JP2000266595A - 太陽光センサ - Google Patents

太陽光センサ

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JP2000266595A
JP2000266595A JP11075737A JP7573799A JP2000266595A JP 2000266595 A JP2000266595 A JP 2000266595A JP 11075737 A JP11075737 A JP 11075737A JP 7573799 A JP7573799 A JP 7573799A JP 2000266595 A JP2000266595 A JP 2000266595A
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JP
Japan
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sunlight
sensor
solar cell
sun light
visible light
Prior art date
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Pending
Application number
JP11075737A
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English (en)
Inventor
Kosuke Ikeda
幸介 池田
Masamitsu Watanabe
正満 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、電極部の劣化を防止する構造
を提案して一年以上の長期の評価を容易に且つ安価に実
現する太陽光センサを提供することにある。 【解決手段】本発明は、太陽光を計測する太陽光センサ
であって、2個の太陽電池101、102と、前記各太
陽電池101、102の電池出力部301、302にそ
れぞれ対応して接続されたケーブル401、402と、
前記片方の太陽電池102の上面を覆うように設けられ
た可視光遮断部材2と、前記各太陽電池101、102
を埋設するように設けられた太陽光透過樹脂5とを具備
することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽光の強度を評価
する太陽光センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】太陽光の強度を評価する装置としては、
紫外線センサや日射量計など種々の機器等が市販され、
測定そのものは問題ない状況であるが、1台あたりの価
格が10数万円から100万円と高価であるために多数
点での種々の太陽光強度測定が困難であるという問題が
あった。
【0003】また、光センサとフィルタの組み合わせで
紫外線量などを評価する場合、短期的には問題ないが、
評価を一ヶ月以上と長期間連続して実施しようとすると
雨等で電極部が濡れで評価できなくなる。このような場
合、従来は、電極部を箱等で密封状態にして電極部が濡
れないようにするのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな密封状態でも、太陽光照射下での激しい寒暖の差な
どによって密封状態が次第に劣化して、電極部が腐食に
よる断線や絶縁不良を起こし数ヶ月の長期の連続評価に
は耐えられないという問題があった。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、電極部の劣化を防止する構造を提案して一年以上の
長期の評価を容易に且つ安価に実現する太陽光センサを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、太陽光を計測する太陽光センサであって、
2個の太陽電池と、前記各太陽電池の出力部にそれぞれ
対応して接続されたケーブルと、前記片方の太陽電池の
上面を覆うように設けられた可視光遮断部材と、前記各
太陽電池を埋設するように設けられた太陽光透過樹脂と
を具備することを特徴とするものである。
【0007】また本発明は、太陽光を計測する太陽光セ
ンサであって、太陽電池と、前記太陽電池の出力部に接
続されたケーブルと、前記太陽電池を埋設するように設
けられた可視光遮断機能を付与した太陽光透過樹脂とを
具備することを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態例を詳細に説明する。
【0009】図1は本発明の一実施形態例に係る部品配
置であり、(a)は側面図、(b)は上面図である。す
なわち、2個の矩形板状の太陽電池101、102は平
面状に並んで配置される。一方の太陽電池101の側面
で且つ下面近傍の他方の太陽電池102側には電池出力
部301が設けられ、この電池出力部301の他方の太
陽電池102側にはケーブル401が接続され、このケ
ーブル401は側面方向に導出される。また、他方の太
陽電池102の側面で且つ下面近傍の一方の太陽電池1
01側には電池出力部302が設けられ、この電池出力
部302の一方の太陽電池101側にはケーブル402
が接続され、このケーブル402は側面方向に導出され
る。前記他方の太陽電池102の上面を覆うようにして
可視光遮断部材2が設けられる。前記太陽電池101、
102、可視光遮断部材2、電池出力部301、30
2、ケーブル401、402の一部を埋設するようにし
て太陽光透過樹脂5が矩形板状に固化される。この場
合、太陽光透過樹脂5の上面には可視光遮断部材2の上
面が露出するようにされ、且つケーブル401、402
の先端は太陽光透過樹脂5より外部に引き出されるよう
にされる。6は太陽光である。
【0010】このように、2個の太陽電池101、10
2を1つは単体で使用し、もう一つは可視光遮断部材2
をカバーとして使用するものであり、それぞれの電池出
力部301、302にケーブル401、402を接続す
る。ケーブル401、402の接続後に、ケーブル40
1、402の一部を含めて全体を太陽光透過樹脂5で固
化する。そのサイズは、高々、1cm×5cm×10c
m程度であり、信号ケーブル401、402のみを有す
る小型で極めて簡便な構成である。
【0011】これらを動作させるにあたって、初めに、
この太陽光センサを市販の校正済み紫外線センサおよび
校正済み日射量計と同じ場所でいずれも水平に設置し
て、それぞれのセンサおよび計測器の出力を同時に記録
