JP2000260551A - 放電装置 - Google Patents

放電装置

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JP2000260551A
JP2000260551A JP11058634A JP5863499A JP2000260551A JP 2000260551 A JP2000260551 A JP 2000260551A JP 11058634 A JP11058634 A JP 11058634A JP 5863499 A JP5863499 A JP 5863499A JP 2000260551 A JP2000260551 A JP 2000260551A
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substrate
discharge
ozone
electrode
charging device
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JP11058634A
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English (en)
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Kazuyoshi Ito
和善 伊藤
Yasuo Takayama
康夫 高山
Kazuhiro Hayashi
和廣 林
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でオゾン濃度を低減することがで
きる放電装置を提供する。 【解決手段】 放電装置としての帯電装置10は、支持
部材30にセラミック等の絶縁性でかつオゾンを吸着す
る性質を持つ基板32が取り付けられている。基板32
上には、ヒータ電極34、励起電極36A、36B、3
6Cが形成されており、これらの電極を被うように誘電
体層38が形成され、さらにその上に開口部42が複数
個形成された放電電極40が形成されている。また、基
板32は、矢印P方向下流側に延長され、この延長部分
は基板32本体部分と分離され、延長基板32A、32
Bとして支持部材30上に取り付けられている。開口部
42において発生する沿面コロナ放電により発生したオ
ゾンは延長基板32A、32Bに吸着され、機外排出温
度が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電装置、現像装
置、転写装置、及び除電装置等に用いる放電装置に係
り、特に、イオンデポジション方式を適用した放電装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザプリンタ等の画像形成
装置では、コロナ放電を利用した放電装置としての帯電
装置が用いられている。このコロナ放電はオゾンを大量
に発生させるが、活性炭を含んだフィルターバックを装
着することにより、発生したオゾンが機外に排出するの
防止する技術が提案されている(特開昭48−7784
4号公報、特開昭49−133286号公報、特公昭5
2−16875号公報、特公昭56−17939号公
報)。
【0003】一方、近年では、画像形成装置の小型化、
スピード適正オゾン濃度の低減等を目的として非接触の
帯電装置や、イオンデポジション方式の帯電装置が提案
されている(特開平6−75457号公報、特開平9−
311525号公報)。このイオンデポジション方式の
帯電装置は、幅10mm、長さ350mm、及び厚さ
0.5〜1.0mm程度のセラミック等の基板上に誘電
電極、誘電層、及び放電電極が形成されたイオン発生器
を備えており、誘電電極と放電電極との間に交流電圧を
印加することにより放電電極付近の空気がイオン化され
てコロナ放電する。さらに、これに発熱層を形成してイ
オン発生器から発生するイオン(荷電粒子)の発生量を
安定化させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、活性炭
を含んだフィルターバックはコストがかかるという問題
があった。また、イオンデポジション方式の帯電装置の
場合にも、発生するオゾンの濃度が機外排出基準を超え
る場合があるため、排気用のダクトやファン、オゾン吸
着用フィルタが必要となり、コストがかかるという問題
があった。また、セラミックはオゾンを吸着する性質が
あるが、上記従来技術における帯電装置では、セラミッ
ク基板が発熱体により加熱されているため、オゾンの吸
着能力が低下するという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題を解決すべく成された
ものであり、簡単な構成でオゾン濃度を低減することが
できる放電装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、基板上に、誘電体を挟んで
励起電極及び放電口が設けられた放電電極が形成される
と共に、前記励起電極及び前記放電電極に電力を印加す
