JP2000257580A - ルーツ式多段真空ポンプ - Google Patents
ルーツ式多段真空ポンプInfo
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Abstract
ク現象の発生を確実に防止することによって、省力化を
図りつつ極めて高い吸引力を得ることができるようにす
る。 【解決手段】 水平に並ぶ前段及び後段圧送室11,1
2のそれぞれに第一及び第二注水口14,15を設け、
口径の相違するオリフィス板を介して、段数に応じた適
量の水を、これら第一及び第二注水口14,15から前
段及び後段圧送室11,12にそれぞれ供給するととも
に、前段圧送室11の第一吐出口11bを、前段ロータ
30A,30Bより下側に設けた構成としてある。
Description
泥等の吸引装置の心臓部として用いられるルーツ式多段
真空ポンプに関し、特に、省力化を図りつつ極めて高い
吸引力を得ることができるルーツ式多段真空ポンプに関
する。
て、図5〜図7を参照しつつ説明する。図5は従来のル
ーツ式多段真空ポンプを示す分解斜視図である。図6は
上記従来のルーツ式多段真空ポンプの側面断面図であ
る。図7は図6のZ−Z断面図である。
段真空ポンプ100は、二分割された上部ケーシング1
10A及び下部ケーシング110B内に、水平に並ぶ前
段圧送室111と後段圧送室112を有する。
0A,20Bにそれぞれ設けられた一対の前段ロータ3
0A,30Bが収納してあり、これに対する後段圧送室
112には、前記ロータ軸20A,20Bにそれぞれ設
けられた一対の後段ロータ40A,40Bが収納してあ
る。
の内壁面と、前段及び後段ロータ30A,30B,40
A,40Bとの間に、ほんの僅かな隙間を保つことによ
り、両者の接触を防止している。
111aと第一吐出口111bが設けてあり、これに対
する後段圧送室112には、第二吸入口112aと第二
吐出口112bが設けてある。そして、前段圧送室11
1の第一吐出口111bと後段圧送室112の第二吸入
口112aとは、連通路113を介して通じている。
には、それぞれ一対のギア50A,50Bが取り付けて
あり、図示しない駆動手段によって、各ロータ軸20
A,20Bを相反する方向に回動させている。これによ
り、互いに噛み合う前段ロータ30Aと30B、及び、
後段ロータ40Aと40Bが、相反する方向に回動する
ようになっている。
1aから前段圧送室111内に吸い入まれ、前段圧送室
111の内壁面と前段ロータ30A,30Bとの間に閉
じこめられた空気が、第一吐出口111bから後段側へ
押し出される。その後、前段圧送室111から押し出さ
れた空気は、連通路113を通って、第二吸入口112
aから後段圧送室112に吸い入まれ、上記と同様に、
第二吐出口112bから外部に押し出される。
0は、一般に、真空圧300[Torr]以下の高い吸
引力を発生させるために用いられ、前段及び後段ロータ
30A,30B,40A,40Bが高回転する前段及び
後段圧送室111,112内を冷却する必要がある。
0では、上部ケーシング110Aの第一吸入口111a
近傍に注水口114を設け、該注水口114から水を前
段圧送室111内に供給していた。
給された水は、噴霧状となって外部から吸い入まれた空
気に混在し、前段圧送室111を冷却した後、連通路1
13を通って後段圧送室112内に到達し、後段圧送室
112を冷却する。その後、冷却を終えて暖まった水
は、後段圧送室112の第二吐出口112bから排水さ
れ、図示しないタンク等に貯留された後、再び、注水口
114から前段圧送室111内に供給される。
内に供給された水は、前段及び後段ロータ30A,30
B,40A,40Bによる空気の圧送力の向上や除塵等
の役割も果たしている。
に、瓦礫などのある程度大きい固体の吸引に真空ポンプ
が用いられるようになり、瓦礫などが吸引ホースに詰ま
らないよう、真空ポンプの吸引力を、真空圧60[To
rr]程度まで高くして使用する必要が生じた。
述した従来のルーツ式多段真空ポンプ100では、省力
化を図るために、前段及び後段ロータ30A,30B,
40A,40Bの回転数をできるだけ低くして、真空圧
60[Torr]程度の高い吸引力を得ようとすると、
前段圧送室111の底部に水が溜まり(図中斜線部参
照)、前段圧送室111の内壁面と前段ロータ30A,
30B間、又は、前段ロータ30A,30B相互間に水
が封じ入まれるウォータロック現象が発生してしまうと
いう問題があった。
発生,圧送力の変動,ロータ軸20A,20Bの損傷等
を招き、結局、従来のルーツ式多段真空ポンプ100で
は、省力化を図りつつ、真空圧60[Torr]程度の
高い吸引力を得ることはできなかった。
来のルーツ式多段真空ポンプ100において、前段及び
後段ロータ30A,30B,40A,40Bの回転数を
低くするとウォータロック現象が生じる原因を次のよう
に考える。
ポンプであるため、前段ロータの回転数が低くなると、
前段側から後段側へ送られる空気量、すなわち、送風量
が減少するので、当然に、前段圧送室の底部に溜まった
水を後段圧送室へ送りにくくなる。
