JP2000263359A - 静圧磁気複合軸受スピンドル装置 - Google Patents

静圧磁気複合軸受スピンドル装置

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JP2000263359A
JP2000263359A JP11071502A JP7150299A JP2000263359A JP 2000263359 A JP2000263359 A JP 2000263359A JP 11071502 A JP11071502 A JP 11071502A JP 7150299 A JP7150299 A JP 7150299A JP 2000263359 A JP2000263359 A JP 2000263359A
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Takami Ozaki
孝美 尾崎
Nobuyuki Suzuki
伸幸 鈴木
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主軸に過大な負荷が印加し、主軸と静止側部
材の間に機械的接触があった場合にも、軸受や主軸への
影響が防止できるものとする。 【解決手段】 ラジアル型の静圧磁気複合軸受6,7に
より主軸4を支持する。主軸4にラジアル隙間を介して
近接する摺動材41をハウジング5に設ける。摺動材4
1のラジアル隙間を、静圧磁気複合軸受6,7を構成す
る静圧気体軸受6A,7Aおよび磁気軸受6B,7Bの
ラジアル軸受隙間以下に設定する。摺動材41の材質は
カーボンまたは黒鉛とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高速切削加工装
置や研削加工装置等に装備される静圧磁気複合軸受スピ
ンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高能率で高精度な加工を行うためには、
高速回転が可能であって、高回転精度を有し、静剛性・
動剛性が高いスピンドル装置が必要となる。この要求に
対して静圧気体軸受と磁気軸受とを複合化したハイブリ
ッド型の非接触軸受を提案した(特願平10−0975
05号など)。これによれば、静圧気体軸受の優れた動
剛性および回転精度と、磁気軸受の優れた静剛性という
両軸受の特長を生かしたコンパクトな軸受とできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】静圧磁気複合軸受は非
接触軸受であるが、過大な負荷が作用した場合などに、
主軸が軸受面に接触する恐れがある。このような主軸の
接触に対して、従来の磁気軸受スピンドルでは、転がり
軸受からなる保護軸受が使用されている。しかし、静圧
磁気複合軸受は、磁気軸受部に静圧気体軸受を形成した
ものであるため、軸受部の主軸と磁気軸受ステータ間の
隙間が、例えば数十ミクロン以下と狭く、磁気軸受スピ
ンドルで通常使用されている転がり軸受からなる保護軸
受が使用できない。また、その静圧気体軸受面が磁気軸
受の電磁石を形成することから、静圧気体軸受面の材質
は潤滑性のない磁性金属に限られる。そのため、スピン
ドルに過大な負荷が印加された場合には、主軸と軸受面
との接触によって、軸受部に悪影響を及ぼす恐れがあ
る。
【0004】この発明の目的は、軸受隙間の狭い静圧気
体軸受部を有しながら、主軸に過大な負荷が印加し、主
軸と静止側部材の間に機械的接触があった場合にも、軸
受や主軸への影響が防止できる静圧磁気複合軸受スピン
ドル装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の静圧磁気複合
軸受スピンドル装置は、静圧気体軸受と磁気軸受とが複
合化されたラジアル型の静圧磁気複合軸受により主軸を
支持したスピンドル装置において、主軸にラジアル隙間
を介して近接する摺動材を、前記静圧磁気複合軸受の設
置されたハウジングに設けたものである。この摺動材の
ラジアル隙間は、静圧磁気複合軸受を構成する静圧気体