ることにより放電する放電装置において、前記基板は、
オゾン吸着性を有する部材で構成され、前記放電電極が
形成される領域外に延長されていることを特徴としてい
る。
【0007】請求項1記載の発明によれば、放電装置
は、励起電極と放電電極との間に電力が印加されること
により放電口付近の空気がイオン化され、コロナ放電す
る。基板は、オゾン吸着性を有する部材、例えばセラミ
ックで構成されており、前記放電電極が形成される領域
外に延長されているため、コロナ放電により発生するオ
ゾンは、前記基板の延長された部分に吸着される。この
ため、機外に排出されるオゾンを低減させることができ
る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求光1記載の放
電装置において、前記基板の前記放電電極が形成される
側と前記基板の延長部分とが分離されていることを特徴
としている。請求項2記載の発明によれば、前記基板の
前記放電電極が形成される側と前記基板の延長部分とが
分離されているので、放電手段の側の基板の熱が前記延
長部分に伝わるのを防ぐことができるので基板の延長部
分の温度が上昇せず、オゾンの吸着性が低下するのを防
止することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2に記載の放電装置において、前記基板と前記基板が
取り付けられる部材との間に、前記部材から伝わる熱を
断熱する断熱部材を備えたことを特徴としている。請求
項3記載の発明によれば、前記基板と前記基板が取り付
けられる部材との間に、前記部材から伝わる熱を断熱す
る断熱部材を備えたので、基板の延長部分の温度が上昇
するのをさらに防止することができると共に、前記基板
が取り付けられる部材側の加熱時の消費電力を抑えるこ
とができ、ヒートアップ時間(装置が暖まって稼動可能
な状態になるまでの時間)を短縮することができる。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3に記載の放電装置において、前記基板の延長部分を
複数に分割したことを特徴としている。請求項4記載の
発明によれば、前記基板の延長部分を複数に分割したの
で、基板の表面積が増え、オゾンの吸着能力を高めるこ
とができる。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4に記載の放電装置において、前記基板の延長部分の
表面に凹凸を設けたことを特徴としている。請求項5に
記載の発明によれば、前記基板の延長部分の表面に凹凸
を設けたので、基板の表面積が増え、、オゾンの吸着能
力を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、図面
を参照して本発明の第1の実施の形態を詳細に説明す
る。
【0013】図2には、本実施の形態に係る帯電装置1
0が適用される画像形成装置12が示されている。画像
形成装置12は、感光体14を備えており、感光体14
の周囲には、帯電装置10、露光装置16、現像装置1
8、転写装置20、クリーニング装置22、及び除電装
置24が配置されている。また、記録用紙26の搬送方
向Aの下流側には、定着装置28が配置されている。
【0014】感光体14は、図中矢印B方向に回転し、
帯電装置10によりその表面が一様に帯電される。露光
装置16は、帯電装置10により帯電された感光体14
を形成すべき画像に応じて露光し、静電潜像を形成す
る。現像装置18は、静電潜像が形成された部位にトナ
ーを付着させることにより現像する。転写装置20は、
矢印A方向に搬送される記録用紙26に感光体14上に
形成されたトナー像を転写する。記録用紙26は、トナ
ー像が転写された後、定着装置28により定着処理が施
され、画像形成が終了する。
【0015】一方、感光体14は、クリーニング装置2
2により転写されずに残ったトナーがクリーニングされ
た後、除電装置24により除電され、1サイクルが終了
する。
【0016】帯電装置10は、図1に示すように、例え
ば金属製の支持部材30に例えばセラミック等の絶縁性
でかつオゾンを吸着する性質を持つ基板32が取り付け
られている。なお、図1は、後述する図4に示すA−
A’線に沿った断面を示している。この基板32上に
は、図3に示すように、図中矢印P方向と略直交する方
向を長手方向とする帯状のヒータ電極34、励起電極3
6A、36B、36Cが形成されており、これらの電極
を被うように誘電体層38が形成され、さらにその上に
開口部42が複数個形成された放電電極40が形成され
ている。なお、基板32は、矢印P方向下流側に延長さ
れ、この延長部分は基板32本体部分と分離され、延長
基板32A、32Bとして支持部材30上に取り付けら
れている。
【0017】ヒータ電極34は、ヒータ電源44が接続
されており、このヒータ電源44により加熱されること
により、荷電粒子の発生に伴って放電電極40の近傍に
付着する硝酸塩を熱分解する。
【0018】励起電極36A、36B、36Cは、それ
ぞれ交流電源46に接続されており、交流電源46は直