00では、前段圧送室111のみに後段圧送室112の
冷却を考慮した多量の水を供給する構成となってため、
水滴となった水が前段圧送室111の底部に溜まりやす
い。
00では、前段圧送室111の第一吐出口111bを、
前段ロータ30A,30Bに干渉する高さに設けた構成
となっていた。
った水の水位が、第一吐出口111bの高さ未満である
場合、前段ロータ30A,30Bの回転数が低くなれ
ば、前段圧送室111から送られる少量の空気が、溜ま
った水を押し上げることなく、第一吐出口111bと水
面の隙間から後段圧送室112側に流れ、前段圧送室1
11の底部に水がいつまでも溜まった状態となってしま
う。一方、第一吐出口111bの高さ以上に水が溜まっ
た場合は、前段ロータ30A,30Bが浸水してウォー
タロック現象が発生してしまう。
し、従来のルーツ式多段真空ポンプ100では、前段及
び後段ロータ30A,30B,40A,40Bの回転数
を低くすると、すぐにウォータロック現象が生じてしま
った。
プ100では、前段圧送室111のみに後段圧送室11
2を考慮した多量の水を供給する構成となっていたが、
前段ロータ30A,30Bの回転数が低くなると、前段
圧送室111の底部に水が溜まってしまうため、供給し
た水が有効に利用されていなかった。
112を考慮した多量の水を供給するにも関わらず、後
段圧送室112を効率よく冷却することができず、ま
た、供給した水が、前段圧送室111と後段圧送室11
2における圧送力の向上に何ら寄与していないといった
問題も併発した。
のであり、ロータを低回転数にした場合のウォータロッ
ク現象の発生を確実に防止することによって、省力化を
図りつつ極めて高い吸引力を得ることができ、さらに、
適量の水で前段及び後段圧送室を効率よく冷却等するこ
とが可能なルーツ式多段真空ポンプの提供を目的とす
る。
に、請求項1記載のルーツ式多段真空ポンプは、水平に
並ぶ複数段の圧送室を、空気の吸入口と吐出口とで相互
に連通させ、空気を圧送するための一対のロータを各圧
送室のそれぞれに収納したルーツ式多段真空ポンプにお
いて、各圧送室のそれぞれに注水口を設け、段数に応じ
た量の水を各圧送室に供給する構成としてある。
要な水の量は、各圧送室の段数によって異なるが、上記
構成によれば、段数に応じた適量の水を各圧送室に供給
することができる。
が溜まることがなく、ロータの回転数を低くした場合で
も、ウォータロック現象の発生を防止することができ、
省力化を図りつつ極めて高い吸引力を得ることができ
る。
供給して、ウォータロック現象の発生を防止すること
は、供給した水が、各圧送室で有効に利用されるという
効果をも奏する。これによって、必要最低限の水で、各
圧送室の効率的な冷却、及び、圧送力の向上等を図るこ
とができる。
真空ポンプのように、各圧送室の注水口を、各圧送室ご
とに口径の相違する注水路によって、同一水源に接続
し、段数に応じた量の水を各圧送室に供給する構成とす
る。
のように、各圧送室のそれぞれに水を供給する場合、各
圧送室ごとの水量のバランスが難しく、また、注水路等
の配管が複雑になるという困難性があるが、上記構成に
よれば、同一水源から各圧送室に、その段数に応じた適
量の水を簡単に分配することができる。
真空ポンプのように、各圧送室の注水口に接続される注
水路の途中に、各圧送室ごとに口径の相違するオリフィ
ス板を介在させた構成とする。
途中で相違させて、各圧送室に供給する水量を簡単に調
整することができるとともに、水量の変更にも容易に対
応することができる。
真空ポンプのように、各圧送室の後段側ほど多量の水を
供給する構成とする。
い後段側の圧送室ほど、多量の水を供給することによ
り、後段側の圧送室を効率よく冷却することができる。
また、温度上昇率の低い前段側の圧送室に少量の水を供
給することにより、前段側の圧送室における余分な水の
溜まりをなくして、ウォータロック現象の発生を効果的
に防止することができる。
真空ポンプのように、少なくとも、最後段以外の各圧送
室の吐出口を、前記ロータより下側に設けた構成とす
る。
室の底部に溜まった水の水位が、吐出口の高さ未満であ
れば、該圧送室のロータが浸水することがないので、ウ
ォータロック現象の発生を防止することができる。
が、吐出口の高さ以上になったときは、該圧送室のロー
タが押し出す空気の圧力(容積式ポンプでは、ロータの
送風量が減少しても、この圧力は変わらない)によっ
て、溜まった水が次の圧送室へと押し上げられ、該圧送
室におけるウォータロック現象の発生を防止することが
できる。
1〜4記載の段数に応じた適量の水を各圧送室のそれぞ
れに供給するといった構成とが相まって、ロータをより
低回転させた場合のウォータロック現象の発生を確実に
防止することができるという相乗効果を奏する。
ポンプの一実施形態について、図面を参照しつつ説明す
る。図1は本発明の一実施形態に係るルーツ式多段真空
ポンプを示す分解斜視図である。図2は上記ルーツ式多
段真空ポンプを示す側面断面図である。図3(a)は図
2のX−X断面図、図3(b)は図2のY−Y断面図で
ある。図4は上記ルーツ式多段真空ポンプに溜まった水
