JP2000252764A - 増幅装置および波長変換装置 - Google Patents

増幅装置および波長変換装置

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JP2000252764A
JP2000252764A JP11368215A JP36821599A JP2000252764A JP 2000252764 A JP2000252764 A JP 2000252764A JP 11368215 A JP11368215 A JP 11368215A JP 36821599 A JP36821599 A JP 36821599A JP 2000252764 A JP2000252764 A JP 2000252764A
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optical signal
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optical
electric signal
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建作 関谷
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祐輔 久世
Noriyuki Aoki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光信号の増幅を正確に行える増幅装置を提供
する。 【解決手段】 相互に異なるマーク率を持つ符号化方式
で符号化された複数の光信号S421 を選択的に受光
し、受光結果に応じた電気信号を生成する受光素子51
と、前記電気信号に基づいて、光信号を受光しているか
否かを判断する光入力断アラーム60と、前記電気信号
のレベルを所定時間検出し、当該検出結果に基づいて、
受光した光信号S421 の符号化方式を判別し、当該判
別した符号化方式を、次に光信号を受光していないと判
断するまで保持する平均値検出器62およびNRZ/R
Z判別器63と、複数のしきい値のうち、NRZ/RZ
判別器63が保持する前記符号化方式に対応する一のし
きい値を選択し、当該選択したしきい値を用いて電気信
号の増幅を行うリミッティングアンプ53およびバッフ
ァアンプ54とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、相互に異なるマー
ク率を持つ符号化方式で符号化された複数の光信号を正
確に増幅できる増幅装置および当該符号判別を用いた波
長変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数の信号に異なる波長を割り
当てて1本の光ファイバを介して伝送するWDM(Wave
length Division Multiplex)システムの送信装置には、
入力した光信号の波長を変換して出力する波長変換装置
が設けられているものがある。図5は、従来の波長変換
装置1の構成図である。図5に示す波長変換装置1で
は、光入力信号S10が受光素子11において電流信号
S11に変換された後に、電流信号S11が電流・電圧
変換器12において電圧信号S12に変換される。次
に、電圧信号S12が、リミッティングアンプ13およ
びバッファアンプ14で増幅され、これにより生成され
た電圧信号S14がLD(Laser Diode) 駆動回路15に
出力される。このとき、リミッティングアンプ13で
は、電気信号S12の振幅レベルを所定のレベル内に制
限するように差動増幅が行われ、電気信号S13が生成
される。また、バッファアンプ14では、電気信号S1
3が、LD駆動回路15に要求される範囲の振幅レベル
を持つように増幅され、電気信号S14が生成される。
【0003】そして、LD駆動回路15によって電圧信
号S14に基づいて半導体レーザ16の発光が制御さ
れ、半導体レーザ16から光出力信号S16が出力され
る。このとき、APC(Automatic Power Control) 回路
17によって、半導体レーザ16から出力される光出力
信号S16のパワーが一定になるように制御される。
【0004】上述した波長変換装置1のリミッティング
アンプ13およびバッファアンプ14では、入力側がカ