軸受および磁気軸受のラジアル軸受隙間以下に設定し、
かつ摺動材の材質をカーボンまたは黒鉛とする。この構
成によると、主軸に過大な負荷が印加し、主軸と静止側
の部材との間に機械的接触があった場合にも、その機械
的接触は摺動材と主軸との接触に止まる。また、摺動材
はカーボンまたは黒鉛であるため、摩擦係数が小さい。
そのためスピンドル装置は、前記接触によっても、主軸
にも、軸受面や摺動材にも損傷が生じない。
【0006】前記静圧磁気複合軸受は、前記磁気軸受の
コアが、静圧気体軸受面を形成するものであっても良
い。このように磁気軸受のコアで静圧気体軸受面を形成
した場合、軸受構成が簡素化されるが、静圧気体軸受面
の材質は潤滑性のない磁性金属に限られ、主軸との接触
回避が重要となる。そのため、摺動材で主軸を受けるこ
とによる損傷防止が効果的である。
【0007】この発明において、前記摺動材は、一つま
たは複数配置される前記ラジアル型静圧磁気複合軸受の
並びよりも主軸の端部側に配置しても良い。このように
摺動材を静圧磁気複合軸受よりも主軸の端部側に配置す
ることで、主軸が過大なラジアル負荷で傾きを生じた場
合でも、摺動材で主軸が確実に受けられ、主軸が軸受面
に接触することが防止される。
【0008】この発明において、前記摺動材は、硬さが
シェア硬度で50以上、曲げ強さが400Kgf/cm2
上、圧縮強さが700Kgf/cm2 以上で、かつ熱膨張係数
が5×10-6以下であることが好ましい。摺動材を、こ
のような硬さ、曲げ強さ、および圧縮強さを持つ材質と
することで、主軸の接触が生じた場合の摺動材の損傷が
防止される。また、摺動材の熱膨張係数を上記の範囲と
することで、静圧磁気複合軸受の磁気軸受部分に一般に
用いられる軟磁性金属に対して熱膨張係数が同等以下と
なり、摺動材の熱膨張に伴う内径の増大が前記コアと同
等以下となる。そのため、温度上昇時に主軸に過大なラ
ジアル負荷が作用しても、確実に摺動材で受けることが
できる。カーボンおよび黒鉛は、上記の各材質上の要求
を満足するものにできる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図4と共に説明する。この静圧磁気複合軸受スピンド
ル装置1は、主軸4を、ハウジング5に設置された複数
のラジアル型の静圧磁気複合軸受6,7と、アキシアル
型の静圧磁気複合軸受8,9とで支持し、スピンドル駆
動源10を設けたものである。スピンドル駆動源10
は、ハウジング5に内蔵のモータであって、主軸4に一
体に設けたられたロータ21と、ハウジング5に設置さ
れたステータ22とで構成され、ビルトインモータ形式
のスピンドル装置1を構成する。主軸4の先端には、工
具11を取付けるチャック12が設けられている。各軸
受6〜9とスピンドル駆動源10の配置は、この例で
は、主軸4の前部(工具側部)および後部をラジアル型
の静圧磁気複合軸受6,7で支持し、その中間をアキシ
アル型の静圧磁気複合軸受8,9で支持し、後端にスピ
ンドル駆動源10を配置した構成としてある。
【0010】この構成のスピンドル装置1において、主
軸4に内径面がラジアル隙間を介して近接する摺動材4
1をハウジング5に設置してある。摺動材41は、ラジ
アル型静圧磁気複合軸受6,7の並びよりも主軸4の前
端側および後端側に各々配置してある。各摺動材41
は、リング状の部材であって、ハウジング5に設けられ
た摺動材嵌合部に嵌合状態に取付けられている。摺動材
41の内径面41aは円筒面状とされ、この内径面41
aと主軸4の外径面との間のラジアル隙間d3(図3)
は、ラジアル型の各静圧磁気複合軸受6,7を構成する
静圧気体軸受6A,7Aおよび磁気軸受6B,7Bのラ
ジアル軸受隙間d以下に設定してある。摺動材41の材
質は、カーボンまたは黒鉛であって、硬さがシェア硬度
で50以上、曲げ強さが400Kgf/cm2 以上、圧縮強さ
が700Kgf/cm2 以上で、かつ熱膨張係数が5×10-6
以下としてある。
【0011】各静圧磁気複合軸受6〜9の構成を説明す
