JP2000253405A - ビデオ復号化のためのパイプライン回路 - Google Patents

ビデオ復号化のためのパイプライン回路

Info

Publication number
JP2000253405A
JP2000253405A JP5250499A JP5250499A JP2000253405A JP 2000253405 A JP2000253405 A JP 2000253405A JP 5250499 A JP5250499 A JP 5250499A JP 5250499 A JP5250499 A JP 5250499A JP 2000253405 A JP2000253405 A JP 2000253405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processor
data
inverse
buffer
decoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5250499A
Other languages
English (en)
Inventor
Mi Michael Bi
ビ・ミ・マイケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5250499A priority Critical patent/JP2000253405A/ja
Publication of JP2000253405A publication Critical patent/JP2000253405A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Advance Control (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオ復号化のためのパイプライン回路であ
って、能率的なデータフローの制御が、いわゆるデータ
管理器を導入することによって達成される。 【解決手段】 データ管理器は、一つまたはそれ以上の
メモリユニットと制御手段によって構成される。これに
より、全体のビデオ復号化システムが非同期モードにお
いて動作することを可能にする。全体の回路の特殊な設
計は、簡易な実用化と低電力消費を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ復号化のた
めのパイプライン回路に関する。更に詳しくは、本発明
はデジタルビデオデコーダに使用するためのパイプライ
ン回路に関する。
【0002】
【従来の技術】多くのマルチメデイア及び通信システム
はビデオビットスツリームを変換し、符号化された静止
画またはビデオシークエンスを構成する、ビデオデコー
ダを必要とする。ビデオ信号は、通常、莫大な量の情報
を含み、重い計算負担と大きな記憶装置が、これら信号
を処理するために必要となる。従って、ビデオデコーダ
の設計に課せられた問題は、検索されるビデオ信号をど
のように復号化するかというだけでなく、このような複
雑な復号化機能を、小さなチップサイズと妥当な電力消
費を持った、単一のVLSIチップに、どのように統合
するかということである。
【0003】DCTに基づく変換画像圧縮は、動画符号
化のために都合の良い、成功した技術である。この技術
を使った、ビデオシークエンス圧縮法は、標準化されて
いる(”IS13818−Generic Codin
g of Moving Pictures and
Associated Audio” by theI
nternational Organization
for Standardization,ISO
MPEG Document,ISO−IEC/JTC
1/SC2/WG11,1994を参照)。
【0004】いくつかのVLSIビデオ復号化アーキテ
クチャーが、ビデオビットスツリームの復号化のため設
計されている(例えば、”Video DSP Arc
hitecture for MPEG2 CODE
C”by T.Araki,M.Toyokura,
Y.Akiyama,H.Takeno,B.Wils
on,K.Aono,ICASSSP、及び”Vide
o Decoder” by D.P.Cheney,
V.C.Conzola,C.H.Nagai,R.
T.Pfeiffer and J.E.Philli
ps,US Patent search no:55
76765を参照)。これらの復号化システムは、符号
化されたビットスツリームを復合化するための回路、例
えば可変長デコーダ、逆量子化器、逆動き補償器、再構
成回路等、及び中間計算結果を格納するためのメモリを
含んでいる。可変長デコーダは、ビデオビットスツリー
ムを受け取り、ランレングス符号化されたビデオ係数、
及び運動ベクトルのような圧縮パラメタを、固定長デー
タに変換する。ランレングス復号化されたデータは、次
いで逆量子化され、逆離散コサイン変換を、逆量子化さ
れたデータに施すことによって、予測エラービデオ信号
が得られる。逆離散コサイン変換によって得られた、こ
