】モジュール接続構造31は、基本的には同
じ構成を有するコネクタ31−1〜31−3と、配線2
4とを含む。コネクタ31−1は、モジュール21が挿
入接続される構成を有し、コネクタ31−2,31−3
は、夫々モジュール22−1,22−2が挿入接続され
る構成を有する。モジュール接続構造31は、モジュー
ル21,22−1,22−2が接続された状態では、モ
ジュール接続構造31中心に対して図11に示すように
放射状(スター状)に配置される。
【0032】各配線24の配線長は、モジュール21,
22−1,22−2がコネクタ31−1〜31−3に挿
入接続された状態で、モジュール21,22−1間、モ
ジュール21,22−2間及びモジュール22−1,2
2−2間の配線長が略同じになるように設定される。本
実施例では、コネクタ31−1〜31−3の各々が対応
するモジュール21,22−1,22−2と電気的に接
続する位置からバス主線23までの配線24の配線長が
同一である。
【0033】図12は、モジュール接続構造31を示す
回路図である。同図中、図10と同一部分には同一符号
を付し、その説明は省略する。図12は、モジュール2
1,22−1,22−2間の電気的接続を示しており、
コネクタ31−1〜31−3の図示は省略する。次に、
本発明になる情報処理装置の第2実施例を、図13と共
に説明する。図13は、情報処理装置の第2実施例を示
す斜視図である。情報処理装置の第2実施例は、本発明
になるモジュール接続構造の第2実施例を採用する。
【0034】本実施例では、モジュール接続構造31
が、マザーボード41上に設けられている。マザーボー
ド41上には、3つのコネクタ42(図13では2つの
コネクタ42しか見えない)が設けられている。モジュ
ール21,22−1,22−2のボード21A,22A
がコネクタ31−1〜31−3に挿入接続される際に
は、対応するコネクタ42にも挿入接続される。コネク
タ42は、マザーボード41上のメモリ等の素子や装置
(図示せず)と電気的に接続されており、ボード21
A,22Aをコネクタ42にも挿入接続することで、モ
ジュール21,22−1,22−2内のCPU21c,
22c等の素子がマザーボード41上の素子や装置と電
気的に接続される。
【0035】この場合、ボード21A,22Aは、夫々
対応するコネクタ31- 1〜31-3及びコネクタ42
により2辺に沿って支持されるので、モジュール21,
22−1,22−2は確実に、且つ、安定に保持され
る。又、コネクタ31- 1〜31- 3とマザーボード4
1上の素子や装置との電気的接続をコネクタ31- 1〜
31- 3及びコネクタ42の部分を利用して行うことに
より、コネクタ31- 1〜31- 3部分のみを利用して
行う場合と比べてマザーボード41上の配線の自由度及
び各ボード21A,22A上の配線の自由度が向上す
る。更に、モジュール21,22−1,22−2への電
源供給は、コネクタ31- 1〜31- 3及び/ 又はコネ
クタ42を介して行える。例えば、電源供給はコネクタ
42を介して行い、コネクタ31- 1〜31- 3を介し
ては信号のやり取りのみを行うようにしても良い。
【0036】次に、本発明になるモジュール接続構造の
第3実施例を、図14と共に説明する。図14は、モジ
ュール接続構造の第3実施例を示す斜視図である。同図
中、図10と同一部分には同一符号を付し、その説明は
省略する。本実施例では、図14に示すように、モジュ
ール接続構造31- Aは、一体的に設けられたコネクタ
31- 1〜31- 3からなる。モジュール接続構造31
-Aは、一体的な構造を有するので、図13に示すよう
にマザーボード41に設けた場合等に、ボード21A,
22Aに対してより強固な支持部材として機能する。
又、コネクタ31- 1〜31- 3間を電気的に接続する
配線24が一体的な構造の内部に配置されているため、
配線24がコネクタ31- 1〜31- 3により保護され
る。
【0037】次に、本発明になるモジュール接続構造の
第4実施例を、図15と共に説明する。図15は、モジ
ュール接続構造の第4実施例を示す斜視図である。同図
中、図10と同一部分には同一符号を付し、その説明は
省略する。本実施例では、図15に示すように、モジュ
ール接続構造31- Bは、コネクタ31- 1〜31- 3
と、これらのコネクタ31- 1〜31- 3を電気的に接
続するフレキシブルプリント配線33とからなる。配線
24は、フレキシブルプリント配線33内に設けられて
いる。このため、コネクタ31- 1〜31- 3間の電気
的接続を容易に、且つ、確実に行うことができる。又、
モジュール接続構造31- Bを図13に示すようにマザ
ーボード41に設ける場合等に、コネクタ31- 1〜3
1- 3をマザーボード41に配置した後にコネクタ31
- 1〜31-3にフレキシブルプリント配線33を接続
