JP2000249085A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP2000249085A
JP2000249085A JP11052746A JP5274699A JP2000249085A JP 2000249085 A JP2000249085 A JP 2000249085A JP 11052746 A JP11052746 A JP 11052746A JP 5274699 A JP5274699 A JP 5274699A JP 2000249085 A JP2000249085 A JP 2000249085A
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JP
Japan
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Pending
Application number
JP11052746A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Kiyokawa
保則 清川
Yoshiaki Koike
良明 小池
Takashi Sato
孝 佐藤
Kazuyoshi Sugimoto
和▲禧▼ 杉本
Kenji Aida
健二 相田
Aritomo Satou
有朝 佐藤
Yoshinori Nobori
義典 登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揺動スクロールのラップが揺動する際に、振
動や騒音の発生が少ないスクロール圧縮機を提供するこ
とにある。 【解決手段】 インボリュート状に立設されたラップを
有する固定スクロール31及び揺動スクロール17を備
えたスクロール圧縮機1である。一方のラップの巻き終
わりの端部の内面に他方のラップの外面と接触しない逃
げ部を形成したので、両ラップが当たらず、振動や騒音
を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インボリュート状
に立設させたラップを有するスクロール圧縮機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、インボリュート状に立設させた
ラップを有する固定スクロール及び揺動スクロールを備
えたスクロール圧縮機が知られている。この種のもので
は、揺動スクロールのラップと固定スクロールのラップ
との間に圧縮室が形成され、運転中に、この圧縮室の位
置が徐々にスクロールの中心部に移動し、これに伴って
徐々に圧縮室の体積が減って、圧縮室に吸い込まれた空
気が圧縮される構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、スクロール圧縮機の運転中に、一方のラップ
の巻き終わりの端部の内面に他方のラップの外面が接触
し、この接触によって振動や騒音が発生するという問題
がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述した従来技
術が有する課題を解消し、振動や騒音の発生が少ないス
クロール圧縮機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
インボリュート状に立設させたラップを有する固定スク
ロール及び揺動スクロールを備えたスクロール圧縮機に
おいて、一方のラップの巻き終わりの端部の内面に他方
のラップの外面と接触しない逃げ部を形成したことを特
徴とする。
【0006】請求項1記載の発明では、ラップの巻き終
わりの端部の内面に逃げ部を形成したので、この逃げ部
の境界部分が、他方のラップの外面に滑らかに接触し、
ラップの巻き終わりの端部と他方のラップの外面との衝
突が回避されるので、振動や騒音の発生が少なくなる。
【0007】請求項2記載の発明は、インボリュート状
に立設させたラップを有する固定スクロール及び揺動ス
クロールを備えたスクロール圧縮機において、一方のラ
ップの巻き終わりの端部の内面が接触する他方のラップ
の外面に前記一方のラップの端部と接触しない逃げ部を
形成したことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明では、ラップの巻き終
わりの端部の内面が接触する他方のラップの外面に逃げ
部を形成したので、ラップの巻き終わりの端部の内面
が、他方のラップの逃げ部の境界部分に滑らかに接触
し、ラップの巻き終わりの端部と他方のラップの外面と
の衝突が回避されるので、振動や騒音の発生を少なくす
ることができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のものにおいて、逃げ部がラップの先端側の一部に形
成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1において、1はスクロール圧縮機を示
している。このスクロール圧縮機1は筒状の胴体3を有
し、この胴体3の下部には底キャップ5が設けられてい
る。この底キャップ5の上方には係止部材9が位置し、
この係止部材9にはベアリング7が支持され、このベア
リング7はホルダー8で支持されている。