ップリングコンデンサを介したAC(Alternating Curre
nt:交流) 結合になっており、前段から電圧信号を交流
の0Vに相当するしきい値を用いて増幅して電気信号S
13およびS14を生成している。このとき、増幅の中
心レベルとして用いられるしきい値は、光入力信号S1
0の符号化方式のマーク率(ハイレベルとローレベルと
の発生確率)に応じて決まり、例えば、図6(A)に示
すように、NRZ(Non Return to Zero)符号やCMI(C
oded Mark Inversion)符号のようにハイレベルの発生確
率が1/2の符号化方式では、しきい値Vthは最大電
位と最小電位との中間値になる。そのため、光入力信号
S10に雑音や符号間干渉の影響が多少あっても、リミ
ッティングアンプ13およびバッファアンプ14におけ
る増幅を正確に行うことができる。
【0005】ところで、前述した波長変換装置1に、R
Z符号化された光入力信号S10を入力した場合には、
図6(B)に示すように、RZ符号のマーク率は1/4
であるため、しきい値Vthは、最大電位と最小電位と
の中間値より低くなる。そのため、光入力信号S10に
雑音および符号間干渉の影響が大きいと、リミッティン
グアンプ13およびバッファアンプ14における増幅が
正確に行われないことがあり、光出力信号S16の品質
が低いという問題がある。また、RZ符号化された光入
力信号S10を入力した場合には、半導体レーザ16か
ら出力される光出力信号S16のパワーも、NRZ符号
化された光入力信号S10を入力した場合に比べて半分
になるため、同じ出力パワーを得るには、APC回路1
7の基準電圧を切り替える必要がある。
【0006】上述したような問題点を解決するために、
例えば、特開昭64−39839号には、入力信号の振
幅レベルの平均値を求め、当該平均値に基づいてマーク
率の変動を検出し、当該検出結果に基づいて、出力パワ
ーを決定する際に用いる基準電圧を動的に切り換える半
導体レーザ駆動回路が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開昭64−39839号に開示された半導体レーザ
駆動回路では、マーク率の変動に追従して常に基準電圧
を変動させているため、例えば、入力信号のマーク率が
長期的に見れば一定であっても、「マーク」および「ス
ペース」のうち一方が一時的に連続して発生すると、入
力信号の振幅レベルの平均値が一時的に変化し、当該変
化に応じて基準電圧を切り替えてしまう。このような基
準電圧の切替えが発生すると、半導体レーザの出力パワ
ーが不安定になってしまうという問題がある。
【0008】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされ、「マーク」あるいは「スペース」の一方が
一時的に連続して発生した場合でも、光信号の増幅およ
び半導体レーザを用いた波長変換を安定して正確に行う
ことができる増幅装置および波長変換装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
増幅装置は、相互に異なるマーク率を持つ符号化方式で
符号化された複数の光信号を選択的に受光し、受光結果
に応じた電気信号を生成する受光手段と、前記受光手段
が生成した電気信号に基づいて、前記受光手段が光信号
を受光しているか否かを判断する受光有無判断手段と、
前記受光手段が生成した電気信号のレベルを所定時間検
出し、当該検出結果に基づいて、前記受光手段が受光し
た光信号の前記符号化方式を判別し、当該判別した符号
化方式を、前記受光有無判断手段が次に光信号を受光し
ていないと判断するまで保持する符号化方式判別手段
と、複数のしきい値のうち、前記符号化方式判別手段が
保持する前記符号化方式に対応する一のしきい値を選択
し、当該選択したしきい値を用いて、電気信号を増幅す
る増幅手段とを有する。
【0010】本発明の増幅装置では、相互に異なるマー
ク率を持つ符号化方式で符号化された複数の光信号が選
択的に受光手段で受光され、その受光結果に応じた電気
信号が生成される。そして、受光有無判断手段におい
て、前記受光手段が生成した電気信号に基づいて、前記
受光手段が光信号を受光しているか否かが判断される。
また、符号化方式判別手段において、前記受光手段が生
