JP2000262997A - エアロゾル洗浄装置 - Google Patents
エアロゾル洗浄装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアロゾルノズル及び加速ノズルと被洗浄物
間の距離を各々適切に設定し、洗浄力を格段に向上させ
る。 【解決手段】 エアロゾルノズル20及び加速ノズル5
6と被洗浄物10表面間の相対距離を、エアロゾルノズ
ル内の温度・圧力、洗浄室42内の圧力、洗浄室内をパ
ージするためのパージガス66の量、加速ガス58の量
に応じて、所定範囲に設定する。
間の距離を各々適切に設定し、洗浄力を格段に向上させ
る。 【解決手段】 エアロゾルノズル20及び加速ノズル5
6と被洗浄物10表面間の相対距離を、エアロゾルノズ
ル内の温度・圧力、洗浄室42内の圧力、洗浄室内をパ
ージするためのパージガス66の量、加速ガス58の量
に応じて、所定範囲に設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアロゾル洗浄装
置に係り、特に、半導体用ウェハのような基板の表面を
洗浄する際に用いるのに好適な、洗浄力を格段に向上さ
せて、強固に付着した汚染物を除去することが可能なエ
アロゾル洗浄装置に関する。
置に係り、特に、半導体用ウェハのような基板の表面を
洗浄する際に用いるのに好適な、洗浄力を格段に向上さ
せて、強固に付着した汚染物を除去することが可能なエ
アロゾル洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI製造工程における半導体用ウェハ
の表面上や、液晶(LCD)あるいは太陽電池等の表面
上の微粒子(パーティクル)や汚れは、最終製品の歩留
りを大きく低下させるため、前記ウェハ等の表面洗浄が
極めて重要である。
の表面上や、液晶(LCD)あるいは太陽電池等の表面
上の微粒子(パーティクル)や汚れは、最終製品の歩留
りを大きく低下させるため、前記ウェハ等の表面洗浄が
極めて重要である。
【0003】従って従来から、種々の表面洗浄方法が提
案されており、半導体製造を例に採ると、超音波併用の
純水洗浄、純水中に薬液(例えばアンモニア過酸化水素
液や硫酸過酸化水素液)を加えた溶液中に被洗浄物を浸
漬し、洗浄する等の湿式洗浄方式が用いられている。
案されており、半導体製造を例に採ると、超音波併用の
純水洗浄、純水中に薬液(例えばアンモニア過酸化水素
液や硫酸過酸化水素液)を加えた溶液中に被洗浄物を浸
漬し、洗浄する等の湿式洗浄方式が用いられている。
【0004】しかしながら、この種の湿式洗浄方式は、
各種設備の設置面積が大きく、廃液処理も必要であると
いう問題がある。
各種設備の設置面積が大きく、廃液処理も必要であると
いう問題がある。
【0005】一方、液体を用いない乾式洗浄方式とし
て、ガスを加え化学反応を利用したドライクリーニング
があるが、パーティクル状の汚染物が除去できないとい
う問題がある。
て、ガスを加え化学反応を利用したドライクリーニング
があるが、パーティクル状の汚染物が除去できないとい
う問題がある。
【0006】更に、ドライアイスや氷、アルゴン固体等
の微粒子を、被洗浄物表面に衝突させて、パーティクル
を除去することも考えられているが、氷を用いた場合に
は、被洗浄物の表面が損傷を受ける恐れがあり、ドライ
アイスを用いた場合には、特に鉄鋼や石油精製の廃ガス
を原料とする市販品では、ドライアイス自体が汚れてい
るため、不純物汚染の問題がある。
の微粒子を、被洗浄物表面に衝突させて、パーティクル
を除去することも考えられているが、氷を用いた場合に
は、被洗浄物の表面が損傷を受ける恐れがあり、ドライ
アイスを用いた場合には、特に鉄鋼や石油精製の廃ガス
を原料とする市販品では、ドライアイス自体が汚れてい
るため、不純物汚染の問題がある。
【0007】これらに対して、特開平6−252114
や特開平6−295895に記載された、アルゴン固体
の微粒子を含むエアロゾル(アルゴンエアロゾルと称す
る)を減圧零囲気中で衝突させて表面洗浄を行う方法に
よれば、上記のような問題は存在しない。
や特開平6−295895に記載された、アルゴン固体
の微粒子を含むエアロゾル(アルゴンエアロゾルと称す
る)を減圧零囲気中で衝突させて表面洗浄を行う方法に