して電気的な接続を行えば良いため、組み立て工程が簡
単になる。
【0038】次に、本発明になる情報処理装置の第3実
施例を、図16及び図17と共に説明する。図16は、
情報処理装置の第3実施例を示す側面図であり、図17
は、情報処理装置の第3実施例を示す平面図である。図
16及び図17中、図13と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。本実施例では、図16に示す
ように、ファン部51がモジュール接続構造31のコネ
クタ31- 1〜31- 3上に設けられている。ファン部
51は、本実施例では3つのファン51aからなる。各
ファン51aは、モジュール21,22-1,22- 2
のうち隣接する2個のモジュール間に配置されており、
マザーボード41と対向している。又、マザーボード4
1には、図17に示すように、各ファン51aに対応す
る位置に、通風穴45が設けられている。これにより、
モジュール21,22- 1,22- 2のボード21A,
22A上に設けられたCPU21c,22c等の素子
を、ファン51aにより効果的に冷却することができ
る。又、ファン部51は、コネクタ31- 1〜31- 3
により支持されるので、ファン部51を支持するための
専用の支持部材を設ける必要がない。
【0039】尚、本実施例においても、図13に示すコ
ネクタ42を設けても良い。更に、モジュール接続構造
31の代わりに、図14に示すモジュール接続構造31
- Aや図15に示すモジュール接続構造31- Bを使用
可能であることは言うまでもない。次に、本発明になる
情報処理装置の第4実施例を、図18と共に説明する。
図18は、情報処理装置の第4実施例を示す側面図であ
る。図18中、図13と同一部分には同一符号を付し、
その説明は省略する。
【0040】上記各実施例では、コネクタ31- 1〜3
1- 3が、これらの長手方向がマザーボード41の表面
と直交する配置で設けられているが、本実施例では、コ
ネクタ31- 1〜31- 3が、これらの長手方向がマザ
ーボード41の表面と略平行となる配置で設けられてい
る。図18では、配線24が強固な部材上に形成されて
いる場合を示すが、配線24は、コネクタ31- 1〜3
1- 3をマザーボード41上に支持する支持部材(図示
せず)に設けられていても良い。本実施例においても、
モジュール21,22- 1,22- 2は、マザーボード
41の表面に対して放射状に支持される。
【0041】上記の如く、モジュールを放射状に支持す
ることにより、モジュールを近接した状態で互いに平行
に支持する場合と比べると、モジュールの放熱効率を高
くすることができる。次に、本発明になる情報処理装置
の第5実施例を、図19と共に説明する。図19は、情
報処理装置の第5実施例を示す斜視図である。図19
中、図13と同一部分には同一符号を付し、その説明は
省略する。
【0042】本実施例では、2個の制御モジュール21
- 1,21- 2と、2個の主モジュール22- 1,22
- 2とが、4個のコネクタ31- 1〜31- 4に挿入接
続されている。マザーボード41上には、コネクタ31
- 1〜31- 4の他に、コネクタ61が設けられてい
る。コネクタ61には、例えばメモリ素子を搭載された
ボード63が挿入接続されている。コネクタ61は、マ
ザーボード41上の配線によりコネクタ31- 1〜31
- 4と電気的に接続されている。本実施例においても、
図13に示すコネクタ42を設けても良い。
【0043】制御モジュールの数及び主モジュールの数
は、勿論上記実施例における数に限定されるものではな
く、少なくとも1個の制御モジュールと、複数の主モジ
ュールとが設けられる構成であれば、本発明を適用可能
である。次に、本発明になるモジュール接続構造の第5
実施例を、図20と共に説明する。図20は、モジュー
ル接続構造の第5実施例を示す回路図である。同図中、
図12と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0044】本実施例では、各モジュール21,22-
1,22- 2間を略等しい配線長で接続すると共に、同
種の信号を転送するための第1の配線24と、主モジュ
ール22- 1,22- 2のうち少なくとも一方と制御モ
ジュール21との間を接続すると共に、異種の信号を転
送するための第2の配線74とが設けられている。この
第2の配線74は、コネクタ31−1〜31−3を介し
てモジュール接続構造内に設けられていても、コネクタ
42を介してマザーボード41上に設けられていても良
い。
【0045】このように、同種の信号用のパスと異種の
信号用のパスとを別々に設けることにより、多重反射の
影響を抑制すると共に、信号間の干渉を防止することが
できる。次に、本発明になる情報処理装置の第6実施例
