JP2000250077A - アレイ光導波路光スイッチ - Google Patents
アレイ光導波路光スイッチInfo
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- JP2000250077A JP2000250077A JP11053216A JP5321699A JP2000250077A JP 2000250077 A JP2000250077 A JP 2000250077A JP 11053216 A JP11053216 A JP 11053216A JP 5321699 A JP5321699 A JP 5321699A JP 2000250077 A JP2000250077 A JP 2000250077A
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- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来よりも小型化を図る。
【解決手段】 共通ポート用チャネル光導波路11およ
び位相シフタ用チャネル光導波路アレイ12を結ぶ第1
のスラブ光導波路14と、分岐ポート用チャネル光導波
路13および位相シフタ用チャネル光導波路アレイ12
を結ぶ第2のスラブ光導波路15と、位相シフタ用チャ
ネル光導波路アレイ12の一部からなる位相シフタ(第
1のヒータ加熱領域16,第2のヒータ加熱領域17)
とを有する。共通ポート用チャネル光導波路11の一つ
から、分岐ポート用チャネル光導波路13側における第
2のスラブ光導波路15の端面上の一点までの光路長
は、位相シフタの駆動前において、位相シフタ用チャネ
ル光導波路アレイ12を構成する光導波路によらず一定
である。位相シフタは、位相シフタ用チャネル光導波路
アレイ12を構成する光導波路の隣接するものに対し
て、一定の光路長差を順次与える形状を有する。
び位相シフタ用チャネル光導波路アレイ12を結ぶ第1
のスラブ光導波路14と、分岐ポート用チャネル光導波
路13および位相シフタ用チャネル光導波路アレイ12
を結ぶ第2のスラブ光導波路15と、位相シフタ用チャ
ネル光導波路アレイ12の一部からなる位相シフタ(第
1のヒータ加熱領域16,第2のヒータ加熱領域17)
とを有する。共通ポート用チャネル光導波路11の一つ
から、分岐ポート用チャネル光導波路13側における第
2のスラブ光導波路15の端面上の一点までの光路長
は、位相シフタの駆動前において、位相シフタ用チャネ
ル光導波路アレイ12を構成する光導波路によらず一定
である。位相シフタは、位相シフタ用チャネル光導波路
アレイ12を構成する光導波路の隣接するものに対し
て、一定の光路長差を順次与える形状を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレイ光導波路光
スイッチに関し、特に光通信および光信号処理における
光路切り替えに用いられるアレイ光導波路光スイッチに
関するものである。
スイッチに関し、特に光通信および光信号処理における
光路切り替えに用いられるアレイ光導波路光スイッチに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より光導波路熱光学光スイッチは、
可動部分が無く、挿入損失が低く、小型で集積化が容易
なため、波長多重(WDM:Wavelength Division Multi
plex)通信網のクロスコネクトやアドドロップマルチプ
レクサ用光路切り替えスイッチとして有望視されてい
る。特に石英ガラス製光導波路を用いて作製されたマッ
ハツェンダー干渉計(MZI)型熱光学光スイッチは、
低挿入損失であり16×16等の大規模光スイッチの実
績もある(郷 他,″低損失・高消光比石英系16×1
6熱光学マトリクススイッチ″,電子情報通信学会総合
大会,C-3-129,1998)。
可動部分が無く、挿入損失が低く、小型で集積化が容易
なため、波長多重(WDM:Wavelength Division Multi
plex)通信網のクロスコネクトやアドドロップマルチプ
レクサ用光路切り替えスイッチとして有望視されてい
る。特に石英ガラス製光導波路を用いて作製されたマッ
ハツェンダー干渉計(MZI)型熱光学光スイッチは、
低挿入損失であり16×16等の大規模光スイッチの実
績もある(郷 他,″低損失・高消光比石英系16×1
6熱光学マトリクススイッチ″,電子情報通信学会総合
大会,C-3-129,1998)。
【0003】石英ガラスよりも約1桁熱光学定数の大き
い高分子光導波路を用いることにより、低消費電力の熱
光学スイッチを作製することができる。この場合、高分
子材料の屈折率の不安定性の影響を小さくするため、特
性が波長や偏光や動作電力に対して原理的に低依存であ
るデジタル熱光学光スイッチ(DOS)構成とすること
が一般的である(大庭 他,″ポリマ光導波路を用いた
ディジタル熱光学光スイッチ″,NTT R&D,Vol.47,p.51
5,1998)。
い高分子光導波路を用いることにより、低消費電力の熱