【0012】このベアリング7にはシャフト11の一端
が挿入され、このシャフト11の他端は上方に延出して
いる。このシャフト11には電動機13が取り付けられ
ている。この電動機13は、巻き線19とステータ21
とからなるステーターアセンブリ23と、シャフト11
の途中に固定されたローターアセンブリ25とによって
構成されている。このシャフト11の上端は、胴体3に
固定された固定スクロール支持部材15を貫通して延出
し、揺動スクロール17のボス部17aに係合してい
る。この揺動スクロール17は鏡板27を有し、この鏡
板27にはインボリュート状に立設させた揺動ラップ2
9が形成されている。揺動スクロール17の上部には固
定スクロール31が設けられている。
【0013】この固定スクロール31は鏡板33を有
し、この鏡板33にはインボリュート状に立設させた固
定ラップ35が形成されている。この固定スクロール3
1は、固定スクロール支持部材15にボルトで支持され
ている。
【0014】固定スクロール31の鏡板33の略中央に
は吐出口33aが設けられ、この吐出口33aにはリー
ド弁37が設けられており、このリード弁37の上部に
はバルブバッカー39が取り付けられている。固定スク
ロール31の上部には、上部キャップ41が設けられて
いる。この上部キャップ41には吸入管用の開口が設け
られ、この開口には吸入管43が取り付けられている。
この吸入管43から実線矢印に示すように気体が吸入さ
れ、後述する圧縮室で圧縮され、胴体3に設けられた吐
出管45から吐出される。
【0015】揺動ラップ29と固定ラップ35とは噛み
合い状態にあり、図2に示すように、インボリュート状
に立設され、厚さtを備えている。
【0016】揺動ラップ29、固定ラップ35にはシー
ル部材47が設けられ、圧縮された気体の漏洩が防止さ
れている。揺動スクロール17の揺動ラップ29と固定
スクロール31の固定ラップ35との間には圧縮室28
が形成され、スクロール圧縮機の運転中1に、この圧縮
室28の位置が徐々に中心部に移動し、これに伴って徐
々に圧縮室28の体積が減って、前述した吸入管43か
ら圧縮室28に吸い込まれた気体が圧縮される構成にな
っている。
【0017】図3は、固定ラップ35の巻き終わりの端
部35aを示している。
【0018】この実施の形態では、固定ラップ35の巻
き終わりの端部35aの内面の全幅に亘って、揺動ラッ
プ29の外面と接触しない方向に、2点破線によって示
すように、切削した逃げ部36が形成されている。
【0019】この実施の形態では、この逃げ部36が形
成されたので、固定ラップ35の巻き終わりの端部35
aの内面が、揺動ラップ29の外面に接触する場合、端
部35aの内面の境界部分L1が、揺動ラップ29の外
面に滑らかに接触する。従って、ラップの巻き終わりの
端部の内面と他方のラップの外面との衝突が回避される
ので、振動や騒音の発生を抑制することができる。
【0020】図4は、揺動ラップ29の巻き終わりの端
部29aの内面を示している。
【0021】この実施の形態では、揺動ラップ29の巻
き終わりの端部29aの内面全幅に亘って、固定ラップ
35の外面と接触しない方向に、2点破線によって示す
ように、切削した逃げ部38が形成されている。
【0022】この実施の形態では、この逃げ部38が形
成されたので、揺動ラップ29の巻き終わりの端部29
aの内面が、固定ラップ35の外面に接触する場合、端
部29aの内面の境界部分L2が、固定ラップ35の外
面に滑らかに接触する。従って、ラップの巻き終わりの
端部の内面と他方のラップの外面との衝突が回避される
ので、振動や騒音の発生を抑制することができる。
【0023】以上の実施形態では、ラップの巻き終わり
の端部の内面と他方のラップの外面との衝突を回避する
ため、逃げ部を形成したが、これに限定されず、例え
ば、図2の矢印Bで示す位置に、すなわち固定ラップ3
5の巻き終わりの端部35aの内面が接触する揺動ラッ
プ29の外面に同様の逃げ部を形成してもよい。或い
は、図2の矢印Cで示す位置に、すなわち揺動ラップ2
9の巻き終わりの端部29aの内面が接触する固定ラッ
プ35の外面に同様の逃げ部を形成してもよい。
【0024】これによっても、ラップの巻き終わりの端
部の内面と他方のラップの外面との衝突が回避されるの
で、振動や騒音の発生を抑制することができる。
【0025】また、以上の実施形態では、図3に示すよ
うに、固定ラップ35の巻き終わりの端部35aの内面
の全幅に亘って逃げ部36を形成し、或いは図4に示す
ように、揺動ラップ29の巻き終わりの端部29aの内
面全幅に亘って逃げ部38を形成したが、これらの逃げ
部36、38は端部29aの内面全幅に亘って形成する
ものに限定されない。
【0026】例えば、図6に示すように、固定ラップ3
5の巻き終わりの端部35aの内面の一部に、逃げ部4
0を形成したり、図7に示すように、揺動ラップ29の
巻き終わりの端部29aの内面の一部に、逃げ部42を
形成してもよい。
【0027】一般に、スクロール圧縮機のポンプ部断面
を図5に示す。インボリュート形状の加工は高精度を必
要とするが、加工工具や加工面の強度(たわみ易さ)に
より、理想インボリュートから必ず、ズレが発生する。
図5のX1、X2、Y1、Y2が厚め方向に加工されて
