JP2000242470A - 乱数生成装置および方法および記録媒体 - Google Patents

乱数生成装置および方法および記録媒体

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JP2000242470A JP11044365A JP4436599A JP2000242470A JP 2000242470 A JP2000242470 A JP 2000242470A JP 11044365 A JP11044365 A JP 11044365A JP 4436599 A JP4436599 A JP 4436599A JP 2000242470 A JP2000242470 A JP 2000242470A
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淑夫 樋口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乱数生成の際に必要なシード値を装置内部で
自動的に生成し、外部からの解析にも強固な乱数を生成
する。 【解決手段】 装置の起動時、タイマ1141に記憶部
1142からデータを転送し、タイマ1141の計数を
開始する。乱数生成時、タイマ1141の計数値と記憶
部1142のデータを用いて論理演算処理部1143で
論理演算を行い、演算結果を初期シード値として、擬似
乱数生成処理部1144の初期値として入力することに
より出力に乱数が得られる。生成した乱数の一部を記憶
部1142にフィードバックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自分自身で電源を
持たない回路および装置上で、自動的に乱数を生成する
乱数生成装置および方法および記録媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信システムの発展ととも
に、データ通信の安全性を高めるセキュリティ技術の重
要性が高まっている。なかでも、乱数生成技術は安全な
データ通信を保証するために利用する暗号化技術には不
可欠なものであり、主な用途として、ワンタイムパスワ
ードの作成、暗号化に使用する鍵値の作成、暗号文の生
成、電子署名情報の生成等がある。
【0003】暗号化技術を利用すれば、データの暗号
化、および、本人認証に必要な電子署名の生成を行うこ
とができる。これらの技術は、処理性能の高いパーソナ
ルコンピュータやワークステーションなどのデスクトッ
プコンピュータ上で行われてきていたが、電子マネーや
IDカードによる個人用途向けのセキュリティシステム
等で利用するために、ICカード上に実装したマイクロ
コンピュータにおいて乱数を生成し、暗号化技術を利用
する必要性が生じている。
【0004】従来より、回路および装置を用いて乱数の
生成を行う場合には、物理手段を利用して乱数列を発生
させる方式と数学的な演算処理を行い、長周期の乱数列
を生成する擬似乱数生成方式の2種類の方式を用いてい
る。さらに、通信のセキュリティを確保するための暗号
化技術においても、このようにして生成された乱数が用
いられているが、電子マネーやIDカード等の個人向け
のセキュリティ用途で使用する場合には、乱数生成方式
の実用性と生成した乱数の安全性が特に重要になってく
る。
【0005】物理手段を利用して乱数列を発生させる多
数の方式が知られている。以下、物理手段を利用して乱
数を発生させる方式について述べる。この例としては、
抵抗体の熱雑音により乱数を生成する方式があげられ
る。抵抗体の熱雑音は多数の電子により発生する微少電
流を合成したものであり、それぞれの電子の衝突・散乱
は無関係に発生するため、雑音は一様に発生する。高抵
抗の両端に発生する微少な雑音電圧を、ハイインピーダ
ンス・低雑音のアンプで増幅して雑音電圧を取得し、そ
の電圧をA/Dコンバータでデジタルデータに変換して
パーソナルコンピュータやワークステーションに入力、
棄却法やくくり合わせ法などの処理を行うことによっ
て、乱数の性質の改善を行うことができ、適切な乱数が
得られる。
【0006】この方式は、物理的な性質を利用するの
で、0と1の発生確率がおのおの約1/2になり、各ビ
ットが他の部分と独立であるので、生成される乱数列の
推測は困難であり、セキュリティの用途に適した乱数列
が得られるが、特別なハードウェアを必要とするので非
常にコストがかかり、特に、マイクロコンピュータ上に
実装しての利用には不向きである。
【0007】擬似乱数生成方式として多数の方式が知ら
