JP2000254602A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP2000254602A
JP2000254602A JP11066332A JP6633299A JP2000254602A JP 2000254602 A JP2000254602 A JP 2000254602A JP 11066332 A JP11066332 A JP 11066332A JP 6633299 A JP6633299 A JP 6633299A JP 2000254602 A JP2000254602 A JP 2000254602A
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JP
Japan
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water
washing
unit
hose
water supply
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JP11066332A
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English (en)
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Haruki Ogata
春樹 尾形
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】噴出口付近での片手操作で水の水路を開閉でき
る機構を提供する。 【解決手段】止水部38は、弾性変形可能なパイプ40
と,押圧部42Bを有する止水栓42と,リリースレバ
ー47を備える。ブラシ部20の噴出口から洗浄水が噴
出されている状態において、止水栓42をブラシ部20
を把持している片手の指で押圧操作する。押圧部42B
がパイプ40を押し潰しホース経路を閉鎖させるので、
洗浄水の噴出が止められる。そして、突部42Cが係入
部45Bに係止され、押圧部42Bがパイプ40を押し
潰す状態で保持される。即ち、把持部20Aの止水栓4
2を押圧するのみの片手操作でホース経路を閉鎖できる
ので、両手で操作する場合に比べ、洗浄水の無駄が防止
され節水となると共に、操作が簡単で使い勝手が良くな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車の
外装を洗浄するための携帯用の洗浄装置に関し、詳しく
はホースの噴出口付近に洗浄水の水路を、ホースを把持
する片手での操作で開閉できる止水手段を設けた洗浄装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の外装に砂塵等が付着していない
状態が好きな綺麗好きな人々は、頻繁に例えばコイン式
洗車場等に行き洗車を行っている。しかし、コイン式洗
車場等へわざわざ出向くのは面倒であり、かつ洗車代を
要し経済的ではないので、自宅等で長尺状のホース及び
水道の施設(具体的には、水道の蛇口等)を用いて洗車
を行っている。即ち、この場合には、ホースの一端側の
ホース口を水道の蛇口に接続し、ホースの他端側のホー
ス口から水を噴出させることによって洗車を行ってい
る。
【0003】なお、ホース口を水道の蛇口に接続して水
を噴出させるものでは水道施設が必要であるが、通常団
地等の駐車場には水道施設がない場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば洗車
の途中において車両の外装に洗剤を塗布している時間等
ホース口から洗浄水を噴出させる必要がない場合があ
る。このような洗浄水の噴出が必要でない場合でもホー
ス口から洗浄水を噴出させていたのでは、洗浄水が無駄
になる。
【0005】この場合、ホース口で機械的に止水する方
法も考えられる。例えば、操作レバーを回転させること
により開閉バルブを開放または閉鎖させる機構等が考え
られるが、この場合操作レバーを回転させなければなら
ず使い勝手が悪くなる。
【0006】即ち、ホース口からの噴出を止水させるた
めには一方の片手でホースを持ち他方の片手で操作レバ
ーを回転させる必要があり、結局両手を使用しなければ
ならず止水動作が面倒となる。また、この止水動作中は
洗浄水を無用に流すことになり、洗浄水が無駄になる。