の状態を示す説明図である。
部分については同一の符号を付して、詳細な説明を省略
する。
ツ式多段真空ポンプ1は、二分割された上部ケーシング
10A及び下部ケーシング10B内に、水平に並ぶ前段
圧送室11と後段圧送室12を有する。
A,20Bにそれぞれ設けられた一対の前段ロータ30
A,30Bが収納してあり、これに対する後段圧送室1
2には、前記ロータ軸20A,20Bにそれぞれ設けら
れた一対の後段ロータ40A,40Bが収納してある。
第一吐出口11bが設けてあり、これに対する後段圧送
室12には、第二吸入口12aと第二吐出口12bが設
けてある。そして、前段圧送室11の第一吐出口11b
と後段圧送室12の第二吸入口12aとは、連通路13
を介して通じている。
ルーツ式多段真空ポンプ1では、従来と異なり、上部ケ
ーシング10Aに第一及び第二注入口14,15を設け
た構成としてある。
し、また、第二注入口15は後段圧送室12に連通して
いる。そして、これら第一及び第二注入口14,15を
介して、前段及び後段圧送室11,12の両方に、その
段数に応じた適量の水を供給するようになっている。
第二注水口14,15を、それぞれ注水路16,17で
同一水源Wに接続するとともに、各注水路16,17の
途中に、前段及び後段圧送室11,12ごとに口径の相
違するオリフィス板16a,17aを介在させた構成と
してある。
段及び後段圧送室11,12に供給される水量を決定す
るものであり、本実施形態では、後段側のオリフィス板
17aの口径を、前段側のオリフィス板16aの口径よ
り大きくし、前段圧送室11に比べて後段圧送室12に
多量の水を供給するようにしてある。
(a)に示すように、前段圧送室11の第一吐出口11
bを、前段ロータ30A,30Bより下側に設けた構成
となっている。
段真空ポンプ1は、次に列挙するような効果を奏する。
圧送室12とでは、その温度上昇率が相違するので冷却
等に必要な水量も異なるが、本実施形態のルーツ式多段
真空ポンプ1によれば、第一及び第二注水口14,15
を介して、これら前段圧送室11と後段圧送室12のそ
れぞれに適量の水を供給することができる。
分な水が溜まることがなく、前段及び後段ロータ30
A,30B,40A,40Bの回転数を低くした場合で
も、ウォータロック現象の発生を防止することができ、
省力化を図りつつ極めて高い吸引力を得ることができ
る。
量の水を供給して、ウォータロック現象の発生を防止す
ることは、供給した水が、これら前段及び後段圧送室1
1,12で有効に利用されるという効果をも奏する。こ
れによって、必要最低限の水で、前段及び後段圧送室1
1,12の効率的な冷却、及び、圧送力の向上等を図る
ことができる。
それぞれに水を供給する場合、これら前段及び後段圧送
室11,12ごとの水量のバランスが難しく、また、注
水路等の配管が複雑になるという困難性があるが、本実
施形態のルーツ式多段真空ポンプ1によれば、注水路1
6,17の途中に口径の相違するオリフィス板16a,
17aを介在させるだけで、同一水源Wから前段及び後
段圧送室11,12に、それぞれ適量の水を簡単に分配
することができる。
水路16,17の途中に簡単に介在させることができ、
口径の異なる他のオリフィス板に交換することにより、
水量の調整や変更にも容易に対応することができる。
ンプ1では、後段圧送室12に多量の水を供給すること
により、温度上昇率の高い後段圧送室12を効率よく冷
却することができる。
少量の水を供給することにより、前段圧送室11におけ
る余分な水の溜まりをなくして、ウォータロック現象の
発生を効果的に防止することができる。
ンプ1では、前段圧送室11の第一吐出口11bを、前
段ロータ30A,30Bより下側に設けた構成としてあ
るので、図2及び図4に示すように、前段圧送室11の
底部に溜まった水(図4中の斜線部参照)の水位が、第
一吐出口11bの高さ未満であれば、前段ロータ30
A,30Bが浸水することがないので、ウォータロック
現象の発生を防止することができる。
の水位が、第一吐出口11bの高さ以上になったとき、
換言すれば、溜まった水によって連通路13が塞がれた
ときは、前段ロータ30A,30Bが送り出す空気の圧
力により、溜まった水が次の圧送室へと押し上げられる
(図4中の鎖線部参照)。これは、前段ロータ30A,
30Bの回転数が低くなって送風量が減少も、前段ロー
タ30A,30Bが押し出す空気の圧力は何ら変わらな
いという容積式ポンプの特性に基づく作用であり、溜ま
った水が後段側に排出されることによって、前段圧送室
11におけるウォータロック現象の発生を防止すること
ができる。
前段及び後段ロータ30A,30B,40A,40Bを
より低回転させた場合のウォータロック現象の発生を確
実に防止することができ、従来と比較して大幅な省力化
を図りつつ、極めて高い吸引力を得ることができるルー
ツ式多段真空ポンプ1が実現する。
プ1の効果は、ウォータロック現象の確実な防止だけに
止まるものではなく、必要最低限の水を効率よく利用し
て、前段及び後段圧送室11,12の効果的な冷却等を
図ることができるという効果をも奏する。