よれば、上記のような問題は存在しない。
【0008】このアルゴンエアロゾルを用いたウェハ洗
浄装置の一例の全体構成の管路図を図1に、同じく平面
図を図2に示す。
浄装置の一例の全体構成の管路図を図1に、同じく平面
図を図2に示す。
【0009】この例において、マスフローコントローラ
30、32によりその流量を制御されたアルゴンガスと
窒素ガスは、フィルタ34を通過した後、例えばヘリウ
ム(He)クライオ冷凍機36を用いた熱交換器38内
で冷却されてから、エアロゾルノズル20に開けられた
多数の微細なノズル孔22より、エアロゾル24となっ
て、真空ポンプ40で真空引きされている、ウェハ洗浄
用の洗浄室42内に噴出する。
30、32によりその流量を制御されたアルゴンガスと
窒素ガスは、フィルタ34を通過した後、例えばヘリウ
ム(He)クライオ冷凍機36を用いた熱交換器38内
で冷却されてから、エアロゾルノズル20に開けられた
多数の微細なノズル孔22より、エアロゾル24となっ
て、真空ポンプ40で真空引きされている、ウェハ洗浄
用の洗浄室42内に噴出する。
【0010】ウェハ10は、ウェハスキャン機構44に
よりX軸方向及びY軸方向にスキャンされるXYスキャ
ンステージ(プロセスハンドとも称する)46上に載っ
ており、ウェハ全面が洗浄可能となっている。
よりX軸方向及びY軸方向にスキャンされるXYスキャ
ンステージ(プロセスハンドとも称する)46上に載っ
ており、ウェハ全面が洗浄可能となっている。
【0011】又、パーティクルのウェハ面への再付着防
止の目的で、洗浄室42の一端(図2の左端)から、マ
スフローコントローラ62及びフィルタ64を介して流
入される窒素ガスをパージガス66として、洗浄室42
内に供給することも考えられている。
止の目的で、洗浄室42の一端(図2の左端)から、マ
スフローコントローラ62及びフィルタ64を介して流
入される窒素ガスをパージガス66として、洗浄室42
内に供給することも考えられている。
【0012】図2に示す如く、カセット交換用に2つ設
けられた、装置外部からカセット72に収容されたウェ
ハ10を搬入するための、真空状態に排気されるカセッ
ト室70内のウェハ10は、ウェハ10をハンドリング
するロボット室(搬送室とも称する)80内に配設され
た真空内搬送ロボット(真空ロボットと称する)82の
ロボットアーム84の先端に取付けられたロボットハン
ド86により、ゲートバルブ74、76を通過して、洗
浄室42へのウェハ10の受け渡しをするバッファ室9
0内の前記XYスキャンステージ46上に移送される。
図において、73は、カセット72を載置するためのカ
セットステージである。
けられた、装置外部からカセット72に収容されたウェ
ハ10を搬入するための、真空状態に排気されるカセッ
ト室70内のウェハ10は、ウェハ10をハンドリング
するロボット室(搬送室とも称する)80内に配設され
た真空内搬送ロボット(真空ロボットと称する)82の
ロボットアーム84の先端に取付けられたロボットハン
ド86により、ゲートバルブ74、76を通過して、洗
浄室42へのウェハ10の受け渡しをするバッファ室9
0内の前記XYスキャンステージ46上に移送される。
図において、73は、カセット72を載置するためのカ
セットステージである。
【0013】ウェハスキャン機構44により駆動される
XYスキャンステージ46上のウェハ10は、バッファ
室90から洗浄室42内に運ばれ、エアロゾルノズル2
0の下で、Y軸方向及びX軸方向にスキャンされる。
XYスキャンステージ46上のウェハ10は、バッファ
室90から洗浄室42内に運ばれ、エアロゾルノズル2
0の下で、Y軸方向及びX軸方向にスキャンされる。
【0014】このようにしてエアロゾルノズル20から
吹き出すエアロゾル24により表面全面が洗浄されたウ
ェハ10は、バッファ室90に搬入された経路を逆に辿
って、カセット室70に戻される。
吹き出すエアロゾル24により表面全面が洗浄されたウ
ェハ10は、バッファ室90に搬入された経路を逆に辿
って、カセット室70に戻される。
【0015】このようなエアロゾル(例えばアルゴンエ
アロゾル)によるウェハ洗浄装置の洗浄能力は、主に、
エアロゾルノズル20内の温度・圧力、洗浄室42内の