【0007】そこで、本発明は、噴出口付近での片手操
作で水の水路を開閉できる洗浄装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
洗浄装置は、水等の液体を噴出する噴出部を備える洗浄
装置であって、前記噴出部に押圧操作可能に配置され、
押圧操作することにより前記液体の水路を閉鎖させる止
水手段を設けることを特徴としている。
【0009】本発明の請求項1に係る洗浄装置において
は、止水手段を押圧操作することにより液体の水路が閉
鎖される。従って、本発明の請求項1に係る洗浄装置に
よれば、押圧操作可能に配置される止水手段を液体を噴
出する噴出部に設けるので、止水手段を押圧するのみの
片手操作で水路を閉鎖でき、両手で操作する場合に比
べ、洗浄水の無駄が防止され節水となると共に、操作が
簡単で使い勝手が良くなる。
【0010】本発明の請求項2に係る洗浄装置は、請求
項1に係る発明において、前記噴出部の一部に形成され
る可撓性を有する可撓部を備えるホースを設けると共
に、前記止水手段を前記可撓部に対応して配置すること
を特徴としている。
【0011】本発明の請求項3に係る洗浄装置は、請求
項1または2に係る発明において、前記止水手段を押圧
操作状態に保持する保持手段をさらに設けることを特徴
としている。
【0012】本発明の請求項4に係る洗浄装置は、請求
項1乃至3のいずれか1項に係る発明において、前記保
持手段の保持状態を解除する解除手段をさらに設けるこ
とを特徴としている。
【0013】本発明の請求項5に係る洗浄装置は、洗浄
水を供給する水源手段と、前記水源手段に連結され前記
洗浄水を吸入すると共に排出する給水駆動手段と、前記
給水駆動手段を駆動するための電圧を印加する印加手段
と、前記給水駆動手段から排出された前記洗浄水を噴出
する噴出部と、前記噴出部に押圧操作可能に配置され、
押圧操作することにより前記洗浄水の水路を閉鎖させる
止水手段と、前記給水駆動手段から排出される前記洗浄
水が供給され、前記止水手段によって止水されたことを
検出する止水検出手段と、前記止水検出手段によって前
記給水駆動手段への電圧の印加が制御される切換手段と
を備え、前記止水検出手段によって前記止水が検出され
たときは、前記給水駆動手段への電圧の印加が停止され
ることを特徴としている。
【0014】本発明の請求項5に係る洗浄装置では、切
換手段により給水駆動手段を駆動させると、洗浄水が送
水され噴出口から噴出される。噴出口から洗浄水が噴出
されている状態において、止水手段を操作し噴出口から
噴出を止水すると、洗浄水の圧力が増加する。そのた
め、止水検出手段が止水されていることを検出し、給水
駆動手段の駆動が自動的に停止する。
【0015】再び噴出口から洗浄水を噴出させる場合に
は、止水手段をオフ状態にして開放させる。すると、噴
出口から洗浄水が噴出されるので、洗浄水の圧力が減少
する。そのため、止水検出手段が止水状態が解除された
ことを検出し、給水駆動手段を自動的に再駆動させる。
なお、洗車が終了した場合には、例えば止水手段を押圧
した後に、切換手段を操作して電源をオフさせる。
【0016】本発明の請求項5に係る洗浄装置において
は、例えば洗車の途中において水の噴出が必要でない場
合に給水駆動手段の駆動を停止させる構成にしたので、
貯水タンク内の水が無駄に使用されず、かつ水を給水す
るための電源が無駄にならないばかりか、各部の故障を
招く恐れもない。
【0017】本発明の請求項5に係る洗浄装置によれ
ば、止水検出手段が給水駆動手段と止水手段との間の水
圧の状態を検出することにより給水駆動手段への電圧の
印加またはその印加の停止を自動的に行うので、洗浄時
にのみ給水駆動手段が駆動され水及び電源が有効的に利
用され、省エネルギに寄与する。
【0018】また、本発明の請求項5に係る洗浄装置に
よれば、例えば洗浄装置の装置本体に配置された切換手
段の操作を行わなくても、止水検出手段が給水駆動手段
と止水手段との間の水圧の状態を検出しこの検出結果に
基づき給水駆動手段への電圧の印加またはその印加の停
止が自動的に行われるので、給水駆動手段の駆動が停止
しないことによるホース,ポンプ,またはポンプ用モー
タの破損等の不都合が回避される。
【0019】なお、本発明の請求項5に係る洗浄装置に
よれば、ホース口付近に給水駆動手段の電源のスイッチ
を設けると共にこのスイッチの配線を設ける場合に比べ
