JP2000250887A - 代替食材の抽出方法、装置及び記録媒体 - Google Patents

代替食材の抽出方法、装置及び記録媒体

Info

Publication number
JP2000250887A
JP2000250887A JP5314599A JP5314599A JP2000250887A JP 2000250887 A JP2000250887 A JP 2000250887A JP 5314599 A JP5314599 A JP 5314599A JP 5314599 A JP5314599 A JP 5314599A JP 2000250887 A JP2000250887 A JP 2000250887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ingredient
alternative
food
vector
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5314599A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Nonami
成 野波
Junji Yoshida
潤二 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP5314599A priority Critical patent/JP2000250887A/ja
Publication of JP2000250887A publication Critical patent/JP2000250887A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 専門的な栄養知識がなくても、レシピの食材
に栄養成分組成が似通った代替食材、レシピの食材の特
定の栄養成分が強化された食材、又はレシピの食材の特
定の栄養成分が抑制された食材に栄養成分組成が似通っ
た代替食材を簡単な作業で抽出する。 【解決手段】 食品成分データファイル20から、第1の
食材及び各代替食材候補に含まれている栄養素群の単位
量当たりの各成分量を取得する食品成分データ取得手段
11と、各成分量を正規化する正規化手段12と、栄養素群
の成分量の正規化後の情報の組を要素とするベクトルで
第1の食材及び各代替食材候補の栄養成分組成を表した
第1の食材のベクトル及び各代替食材候補のベクトルの
なす角度に対応する値を算出するベクトル演算手段13
と、この角度がより小さい代替食材候補を第1の食材の
栄養成分組成に可及的に近い栄養成分組成を有する代替
食材として抽出する代替食材抽出手段14とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レシピに使用され
ている第1の食材の栄養成分組成に似通った栄養成分組
成の代替食材、又はレシピに使用されているある食材の
特定の栄養成分が強化されたか、又は抑制された第1の
食材の栄養成分組成に似通った栄養成分組成の代替食材
を抽出する方法、装置、及び代替食材抽出のアルゴリズ
ムのコンピュータプログラムが記録されている記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の健康志向の高まりとともに健康と
食との関係が注目され、専門家が栄養バランスを考えて
作成したレシピが、本,テレビジョン,オンラインサー
ビス等の多数の媒体を通して提供されている。このよう
なレシピを参考にして料理をする時に、店舗で購入でき
なかったり、食材が手もとになかったりといった理由で
レシピの食材が用意できない場合、また嫌いな食材であ
ったり、アレルギー反応を起こす食材であったりという
理由でレシピの食材が使用できない場合等で、しかも栄
養面での効能をレシピの料理から得ようとする場合に
は、レシピの食材の栄養成分組成に似通った栄養成分組
成の食材を探し出さなければならない。
【0003】またレシピの食材の特定の栄養成分、例え
ば繊維、カルシウム、ビタミンC等を強化したい場合は
この特定の栄養成分の成分量がレシピの食材より多い食
材を探し出す必要がある。また逆に、レシピの食材の特
定の栄養成分、例えば糖質、脂質、ナトリウム等の成分
を抑制したい場合、この特定の栄養成分の成分量が元の
食材より少ない食材を探し出す必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、食材に含ま
れる栄養素成分は、水分、たんぱく質、脂質、糖質、繊
維、灰分、カルシウム、リン、鉄、ナトリウム、カリウ
ム、レチノール、カロチン、ビタミンA効力、ビタミン
1 、ビタミンB2 、ナイアシン、ビタミンC等の多岐
にわたっている。従って、食品成分表を参考にする等し
て、入れ替えたい食材の栄養素の成分量と他の食材の栄
養素の成分量とを見比べて栄養成分組成が似通った食
材、特定の栄養成分量がより多い食材、特定の栄養成分
量がより少ない食材を探し出すといったように、代替食
品を探し出す作業に専門的知識が要求され、また作業が
煩雑である。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、食材に含まれている各栄養素
の単位量当たりの成分量を、例えば全食材における単位
量当たりの成分量の最大値に基づいて正規化し、正規化
後の情報の組を要素とするベクトルで各食材の栄養成分
組成を表した2つの食材のベクトルがなす角度、及び2
つの食材の差分ベクトルの長さのいずれか一方、又は両
方を算出することにより、専門的な栄養知識がなくて
も、レシピの食材に栄養成分組成が似通った代替食材、
又はレシピの食材の特定の栄養成分をユーザが強化又は
抑制した食材に栄養成分組成が似通った代替食材を簡単
な作業で抽出する方法、代替食材を抽出する装置、及び
代替食材抽出のアルゴリズムのコンピュータプログラム
が記録されている記録媒体の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明の代替食材抽出
方法は、複数の食材にそれぞれ含まれている栄養素群
の、単位量当たりの各成分量が蓄積されているデータベ
ースから、第1の食材の栄養成分組成に可及的に近い栄
養成分組成を有する代替食材を抽出する方法において、
第1の食材及び各代替食材候補に含まれている栄養素群
の単位量当たりの各成分量を前記データベースから取得
し、該各成分量を正規化し、栄養素群の成分量の正規化