成した電気信号のレベルが所定時間検出され、当該検出
結果に基づいて、前記受光手段が受光した光信号の前記
符号化方式が判別され、当該判別した符号化方式が、前
記受光有無判断手段が次に光信号を受光していないと判
断するまで保持される。次に、増幅手段において、複数
のしきい値のうち、前記符号化方式判別手段が保持する
前記符号化方式に対応する一のしきい値が選択され、当
該選択されたしきい値を用いて、電気信号が増幅され
る。
【0011】また、本発明の増幅装置は、好ましくは、
前記符号化方式判別手段は、前記受光手段が生成した電
気信号のレベルを所定時間検出して前記電気信号のレベ
ルの平均値を求め、当該平均値に基づいて、前記受光手
段が受光した光信号の前記符号化方式を判別する。
【0012】また、本発明の波長変換装置は、第1の波
長の光信号を変換して第2の波長の光信号を出力する波
長変換装置であって、相互に異なるマーク率を持つ符号
化方式で符号化された第1の波長を持つ複数の光信号を
選択的に受光し、受光結果に応じた電気信号を生成する
受光手段と、前記受光手段が生成した電気信号に基づい
て、前記受光手段が光信号を受光しているか否かを判断
する受光有無判断手段と、前記受光手段が生成した電気
信号のレベルを所定時間検出し、当該検出結果に基づい
て、前記受光手段が受光した光信号の前記符号化方式を
判別し、当該判別した符号化方式を、前記受光有無判断
手段が次に光信号を受光していないと判断するまで保持
する符号化方式判別手段と、第2の波長の光信号を出力
する発光手段と、複数の基準電圧のうち、前記符号化方
式判別手段が保持する前記符号化方式に対応する一の基
準電圧を選択し、当該選択した基準電圧を用いて、前記
発光手段から出力される前記光信号のパワーを略一定に
保持する光出力保持手段と、前記電気信号に基づいて、
前記発光手段が出力する光信号を変調する変調手段とを
有する。
【0013】また、本発明の波長変換装置は、好ましく
は、前記符号化方式判別手段は、前記受光手段が生成し
た電気信号のレベルを所定時間検出して前記電気信号の
レベルの平均値を求め、当該平均値に基づいて、前記受
光手段が受光した光信号の前記符号化方式を判別する。
【0014】また、本発明の波長変換装置は、好ましく
は、複数のしきい値のうち、前記符号化方式判別手段が
保持する前記符号化方式に対応する一のしきい値を選択
し、当該選択したしきい値を用いて、電気信号を増幅す
る増幅手段をさらに有し、前記変調手段は、前記増幅さ
れた電気信号に基づいて、前記発光手段が出力する光信
号を変調する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
WDMシステムについて説明する。図1は、本実施形態
のWDMシステム31の構成図である。WDMシステム
31は、波長変換器431 〜434 に特徴を有してい
る。図1に示すように、WDMシステム31は、光送信
装置40と光受信装置41とを光ファイバ45を介して
接続した構成をしている。光送信装置40は、送信器4
1 〜424 、波長変換器431 〜434 および光合波
器44を有する。
【0016】送信器421 〜424 は、それぞれ独立し
たベースバンド信号を伝送する波長λ0 の光信号S42
1 〜S424 を、それぞれ波長変換器431 〜434
出力する。波長変換器431 〜434 は、それぞれ波長
λ0 の光信号S421 〜S424を、波長λ1 〜λ4
光信号S431 〜S434 に変換し、これらを光合波器
44に出力する。光合波器44は、波長λ1 〜λ4 の光
信号S431 〜S434 を多重化して生成した光信号S
44を光ファイバ45を介して光受信装置41に出力す
る。
【0017】光受信装置41は、光分波器46および受
信器471 〜474 を有する。光分波器46は、受信し
た光信号S44から、波長λ1 〜λ4 の光信号S46 1
〜S464 を分波し、それぞれ受信器471 〜474
出力する。受信器471 〜474 は、それぞれ入力した
光信号S461 〜S464 に基づいて所定の処理を行
う。
【0018】以下、波長変換器431 〜434 について
説明する。波長変換器431 〜434 は、出力する光信
号の波長を除いて、同じ構成および機能を有する。図2
は、波長変換器431 の構成図である。図2に示すよう