光学スイッチを作製することができる。この場合、高分
子材料の屈折率の不安定性の影響を小さくするため、特
性が波長や偏光や動作電力に対して原理的に低依存であ
るデジタル熱光学光スイッチ(DOS)構成とすること
が一般的である(大庭 他,″ポリマ光導波路を用いた
ディジタル熱光学光スイッチ″,NTT R&D,Vol.47,p.51
5,1998)。
【0004】光路切り替えスイッチには、光通信網の高
度化に伴い、多チャンネルを切り替える大規模なものが
求められてきている。MZI型やDOSは、その基本回
路が2×2または1×2スイッチといった小さなもので
ある。このため、多チャンネル化の際には、このような
単位スイッチをマトリックス状に組んだり、ツリー状に
つないだりして対応している。例えば、1×2の単位ス
イッチで1×32のスイッチを構成する場合、31個の
基本スイッチを5段のツリー状に配置することになる。
しかし、この方法は、チャンネル数の増加に伴って光回
路が大きくなり、またヒータ駆動系が複雑化するという
問題点を抱えている。
度化に伴い、多チャンネルを切り替える大規模なものが
求められてきている。MZI型やDOSは、その基本回
路が2×2または1×2スイッチといった小さなもので
ある。このため、多チャンネル化の際には、このような
単位スイッチをマトリックス状に組んだり、ツリー状に
つないだりして対応している。例えば、1×2の単位ス
イッチで1×32のスイッチを構成する場合、31個の
基本スイッチを5段のツリー状に配置することになる。
しかし、この方法は、チャンネル数の増加に伴って光回
路が大きくなり、またヒータ駆動系が複雑化するという
問題点を抱えている。
【0005】一方、単一の光スイッチで1×N光路切り
替えを実現する方法としては、位相シフト機能を有する
チャネル光導波路アレイを偏向器として用いた光スイッ
チが提案されている図6は、文献(原 他,″導波路ア
レー型光素子を用いた光スイッチの構成″,信学技報,
Vol.95,No.415,pp.43-48,1995 )に開示された従来のア
レイ光導波路偏光型スイッチを示す説明図である。同図
に示すように、1個の共通ポート用チャネル光導波路1
1は、集光・偏光導波路アレイ22に接続され、集光・
偏光導波路アレイ22は、複数の分岐ポート用チャネル
光導波路13に接続されている。この光スイッチでは、
出口側の光導波路に集光するレンズの働きを、位相シフ
ト機能に負わせているため、大きな位相変化量を持つ位
相シフト機能が必要であり、光スイッチの小型化を阻害
する問題点がある。
替えを実現する方法としては、位相シフト機能を有する
チャネル光導波路アレイを偏向器として用いた光スイッ
チが提案されている図6は、文献(原 他,″導波路ア
レー型光素子を用いた光スイッチの構成″,信学技報,
Vol.95,No.415,pp.43-48,1995 )に開示された従来のア
レイ光導波路偏光型スイッチを示す説明図である。同図
に示すように、1個の共通ポート用チャネル光導波路1
1は、集光・偏光導波路アレイ22に接続され、集光・
偏光導波路アレイ22は、複数の分岐ポート用チャネル
光導波路13に接続されている。この光スイッチでは、
出口側の光導波路に集光するレンズの働きを、位相シフ
ト機能に負わせているため、大きな位相変化量を持つ位
相シフト機能が必要であり、光スイッチの小型化を阻害
する問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のとおり、単一の
光スイッチで1×N光路切り替えを実現する光スイッチ
においては、小さな光回路であり、かつ、小さい位相シ
フト量で制御できるスイッチ構造の開発が課題となって
いる。本発明は、このような課題を解決するためのもの
であり、従来よりも小型のアレイ光導波路光スイッチを
提供することを目的とする。
光スイッチで1×N光路切り替えを実現する光スイッチ
においては、小さな光回路であり、かつ、小さい位相シ
フト量で制御できるスイッチ構造の開発が課題となって
いる。本発明は、このような課題を解決するためのもの
であり、従来よりも小型のアレイ光導波路光スイッチを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係るアレイ光導波路光スイッチは、
少なくとも1本の共通ポート用チャネル光導波路と、複
数の光導波路からなる位相シフタ用チャネル光導波路ア
レイと、複数の分岐ポート用チャネル光導波路と、上記
共通ポート用チャネル光導波路および上記位相シフタ用
チャネル光導波路アレイを結ぶ第1のスラブ光導波路
と、上記分岐ポート用チャネル光導波路および上記位相
シフタ用チャネル光導波路アレイを結ぶ第2のスラブ光
導波路と、上記位相シフタ用チャネル光導波路アレイの
一部からなる位相シフタとを有する。上記共通ポート用
チャネル光導波路の一つから、上記分岐ポート用チャネ
ル光導波路側における上記第2のスラブ光導波路の端面
上の一点までの光路長は、前記位相シフタの駆動前にお
いて、上記位相シフタ用チャネル光導波路アレイを構成
する光導波路によらず一定である。上記位相シフタは、