後の情報の組を要素とするベクトルで第1の食材及び各
代替食材候補の栄養成分組成を表した第1の食材のベク
トル及び各代替食材候補のベクトルのなす角度に対応す
る値を算出し、該角度がより小さい代替食材候補を第1
の食材の栄養成分組成に可及的に近い栄養成分組成を有
する代替食材として抽出することを特徴とする。
【0007】第2発明の代替食材抽出方法は、複数の食
材にそれぞれ含まれている栄養素群の、単位量当たりの
各成分量が蓄積されているデータベースから、第1の食
材の栄養成分組成に可及的に近い栄養成分組成を有する
代替食材を抽出する方法において、第1の食材及び各代
替食材候補に含まれている栄養素群の単位量当たりの各
成分量を前記データベースから取得し、該各成分量を正
規化し、栄養素群の成分量の正規化後の情報の組を要素
とするベクトルで第1の食材及び各代替食材候補の栄養
成分組成を表した第1の食材のベクトル及び各代替食材
候補のベクトルの差分ベクトルの長さを算出し、差分ベ
クトルの長さがより短い代替食材候補を第1の食材の栄
養成分組成に可及的に近い栄養成分組成を有する代替食
材として抽出することを特徴とする。
【0008】第3発明の代替食材抽出方法は、複数の食
材にそれぞれ含まれている栄養素群の、単位量当たりの
各成分量が蓄積されているデータベースから、第1の食
材の栄養成分組成に可及的に近い栄養成分組成を有する
代替食材を抽出する方法において、第1の食材及び各代
替食材候補に含まれている栄養素群の単位量当たりの各
成分量を前記データベースから取得し、該各成分量を正
規化し、栄養素群の成分量の正規化後の情報の組を要素
とするベクトルで第1の食材及び各代替食材候補の栄養
成分組成を表した第1の食材のベクトル及び各代替食材
候補のベクトルの差分ベクトルの長さと、第1の食材及
び各代替食材候補のベクトルのなす角度に対応する値と
を算出し、差分ベクトルの長さがより短く、かつ前記角
度がより小さい代替食材候補を第1の食材の栄養成分組
成に可及的に近い栄養成分組成を有する代替食材として
抽出することを特徴とする。
【0009】第4発明の代替食材抽出方法は、第1乃至
第3発明のいずれかにおいて、所定の食材のいずれかの
栄養素の成分量を増加又は減少し、いずれかの栄養素の
成分量を増加又は減少した食材を前記第1の食材として
設定することを特徴とする。
【0010】第5発明の代替食材抽出装置は、複数の食
材にそれぞれ含まれている栄養素群の、単位量当たりの
各成分量が蓄積されているデータベースから、第1の栄
養成分組成に可及的に近い栄養成分組成を有する代替食
材を抽出する装置において、第1の食材及び各代替食材
候補に含まれている栄養素群の単位量当たりの各成分量
を前記データベースから取得する手段と、該各成分量を
正規化する手段と、栄養素群の成分量の正規化後の情報
の組を要素とするベクトルで第1の食材及び各代替食材
候補の栄養成分組成を表した第1の食材のベクトル及び
各代替食材候補のベクトルのなす角度に対応する値を算
出する手段と、該角度がより小さい代替食材候補を第1
の食材の栄養成分組成に可及的に近い栄養成分組成を有
する代替食材として抽出する手段とを備えたことを特徴
とする。
【0011】第6発明の代替食材抽出装置は、複数の食
材にそれぞれ含まれている栄養素群の、単位量当たりの
各成分量が蓄積されているデータベースから、第1の食
材の栄養成分組成に可及的に近い栄養成分組成を有する
代替食材を抽出する装置において、第1の食材及び各代
替食材候補に含まれている栄養素群の単位量当たりの各
成分量を前記データベースから取得する手段と、該各成
分量を正規化する手段と、栄養素群の成分量の正規化後
の情報の組を要素とするベクトルで第1の食材及び各代
替食材候補の栄養成分組成を表した第1の食材のベクト
ル及び各代替食材候補のベクトルの差分ベクトルの長さ
を算出する手段と、差分ベクトルの長さがより短い代替
食材候補を第1の食材の栄養成分組成に可及的に近い栄
養成分組成を有する代替食材として抽出する手段とを備
えたことを特徴とする。
【0012】第7発明の代替食材抽出装置は、複数の食
材にそれぞれ含まれている栄養素群の、単位量当たりの
各成分量が蓄積されているデータベースから、第1の食
材の栄養成分組成に可及的に近い栄養成分組成を有する
代替食材を抽出する装置において、第1の食材及び各代
替食材候補に含まれている栄養素群の単位量当たりの各
成分量を前記データベースから取得する手段と、該各成
分量を正規化する手段と、栄養素群の成分量の正規化後
の情報の組を要素とするベクトルで第1の食材及び各代
替食材候補の栄養成分組成を表した第1の食材のベクト
ル及び各代替食材候補のベクトルの差分ベクトルの長さ
と、第1の食材のベクトル及び各代替食材候補のベクト
ルのなす角度に対応する値とを算出する手段と、差分ベ
クトルの長さがより短く、かつ前記角度がより小さい代
替食材候補を第1の食材の栄養成分組成に可及的に近い
栄養成分組成を有する代替食材として抽出する手段とを
備えたことを特徴とする。
【0013】第8発明の代替食材抽出装置は、第5乃至
第7発明のいずれかに加えて、所定の食材のいずれかの
栄養素の成分量を増加又は減少する手段と、いずれかの
栄養素の成分量を増加又は減少した食材を前記第1の食
材として設定する手段を備えたことを特徴とする。
【0014】第9発明の記録媒体は、複数の食材にそれ
ぞれ含まれている栄養素群の、単位量当たりの各成分量
が蓄積されているデータベースから、コンピュータに、
第1の食材の栄養成分組成に可及的に近い栄養成分組成
を有する代替食材を抽出させるコンピュータプログラム
が記録されており、コンピュータでの読み取りが可能な
記録媒体において、前記コンピュータに、第1の食材及
び各代替食材候補に含まれている栄養素群の単位量当た
りの各成分量を前記データベースから取得させるプログ
ラムコード手段と、前記コンピュータに、該各成分量を
正規化させるプログラムコード手段と、前記コンピュー
タに、栄養素群の成分量の正規化後の情報の組を要素と
するベクトルで第1の食材及び各代替食材候補の栄養成
分組成を表した第1の食材のベクトル及び各代替食材候
補のベクトルのなす角度に対応する値を算出させるプロ
グラムコード手段と、前記コンピュータに、該角度がよ
り小さい代替食材候補を第1の食材の栄養成分組成に可
及的に近い栄養成分組成を有する代替食材として抽出さ
せるプログラムコード手段とを含むコンピュータプログ