安価になり、かつホースの直径が短かくなる。また、本
発明の請求項5に係る洗浄装置の給水駆動機構によれ
ば、上記スイッチの配線を不要とする光リモートコント
ローラを使用する場合に比べ安価になる。
【0020】本発明の請求項6に係る洗浄装置は、請求
項5に係る発明において、前記噴出部の一部に形成され
る可撓性を有する可撓部を備えるホースを設けると共
に、前記止水手段を前記可撓部に対応して配置すること
を特徴としている。
【0021】本発明の請求項7に係る洗浄装置は、請求
項5または6に係る発明において、前記止水手段を前記
可撓部に押圧した押圧状態に保持する保持手段をさらに
設けることを特徴としている。
【0022】本発明の請求項8に係る洗浄装置は、請求
項5乃至7のいずれか1項に係る発明において、前記保
持手段の保持状態を解除する解除手段をさらに設けるこ
とを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】図1〜図4には、本発明の一実施
形態に係る洗浄装置が示されている。図1は洗浄装置の
概略図,図2は図1に示す止水手段の要部の断面図であ
る。本実施形態の洗浄装置は携帯用の貯水タンク及び給
水装置を備えたものであり、止水手段としては弾性変形
可能なパイプを押圧する機構のものである。
【0024】図1に示すように、洗浄装置10は、水源
手段の一部を構成するボックス状の貯水タンク12と,
この貯水タンク12内に基端14Aが挿入される水源手
段の一部を構成する給水ホース14と,この給水ホース
14の先端14Bを接続する給水装置16と,この給水
装置16に基端18Aが接続される放水ホース18と,
この放水ホース18の先端18Bに接続される噴出部と
してのブラシ部20とで構成されている。なお、貯水タ
ンク12内の水等の液体としての洗浄水は、給水ホース
14から給水装置16及び放水ホース18を介してブラ
シ部20から噴出される。
【0025】貯水タンク12は略20リットルの洗浄水
が貯水できるようになっており、その上部に給水ホース
14の基端14Aを貯水タンク12内に挿入するための
挿入部12Aが形成されている。なお、本実施形態で
は、挿入部12Aを介して洗浄水を貯水タンク12内に
供給するようになっている。また、洗浄装置10には挿
入部12Aを塞ぐための図示しないキャップが設けられ
ており、洗浄装置10の不使用時にキャップを挿入部1
2Aに取付けることにより貯水タンク12内にゴミ等が
入らないようになっている。
【0026】給水ホース14は円筒状で長手方向の長さ
が例えば1メートルになっており、この先端14Bが給
水駆動手段の一部を構成する歯車タイプのポンプ22に
接続される。即ち、このポンプ22には給水ホース14
の先端14Bを接続する接続部22Aが配置されている
と共に放水ホース18の基端18Aを接続する排出口と
しての接続部22Bが配置されており、接続部22Aま
たは22Bに対し先端14Bまたは基端18Aが着脱可
能になっている。なお、本実施形態のポンプ22は歯車
タイプのものであるが、貯水タンク12内の洗浄水を吸
引できれば例えば軸流タイプ,プランジャタイプ,ベー
ンタイプ等であっても同様に適用できる。
【0027】ポンプ22には給水駆動手段の一部を構成
するポンプ駆動用のモータ24が接続されており、この
モータ24の電源回路はモータ24に接続された印加手
段としての充電可能な電池26と,給水装置16の装置
本体16Aの図示しないフロントパネルに配置されかつ
モータ24に接続された切換手段としての切換式のメイ
ンスイッチ28と,このメインスイッチ28及び電池2
6の間に接続された止水検出手段の一部を構成するサブ
スイッチ30とを含んで構成されている。なお、メイン
スイッチ28は、電源回路を開路または閉路させること
ができれば、切換式に限定されるものでない。
【0028】サブスイッチ30は装置本体16A内に配
置されており、サブスイッチ30には略L字状の操作子
30Aが回転可能に配置されている。サブスイッチ30
内には、操作子30Aを常に図1の実線に示す位置へ付
勢させる図示しないスプリングが配置されている。そし
て、操作子30Aは後述するスライド部32に対向して
おり、このスライド部32は接続部22Bのジョイント
22Cを介して連結されている。即ち、ジョイント22
Cは接続部22Bに対して枝管状になっており、スライ
ド部32はジョイント22Cを介して接続部22Bの洗
