JP2000262540A - 振動式挺子 - Google Patents
振動式挺子Info
- Publication number
- JP2000262540A JP2000262540A JP11115347A JP11534799A JP2000262540A JP 2000262540 A JP2000262540 A JP 2000262540A JP 11115347 A JP11115347 A JP 11115347A JP 11534799 A JP11534799 A JP 11534799A JP 2000262540 A JP2000262540 A JP 2000262540A
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- JP
- Japan
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- root
- elevator
- vibrator
- bill
- beak
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- Withdrawn
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C3/00—Dental tools or instruments
- A61C3/14—Dentists' forceps or the like for extracting teeth
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/88—Osteosynthesis instruments; Methods or means for implanting or extracting internal or external fixation devices
- A61B17/92—Impactors or extractors, e.g. for removing intramedullary devices
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、挺子を用いた抜歯に際して、必要
とされる力を軽減することを目的とした、振動式挺子の
提供を課題とするものである。 【解決手段】 抜歯用挺子の把柄部の中に振動子を組み
込んで、振動子の振動を嘴部に伝達するようにする。
とされる力を軽減することを目的とした、振動式挺子の
提供を課題とするものである。 【解決手段】 抜歯用挺子の把柄部の中に振動子を組み
込んで、振動子の振動を嘴部に伝達するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科で使用する抜
歯用挺子の中に振動子を組み込んで、嘴部を振動させる
ようにした振動式挺子に関するものである。
歯用挺子の中に振動子を組み込んで、嘴部を振動させる
ようにした振動式挺子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、歯牙あるいは歯冠が崩壊した
歯根の抜去には一般的に挺子を使用し、その嘴部端を歯
根膜腔に入れ、わずかに左右にスライドさせながらゆっ
くりと押し進める操作を繰り返して、テコ作用と楔作用
を発生させ、歯周靭帯の鈍的断裂と歯槽の機械的拡大を
行いながら、回転力を加味して歯根を歯槽から脱臼させ
る、比較的力を要する操作が必要とされてきた。一方、
振動の歯科的利用方法として、顎骨切断用ノコギリや根
管拡大用リーマ、歯石除去用スケーラー等を振動させ、
刃部の摩擦力を減じながら切削効率を良くするものや、
ガッタパーチャーポイントをプラガーとの摩擦熱で軟化
させるもの等があったが、振動によって生じる歯槽部各
組織のレオロジー的性状の変化を、作用として利用する
ものではなかった。
歯根の抜去には一般的に挺子を使用し、その嘴部端を歯
根膜腔に入れ、わずかに左右にスライドさせながらゆっ
くりと押し進める操作を繰り返して、テコ作用と楔作用
を発生させ、歯周靭帯の鈍的断裂と歯槽の機械的拡大を
行いながら、回転力を加味して歯根を歯槽から脱臼させ
る、比較的力を要する操作が必要とされてきた。一方、
振動の歯科的利用方法として、顎骨切断用ノコギリや根
管拡大用リーマ、歯石除去用スケーラー等を振動させ、
刃部の摩擦力を減じながら切削効率を良くするものや、
ガッタパーチャーポイントをプラガーとの摩擦熱で軟化
させるもの等があったが、振動によって生じる歯槽部各
組織のレオロジー的性状の変化を、作用として利用する
ものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、挺子を用い
た抜歯に際して、必要とされる力を軽減することを目的
とした、振動式挺子の提供を課題とするものである。
た抜歯に際して、必要とされる力を軽減することを目的
とした、振動式挺子の提供を課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来、一つの剛体として
一体形成されていた抜歯用挺子を大きく二つの部分に分