圧力、パージガス66の量、及び、エアロゾルノズル2
0とウェハ10間の距離により決定される。
アロゾル)によるウェハ洗浄装置の洗浄能力は、主に、
エアロゾルノズル20内の温度・圧力、洗浄室42内の
圧力、パージガス66の量、及び、エアロゾルノズル2
0とウェハ10間の距離により決定される。
【0016】洗浄能力の中でも、洗浄力(不純物除去
率)を決定するパラメータの1つが、エアロゾルノズル
20とウェハ10間の距離であり、この距離はできるだ
け短いことが望ましいと思われていた。
率)を決定するパラメータの1つが、エアロゾルノズル
20とウェハ10間の距離であり、この距離はできるだ
け短いことが望ましいと思われていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エアロ
ゾルノズル20から吹き出すエアロゾル24のみを用い
た洗浄では、エアロゾルノズル20とウェハ10間の距
離を最適に調整しても、その洗浄力に限界があり、強固
に付着している不純物を洗浄除去することが困難であっ
た。
ゾルノズル20から吹き出すエアロゾル24のみを用い
た洗浄では、エアロゾルノズル20とウェハ10間の距
離を最適に調整しても、その洗浄力に限界があり、強固
に付着している不純物を洗浄除去することが困難であっ
た。
【0018】このような問題点を解決するべく、加速ノ
ズル56を設けて、マスフローコントローラ52及びフ
ィルタ54を介して該加速ノズル56に窒素ガスを供給
し、該加速ノズル56から吹き出す加速ガス58により
エアロゾル24を加速することが考えられているが、エ
アロゾルノズル20及び加速ノズル56とウェハ10表
面間の相対関係によっては、十分な洗浄能力を発揮する
ことができなかった。
ズル56を設けて、マスフローコントローラ52及びフ
ィルタ54を介して該加速ノズル56に窒素ガスを供給
し、該加速ノズル56から吹き出す加速ガス58により
エアロゾル24を加速することが考えられているが、エ
アロゾルノズル20及び加速ノズル56とウェハ10表
面間の相対関係によっては、十分な洗浄能力を発揮する
ことができなかった。
【0019】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたもので、エアロゾルノズル及び加速ノズルと
被洗浄物間の距離を各々適切に設定して、洗浄力を格段
に向上させることを課題とする。
くなされたもので、エアロゾルノズル及び加速ノズルと
被洗浄物間の距離を各々適切に設定して、洗浄力を格段
に向上させることを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、微細径のノズ
ル孔が多数並設されたエアロゾルノズルから洗浄室内に
吹き出したエアロゾルを、加速ノズルから吹き出した加
速ガスで加速して、被洗浄物の表面に衝突させ、洗浄す
るエアロゾル洗浄装置において、前記エアロゾルノズル
及び加速ノズルと被洗浄物表面間の相対距離を所定範囲
に設定することにより、前記課題を解決したものであ
る。
ル孔が多数並設されたエアロゾルノズルから洗浄室内に
吹き出したエアロゾルを、加速ノズルから吹き出した加
速ガスで加速して、被洗浄物の表面に衝突させ、洗浄す
るエアロゾル洗浄装置において、前記エアロゾルノズル
及び加速ノズルと被洗浄物表面間の相対距離を所定範囲
に設定することにより、前記課題を解決したものであ
る。
【0021】又、前記相対距離を、エアロゾルノズル内
の温度・圧力、洗浄室内の圧力、洗浄室内をパージする
ためのパージガス量、加速ガス量に応じて設定するよう
にしたものである。
の温度・圧力、洗浄室内の圧力、洗浄室内をパージする
ためのパージガス量、加速ガス量に応じて設定するよう
にしたものである。
【0022】発明者らの研究により、洗浄力を向上させ
る目的で、エアロゾルを加速するための加速ノズルを採
用している場合、その洗浄能力は、主に、エアロゾルノ
ズル内の温度・圧力、洗浄室内の圧力、パージガス量、
加速ガス量、エアロゾルノズル・加速ノズル・被洗浄物
表面間の相対距離により決定されることが判明した。
る目的で、エアロゾルを加速するための加速ノズルを採
用している場合、その洗浄能力は、主に、エアロゾルノ
ズル内の温度・圧力、洗浄室内の圧力、パージガス量、