に、波長変換器431 は、受光素子51(本発明の受光
手段)、電流・電圧変換器52、リミッティングアンプ
53、バッファアンプ54、LD駆動回路55(本発明
の変調手段)、半導体レーザ56(本発明の発光手
段)、APC回路57、光入力断アラーム60、しきい
値切替器61、平均値検出器62、NRZ/RZ判別器
63、しきい値切替器64および基準電圧切替器65を
有する。ここで、リミッティングアンプ53、バッファ
アンプ54、しきい値切替器61およびしきい値切替器
64が本発明の増幅手段に対応している。また、平均値
検出器62およびNRZ/RZ判別器63が本発明の符
号化方式判別手段に対応している。また、APC回路5
7および基準電圧切替器65が本発明の光出力保持手段
に対応している。
【0019】受光素子51は、例えば、PIN−PD(P
hoto Diode) やAPDであり、受光した光信号S421
の光強度に応じた電流信号S51を、電流・電圧変換器
52および光入力断アラーム60に出力する。電流・電
圧変換器52は、入力した電流信号S51の電流値に応
じた電圧を持つ電圧信号S52を出力する。
【0020】リミッティングアンプ53は、カップリン
グコンデンサを介して電流・電圧変換器52とAC結合
されており、電流・電圧変換器52から入力した電気信
号S52の振幅値を所定のレベル内に制限するように差
動増幅を行い、その正出力を電圧信号S53aとしてバ
ッファアンプ54に出力し、その負出力を電圧信号S5
3bとして平均値検出器62に出力する。このとき、リ
ミッティングアンプ53は、しきい値切替器61から入
力したしきい値切替信号S61に基づいて、しきい値V
thaNRZ およびVthaRZのいずれか一方を選択し、
当該選択したしきい値を用いて電気信号S52の増幅を
行う。ここで、しきい値VthaNRZ は、光信号S42
1 がNRZ符号化されている場合における電気信号S5
2の最大電位と最小電位との中間電位に設定されてい
る。また、しきい値VthaRZは、光信号S421 がR
Z符号化されている場合における電気信号S52の最大
電位と最小電位との中間電位に設定されている。
【0021】また、バッファアンプ54は、カップリン
グコンデンサを介してリミッティングアンプ53とAC
結合されており、電気信号S53aをLD駆動回路55
が要求するECL(Emitter Coupled Logic) 入力レベル
の振幅を持つように差動増幅して電気信号S54を生成
する。このとき、バッファアンプ54は、しきい値切替
器64から入力したしきい値切替信号S64に基づい
て、しきい値VthbNR Z およびVthbRZのいずれか
一方を選択し、当該選択したしきい値を用いて電気信号
S53aの増幅を行う。ここで、しきい値VthbNRZ
は、光信号S421 がNRZ符号化されている場合にお
ける電気信号S53aの最大電位と最小電位との中間電
位に設定されている。また、しきい値VthbRZは、光
信号S421 がRZ符号化されている場合における電気
信号S53aの最大電位と最小電位との中間電位に設定
されている。
【0022】光入力断アラーム60は、受光素子51か
ら入力した電流信号S51に基づいて、受光素子51が
光信号S421 を受光しているか否かを判断し、その判
断結果を示す光入力判断信号S60をNRZ/RZ判別
器63に出力する。
【0023】平均値検出器62は、リミッティングアン
プ53から入力した電圧信号S53bを一定時間積分
し、当該積分結果に基づいて、電気信号S53bの振幅
レベルの平均値を検出し、当該平均値を示す平均値信号
S62をNRZ/RZ判別器63に出力する。
【0024】NRZ/RZ判別器63は、光入力判断信
号S60に基づいて、受光素子51が光信号S421
受光を開始するまでの間、NRZ符号を示す符号判定信
号S63をしきい値切替器61および64に出力する。
また、NRZ/RZ判別器63は、光入力判断信号S6
0に基づいて、受光素子51が光信号S421 の受光を
開始してから一定時間経過後、平均値検出器62から入
力した平均値信号S62に基づいて、光信号S421
NRZ符号化およびRZ符号化のいずれの符号化がされ
ているかを判別し、その判別結果を示す判別信号S63
をしきい値切替器61および64に出力する。このと
き、判別信号S63が示す判別結果は、NRZ/RZ判