する。太陽電池101単体での出力は日射量計出力と相
関をとって校正係数を求め、可視光遮断部材2をカバー
とする太陽電池102の出力は紫外線センサ出力と相関
をとってその校正係数を求める。このような手順を本発
明の太陽光センサ1台1台において実施し、太陽光セン
サ1台1台の紫外線校正係数、日射量校正係数を求め
る。
【0012】紫外線校正係数を求める例を以下に示す。
【0013】 Vuv(t)=Kuv(V0uv )×V0uv (t) Vuv(t)は各時刻における可視光遮断部材2を使用し
た場合の太陽光センサ出力、V0uv (t)は各時刻にお
ける市販の紫外線センサ出力、Kuv(V0uv )は紫外線
強度校正係数である。図2に可視光遮断部材2を使用し
た場合の太陽光センサ出力と紫外線センサ出力との相関
関係を示す。図より、紫外線強度校正係数は紫外線セン
サ出力の大小によって係数が異なることが容易にわか
り、太陽電池毎に予めこの校正係数を求めておくもので
ある。
【0014】日射量校正係数を求める場合も、上記の紫
外線校正係数を求める場合と同様にして求めるものであ
る。
【0015】本センサの特徴は、(1)商用電源が不
要、(2)樹脂で一体化されているので水中での使用が
可能、(3)紫外線強度と可視光強度の同時測定が可
能、(4)簡便な構造のために費用が安価で長期間保守
が不要などである。
【0016】図3に本センサの実施例を示す。図3
(a)は可視光遮断部材2をカバーとする太陽電池10
2の出力の時間変化であり、ここでは、4種類の太陽電
池(604296、604249、604278、60
4251)の出力例を示す。図より、太陽電池の違いに
よって出力は大きく異なることが分かる。紫外線センサ
出力との関係から求めた紫外線強度校正係数を用いて補
正した結果を図3(b)に示す。図3(a)で出力の大
きい3種類のセンサ(604249、604278、6
04251)についてのみ補正している。その結果、そ
れぞれの出力結果はほぼ一致し、安価なセンサで紫外線
強度などを容易に評価できることを示している。
【0017】次に、本センサの用途などについて説明す
る。本センサは通常、市販の電池電源方式のデータ収集
装置と組み合わせて使用するものである。前の本センサ
の特徴で述べたように、本センサは、低コストであるこ
とから従来の紫外線測定や日射量測定の測定点数の数倍
〜数10倍の地点での測定を可能にするという利点を有
する。商用電源が不要であるので、屋外の山奥や海上な
どどのような場所でも測定が可能であり、かつ、保守が
不要であることから長期間の測定が容易であるという利
点もある。また、太陽光透過樹脂で一体化していること
から長期間の水中での使用も可能であり、例えば、水深
1mでの可視光量と水上の大気中での可視光量との同時
測定によって、水中と大気中のデータを解析することに
よって川や沼などの汚濁度の経時変化評価に使用できる
利点がある。
【0018】なお、商用電源の使用が可能な場所では、
本センサの出力を電話回線、モデムを介して逐次監視す
ることなども極めて容易であることは言うまでもない。
【0019】図4は本発明の他の実施形態例に係る部品
配置を示す側面図である。すなわち、矩形板状の太陽電
池103の側面で且つ下面近傍の端部には電池出力部3
03が設けられ、この電池出力部303の端面にはケー
ブル403が接続され、このケーブル403は側面方向
に導出される。前記太陽電池103、電池出力部30
3、ケーブル403の一部を埋設するようにして可視光
遮断機能を付与した太陽光透過樹脂7が矩形板状に固化
される。この場合、ケーブル403の先端は可視光遮断
機能を付与した太陽光透過樹脂7より外部に引き出され
るようにされる。6は太陽光である。
【0020】このように、可視光遮断機能を付与した太
陽光透過樹脂7で固形化することにより、可視光遮断部
材と太陽光透過樹脂をいっしょにした構造にすることが
できる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電極
部の劣化を防止する構造を提案して一年以上の長期の評
価を容易に且つ安価に実現する太陽光センサを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る装置構成図であ
り、(a)は側面図、(b)上面図である。
【図2】本発明の一実施形態例に係る可視光遮断部材を
使用した太陽光センサ出力と紫外線センサ出力との関係
を示す特性図である。
【図3】(a)は本発明の一実施形態例に係る可視光遮
断部材でカバーした太陽電池の出力の時間変化例を示す
特性図であり、(b)は本発明の一実施形態例に係る紫
外線強度校正係数で補正後の太陽光センサによる紫外線
強度の時間変化例を示す特性図である。
【図4】本発明の他の実施形態例を示す側面図である。
【符号の説明】
101、102、103 太陽電池 2 可視光遮断部材 301、302、303 電池出力部 401、402、403 ケーブル 5 太陽光透過樹脂 6 太陽光 7 可視光遮断機能を付与した太陽光透過樹脂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽光を計測する太陽光センサであっ
    て、 2個の太陽電池と、 前記各太陽電池の出力部にそれぞれ対応して接続された
    ケーブルと、 前記片方の太陽電池の上面を覆うように設けられた可視
    光遮断部材と、 前記各太陽電池を埋設するように設けられた太陽光透過
    樹脂とを具備することを特徴とする太陽光センサ。
  2. 【請求項2】 太陽光を計測する太陽光センサであっ
    て、 太陽電池と、 前記太陽電池の出力部に接続されたケーブルと、 前記太陽電池を埋設するように設けられた可視光遮断機
    能を付与した太陽光透過樹脂とを具備することを特徴と
    する太陽光センサ。
JP11075737A 1999-03-19 1999-03-19 太陽光センサ Pending JP2000266595A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023120717A1 (ja) * 2021-12-23 2023-06-29 京セラ株式会社 変換装置及び変換方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023120717A1 (ja) * 2021-12-23 2023-06-29 京セラ株式会社 変換装置及び変換方法
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