る。ラジアル型の各静圧磁気複合軸受6,7は、互いに
同じ構成のものであり、片方の軸受6につき、図2に横
断面を示すと共に、図3に縦断面を拡大して示す。静圧
磁気複合軸受6,7は、各々静圧気体軸受6A,7Aと
磁気軸受6B,7Bとを複合化させたものである。この
明細書で言う複合化とは、静圧および磁気の両形式の軸
受を共通部分が生じるように組み合わせることを意味
し、例えば、静圧気体軸受面と磁気軸受面とに共通部分
(ラジアル軸受では軸方向の重なり部分)を生じさせる
か、あるいは両形式の軸受に少なくとも一部の部品が共
通化されるものであれば良い。
【0012】この実施形態では、図3に示すように、磁
気軸受6B,7Bの電磁石のコア23に、静圧気体軸受
6A,7Aの絞り24aを設けることで、コア23で静
圧気体軸受面の一部を構成している。コア23は、軸方
向に離れた一対の主コア部23a,23aと、これら主
コア部23a,23aを連結した連結コア部23bと、
両主コア部23a,23aの主軸側端から対向して延び
る延出部23c,23cとで、縦断面がC字状に形成さ
れている。主コア部23aと延出部23cの内径側面
は、主軸4と所定の磁気ギャップを形成する円筒面とさ
れている。磁気軸受6B,7Bは、このコア23の連結
コア部23bにコイル25を巻装したものである。コイ
ル25は、樹脂材等の非磁性体26に埋め込まれてい
る。
【0013】静圧気体軸受6A,7Aは、コア23およ
び非磁性体26の内径側面で形成されて主軸4との間に
軸受隙間dを形成する静圧磁気受面6Aa,7Aaと、
コア23の各主コア部23a,23aに設けられて静圧
軸受面6Aa,7Aaに開口する絞り24aとで構成さ
れる。絞り24aは、各主コア部23aの外径側面に開
口した給気孔24の先端に設けられている。図2に階段
断面を示すように、コア23は、主軸4の回りの円周方
向複数箇所(同図の例では4箇所)に配置されてハウジ
ング5に固定されている。円周方向に隣合うコア23間
の隙間は、樹脂材等の非磁性体27で埋められている。
この非磁性体27は、コイル25の周囲の非磁性体26
(図4)と一体のものであっても良い。これら非磁性体
26,27と、コア23とで、前記静圧磁気軸受6A
a,7Aaが構成される。
【0014】磁気軸受6B,7Bは、主軸4とコア23
との磁気ギャップの変位を検出する変位検出手段28を
有している。この変位検出手段28は、変位量を直接に
検出するものであっても良いが、この例では、静圧軸受
隙間dの静圧を検出することで、その圧力検出値を変位
量に換算して磁気ギャップの変位を検出するものとして
ある。具体的には、変位検出手段28は、静圧軸受隙間
dに先端が開口した圧力検出用の通気路28aと、この
通気路28aに連通したセンサ28bとで構成される。
センサ28bは、図1のようにコア23から軸方向に離
れた位置に配置されている。通気路28aは、細孔また
はパイプで形成されていて、静圧軸受隙間dにはコア2
3の延出部23c,23c間における非磁性体26の部
分で開口している。図2は、図面を見易くするために絞
り24aと通気路28aの開口位置を周方向にずらせて
図示してあるが、実際は互いに周方向の同じ位置とされ
ている。
【0015】図4は、アキシアル型の静圧磁気複合軸受
8,9の拡大図である。この一対の軸受8,9は、主軸
4に設けられた鍔部4aの両面に対向してハウジング5
内に設置されたものであり、互いに一つの両面式アキシ
アル型静圧気体軸受30を構成する。両側の静圧磁気複
合軸受8,9は、互いに同じ構成のものである。これら
静圧磁気複合軸受8,9は、各々静圧気体軸受8A,9
Aと磁気軸受8B,9Bとを複合化させたものである。
この実施形態では、磁気軸受8B,9Bの電磁石のコア
33に、静圧気体軸受8A,9Aの絞り34aを設ける
ことで、軸受構成部品の共通化と共に、軸受面の一部が
軸方向に重なるようにしてある。コア33は、スピンド
ル鍔部4aの対向面に開き部33dが生じるように、縦
断面形状がC字状に形成され、その内部にコイル35が
収められている。開き部33dは非磁性体で埋められて