ラムが記録されていることを特徴とする。
【0015】第10発明の記録媒体は、複数の食材にそれ
ぞれ含まれている栄養素群の、単位量当たりの各成分量
が蓄積されているデータベースから、コンピュータに、
第1の食材の栄養成分組成に可及的に近い栄養成分組成
を有する代替食材を抽出させるコンピュータプログラム
が記録されており、コンピュータでの読み取りが可能な
記録媒体において、前記コンピュータに、第1の食材及
び各代替食材候補に含まれている栄養素群の単位量当た
りの各成分量を前記データベースから取得させるプログ
ラムコード手段と、前記コンピュータに、該各成分量を
正規化させるプログラムコード手段と、前記コンピュー
タに、栄養素群の成分量の正規化後の情報の組を要素と
するベクトルで第1の食材及び各代替食材候補の栄養成
分組成を表した第1の食材のベクトル及び各代替食材候
補のベクトルの差分ベクトルの長さを算出させるプログ
ラムコード手段と、前記コンピュータに、差分ベクトル
の長さがより短い代替食材候補を第1の食材の栄養成分
組成に可及的に近い栄養成分組成を有する代替食材とし
て抽出させるプログラムコード手段とを含むコンピュー
タプログラムが記録されていることを特徴とする。
【0016】第11発明の記録媒体は、複数の食材にそれ
ぞれ含まれている栄養素群の、単位量当たりの各成分量
が蓄積されているデータベースから、コンピュータに、
第1の食材の栄養成分組成に可及的に近い栄養成分組成
を有する代替食材を抽出させるコンピュータプログラム
が記録されており、コンピュータでの読み取りが可能な
記録媒体において、前記コンピュータに、第1の食材及
び各代替食材候補に含まれている栄養素群の単位量当た
りの各成分量を前記データベースから取得させるプログ
ラムコード手段と、前記コンピュータに、該各成分量を
正規化させるプログラムコード手段と、前記コンピュー
タに、栄養素群の成分量の正規化後の情報の組を要素と
するベクトルで第1の食材及び各代替食材候補の栄養成
分組成を表した第1の食材のベクトル及び各代替食材候
補のベクトルの差分ベクトルの長さと、第1の食材のベ
クトル及び各代替食材候補のベクトルのなす角度に対応
する値とを算出させるプログラムコード手段と、前記コ
ンピュータに、差分ベクトルの長さがより短く、かつ前
記角度がより小さい代替食材候補を第1の食材の栄養成
分組成に可及的に近い栄養成分組成を有する代替食材と
して抽出させるプログラムコード手段とを含むコンピュ
ータプログラムが記録されていることを特徴とする。
【0017】第12発明の記録媒体は、第9乃至第11発明
において、前記第1の食材が、所定の食材のいずれかの
栄養素の成分量を増加又は減少した食材であることを特
徴とする。
【0018】本発明では、食材に含まれている各栄養素
の単位量当たりの成分量を、例えば全食材における単位
量当たりの成分量の最大値、平均値等に基づいて正規化
し、正規化後の値をベクトルの要素とした、元の食材及
び代替候補の食材のベクトルがなす角度、及び2つの食
材の差分ベクトルの長さのいずれか一方、又は両方を算
出する。このとき、ある食材のいずれかの栄養成分の成
分量をユーザが増加又は減少してこの栄養成分を強化又
は抑制した食材を元の食材とすることもできる。その結
果、2つのベクトルのコサイン角がより1に近い、即
ち、2つのベクトルのなす角度がより小さい代替食材候
補、又は差分ベクトルの長さが可及的に短い代替食材候
補、又は、例えば(コサイン角/差分ベクトルの長さ)
の値が可及的に大きいといったように、差分ベクトルの
長さがより短く、かつベクトルのなす角度がより小さい
代替食材候補を元の食材の栄養成分組成に最も近い代替
食材として抽出する。
【0019】従って、専門的な栄養知識がなくても、レ
シピの食材が第1の食材の場合はレシピの食材に栄養成
分組成が似通った代替食材を簡単に抽出することができ
る。また、レシピの食材の特定の栄養成分の成分量をユ
ーザが増加又は減少した食材を第1の食材とした場合
は、専門的な栄養知識がなくても、第1の食材に栄養成
分組成が似通った代替食材、即ち、レシピの食材の特定
の栄養成分が強化又は抑制された代替食材を簡単に抽出
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の代替食材抽出装
置(以下、本発明装置という)を使用したシステムの一
例のブロック図である。本発明装置としてのクライアン
ト装置10は、例えばパーソナルコンピュータをハードウ
ェアとして実現される。一方、サーバ装置30には、料理
の材料、作り方等を含むレシピデータファイル31がデー
タベース化されている。
【0021】ユーザは、クライアント装置10からインタ
ーネットのような通信網を介して、サーバ装置30にアク
セスし、サーバ装置30のレシピデータファイル31から所
望するレシピのデータをダウンロードすることができ
る。なお、通信網はインターネットに限るものではな
い。食品成分データ取得手段11は、サーバ装置30からユ
ーザが獲得したレシピデータの中から、他の食材と入れ
替えるべき食材として、図示しないキーボード、マウス
等の入力手段によってユーザが選択した第1の食材の食
品成分データ及び他の代替食材候補の食品成分データを
食品成分データファイル20から取得する。また、ユーザ
は食品成分データファイル20から取得した第1の食材の
特定の栄養成分の成分量をキー入力によって変更し、こ
の栄養成分が強化又は抑制された食材を第1の食材とし
て設定することで、この栄養成分が強化又は抑制された
代替食材をクライアント装置10に抽出させることができ
る。このとき、成分量を増加又は減少させる方法は、乗
算、加算、除算、減算のいずれの方法で行ってもよい。
【0022】食品成分データファイル20には、食品成分
表に記載されているような、各食材の、水分、たんぱく
質、脂質、糖質、繊維、灰分、カルシウム、リン、鉄、
ナトリウム、カリウム、レチノール、カロチン、ビタミ
ンA効力、ビタミンB1 、ビタミンB2 、ナイアシン、
ビタミンCの成分量(100 グラム当たり)が蓄積されて
いる。
【0023】なお、食品成分データファイル20はクライ
アント装置10に格納されていてもよく、またCD-ROMのよ
うな可搬型記録媒体から読み取っても、またサーバ装置
30に格納されていてもよい。サーバ装置30に格納されて
いる場合、クライアント装置10は食品成分データを回線
経由等で取得すればよい。
【0024】正規化手段12は、ユーザがレシピデータの