離し、それぞれを接合用ボルト、ナットによって一体化
する構造として、接合用ボルトの一端をボルト締めラン
ジバン形超音波振動子の連結ねじ孔にねじ込み、把柄部
の中に振動子を組み込んで、振動子の振動を接合用ナッ
トで圧接一体化した抜歯用挺子の嘴部に伝達することを
手段とするものである。
一体形成されていた抜歯用挺子を大きく二つの部分に分
離し、それぞれを接合用ボルト、ナットによって一体化
する構造として、接合用ボルトの一端をボルト締めラン
ジバン形超音波振動子の連結ねじ孔にねじ込み、把柄部
の中に振動子を組み込んで、振動子の振動を接合用ナッ
トで圧接一体化した抜歯用挺子の嘴部に伝達することを
手段とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】電極が外部から完全に絶縁された
ボルト締めランジバン形超音波振動子、接続用コード、
超音波発振器制御回路、フットスイッチ等とからなる超
音波発振器と、嘴部、支柱部、接合板部とからなる作用
部と、接合用ナット、接合用ボルト付き把柄部とからな
る抜歯用挺子を構成要素とし、接合用ボルトの一端をボ
ルト締めランジバン振動子(略称BLT)の連結ねじ孔
にはめ込んで、ステンレス製中空構造をした把柄部の中
にBLTを設置固定する。BLTと超音波発振器制御回
路との接続用コードを把柄部後方から導出し、把柄部の
中にBLTを密閉する。接続用コードによって、絶縁ト
ランスを用いた超音波発振器制御回路とBLTとを接続
する。電源と超音波発振器制御回路の間に両ぎきのフッ
トスイッチを組み入れる。嘴部、支柱部、接合板部とか
らなる作用部の接合板端面を、BLTと接合した接合用
ボルトの把柄部外側に於ける端面に、接合用ナットを用
いて圧接固定し、作用部と把柄部とを連結一体化する。
把柄部外側をバッキング用のゴム材で被覆する。上記の
ようにしてなる請求項1の振動式挺子。振動子としては
他に、フラッター現象を利用した空気圧駆動式の振動子
や、電磁駆動式の振動子等を用いることも可能である。
ボルト締めランジバン形超音波振動子、接続用コード、
超音波発振器制御回路、フットスイッチ等とからなる超
音波発振器と、嘴部、支柱部、接合板部とからなる作用
部と、接合用ナット、接合用ボルト付き把柄部とからな
る抜歯用挺子を構成要素とし、接合用ボルトの一端をボ
ルト締めランジバン振動子(略称BLT)の連結ねじ孔
にはめ込んで、ステンレス製中空構造をした把柄部の中
にBLTを設置固定する。BLTと超音波発振器制御回
路との接続用コードを把柄部後方から導出し、把柄部の
中にBLTを密閉する。接続用コードによって、絶縁ト
ランスを用いた超音波発振器制御回路とBLTとを接続
する。電源と超音波発振器制御回路の間に両ぎきのフッ
トスイッチを組み入れる。嘴部、支柱部、接合板部とか
らなる作用部の接合板端面を、BLTと接合した接合用
ボルトの把柄部外側に於ける端面に、接合用ナットを用
いて圧接固定し、作用部と把柄部とを連結一体化する。
把柄部外側をバッキング用のゴム材で被覆する。上記の
ようにしてなる請求項1の振動式挺子。振動子としては
他に、フラッター現象を利用した空気圧駆動式の振動子
や、電磁駆動式の振動子等を用いることも可能である。
【0006】
【作用並びに効果】歯槽間隙は組織間液に満たされた繊
維性結合組織と毛細血管網に満たされ、液状成分が多
く、振動エネルギーを伝達することができるので、嘴部
によって歯根周囲の歯槽間隙に伝達された振動エネルギ
ーは、歯根周囲全面に伝達され、歯根に面する歯槽部の
レオロジー的性状を変え、歯槽の拡大を容易にし、歯根
の浮上を助長する作用がある。嘴部によって直接歯槽骨
に伝達された振動は、歯根周囲の歯槽骨のレオロジー的
性状を変え、歯槽の拡大を容易にする。歯槽間隙に伝達
された振動エネルギーは、歯周靭帯のレオロジー的性状
を変え、断裂を容易にする。嘴部の振動は、嘴部と歯槽
骨、嘴部と歯根との間に生じる接触摩擦を減少させ、嘴
部の歯槽間隙への挿入に要する力を減少させる。上記相
乗効果によって、挺子を用いた抜歯に要する力を減少さ
せることができる。 その他 嘴部と接触する骨組織が加熱され、止血効果が生じる。
フットスイッチにより、必要とされる時にのみ、手を使
わずに振動を生じさせることができる。振動により、嘴
部の左右へのスライドと根尖部への圧入が自動的に行わ
れる。作用部が可撒式なので、銃槍状挺子、屈曲挺子、
根尖除去器、羊足状挺子等の多様な支柱部と嘴部をした
作用部を接続することができ、それらによって嘴部の振
動方向を変え、テコ作用力、楔作用力の割合を変えるこ
とができる。
維性結合組織と毛細血管網に満たされ、液状成分が多
く、振動エネルギーを伝達することができるので、嘴部
によって歯根周囲の歯槽間隙に伝達された振動エネルギ
ーは、歯根周囲全面に伝達され、歯根に面する歯槽部の
レオロジー的性状を変え、歯槽の拡大を容易にし、歯根
の浮上を助長する作用がある。嘴部によって直接歯槽骨
に伝達された振動は、歯根周囲の歯槽骨のレオロジー的
性状を変え、歯槽の拡大を容易にする。歯槽間隙に伝達
された振動エネルギーは、歯周靭帯のレオロジー的性状
を変え、断裂を容易にする。嘴部の振動は、嘴部と歯槽
骨、嘴部と歯根との間に生じる接触摩擦を減少させ、嘴