別器63において次に受光素子51が光信号S421
受光しなくなるまでラッチ(保持)される。
【0025】このように、判別信号S63が示す判別結
果をラッチすることで、光信号S421 において「マー
ク」および「スペース」のうち一方が一時的に連続して
発生しても、リミッティングアンプ53およびバッファ
アンプ54が誤ってしきい値を切り替えてしまうことを
回避でき、正確な符号判定が可能になる。ここで、送信
器421 を他の符号化方式のものと切り換える場合な
ど、光信号S421 の符号化方式が切り替わる場合に
は、コネクタの差し替えなどにより、波長変換器431
への光信号S421 の入力が途切れ、光信号S421
出力されない期間が生じるため、当該光信号S421
入力が途切れた期間をNRZ/RZ判別器63で検出し
てラッチを解除することで、符号化方式の切り替わりに
対しても適切に対処できる。
【0026】しきい値切替器61は、NRZ/RZ判別
器63から入力した判別信号S63が示す符号に合致し
たしきい値をリミッティングアンプ53が選択するよう
に、しきい値切替信号S61をリミッティングアンプ5
3に出力する。
【0027】しきい値切替器64は、NRZ/RZ判別
器63から入力した判別信号S63が示す符号に合致し
たしきい値をバッファアンプ54が選択するように、し
きい値切替信号S64をバッファアンプ54に出力す
る。
【0028】LD駆動回路55は、バッファアンプ54
から入力した電圧信号S54に基づいて半導体レーザ5
6から出力される光信号S431 の変調を制御する。
【0029】半導体レーザ56は、LD駆動回路55か
らの制御に応じた波長λ1 の光信号S431 を出力す
る。
【0030】APC回路57は、基準電圧切替器65か
ら入力した基準電圧切替信号S65に基づいて、基準電
圧VrefNRZ およびVrefRZのうち一方を選択し、
当該選択した基準電圧に基づいて、光信号S431 のパ
ワーが一定になるように、半導体レーザ56を制御す
る。
【0031】基準電圧切替器65は、NRZ/RZ判別
器63から入力した判別信号S63が示す符号に合致し
た基準電圧をAPC回路57に選択させるように、基準
電圧切替信号S65をAPC回路57に出力する。
【0032】次に、図1に示す波長変換器431 の動作
について説明する。 〔光信号S421 がNRZ符号化されている場合〕この
場合には、光入力断アラーム60において、受光素子5
1が光信号S42 1 を受光していることが検出された
後、NRZ/RZ判別器63において、平均値信号S6
2に基づいて、NRZ符号であると判別され、NRZ符
号を示す判別信号S63がしきい値切替器61,64お
よび基準電圧切替器65に出力される。これにより、リ
ミッティングアンプ53、バッファアンプ54およびA
PC回路57において、しきい値VthaNRZ 、しきい
値VthbNRZ および基準電圧VrefNRZ が選択さ
れ、これらが受光素子51において光信号S421 が検
出されなくなるまでラッチされる。
【0033】また、光信号S421 が、受光素子51で
電流信号S51に変換された後に、電流・電圧変換器5
2で電圧信号S52に変換される。次に、電圧信号S5
2が、リミッティングアンプ53において、しきい値V
thaNRZ を用いて差動増幅されて電気信号S53が生
成される。次に、電気信号S53が、バッファアンプ5
4において、しきい値VthbNR Z を用いて差動増幅さ
れて電気信号S54が生成され、電気信号S54がLD
駆動回路55に出力される。そして、電圧信号S54に
基づいてLD駆動回路55によって半導体レーザ56の
発光が制御され、半導体レーザ56から光出力信号S4
1 が出力される。このとき、APC回路57によっ
て、基準電圧VrefNRZ に基づいて、半導体レーザ5
6から出力される光信号S431 のパワーが一定になる
ように制御される。
【0034】〔光信号S421 がRZ符号化されている
場合〕この場合には、光入力断アラーム60において、
受光素子51が光信号S42 1 を受光していることが検
出された後、NRZ/RZ判別器63において、平均値
信号S62に基づいて、RZ符号であると判別され、R
Z符号を示す判別信号S63がしきい値切替器61,6
4および基準電圧切替器65に出力される。これによ
り、リミッティングアンプ53、バッファアンプ54お