上記位相シフタ用チャネル光導波路アレイを構成する光
導波路の隣接するものに対して、一定の光路長差を順次
与える形状を有する。
るために、本発明に係るアレイ光導波路光スイッチは、
少なくとも1本の共通ポート用チャネル光導波路と、複
数の光導波路からなる位相シフタ用チャネル光導波路ア
レイと、複数の分岐ポート用チャネル光導波路と、上記
共通ポート用チャネル光導波路および上記位相シフタ用
チャネル光導波路アレイを結ぶ第1のスラブ光導波路
と、上記分岐ポート用チャネル光導波路および上記位相
シフタ用チャネル光導波路アレイを結ぶ第2のスラブ光
導波路と、上記位相シフタ用チャネル光導波路アレイの
一部からなる位相シフタとを有する。上記共通ポート用
チャネル光導波路の一つから、上記分岐ポート用チャネ
ル光導波路側における上記第2のスラブ光導波路の端面
上の一点までの光路長は、前記位相シフタの駆動前にお
いて、上記位相シフタ用チャネル光導波路アレイを構成
する光導波路によらず一定である。上記位相シフタは、
上記位相シフタ用チャネル光導波路アレイを構成する光
導波路の隣接するものに対して、一定の光路長差を順次
与える形状を有する。
【0008】また、上記位相シフタは、上記位相シフタ
用チャネル光導波路アレイと、上記位相シフタ用チャネ
ル光導波路アレイ上に配置されるヒータとによって構成
される熱光学位相シフタであってもよい。また、上記熱
光学位相シフタを構成する光導波路は、アクリル系高分
子、紫外線硬化エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、また
は、ポリイミドの何れか一つまたはそれらの組み合わせ
によって作られていてもよい。また、上記位相シフタ
は、電気光学位相シフタ、半導体位相シフタ、または、
光弾性位相シフタの何れかであってもよい。
用チャネル光導波路アレイと、上記位相シフタ用チャネ
ル光導波路アレイ上に配置されるヒータとによって構成
される熱光学位相シフタであってもよい。また、上記熱
光学位相シフタを構成する光導波路は、アクリル系高分
子、紫外線硬化エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、また
は、ポリイミドの何れか一つまたはそれらの組み合わせ
によって作られていてもよい。また、上記位相シフタ
は、電気光学位相シフタ、半導体位相シフタ、または、
光弾性位相シフタの何れかであってもよい。
【0009】以上のように構成することにより本発明
は、原理的に波長依存性を持たない利点を持ち、小型の
光回路で単純なヒータ駆動系の大規模1×N熱光学光ス
イッチを実現することができる。
は、原理的に波長依存性を持たない利点を持ち、小型の
光回路で単純なヒータ駆動系の大規模1×N熱光学光ス
イッチを実現することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一つの実施の形態
について図を用いて説明する。図1は、本発明の一つの
実施の形態を示す平面図である。同図に示すように、少
なくとも1本の共通ポート用チャネル光導波路11と、
複数の光導波路からなる位相シフタ用チャネル光導波路
アレイ12と、複数の分岐ポート用チャネル光導波路1
3とを有する。そしてさらに、共通ポート用チャネル光
導波路11および位相シフタ用チャネル光導波路アレイ
12を結ぶ第1のスラブ光導波路14と、分岐ポート用
チャネル光導波路13および位相シフタ用チャネル光導
波路アレイ12を結ぶ第2のスラブ光導波路15とを備
えている。位相シフタ用チャネル光導波路アレイ12の
一部分(位相シフト領域B)には、第1のヒータ加熱領
域16および第2のヒータ加熱領域17が設けられてい
る。位相シフタ用チャネル光導波路アレイ12の位相シ
フト領域B以外の領域は、光路長調整領域Aである。
について図を用いて説明する。図1は、本発明の一つの
実施の形態を示す平面図である。同図に示すように、少
なくとも1本の共通ポート用チャネル光導波路11と、
複数の光導波路からなる位相シフタ用チャネル光導波路
アレイ12と、複数の分岐ポート用チャネル光導波路1
3とを有する。そしてさらに、共通ポート用チャネル光
導波路11および位相シフタ用チャネル光導波路アレイ
12を結ぶ第1のスラブ光導波路14と、分岐ポート用
チャネル光導波路13および位相シフタ用チャネル光導
波路アレイ12を結ぶ第2のスラブ光導波路15とを備
えている。位相シフタ用チャネル光導波路アレイ12の
一部分(位相シフト領域B)には、第1のヒータ加熱領
域16および第2のヒータ加熱領域17が設けられてい
る。位相シフタ用チャネル光導波路アレイ12の位相シ
フト領域B以外の領域は、光路長調整領域Aである。
【0011】共通ポート用チャネル光導波路11の1つ
から第2のスラブ光導波路15における分岐ポート用チ
ャネル光導波路13側の端面上の1点までの光路長は、
位相シフタの駆動前において、位相シフタ用チャネル光
導波路アレイ12を構成する光導波路によらず一定であ
る。また、位相シフト領域Bのヒータは、隣接する位相
シフタ用チャネル光導波路アレイ12に一定の光路長差