れている。以下、擬似乱数生成方式により乱数を生成す
る方式について述べる。この例としては、線形フィード
バックシフトレジスタによる方式があげられる。図8は
線形フィードバックシフトレジスタの例であり、201
はシフトレジスタのセル、202は排他的論理和回路、
203はシフトレジスタの出力である。出力される乱数
列は、シフトレジスタ201の個数、排他的論理和回路
202の構成によって異なり、図8に示す構成に限られ
るものではない。
【0008】以上のように構成された線形フィードバッ
クシフトレジスタについて、以下、その動作を説明す
る。最初に、シフトレジスタのセル201にそれぞれ初
期値を設定し、シフトレジスタのセル201の内容から
排他的論理和回路202により論理演算を行い、演算結
果をシフトレジスタの出力203に出力する。1ビット
を出力するごとに、シフトレジスタのセル201のデー
タを矢印の方向にシフトさせていき、出力はシフトレジ
スタのセル201にフィードバックしてシフトを繰り返
していく。この結果、n段を有するシフトレジスタは最
大N=2n-1ビット長の非周期的ビット列を生成し得る
ことになり、段数の多いシフトレジスタを使用すれば、
長周期の擬似乱数が得られる。
【0009】この装置は、特別なハードウェアを必要と
せず、ソフトウェアによる実現が可能であり、マイクロ
コンピュータ上で利用できるが、シフトレジスタのセル
201の初期値により乱数列が生成されるためにシフト
レジスタの構成およびシフトレジスタの初期値が判明す
れば同様の乱数列を容易に生成し得ることが欠点であ
る。擬似乱数生成方式として他に線形合同法、暗号技術
による方法、デジタルカオス法等があげられるが、これ
らも同様の欠点を持っている。
【0010】したがって、擬似乱数生成方式を利用して
乱数を生成するには、乱数を生成するごとに初期シード
値を設定する必要がある。一般的に、パーソナルコンピ
ュータやワークステーション上では初期シード値とし
て、システムが保有している現在時刻が用いられてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非接触
型のICカードのような内部で現在時刻などのリアルタ
イムに変化するデータを持っていないシステムでは、外
部から初期シード値を供給する必要がある。図9は外部
から初期シード値を供給して乱数を生成する一実施の形
態であり、211はマイクロコンピュータ、212はマ
イクロコンピュータ211の外部入力、213はマイク
ロコンピュータ211に実装した擬似乱数生成処理部、
214はマイクロコンピュータ211の外部出力であ
る。まず、外部入力212から入力された初期シード値
は、擬似乱数生成処理部213で初期シード値に設定さ
れて乱数を生成し、外部出力214に乱数を出力する。
【0012】図9のような上記従来の構成では、外部入
力212から初期シード値を盗聴することが可能であ
り、入出力の相関関係から内部の擬似乱数生成処理部が
解析できるため、安全であるとはいい難い。
【0013】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、自分自身で電源を持たない装置上で、外部からの
入力により初期シード値を設定することなく、自身で閉
じて乱数を生成する乱数生成装置および方法および記録
媒体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に、請求項1にかかる発明は、タイマの値と記憶部が格
納するデータ値からシード値を生成する論理演算処理部
と前記シード値から乱数を生成する擬似乱数生成処理部
を備えることを特徴とする乱数生成装置としている。
【0015】また、請求項2にかかる発明においては、
前記記憶部は、生成した乱数をフィードバックして保持
することを特徴とする請求項1記載の乱数生成装置とし
ている。
【0016】さらに、請求項3にかかる発明において
は、前記タイマは、動作開始時に前記記憶部が格納する
データ値を開始点として計数することを特徴とする請求
項1記載の乱数生成装置としている。
【0017】前記構成によって、起動時ごとに異なるタ
イマの値と記憶部に蓄積されているデータから、擬似乱
数生成の際に用いる初期シード値を自動的に生成するこ
とができるので、自分自身で電源を持たない回路および
装置上でも安全性の高い乱数を低コストで生成すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態とし
て、乱数生成装置について説明する。なお、本実施の形