加速ガス量、エアロゾルノズル・加速ノズル・被洗浄物
表面間の相対距離により決定されることが判明した。
【0023】これらのパラメータは、複雑に関連して洗
浄能力を決定しているが、洗浄能力の中でも、洗浄力を
決定する重要なパラメータの1つが、エアロゾルノズル
・加速ノズル・被洗浄物表面間の相対距離である。
浄能力を決定しているが、洗浄能力の中でも、洗浄力を
決定する重要なパラメータの1つが、エアロゾルノズル
・加速ノズル・被洗浄物表面間の相対距離である。
【0024】即ち、エアロゾルノズル内の温度・圧力、
洗浄室内の圧力、パージガス量、加速ガス量等をある一
定の値に設定したとき、エアロゾルノズル・加速ノズル
・被洗浄物表面間の相対距離を最適に設定すると、その
洗浄力は格段に向上する。
洗浄室内の圧力、パージガス量、加速ガス量等をある一
定の値に設定したとき、エアロゾルノズル・加速ノズル
・被洗浄物表面間の相対距離を最適に設定すると、その
洗浄力は格段に向上する。
【0025】即ち、発明者の研究によると、エアロゾル
ノズル及び加速ノズルとウェハ間の距離と洗浄力の間に
は、図3に示すような関係があり、各ノズルとウェハ間
の距離が短すぎると、エアロゾルは加速ガスにより十分
加速されないままウェハ表面に到達してしまい、その洗
浄力は十分ではない。逆に、その距離が長すぎても、加
速ガスにより一度加速されたエアロゾルが、減速してか
らウェハ表面に到達することになり、その洗浄力も十分
でない。
ノズル及び加速ノズルとウェハ間の距離と洗浄力の間に
は、図3に示すような関係があり、各ノズルとウェハ間
の距離が短すぎると、エアロゾルは加速ガスにより十分
加速されないままウェハ表面に到達してしまい、その洗
浄力は十分ではない。逆に、その距離が長すぎても、加
速ガスにより一度加速されたエアロゾルが、減速してか
らウェハ表面に到達することになり、その洗浄力も十分
でない。
【0026】一方、加速ガスの量と洗浄力の間には、図
4に示すような関係があり、図4(A)に示す如く、加
速ガス(ここでは窒素ガス)量が少ない場合(30リッ
トル/分)よりも、図4(B)に示す如く、加速ガス量
が多い場合(100リットル/分)の方が洗浄力が強く
なり、一般に、加速ガス量が多いほど、洗浄力は強くな
る。
4に示すような関係があり、図4(A)に示す如く、加
速ガス(ここでは窒素ガス)量が少ない場合(30リッ
トル/分)よりも、図4(B)に示す如く、加速ガス量
が多い場合(100リットル/分)の方が洗浄力が強く
なり、一般に、加速ガス量が多いほど、洗浄力は強くな
る。
【0027】又、パージガス量は、洗浄室内圧力との関
係で決定する。即ち、再付着を防止するには、パージガ
ス量が多い方が良いが、洗浄室内圧力が高くなってしま
う。
係で決定する。即ち、再付着を防止するには、パージガ
ス量が多い方が良いが、洗浄室内圧力が高くなってしま
う。
【0028】いずれにしても、最適な関係は、実験的に
求めることができる。
求めることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施形態を詳細に説明する。
施形態を詳細に説明する。
【0030】図1及び2に示したようなエアロゾル洗浄
装置において、エアロゾルノズル20、加速ノズル5
6、ウェハ10表面間の相対距離を最適に設定すると、
その洗浄力を格段に向上させることができる。
装置において、エアロゾルノズル20、加速ノズル5
6、ウェハ10表面間の相対距離を最適に設定すると、
その洗浄力を格段に向上させることができる。
【0031】エアロゾルノズル及び加速ノズルとウェハ
表面間の距離が異なる場合の洗浄力を示す実験例とし
て、図5(A)に断面形状を示すような、a〜lの12
段を有する階段状のアルミニウム(A6061)材のテ
ストピース100を用いた時の洗浄後の表面性状の観察
例を図6乃至17に示す。
表面間の距離が異なる場合の洗浄力を示す実験例とし
て、図5(A)に断面形状を示すような、a〜lの12
段を有する階段状のアルミニウム(A6061)材のテ
ストピース100を用いた時の洗浄後の表面性状の観察
例を図6乃至17に示す。
【0032】段差の違いが、エアロゾルノズル及び加速
ノズルとウェハ表面間の距離差に匹敵しているが、段差
の違いによりアルミニウム材が削られた洗浄痕に明らか