1参照)と従来のルーツ式多段真空ポンプ(図2参照)
との比較実験の結果を、下記表1及び表2に示す。
現象の発生についての比較実験の結果を表すものであ
る。実験に使用したルーツ式多段真空ポンプは、ともに
第一吸入口の口径が150A、第二吐出口の口径が12
5Aの二段ルーツ式であり、ロータの回転数1850〜
1100[min-1]、真空圧80[Torr]の吸引
力で比較実験を行なった。また、従来のルーツ式多段真
空ポンプには、前段圧送室のみに15[L/min]注
水し、本実施形態のルーツ式多段真空ポンプには、前段
圧送室に5[L/min],後段圧送室に10[L/m
in]注水している。さらに、ウォータロック現象の発
生は、異音の有無により判定している。
された空気温度についての比較実験の結果を表すもので
ある。ロータの回転数1850[min-1]、真空圧8
0[Torr]の吸引力で比較実験を行なった。
多段真空ポンプでは、ロータの回転数を1400[mi
n-1]に下げた時点でウォータロック現象が発生した
が、本実施形態のルーツ式多段真空ポンプでは、ロータ
の回転数を1100[min-1]まで下げてもウォータ
ロック現象が発生しない。
に注水する従来のルーツ式多段真空ポンプと、前段及び
後段圧送室に注水する本実施形態のルーツ式多段真空ポ
ンプとでは、同じ注水量10又は15[L/min]で
あっても、本実施形態のルーツ式多段真空ポンプの方
が、いずれの場合も吐出温度[℃]が低く、温度上昇率
が高い後段圧送室の冷却効率が良好であることが分か
る。
プにおいて、前段圧送室に3[L/min],後段圧送
室に5[L/min]注水した場合の吐出温度[℃]
と、従来のルーツ式多段真空ポンプにおいて、前段圧送
室のみに10[L/min]注水した場合の吐出温度
[℃]とがほぼ等しいことより、少ない注水量でも、従
来と同様に、温度上昇率が高い後段圧送室を冷却できる
ことが分かる。
は、上述した実施形態に限定されるものではない。例え
ば、本発明のルーツ式多段真空ポンプは、前段圧送室1
1と後段圧送室12からなる二段式に限定されるもので
はなく、三段以上の圧送室を有するものにも応用するこ
とができる。
応じて相違させる手段としては、上述したオリフィス板
16a,17aに限らず、注水路16,17の途中に口
径の相違するノズルを介在させたり、管路である注水路
16,17自体の口径を相違させてもよい。
空ポンプによれば、ロータを低回転数にした場合のウォ
ータロック現象の発生を確実に防止することによって、
省力化を図りつつ極めて高い吸引力を得ることができ、
さらに、適量の水で前段及び後段圧送室を効率よく冷却
等することが可能となる。
ンプを示す分解斜視図である。
である。
は図2のY−Y断面図である。
態を示す説明図である。
図である。
図である。
水の状態を示す説明図である。
22)
泥等の吸引装置の心臓部として用いられるルーツ式多段
真空ポンプに関し、特に、省力化を図りつつ極めて高い
吸引力を得ることができるルーツ式多段真空ポンプに関
する。
て、図5〜図7を参照しつつ説明する。図5は従来のル
ーツ式多段真空ポンプを示す分解斜視図である。図6は
上記従来のルーツ式多段真空ポンプの側面断面図であ
る。図7は図6のZ−Z断面図である。
段真空ポンプ100は、二分割された上部ケーシング1
10A及び下部ケーシング110B内に、水平に並ぶ前
段圧送室111と後段圧送室112を有する。
0A,20Bにそれぞれ設けられた一対の前段ロータ3
0A,30Bが収納してあり、これに対する後段圧送室
112には、前記ロータ軸20A,20Bにそれぞれ設
けられた一対の後段ロータ40A,40Bが収納してあ
る。
の内壁面と、前段及び後段ロータ30A,30B,40
A,40Bとの間に、ほんの僅かな隙間を保つことによ
り、両者の接触を防止している。
111aと第一吐出口111bが設けてあり、これに対
する後段圧送室112には、第二吸入口112aと第二
吐出口112bが設けてある。そして、前段圧送室11
1の第一吐出口111bと後段圧送室112の第二吸入
口112aとは、連通路113を介して通じている。
には、それぞれ一対のギア50A,50Bが取り付けて
あり、図示しない駆動手段によって、各ロータ軸20
A,20Bを相反する方向に回動させている。これによ
り、互いに噛み合う前段ロータ30Aと30B、及び、
後段ロータ40Aと40Bが、相反する方向に回動する
ようになっている。
1aから前段圧送室111内に吸い入まれ、前段圧送室
111の内壁面と前段ロータ30A,30Bとの間に閉
じこめられた空気が、第一吐出口111bから後段側へ
押し出される。その後、前段圧送室111から押し出さ
れた空気は、連通路113を通って、第二吸入口112
aから後段圧送室112に吸い入まれ、上記と同様に、
第二吐出口112bから外部に押し出される。
0は、一般に、真空圧300[Torr]以下の高い吸
引力を発生させるために用いられ、前段及び後段ロータ
30A,30B,40A,40Bが高回転する前段及び
後段圧送室111,112内を冷却する必要がある。
0では、上部ケーシング110Aの第一吸入口111a