中から選択したか、又はその特定の栄養素の成分量をユ
ーザが変更した第1の食材及び代替食材候補の各栄養素
の成分量を、全食材の成分量の最大値、平均値等で正規
化する。ベクトル演算手段13は、正規化手段12により正
規化された成分量の値を食材のベクトルの要素として、
第1の食材のベクトルと代替食材候補のベクトルとの間
で演算を行い、2つのベクトルがなす角度に対応する2
つのベクトルのコサイン角、及び2つのベクトルの差分
ベクトルの長さのいずれか一方、又は両方を演算する。
【0025】代替食材抽出手段14は、ベクトル演算手段
13の演算結果に基づいて、コサイン角が可及的に1に近
くて2つのベクトルのなす角度が可及的に0度に近い代
替食材候補、又は差分ベクトルの長さが可及的に短い代
替食材候補、又は、例えば(コサイン角/差分ベクトル
の長さ)の値が可及的に大きいといったように、差分ベ
クトルの長さが可及的に短く、かつベクトルのなす角度
が可及的に0度に近い代替食材候補を元の食材の栄養成
分組成に最も近い代替食材として抽出する。
【0026】次に、本発明の食材入れ替え方法(以下、
本発明方法という)のアルゴリズムの第1の例を、図2
のフローチャート及び図5に示す本発明方法の原理の説
明図に基づいて説明する。第1の食材(元の食材)及び
代替食材候補に含まれている栄養素の単位当たりの成分
量を取得する (ステップS2-1) 。元の食材及び代替食材
候補の各栄養素の成分量を全食材の成分量の最大値(又
は平均値)で正規化する( ステップS2-2)。
【0027】次に、正規化後の値をベクトルの要素とし
て、元の食材及び代替食材候補のベクトルの長さと内積
とを求め、2つのベクトルの長さと内積とから2つのベ
クトルがなすコサイン角を算出する( ステップS2-3) 。
以上の演算を、全ての代替食材候補との間で行い、コサ
イン角が可及的に1に近い、即ち2つのベクトルのなす
角度が可及的に0度に近い代替食材候補を、第1の食材
の栄養素成分組成に可及的に近い栄養素成分組成を有す
る代替食材として抽出する( ステップS2-4) 。
【0028】次に、本発明方法のアルゴリズムの第2の
例を、図3のフローチャート及び図5に示す本発明方法
の原理の説明図に基づいて説明する。第1の食材(元の
食材)及び代替食材候補に含まれている栄養素の単位当
たりの成分量を取得する (ステップS3-1) 。元の食材及
び代替食材候補の各栄養素の成分量を全食材の成分量の
最大値(又は平均値)で正規化する( ステップS3-2)。
【0029】次に、正規化後の値をベクトルの要素とし
て、元の食材及び代替食材候補のベクトルの対応する各
要素の差分ベクトルから差分ベクトルの長さを算出する
( ステップS3-3) 。以上の演算を、全ての代替食材候補
との間で行い、差分ベクトルの長さが可及的に短い代替
食材候補を、第1の食材の栄養素成分組成に可及的に近
い栄養素成分組成を有する代替食材として抽出する( ス
テップS3-4)
【0030】次に、本発明方法のアルゴリズムの第3の
例を、図4のフローチャート及び図5に示す本発明方法
の原理の説明図に基づいて説明する。第1の食材(元の
食材)及び代替食材候補に含まれている栄養素の単位当
たりの成分量を取得する( ステップS4-1) 。元の食材及
び代替食材候補の各栄養素の成分量を全食材の成分量の
最大値(又は平均値)で正規化する( ステップS4-2)。
【0031】次に、正規化後の値をベクトルの要素とし
て、元の食材及び代替食材候補のベクトルの対応する各
要素の差分ベクトルから差分ベクトルの長さを算出する
と共に、2つのベクトルがなすコサイン角を算出する(
ステップS4-3) 。以上の演算を、全ての代替食材候補と
の間で行い、差分ベクトルの長さが可及的に短く、かつ
コサイン角が可及的に1に近い、即ち2つのベクトルの
なす角度が可及的に0度に近い代替食材候補を、第1の
食材の栄養素成分組成に可及的に近い栄養素成分組成を
有する代替食材として抽出する( ステップS4-4) 。
【0032】以上の結果、レシピの食材が第1の食材の
場合はレシピの食材に栄養成分組成が似通った代替食材
が抽出される。また、レシピの食材の特定の栄養成分の
成分量をユーザが増加又は減少した食材を第1の食材と
した場合は、第1の食材に栄養成分組成が似通った代替
食材、即ち、レシピの食材の特定の栄養成分が強化又は
抑制された代替食材が抽出される。
【0033】
【実施例】以下に、「いなごつくだ煮」を他の食材に入
れ替える場合を例にして具体的な数値を用いて説明す
る。表1は、「いなごつくだ煮」「はちの子缶詰」「切
りいかあめ煮」に含有されている水分、たんぱく質、脂
質、糖質、繊維、灰分、カルシウム、リン、鉄、ナトリ
ウム、カリウム、レチノール、カロチン、ビタミンA効
力、ビタミンB1 、ビタミンB2 、ナイアシン、及びビ
タミンCの含有量を示すものである。
【0034】
【表1】
【0035】まず、第1の食材である「いなごつくだ
煮」と、代替食材候補である「はちの子缶詰」「切りい
かあめ煮」の各栄養素の成分量を、全食材における各栄
養素の最大値、平均値等で正規化する。表2は、各栄養
成分の正規化用の値と正規化後の値、即ち「いなごつく
だ煮」「はちの子缶詰」「切りいかあめ煮」のベクトル
「INAGO」「HACHI」「KIRI」の一覧表で
ある。
【0036】
【表2】
【0037】正規化後の成分量の値をベクトルの要素と
見なし、「いなごつくだ煮」のベクトルの長さを|IN
AGO|と表した場合、 |INAGO|=( 0.2612 + 0.0102 + 0.4212
0.0002 + 0.0072+ 0.1062 + 0.0162 + 0.0742
0.0262 + 0.0002 + 0.0002 + 0.0002+ 0.0002
0.0312 + 0.0032 + 0.0002 + 0.0042 + 0.0172
1/2=0.514 となる。
【0038】同様に、「はちの子缶詰」のベクトルの長
さを|HACHI|、「切りいかあめ煮」のベクトルの
長さを|KIRI|と表した場合、 |HACHI|=0.422 |KIRI|=0.562 となる。
【0039】また、「いなごつくだ煮」のベクトルと
「はちの子缶詰」のベクトルとの内積「INAGO・H
ACHI」は以下のように算出される。 INAGO・HACHI=( 0.261×0.182 + 0.010×
0.057 + 0.421×0.357 + 0.000×0.000 + 0.007×0.