を順次与える形状を有する。したがって、本実施の形態
は、位相シフト領域Bで与える光路長差の変化により、
1つの分岐ポート用チャネル光導波路13を選択する1
×N光スイッチとして動作する。
から第2のスラブ光導波路15における分岐ポート用チ
ャネル光導波路13側の端面上の1点までの光路長は、
位相シフタの駆動前において、位相シフタ用チャネル光
導波路アレイ12を構成する光導波路によらず一定であ
る。また、位相シフト領域Bのヒータは、隣接する位相
シフタ用チャネル光導波路アレイ12に一定の光路長差
を順次与える形状を有する。したがって、本実施の形態
は、位相シフト領域Bで与える光路長差の変化により、
1つの分岐ポート用チャネル光導波路13を選択する1
×N光スイッチとして動作する。
【0012】図2は図1の位相シフト領域Bを拡大した
平面図であり、図3は図2のC−C’線における断面図
である。図2に示すように、第1のヒータ18および第
2のヒータ19は、光導波路毎にΔLh ずつ長さが変え
られている。また図3に示すように基板21上には、ク
ラッド20が形成され、クラッド20の中には複数のア
レイ光導波路のコア23が埋め込まれている。クラッド
20上には薄膜ヒータからなる第1のヒータ18が配設
されている。クラッド20およびコア23は位相シフタ
用チャネル光導波路アレイ12を構成している。
平面図であり、図3は図2のC−C’線における断面図
である。図2に示すように、第1のヒータ18および第
2のヒータ19は、光導波路毎にΔLh ずつ長さが変え
られている。また図3に示すように基板21上には、ク
ラッド20が形成され、クラッド20の中には複数のア
レイ光導波路のコア23が埋め込まれている。クラッド
20上には薄膜ヒータからなる第1のヒータ18が配設
されている。クラッド20およびコア23は位相シフタ
用チャネル光導波路アレイ12を構成している。
【0013】なお、位相シフタとしては、熱光学位相シ
フタの他に、ニオブ酸リチウム光導波路や電気光学高分
子光導波路と電界付与電極により構成される電気光学位
相シフタ、半導体光導波路と電流注入電極により構成さ
れる半導体位相シフタ、ピエゾ素子などの応力付与部に
より構成される光弾性位相シフタなどを用いても、隣接
アレイ光導波路間に一定の光路長差Δlを与える形状と
することで、アレイ光導波路光スイッチとして動作す
る。
フタの他に、ニオブ酸リチウム光導波路や電気光学高分
子光導波路と電界付与電極により構成される電気光学位
相シフタ、半導体光導波路と電流注入電極により構成さ
れる半導体位相シフタ、ピエゾ素子などの応力付与部に
より構成される光弾性位相シフタなどを用いても、隣接
アレイ光導波路間に一定の光路長差Δlを与える形状と
することで、アレイ光導波路光スイッチとして動作す
る。
【0014】次に、本実施の形態の動作原理について説
明する。まず、ヒータを加熱しない場合について述べ
る。共通ポート用チャネル光導波路11に入射した光
は、扇形の第1のスラブ光導波路14で広がり、等距離
を導波した後に、位相シフタ用チャネル光導波路アレイ
12の個々の光導波路に分割されて入射する。この個々
の光導波路の光路長は等しいので、分割された導波光の
位相関係は、アレイ光導波路入射面と出射面とで等しく
なる。
明する。まず、ヒータを加熱しない場合について述べ
る。共通ポート用チャネル光導波路11に入射した光
は、扇形の第1のスラブ光導波路14で広がり、等距離
を導波した後に、位相シフタ用チャネル光導波路アレイ
12の個々の光導波路に分割されて入射する。この個々
の光導波路の光路長は等しいので、分割された導波光の
位相関係は、アレイ光導波路入射面と出射面とで等しく
なる。
【0015】このため、第2のスラブ光導波路15(図
4)では、第1のスラブ光導波路14と左右対称の光電
界分布となり、共通ポート用チャネル光導波路11と対
称位置にある分岐ポート用チャネル光導波路13に集光
する。スラブ光導波路とアレイ光導波路の接続面は、そ
の形状が円弧状をなすため、各アレイ光導波路の光路長
を等しくするためには、中心に近い光導波路ほど湾曲さ
せる必要がある。図1では、光路長調整領域AのS字光
導波路において、S字をなす円弧の半径を調整すること
で上述の条件を満たしている。なお、幾何学的に上記の
光路長差補償ができる形状であれば、図1の形状に限る
必要はない。
4)では、第1のスラブ光導波路14と左右対称の光電
界分布となり、共通ポート用チャネル光導波路11と対
称位置にある分岐ポート用チャネル光導波路13に集光
する。スラブ光導波路とアレイ光導波路の接続面は、そ
の形状が円弧状をなすため、各アレイ光導波路の光路長
を等しくするためには、中心に近い光導波路ほど湾曲さ
せる必要がある。図1では、光路長調整領域AのS字光
導波路において、S字をなす円弧の半径を調整すること
で上述の条件を満たしている。なお、幾何学的に上記の
光路長差補償ができる形状であれば、図1の形状に限る
必要はない。
【0016】次に、2分割されたヒータの一方を加熱す
る。加熱による温度上昇をΔT、アレイ光導波路の等価