浄水の通路と連通しスライド部32内に洗浄水が流入し
またはスライド部32から流出できるようになってい
る。
【0029】止水検出手段の一部を構成するスライド部
32は、筒状のシリンダ34と,シリンダ34の外周面
に対向してスライドする摺動体36と,この摺動体36
をジョイント22C側へ常に付勢させる図示しないコイ
ルスプリングを備える。そして、摺動体36は、水圧の
変化により往復動する。
【0030】放水ホース18は円筒状で略10メートル
の長さになっており、その先端18Bにはブラシ部20
が着脱可能に接続される。このブラシ部20の把持部2
0A側には、止水手段としての止水部38が配置されて
いる。図2に示すように、止水部38は、弾性変形可能
な可撓部としての円筒状のパイプ40と,このパイプ4
0に対向して配置される止水栓42と,この止水栓42
を支持する略直方体形状でかつ中空状の支持部44と,
支持部44に配置され止水栓42のスライドを制御する
保持手段としての制御部46とを備える。
【0031】止水栓42は、円棒状の操作棒42Aと,
この操作棒42Aによりも径が太く略蒲鉾状の押圧部4
2Bとで一体形成されている。この押圧部42Bは、図
3に示すように、パイプ40を完全に押し潰せるように
形成されている。なお、押圧部42Bを略蒲鉾状とした
のは、パイプ40を無理なく押し潰すためである。そし
て、洗浄水の通路即ち貯水タンク12内の給水ホース1
4の基端14Aからブラシ部20の図示しない噴出口ま
でのホース経路(以下、単に「ホース経路」という)が
止水部38で閉鎖される。
【0032】操作棒42Aには、その軸方向の略中間に
略直方体形状の突部42Cが形成されている。なお、止
水栓42はパイプ40の軸方向の略中間に対応する位置
(即ち、最も撓み易い部分)に配置されており、止水栓
42の押圧部42Bがパイプ40を迅速かつ確実に押し
潰すようになっている。
【0033】把持部20A内には、パイプ40を保護す
る保護部材39が配置されており、この保護部材39は
剛性が高い金属製で成形されている。保護部材39には
押圧部42Bに対向する部位に隆起状の隆起部39Aが
形成されており、この隆起部39Aには押圧部42Bの
外周面に略対応する弧状の押潰面39Bが形成されてい
る。押潰面39Bは、図3に示すように、押圧部42B
によりパイプ40が押し潰される状態において、パイプ
40が確実に押し潰されるようになっている。
【0034】支持部44は、その下部44Aが把持部2
0に形成された矩形状の孔20Bに挿入され、位置決め
されている。なお、この位置決め手段は、一般的に用い
られている嵌め込みタイプ等の構造である。また、支持
部44には、止水栓42の操作棒42Aに対応する部位
に円形の孔44Bが上壁44C及び下壁44Dにそれぞ
れ形成されている。さらに、支持部44の突部42Cに
対向する側壁45には、突部42Cが係入する制御部4
6の一部を構成する一対の係入部45A及び45Bが形
成されている。
【0035】なお、係入部45Aの下壁44D側は斜状
となっており、突部42Cが係入部45Aから抜け出し
易くしている。また、突部42Cが係入部45Aと45
Bとの間に位置する場合、突部42Cが側壁45に押し
返される力を受け、操作棒42Aは図4に示すように撓
む状態となる。さらに、下壁44D(上壁44Cを含
む)の孔44Bの直径が押圧部42Bよりも小さくなっ
ているので、押圧部42Bが下壁44Dに当接し止水栓
42が抜け止めされる。
【0036】側壁45の外側には、解除手段としてのリ
リースレバー47が配置されている。リリースレバー4
7は、止水栓42の押圧部42Bがパイプ40を押圧す
る押圧状態(図3に示す状態)を解除するものであり、
その側面形状が略コ字状となっている。リリースレバー
47の一端側(係入部45Aに対応する側)には一対の
支軸47Aが突設されており、支軸47Aが支持部44
に軸支されている。そのため、リリースレバー47は、
支軸47Aを中心にして回転する。
【0037】リリースレバー47の一端側には押圧片4
7Bが突設されており、そしてリリースレバー47を止
水栓42側へ回転させることにより押圧片47Bが係入
部45B内に係入された突部42Cを係入部45Bから
押し出す。なお、本発明の止水手段の構成は、ポンプ2
2からの洗浄水を止水部38で止水できれば本実施形態
の構成に限定されるものではない。
【0038】パイプ40は、例えば軟質なポリ塩化ビニ