いる場合などには、Y2、Y1部を図6、7のように、
巻き終わりの端部35a、29aの内面の一部に逃げ部
40、42を形成することが望ましい。
【0028】図6では、この逃げ部40が形成されたの
で、固定ラップ35の巻き終わりの端部35aの内面
が、揺動ラップ29の外面に接触する場合、端部35a
の内面の境界部分L3が、揺動ラップ29の外面に滑ら
かに接触する。従って、ラップの巻き終わりの端部の内
面と他方のラップの外面との衝突が回避されるので、振
動や騒音の発生を抑制することができる。
【0029】図7では、この逃げ部42が形成されたの
で、揺動ラップ29の巻き終わりの端部29aの内面
が、固定ラップ35の外面に接触する場合、端部29a
の内面の境界部分L4が、固定ラップ35の外面に滑ら
かに接触する。従って、ラップの巻き終わりの端部の内
面と他方のラップの外面との衝突が回避されるので、振
動や騒音の発生を抑制することができる。
【0030】以上、二つの実施形態に基づいて本発明を
説明したが、本発明はこれに限定されるものではないこ
とは明らかである。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、ラップの巻き
終わりの端部の内面に逃げ部を形成したので、この逃げ
部の境界部分が、他方のラップの外面に滑らかに接触
し、ラップの巻き終わりの端部と他方のラップの外面と
の衝突が回避されるので、振動や騒音の発生が少なくな
る。
【0032】請求項2記載の発明では、ラップの巻き終
わりの端部の内面が接触する他方のラップの外面に逃げ
部を形成したので、ラップの巻き終わりの端部の内面
が、他方のラップの逃げ部の境界部分に滑らかに接触
し、ラップの巻き終わりの端部と他方のラップの外面と
の衝突が回避されるので、振動や騒音の発生を少なくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態を示すスクロール圧
縮機の断面図である。
【図2】図1に示すスクロール圧縮機の固定スクロール
と揺動スクロールとの平面図である。
【図3】固定スクロールのラップの斜視図である。
【図4】揺動スクロールのラップの斜視図である。
【図5】固定スクロールと揺動スクロールとの要部拡大
図である。
【図6】別の実施形態の固定スクロールのラップの斜視
図である。
【図7】別の実施形態の揺動スクロールのラップの斜視
図である。
【符号の説明】
1 スクロール圧縮機 17 揺動スクロール 28 圧縮室 29 揺動ラップ 29a 揺動ラップの巻き終わり端部 31 固定スクロール 35 固定ラップ 35a 固定ラップの巻き終わりの端部 36、38、40、42 逃げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 孝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 杉本 和▲禧▼ 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 相田 健二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 有朝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 登 義典 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3H039 AA03 AA04 AA12 BB02 CC02 CC03 CC07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インボリュート状に立設させたラップを
    有する固定スクロール及び揺動スクロールを備えたスク
    ロール圧縮機において、一方のラップの巻き終わりの端
    部の内面に他方のラップの外面と接触しない逃げ部を形
    成したことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 インボリュート状に立設させたラップを
    有する固定スクロール及び揺動スクロールを備えたスク
    ロール圧縮機において、一方のラップの巻き終わりの端
    部の内面が接触する他方のラップの外面に前記一方のラ
    ップの端部と接触しない逃げ部を形成したことを特徴と
    するスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記逃げ部が前記ラップの先端側の一部
    に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載
    のスクロール圧縮機。
JP11052746A 1999-03-01 1999-03-01 スクロール圧縮機 Pending JP2000249085A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014192666A1 (ja) * 2013-05-28 2014-12-04 株式会社ヴァレオジャパン スクロール型圧縮機

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