006 + 0.106×0.100 + 0.016×0.022+ 0.074×0.033
+ 0.026×0.027 + 0.000×0.000 + 0.000×0.000
+ 0.000×0.000 + 0.000×0.000 + 0.031×0.017 +
0.003×0.002 + 0.000×0.001+ 0.004×0.005 + 0.
017×0.038 )=0.2137 同様に、「いなごつくだ煮」のベクトルと「切りいかあ
め煮」のベクトルとの内積は、INAGO・KIRI=
0.2740と算出される。
【0040】次に、「いなごつくだ煮」のベクトルと
「はちの子缶詰」のベクトルとのなす角度 cosθ1 を、
以下のようにして算出する。 cos(θ1 )=(INAGO・HACHI)/(|INAGO||HACHI|) =0.2137/( 0.514×0.422 ) =0.985
【0041】同様に、「いなごつくだ煮」のベクトルと
「切りいかあめ煮」のベクトルとのなす角度 cosθ
2 を、以下のようにして算出する。 cos(θ2 )=(INAGO・KIRI)/(|INAGO||KIRI|) =0.2740/( 0.514×0.562 ) =0.948
【0042】2つのベクトルのなす角度が0度に近いほ
ど、2つのベクトルの向きがより似ているので、栄養成
分組成がより似通った食材であると言える。 cos0=1
であるので、以上の結果から、「切りいかあめ煮」より
「はちの子缶詰」の栄養成分組成の方が、「いなごのつ
くだ煮」の栄養成分組成に似通っていると判断できる。
【0043】また、2つのベクトルの各要素で差をと
り、2つのベクトルの差分ベクトルの長さを算出する。
「いなごのつくだ煮」と「はちの子缶詰」との差分ベク
トルの長さは、 |HACHI−INAGO| ={(0.182 − 0.261)2 +( 0.057− 0.010)2 +(0.357 − 0.421)2 +( 0.000−0.000 )2 +( 0.006− 0.007)2 +( 0.100− 0.106)2 +( 0.022− 0.016)2 +( 0.033− 0.074)2 +( 0.027− 0.026)2 +( 0.000−0.000 )2 +( 0.000−0.000 )2 +( 0.000−0.000 )2 +( 0.000−0.000 )2 +( 0.017− 0.031)2 +( 0.002− 0.003)2 +( 0.001− 0.000)2 +( 0.005−0.004 )2 +( 0.038− 0.017)2 1/2 =0.122
【0044】同様に、「いなごのつくだ煮」と「切りい
かあめ煮」との差分ベクトルの長さは、 |KIRI−INAGO|=0.180 となる。差分ベクトルの長さが0に近いほど2つのベク
トルは近いといえるので、以上の結果から、「切りいか
あめ煮」より「はちの子缶詰」の栄養成分組成の方が、
「いなごのつくだ煮」の栄養成分組成に似通っていると
判断できる。
【0045】さらに、2つのベクトルがなす角度 cosθ
と差分ベクトルの長さとを組み合わせて判断する例につ
いて説明する。2つのベクトルのなす角度が0度に近い
ほど2つのベクトルの方向がより似通っており、かつ差
分ベクトルの長さが0に近いほど2つのベクトルは近い
ので、栄養成分組成がより似通った食材であると言え
る。
【0046】具体的には、2つのベクトルのコサイン角
はベクトルの方向が似通っているほど1に近づき、かつ
2つのベクトルの差分ベクトルの長さは似通っているほ
ど短いという定義を単調増加の関数として定義するため
に、下式で類似度を算出する。なお、類似度を算出する
式は以下に限るものではない。 類似度= cosθ/差分ベクトルの長さ この式で類似度を算出した場合、「いなごのつくだ煮」
に対する「はちの子缶詰」の類似度は「8.066909」、
「切りいかあめ煮」の類似度は「5.257571」となる。以
上の結果から、「切りいかあめ煮」より「はちの子缶
詰」の栄養成分組成の方が、「いなごのつくだ煮」の栄
養成分組成に似通っていると判断できる。
【0047】以上のような本発明方法のアルゴリズムの
コンピュータプログラムは、コンピュータにプレインス
トールして提供することも、またCD-ROM、MO等の可搬型
記録媒体で提供することも可能である。さらに回線経由
で提供することも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明方法、装置及び記
録媒体は、食材に含まれている各栄養素の単位量当たり
の成分量を、例えば全食材における単位量当たりの成分
量の最大値に基づいて正規化し、正規化後の情報の組を
要素とするベクトルで各食材の栄養成分組成を表した2
つの食材のベクトルがなす角度、及び2つの食材の差分
ベクトルの長さのいずれか一方、又は両方を算出するの
で、専門的な栄養知識がなくても、レシピの食材に栄養
成分組成が似通った代替食材、又はレシピの食材の特定
の栄養成分をユーザが強化又は抑制した食材に栄養成分
組成が似通った代替食材を簡単な作業で抽出するという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置を使用したシステムの一例を示す
ブロック図である。
【図2】 本発明方法のアルゴリズム(その1)のフロ
ーチャートである。
【図3】 本発明方法のアルゴリズム(その2)のフロ
ーチャートである。
【図4】 本発明方法のアルゴリズム(その3)のフロ
ーチャートである。
【図5】 本発明方法の原理の説明図である。
【符号の説明】
10 クライアント装置 11 食品成分データ取得手段 12 正規化手段 13 ベクトル演算手段 14 代替食材抽出手段 20 食品成分データファイル 30 サーバ装置 31 レシピデータファイル

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の食材にそれぞれ含まれている栄養
    素群の、単位量当たりの各成分量が蓄積されているデー
    タベースから、第1の食材の栄養成分組成に可及的に近
    い栄養成分組成を有する代替食材を抽出する方法におい
    て、第1の食材及び各代替食材候補に含まれている栄養
    素群の単位量当たりの各成分量を前記データベースから
    取得し、該各成分量を正規化し、栄養素群の成分量の正
    規化後の情報の組を要素とするベクトルで第1の食材及
    び各代替食材候補の栄養成分組成を表した第1の食材の
    ベクトル及び各代替食材候補のベクトルのなす角度に対
    応する値を算出し、該角度がより小さい代替食材候補を
    第1の食材の栄養成分組成に可及的に近い栄養成分組成
    を有する代替食材として抽出することを特徴とする代替
    食材の抽出方法。
  2. 【請求項2】 複数の食材にそれぞれ含まれている栄養
    素群の、単位量当たりの各成分量が蓄積されているデー
    タベースから、第1の食材の栄養成分組成に可及的に近
    い栄養成分組成を有する代替食材を抽出する方法におい
    て、第1の食材及び各代替食材候補に含まれている栄養
    素群の単位量当たりの各成分量を前記データベースから
    取得し、該各成分量を正規化し、栄養素群の成分量の正
    規化後の情報の組を要素とするベクトルで第1の食材及
    び各代替食材候補の栄養成分組成を表した第1の食材の