屈折率na 、隣接する2つのアレイ光導波路上のヒータ
長の差をΔLh とすると、隣接したアレイ光導波路間に
与えられる光路長差Δlは、
る。加熱による温度上昇をΔT、アレイ光導波路の等価
屈折率na 、隣接する2つのアレイ光導波路上のヒータ
長の差をΔLh とすると、隣接したアレイ光導波路間に
与えられる光路長差Δlは、
【0017】 Δl=±ΔLh・(dna/dT)・ΔT (1)
【0018】となる。ただし、右辺の符号は2つのヒー
タ加熱領域16,17の選択によって決まる。第2のス
ラブ光導波路15においては、この位相差を打ち消す位
置に集光する。第2のスラブ光導波路15の等価屈折率
nS 、第2のスラブ光導波路の長さをLS 、位相シフタ
用チャネル光導波路アレイ12を構成する光導波路同士
の間隔をs1 、分岐ポート用チャネル光導波路13同士
の間隔をs2 とする。すると近似的に、
タ加熱領域16,17の選択によって決まる。第2のス
ラブ光導波路15においては、この位相差を打ち消す位
置に集光する。第2のスラブ光導波路15の等価屈折率
nS 、第2のスラブ光導波路の長さをLS 、位相シフタ
用チャネル光導波路アレイ12を構成する光導波路同士
の間隔をs1 、分岐ポート用チャネル光導波路13同士
の間隔をs2 とする。すると近似的に、
【0019】 Δl=mnSs1s2/LS (2)
【0020】を満たすとき、第m分岐ポートに集光する
(m=0,±1,±2,±3,…)。すなわち、以下の
式(3)を満たす加熱量ΔTを与えることで、第m分岐
ポートを選択する光スイッチとして働く。
(m=0,±1,±2,±3,…)。すなわち、以下の
式(3)を満たす加熱量ΔTを与えることで、第m分岐
ポートを選択する光スイッチとして働く。
【0021】 (dna /dT)・ΔT=±(mnSs1s2)/(LSΔLh)(3)
【0022】図1においては、光路長調整領域Aと位相
シフト領域Bを独立して並べたが、分割した光路長調整
領域Aの中間に位相シフタを配置することもできる。ま
た、光路長調整領域Aに位相シフタを配置した場合は、
光スイッチ素子の全長を短くできる利点がある。
シフト領域Bを独立して並べたが、分割した光路長調整
領域Aの中間に位相シフタを配置することもできる。ま
た、光路長調整領域Aに位相シフタを配置した場合は、
光スイッチ素子の全長を短くできる利点がある。
【0023】図5は、光路長調整領域Aに位相シフタを
配置した光スイッチを示す平面図である。同図に示すよ
うに、第1のヒータ加熱領域16および第2のヒータ加
熱領域17の形状を図のように変形することにより、図
1よりも位相シフタ用チャネル光導波路アレイ12の長
さを短くすることができる。また、本実施の形態におい
ては、隣接したアレイ光導波路間に一定の光路長差Δl
を与えることができるヒータ構造であれば、上記同様の
効果が得られるので、ヒータ形状は図2のような三角形
の加熱領域に限られるものではない。
配置した光スイッチを示す平面図である。同図に示すよ
うに、第1のヒータ加熱領域16および第2のヒータ加
熱領域17の形状を図のように変形することにより、図
1よりも位相シフタ用チャネル光導波路アレイ12の長
さを短くすることができる。また、本実施の形態におい
ては、隣接したアレイ光導波路間に一定の光路長差Δl
を与えることができるヒータ構造であれば、上記同様の
効果が得られるので、ヒータ形状は図2のような三角形
の加熱領域に限られるものではない。
【0024】以上のように本実施の形態の特徴は、選択
された分岐ポート用チャネル光導波路13への光導波過
程において、光路長差をもつパスが無いことである。こ
のため、本実施の形態の光スイッチは、原理的に波長依
存性を持たない利点を持つ。したがって、光導波路材料
の屈折率の波長分散、および、各チャネル光導波路のシ
ングルモード条件のみが波長選択性を生む要因である。
なお、本実施の形態と似た構成要素を持つ光回路とし
て、アレイ光導波路格子が知られているが、これは光路
長差を持つアレイ光導波路を用いて波長選択機能を持た
せるものであり、本実施の形態とは本質的に異なる。
された分岐ポート用チャネル光導波路13への光導波過
程において、光路長差をもつパスが無いことである。こ
のため、本実施の形態の光スイッチは、原理的に波長依
存性を持たない利点を持つ。したがって、光導波路材料
の屈折率の波長分散、および、各チャネル光導波路のシ
ングルモード条件のみが波長選択性を生む要因である。
なお、本実施の形態と似た構成要素を持つ光回路とし
て、アレイ光導波路格子が知られているが、これは光路
長差を持つアレイ光導波路を用いて波長選択機能を持た
せるものであり、本実施の形態とは本質的に異なる。
【0025】光スイッチにおいては、クロストークの低
減が重要である。本実施の形態の光スイッチでは、s2
を大きく取って分岐光導波路同士を遠ざけることによ
り、容易にクロストークの低減効果が得られるまた、位
相シフタに要求される屈折率変化、すなわち式(3)を
満たす(dn a /dT)・ΔTは、10-2〜10-3のオ
ーダーであり比較的大きい。このため、本実施の形態で