ル等で成形されており、指で押圧する程度の力でも容易
に弾性変形し潰れるように形成されている(図3参
照)。なお、パイプ40の材料,形状等は、弾性変形可
能であれば上記のものに限定されない。
【0039】パイプ40は、先端18Bの端部18C
と,図示しない噴出口が形成され導口管48との間に接
続されている。そして、端部18C及び導口管48は同
一径の円筒形状となっており、パイプ40は、その長さ
が端部18Cと導口管48との間隔よりも若干だけ長く
なっていると共に、端部18C及び導口管48の直径よ
りも若干だけ太くなっており、そのため端部18C及び
導口管48の外周面に接した状態で接続される。なお、
端部18C(基端18A等を含む)及び導口管48は、
硬質な合成樹脂,金属等で成形されている。
【0040】パイプ40の両端には、パイプ40を端部
18C及び導口管48に止めるバンドクリップ49が配
置されている。バンドクリップ49は、一般的に使用さ
れているパイプ等の外周を略均等に挟持するバンド型の
クリップである。なお、端部18C及び導口管48と,
パイプ40の両端とにシール用の接着剤等を塗布し、洗
浄水の漏れを確実に防止するようにしても良い。また、
パイプ40には、その止水栓42の押圧部42Bに対応
する部位に補強用のシール等を貼付しても良い。この場
合には、押圧部42Bの接触による劣化が防止される。
【0041】ブラシ部20には止水栓42の反対面側に
ブラシ毛50が植毛されており、このブラシ毛50は軟
質の合成樹脂製または天然毛等で形成されている。ま
た、ブラシ部20にはブラシ毛50の面に図示しない噴
出口が形成されており、この噴出口から洗浄水が噴出す
る。
【0042】なお、本実施形態では噴出口がブラシ部2
0に形成されたものであるが、本発明の噴出口を単に放
出ホース18の先端のみとしても良い。また、本実施形
態では導口管48にブラシ部20が取付けられているも
のであるが、ブラシ部20の代わりにスポンジ等を取付
けるようにしても良い。
【0043】次に、本実施形態の作用について説明す
る。まず、図1に示すように、メインスイッチ28をオ
フの状態(図1では破線で示す状態)からオンの状態
(図1では実線で示す状態)にすると、ポンプ22が駆
動され貯水タンク12内の洗浄水がポンプ22を経てブ
ラシ部20へ送水される。そのため、ブラシ部20の図
示しない噴出口から洗浄水が噴出される。
【0044】次に、ブラシ部20の噴出口から洗浄水が
噴出されている状態において、止水栓42をブラシ部2
0を把持している片手の指で押圧操作すると、図2の状
態から図3の状態となり押圧部42Bがパイプ40を押
し潰す。そのため、ホース経路が閉鎖され、洗浄水の噴
出が止められる。
【0045】なお、止水栓42を押圧すると、止水栓4
2の突部42Cは係入部45Aから係入部45Bへと移
動し係入部45Bに係止される。そのため、押圧部42
Bがパイプ40を押し潰す状態(図3に示す押圧操作状
態)で保持される。
【0046】本実施形態においては、把持部20Aの止
水栓42を押圧するのみの片手操作でホース経路を閉鎖
できるので、両手で操作する場合に比べ、迅速にホース
経路を閉鎖できる。即ち、本実施形態によれば、止水栓
42をブラシ部20を把持している片手の指で迅速に押
圧操作できるので、洗浄水の無駄が防止され節水となる
と共に、操作が簡単で使い勝手が良くなる。
【0047】なお、洗浄水の噴出が止められるが、ポン
プ22から洗浄水が圧送されるので、ホース経路内の水
圧が増加する。そして、洗浄水の圧力が一定以上になる
と(即ち、圧力が図示しないコイルスプリングの付勢力
よりも大きくなると)、摺動体36はサブスイッチ30
側へスライドし操作子30Aを押圧する。そのため、サ
ブスイッチ30はオフとなり、電源回路が開放される。
即ち、モータ24に電源電圧が印加されなくなり、ポン
プ22の駆動が停止する。
【0048】本実施形態においては、洗車の途中におい
て洗浄水の噴出が必要でない場合にポンプ22の駆動を
停止させる構成にしたので、例えば車両の外装に洗剤を
塗布している時間中洗浄水がブラシ部20の噴出口から
噴出しない。即ち、本実施形態によれば、上記したよう
に洗浄水を噴出させる必要がない場合には、止水栓42
によって洗浄水の噴出を停止させると共に、電源回路を
開路させモータ24の駆動を停止させる。
【0049】本実施形態によれば、ホース経路内の洗浄