態では装置による実施の形態について説明しているが、
本発明は装置に限定するものではなく、ソフトウェアに
より機能を実現してもよい。 (1)乱数生成装置を用いたシステム 図1は、本実施形態における乱数生成装置を用いたシス
テム例として、ICカード内蔵マイクロコンピュータを
用いた暗号処理システムについて説明している。図1に
おいて、10はICカード、11はICカード10に内
蔵されている自身で電源を内蔵していないマイクロコン
ピュータ、12はICカード10とのデータの通信を行
う通信機、13は通信機12の制御を行う制御機器であ
る。まず、図1のICカード10の存在を確認後、制御
機器13から通信機12に指示を与え、ICカード10
に通信機12から電力を供給する。マイクロコンピュー
タ11は自身で電源を持たないので、通信機12から電
力の供給を受けて起動、動作を行う。一方、マイクロコ
ンピュータ11を起動後、制御機器13から、通信機1
2を経由して、データを伝送し、マイクロコンピュータ
11において乱数を生成し、生成した乱数を利用してマ
イクロコンピュータ11内部で暗号処理を行う。暗号処
理後のデータは、通信機器12を経由して、制御機器1
3に伝送される。
【0019】図2は、マイクロコンピュータ11の処理
の構成をあらわすブロック図である。図2において、1
11はICカード10に送受信されるデータの処理を行
うI/O処理部、112はマイクロコンピュータ11に
おける処理全般の制御を行うOS処理部、113はデー
タの暗号化を行う暗号処理部、114は暗号化を行う際
に用いる乱数を生成する乱数生成部である。ICカード
10に送信されたデータはマイクロコンピュータ11で処
理される。マイクロコンピュータ11においてデータ
は、I/O処理部111、OS処理部112で処理が行
われ、暗号処理部113に渡される。一方、乱数生成部
114では、暗号処理部113から乱数の要求があった
際に乱数を生成し、暗号処理部113に送る。暗号処理
部113では、前記入力データを前記乱数で暗号化し、
暗号化されたデータはOS処理部112を経由して、I
/O処理部111に渡し、通信機12へと伝送する。
【0020】なお、本乱数生成装置は、前記実施形態に
限定するものではなく、乱数の生成を必要とする電子署
名生成システムにも利用できる。電子署名を生成するに
は、図2において、暗号処理部で行っている処理の代わ
りに電子署名の生成を行えばよい。 (2)乱数生成装置の詳細 上記のように乱数は乱数生成部114で生成される。こ
こでは、図3は乱数生成部114の構成をあらわすブロ
ック図を参照して説明を行う。図3において、1141
はマイクロコンピュータ11の動作開始時点から乱数生
成部114における乱数の生成開始時点までの時間を計
測するタイマ、1142は生成した乱数をフィードバッ
クして蓄積する記憶部、1143は乱数の初期シード値
を生成する論理演算処理部、1144は初期シード値か
ら擬似乱数を生成する擬似乱数生成処理部である。ま
ず、タイマ1141はマイクロコンピュータ11に通信
機12から電力が供給され起動した際に、記憶部114
2からタイマにデータを転送し、カウンタの開始時点と
する。次に、タイマ1141の計数を開始し、論理演算
処理部1143での処理を開始するまで計数を継続す
る。なお、初回の乱数生成時には、記憶部1142にあ
らかじめ装置のシリアル番号等のデータを蓄積しておく
とよい。乱数を生成する際には、前記タイマが計数して
いる値と記憶部1142に蓄積されているデータを論理
演算処理部1143において論理演算を行い、演算結果
を初期シード値として擬似乱数生成処理部1144に入
力して乱数を生成する。生成された乱数の一部または全
てのデータを記憶部1142にフィードバックして以前
に蓄積していたデータに上書きし、次回の乱数生成時に
利用する。なお、論理演算処理部1143、擬似乱数生
成処理部1144における処理はハードウェア、ソフト
ウェアのどちらで機能を実現してもよい。
【0021】以下、図4のフローチャートを参照して、
本実施の形態における乱数生成処理の概略について説明
する。 (ステップS301)マイクロコンピュータ11の起動
時、記憶部1142からデータを取得し、タイマ114
1に転送する。その値から計数を開始し、論理演算処理
部1143における論理演算の開始時まで計数を継続す
る。ステップS302に行く。 (ステップS302)論理演算処理部1143においてタ
イマ1141の計数値と記憶部1142のデータを取得
し、これら2値の論理演算を行う。乱数の初期シード値