な差が生じている。各段a〜lに対応する写真位置と洗
浄力の関係をまとめて示すと図5(B)に示す如くとな
る。
ノズルとウェハ表面間の距離差に匹敵しているが、段差
の違いによりアルミニウム材が削られた洗浄痕に明らか
な差が生じている。各段a〜lに対応する写真位置と洗
浄力の関係をまとめて示すと図5(B)に示す如くとな
る。
【0033】エアロゾルノズル内温度・圧力、洗浄室内
の圧力、パージガス量、加速ガス量等を、ある一定の値
に設定した本実験例においては、明らかに上段から5段
目当たりで、その洗浄力が最強となっている。
の圧力、パージガス量、加速ガス量等を、ある一定の値
に設定した本実験例においては、明らかに上段から5段
目当たりで、その洗浄力が最強となっている。
【0034】この5段目の部分eの顕微鏡写真を図18
に示す。図18(A)は、洗浄されていない機械加工面
の状態で、図18(B)、(C)、(D)は洗浄痕部分
であり、この順に拡大した顕微鏡写真であるが、アルミ
ニウム材がアルゴンエアロゾルにより削られていること
が分かる。
に示す。図18(A)は、洗浄されていない機械加工面
の状態で、図18(B)、(C)、(D)は洗浄痕部分
であり、この順に拡大した顕微鏡写真であるが、アルミ
ニウム材がアルゴンエアロゾルにより削られていること
が分かる。
【0035】エアロゾルノズル内の温度・圧力、洗浄室
内の圧力、パージガス量、加速ガス量等をある一定に設
定し、且つ、エアロゾルノズル・加速ノズル・ウェハ表
面間の相対距離を最適に設定して、洗浄力を格段に向上
させて強固に付着した汚染物を除去した例として、ウェ
ハをCMP(化学機械研磨)用シリカスラリ溶液に沈漬
させてから自然乾燥したサンプルを洗浄した所、洗浄が
進むに連れて、白濁した膜となって付着しているシリカ
スラリが除去されるのが明確に確認できた。
内の圧力、パージガス量、加速ガス量等をある一定に設
定し、且つ、エアロゾルノズル・加速ノズル・ウェハ表
面間の相対距離を最適に設定して、洗浄力を格段に向上
させて強固に付着した汚染物を除去した例として、ウェ
ハをCMP(化学機械研磨)用シリカスラリ溶液に沈漬
させてから自然乾燥したサンプルを洗浄した所、洗浄が
進むに連れて、白濁した膜となって付着しているシリカ
スラリが除去されるのが明確に確認できた。
【0036】なお、前記実施形態においては、エアロゾ
ルとしてアルゴンエアロゾルが用いられ、加速ガス及び
パージガスとして窒素ガスが用いられていたが、エアロ
ゾルや加速ガスやパージガスの種類は、これらに限定さ
れない。
ルとしてアルゴンエアロゾルが用いられ、加速ガス及び
パージガスとして窒素ガスが用いられていたが、エアロ
ゾルや加速ガスやパージガスの種類は、これらに限定さ
れない。
【0037】又、前記実施形態においては、本発明が、
半導体用ウェハの洗浄装置に適用されていたが、本発明
の適用対象は、これに限定されず、半導体用マスク、フ
ラットパネル用基板、磁気ディスク基板、フライングヘ
ッド用基板等の洗浄装置にも、同様に適用できることは
明らかである。
半導体用ウェハの洗浄装置に適用されていたが、本発明
の適用対象は、これに限定されず、半導体用マスク、フ
ラットパネル用基板、磁気ディスク基板、フライングヘ
ッド用基板等の洗浄装置にも、同様に適用できることは
明らかである。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、洗浄力を格段に向上さ
せて、強固に付着した汚染物を除去することが可能とな
る。
せて、強固に付着した汚染物を除去することが可能とな
る。
【図1】本発明が適用される、エアロゾルによるウェハ
洗浄装置の一例の全体構成を示す管路図
洗浄装置の一例の全体構成を示す管路図
【図2】同じく平面図
【図3】本発明の原理を説明するための、エアロゾルノ
ズル及び加速ノズルとウェハ間の距離と洗浄力の関係の
例を示す線図
ズル及び加速ノズルとウェハ間の距離と洗浄力の関係の
例を示す線図
【図4】同じく加速ガス量と洗浄力の関係の例を示す線
図
図
【図5】本発明の実施形態における洗浄力評価テストピ
ースの断面形状と洗浄力の関係を示す線図
ースの断面形状と洗浄力の関係を示す線図
【図6】図5の段aにおける洗浄痕の拡大図
【図7】同じく段bにおける洗浄痕の拡大図