近傍に注水口114を設け、該注水口114から水を前
段圧送室111内に供給していた。
給された水は、噴霧状となって外部から吸い入まれた空
気に混在し、前段圧送室111を冷却した後、連通路1
13を通って後段圧送室112内に到達し、後段圧送室
112を冷却する。その後、冷却を終えて暖まった水
は、後段圧送室112の第二吐出口112bから排水さ
れ、図示しないタンク等に貯留された後、再び、注水口
114から前段圧送室111内に供給される。
内に供給された水は、前段及び後段ロータ30A,30
B,40A,40Bによる空気の圧送力の向上や除塵等
の役割も果たしている。
に、瓦礫などのある程度大きい固体の吸引に真空ポンプ
が用いられるようになり、瓦礫などが吸引ホースに詰ま
らないよう、真空ポンプの吸引力を、真空圧60[To
rr]程度まで高くして使用する必要が生じた。
述した従来のルーツ式多段真空ポンプ100では、省力
化を図るために、前段及び後段ロータ30A,30B,
40A,40Bの回転数をできるだけ低くして、真空圧
60[Torr]程度の高い吸引力を得ようとすると、
前段圧送室111の底部に水が溜まり(図中斜線部参
照)、前段圧送室111の内壁面と前段ロータ30A,
30B間、又は、前段ロータ30A,30B相互間に水
が封じ入まれるウォータロック現象が発生してしまうと
いう問題があった。
発生,圧送力の変動,ロータ軸20A,20Bの損傷等
を招き、結局、従来のルーツ式多段真空ポンプ100で
は、省力化を図りつつ、真空圧60[Torr]程度の
高い吸引力を得ることはできなかった。
来のルーツ式多段真空ポンプ100において、前段及び
後段ロータ30A,30B,40A,40Bの回転数を
低くするとウォータロック現象が生じる原因を次のよう
に考える。
ポンプであるため、前段ロータの回転数が低くなると、
前段側から後段側へ送られる空気量、すなわち、送風量
が減少するので、当然に、前段圧送室の底部に溜まった
水を後段圧送室へ送りにくくなる。
00では、前段圧送室111のみに後段圧送室112の
冷却を考慮した多量の水を供給する構成となってため、
水滴となった水が前段圧送室111の底部に溜まりやす
い。
00では、前段圧送室111の第一吐出口111bを、
前段ロータ30A,30Bに干渉する高さに設けた構成
となっていた。
った水の水位が、第一吐出口111bの高さ未満である
場合、前段ロータ30A,30Bの回転数が低くなれ
ば、前段圧送室111から送られる少量の空気が、溜ま
った水を押し上げることなく、第一吐出口111bと水
面の隙間から後段圧送室112側に流れ、前段圧送室1
11の底部に水がいつまでも溜まった状態となってしま
う。一方、第一吐出口111bの高さ以上に水が溜まっ
た場合は、前段ロータ30A,30Bが浸水してウォー
タロック現象が発生してしまう。
し、従来のルーツ式多段真空ポンプ100では、前段及
び後段ロータ30A,30B,40A,40Bの回転数
を低くすると、すぐにウォータロック現象が生じてしま
った。
プ100では、前段圧送室111のみに後段圧送室11
2を考慮した多量の水を供給する構成となっていたが、
前段ロータ30A,30Bの回転数が低くなると、前段
圧送室111の底部に水が溜まってしまうため、供給し
た水が有効に利用されていなかった。
112を考慮した多量の水を供給するにも関わらず、後
段圧送室112を効率よく冷却することができず、ま
た、供給した水が、前段圧送室111と後段圧送室11
2における圧送力の向上に何ら寄与していないといった
問題も併発した。
のであり、ロータを低回転数にした場合のウォータロッ
ク現象の発生を確実に防止することによって、省力化を
図りつつ極めて高い吸引力を得ることができ、さらに、
適量の水で前段及び後段圧送室を効率よく冷却等するこ
とが可能なルーツ式多段真空ポンプの提供を目的とす
る。
に、請求項1記載のルーツ式多段真空ポンプは、水平に
並ぶ複数段の圧送室を空気の吸入口と吐出口とで相互に
連通させ、空気を圧送するための一対のロータを各圧送
室のそれぞれに収納し、各圧送室のそれぞれに注水口を
設け、段数に応じた量の水を各圧送室に供給し、各圧送
室の前記注水口を各圧送室ごとに口径の相違する注水路
によって同一水源に接続し、段数に応じた量の水を各圧
送室に供給するようにしたルーツ式真空ポンプにおい
て、各圧送室の注水口に接続される注水路の途中に水の
流量を調整する流量調整手段を各圧送室の後段ほど多量
の水を供給可能に設け、少なくとも最後段以外の各圧送
室の吐出口を前記ロータより下側に設けたことを特徴と
するという手段を採用した。
室を冷却するために必要な水の量は、各圧送室の段数に
よって異なるが、段数に応じた適量の水を各圧送室に供
給することができる。
が溜まることがなく、ロータの回転数を低くした場合で
も、ウォータロック現象の発生を防止することができ、
省力化をはかりつつ極めて高い吸引力を得ることができ
る。
供給して、ウォータロック現象の発生を防止し、供給し
た水が、各圧送室で有効に利用される。これによって、
必要最低限の水で、各圧送室の効率的な冷却、及び、圧