を生成する。ステップS303に行く。 (ステップS303)前記初期シード値を擬似乱数生成処
理部1144に入力して乱数を得る。ステップS304
に行く。 (ステップS304)前記乱数をフィードバックして記憶
部1142に蓄積する。以下、図5のフローチャートを
参照して、本実施の形態における乱数生成装置の動作の
詳細について説明する。 (ステップS401)制御機器13からの指示を通信機1
2が受信し、通信機12とデータの送受信を行うICカ
ード10が存在することを確認する。存在すれば、ステ
ップS402に行く。存在しなければ、ステップS40
1に戻る。 (ステップS402)通信機12からICカード10に電
力を供給する。ステップS403に行く。 (ステップS403)ICカード10は通信機12から供
給された電力により、マイクロコンピュータ11を起動
する。同時に、記憶部1142からタイマ1141にデ
ータを転送し、タイマ1141は計数を開始する。ステ
ップS404に行く。 (ステップS404)制御機器13から指示に基づき、通
信機12を介在して、暗号化するデータをICカード1
0に伝送する。ステップS405に行く。 (ステップS405)ICカード10がデータを受信すれ
ば、ステップS406に行く。受信できていなければ、
ステップS404に戻る。 (ステップS406)暗号化を開始する指示を乱数生成部
114に出す。ステップS407に行く。 (ステップS407)暗号化開始の要求を受け、起動して
いたタイマ1141を停止する。ステップS408に行
く。 (ステップS408)タイマ1141と記憶部1142の
値に対して、論理演算処理部1143で論理演算を行
い、初期シード値を生成する。ステップS409に行
く。 (ステップS409)初期シード値を擬似乱数生成処理部
1144に入力し、乱数を得る。得た乱数は記憶部11
42に蓄積しておく。ステップS410に行く。 (ステップS410)生成した乱数および受信したデータ
を暗号処理部113に入力、暗号化を行い、暗号化デー
タを得る。ステップS411に行く。 (ステップS411)通信機12を介在して、暗号化デー
タをICカード10から制御機器13に伝送する。通信
機12はICカードへの電力の供給を終了する。ステッ
プS401に戻る。
【0022】以上のように本実施形態によれば、論理演
算処理部1143での演算処理を行うまでには、ICカ
ード10と通信機12との間の通信処理時間、OS処理
部112での処理時間が含まれ、これらの処理時間は処
理するデータおよびシステムを実施する環境によって異
なる。すなわち、乱数を生成するごとにタイマ1141
による計数値は異なる計数値となる。さらに、タイマ1
141によって計数された値のみでは、値のバラツキが
小さくなる可能性があるので、タイマ1141における
計数の開始時点の値を記憶部1142のデータから取得
するとともに、記憶部1142のデータとの論理演算を
行うことによって値のバラツキの範囲を広範囲かつ予測
不可能にしている。
【0023】外部からの解析によって、擬似乱数生成処
理部1144による擬似乱数生成方式および記憶部11
42に蓄えられているデータが判明した場合、生成され
る乱数が予測される可能性がある。しかし、上記で説明
したようにタイマ1141のカウンタの値は通信環境に
より毎回異なるので、タイマ1141の値と記憶部11
42に蓄えられているデータの2値を用いて論理演算を
行った値を正確に予測することは困難であり、この値が
1ビットでも異なれば、擬似乱数生成処理部1144は
まったく異なった乱数を生成するので、外部からの解析
にも強固な乱数生成装置となる。
【0024】なお、擬似乱数生成処理部1144で利用
する方式としては線形フィードバックシフトレジスタが
あげられる。他にも線形合同法、暗号技術による方法、
デジタルカオス法等の初期シード値を必要とする擬似乱
数生成方式により行ってもよい。 (3)演算処理部の詳細 上記のように論理演算処理部1143では擬似乱数生成
処理部1144への初期シード値を生成するために論理
演算を行う。ここでは、図6を参照して論理演算処理部
1143の具体的な一実施形態について説明する。図6
において、1141はタイマであり、1142は記憶部
であり、1145は排他的論理和回路、1146は論理
演算処理部1143の出力である。まず、タイマ114
1の値は上位ビット列と下位ビット列に分割してビット
列の上位部分と下位部分の位置を反転する。一方、記憶
部1142に蓄積されているデータも上位ビット列と下
位ビット列に分割し、上記の反転した値とそれぞれ排他