を、図21と共に説明する。図21は、情報処理装置の
第6実施例の要部を示す図である。図21中、図7と同
一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0046】本実施例では、配線24のインピーダンス
Z2が、モジュール21,22- 1,22- 2内のイン
ピーダンスZ1より高く設定されている。つまり、モジ
ュール接続構造の各コネクタ内の配線24の特性インピ
ーダンスは、各モジュール21,22- 1,22- 2内
の特性インピーダンスより高く設定されている。これに
より、多重反射の影響を良好に抑制することができる。
【0047】尚、上記実施例では、モジュールがCPU
等のプロセッサを有するものとして説明したが、本発明
は、ドライバ/レシーバ部を有する構成のモジュールで
あれば適用可能である。以上、本発明を実施例により説
明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である
ことは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、標準モジュールを接続
する際の多重反射の発生を抑制することが可能な情報処
理装置及びモジュール接続構造を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のモジュール接続構造の一例を示す図であ
る。
【図2】図1に示すモジュール接続構造の要部を示す回
路図である。
【図3】図2中、スタブ一端側のノードにおける信号波
形をシミュレーションで求めた結果を示す図である。
【図4】ラムバス方式を示す図である。
【図5】SSTL方式を示す図である。
【図6】本発明の原理を説明する図である。
【図7】本発明になる情報処理装置の第1実施例の要部
を示す図である。
【図8】図7に示すシステムの回路図である。
【図9】図8中、抵抗の一端側のノードにおける信号波
形をシミュレーションで求めた結果を示す図である。
【図10】本発明になるモジュール接続構造の第1実施
例を示す斜視図である。
【図11】モジュール接続構造の第1実施例を示す平面
図である。
【図12】モジュール接続構造の第1実施例を示す回路
図である。
【図13】本発明になる情報処理装置の第2実施例を示
す斜視図である。
【図14】本発明になるモジュール接続構造の第3実施
例を示す斜視図である。
【図15】本発明になるモジュール接続構造の第4実施
例を示す斜視図である。
【図16】本発明になる情報処理装置の第3実施例を示
す側面図である。
【図17】情報処理装置の第3実施例を示す側面平面図
である。
【図18】本発明になる情報処理装置の第4実施例を示
す側面図である。
【図19】本発明になる情報処理装置の第5実施例を示
す斜視図である。
【図20】本発明になるモジュール接続構造の第5実施
例を示す回路図である。
【図21】本発明になる情報処理装置の第6実施例の要
部を示す図である。
【符号の説明】
11 駆動側モジュール 12,12- 1〜12- 4 他のモジュール 13 バス主線 14 配線 21,21- 1,21- 2 制御モジュール 21A,22A,63 ボード 22- 1〜22- 4 主モジュール 31 モジュール接続構造 31- 1〜31- 4 コネクタ 41 マザーボード 42、61 コネクタ 51 ファン部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の主モジュールと、 少なくとも1個の制御モジュールと、 全ての主モジュール及び制御モジュールを、互いに略等
    しい配線長で電気的に接続する接続部とを備えた、情報
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記接続部は、前記全ての主モジュール
    及び制御モジュールを互いに略等しい配線長で接続する
    と共に同種の信号を転送するための第1の配線と、少な
    くとも1個の主モジュールと少なくとも1個の制御モジ
    ュールとの間を接続すると共に異種の信号を転送するた
    めの第2の配線とを有する、請求項1記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 各主モジュール内の配線長、特性インピ
    ーダンス及び負荷容量と、各制御モジュール内の配線
    長、特性インピーダンス及び負荷容量とは互いに略等し
    く設定されている、請求項1又は2記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記接続部内の配線の特性インピーダン
    スは、各主モジュール及び各制御モジュール内の配線の
    特性インピーダンスより高く設定されている、請求項1