流バイアス電源48のマイナス側が接続されている。直
流バイアス電源48のマイナス側は、放電電極40に接
続されており、プラス側は感光体14に接続されると共
に接地されている。
【0019】交流電源46は、放電電極40の開口部4
2において沿面コロナ放電を発生させるための交流電圧
を、励起電極36と放電電極40との間に誘電体層38
を介して印加する。印加される交流電圧の周波数は、一
例として数10kHz〜数MHzであるが、荷電粒子の
生成効率を考慮すると、10kHz〜200kHzの周
波数で1〜3kVp−p程度とすることが好ましい。励
起電極36に交流電圧が印加され、放電電極40の開口
部42において沿面コロナ放電が発生すると、この付近
に荷電粒子が生成される。この場合、直流バイアス電源
のマイナス側が放電電極40に接続されているため、負
の荷電粒子が引き出され、感光体14の表面はマイナス
に帯電される。感光体14の表面電位がバイアス直流電
源48のバイアス電圧と略同一となると荷電粒子が引き
出されなくなり帯電が終了する。
【0020】なお、放電電極40と感光体14の表面と
の距離は、一例として0.3〜0.5mm程度である
が、汚れ防止及び帯電制御の点から0.5〜1mmとす
ることが好ましい。
【0021】図4には、図3におけるC部の拡大図が示
されている。図4に示すように、放電電極40には、励
起電極36Aと誘電体層38を挟んで対向する位置でか
つ励起電極36Aの長手方向に沿って矩形状の開口部4
2Aが複数個所定間隔で設けられている。同様に、励起
電極36Bと誘電体層38を挟んで対向する位置でかつ
励起電極36Bの長手方向に沿って矩形状の開口部42
Bが複数個所定間隔で設けられており、励起電極36C
と誘電体層38を挟んで対向する位置でかつ励起電極3
6Cの長手方向に沿って矩形状の開口部42Cが複数個
所定間隔で設けられている。
【0022】なお、図4に示すように、開口部42Bの
配置は開口部42Cの配置と略同一となっており、励起
電極36の長手方向に隣接する開口部42Bの間に開口
部42Aが配置されている。また、開口部42の矢印P
方向の長さは、それぞれ励起電極36の幅方向の長さよ
りも若干短くなっている。
【0023】ヒータ電極34及び励起電極36は、一例
として金、タングステン、及びニッケル等の印刷用金属
ペーストが用いられる。また、励起電極36の厚さは一
例として1〜40μm程度であり、幅は60〜500μ
m程度である。なお、励起電極36の厚さが薄すぎる
と、配線抵抗が大きく電力損失が発生し、厚すぎると製
造時において励起電極36を基板32に印刷した後の次
層以降の印刷において印刷段差ができてしまい、層厚の
均一性が得られなくなることから、5〜10μm程度と
することが好ましい。また、励起電極36の幅は、製造
技術や放電効率等を考慮すると、120〜240μm程
度とすることが好ましい。
【0024】誘電体層38は、一例としてアルミナやガ
ラス等、放電における耐久性に優れた印刷用絶縁ペース
トが用いられる。誘電体層38の厚さは、10〜50μ
m程度であるが、薄すぎるとピンホールが発生しやすく
なり、絶縁耐圧の低下等を引き起こし、厚すぎると放電
開始に必要な電圧を高くしなければならないため、20
〜30μm程度とすることが好ましい。
【0025】放電電極40は、例えばリフトオフ厚幕印
刷方法によりNiまたはLaB6膜を、開口部42A、
42B、42Cが誘電体層38を挟んで励起電極36
A、36B、36Cとそれぞれ対向する位置になるよう
に印刷する。また、開口部42の励起電極36の長手方
向の幅Wは、一例として30〜300μm程度である。
なお、開口部42の矢印P方向の長さより励起電極36
の幅方向の長さを短くすることの優位性は実験計画法に
よる実験により確認されている。
【0026】次に本実施の形態における作用について説
明する。
【0027】感光体14が図2において矢印B方向に所
定速度で回転すると、交流電源46により所定の交流電
圧が誘電体層38を挟んで励起電極36A、36B、3
6Cと放電電極40との間に印加され、放電電極40付
近の空気がイオン化される。そして、放電電極40は直
流バイアス電源48により負にバイアスされているた
め、負の荷電粒子が引き出される。放電電極40の開口
部42において沿面コロナ放電が発生し、図2において
矢印B方向に回転する感光体14がマイナスに帯電され
る。
【0028】そして、帯電された感光体14は露光装置
16により形成すべき画像に応じて露光され静電潜像が
形成される。次に、現像装置18により静電潜像が形成
された部位にトナーが付着されて現像される。次に、転
写装置20により、矢印A方向に搬送される記録用紙2
6に感光体14上に形成されたトナー像が転写される。
記録用紙26は、トナー像が転写された後、定着装置2
8により定着処理が施され、画像形成が終了する。
【0029】このようにして一連の画像形成処理が行わ
れるが、放電電極40の開口部42において発生する沿
面コロナ放電により、大気中の酸素分子がイオン化され
てオゾンが発生する。しかし、この発生したオゾンは感