送力の向上等を図ることができる。
とに口径の相違する注水路によって同一水源に接続し、
段数に応じた量の水を各圧送室に供給する。
する場合、各圧送室ごとの水量のバランスが難しく、ま
た、注水路等の配管が複雑になるという困難性がある
が、同一水源から各圧送室に、その段数に応じた適量の
水を簡単に分配することができる。
水路の途中に水の流量を調整する流量調整手段を各圧送
室の後段ほど多量の水を供給可能に設ける。
途中で相違させて、各圧送室に供給する水量を簡単に調
整することができるとともに、水量の変更にも容易に対
応することができる。
ほど、多量の水を供給することにより、後段側の圧送室
を効率よく冷却することができる。また、温度上昇率の
低い前段側の圧送室に少量の水を供給することにより、
前段側の圧送室における余分な水の溜まりをなくして、
ウォータロック現象の発生を効果的に防止することがで
きる。
外の各圧送室の出口を、前記ロータにより下側に設けた
ので、何れかの圧送室の底部に溜まった水の水位が吐出
口の高さ未満であれば、圧送室のロータが浸水すること
がないので、ウォータロック現象の発生を防止すること
ができる。
の圧送室の底部に溜まった水の水位が、吐出口の高さ未
満であれば、該圧送室のロータが浸水することがないの
で、ウォータロック現象の発生を防止することができ
る。
が、吐出口の高さ以上になったときは、該圧送室のロー
タが押し出す空気の圧力(容積式ポンプでは、ロータの
送風量が減少しても、この圧力は変わらない)によっ
て、溜まった水が次の圧送室へと押し上げられ、該圧送
室におけるウォータロック現象の発生を防止することが
できる。
室のそれぞれに供給するといった構成とが相まって、ロ
ータをより低回転させた場合のウォータロック現象の発
生を確実に防止することができるという相乗効果を奏す
る。
において流量調整手段は、各圧送室ごとに口径の相違す
るオリフィス板を介在するかまたはノズルを介在し、さ
らには管路としての注水路自体の口径を各圧送室の後段
ほど大径のものを用いるかの何れかであることを特徴と
するという手段を採用した。
とに口径の相違する流量調整手段は、オリフィス板を介
在するかノズルを介在し、さらには管路としての流水路
自体の口径を水の流水量を後段ほど多く調整して給水が
行える。
ポンプの一実施形態について、図面を参照しつつ説明す
る。図1は本発明の一実施形態に係るルーツ式多段真空
ポンプを示す分解斜視図である。図2は上記ルーツ式多
段真空ポンプを示す側面断面図である。図3(a)は図
2のX−X断面図、図3(b)は図2のY−Y断面図で
ある。図4は上記ルーツ式多段真空ポンプに溜まった水
の状態を示す説明図である。
部分については同一の符号を付して、詳細な説明を省略
する。
ツ式多段真空ポンプ1は、二分割された上部ケーシング
10A及び下部ケーシング10B内に、水平に並ぶ前段
圧送室11と後段圧送室12を有する。
A,20Bにそれぞれ設けられた一対の前段ロータ30
A,30Bが収納してあり、これに対する後段圧送室1
2には、前記ロータ軸20A,20Bにそれぞれ設けら
れた一対の後段ロータ40A,40Bが収納してある。
第一吐出口11bが設けてあり、これに対する後段圧送
室12には、第二吸入口12aと第二吐出口12bが設
けてある。そして、前段圧送室11の第一吐出口11b
と後段圧送室12の第二吸入口12aとは、連通路13
を介して通じている。
ルーツ式多段真空ポンプ1では、従来と異なり、上部ケ
ーシング10Aに第一及び第二注入口14,15を設け
た構成としてある。
し、また、第二注入口15は後段圧送室12に連通して
いる。そして、これら第一及び第二注入口14,15を
介して、前段及び後段圧送室11,12の両方に、その
段数に応じた適量の水を供給するようになっている。
第二注水口14,15を、それぞれ注水路16,17で
同一水源Wに接続するとともに、各注水路16,17の
途中に、前段及び後段圧送室11,12ごとに口径の相
違するオリフィス板16a,17aを介在させた構成と
してある。
段及び後段圧送室11,12に供給される水量を決定す
るものであり、本実施形態では、後段側のオリフィス板
17aの口径を、前段側のオリフィス板16aの口径よ
り大きくし、前段圧送室11に比べて後段圧送室12に
多量の水を供給するようにしてある。
(a)に示すように、前段圧送室11の第一吐出口11
bを、前段ロータ30A,30Bより下側に設けた構成
となっている。
段真空ポンプ1は、次に列挙するような効果を奏する。
圧送室12とでは、その温度上昇率が相違するので冷却
等に必要な水量も異なるが、本実施形態のルーツ式多段
真空ポンプ1によれば、第一及び第二注水口14,15
を介して、これら前段圧送室11と後段圧送室12のそ
れぞれに適量の水を供給することができる。
分な水が溜まることがなく、前段及び後段ロータ30
A,30B,40A,40Bの回転数を低くした場合で
も、ウォータロック現象の発生を防止することができ、
省力化を図りつつ極めて高い吸引力を得ることができ
る。
量の水を供給して、ウォータロック現象の発生を防止す