    〜3のいずれか1項記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記接続部は、全ての主モジュール及び
    制御モジュールを放射状に接続する第1のコネクタから
    なる、請求項1〜4のいずれか1項記載の情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1のコネクタ及び第2のコネクタ
    が設けられたマザーボードを更に備え、 前記主モジュール及び前記制御モジュールは各々略四角
    形のボードからなり、該第1及び第2のコネクタと接続
    するように前記マザーボード上に配置される、請求項5
    記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のコネクタは、フレキシブルプ
    リント配線を有する、請求項5又は6記載の情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記略四角形のボードは、前記第1のコ
    ネクタと接続する第3のコネクタと、前記第2のコネク
    タと接続する第4のコネクタとを有する、請求項5〜7
    のいずれか1項記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記マザーボードとは反対側に配置され
    た少なくとも1個のファンを更に備えた、請求項6〜8
    のいずれか1項記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記マザーボードは、前記ファンと略
    対向する位置に設けられた穴を有する、請求項9記載の
    情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記ファンは、前記第1のコネクタに
    より支持されている、請求項9又は10記載の情報処理
    装置。
  12. 【請求項12】 前記ファンは、隣接する2個のモジュ
    ール間に設けられている、請求項9〜11のいずれか1
    項記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 複数個の主モジュールと少なくとも1
    個の制御モジュールとを電気的に接続するモジュール接
    続構造であって、 全ての主モジュール及び制御モジュールを互いに略等し
    い配線長で接続すると共に同種の信号を転送するための
    第1の配線と、 少なくとも1個の主モジュールと少なくとも1個の制御
    モジュールとの間を接続すると共に異種の信号を転送す
    るための第2の配線とを備えた、モジュール接続構造。
  14. 【請求項14】 前記モジュール接続構造内の配線の特
    性インピーダンスは、各主モジュール及び各制御モジュ
    ール内の配線の特性インピーダンスより高く設定されて
    いる、請求項13記載のモジュール接続構造。
  15. 【請求項15】 全ての主モジュール及び制御モジュー
    ルを放射状に接続する第1のコネクタを更に備えた、請
    求項13又は14記載のモジュール接続構造。
  16. 【請求項16】 前記第1のコネクタ及び第2のコネク
    タが設けられたマザーボードを更に備え、 前記主モジュール及び前記制御モジュールは各々略四角
    形のボードからなり、該第1及び第2のコネクタと接続
    するように前記マザーボード上に配置される、請求項1
    5記載のモジュール接続構造。
  17. 【請求項17】 前記第1のコネクタは、フレキシブル
    プリント配線を有する、請求項15又は16記載のモジ
    ュール接続構造。
  18. 【請求項18】 前記第1のコネクタは、前記マザーボ
    ードと対向する位置に設けられるファンを支持する支持
    部を有する、請求項16又は17記載のモジュール接続
    構造。
  19. 【請求項19】 前記支持部は、前記ファンを隣接する
    2個のモジュール間の位置で支持する、請求項18記載
    のモジュール接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6680623B2 (en) 2001-07-30 2004-01-20 Fujitsu Limited Information processing apparatus having a reduced signal distortion between a module and a memory

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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