水の水圧の変化によってポンプ22の電源を自動的にオ
フまたはオンさせる構成になっているので、貯水タンク
12内の限りある洗浄水及び電源としての電池26の無
駄使いが防止され、洗浄水及び電源の有効利用が図られ
省エネルギに寄与できる。
【0050】また、本実施形態によれば、装置本体16
Aに配置されたメインスイッチ28の操作を行わなくて
も、スライド部32とサブスイッチ30とでホース経路
内の水圧の増加または減少を検出すると共にポンプ22
への電圧の印加またはその印加の停止が自動的に行われ
るので、ポンプ22の駆動が停止しないことによる給水
ホース14の破損,給水駆動手段からの離脱等の不都合
が回避される。
【0051】さらに、本実施形態によれば、例えば放出
ホース18の噴出口付近にポンプ22の電源のスイッチ
を設けると共にこのスイッチの配線を設ける場合に比べ
安価になり、かつ給水ホース14の直径が短かくなる。
また、本実施形態によれば、上記スイッチの配線を不要
とする光リモートコントローラを使用する場合に比べ安
価になる。
【0052】再びブラシ部20の噴出口から洗浄水を噴
出させる場合には、図4に示すように、リリースレバー
47を押圧して係入部45Bに位置する突部42Cを係
入部45Bから押し出す。即ち、突部42Cが係入部4
5Bから離間するので、止水栓42がパイプ40の弾性
力によって押し戻され、図2に示す初期位置に復帰す
る。
【0053】本実施形態によれば、把持部20Aのリリ
ースレバー47を押圧するのみの片手操作でホース経路
を開放できるので、両手で操作する場合に比べ、使い勝
手が良くなる。即ち、本実施形態によれば、止水栓42
をブラシ部20を把持している片手の指で押圧操作する
ことによりホース経路を開閉できるので、両手で操作す
る場合に比べ、操作が簡単で使い勝手が良くなる。ま
た、本実施形態によれば、初期位置への止水栓42のス
ライドがパイプ40の弾性力によって行われるので、別
部材のリターンスプリングが不要になり、簡易な構成に
なると共に安価になる。
【0054】止水栓42が初期位置へ復帰すると、図2
に示すように、ホース経路が開放されるので、ブラシ部
20の噴出口から洗浄水が噴出されホース経路内の水圧
が減少する。そして、洗浄水の圧力が一定以下になる
と、摺動体36はコイルスプリング(図示省略)の付勢
力によりジョイント22C側へスライドし操作子30A
から離間する。
【0055】これにより、操作子30Aは、サブスイッ
チ30内のスプリング(図示省略)により図1の実線に
示す初期位置に復帰するので、サブスイッチ30はオン
となる。そのため、電源回路が閉回路になるので、モー
タ24に電源電圧が印加され、ポンプ22が再起動す
る。従って、貯水タンク12内の洗浄水が給水されるの
で、ブラシ部20の噴出口から洗浄水が噴出される。そ
して、洗車が終了した場合には、例えば止水栓42を押
圧した後に、メンイスイッチ28をオフさせる。
【0056】なお、上記実施形態では水源手段を貯水タ
ンク12及び給水ホース14としたものであるが、本発
明の水源手段は水道施設の蛇口等に給水ホース14を接
続する構成にしても良い。また、上記実施形態では印加
手段を充電可能な電池26としたものであるが、本発明
の印加手段は商業電源,乾電池,または自動車の電源例
えばカー電源アダプターをシガレットライターソケット
に挿入させるもの等であっても良い。
【0057】本発明の止水検出手段としては、例えばベ
ルヌーイの定理に基づく絞り式の流速センサ,機械式の
圧力センサ,半導体(シリコン)を用いた水圧センサ等
にも適用される。また、機械式圧力センサとしては、本
実施形態で示された摺動体36をスライドさせる構成の
もの他に、例えば弾性体の隔膜に加わる圧力によって検
出するダイアフラム式,ベローズ式,及びブルドン管式
のセンサ等が適用される。
【0058】本発明においては、上記各センサを直接に
本実施形態のメインスイッチ28に接続させても良い。
また、本発明の洗浄装置10は携帯用のものであるが、
本発明の洗浄装置には据置きタイプのものも含まれる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、押
圧操作可能に配置される止水手段を液体を噴出する噴出
部に設けるので、止水手段を押圧するのみの片手操作で
水路を閉鎖でき、両手で操作する場合に比べ、洗浄水の
無駄が防止され節水となると共に、操作が簡単で使い勝