ることは、供給した水が、これら前段及び後段圧送室1
1,12で有効に利用されるという効果をも奏する。こ
れによって、必要最低限の水で、前段及び後段圧送室1
1,12の効率的な冷却、及び、圧送力の向上等を図る
ことができる。
それぞれに水を供給する場合、これら前段及び後段圧送
室11,12ごとの水量のバランスが難しく、また、注
水路等の配管が複雑になるという困難性があるが、本実
施形態のルーツ式多段真空ポンプ1によれば、注水路1
6,17の途中に口径の相違するオリフィス板16a,
17aを介在させるだけで、同一水源Wから前段及び後
段圧送室11,12に、それぞれ適量の水を簡単に分配
することができる。
水路16,17の途中に簡単に介在させることができ、
口径の異なる他のオリフィス板に交換することにより、
水量の調整や変更にも容易に対応することができる。
ンプ1では、後段圧送室12に多量の水を供給すること
により、温度上昇率の高い後段圧送室12を効率よく冷
却することができる。
少量の水を供給することにより、前段圧送室11におけ
る余分な水の溜まりをなくして、ウォータロック現象の
発生を効果的に防止することができる。
ンプ1では、前段圧送室11の第一吐出口11bを、前
段ロータ30A,30Bより下側に設けた構成としてあ
るので、図2及び図4に示すように、前段圧送室11の
底部に溜まった水(図4中の斜線部参照)の水位が、第
一吐出口11bの高さ未満であれば、前段ロータ30
A,30Bが浸水することがないので、ウォータロック
現象の発生を防止することができる。
の水位が、第一吐出口11bの高さ以上になったとき、
換言すれば、溜まった水によって連通路13が塞がれた
ときは、前段ロータ30A,30Bが送り出す空気の圧
力により、溜まった水が次の圧送室へと押し上げられる
(図4中の鎖線部参照)。これは、前段ロータ30A,
30Bの回転数が低くなって送風量が減少も、前段ロー
タ30A,30Bが押し出す空気の圧力は何ら変わらな
いという容積式ポンプの特性に基づく作用であり、溜ま
った水が後段側に排出されることによって、前段圧送室
11におけるウォータロック現象の発生を防止すること
ができる。
前段及び後段ロータ30A,30B,40A,40Bを
より低回転させた場合のウォータロック現象の発生を確
実に防止することができ、従来と比較して大幅な省力化
を図りつつ、極めて高い吸引力を得ることができるルー
ツ式多段真空ポンプ1が実現する。
プ1の効果は、ウォータロック現象の確実な防止だけに
止まるものではなく、必要最低限の水を効率よく利用し
て、前段及び後段圧送室11,12の効果的な冷却等を
図ることができるという効果をも奏する。
1参照)と従来のルーツ式多段真空ポンプ(図2参照)
との比較実験の結果を、下記表1及び表2に示す。
現象の発生についての比較実験の結果を表すものであ
る。実験に使用したルーツ式多段真空ポンプは、ともに
第一吸入口の口径が150A、第二吐出口の口径が12
5Aの二段ルーツ式であり、ロータの回転数1850〜
1100[min-1]、真空圧80[Torr]の吸引
力で比較実験を行なった。また、従来のルーツ式多段真
空ポンプには、前段圧送室のみに15[L/min]注
水し、本実施形態のルーツ式多段真空ポンプには、前段
圧送室に5[L/min],後段圧送室に10[L/m
in]注水している。さらに、ウォータロック現象の発
生は、異音の有無により判定している。
された空気温度についての比較実験の結果を表すもので
ある。ロータの回転数1850[min-1]、真空圧8
0[Torr]の吸引力で比較実験を行なった。
多段真空ポンプでは、ロータの回転数を1400[mi
n-1]に下げた時点でウォータロック現象が発生した
が、本実施形態のルーツ式多段真空ポンプでは、ロータ
の回転数を1100[min-1]まで下げてもウォータ
ロック現象が発生しない。
に注水する従来のルーツ式多段真空ポンプと、前段及び
後段圧送室に注水する本実施形態のルーツ式多段真空ポ
ンプとでは、同じ注水量10又は15[L/min]で
あっても、本実施形態のルーツ式多段真空ポンプの方
が、いずれの場合も吐出温度[℃]が低く、温度上昇率
が高い後段圧送室の冷却効率が良好であることが分か
る。
プにおいて、前段圧送室に3[L/min],後段圧送
室に5[L/min]注水した場合の吐出温度[℃]
と、従来のルーツ式多段真空ポンプにおいて、前段圧送
室のみに10[L/min]注水した場合の吐出温度
[℃]とがほぼ等しいことより、少ない注水量でも、従
来と同様に、温度上昇率が高い後段圧送室を冷却できる
ことが分かる。
は、上述した実施形態に限定されるものではない。例え
ば、本発明のルーツ式多段真空ポンプは、前段圧送室1
1と後段圧送室12からなる二段式に限定されるもので
はなく、三段以上の圧送室を有するものにも応用するこ
とができる。
応じて相違させる手段としては、上述したオリフィス板
16a,17aに限らず、注水路16,17の途中に口
径の相違するノズルを介在させたり、管路である注水路
16,17自体の口径を相違させてもよい。
空ポンプによれば、各圧送室の段数に応じた適量の水を