    ベクトル及び各代替食材候補のベクトルの差分ベクトル
    の長さを算出し、差分ベクトルの長さがより短い代替食
    材候補を第1の食材の栄養成分組成に可及的に近い栄養
    成分組成を有する代替食材として抽出することを特徴と
    する代替食材の抽出方法。
  3. 【請求項3】 複数の食材にそれぞれ含まれている栄養
    素群の、単位量当たりの各成分量が蓄積されているデー
    タベースから、第1の食材の栄養成分組成に可及的に近
    い栄養成分組成を有する代替食材を抽出する方法におい
    て、第1の食材及び各代替食材候補に含まれている栄養
    素群の単位量当たりの各成分量を前記データベースから
    取得し、該各成分量を正規化し、栄養素群の成分量の正
    規化後の情報の組を要素とするベクトルで第1の食材及
    び各代替食材候補の栄養成分組成を表した第1の食材の
    ベクトル及び各代替食材候補のベクトルの差分ベクトル
    の長さと、第1の食材及び各代替食材候補のベクトルの
    なす角度に対応する値とを算出し、差分ベクトルの長さ
    がより短く、かつ前記角度がより小さい代替食材候補を
    第1の食材の栄養成分組成に可及的に近い栄養成分組成
    を有する代替食材として抽出することを特徴とする代替
    食材の抽出方法。
  4. 【請求項4】 所定の食材のいずれかの栄養素の成分量
    を増加又は減少し、いずれかの栄養素の成分量を増加又
    は減少した食材を前記第1の食材として設定することを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の代
    替食材の抽出方法。
  5. 【請求項5】 複数の食材にそれぞれ含まれている栄養
    素群の、単位量当たりの各成分量が蓄積されているデー
    タベースから、第1の栄養成分組成に可及的に近い栄養
    成分組成を有する代替食材を抽出する装置において、第
    1の食材及び各代替食材候補に含まれている栄養素群の
    単位量当たりの各成分量を前記データベースから取得す
    る手段と、該各成分量を正規化する手段と、栄養素群の
    成分量の正規化後の情報の組を要素とするベクトルで第
    1の食材及び各代替食材候補の栄養成分組成を表した第
    1の食材のベクトル及び各代替食材候補のベクトルのな
    す角度に対応する値を算出する手段と、該角度がより小
    さい代替食材候補を第1の食材の栄養成分組成に可及的
    に近い栄養成分組成を有する代替食材として抽出する手
    段とを備えたことを特徴とする代替食材抽出装置。
  6. 【請求項6】 複数の食材にそれぞれ含まれている栄養
    素群の、単位量当たりの各成分量が蓄積されているデー
    タベースから、第1の食材の栄養成分組成に可及的に近
    い栄養成分組成を有する代替食材を抽出する装置におい
    て、第1の食材及び各代替食材候補に含まれている栄養
    素群の単位量当たりの各成分量を前記データベースから
    取得する手段と、該各成分量を正規化する手段と、栄養
    素群の成分量の正規化後の情報の組を要素とするベクト
    ルで第1の食材及び各代替食材候補の栄養成分組成を表
    した第1の食材のベクトル及び各代替食材候補のベクト
    ルの差分ベクトルの長さを算出する手段と、差分ベクト
    ルの長さがより短い代替食材候補を第1の食材の栄養成
    分組成に可及的に近い栄養成分組成を有する代替食材と
    して抽出する手段とを備えたことを特徴とする代替食材
    抽出装置。
  7. 【請求項7】 複数の食材にそれぞれ含まれている栄養
    素群の、単位量当たりの各成分量が蓄積されているデー
    タベースから、第1の食材の栄養成分組成に可及的に近
    い栄養成分組成を有する代替食材を抽出する装置におい
    て、第1の食材及び各代替食材候補に含まれている栄養
    素群の単位量当たりの各成分量を前記データベースから
    取得する手段と、該各成分量を正規化する手段と、栄養
    素群の成分量の正規化後の情報の組を要素とするベクト
    ルで第1の食材及び各代替食材候補の栄養成分組成を表
    した第1の食材のベクトル及び各代替食材候補のベクト
    ルの差分ベクトルの長さと、第1の食材のベクトル及び
    各代替食材候補のベクトルのなす角度に対応する値とを
    算出する手段と、差分ベクトルの長さがより短く、かつ
    前記角度がより小さい代替食材候補を第1の食材の栄養
    成分組成に可及的に近い栄養成分組成を有する代替食材
    として抽出する手段とを備えたことを特徴とする代替食
    材抽出装置。
  8. 【請求項8】 所定の食材のいずれかの栄養素の成分量
    を増加又は減少する手段と、いずれかの栄養素の成分量
    を増加又は減少した食材を前記第1の食材として設定す
    る手段を備えたことを特徴とする請求項5乃至請求項7
    のいずれかに記載の代替食材抽出装置。
  9. 【請求項9】 複数の食材にそれぞれ含まれている栄養
    素群の、単位量当たりの各成分量が蓄積されているデー
    タベースから、コンピュータに、第1の食材の栄養成分
    組成に可及的に近い栄養成分組成を有する代替食材を抽
    出させるコンピュータプログラムが記録されており、コ
    ンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、前
    記コンピュータに、第1の食材及び各代替食材候補に含
    まれている栄養素群の単位量当たりの各成分量を前記デ
    ータベースから取得させるプログラムコード手段と、前
    記コンピュータに、該各成分量を正規化させるプログラ
    ムコード手段と、前記コンピュータに、栄養素群の成分
    量の正規化後の情報の組を要素とするベクトルで第1の
    食材及び各代替食材候補の栄養成分組成を表した第1の
    食材のベクトル及び各代替食材候補のベクトルのなす角
    度に対応する値を算出させるプログラムコード手段と、
    前記コンピュータに、該角度がより小さい代替食材候補
    を第1の食材の栄養成分組成に可及的に近い栄養成分組
    成を有する代替食材として抽出させるプログラムコード
    手段とを含むコンピュータプログラムが記録されている
    ことを特徴とする記録媒体。
  10. 【請求項10】 複数の食材にそれぞれ含まれている栄
    養素群の、単位量当たりの各成分量が蓄積されているデ
    ータベースから、コンピュータに、第1の食材の栄養成
    分組成に可及的に近い栄養成分組成を有する代替食材を
    抽出させるコンピュータプログラムが記録されており、
    コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、
    前記コンピュータに、第1の食材及び各代替食材候補に
    含まれている栄養素群の単位量当たりの各成分量を前記
    データベースから取得させるプログラムコード手段と、
    前記コンピュータに、該各成分量を正規化させるプログ
    ラムコード手段と、前記コンピュータに、栄養素群の成
    分量の正規化後の情報の組を要素とするベクトルで第1