の予測エラービデオ信号は、逆動き補償器によって得ら
れた、予測ビデオ信号に加えられ、再構成されたビデオ
信号を形成する。回路とメモリ間のデータ転送、及びこ
のシステムの回路間の処理タイミングは、信号処理コア
ーまたは命令集合制御器によって制御される。単一のシ
ステムクロックがこのビデオ復号化システムに適用さ
れ、システムの各要素に関するタイミングの基準を提供
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、制御作業が
分散化された、ビデオ復号化システムを設計することで
ある。これは、各プロセッサが独立して動作することを
可能にし、データの生産性を改善する。ビデオ復号化機
構の解析によって分かるように、逆離散コサイン変換、
逆動き補償、及び再構成のための、関数的プロセッサ
は、可変長デコーダと逆量子化器に比べて、はるかに強
度の計算を行う。もし計算条件において互いに異なった
これらすべての関数的プロセッサに、単一のクロックレ
ートを提供する代わりに、複数のクロックレートを使え
ば、システムパフォーマンスを改善することが出来る。
従来技術において述べられたビデオ復号化のための慣例
的なアーキテクチャーは、デジタル信号処理コアーまた
は命令集合制御器を使って、データフロー及びシステム
タイミングを管理する。もし分散化された制御法を使え
ば、これらの制御器の作用は減少される。また、各関数
的プロセッサのクロックレートは容易に適応される。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
め、ここに説明される、メモリー制御、パイプライン回
路が発明された。この回路は、可変長復号化プロセッ
サ、逆量子化プロセッサ、逆離散コサイン変換プロセッ
サ、逆動き補償プロセッサ、再構成プロセッサ、及びい
くつかのデータ管理器を備えている。上記データ管理器
は、復号化パラメータ管理器、予測ピクセル管理器、及
び変換ピクセル管理器を含む。異なったクロックレート
が、必要に応じて、これらのプロセッサに提供されるこ
とが出来る。上記復号化パラメータ管理器は、可変長復
号化・逆量子化プロセッサ、及び逆動き補償プロセッサ
のタイミングを制御し、これら二つのプロセッサをアク
セスするためのデータを格納するために使用される。上
記予測ピクセル管理器は、逆動き補償プロセッサと再構
成プロセッサのタイミングを制御し、これら二つのプロ
セッサをアクセスするために使用される。上記変換ピク
セル管理器は、逆量子化プロセッサ、逆離散コサイン変
換プロセッサ、及び再構成プロセッサのタイミングを制
御するために使用される。これはまたこれらのプロセッ
サをアクセスするためのデータのバッファとなる。ここ
に発明されたこれら三つの管理器は機能的に同様に振る
舞い、一つまたはそれ以上のメモリーユニットといくつ
かの制御論理からなる。
【0007】可変長復号化プロセッサはビデオビットス
ツリームを固定長の復号化パラメータと量子化係数に復
号化し、復号化パラメータを復号化パラメータ管理器に
格納する。量子化係数は、逆量子化され、その結果は変
換ピクセル管理器に書き込まれる。逆離散コサイン変換
プロセッサは、逆量子化された係数を変換ピクセル管理
器から読み取り、逆離散コサイン変換計算を行い、変換
されたピクセルを変換ピクセル管理器に書き込む。その
間、逆動き補償プロセッサは、復号化パラメータ管理器
に格納されている運動ベクトルとともに、外部フレーム
メモリに格納されているビデオフレームのピクセルか
ら、運動予測ピクセルを読みかつ計算する。結果として
得られる予測ピクセルは、ピクセル予測管理器に渡され
る。再構成プロセッサは、予測ピクセル管理器と変換ピ
クセル管理器からデータを読み出し、対応する係数を合
計し、再構成された画像ピクセルを得る。従来のビデオ
復号化アーキテクチャーにおけるように、受動的な記憶
装置として扱われる代わりに、これらのデータ管理器
は、制御論理を含み、ビデオデコーダのデータ変換を制
御し合成することを助ける。
【0008】第1の観点による本発明は、ビデオビット
スツリームを複合化するためのパイプライン回路であっ
て、符号化されたデータをデータバッファから受け取
り、それに対する復号化パラメータと逆量子化係数を提
供するための可変長復号化・逆量子化プロセッサ上記ビ
デオビットスツリームから上記可変長復号化プロセッサ
によって得られる上記復号化パラメータの一部に基づい
て、予測ピクセルを得るために、画像ピクセル予測を行
うための、逆動き補償プロセッサ、上記逆量子化係数を
変換ピクセルに変換するための逆離散コサイン変換プロ
セッサ、上記変換ピクセルを上記予測ピクセルに加え
て、再構成された画像ピクセルを得る再構成プロセッ
サ、中間計算結果をバッファに格納し、上記可変長復号
化・逆量子化プロセッサ、上記逆動き補償プロセッサ、
上記逆離散コサイン変換プロセッサ、及び上記再構成プ
ロセッサ間のデータフローを制御するための、複数のデ
ータ管理器からなるパイプライン回路である。
【0009】第2の観点による本発明は、上記データ管
理器の各々は、上記プロセッサのために中間計算結果を
格納するためのデータバッファ、上記データバッファへ
のアクセスを制御するバッファ制御手段、を備えた、第
1の観点のパイプライン回路である。
【0010】第3の観点による本発明は、上記データバ
ッファが、データバッファのために一つまたはそれ以上
のメモリユニット、上記プロセッサにデータを分配する
ためのデータ分配手段、を備えた、第2の観点のパイプ
ライン回路である。
【0011】第4の観点による本発明は、上記バッファ
制御手段が、上記プロセッサに対するデータ読み込みと
書き込みを制御するためのメモリアクセス制御器、上記
メモリユニットのアドレスモードと上記管理器のタイミ
ングを制御するための、バッファタイミング制御器、を
備えた、第2の観点のパイプライン回路である。
【0012】第5の観点による本発明は、上記複数の管
理器が、上記復号化パラメータをバッファに格納し、上
記可変長復号化・逆量子化プロセッサと上記逆動き補償
プロセッサ間のデータフローを同期化するための、復号
化パラメータ管理器、上記予測ピクセルをバッファに格
納し、上記逆動き補償プロセッサと上記再構成プロセッ
サ間のデータフローを同期化するための、予測ピクセル
管理器、上記変換ピクセルをバッファに格納し、上記可
変長復号化・逆量子化プロセッサ、上記逆離散コサイン
変換プロセッサ、及び上記再構成プロセッサ間のデータ
フローを同期化するための、変換ピクセル管理器を備え
た、第1の観点のパイプライン回路である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一例である実施の形態が
図1に示されている。ビデオ復号化のための4つのプロ
セッサは、3つのデータ管理器、すなわち復号化パラメ
ータ管理器100、予測ピクセル管理器120、及び変
換ピクセル管理器130によって分離されている。各デ
ータ管理器は、その隣接するプロセッサに接続されるレ
ディ信号を持っている。レディ信号は、データ管理器が
その隣接プロセッサに、データを取り込みまたは送る用
意が出来ているかどうかを示す。
【0014】可変長復号化プロセッサ・逆量子化プロセ
ッサ140は、ビデオビットスツリームを読み、ビデオ
ビットスツリームを量子化係数と復号化パラメータ14
1に復号化する。復号化パラメータレディ信号101が
受け取られると、復号化パラメータが、復号化パラメー
タ管理器100に送られる。逆量子化係数レディ信号1
31が受け取られると、量子化係数102は、変換ピク
セル管理器130に送られる。逆離散コサイン変換プロ
セッサ150は、バッファ逆量子化係数レディ信号13
2が、変換ピクセル管理器130によって設定される
と、バッファ逆量子化係数133を読む。逆離散コサイ
ン変換は、逆離散コサイン変換プロセッサ150により
計算され、その結果の変換されたピクセル151は、バ
ッファ逆量子化係数レディ信号132がセットされれ
ば、変換ピクセル管理器130に書き込まれる。その
間、逆動き補償プロセッサ160は、バッファ復号化パ
ラメータレディ信号102が受け取られると、バッファ
復号化パラメータ103を読み、バッファ復号化パラメ
ータ103に従って、フレームメモリ180から画像デ
ータ181であるピクセルを読み、該ピクセルをフィル
タリングし、予測ピクセル161を得る。予測ピクセル
161は、予測ピクセルレディ信号121が設定されて
いると、予測ピクセル管理器120に渡される。最後
に、再構成プロセッサ170は、バッファ変換ピクセル
135を、変換ピクセル管理器130から読み、バッフ
ァ予測ピクセル122を、予測ピクセル管理器120か
ら読み、それらを合計し、再構成画像ピクセルを得る。
バッファ予測ピクセルレディ信号123とバッファ変換
ピクセルレディ信号134は、再構成プロセッサ170
によるアクセスのため、変換ピクセル管理器130およ
び予測ピクセル管理器120が利用できるかどうかを示
す。
【0015】本実施の形態の効果は、ビデオ復号化シス
テムの複雑な管理作業が、いくつかの小さい部分に分解
されることである。分解された制御部分は、それ以外の
部分から独立していて、データ管理器によって操作され
ることが出来る。中央制御器を使ったビデオ復号化アー
キテクチャーと比べて、図1に示されているアーキテク
チャーは、システム動作の能率を向上し、各プロセッサ
の待ち時間を減少する。
【0016】図2に示されている本発明のもう一つの実
施の形態は、データ管理器の構成を説明する。この実施
の形態においては、データ管理器は、データ管理器から
データを読出す、n個のプロセッサに接続され、データ
管理器にデータを書き込む、m個のプロセッサに接続さ
れている。メモリレディ1(221)からメモリレディ
n+m(222)の信号は、データ管理器がそれぞれ第
1番から第(n+m)番までのプロセッサによってアク
セスが可能であるかどうかを示し、該データ管理器に接
続されている。アクセスコントロール1(233)から
アクセスコントロールn+m(234)の信号は、メモ
リアクセス情報をバッファ制御器220に渡す。バッフ
ァコントロール信号223は、データバッファ210を
管理し、データイン1(231)からデータインm(2
32)を読み、またはデータアウト1(211)からデ
ータアウトn(212)を書く。
【0017】本実施の形態の動作を以下に示す。バッフ
ァ制御器は、一つまたはそれ以上のメモリレディ信号
(メモリレディ1(221),..,メモリレディm+
n(222))を、対応するメモリユニットへのアクセ
スがレディであれば、プロセッサ達に渡す。メモリレデ
ィ信号が設定されれば、対応するプロセッサは、アクセ
ス制御信号233,..,234をバッファ制御器22
0に渡す。バッファ制御器220は続いて、バッファ制
御信号223を生成して、データ読み出し及びデータ書
き込みを管理する。
【0018】図2から分かるように、本実施の形態は、
データ管理器に接続されるプロセッサの数、従って対応
する制御信号とデータ信号の数、を制限しない。
【0019】図3に示されているもう一つの実施の形態
は、データ管理器のより詳しい説明を提供する。この詳
しい動作は、図1に示されている変換ピクセル管理器を
例として取り上げて説明する。変換ピクセル変換器は、
可変長復号化・逆量子化プロセッサ340、逆離散コサ
イン変換プロセッサ350、及び再構成プロセッサ37
0にインタフェースを介して接続されている。この特別
の例では、アクセス制御信号は、逆量子化係数アクセス
制御(アクセス制御V(321))、変換ピクセルアク
セル制御(アクセス制御I(322))及び予測ピクセ
ルアクセル制御(アクセス制御R(323))である。
入力データは、逆量子化係数(データインV(30
1))と変換ピクセル(データインI(302))を含
む。出力データは、予測ピクセル(データアウトR(3
12))とバッファ逆量子化係数(データアウトI(3
11))を含む。
【0020】図3に示されている変換ピクセル管理器に
接続されているプロセッサのために、中間データを格納
する目的のため、データバッファ300を配置する方法
は数多くある。制御条件が容易な方法は、それぞれ画像
係数またはピクセルの1ブロックを格納することが出来
る容量を持つメモリユニットを4個使って、データバッ
ファ300を構成することである。該メモリユニットの
動作列は、メモリ動作制御器330によって、アドレス
モード信号331を通じて、トグル化されている。各ア
ドレスモードにおいて、メモリ動作制御器330は、可
変長復号化・逆量子化プロセッサ340、逆離散コサイ
ン変換プロセッサ350、及び再構成プロセッサ370
に、対応するメモリユニットがこれらのプロセッサによ
ってアクセスレディのとき、メモリレディ信号メモリレ
ディV(333)、メモリレディI(334)、及びメ
モリレディR(335)をそれぞれ送る。メモリレディ
信号を受け取れば、可変長復号化・逆量子化プロセッサ
340と逆離散コサイン変換プロセッサ350は、各々
そのデータ(データインV(301)とデータインI
(302))をメモリユニット300に送り、メモリア
クセス制御信号(アクセス制御V(321)とアクセス
制御I(322))をメモリアクセス制御器320に送
る。その間、逆離散コサイン変換プロセッサ350と再
構成プロセッサ370は、各々そのメモリアクセス制御
信号(アクセス制御I(322)とアクセス制御R(3
23))をメモリアクセス制御器320に送り、データ
(データアウトI(311)とデータアウトR(31
2))を、メモリユニットマルチプレクサ310から読
む。ここで、アクセス制御信号は、メモリユニットのア
ドレス、アドレスヴァリッド信号、メモリリード・ライ
ト信号を含む。ビデオ信号が、可変長復号化・逆量子化
プロセッサ340によって逆量子化されれば、逆量子化
係数の値は、データインV(301)を通じて、メモリ
ユニット300に渡され、もし信号メモリレディV(3
33)が設定されていれば、メモリアクセス信号アクセ
ス制御V(321)が、メモリアクセス制御器320に
渡される。変換ピクセル管理器と再構成プロセッサ37
0の間のインタフェースは、2個のメモリユニット30
0が再構成プロセッサによってアクセス可能である他
は、同様に動作する。再構成プロセッサ370が、処理
のためデータ取り込みレディであり、メモリレディ信号
メモリレディR(335)が設定されていれば、アクセ
ス制御R(323)が送られ、新しいデータが、再構成
プロセッサによって、次の2クロックにおいて、データ
アウトR(312)から読みとられることが出来る。同
様の動作は、変換ピクセル管理器と逆離散コサイン変換
プロセッサ350間のインタフェースに適応されること
が出来る。変換ピクセル管理器130と逆離散コサイン
変換プロセッサ350間のインタフェースは、変換ピク
セル管理器130と可変長復号化・逆量子化プロセッサ
340間のインタフェースとは若干異なる。なぜなら逆
離散コサイン変換プロセッサは、バッファ逆量子化係数
を読み取るだけでなく、変換ピクセルを変換ピクセル管
理器に書き込むからである。従って、アクセス制御I
(322)は、データの読みとりと書き込みを示すリー
ド・ライトイネーブル信号を含む。逆離散コサイン変換
プロセッサ350は、信号メモリレディI(334)が
設定されていれば、アクセス制御I(322)をメモリ
アクセス制御器320に送り、メモリユニット300に
対して、データの読み書きを行う。書き込みモードにお
いては、該データはデータインI(302)を通じて、
メモリユニット300に渡され、読み込みモードにおい
ては、該データは、信号データアウトI(311)を通
じて、逆離散コサイン変換プロセッサ350によって、
メモリレディI(334)が設定された後の次のクロッ
クにおいて、読み取られる。
【0021】メモリ動作制御器330の動作は図4に示
されている。上記各メモリには、6つの状態、すなわち
アイドル、WI,WR、ビジーV、ビジーI、及びビジ
ーRがある。メモリユニットは、その状態によって名付
けられる。すなわちWIメモリユニット、WRメモリユ
ニット等である。アイドル状態は、メモリユニットが、
可変長復号化・逆量子化プロセッサ340によってデー
タが書き込まれるために、レディであることを示す。W
I状態は、メモリユニットが逆量子化係数を含み、逆離
散コサイン変換処理を待っていることを示す。WR状態
は、メモリユニットが変換ピクセルを含み、再構成処理
を待っていることを示す。状態ビジーV、ビジーI、及
びビジーRは、メモリユニットが現在、それぞれ可変長
復号化・逆量子化プロセッサ340、逆離散コサイン変
換プロセッサ350、及び再構成プロセッサ370によ
って、アクセスされていることを示す。図4は、可変長
復号化・逆量子化プロセッサ340による、メモリユニ
ットへのアクセスを管理するための、関数的制御手段の
一例を示す。各クロックエッジにおいて、逆量子化係数
(データインV(301))が、ビジーVメモリユニッ
トが見つかれば、そこに書き込まれる。もしこのメモリ
ユニットがデータの書き込み後いっぱいであれば、上記
制御手段は、次のアイドルなメモリユニットを探す。も
しアイドルなメモリユニットが見つかれば、メモリレデ
ィV(333)信号が設定され、このメモリユニットの
状態はビジーVに変更される。アイドルなメモリユニッ
トがなければ、メモリレディV(333)信号がディス
エーブルにされる。逆離散コサイン変換プロセッサ35
0及び再構成プロセッサ370による、メモリユニット
へのアクセスを管理するための、関数的制御手段は、図
4に示されている制御手段と、概念的に同様なので、こ
こでは繰り返して述べない。
【0022】図5に示されているもう一つの実施の形態
は、予測ピクセル管理器の詳細を提供する。予測ピクセ
ル管理器は、逆動き補償プロセッサ560と再構成プロ
セッサ570に、インタフェースを介して接続されてい
る。本実施の形態においては、アクセス制御信号は、ア
クセス制御M(521)と表される予測ピクセルアクセ
ス制御、及びアクセス制御R(523)と表されるバッ
ファ予測ピクセルアクセス制御である。入力データは、
予測ピクセル501であり、出力データはバッファ予測
ピクセル512である。
【0023】本実施の形態において、データバッファ5
00が、それぞれ予測ピクセルの2ブロックを格納する
ことができる容量を持つメモリユニット2個を用いて構
成される。該メモリユニットの動作列は、メモリ動作制
御器530によって、アドレスモード信号531を通じ
て、トグル化されている。各メモリアドレスモードにお
いて、メモリ動作制御器530は、逆動き補償プロセッ
サ560と再構成プロセッサ570に、対応するメモリ
ユニットがこれらのプロセッサによってアクセスレディ
のとき、メモリレディ信号メモリレディM(533)、
メモリレディR(535)を、それぞれ送る。メモリレ
ディ信号を受け取れば、逆動き補償プロセッサ560
は、そのデータ(データインM(501))をメモリユ
ニット500に送り、メモリアクセス信号アクセス制御
M(521)をメモリアクセス制御器520に送る。そ
の間、再構成プロセッサ570は、そのメモリアクセス
制御信号(アクセス制御R(523))をメモリアクセ
ス制御器520に送り、データ(データアウトR(51
2))を、メモリユニットマルチプレクサ510から読
む。図3に示されている実施の形態と同様に、アクセス
制御信号は、メモリユニットのアドレス、アドレスヴァ
リッド信号、メモリリード・ライト信号を含む。一つの
新しいピクセル値が逆動き補償プロセッサ560によっ
て計算されれば、このピクセル値は、データインM(5
01)を通じて、メモリユニット500に渡され、もし
信号メモリレディM(533)が設定されていれば、メ
モリアクセス制御信号アクセス制御M(521)が、メ
モリアクセス制御器520に渡される。同じことが予測
ピクセル管理器と再構成プロセッサ570の間のインタ
フェースにも行われる。再構成プロセッサ570が、処
理のためデータ取り込みレディであり、メモリレディ信
号メモリレディR(535)が設定されていれば、アク
セス制御R(523)が送られ、新しいデータが、再構
成プロセッサによって、次のクロックにおいて、データ
アウトR(512)から読みとられることが出来る。メ
モリ動作制御器530の動作は、図4に示されている方
法を使って設計することが出来る。
【0024】図6に示されているもう一つの実施の形態
は、復号化パラメータ管理器の詳細を提供する。復号化
パラメータ管理器は、可変長復号化・逆量子化プロセッ
サ640と逆動き補償プロセッサ660に、インタフェ
ースを介して接続されている。本実施の形態において
は、アクセス制御信号は、アクセス制御V(621)と
表される予測ピクセルアクセス制御及びアクセス制御M
(623)と表されるバッファ変換ピクセルアクセス制
御である。入力データは、復号化パラメータピクセル6
01であり、出力データはバッファ復号化ピクセル61
2である。
【0025】本実施の形態において、データバッファ6
00が、それぞれ予測ピクセルの2ブロックを格納する
ことができる容量を持つメモリユニット2個を用いて構
成される。該メモリユニットの動作列は、メモリ動作制
御器630によって、アドレスモード信号631を通じ
て、トグル化されている。各メモリアクセスモードにお
いて、一つのメモリユニットが可変長復号化・逆量子化
プロセッサ640へのアクセスのため使用され、もう一
つのメモリユニットが逆動き補償プロセッサ660への
アクセスのため使用される。各メモリアドレスモードに
おいて、メモリ動作制御器630は、可変長復号化・逆
量子化プロセッサ640と逆動き補償プロセッサ660
に、対応するメモリユニットがこれらのプロセッサによ
ってアクセスレディのとき、メモリレディ信号メモリレ
ディV(633)、メモリレディM(635)を、それ
ぞれ送る。メモリレディ信号を受け取れば、可変長復号
化・逆量子化プロセッサ640は、そのデータ(データ
インV(601))をメモリユニット600に送り、メ
モリアクセス制御信号アクセス制御V(621)をメモ
リアクセス制御器620に送る。その間、逆動き補償プ
ロセッサ660は、そのメモリアクセス制御信号(アク
セス制御M(623))をメモリアクセス制御器620
に送り、データ(データアウトM(612))を、メモ
リユニットマルチプレクサ610から読む。図3および
図4に示されている実施の形態と同様に、アクセス制御
信号は、メモリユニットのアドレス、アドレスヴァリッ
ド信号、メモリリード・ライト信号を含む。一つの新し
い復号化パラメータ値が可変長復号化・逆量子化プロセ
ッサ640によって復号化されれば、この復号化された
パラメータは、データインV(601)を通じて、メモ
リユニット600に渡され、もし信号メモリレディV
(633)が設定されていれば、メモリアクセス信号ア
クセス制御V(621)が、メモリアクセス制御器62
0に渡される。同じことが予測ピクセル管理器と逆動き
補償プロセッサ660の間のインタフェースでも行われ
る。逆動き補償プロセッサ660が、処理のためデータ
取り込みがレディであり、メモリレディ信号メモリレデ
ィM(635)が設定されていれば、アクセス制御M
(623)が送られ、新しいデータが、再構成プロセッ
サによって、次のクロックにおいて、データアウトM
(612)から読みとられることが出来る。メモリ動作
制御器630の動作は、図4に示されている方法を使っ
て設計することが出来る。
【0026】図3から図6に示されている実施の形態の
効果は、ビデオ復号化システムの制御作業が上記三つの
データ管理器を使用することによって、最適に配置され
ているということである。システムアーキテクチャーは
簡単化され、データの生産性が高められる。上記データ
管理器を導入することによって、全体のビデオ復号化シ
ステムは非同期モードにおいて動作する。メモリユニッ
トの動作のための直列的な配置が避けられている。これ
は、上記説明された実施の形態が複数のクロックレート
で動作することを可能にする。
【0027】ビデオ復号化システムのために、上記デー
タ管理器を制御器として使用する着想は、能率的なデー
タ転送と格納を可能にする。本発明は、プロセッサ達と
メモリ達の間のインタフェースを簡単化し、VLSIプ
ロセスを使用して実用化されるときは、チップの大きさ
を減少させ、データの生産性を高める。
【0028】本発明は、ビデオビットスツリーム復号化
のために、複数のクロックレートの使用を可能にするの
で、低周波数のクロックを、可変長復号化装置のよう
な、計算がそれほど集中しない復号化回路に適用するこ
とが出来、その結果、本発明がVLSIプロセスを使っ
て実用化されれば、消費電力が低くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビデオ復号化のためのアーキテクチャーを示す
ブロック図
【図2】データ管理器の動作を示すブロック図
【図3】変換ピクセル管理器の動作を示すブロック図
【図4】変換ピクセル管理器のためのメモリ動作制御器
の動作を示すフローチャート
【図5】予測ピクセル管理器の動作を示すブロック図
【図6】復号化パラメータ管理器の動作を示すブロック
【符号の説明】
100…復号化パラメータ管理器 120…予測ピクセル管理器 130…変換ピクセル管理器 140…可変長復号化プロセッサ・逆量子化プロセッサ 150…逆離散コサイン変換プロセッサ 160…逆動き補償プロセッサ 170…再構成プロセッサ 180…フレームメモリ 210…データバッファ 220…バッファ制御器 300…データバッファ(メモリユニット) 310…メモリユニットマルチプレクサ 320…メモリアクセス制御器 330…メモリ動作制御器 340…可変長復号化・逆量子化プロセッサ 350…逆離散コサイン変換プロセッサ 370…再構成プロセッサ 500…データバッファ(メモリユニット) 510…メモリユニットマルチプレクサ 520…メモリアクセス制御器 530…メモリ動作制御器 560…逆動き補償プロセッサ 570…再構成プロセッサ 600…データバッファ(メモリユニット) 610…メモリユニットマルチプレクサ 620…メモリアクセス制御器 630…メモリ動作制御器 640…可変長復号化・逆量子化プロセッサ 660…逆動き補償プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B013 DD02 DD05 5C059 KK14 MA05 MA23 MC11 ME01 NN01 SS14 SS26 UA05 UA34 UA35 UA36 UA38 UA39

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオビットスツリームを複合化するた
    めのパイプライン回路であって、 符号化されたデータをデータバッファから受け取り、そ
    れに対する復号化パラメータと逆量子化係数を提供する
    ための可変長復号化・逆量子化プロセッサ上記ビデオビ
    ットスツリームから上記可変長復号化プロセッサによっ
    て得られる上記復号化パラメータの一部に基づいて、予
    測ピクセルを得るために、画像ピクセル予測を行うため
    の、逆動き補償プロセッサ、 上記逆量子化係数を変換ピクセルに変換するための逆離
    散コサイン変換プロセッサ、 上記変換ピクセルを上記予測ピクセルに加えて、再構成
    された画像ピクセルを得る再構成プロセッサ、 中間計算結果をバッファに格納し、上記可変長復号化・
    逆量子化プロセッサ、上記逆動き補償プロセッサ、上記
    逆離散コサイン変換プロセッサ、及び上記再構成プロセ
    ッサ間のデータフローを制御するための、複数のデータ
    管理器からなるパイプライン回路。
  2. 【請求項2】 上記データ管理器の各々は、 上記プロセッサのために中間計算結果を格納するための
    データバッファ、 上記データバッファへのアクセスを制御するバッファ制
    御手段、を備えた、請求項1に記載されたパイプライン
    回路。
  3. 【請求項3】 上記データバッファが、 データバッファのために一つまたはそれ以上のメモリユ
    ニット、 上記プロセッサにデータを分配するためのデータ分配手
    段、を備えた、請求項2記載のパイプライン回路。
  4. 【請求項4】 上記バッファ制御手段が、 上記プロセッサに対するデータ読み込みと書き込みを制
    御するためのメモリアクセス制御器、 上記メモリユニットのアドレスモードと上記管理器のタ
    イミングを制御するための、バッファタイミング制御
    器、を備えた、請求項2記載のパイプライン回路。
  5. 【請求項5】 上記複数の管理器が、 上記復号化パラメータをバッファに格納し、上記可変長
    復号化・逆量子化プロセッサと上記逆動き補償プロセッ
    サ間のデータフローを同期化するための、復号化パラメ
    ータ管理器、 上記予測ピクセルをバッファに格納し、上記逆動き補償
    プロセッサと上記再構成プロセッサ間のデータフローを
    同期化するための、予測ピクセル管理器、 上記変換ピクセルをバッファに格納し、上記可変長復号
    化・逆量子化プロセッサ、上記逆離散コサイン変換プロ
    セッサ、及び上記再構成プロセッサ間のデータフローを
    同期化するための、変換ピクセル管理器を備えた、請求
    項1記載のパイプライン回路。
JP5250499A 1999-03-01 1999-03-01 ビデオ復号化のためのパイプライン回路 Pending JP2000253405A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5250499A JP2000253405A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 ビデオ復号化のためのパイプライン回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5250499A JP2000253405A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 ビデオ復号化のためのパイプライン回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000253405A true JP2000253405A (ja) 2000-09-14