各圧送室に供給するのと、吐出口をロータより下側に設
け各圧送室の底部に余分な水が溜まらないので、ロータ
を低回転数にした場合のウォータロック現象の発生を確
実に防止でき、省力化を図りつつ極めて高い吸引力を得
ることができ、さらに、必要最小限の適量の水を前段及
び後段圧送室ごとに同一水源からバランスよく送って圧
送力の向上をはかり、前段及び後段圧送室を効率よく冷
却でき、注水路等の配管を簡素化できる。特に注水路の
途中に口径の異なる流量調整手段を設けたことにより水
量の調整や変更にも容易に対応することができ、後段ほ
ど多量の水を供給可能に設けたので、温度上昇率の高い
後段圧送室を効率よく冷却することができ、また温度上
昇率の低い前段圧送室に少量の水を供給することによ
り、前段圧送室における余分な水溜まりをなくしてウォ
ータロック現象の発生を効果的に防止することができ
る。
ンプを示す分解斜視図である。
である。
は図2のY−Y断面図である。
態を示す説明図である。
図である。
図である。
水の状態を示す説明図である。
7)
に、請求項1記載のルーツ式多段真空ポンプは、水平に
並ぶ複数段の圧送室を空気の吸入口と吐出口とで相互に
連通させ、空気を圧送するための一対のロータを各圧送
室のそれぞれに収納し、各圧送室のそれぞれに注水口を
設け、段数に応じた量の水を各圧送室に供給し、各圧送
室の前記注水口を各圧送室ごとに口径の相違する注水路
によって同一水源に接続し、段数に応じた量の水を各圧
送室に供給するようにしたルーツ式多段真空ポンプにお
いて、各圧送室の注水口に接続される注水路の途中に注
水路の口径を段数に応じて相違させる手段を各圧送室の
後段ほど多量の水を供給可能に設け、少なくとも最後段
以外の各圧送室の吐出口を前記ロータより下側に設けた
ことを特徴とするという手段を採用した。
水路の途中に注水口の口径を段数に応じて相違させる手
段を各圧送室の後段ほど多量の水を供給可能に設ける。
において注水口の口径を段数に応じて相違させる手段
は、各圧送室ごとに口径の相違するオリフィス板を介在
するか若しくはノズルを介在し、又は管路としての注水
路自体の口径を各圧送室の後段ほど大径のものを用いる
かの何れかであることを特徴とするという手段を採用し
た。
注水口に接続させる注水路の途中に注水路の口径を段数
に応じて相違させる手段は、オリフィス板を介在するか
若しくはノズルを介在し、又は管路としての流水路自体
の口径を各圧送室の後段ほど大径のものを用いることに
より各圧送室の後段ほど多く調整して給水が行える。
空ポンプによれば、各圧送室の段数に応じた適量の水を
各圧送室に供給するのと、吐出口をロータより下側に設
け各圧送室の底部に余分な水が溜まらないので、ロータ
を低回転数にした場合のウォータロック現象の発生を確
実に防止でき、省力化を図りつつ極めて高い吸引力を得
ることができ、さらに、必要最小限の適量の水を前段及
び後段圧送室ごとに同一水源からバランスよく送って圧
送力の向上をはかり、前段及び後段圧送室を効率よく冷
却できる。特に注水路の途中に注水路の口径を段数に応
じて相違させる手段を設けたことにより水量の調整や変
更にも容易に対応することができ、後段ほど多量の水を
供給可能に設けたので、温度上昇率の高い後段圧送室を
効率よく冷却することができ、また温度上昇率の低い前
段圧送室に少量もしくは極少の水を供給することによ
り、前段圧送室における余分な水溜まりをなくして総合
的に少ない冷却水で効率良く冷却して省エネが可能にな
るとともにウォータロック現象の発生を効果的に防止す
ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 水平に並ぶ複数段の圧送室を、空気の吸
入口と吐出口とで相互に連通させ、空気を圧送するため
の一対のロータを各圧送室のそれぞれに収納したルーツ
式多段真空ポンプにおいて、 各圧送室のそれぞれに注水口を設け、段数に応じた量の
水を各圧送室に供給することを特徴とするルーツ式多段
真空ポンプ。 - 【請求項2】 各圧送室の注水口を、各圧送室ごとに口
径の相違する注水路によって、同一水源に接続し、段数
に応じた量の水を各圧送室に供給することとした請求項
1記載のルーツ式多段真空ポンプ。 - 【請求項3】 各圧送室の注水口に接続される注水路の
途中に、各圧送室ごとに口径の相違するオリフィス板を
介在させた請求項2記載のルーツ式多段真空ポンプ。 - 【請求項4】 各圧送室の後段側ほど多量の水を供給す
ることとした請求項1〜3いずれか記載のルーツ式多段
真空ポンプ。 - 【請求項5】 少なくとも、最後段以外の各圧送室の吐
出口を、前記ロータより下側に設けた請求項1〜4いず
れか記載のルーツ式多段真空ポンプ。
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| CN102913450A (zh) * | 2012-08-04 | 2013-02-06 | 无锡宜友机电制造有限公司 | 单级罗茨风机的新型两端转子 |
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