    の食材及び各代替食材候補の栄養成分組成を表した第1
    の食材のベクトル及び各代替食材候補のベクトルの差分
    ベクトルの長さを算出させるプログラムコード手段と、
    前記コンピュータに、差分ベクトルの長さがより短い代
    替食材候補を第1の食材の栄養成分組成に可及的に近い
    栄養成分組成を有する代替食材として抽出させるプログ
    ラムコード手段とを含むコンピュータプログラムが記録
    されていることを特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 複数の食材にそれぞれ含まれている栄
    養素群の、単位量当たりの各成分量が蓄積されているデ
    ータベースから、コンピュータに、第1の食材の栄養成
    分組成に可及的に近い栄養成分組成を有する代替食材を
    抽出させるコンピュータプログラムが記録されており、
    コンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、
    前記コンピュータに、第1の食材及び各代替食材候補に
    含まれている栄養素群の単位量当たりの各成分量を前記
    データベースから取得させるプログラムコード手段と、
    前記コンピュータに、該各成分量を正規化させるプログ
    ラムコード手段と、前記コンピュータに、栄養素群の成
    分量の正規化後の情報の組を要素とするベクトルで第1
    の食材及び各代替食材候補の栄養成分組成を表した第1
    の食材のベクトル及び各代替食材候補のベクトルの差分
    ベクトルの長さと、第1の食材のベクトル及び各代替食
    材候補のベクトルのなす角度に対応する値とを算出させ
    るプログラムコード手段と、前記コンピュータに、差分
    ベクトルの長さがより短く、かつ前記角度がより小さい
    代替食材候補を第1の食材の栄養成分組成に可及的に近
    い栄養成分組成を有する代替食材として抽出させるプロ
    グラムコード手段とを含むコンピュータプログラムが記
    録されていることを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記第1の食材が、所定の食材のいず
    れかの栄養素の成分量を増加又は減少した食材であるこ
    とを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれかに記
    載の記録媒体。
JP5314599A 1999-03-01 1999-03-01 代替食材の抽出方法、装置及び記録媒体 Pending JP2000250887A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5314599A JP2000250887A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 代替食材の抽出方法、装置及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5314599A JP2000250887A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 代替食材の抽出方法、装置及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000250887A true JP2000250887A (ja) 2000-09-14

Family

ID=12934672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5314599A Pending JP2000250887A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 代替食材の抽出方法、装置及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000250887A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002109183A (ja) * 2000-10-04 2002-04-12 Dentsu Inc ブランドおよびビークルの近縁性の評価方法、システム、および記録媒体
JP2002236829A (ja) * 2000-12-04 2002-08-23 Ajinomoto Co Inc 献立情報提供方法およびシステム
JP2004220172A (ja) * 2003-01-10 2004-08-05 Fujitsu Ltd アレルゲン情報管理プログラム
JP2009531768A (ja) * 2006-03-28 2009-09-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ レシピを推奨するためのシステム及び方法
KR101911398B1 (ko) 2017-02-14 2018-10-25 충남대학교산학협력단 귀뚜라미 혈림프의 대량 분리방법
JP2020013265A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 東京瓦斯株式会社 献立管理制御装置、献立管理制御プログラム
JP2020161044A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 日立化成株式会社 データ管理システム、データ管理方法、およびデータ管理プログラム
WO2021024694A1 (ja) * 2019-08-06 2021-02-11 サントリーホールディングス株式会社 食品生成支援装置、食品の生産方法、および記録媒体
CN113435940A (zh) * 2021-07-08 2021-09-24 重庆链图信息技术有限公司 矢量地理空间数据在线服务多因子运营计价系统

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002109183A (ja) * 2000-10-04 2002-04-12 Dentsu Inc ブランドおよびビークルの近縁性の評価方法、システム、および記録媒体
JP2002236829A (ja) * 2000-12-04 2002-08-23 Ajinomoto Co Inc 献立情報提供方法およびシステム
JP2004220172A (ja) * 2003-01-10 2004-08-05 Fujitsu Ltd アレルゲン情報管理プログラム
JP2009531768A (ja) * 2006-03-28 2009-09-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ レシピを推奨するためのシステム及び方法
KR101911398B1 (ko) 2017-02-14 2018-10-25 충남대학교산학협력단 귀뚜라미 혈림프의 대량 분리방법
JP2020013265A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 東京瓦斯株式会社 献立管理制御装置、献立管理制御プログラム