熱光学位相シフタを使用する場合は、熱光学定数dna
/dTの大きい高分子材料を位相シフタ部分に用いるこ
とが好ましい。例えば、アクリル系高分子、紫外線硬化
エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、または、ポリイミド
は、何れもdna /dT>10-4で、透明性が高く光導
波路加工が容易なため、本実施の形態を構成する光導波
路材料に適している。
減が重要である。本実施の形態の光スイッチでは、s2
を大きく取って分岐光導波路同士を遠ざけることによ
り、容易にクロストークの低減効果が得られるまた、位
相シフタに要求される屈折率変化、すなわち式(3)を
満たす(dn a /dT)・ΔTは、10-2〜10-3のオ
ーダーであり比較的大きい。このため、本実施の形態で
熱光学位相シフタを使用する場合は、熱光学定数dna
/dTの大きい高分子材料を位相シフタ部分に用いるこ
とが好ましい。例えば、アクリル系高分子、紫外線硬化
エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、または、ポリイミド
は、何れもdna /dT>10-4で、透明性が高く光導
波路加工が容易なため、本実施の形態を構成する光導波
路材料に適している。
【0026】
【実施例】[第1の実施例]図1から図4において、L
S =6mm,s1 =15μm,s2 =20μm、ΔLh
=80μm、位相シフタ用チャネル光導波路アレイ12
における光導波路の本数は120本、分岐ポート用チャ
ネル光導波路13の本数は33本とし、光回路およびヒ
ータパターンを設計した。図1における光路長調整領域
Aおよび位相シフト領域Bの全長は共に10mm、光ス
イッチ全体の長さは45mm、幅は7mmとなった。
S =6mm,s1 =15μm,s2 =20μm、ΔLh
=80μm、位相シフタ用チャネル光導波路アレイ12
における光導波路の本数は120本、分岐ポート用チャ
ネル光導波路13の本数は33本とし、光回路およびヒ
ータパターンを設計した。図1における光路長調整領域
Aおよび位相シフト領域Bの全長は共に10mm、光ス
イッチ全体の長さは45mm、幅は7mmとなった。
【0027】屈折率1.494の重水素化シリコーン樹
脂をコア23に、屈折率1.485の重水素化シリコー
ン樹脂をクラッド20に用い、上記設計の光導波路を作
製した。シリコーン樹脂光導波路の作製方法は、「熱光
学デバイス」(特開平10-319445号公報)に準じた。コ
ア断面サイズは7μm×7μm、下層クラッドの厚さお
よびコア23上の上部クラッドの厚さは、それぞれ20
μm,12μmとした。光導波路上には金薄膜をスパッ
ター法で形成し、フォトリソグラフィーおよびドライエ
ッチング法を用い、ストリップ状の薄膜抵抗ヒータを作
製した。
脂をコア23に、屈折率1.485の重水素化シリコー
ン樹脂をクラッド20に用い、上記設計の光導波路を作
製した。シリコーン樹脂光導波路の作製方法は、「熱光
学デバイス」(特開平10-319445号公報)に準じた。コ
ア断面サイズは7μm×7μm、下層クラッドの厚さお
よびコア23上の上部クラッドの厚さは、それぞれ20
μm,12μmとした。光導波路上には金薄膜をスパッ
ター法で形成し、フォトリソグラフィーおよびドライエ
ッチング法を用い、ストリップ状の薄膜抵抗ヒータを作
製した。
【0028】波長1.55μmのLD光源および光パワ
ーメータ(図示せず)をそれぞれ共通ポート用チャネル
光導波路11、分岐ポート用チャネル光導波路13に接
続してスイッチ特性を測定した。第1のヒータ18また
は第2のヒータ19に0〜9.5Wの加熱電力を与えた
ところ、33本の分岐ポート用チャネル光導波路13を
順次透過状態とすることができた。全分岐ポート中で、
最大挿入損失は4.5dB、最大クロストークは−32
dBであり、1×33光スイッチとして働いていること
が確認できた。
ーメータ(図示せず)をそれぞれ共通ポート用チャネル
光導波路11、分岐ポート用チャネル光導波路13に接
続してスイッチ特性を測定した。第1のヒータ18また
は第2のヒータ19に0〜9.5Wの加熱電力を与えた
ところ、33本の分岐ポート用チャネル光導波路13を
順次透過状態とすることができた。全分岐ポート中で、
最大挿入損失は4.5dB、最大クロストークは−32
dBであり、1×33光スイッチとして働いていること
が確認できた。
【0029】[第2の実施例]図2から図5において、
LS =6mm,s1 =15μm,s2=30μm、ΔL
h =80μm、位相シフタ用チャネル光導波路アレイ1
2を構成する光導波路の本数は120本、分岐ポート用
チャネル光導波路13の本数は16本として、光回路お
よびヒータパターンを設計した。光スイッチ全体の長さ
は35mm,幅は7mmとなった。光導波路およびヒー
タに用いた材料および構造は、第1の実施例と同様であ
る。
LS =6mm,s1 =15μm,s2=30μm、ΔL
h =80μm、位相シフタ用チャネル光導波路アレイ1
2を構成する光導波路の本数は120本、分岐ポート用