よびAPC回路57において、しきい値VthaRZ、し
きい値VthbRZおよび基準電圧VrefRZが選択さ
れ、これらが受光素子51において光信号S421 が検
出されなくなるまでラッチされる。
【0035】また、光信号S421 が、受光素子51で
電流信号S51に変換された後に、電流・電圧変換器5
2で電圧信号S52に変換される。次に、電圧信号S5
2が、リミッティングアンプ53において、差動増幅さ
れ、しきい値VthaRZを用いて符号判定されて電気信
号S53が生成される。次に、電気信号S53が、バッ
ファアンプ54において、しきい値VthbRZを用いて
差動増幅されて電気信号S54が生成され、電気信号S
54がLD駆動回路55に出力される。そして、電圧信
号S54に基づいてLD駆動回路55によって半導体レ
ーザ56の発光が制御され、半導体レーザ56から光出
力信号S431 が出力される。このとき、APC回路5
7によって、基準電圧VrefRZに基づいて、半導体レ
ーザ56から出力される光信号S431 のパワーが一定
になるように制御される。
【0036】以上説明したように、波長変換器431
よれば、光信号S421 がNRZ符号化およびRZ符号
化のいずれの符号化が行われている場合でも、リミッテ
ィングアンプ53およびバッファアンプ54において正
しい符号判定を行うことができると共に、APC回路5
7からの制御に基づいて半導体レーザ56から出力され
る光信号S431 のパワーを一定に保持できる。
【0037】また、波長変換器431 によれば、前述し
たように、判別信号S63が示す判別結果をラッチする
ことで、光信号S421 において「マーク」および「ス
ペース」のうち一方が一時的に連続して発生しても、リ
ミッティングアンプ53およびバッファアンプ54が誤
ってしきい値を切り替えてしまうことを回避でき、正確
な符号判定が可能になる。また、光信号S421 の符号
化方式が切り替わる場合には、光信号S421 が出力さ
れない期間が存在するため、当該期間を検出してラッチ
を解除することで、符号化方式の切り替わりに対しても
適切に対処できる。
【0038】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、上述した実施形態では、NRZ符号化およ
びRZ符号化された光信号S421 を選択的に入力する
場合を説明したが、光信号S421 が採用する複数の符
号化方式は、マーク率が相互に異なるものであれば任意
である。例えば、CMI符号化およびRZ符号化された
光信号S421 を選択的に入力する場合でも、波長変換
器431 を適用できる。
【0039】また、上述した実施形態では、リミッティ
ングアンプ53の負出力から電圧信号S53bを平均値
検出器62に出力する場合を例示したが、電流・電圧変
換器52から電圧信号S52を平均値検出器62に出力
してもよい。
【0040】また、図3に示すように、リミッティング
アンプ53を設けずに、電流・電圧変換器52とバッフ
ァアンプ54とをAC結合するようにしてもよい。さら
に、図4に示すように、バッファアンプ54を設けず
に、リミッティングアンプ53からの電圧信号をLD駆
動回路55に出力するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の増幅装置
および波長変換装置によれば、受光した光信号において
「マーク」および「スペース」の一方が一時的に連続し
て発生した場合でも、それぞれ光信号の増幅および波長
変換を正確に行うことができる。また、本発明の波長変
換装置によれば、出力する光信号のパワーを安定して一
定に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態のWDMシステムの
構成図である。
【図2】図2は、図1に示す波長変換器の構成図であ
る。
【図3】図3は、図2に示す波長変換器の第1の変形例
である。
【図4】図4は、図2に示す波長変換器の第2の変形例
である。
【図5】図5は、従来の波長変換装置の構成図である。
【図6】図6は、図5に示す波長変換装置の問題点を説
明するための図である。
【符号の説明】
31…WDMシステム、40…光送信装置、41…光受
信装置、421 〜42 4 …送信器、431 〜434 …波