JP2020161044A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 日立化成株式会社 データ管理システム、データ管理方法、およびデータ管理プログラム
JP7302229B2 (ja) 2019-03-28 2023-07-04 株式会社レゾナック データ管理システム、データ管理方法、およびデータ管理プログラム
WO2021024694A1 (ja) * 2019-08-06 2021-02-11 サントリーホールディングス株式会社 食品生成支援装置、食品の生産方法、および記録媒体
JP2021026523A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 サントリーホールディングス株式会社 食品生成支援装置、情報処理装置、食品生成装置、食品の生産方法、情報処理方法、およびプログラム
JP7385395B2 (ja) 2019-08-06 2023-11-22 サントリーホールディングス株式会社 食品生成支援装置、情報処理装置、食品生成装置、食品の生産方法、情報処理方法、およびプログラム
CN113435940A (zh) * 2021-07-08 2021-09-24 重庆链图信息技术有限公司 矢量地理空间数据在线服务多因子运营计价系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Cobiac et al. A low-sodium diet supplemented with fish oil lowers blood pressure in the elderly
Kapoor et al. Subcutaneous heparin prophylaxis significantly reduces the incidence of venous thromboembolic events in the critically ill
JP2000250887A (ja) 代替食材の抽出方法、装置及び記録媒体
Ruddy et al. The relationship of plasma renin activity to clinic and ambulatory blood pressure in elderly people with isolated systolic hypertension
JP2006139694A (ja) レシピカスタマイズ支援システム及び方法
Geddes et al. Power capability of skeletal muscle to pump blood
Knebusch et al. 754: NUTRITIONAL EVALUATION AND SUPPORT IN OVERWEIGHT AND OBESE CHILDREN IN THE PICU
Ritzel et al. Ernährungsverhalten, Verzehrsgewohnheiten und Massenindex in vier Schweizer Städten
Donkor et al. Attenuated Exercise Capacity And Pulmonary Capacitance In Patients With Non-alcoholic Steatohepatitis (nash): 419
Davis et al. SUBMAXIMAL TEST TO PREDICT PERFORMANCE ON ARMY 2 MILE PERSONAL TRAINING TEST
Bolander-Derrick et al. THE EFFECT OF UNLOADING BODY WEIGHT DURING AEROBIC EXERCISE ON BLOOD PRESSURE, HEART RATE, AND PERCEIVED EXERTION
Karlsen et al. Epo response to 24 hrs of artificial hypobaric hypoxia predicts epo response to natural altitude
Foster et al. COMPARISON OF FREE RANGE AND GRADED EXERCISE TESTING 112
Dansand et al. Effects of isometric training on cardiovascular responses to aerobic exercise
Shakur et al. ZINC STATUS IN CHILDREN SUFFERING FROM ACUTE RESPIRATORY TRACT INFECTION (ARI), IN SEVERE PROTEIN ENERGY MALNUTRITION (PEM) AND IN SEVERE PEM ASSOCIATED WITH ARI
Eley Reactionary Modernism: Technology, Culture, and Politics in Weimar and the Third Reich
Matsui et al. Effects of water immersion on cardiovascular responses during recovery period after steady state land exercise
Roberts et al. EFFECT OF DIET AND EXERCISE INTERVENTION ON INSULIN, HYPERTENSION AND NITRIC OXIDE AVAILABILITY
Miller et al. EFFECTS OF EXERCISE TRAINING AND WEIGHT CYCLING ON BLOOD PRESSURE AND MACRONUTRIENT SELECTION 882
Leon et al. BLOOD LIPID RESPONSES TO EXERCISE IN BLACKS VS WHITES: THE HERITAGE FAMILY STUDY
Roy The role of zinc in childhood diarrhoea: are we yet there
Kalman et al. EFFECTS OF A GUGGALSTERONE EXTRACT-PHOSPHATE SALTS BASED PRODUCT ON BODY COMPOSITION IN OVERWEIGHT ADULTS
Jaja et al. The effect of warmth or/and vitamin E supplementation on forearm blood flow and forearm vascular resistance in sickle cell and non sickle cell anaemia subjects
Crandall et al. The Effects of Exercise Intensity on Macronutrient Composition, Caloric Intake, Body Composition, and Body Weight
de Meer et al. 100 EFFECTS OF EXERCISE TRAINING ON PROTEIN KINETICS IN CHILDREN WITH CYSTIC FIBROSIS