光体14の回転に伴って矢印P方向下流側へと流れるた
め、延長基板32A、32Bに吸着される。従って、機
外に排出するオゾンの量が低減する。なお、延長部分を
2つに分割しているので表面積が増え、延長部分を1つ
にした場合と比較して吸着能力が高い。また、延長基板
32A、32Bは、基板32と分離されているため、ヒ
ータ電極34により加熱されている基板32の熱があま
り伝わらないため、延長基板32A、32Bの温度が上
昇せず、オゾンの吸着能力の低下を防止することができ
る。
【0030】本出願人が上記の構成において機外排出オ
ゾン濃度を測定した結果、0.042ppmであった。
また、延長基板32A、32Bを設けない従来の構成で
測定した結果は0.055ppmであった。すなわち、
延長基板32A、32Bを設けたことにより、従来と比
較してオゾン濃度を0.013ppm低減させることが
できた。 [第2の実施の形態]次に、第2の実施の形態について
説明する。
【0031】図5には、帯電装置10’の概略構成が示
されている。なお、ヒータ電源、交流電源、及び直流バ
イアス電源については省略している。また、図1に示す
帯電装置10と同一部分については同一の符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
【0032】図5に示す帯電装置10’が図1に示す帯
電装置10と異なる点は、支持部材30と、基板32、
延長基板32A、及び延長基板32Bとの間に、断熱性
及び耐熱性を有する樹脂50を挟み込んだ点である。こ
れにより、金属製の支持部材30からの熱が基板32、
延長基板32A、及び延長基板32Bに伝わらず、温度
変化による荷電粒子の発生の変動が生じるのを防ぐこと
ができる。また、支持部材30側の加熱時の消費電力を
抑えることができ、ヒートアップ時間を短縮することが
できる。
【0033】本出願人が上記の構成において機外排出オ
ゾン濃度を測定した結果、0.03ppmであった。す
なわち、樹脂50を基板32、延長基板32A、及び延
長基板32Bとの間に挟み込むことにより、帯電装置1
0の場合と比較してオゾン濃度を0.012ppm低減
させることができた。 [第3の実施の形態]次に、第3の実施の形態について
説明する。
【0034】図6には、帯電装置10”の概略構成が示
されている。なお、ヒータ電源、交流電源、及び直流バ
イアス電源については省略している。また、図5に示す
帯電装置10’と同一部分については同一の符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0035】図6に示す帯電装置10”が図5に示す帯
電装置10’と異なる点は、樹脂50における延長基板
32A、32Bに対応する部分をそれぞれにあわせて樹
脂50A、50Bとして分離した点である。これによ
り、延長基板32A、32Bの基板温度を図5に示す帯
電装置10’の場合よりもさらに低く抑えることがで
き、さらにオゾン濃度を低減させることができる。
【0036】本出願人が上記の構成において機外排出オ
ゾン濃度を測定した結果、0.02ppmであった。す
なわち、樹脂50における延長基板32A、32Bに対
応する部分をそれぞれにあわせて樹脂50A、50Bと
して分離したことにより、帯電装置10’の場合と比較
してオゾン濃度を0.01ppm低減させることができ
た。
【0037】本出願人が第1〜3の実施の形態における
構成で測定した機外排出オゾン及び基板温度を以下の表
1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】[第4の実施の形態]次に、第4の実施の
形態について説明する。
【0040】図7には、帯電装置10’’’の概略構成
が示されている。なお、ヒータ電源、交流電源、及び直
流バイアス電源については省略している。また、図6に
示す帯電装置10”と同一部分については同一の符号を
付し、その詳細な説明は省略する。
【0041】図7に示す帯電装置10’’’が図6に示
す帯電装置10”と異なる点は、例えばYAGレーザ等
を用いて、延長基板32A,32Bの表面に凹凸を形成
させた点である。これにより、延長基板32A、32B
の表面積が増え、凹凸を形成しない場合と比較してオゾ
ン濃度をさらに低減させることができる。本出願人が上
記の構成で機外排出オゾン温度を測定した結果、凹凸を
形成しない場合と比較して機外排出オゾン濃度を36%
低減させることができた。
【0042】なお、第1〜4の実施の形態では、基板の
延長部分を2つに分割した場合を例に説明したが、これ
に限らず、3つ以上に分割してもよい。また、帯電装置
に限らず、現像装置や転写装置、除電装置にも本発明を
適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、基板上に、誘電体を挟んで励起電極及び
放電口が設けられた放電電極が形成される基板がオゾン
吸着性を有する部材で構成され、かつ前記放電電極が形
成される領域外まで延長されているので、放電により発
生したオゾンが前記基板の延長された部分に吸着される
ため、機外に排出されるオゾンを低減させることができ