【図8】同じく段cにおける洗浄痕の拡大図
【図9】同じく段dにおける洗浄痕の拡大図
【図10】同じく段eにおける洗浄痕の拡大図
【図11】同じく段fにおける洗浄痕の拡大図
【図12】同じく段gにおける洗浄痕の拡大図
【図13】同じく段hにおける洗浄痕の拡大図
【図14】同じく段iにおける洗浄痕の拡大図
【図15】同じく段jにおける洗浄痕の拡大図
【図16】同じく段kにおける洗浄痕の拡大図
【図17】同じく段lにおける洗浄痕の拡大図
【図18】段eにおける洗浄前及び洗浄後の拡大図
20…エアロゾルノズル 24…エアロゾル 42…洗浄室 56…加速ノズル 58…加速ガス 66…パージガス
Claims (2)
- 【請求項1】微細径のノズル孔が多数並設されたエアロ
ゾルノズルから洗浄室内に吹き出したエアロゾルを、加
速ノズルから吹き出した加速ガスで加速して、被洗浄物
の表面に衝突させ、洗浄するエアロゾル洗浄装置におい
て、 前記エアロゾルノズル及び加速ノズルと被洗浄物表面間
の相対距離が所定範囲に設定されていることを特徴とす
るエアロゾル洗浄装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記相対距離が、エア
ロゾルノズル内の温度・圧力、洗浄室内の圧力、洗浄室
内をパージするためのパージガス量、加速ガス量に応じ
て設定されたものであることを特徴とするエアロゾル洗
浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11072120A JP2000262997A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | エアロゾル洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11072120A JP2000262997A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | エアロゾル洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000262997A true JP2000262997A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13480183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11072120A Pending JP2000262997A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | エアロゾル洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000262997A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016057524A1 (en) * | 2014-10-06 | 2016-04-14 | Tel Fsi, Inc. | Systems and Methods for Treating Substrates with Cryogenic Fluid Mixtures |
WO2018004678A1 (en) * | 2016-06-29 | 2018-01-04 | Tel Fsi, Inc. | Systems and methods for treating substrates with cryogenic fluid mixtures |
US10014191B2 (en) | 2014-10-06 | 2018-07-03 | Tel Fsi, Inc. | Systems and methods for treating substrates with cryogenic fluid mixtures |
US10625280B2 (en) | 2014-10-06 | 2020-04-21 | Tel Fsi, Inc. | Apparatus for spraying cryogenic fluids |
-
1999
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