部の歯槽間隙への挿入に要する力を減少させる。上記相
乗効果によって、挺子を用いた抜歯に要する力を減少さ
せることができる。 その他 嘴部と接触する骨組織が加熱され、止血効果が生じる。
フットスイッチにより、必要とされる時にのみ、手を使
わずに振動を生じさせることができる。振動により、嘴
部の左右へのスライドと根尖部への圧入が自動的に行わ
れる。作用部が可撒式なので、銃槍状挺子、屈曲挺子、
根尖除去器、羊足状挺子等の多様な支柱部と嘴部をした
作用部を接続することができ、それらによって嘴部の振
動方向を変え、テコ作用力、楔作用力の割合を変えるこ
とができる。
【0007】
【その他の効果】女性歯科医や年配歯科医の抜歯におけ
る肉体的負担を軽減することができる。
る肉体的負担を軽減することができる。
【0008】
【図1】本発明の構成要素を示す模式図である。
【図2】本発明の連結用ナット、作用部、把柄部を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本発明の作用部と連結用ナットの断面図であ
る。
る。
【図4】作用部と把柄部とを連結した本発明の模式図で
ある。
ある。
1・・・・・嘴部 2・・・・・支柱部 3・・・・・接合板部 4・・・・・接合用ナット 5・・・・・接合用ボルト 6・・・・・把柄部 7・・・・・ボルト締めランジバン振動子 8・・・・・接続用コード 9・・・・・超音波発振器制御回路 10・・・・・フットスイッチ 11・・・・・電源
Claims (1)
- 【請求項1】振動子の振動を嘴部に伝達するよう構成
し、嘴部の先端を歯根と歯槽骨の間に挿入して歯根を抜
去する抜歯用挺子において、 嘴部、支柱部、接合部、把柄部とから構成されてなる抜
歯用挺子の、把柄部の中に振動子を組み込んで、抜歯用
挺子の嘴部を振動させることを特徴とする、振動式挺
子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11115347A JP2000262540A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 振動式挺子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11115347A JP2000262540A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 振動式挺子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000262540A true JP2000262540A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=14660286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11115347A Withdrawn JP2000262540A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 振動式挺子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000262540A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107361862A (zh) * | 2017-07-22 | 2017-11-21 | 温州医科大学附属第医院 | 微创振动拔牙仪 |
CN107411828A (zh) * | 2017-05-26 | 2017-12-01 | 邢树哲 | 一种自动控制牙挺 |
CN107440806A (zh) * | 2017-09-25 | 2017-12-08 | 成都菲斯普科技有限公司 | 一种口腔科专用医疗器械 |
JP7496071B2 (ja) | 2020-08-17 | 2024-06-06 | 理平 鎌谷 | 歯科用切削器具 |
-
1999
- 1999-03-18 JP JP11115347A patent/JP2000262540A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107411828A (zh) * | 2017-05-26 | 2017-12-01 | 邢树哲 | 一种自动控制牙挺 |
CN107411828B (zh) * | 2017-05-26 | 2023-01-06 | 河北闰悦医疗器械有限公司 | 一种自动控制牙挺 |
CN107361862A (zh) * | 2017-07-22 | 2017-11-21 | 温州医科大学附属第医院 | 微创振动拔牙仪 |
CN107440806A (zh) * | 2017-09-25 | 2017-12-08 | 成都菲斯普科技有限公司 | 一种口腔科专用医疗器械 |
JP7496071B2 (ja) | 2020-08-17 | 2024-06-06 | 理平 鎌谷 | 歯科用切削器具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |