JP2000252883A - エコーキャンセラの制御装置 - Google Patents
エコーキャンセラの制御装置Info
- Publication number
- JP2000252883A JP2000252883A JP11047534A JP4753499A JP2000252883A JP 2000252883 A JP2000252883 A JP 2000252883A JP 11047534 A JP11047534 A JP 11047534A JP 4753499 A JP4753499 A JP 4753499A JP 2000252883 A JP2000252883 A JP 2000252883A
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- Japan
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- signal
- echo
- sound
- echo canceller
- learning
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- Pending
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- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、エコーキャンセラに入力する入
力信号に含まれているノイズ成分が大きくなった場合に
エコーパスの学習精度が低下するのを防止できるエコー
キャンセラの制御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 受信信号から擬似エコー信号を減算して
エコー除去信号を得るためのエコーキャンセラの制御装
置であって、送信信号を参照入力信号とし、参照入力信
号パワーが所定の閾値以上であるか否かを判別する第1
判別手段、エコーキャンセラに入力する受信信号パワー
に基づいて、受信信号が有音であるか無音であるかを判
別する第2判別手段、ならびに参照入力信号パワーが所
定の閾値以上でありかつ受信信号が有音である場合にエ
コーキャンセラによる学習を実行させ、参照入力信号パ
ワーが所定の閾値より小さい場合または受信信号が無音
である場合にエコーキャンセラによる学習を停止させる
制御手段を備えている。
力信号に含まれているノイズ成分が大きくなった場合に
エコーパスの学習精度が低下するのを防止できるエコー
キャンセラの制御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 受信信号から擬似エコー信号を減算して
エコー除去信号を得るためのエコーキャンセラの制御装
置であって、送信信号を参照入力信号とし、参照入力信
号パワーが所定の閾値以上であるか否かを判別する第1
判別手段、エコーキャンセラに入力する受信信号パワー
に基づいて、受信信号が有音であるか無音であるかを判
別する第2判別手段、ならびに参照入力信号パワーが所
定の閾値以上でありかつ受信信号が有音である場合にエ
コーキャンセラによる学習を実行させ、参照入力信号パ
ワーが所定の閾値より小さい場合または受信信号が無音
である場合にエコーキャンセラによる学習を停止させる
制御手段を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエコーキャンセラ
の制御装置に関し、特にたとえばハンズフリー電話やテ
レビ会議システムなどに利用される、エコーキャンセラ
の制御装置に関する。
の制御装置に関し、特にたとえばハンズフリー電話やテ
レビ会議システムなどに利用される、エコーキャンセラ
の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、通話路のエコーパスを推定す
ることにより擬似エコーを作成し、それをその通話路に
送られるエコー信号から差し引くことによりエコーを消
去するエコーキャンセラが知られている。エコーパスの
推定は、よく知られているように、疑似エコー信号を発
生する適応フィルタのフィルタ係数を学習することによ
って行われる。
ることにより擬似エコーを作成し、それをその通話路に
送られるエコー信号から差し引くことによりエコーを消
去するエコーキャンセラが知られている。エコーパスの
推定は、よく知られているように、疑似エコー信号を発
生する適応フィルタのフィルタ係数を学習することによ
って行われる。
【0003】このような適応フィルタを用いたエコーキ
ャンセラでは、エコー信号の発生源である信号を参照入
力信号とし、参照入力信号パワーに基づいてエコーパス
の学習動作制御が行われている。つまり、参照入力信号
パワーがある程度大きな時のみ学習動作を行うようにし
ている。
ャンセラでは、エコー信号の発生源である信号を参照入
力信号とし、参照入力信号パワーに基づいてエコーパス
の学習動作制御が行われている。つまり、参照入力信号
パワーがある程度大きな時のみ学習動作を行うようにし
ている。
【0004】この理由を、回線エコーを除去するための
エコーキャンセラを例にとって説明する。参照入力信号
である送信信号のパワーが小さいときには、エコーキャ
ンセラに入力する受信信号(受話信号+エコー信号+ノ
イズ)に含まれているエコー信号が、受信信号に含まれ
ている他の信号(受話信号+ノイズ)よりも小さい可能
性が高い。エコーキャンセラから見た場合、受話信号や
ノイズ成分は、エコーパス推定の際の外乱となる。エコ
ー信号に対してこの外乱が大きい場合には、エコーの推
定ができなくなる。そこで、参照入力信号パワーがある
程度大きな時のみ学習動作を行うようにしているのであ
る。
エコーキャンセラを例にとって説明する。参照入力信号
である送信信号のパワーが小さいときには、エコーキャ
ンセラに入力する受信信号(受話信号+エコー信号+ノ
イズ)に含まれているエコー信号が、受信信号に含まれ
ている他の信号(受話信号+ノイズ)よりも小さい可能
性が高い。エコーキャンセラから見た場合、受話信号や
ノイズ成分は、エコーパス推定の際の外乱となる。エコ
ー信号に対してこの外乱が大きい場合には、エコーの推
定ができなくなる。そこで、参照入力信号パワーがある
程度大きな時のみ学習動作を行うようにしているのであ
る。
【0005】しかしながら、このような制御方法では次
のような問題がある。
のような問題がある。
【0006】(1)参照入力信号パワーがある程度大き
い状態であっても、受信信号に実際に含まれているノイ
ズ成分が予め想定していた値以上である場合には、エコ
ーパス学習精度が劣化する。
い状態であっても、受信信号に実際に含まれているノイ
ズ成分が予め想定していた値以上である場合には、エコ
ーパス学習精度が劣化する。
【0007】図9は、受信信号に実際に含まれるノイズ
成分が小さい場合の参照入力信号、受信信号および学習
区間を示している。図10は、受信信号に実際に含まれ
るノイズ成分が大きい場合の参照入力信号、受信信号お
よび学習期間を示している。図10に示すように、受信
信号に実際に含まれるノイズ成分が予め想定していた値
以上である場合には、図10に示す劣化区間においてエ
コーパス学習精度が劣化する。つまり、語尾部分におい
て学習精度が劣化する。
成分が小さい場合の参照入力信号、受信信号および学習
区間を示している。図10は、受信信号に実際に含まれ
るノイズ成分が大きい場合の参照入力信号、受信信号お
よび学習期間を示している。図10に示すように、受信
信号に実際に含まれるノイズ成分が予め想定していた値
以上である場合には、図10に示す劣化区間においてエ
コーパス学習精度が劣化する。つまり、語尾部分におい
て学習精度が劣化する。
【0008】(2)上記(1)の問題を解決するため
に、学習動作を制御するか否かを判定するために用いら
れる参照入力信号パワーに対する閾値を大きくすると、
学習できる区間が短くなるため、学習速度が遅くなり、
エコーキャンセラシステム全体の性能が劣化する。
に、学習動作を制御するか否かを判定するために用いら
れる参照入力信号パワーに対する閾値を大きくすると、
学習できる区間が短くなるため、学習速度が遅くなり、
エコーキャンセラシステム全体の性能が劣化する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、参照入力
信号パワーに対する閾値を大きな値に設定することなし
に、エコーキャンセラに入力する入力信号に含まれてい
るノイズ成分が大きくなった場合にエコーパスの学習精
度が低下するのを防止できるエコーキャンセラの制御装
置を提供することを目的とする。
信号パワーに対する閾値を大きな値に設定することなし
に、エコーキャンセラに入力する入力信号に含まれてい
るノイズ成分が大きくなった場合にエコーパスの学習精
度が低下するのを防止できるエコーキャンセラの制御装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による第1のエ
コーキャンセラの制御装置は、送信信号および受信信号
のうちの受信信号から擬似エコー信号を減算してエコー
除去信号を得るためのエコーキャンセラの制御装置であ
って、送信信号を参照入力信号とし、参照入力信号パワ
ーが所定の閾値以上であるか否かを判別する第1判別手
段、エコーキャンセラに入力する受信信号パワーに基づ
いて、受信信号が有音であるか無音であるかを判別する
第2判別手段、ならびに参照入力信号パワーが所定の閾
値以上でありかつ受信信号が有音である場合にエコーキ
ャンセラによる学習を実行させ、参照入力信号パワーが
所定の閾値より小さい場合または受信信号が無音である
場合にエコーキャンセラによる学習を停止させる制御手
段を備えていることを特徴とする。
コーキャンセラの制御装置は、送信信号および受信信号
のうちの受信信号から擬似エコー信号を減算してエコー
除去信号を得るためのエコーキャンセラの制御装置であ
って、送信信号を参照入力信号とし、参照入力信号パワ
ーが所定の閾値以上であるか否かを判別する第1判別手
段、エコーキャンセラに入力する受信信号パワーに基づ
いて、受信信号が有音であるか無音であるかを判別する
第2判別手段、ならびに参照入力信号パワーが所定の閾
値以上でありかつ受信信号が有音である場合にエコーキ
ャンセラによる学習を実行させ、参照入力信号パワーが
所定の閾値より小さい場合または受信信号が無音である
場合にエコーキャンセラによる学習を停止させる制御手
段を備えていることを特徴とする。
【0011】第2判別手段としては、たとえば、エコー
キャンセラに入力する受信信号パワーと、背景ノイズレ
ベルの大きさに応じて適応的に決定される閾値とを比較
することにより、受信信号が有音であるか無音であるか
を判別するものが用いられる。
キャンセラに入力する受信信号パワーと、背景ノイズレ
ベルの大きさに応じて適応的に決定される閾値とを比較
することにより、受信信号が有音であるか無音であるか
を判別するものが用いられる。
【0012】この発明による第2のエコーキャンセラの
制御装置は、送信信号および受信信号のうちの送信信号
から擬似エコー信号を減算してエコー除去信号を得るた
めのエコーキャンセラの制御装置であって、受信信号を
参照入力信号とし、参照入力信号パワーが所定の閾値以
上であるか否かを判別する第1判別手段、エコーキャン
セラに入力する送信信号パワーに基づいて、送信信号が
有音であるか無音であるかを判別する第2判別手段、な
らびに参照入力信号パワーが所定の閾値以上でありかつ
送信信号が有音である場合にエコーキャンセラによる学
習を実行させ、参照入力信号パワーが所定の閾値より小
さい場合または送信信号が無音である場合にエコーキャ
ンセラによる学習を停止させる制御手段を備えているこ
とを特徴とする。
制御装置は、送信信号および受信信号のうちの送信信号
から擬似エコー信号を減算してエコー除去信号を得るた
めのエコーキャンセラの制御装置であって、受信信号を
参照入力信号とし、参照入力信号パワーが所定の閾値以
上であるか否かを判別する第1判別手段、エコーキャン
セラに入力する送信信号パワーに基づいて、送信信号が
有音であるか無音であるかを判別する第2判別手段、な
らびに参照入力信号パワーが所定の閾値以上でありかつ
送信信号が有音である場合にエコーキャンセラによる学
習を実行させ、参照入力信号パワーが所定の閾値より小
さい場合または送信信号が無音である場合にエコーキャ
ンセラによる学習を停止させる制御手段を備えているこ
とを特徴とする。
【0013】第2判別手段としては、たとえば、エコー
キャンセラに入力する送信信号パワーと、背景ノイズレ
ベルの大きさに応じて適応的に決定される閾値とを比較
することにより、送信信号が有音であるか無音であるか
を判別するものが用いられる。
キャンセラに入力する送信信号パワーと、背景ノイズレ
ベルの大きさに応じて適応的に決定される閾値とを比較
することにより、送信信号が有音であるか無音であるか
を判別するものが用いられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を参照して、こ
の発明の実施例について説明する。
の発明の実施例について説明する。
【0015】図1はエコー除去装置の電気的構成を示
し、図2は図1のエコー除去装置によって実現される回
線側エコー除去装置の機能的構成を示している。
し、図2は図1のエコー除去装置によって実現される回
線側エコー除去装置の機能的構成を示している。
【0016】エコー除去装置10は、DSP(またはC
PU)11、ROM12およびRAM13を備えてい
る。
PU)11、ROM12およびRAM13を備えてい
る。
【0017】ROM12には、DSP12の制御プログ
ラムおよび予め設定されたデータが格納される。ROM
12に格納されるデータには、次のようなデータがあ
る。
ラムおよび予め設定されたデータが格納される。ROM
12に格納されるデータには、次のようなデータがあ
る。
【0018】(1)参照入力信号パワー(送信信号パワ
ー)ref _pow が所定以上の大きさであるか否かを判定
するための閾値thl _pow (2)背景ノイズ算出レベルthl _baseの初期値 (3)背景ノイズ算出レベルthl _baseの上昇方向の修
正幅T _up (4)背景ノイズ算出レベルthl _baseの降下方向の修
正幅T _down (5)受信信号(回線入力信号)が有音であるか無音で
あるかを判別するための閾値thl を、背景ノイズ算出レ
ベルthl _baseから算出するための乗数a
ー)ref _pow が所定以上の大きさであるか否かを判定
するための閾値thl _pow (2)背景ノイズ算出レベルthl _baseの初期値 (3)背景ノイズ算出レベルthl _baseの上昇方向の修
正幅T _up (4)背景ノイズ算出レベルthl _baseの降下方向の修
正幅T _down (5)受信信号(回線入力信号)が有音であるか無音で
あるかを判別するための閾値thl を、背景ノイズ算出レ
ベルthl _baseから算出するための乗数a
【0019】RAM13には、各種フラグおよび必要な
データが格納される。RAM13に格納されるフラグお
よびデータには、次のようなものがある。
データが格納される。RAM13に格納されるフラグお
よびデータには、次のようなものがある。
【0020】(1)参照入力信号パワーref _pow (2)回線入力信号パワーin_pow (3)参照入力信号パワーref _pow が閾値thl _pow
以上であるか否かを記憶するフラグst_pow (1:参照
入力信号パワーref _pow が閾値thl _pow 以上、1:
参照入力信号パワーref _pow が閾値thl _pow より小
さい) (4)背景ノイズ算出レベルthl _base (5)受信信号(回線入力信号)が有音であるか無音で
あるかを判別するための閾値thl (6)受信信号(回線入力信号)が有音であるか無音で
あるかを記憶するフラグspeech_flg (0:無音、1:
有音) (7)学習可能状態であるか否かを記憶するフラグstud
y _flg (0:学習不可能状態、1:学習可能状態)
以上であるか否かを記憶するフラグst_pow (1:参照
入力信号パワーref _pow が閾値thl _pow 以上、1:
参照入力信号パワーref _pow が閾値thl _pow より小
さい) (4)背景ノイズ算出レベルthl _base (5)受信信号(回線入力信号)が有音であるか無音で
あるかを判別するための閾値thl (6)受信信号(回線入力信号)が有音であるか無音で
あるかを記憶するフラグspeech_flg (0:無音、1:
有音) (7)学習可能状態であるか否かを記憶するフラグstud
y _flg (0:学習不可能状態、1:学習可能状態)
【0021】エコー除去装置10には、マイクロホン2
1からの送信信号(マイク入力信号)がA/D変換器2
2によってディジタル化されて入力される。エコー除去
装置10に入力された送信信号は、図示しない音響側エ
コーキャンセラによってエコー信号が除去された後、D
/A変換器23を介して回線出力信号として出力され
る。
1からの送信信号(マイク入力信号)がA/D変換器2
2によってディジタル化されて入力される。エコー除去
装置10に入力された送信信号は、図示しない音響側エ
コーキャンセラによってエコー信号が除去された後、D
/A変換器23を介して回線出力信号として出力され
る。
【0022】また、エコー除去装置10には、受信信号
(回線入力信号)がA/D変換器24によってディジタ
ル化されて入力される。エコー除去装置10に入力され
た受信信号は、回線側エコーキャンセラ30(図2参
照)によってエコー信号が除去された後、D/A変換器
25を介してスピーカ26に送られる。
(回線入力信号)がA/D変換器24によってディジタ
ル化されて入力される。エコー除去装置10に入力され
た受信信号は、回線側エコーキャンセラ30(図2参
照)によってエコー信号が除去された後、D/A変換器
25を介してスピーカ26に送られる。
【0023】回線側エコーキャンセラ30では、A/D
変換器22によってディジタル化された送信信号を参照
入力信号とし、参照入力信号に基づいて擬似エコー信号
が算出される。そして、A/D変換器24からの受信信
号(受話信号+回線エコー+ノイズ)から擬似エコー信
号が減算される。この減算結果(エコー除去結果)がD
/A変換器25によってアナログ変換された後、スピー
カ26からスピーカ出力信号として出力される。回線側
エコーキャンセラ30では、参照入力信号、適応フィル
タ係数およびエコー除去結果に基づいて、適応フィルタ
係数が更新される。
変換器22によってディジタル化された送信信号を参照
入力信号とし、参照入力信号に基づいて擬似エコー信号
が算出される。そして、A/D変換器24からの受信信
号(受話信号+回線エコー+ノイズ)から擬似エコー信
号が減算される。この減算結果(エコー除去結果)がD
/A変換器25によってアナログ変換された後、スピー
カ26からスピーカ出力信号として出力される。回線側
エコーキャンセラ30では、参照入力信号、適応フィル
タ係数およびエコー除去結果に基づいて、適応フィルタ
係数が更新される。
【0024】音声検出器31は、回線入力信号パワーin
_pow を算出し、その信号パワーin_pow を、背景ノイ
ズレベルの大きさに応じて適応的に決定される閾値thl
と比較することにより、受信信号が有音であるか無音で
あるかを判別する。
_pow を算出し、その信号パワーin_pow を、背景ノイ
ズレベルの大きさに応じて適応的に決定される閾値thl
と比較することにより、受信信号が有音であるか無音で
あるかを判別する。
【0025】制御部32は、参照入力信号パワーref _
pow が閾値thl _pow 以上であるか否かの判定(参照入
力信号パワーref _pow のレベル判定)を行う。また、
制御部32は、参照入力信号パワーref _pow のレベル
判定結果と、音声検出器31による有音・無音判定結果
とに基づいて、回線側エコーキャンセラ30が学習可能
状態であるか否かを判別し、この判別結果に基づいて回
線側エコーキャンセラ30の学習動作を制御する。
pow が閾値thl _pow 以上であるか否かの判定(参照入
力信号パワーref _pow のレベル判定)を行う。また、
制御部32は、参照入力信号パワーref _pow のレベル
判定結果と、音声検出器31による有音・無音判定結果
とに基づいて、回線側エコーキャンセラ30が学習可能
状態であるか否かを判別し、この判別結果に基づいて回
線側エコーキャンセラ30の学習動作を制御する。
【0026】なお、回線入力信号パワーin_pow は、た
とえばサンプリング周波数8KHzで抽出された連続す
る20サンプルの2乗和によって算出される。
とえばサンプリング周波数8KHzで抽出された連続す
る20サンプルの2乗和によって算出される。
【0027】図3は、エコー除去装置10の全体的な動
作を示している。
作を示している。
【0028】まず、RAM13に格納される各種フラグ
st_pow 、speech_flg 、study _flg およびデータin
_pow 、ref _pow 、thl 等が初期化される(ステップ
1)。
st_pow 、speech_flg 、study _flg およびデータin
_pow 、ref _pow 、thl 等が初期化される(ステップ
1)。
【0029】そして、制御部32による参照入力信号パ
ワーのレベル判定が行われる(ステップ2)。
ワーのレベル判定が行われる(ステップ2)。
【0030】次に、音声検出器30による受信信号の有
音・無音判定が行われる(ステップ3)。
音・無音判定が行われる(ステップ3)。
【0031】次に、制御部32による学習可否判定が行
われ(ステップ4)。この学習可否判定は、参照入力信
号パワーref _pow のレベル判定結果と受信信号の有音
・無音判定結果とに基づいて行われる。
われ(ステップ4)。この学習可否判定は、参照入力信
号パワーref _pow のレベル判定結果と受信信号の有音
・無音判定結果とに基づいて行われる。
【0032】学習可能状態であると判定された場合に
は、回線側エコーキャンセラ30においてエコーパスの
学習が行われる。学習不可能状態であると判定された場
合には、回線側エコーキャンセラ30においてエコーパ
スの学習が停止される。
は、回線側エコーキャンセラ30においてエコーパスの
学習が行われる。学習不可能状態であると判定された場
合には、回線側エコーキャンセラ30においてエコーパ
スの学習が停止される。
【0033】図4は、図3のステップ2の処理手順、つ
まり、制御部32による参照入力信号パワーのレベル判
定処理手順を示している。
まり、制御部32による参照入力信号パワーのレベル判
定処理手順を示している。
【0034】まず、参照入力信号パワーref _pow が算
出される(ステップ11)。そして、得られた参照入力
信号パワーref _pow が、閾値thl _pow 以上であるか
否かが判別される(ステップ12)。
出される(ステップ11)。そして、得られた参照入力
信号パワーref _pow が、閾値thl _pow 以上であるか
否かが判別される(ステップ12)。
【0035】参照入力信号パワーref _pow が閾値thl
_pow 以上であれば、フラグst_pow がセット(st_po
w =1)され(ステップ13)、この処理は終了する。
参照入力信号パワーref _pow が閾値thl _pow より小
さければ、フラグst_pow がリセット(st_pow =0)
され(ステップ14)、この処理は終了する。
_pow 以上であれば、フラグst_pow がセット(st_po
w =1)され(ステップ13)、この処理は終了する。
参照入力信号パワーref _pow が閾値thl _pow より小
さければ、フラグst_pow がリセット(st_pow =0)
され(ステップ14)、この処理は終了する。
【0036】図5は、図3のステップ3の処理手順、つ
まり、音声検出器30による受信信号の有音・無音判定
処理手順を示している。
まり、音声検出器30による受信信号の有音・無音判定
処理手順を示している。
【0037】まず、受信信号(回線入力信号)パワーin
_pow が算出される(ステップ21)。
_pow が算出される(ステップ21)。
【0038】そして、得られた受信信号パワーin_pow
が背景ノイズ算出レベルthl _baseより大きい(thl _
base<in_pow )か否かが判別される(ステップ2
2)。
が背景ノイズ算出レベルthl _baseより大きい(thl _
base<in_pow )か否かが判別される(ステップ2
2)。
【0039】受信信号パワーin_pow が背景ノイズ算出
レベルthl _baseより大きくなければ、受信信号パワー
in_pow が背景ノイズ算出レベルthl _baseより小さい
(thl _base>in_pow )か否かが判断される(ステッ
プ23)。
レベルthl _baseより大きくなければ、受信信号パワー
in_pow が背景ノイズ算出レベルthl _baseより小さい
(thl _base>in_pow )か否かが判断される(ステッ
プ23)。
【0040】受信信号パワーin_pow が背景ノイズ算出
レベルthl _baseより小さくなければ、つまり、受信信
号パワーin_pow が背景ノイズ算出レベルthl _baseと
等しい(thl _base=in_pow )場合には、背景ノイズ
算出レベルthl _baseは変更されることなく、受信信号
の有音・無音を判定するための閾値thl が次の数式1に
基づいて変更せしめられる(ステップ26)。
レベルthl _baseより小さくなければ、つまり、受信信
号パワーin_pow が背景ノイズ算出レベルthl _baseと
等しい(thl _base=in_pow )場合には、背景ノイズ
算出レベルthl _baseは変更されることなく、受信信号
の有音・無音を判定するための閾値thl が次の数式1に
基づいて変更せしめられる(ステップ26)。
【0041】
【数1】
【0042】上記ステップ22において、受信信号パワ
ーin_pow が背景ノイズ算出レベルthl _baseより大き
い(thl _base<in_pow )と判別された場合には、背
景ノイズ算出レベルthl _baseが、次の数式2に基づい
て大きくなるように変更せしめられた後(ステップ2
4)、ステップ26に移行する。
ーin_pow が背景ノイズ算出レベルthl _baseより大き
い(thl _base<in_pow )と判別された場合には、背
景ノイズ算出レベルthl _baseが、次の数式2に基づい
て大きくなるように変更せしめられた後(ステップ2
4)、ステップ26に移行する。
【0043】
【数2】
【0044】上記ステップ23において、受信信号パワ
ーin_pow が背景ノイズ算出レベルthl _baseより小さ
い(thl _base>in_pow )と判別された場合には、背
景ノイズ算出レベルthl _baseが、次の数式3に基づい
て小さくなるように変更せしめられた後(ステップ2
5)、ステップ26に移行する。
ーin_pow が背景ノイズ算出レベルthl _baseより小さ
い(thl _base>in_pow )と判別された場合には、背
景ノイズ算出レベルthl _baseが、次の数式3に基づい
て小さくなるように変更せしめられた後(ステップ2
5)、ステップ26に移行する。
【0045】
【数3】
【0046】このように背景ノイズ算出レベルthl _ba
seおよび閾値thl は状況に応じて調整され、最適値に設
定される。
seおよび閾値thl は状況に応じて調整され、最適値に設
定される。
【0047】ステップ26の後、受信信号パワーin_po
w が閾値thl 以上(in_pow ≧thl)であるか否かが判
断される(ステップ27)。受信信号パワーin_pow が
閾値thl 以上である場合には、受信信号は有音であると
判断され、フラグspeech_flg がセット(speech_flg
=1)される(ステップ28)。
w が閾値thl 以上(in_pow ≧thl)であるか否かが判
断される(ステップ27)。受信信号パワーin_pow が
閾値thl 以上である場合には、受信信号は有音であると
判断され、フラグspeech_flg がセット(speech_flg
=1)される(ステップ28)。
【0048】受信信号パワーin_pow が閾値thl 以上で
ない場合には、受信信号は無音であると判断され、フラ
グspeech_flg がリセット(speech_flg =0)される
(ステップ29)。
ない場合には、受信信号は無音であると判断され、フラ
グspeech_flg がリセット(speech_flg =0)される
(ステップ29)。
【0049】なお、修正幅T _up を小さく、修正幅T
_downを大きく設定することによって、背景ノイズ算出
レベルthl _baseの変化は、立ち上がり時の時定数が大
きく、立ち下がり時の時定数が小さい特性になる。これ
によって、背景ノイズ算出レベルthl _baseを、実際の
背景ノイズレベルに近い値に保持することができる。
_downを大きく設定することによって、背景ノイズ算出
レベルthl _baseの変化は、立ち上がり時の時定数が大
きく、立ち下がり時の時定数が小さい特性になる。これ
によって、背景ノイズ算出レベルthl _baseを、実際の
背景ノイズレベルに近い値に保持することができる。
【0050】図7(a)は受信信号を示し、図7(b)
は受信信号パワーin_pow の変化と、修正幅T _up を
小さくかつ修正幅T _downを大きく設定した場合の閾値
thlの変化を示し、図7(c)は有音・無音判定結果を
示している。
は受信信号パワーin_pow の変化と、修正幅T _up を
小さくかつ修正幅T _downを大きく設定した場合の閾値
thlの変化を示し、図7(c)は有音・無音判定結果を
示している。
【0051】図6は、図3のステップ4の処理手順、つ
まり、制御部32による学習可否判定処理手順を示して
いる。
まり、制御部32による学習可否判定処理手順を示して
いる。
【0052】まず、フラグst_pow がセットされている
か否かが判別される(ステップ31)。
か否かが判別される(ステップ31)。
【0053】フラグst_pow がセット(st_pow =1)
されている場合、つまり、参照入力信号パワーref _po
w が閾値thl _pow 以上である場合には、フラグspeech
_flg がセットされているか否かが判別される(ステッ
プ32)。
されている場合、つまり、参照入力信号パワーref _po
w が閾値thl _pow 以上である場合には、フラグspeech
_flg がセットされているか否かが判別される(ステッ
プ32)。
【0054】フラグspeech_flg がセット(speech_fl
g =1)されている場合には、つまり、参照入力信号パ
ワーref _pow が閾値thl _pow 以上でありかつ受信信
号が有音である場合には、学習可能状態であると判断さ
れ、フラグstudy _flg がセット(study _flg =1)
される(ステップ33)。したがって、この場合には、
回線側エコーキャンセラ30においてエコーパスの学習
が行われる。
g =1)されている場合には、つまり、参照入力信号パ
ワーref _pow が閾値thl _pow 以上でありかつ受信信
号が有音である場合には、学習可能状態であると判断さ
れ、フラグstudy _flg がセット(study _flg =1)
される(ステップ33)。したがって、この場合には、
回線側エコーキャンセラ30においてエコーパスの学習
が行われる。
【0055】上記ステップ31においてフラグst_pow
がリセット(st_pow =0)されている場合または上記
ステップ32においてフラグspeech_flg がリセット
(speech_flg =0)されている場合には、学習不可能
状態であると判断され、フラグstudy _flg がリセット
(study _flg =0)される(ステップ34)。つま
り、参照入力信号パワーref _pow が閾値thl _pow よ
り小さい場合または参照入力信号パワーref _pow が閾
値thl _pow 以上であっても受信信号が無音である場合
には、学習不可能状態であると判断される。したがっ
て、この場合には、回線側エコーキャンセラ30におい
てエコーパスの学習が停止せしめられる。
がリセット(st_pow =0)されている場合または上記
ステップ32においてフラグspeech_flg がリセット
(speech_flg =0)されている場合には、学習不可能
状態であると判断され、フラグstudy _flg がリセット
(study _flg =0)される(ステップ34)。つま
り、参照入力信号パワーref _pow が閾値thl _pow よ
り小さい場合または参照入力信号パワーref _pow が閾
値thl _pow 以上であっても受信信号が無音である場合
には、学習不可能状態であると判断される。したがっ
て、この場合には、回線側エコーキャンセラ30におい
てエコーパスの学習が停止せしめられる。
【0056】上記実施の形態によれば、受信信号(受話
信号+エコー信号+ノイズ)に含まれているノイズ成分
が小さい場合には、図9に示すように、従来例と同様な
動作が行われる。
信号+エコー信号+ノイズ)に含まれているノイズ成分
が小さい場合には、図9に示すように、従来例と同様な
動作が行われる。
【0057】しかしながら、上記実施の形態では、受信
信号(受話信号+エコー信号+ノイズ)に含まれている
ノイズ成分が大きい場合には、参照入力信号パワーref
_pow が閾値thl _pow 以上であっても受信信号が無音
と判定されるため、図8に示すように、エコー信号がノ
イズより小さい区間において学習が停止せしめられる。
このため、受信信号に含まれているノイズ成分が大きく
なった場合に、学習精度が劣化するのを回避することが
できる。
信号(受話信号+エコー信号+ノイズ)に含まれている
ノイズ成分が大きい場合には、参照入力信号パワーref
_pow が閾値thl _pow 以上であっても受信信号が無音
と判定されるため、図8に示すように、エコー信号がノ
イズより小さい区間において学習が停止せしめられる。
このため、受信信号に含まれているノイズ成分が大きく
なった場合に、学習精度が劣化するのを回避することが
できる。
【0058】上記実施の形態では、回線側エコーキャン
セラの学習動作を制御する場合について説明したが、こ
の発明は、音響側エコーキャンセラの学習動作を制御す
る場合についても適用できる。音響側エコーキャンセラ
の学習動作を制御する場合には、受信信号が参照入力信
号となる。また、音響側エコーキャンセラに入力する送
信信号パワーに基づいて、送信信号が有音か無音かが判
別される。そして、参照入力信号パワーが所定の閾値以
上でありかつ送信信号が有音である場合にエコーキャン
セラによる学習が行われる。参照入力信号パワーが所定
の閾値より小さい場合または送信信号が無音である場合
には、エコーキャンセラによる学習が停止せしめられ
る。
セラの学習動作を制御する場合について説明したが、こ
の発明は、音響側エコーキャンセラの学習動作を制御す
る場合についても適用できる。音響側エコーキャンセラ
の学習動作を制御する場合には、受信信号が参照入力信
号となる。また、音響側エコーキャンセラに入力する送
信信号パワーに基づいて、送信信号が有音か無音かが判
別される。そして、参照入力信号パワーが所定の閾値以
上でありかつ送信信号が有音である場合にエコーキャン
セラによる学習が行われる。参照入力信号パワーが所定
の閾値より小さい場合または送信信号が無音である場合
には、エコーキャンセラによる学習が停止せしめられ
る。
【0059】
【発明の効果】この発明によれば、参照入力信号パワー
に対する閾値を大きな値に設定することなしに、エコー
キャンセラに入力する入力信号に含まれているノイズ成
分が大きくなった場合にエコーパスの学習精度が低下す
るのを防止できるようになる。
に対する閾値を大きな値に設定することなしに、エコー
キャンセラに入力する入力信号に含まれているノイズ成
分が大きくなった場合にエコーパスの学習精度が低下す
るのを防止できるようになる。
【図1】この発明の実施例であるエコー除去装置の電気
的構成を示すブロック図である。
的構成を示すブロック図である。
【図2】図1のエコー除去装置の機能的構成を示す機能
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】図1のエコー除去装置の全体的な動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】図3のステップ2の詳細な処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】図3のステップ3の詳細な処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】図3のステップ4の詳細な処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】音声検出器31による受信信号の有音・無音判
定動作を説明するためのタイムチャートである。
定動作を説明するためのタイムチャートである。
【図8】受信信号に含まれているノイズ成分が大きい場
合に、エコーパスの学習動作が停止せしめられる様子を
示すタイムチャートである。
合に、エコーパスの学習動作が停止せしめられる様子を
示すタイムチャートである。
【図9】受信信号に含まれているノイズ成分が小さい場
合の従来例の動作を説明するためのタイムチャートであ
る。
合の従来例の動作を説明するためのタイムチャートであ
る。
【図10】従来例の問題点を説明するためのタイムチャ
ートである。
ートである。
10 エコー除去装置 11 DSP(またはCPU) 12 ROM 13 RAM 21 マイクロホン 30 回線側エコーキャンセラ 31 音声検出器 32 制御部
Claims (4)
- 【請求項1】 送信信号および受信信号のうちの受信信
号から擬似エコー信号を減算してエコー除去信号を得る
ためのエコーキャンセラの制御装置であって、 送信信号を参照入力信号とし、参照入力信号パワーが所
定の閾値以上であるか否かを判別する第1判別手段、 エコーキャンセラに入力する受信信号パワーに基づい
て、受信信号が有音であるか無音であるかを判別する第
2判別手段、ならびに参照入力信号パワーが所定の閾値
以上でありかつ受信信号が有音である場合にエコーキャ
ンセラによる学習を実行させ、参照入力信号パワーが所
定の閾値より小さい場合または受信信号が無音である場
合にエコーキャンセラによる学習を停止させる制御手
段、を備えていることを特徴とするエコーキャンセラの
制御装置。 - 【請求項2】 第2判別手段は、エコーキャンセラに入
力する受信信号パワーと、背景ノイズレベルの大きさに
応じて適応的に決定される閾値とを比較することによ
り、受信信号が有音であるか無音であるかを判別する請
求項1に記載のエコーキャンセラの制御装置。 - 【請求項3】 送信信号および受信信号のうちの送信信
号から擬似エコー信号を減算してエコー除去信号を得る
ためのエコーキャンセラの制御装置であって、 受信信号を参照入力信号とし、参照入力信号パワーが所
定の閾値以上であるか否かを判別する第1判別手段、 エコーキャンセラに入力する送信信号パワーに基づい
て、送信信号が有音であるか無音であるかを判別する第
2判別手段、ならびに参照入力信号パワーが所定の閾値
以上でありかつ送信信号が有音である場合にエコーキャ
ンセラによる学習を実行させ、参照入力信号パワーが所
定の閾値より小さい場合または送信信号が無音である場
合にエコーキャンセラによる学習を停止させる制御手
段、 を備えていることを特徴とするエコーキャンセラの制御
装置。 - 【請求項4】 第2判別手段は、エコーキャンセラに入
力する送信信号パワーと、背景ノイズレベルの大きさに
応じて適応的に決定される閾値とを比較することによ
り、送信信号が有音であるか無音であるかを判別する請
求項3に記載のエコーキャンセラの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11047534A JP2000252883A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | エコーキャンセラの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11047534A JP2000252883A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | エコーキャンセラの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000252883A true JP2000252883A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12777805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11047534A Pending JP2000252883A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | エコーキャンセラの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000252883A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006130970A1 (en) * | 2005-06-10 | 2006-12-14 | Sangoma Technologies Corporation | Echo canceller controller |
WO2007049644A1 (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-03 | Nec Corporation | エコー抑圧方法及び装置 |
US8526599B2 (en) | 2011-09-22 | 2013-09-03 | Panasonic Corporation | Input/output apparatus and communication terminal |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP11047534A patent/JP2000252883A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006130970A1 (en) * | 2005-06-10 | 2006-12-14 | Sangoma Technologies Corporation | Echo canceller controller |
US7512227B2 (en) | 2005-06-10 | 2009-03-31 | Sangoma Technologies Corporation | Echo canceller controller |
WO2007049644A1 (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-03 | Nec Corporation | エコー抑圧方法及び装置 |
JPWO2007049644A1 (ja) * | 2005-10-26 | 2009-04-30 | 日本電気株式会社 | エコー抑圧方法及び装置 |
JP4702372B2 (ja) * | 2005-10-26 | 2011-06-15 | 日本電気株式会社 | エコー抑圧方法及び装置 |
US8433074B2 (en) | 2005-10-26 | 2013-04-30 | Nec Corporation | Echo suppressing method and apparatus |
US8526599B2 (en) | 2011-09-22 | 2013-09-03 | Panasonic Corporation | Input/output apparatus and communication terminal |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040629 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041026 |