いる。コア33は、図示の例では断面L字状の内周コア
部33aと外周コア部33bとの組立構成としてある
が、一体物であっても良い。コア33には軸方向に間座
29が隣接している。
【0016】アキシアル型の静圧気体軸受8A,9A
は、コア33の側面で形成されてスピンドル鍔部4aと
の間に軸受隙間d2を形成する静圧軸受面8Aa,9A
aと、コア33に設けられて静圧軸受面8Aa,9Aa
に開口する絞り34aとで構成される。絞り34aは、
コア33の外径側面に開口した給気孔34の先端に設け
られている。
【0017】アキシアル型の磁気軸受8B,9Bは、ス
ピンドル鍔部4aとコア33との磁気ギャップの変位を
検出する変位検出手段38を有している。この変位検出
手段38も、変位量を直接に検出するものであっても良
いが、この例では、静圧軸受隙間d2の静圧を検出する
ことで、その圧力検出値を変位量に換算して磁気ギャッ
プの変位を検出するものとしてある。具体的には、変位
検出手段38は、静圧軸受隙間d2に先端が開口した圧
力検出用の通気路38aと、この通気路38aに連通し
たセンサ38b(図1)とで構成される。
【0018】各静圧磁気複合軸受6〜9における静圧気
体軸受6A〜9Aの給気孔24,34には、ハウジング
5内に設けられた給気孔40の給気入口40aから、圧
縮空気またはその他の圧縮気体が供給される。
【0019】この構成のスピンドル装置1によると、主
軸4に近接する摺動材41を設け、そのラジアル隙間d
3(図3)を、各ラジアル型静圧磁気複合軸受6,7の
静圧気体軸受面6Aa,7Aaのラジアル隙間d以下に
したため、主軸4に過大な負荷が印加し、主軸4と静止
側の部材との間に機械的接触があった場合にも、その機
械的接触は摺動材41と主軸4との接触に止まる。ま
た、摺動材41はカーボンまたは黒鉛であるため、摩擦
係数が小さい。そのためスピンドル装置1は、前記接触
によっても、主軸4にも、また軸受面6Aa,7Aaや
摺動材41にも損傷が生じない。磁気軸受6B,7Bの
コア23で静圧気体軸受面6Aa,7Aaを形成したた
め、軸受構成が簡素化されるが、静圧気体軸受面6A
a,7Aaの材質は潤滑性のない磁性金属に限られ、主
軸4との接触回避が重要となる。そのため、摺動材41
で主軸4を受けることによる損傷防止が効果的である。
また、摺動材41を静圧磁気複合軸受6,7の並びより
も主軸端部側に配置したため、主軸4が過大なラジアル
負荷で傾きを生じた場合でも、摺動材41で主軸4を確
実に受け、主軸4が軸受面6Aa,7Aaに接触するこ
とが防止される。摺動材41は、硬さがシェア硬度で5
0以上、曲げ強さが400Kgf/cm2 以上、圧縮強さが7
00Kgf/cm2 以上で、かつ熱膨張係数が5×10-6以下
であるが、このような硬さ、曲げ強さ、および圧縮強さ
を持つ材質とすることで、主軸4の接触が生じた場合の
摺動材41の損傷が防止される。また、摺動材41の熱
膨張係数を上記の範囲とすることで、静圧磁気複合軸受
6,7の磁気軸受6B,7Bのコア23に一般に用いら
れる軟磁性金属に対して熱膨張係数が同等以下となり、
摺動材41の熱膨張に伴う内径の増大がコア23と同等
以下となる。そのため、温度上昇時に主軸4に過大なラ
ジアル負荷が作用しても、確実に摺動材41で受けるこ
とができる。カーボンおよび黒鉛は、上記の各材質上の
要求を満足するものとできる。
【0020】図5は、この発明の他の実施形態にかかる
静圧磁気複合軸受スピンドル装置1Aを示す。同図の例
において、図1の実施形態と対応する部分には同一の符
号を付してある。この実施形態では、主軸4を支持した
前後のラジアル型の静圧磁気複合軸受6,7の中間にス
ピンドル駆動装置10を配置し、後方の静圧磁気複合軸
受7よりも端部側にアキシアル型の静圧磁気複合軸受
8,9が配置してある。摺動材41は、これらの静圧磁
気複合軸受6〜9の並びよりも前端側および後端側に位
置してハウジング5に設けられている。また、この実施
形態では、静圧磁気複合軸受6〜9の変位検出手段4
3,44は、渦電流センサ等の磁気的に主軸4の変位を