長変換器、44…光合波器、45…光ファイバ、46…
光分波器、471 〜474 …受信器、51…受光素子、
52…電流・電圧変換器、53…リミッティングアン
プ、54…バッファアンプ、55…LD駆動回路、56
…半導体レーザ、57…APC回路、60…光入力断ア
ラーム、61,64…しきい値切替器、62…平均値検
出器、63…NRZ/RZ判別器、65…基準電圧切替
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/04 10/06 10/00 H04J 14/00 14/02 (72)発明者 久世 祐輔 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 青木 典之 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に異なるマーク率を持つ符号化方式で
    符号化された複数の光信号を選択的に受光し、受光結果
    に応じた電気信号を生成する受光手段と、 前記受光手段が生成した電気信号に基づいて、前記受光
    手段が光信号を受光しているか否かを判断する受光有無
    判断手段と、 前記受光手段が生成した電気信号のレベルを所定時間検
    出し、当該検出結果に基づいて、前記受光手段が受光し
    た光信号の前記符号化方式を判別し、当該判別した符号
    化方式を、前記受光有無判断手段が次に光信号を受光し
    ていないと判断するまで保持する符号化方式判別手段
    と、 複数のしきい値のうち、前記符号化方式判別手段が保持
    する前記符号化方式に対応する一のしきい値を選択し、
    当該選択したしきい値を用いて、電気信号を増幅する増
    幅手段とを有する増幅装置。
  2. 【請求項2】前記符号化方式判別手段は、前記受光手段
    が生成した電気信号のレベルを所定時間検出して前記電
    気信号のレベルの平均値を求め、当該平均値に基づい
    て、前記受光手段が受光した光信号の前記符号化方式を
    判別する請求項1に記載の増幅装置。
  3. 【請求項3】第1の波長の光信号を変換して第2の波長
    の光信号を出力する波長変換装置において、 相互に異なるマーク率を持つ符号化方式で符号化された
    第1の波長を持つ複数の光信号を選択的に受光し、受光
    結果に応じた電気信号を生成する受光手段と、 前記受光手段が生成した電気信号に基づいて、前記受光
    手段が光信号を受光しているか否かを判断する受光有無
    判断手段と、 前記受光手段が生成した電気信号のレベルを所定時間検
    出し、当該検出結果に基づいて、前記受光手段が受光し
    た光信号の前記符号化方式を判別し、当該判別した符号
    化方式を、前記受光有無判断手段が次に光信号を受光し
    ていないと判断するまで保持する符号化方式判別手段
    と、 第2の波長の光信号を出力する発光手段と、 複数の基準電圧のうち、前記符号化方式判別手段が保持
    する前記符号化方式に対応する一の基準電圧を選択し、
    当該選択した基準電圧を用いて、前記発光手段から出力
    される前記光信号のパワーを略一定に保持する光出力保
    持手段と、 前記電気信号に基づいて、前記発光手段が出力する光信
    号を変調する変調手段とを有する波長変換装置。
  4. 【請求項4】前記符号化方式判別手段は、前記受光手段
    が生成した電気信号のレベルを所定時間検出して前記電
    気信号のレベルの平均値を求め、当該平均値に基づい
    て、前記受光手段が受光した光信号の前記符号化方式を
    判別する請求項3に記載の波長変換装置。
  5. 【請求項5】複数のしきい値のうち、前記符号化方式判
    別手段が保持する前記符号化方式に対応する一のしきい
    値を選択し、当該選択したしきい値を用いて、電気信号
    を増幅する増幅手段をさらに有し、 前記変調手段は、前記増幅された電気信号に基づいて、
    前記発光手段が出力する光信号を変調する請求項3また
    は請求項4に記載の波長変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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