る、という効果を有する。
【0044】請求項2記載の発明によれば、前記基板の
前記放電電極が形成される側と前記基板の延長部分とが
分離されているので、放電手段の側の基板の熱が前記延
長部分に伝わるのを防ぐことができるので基板の延長部
分の温度が上昇せず、オゾンの吸着能力が低下するのを
防止することができる、という効果を有する。
【0045】請求項3記載の発明によれば、前記基板と
前記基板が取り付けられる部材との間に、前記部材から
伝わる熱を断熱する断熱部材を備えたので、基板の延長
部分の温度が上昇するのをさらに防止することができる
と共に、前記基板が取り付けられる部材側の加熱時の消
費電力を抑えることができ、装置のヒートアップ時間を
短縮することができる、という効果を有する。
【0046】請求項4記載の発明によれば、前記基板の
延長部分を複数に分割したので、基板の表面積が増え、
オゾンの吸着能力を高めることができる、という効果を
有する。
【0047】請求項5に記載の発明によれば、前記基板
の延長部分の表面に凹凸を設けたので、基板の表面積が
増え、オゾンの吸着能力を高めることができる、という
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態における帯電装置の概略構
成図である。
【図2】 画像形成装置の概略構成図である。
【図3】 帯電装置の平面図である。
【図4】 図3の拡大図である。
【図5】 第2の実施の形態における帯電装置の概略構
成図である。
【図6】 第3の実施の形態における帯電装置の概略構
成図である。
【図7】 第4の実施の形態における帯電装置の概略構
成図である。
【符号の説明】
10 帯電装置(放電装置) 12 画像形成装置 14 感光体 16 露光装置 18 現像装置 20 転写装置 22 クリーニング装置 24 除電装置 26 記録用紙 28 定着装置 30 支持部材 32 基板 34 ヒータ電極 36 励起電極 38 誘電体層 40 放電電極 42 開口部 44 ヒータ電源 46 交流電源 48 直流バイアス電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 和廣 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2H003 AA18 BB11 CC01 EE08 2H027 JA02 JB06 JC02 JC03 JC06 ZA07 2H032 AA05 BA23 BA30 2H077 AE09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、誘電体を挟んで励起電極及び
    放電口が設けられた放電電極が形成されると共に、前記
    励起電極及び前記放電電極に電力を印加することにより
    放電する放電装置において、 前記基板は、オゾン吸着性を有する部材で構成され、前
    記放電電極が形成される領域外に延長されていることを
    特徴とする放電装置。
  2. 【請求項2】 前記基板の前記放電電極が形成される側
    と前記基板の延長部分とが分離されていることを特徴と
    する請求項1に記載の放電装置。
  3. 【請求項3】 前記基板と前記基板が取り付けられる部
    材との間に、前記部材から伝わる熱を断熱する断熱部材
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の放電装置。
  4. 【請求項4】 前記基板の延長部分を複数に分割したこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記
    載の放電装置。
  5. 【請求項5】 前記基板の延長部分の表面に凹凸を設け
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項
    に記載の放電装置。
JP11058634A 1999-03-05 1999-03-05 放電装置 Pending JP2000260551A (ja)

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JP11058634A Pending JP2000260551A (ja) 1999-03-05 1999-03-05 放電装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002237368A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd イオン発生装置とその製造方法

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JP2002237368A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd イオン発生装置とその製造方法

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