チャネル光導波路13の本数は16本として、光回路お
よびヒータパターンを設計した。光スイッチ全体の長さ
は35mm,幅は7mmとなった。光導波路およびヒー
タに用いた材料および構造は、第1の実施例と同様であ
る。
【0030】波長1.55μmのLD光源および光パワ
ーメータ(図示せず)をそれぞれ共通ポート用チャネル
光導波路11、分岐ポート用チャネル光導波路13に接
続してスイッチ特性を測定した。第1のヒータ18また
は第2のヒータ19に0.3〜6.2Wの加熱電力を与
えたところ、16本の分岐ポートを順次透過状態とする
ことができた。全分岐ポート中で、最大挿入損失は3.
5dB、最大クロストークは−38dBであり、1×1
6光スイッチとして働いていることが確認できた。
ーメータ(図示せず)をそれぞれ共通ポート用チャネル
光導波路11、分岐ポート用チャネル光導波路13に接
続してスイッチ特性を測定した。第1のヒータ18また
は第2のヒータ19に0.3〜6.2Wの加熱電力を与
えたところ、16本の分岐ポートを順次透過状態とする
ことができた。全分岐ポート中で、最大挿入損失は3.
5dB、最大クロストークは−38dBであり、1×1
6光スイッチとして働いていることが確認できた。
【0031】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明は、共通ポー
ト用チャネル光導波路の一つから、分岐ポート用チャネ
ル光導波路側における第2のスラブ光導波路の端面上の
一点までの光路長は、位相シフタの駆動前において、位
相シフタ用チャネル光導波路アレイを構成する光導波路
によらず一定である。また、位相シフタは、位相シフタ
用チャネル光導波路アレイを構成する光導波路の隣接す
るものに対して、一定の光路長差を順次与える形状を有
する。したがって、選択された分岐ポート用チャネル光
導波路への光導波過程において、光路長差をもつパスが
無く、本発明の光スイッチは原理的に波長依存性を持た
ない利点を持つ。本発明により、小型の光回路で単純な
ヒータ駆動系の大規模1×N熱光学光スイッチを実現す
ることができる。
ト用チャネル光導波路の一つから、分岐ポート用チャネ
ル光導波路側における第2のスラブ光導波路の端面上の
一点までの光路長は、位相シフタの駆動前において、位
相シフタ用チャネル光導波路アレイを構成する光導波路
によらず一定である。また、位相シフタは、位相シフタ
用チャネル光導波路アレイを構成する光導波路の隣接す
るものに対して、一定の光路長差を順次与える形状を有
する。したがって、選択された分岐ポート用チャネル光
導波路への光導波過程において、光路長差をもつパスが
無く、本発明の光スイッチは原理的に波長依存性を持た
ない利点を持つ。本発明により、小型の光回路で単純な
ヒータ駆動系の大規模1×N熱光学光スイッチを実現す
ることができる。
【図1】 本発明の一つの実施の形態を示す平面図であ
る。
る。
【図2】 図1に係る位相シフト領域Bを示す平面図で
ある。
ある。
【図3】 図2のC−C’線における断面図である。
【図4】 図1に係る第2のスラブ光導波路15を示す
平面図である。
平面図である。
【図5】 本発明に係る小型アレイ光導波路熱光学光ス
イッチを示す平面図である。
イッチを示す平面図である。
【図6】 従来例を示す説明図である。
11…共通ポート用チャネル光導波路、12…位相シフ
タ用チャネル光導波路アレイ、13…分岐ポート用チャ
ネル光導波路、14…第1のスラブ光導波路、15…第
2のスラブ光導波路、16…第1のヒータ加熱領域、1
7…第2のヒータ加熱領域、18…第1のヒータ、19
…第2のヒータ、20…クラッド、21…基板、22…
集光・偏光導波路アレイ、23…コア。
タ用チャネル光導波路アレイ、13…分岐ポート用チャ
ネル光導波路、14…第1のスラブ光導波路、15…第
2のスラブ光導波路、16…第1のヒータ加熱領域、1
7…第2のヒータ加熱領域、18…第1のヒータ、19
…第2のヒータ、20…クラッド、21…基板、22…
集光・偏光導波路アレイ、23…コア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 俊夫 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 栗原 隆 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 松永 亨 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2K002 AB04 BA13 CA06 DA05 DA08 EB03 EB09 HA11
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも1本の共通ポート用チャネル
光導波路と、複数の光導波路からなる位相シフタ用チャ
ネル光導波路アレイと、複数の分岐ポート用チャネル光
導波路と、前記共通ポート用チャネル光導波路および前
記位相シフタ用チャネル光導波路アレイを結ぶ第1のス
ラブ光導波路と、前記分岐ポート用チャネル光導波路お