検出するものが使用されている。この実施形態における
各静圧磁気複合軸受6〜9の具体的構成は、図1の例と
は異なるが、いずれも静圧気体軸受6A〜9Aと磁気軸
受6B〜9Bを複合化させ、また磁気軸受6B〜9Bの
電磁石コア23,33で静圧気体軸受面の一部を構成し
たものである。この実施形態における摺動材41のラジ
アル隙間と各ラジアル型静圧磁気複合軸受6,7のラジ
アル隙間との関係、および摺動材41の材質は、図1の
実施形態と同じである。
【0021】なお、前記各実施形態では、ラジアル型の
静圧磁気複合軸受6,7における静圧気体軸受6A,7
Aのラジアル隙間と、磁気軸受6B,7Bのラジアル隙
間を同じとしたが、両者のラジアル隙間は互いに異なっ
ていても良い。その場合、狭い方のラジアル隙間より
も、さらに摺動材41のラジアル隙間を狭くする。
【0022】
【発明の効果】この発明の静圧磁気複合軸受スピンドル
装置は、主軸にラジアル隙間を介して近接する摺動材を
設け、そのラジアル隙間を静圧気体軸受および磁気軸受
のラジアル軸受隙間以下に設定し、かつ摺動材の材質を
カーボンまたは黒鉛としたため、軸受隙間の狭い静圧気
体軸受部を有しながら、主軸に過大な負荷が印加し、主
軸と静止側部材の間に機械的接触があった場合にも、軸
受や主軸への影響が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるスピンドル装置
の縦断側面図である。
【図2】同スピンドル装置の横断正面図である。
【図3】ラジアル型の静圧磁気複合軸受の拡大断面図で
ある。
【図4】アキシアル型の静圧磁気複合軸受の拡大断面図
である。
【図5】この発明の他の実施形態にかかるスピンドル装
置の縦断側面図である。
【符号の説明】
1…スピンドル装置 4…主軸 5…ハウジング 6〜9…静圧磁気複合軸受 6A〜9A…静圧気体軸受 6B〜9B…磁気軸受 6Aa,7Aa…静圧気体軸受面 10…スピンドル駆動源 41…摺動材 d…軸受のラジアル隙間 d3…摺動材のラジアル隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C045 FD14 FD16 3C048 BC03 CC00 CC07 DD11 3J102 AA01 AA02 BA03 BA19 CA14 DA02 DA03 DA09 EA02 EA06 EA12 FA30 GA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静圧気体軸受と磁気軸受とが複合化され
    たラジアル型の静圧磁気複合軸受により主軸を支持した
    スピンドル装置において、主軸にラジアル隙間を介して
    近接する摺動材を、前記静圧磁気複合軸受の設置された
    ハウジングに設け、この摺動材のラジアル隙間を、前記
    静圧磁気複合軸受を構成する静圧気体軸受および磁気軸
    受のラジアル軸受隙間以下に設定し、かつ前記摺動材の
    材質を、カーボンまたは黒鉛とした静圧磁気複合軸受ス
    ピンドル装置。
  2. 【請求項2】 前記静圧磁気複合軸受は、前記磁気軸受
    のコアが、静圧気体軸受面を形成するものである請求項
    1記載の静圧磁気複合軸受スピンドル装置。
  3. 【請求項3】 前記摺動材は、一つまたは複数配置され
    る前記ラジアル型静圧磁気複合軸受の並びよりも主軸の
    端部側に配置した請求項1または請求項2記載の静圧磁
    気複合軸受スピンドル装置。
  4. 【請求項4】 前記摺動材は、硬さがシェア硬度で50
    以上、曲げ強さが400Kgf/cm2 以上、圧縮強さが70
    0Kgf/cm2 以上で、かつ熱膨張係数が5×10-6以下で
    ある請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の静圧磁
    気複合軸受スピンドル装置。
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