Family

ID=12916569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5250499A Pending JP2000253405A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 ビデオ復号化のためのパイプライン回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000253405A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8670653B2 (en) 2005-04-15 2014-03-11 Sony Corporation Encoding apparatus and method, and decoding apparatus and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8670653B2 (en) 2005-04-15 2014-03-11 Sony Corporation Encoding apparatus and method, and decoding apparatus and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE48845E1 (en) Video decoding system supporting multiple standards
KR100418437B1 (ko) 멀티미디어 신호처리를 위한 영상복원 프로세서
US5557538A (en) MPEG decoder
US8005147B2 (en) Method of operating a video decoding system
CN1937773B (zh) 外部存储装置、存储图像数据的方法及图像处理器
JP3142772B2 (ja) プロセッサ及び転送方法
US20060143615A1 (en) Multimedia processing system and multimedia processing method
US20080170611A1 (en) Configurable functional multi-processing architecture for video processing
WO2010080645A2 (en) Memory subsystem
US6002441A (en) Audio/video subprocessor method and structure
Li et al. Architecture and bus-arbitration schemes for MPEG-2 video decoder
US6720893B2 (en) Programmable output control of compressed data from encoder
KR20090020460A (ko) 비디오 디코딩 방법 및 장치
US20060143337A1 (en) Display controller
WO2002087248A2 (en) Apparatus and method for processing video data
JP2000253405A (ja) ビデオ復号化のためのパイプライン回路
US9330060B1 (en) Method and device for encoding and decoding video image data
US6298091B1 (en) Method to play audio and video clips through MPEG decoders
US20090201989A1 (en) Systems and Methods to Optimize Entropy Decoding
Li et al. An efficient video decoder design for MPEG-2 MP@ ML
US6614437B1 (en) Apparatus and method for efficient memory utilization in an electronic system
Wang et al. A novel HDTV video decoder and decentralized control scheme
Pirsch et al. VLSI architectures for video signal processing
KR100450844B1 (ko) 비디오 코덱 프로세서의 아키텍쳐
Onoye et al. Single chip implementation of MPEG2 decoder for HDTV level pictures

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091020