よび前記位相シフタ用チャネル光導波路アレイを結ぶ第
2のスラブ光導波路と、前記位相シフタ用チャネル光導
波路アレイの一部からなる位相シフタと、を有するアレ
イ光導波路光スイッチにおいて、 前記共通ポート用チャネル光導波路の一つから、前記分
岐ポート用チャネル光導波路側における前記第2のスラ
ブ光導波路の端面上の一点までの光路長は、前記位相シ
フタの駆動前において、前記位相シフタ用チャネル光導
波路アレイを構成する光導波路によらず一定であり、 前記位相シフタは、前記位相シフタ用チャネル光導波路
アレイを構成する光導波路の隣接するものに対して、一
定の光路長差を順次与える形状を有することを特徴とす
るアレイ光導波路光スイッチ。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記位相シフタは、前記位相シフタ用チャネル光導波路
アレイと、前記位相シフタ用チャネル光導波路アレイ上
に配置されるヒータと、によって構成される熱光学位相
シフタであることを特徴とするアレイ光導波路光スイッ
チ。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記熱光学位相シフタを構成する光導波路は、アクリル
系高分子、紫外線硬化エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、
または、ポリイミドの何れか一つまたはそれらの組み合
わせによって作られることを特徴とするアレイ光導波路
光スイッチ。 - 【請求項4】 請求項1において、 前記位相シフタは、電気光学位相シフタ、半導体位相シ
フタ、または、光弾性位相シフタの何れかであることを
特徴とするアレイ光導波路光スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11053216A JP2000250077A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | アレイ光導波路光スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11053216A JP2000250077A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | アレイ光導波路光スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000250077A true JP2000250077A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12936650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11053216A Pending JP2000250077A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | アレイ光導波路光スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000250077A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100390330B1 (ko) * | 2001-08-17 | 2003-07-04 | 한국전자통신연구원 | 광 스위칭 소자 |
JPWO2006049031A1 (ja) * | 2004-11-04 | 2008-05-29 | 日本電気株式会社 | 光スイッチ及び経路切り替え方法 |
JP2012103505A (ja) * | 2010-11-10 | 2012-05-31 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 多連熱光学位相シフタおよびそれを用いた光干渉回路 |
-
1999
- 1999-03-01 JP JP11053216A patent/JP2000250077A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100390330B1 (ko) * | 2001-08-17 | 2003-07-04 | 한국전자통신연구원 | 광 스위칭 소자 |
JPWO2006049031A1 (ja) * | 2004-11-04 | 2008-05-29 | 日本電気株式会社 | 光スイッチ及び経路切り替え方法 |
JP5168905B2 (ja) * | 2004-11-04 | 2013-03-27 | 日本電気株式会社 | 光スイッチ及び経路切り替え方法 |
JP2012103505A (ja) * | 2010-11-10 | 2012-05-31 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 多連熱光学位相シフタおよびそれを用いた光干渉回路 |
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