手が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る洗浄装置の概略図で
ある。
【図2】図1に示す止水手段の要部の断面図である。
【図3】図2に示す止水栓を押圧した状態(押圧操作状
態)の断面図である。
【図4】図3に示すリリースレバーを押圧した状態の断
面図である。
【符号の説明】
10 洗浄装置 12 貯水タンク(水源手段) 14 給水ホース(水源手段) 18 放水ホース 20 ブラシ部(噴出部) 22 給水装置のポンプ(給水駆動手段) 22B ポンプの接続部(排出口) 24 給水装置のモータ(給水駆動手段) 26 電池(印加手段) 28 メインスイッチ(切換手段) 30 サブスイッチ(止水検出手段) 32 スライド部(止水検出手段) 34 シリンダ(止水検出手段) 36 摺動体(止水検出手段) 38 止水部(止水手段) 40 パイプ(止水手段または可撓部) 42 止水栓(止水手段) 46 制御部(保持手段) 48 リリースレバー(解除手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水等の液体を噴出する噴出部を備える洗
    浄装置であって、 前記噴出部に押圧操作可能に配置され、押圧操作するこ
    とにより前記液体の水路を閉鎖させる止水手段を設ける
    ことを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記噴出部の一部に形成される可撓性を
    有する可撓部を備えるホースを設けると共に、前記止水
    手段を前記可撓部に対応して配置することを特徴とする
    請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記止水手段を押圧操作状態に保持する
    保持手段をさらに設けることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記保持手段の保持状態を解除する解除
    手段をさらに設けることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1項に記載の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄水を供給する水源手段と、 前記水源手段に連結され前記洗浄水を吸入すると共に排
    出する給水駆動手段と、 前記給水駆動手段を駆動するための電圧を印加する印加
    手段と、 前記給水駆動手段から排出された前記洗浄水を噴出する
    噴出部と、 前記噴出部に押圧操作可能に配置され、押圧操作するこ
    とにより前記洗浄水の水路を閉鎖させる止水手段と、 前記給水駆動手段から排出される前記洗浄水が供給さ
    れ、前記止水手段によって止水されたことを検出する止
    水検出手段と、 前記止水検出手段によって前記給水駆動手段への電圧の
    印加が制御される切換手段とを備え、 前記止水検出手段によって前記止水が検出されたとき
    は、前記給水駆動手段への電圧の印加が停止されること
    を特徴とする洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記噴出部の一部に形成される可撓性を
    有する可撓部を備えるホースを設けると共に、前記止水
    手段を前記可撓部に対応して配置することを特徴とする
    請求項5に記載の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記止水手段を前記可撓部に押圧した押
    圧状態に保持する保持手段をさらに設けることを特徴と
    する請求項5または6に記載の洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記保持手段の保持状態を解除する解除
    手段をさらに設けることを特徴とする請求項5乃至7の
    いずれか1項に記載の洗浄装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200466973Y1 (ko) * 2011-10-29 2013-05-16 허영철 접착제 개폐밸브
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