的論理和の演算を行う。次に、それぞれのビット列を再
び結合して論理演算処理部1143の出力1146と
し、この出力値を初期シード値として擬似乱数生成処理
部1144に入力し乱数を得る。
【0025】最大周期が長いタイマを利用した際には、
マイクロコンピュータ11の起動時から乱数生成時まで
の時間が極端に短い場合、タイマ1141の上位ビット
が開始時点から変化がないこともありえるが、タイマ1
141の値の上位ビット列と下位ビット列を反転するこ
とにより、最大周期が長いタイマを利用したとしても、
排他的論理和の演算を行った際に出力1146の上位ビ
ットが全て0になることはない。なお、論理演算処理部
1143は上記の方式に限定するものではない。 (4)記憶部内のデータ 本実施形態における記憶部1142内の記録方式の一実
施形態を図7に示す。実施形態としては、記憶部114
2内の特定のアドレスを指定しておき、そのアドレスを
開始点としてデータを蓄積すればよい。乱数生成を行う
ごとに同じアドレスに上書きして前回のデータを残さな
いようにしておくようにする。上記のように記憶するこ
とにより、暗号化の際に利用した乱数データが判明しな
いようにしておく。
【0026】
【発明の効果】本発明は、タイマと擬似乱数生成処理部
からデータのフィードバックを行う記憶部を利用するこ
とにより、特別なハードウェアを追加することなく、装
置内部で自動的に乱数を生成できる優れた乱数生成装置
および方法および記録媒体を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICカードを用いた暗号処理システムの構成図
【図2】ICカード内蔵マイクロコンピュータのブロッ
ク構成図
【図3】本発明の一実施形態における構成図
【図4】本発明の乱数生成処理のフローチャート
【図5】本発明の一実施形態におけるフローチャート
【図6】本発明の一実施形態における演算処理部の構成
【図7】記憶部内のデータに関する概略図
【図8】数学的な演算処理により擬似乱数列を生成する
従来例の回路図
【図9】擬似乱数生成処理部を利用して乱数を生成する
従来例の構成図
【符号の説明】
10 ICカード 11 マイクロコンピュータ 12 通信機 13 制御機器 111 I/O処理部 112 OS処理部 113 暗号処理部 114 乱数生成部 201 シフトレジスタのセル 202 排他的論理和回路 203 シフトレジスタの出力 211 マイクロコンピュータ 212 マイクロコンピュータの外部入力 213 擬似乱数生成処理部 214 マイクロコンピュータの外部出力 1141 タイマ 1142 記憶部 1143 論理演算処理部 1144 擬似乱数生成処理部 1145 排他的論理和回路 1146 論理演算処理部出力

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイマの値と記憶部が格納するデータ値か
    らシード値を生成する論理演算処理部と、 前記シード値から乱数を生成する擬似乱数生成処理部
    と、を備えることを特徴とする乱数生成装置。
  2. 【請求項2】前記記憶部は、 生成した乱数をフィードバックして保持することを特徴
    とする請求項1記載の乱数生成装置。
  3. 【請求項3】前記タイマは、 動作開始時に前記記憶部が格納するデータ値を開始点と
    して計数することを特徴とする請求項1記載の乱数生成
    装置。
  4. 【請求項4】記憶部からデータを取得し、取得したデー
    タをタイマの開始点として計数を行う計数処理手段と、 記憶部からデータを取得し、前記タイマと前記取得デー
    タからシード値を生成する論理演算処理手段と、 前記シード値から乱数を生成する擬似乱数生成処理手段
    と、 前記乱数を前記記憶部にフィードバックして記録する記
    録処理手段と、を備えることを特徴とする乱数生成方
    法。
  5. 【請求項5】記憶部からデータを取得し、取得したデー
    タをタイマの開始点として計数を行う計数処理手段と、 前記記憶部からデータを取得し、前記タイマと前記取得
    データからシード値を生成する論理演算処理手段と、 前記シード値から乱数を生成する擬似乱数生成処理手段
    と、 前記乱数を前記記憶部にフィードバックして記録する記
    録処理手段と、を備えることを特徴とする乱数生成プロ
    グラムを格納した記録媒体。
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