JP2000242392A - 動的な情報ディスプレイのためのコンピュータシステム及びその方法 - Google Patents

動的な情報ディスプレイのためのコンピュータシステム及びその方法

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JP2000242392A
JP2000242392A JP19347799A JP19347799A JP2000242392A JP 2000242392 A JP2000242392 A JP 2000242392A JP 19347799 A JP19347799 A JP 19347799A JP 19347799 A JP19347799 A JP 19347799A JP 2000242392 A JP2000242392 A JP 2000242392A
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Eun Kyoung Park
恩 京 朴
Jun Ho Cho
峻 浩 趙
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DBM KOREA KK
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    • G06F3/048—Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
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    • G06F3/04812—Interaction techniques based on cursor appearance or behaviour, e.g. being affected by the presence of displayed objects
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    • G06Q30/00—Commerce
    • G06Q30/02—Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0241—Advertisements

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】ユーザーの注意が集中するポインタの移動に応
じて、その移動と同期して移動する情報表示部を有する
コンピュータシステム及びその方法を提供する。 【解決手段】中央処理装置１００、記憶装置、ディスプ
レイ装置１０６及びポインティング装置を含み、グラフ
ィックユーザーインターフェイスを採用してポインティ
ング装置によって移動可能なポインタがディスプレイさ
れるコンピュータシステムにおいて、ディスプレイ領域
に各々独立的な内容物をディスプレイできる一つ以上の
レイヤーを生成すると共に、その属性を制御するための
レイヤー制御モジュール２１０と、グラフィックユーザ
ーインターフェイスにディスプレイできる形式の情報を
ディスプレイするための情報表示部をレイヤー中のいず
れかひとつに割り当て、情報表示部がポインタの移動と
同期して移動するようにディスプレイ装置を制御するた
めの情報表示部制御モジュールとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は動的に情報をディス
プレイすることのできるコンピュータシステム及びその
方法に関するもので、特にグラフィカルユーザーインタ
ーフェイス（graphical user interface；以下、単に
“ＧＵＩ”と称する）環境下でユーザーの操作に応じて
動的に情報をディスプレイするための装置及びその方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】コンピュータ技術分野の発展に応じて、
コンピュータシステムとユーザーの相互操作を便利に行
うためのＧＵＩが開発されて広く使用されている。一般
的にＧＵＩを採用したコンピュータシステムでは、コン
ピュータシステムのディスプレイ装置が表示する２次元
平面上における任意の位置を指示するようにすることが
できるポインティング装置（pointing device）を支援
している。例えば、マウス（mouse）、トラックボール
（track ball）、タッチパッド（touch pad）またはピ
ンマウス（pin mouse）などのような２次元座標入力装
置を使用することによって、ユーザーはコンピュータシ
ステムのディスプレイ装置上に表示された所定部位を指
し示したり選択することによって運営体系（Operating
System；ＯＳ）に命令を下したり特定のプログラムを実
行して、いろいろな作業を行っている。
【０００３】上記の２次元座標入力装置のうち代表的な
ものとしては、マウスを挙げることができるが、マウス
は米国のスタンフォード大学にて開発されたもので、こ
れに関する詳細な技術内容は既に広く知られている。す
なわち、マウスは有線や赤外線通信によってコンピュー
タシステムと接続された入力装置のひとつで、本体の上
部に一つ以上のボタンを具備して、その下部にはあらゆ
る方向に自由に回転できるマウスボール（mouse ball）
と、上記マウスボールの回転量をＸ軸及びＹ軸の平面座
標値に変換させることができるローラ（roller）を含ん
でいる。そして、ユーザーがマウスを移動させるとこの
マウスボールが回転し、このマウスボールの回転をＸ座
標値及びＹ座標値に変換してコンピュータシステムに伝
達し、ディスプレイ装置上のポインタ（pointer）もし
くはカーソル（cursor）（以下、単に“ポインタ”と称
する）を移動させ得るように演算される。
【０００４】従来、上述のようなＧＵＩを採用したコン
ピュータシステムであっても、その運営体系（ＯＳ）や
その応用プログラムがユーザーに所定の情報をディスプ
レイするためには、ＧＵＩ上にダイアログボックス（di
alog box)を表示したり、別途のウィンドウ（window）
を生成するようになっており、この間ユーザーの作業を
中断させていた。このようなダイアログボックスを利用
する代表的な例が図１に示したようなマイクロソフト
（microsoft）社のウィンドウ９８運営体系が使用する
メッセージ伝達方式であり、別途のウィンドウを生成す
る方式は図２に示したようなウィンドウ９８運営体系の
ヘルプ表現方式だ。
【０００５】しかし、このような方式はユーザーの意志
と無関係にユーザーの作業を中断させたり（ダイアログ
ボックス方式）、ユーザーの作業ウィンドウを覆ってし
まったり、隠れてしまったウィンドウをもう一度アクテ
ィブにしなければならないので（別個ウィンドウ生成方
式）、ユーザーに不快感を与えたりシステムの資源を浪
費して作業速度が低下するという問題点があった。さら
に、このような方式の情報表示方式はユーザーが表示さ
れた情報を無視したり容易に終了させることができるた
め、情報表示方式としては本来の機能を遂行しきってい
ないという短所を有している。
【０００６】一方、最近ではユーザーの注意が集中する
ポインタを利用する方式が紹介されている。その代表的
な一例として、図３に示したようなアップルコンピュー
タ（Apple Computer）社の米国特許第5,287,448号に開
示されたバルーンヘルプ（bubbled help）方式がある。
これによれば、アップルコンピュータ社のＧＵＩ運営体
系であるマック（ＭＡＣ）ＯＳを採用したコンピュータ
にて、ユーザーがディスプレイ装置に表示されたオブジ
ェクト（object）にポインタを位置させれば、指示され
たオブジェクトに該当するヘルプがポインタ周囲に小さ
な吹出し（風船）の中にディスプレイされる。
【０００７】しかし、上記のバルーンヘルプはユーザー
がポインタを特定のオブジェクト上に位置させる間にだ
けユーザーに示されるだけであり、ユーザーが違ったオ
ブジェクトを指示するためにマウスを動かしポインタを
移動させると、それ以上情報をディスプレイ出来なくな
るという短所がある。また、上記米国特許第5,287,448
号によれば、ユーザーがバルーンヘルプを見るためには
必ず運営体系をヘルプモード（help mode）に切替えな
ければならないようになっている。したがって、システ
ムによって予約されたヘルプの割当てを受けたオブジェ
クト上にポインタが位置しなかったり、ユーザーがヘル
プモードをアクティブにしなかった場合には情報が表示
されないという問題点があり、さらに、情報がディスプ
レイされたとしてもポインタの移動によって直ぐに消え
てしまうので情報提供の機能を遂行しきれないという短
所がある。
【０００８】最近のもう一つの方式では、コメットシス
テム（Comet System）社の国際特許出願第WO/99/00723
号によって開示されたもので、図４に示したようにコン
ピュータシステムのポインタ自体を変形させる方式があ
る。これによれば、コンピュータシステムのポインタの
色相や形状を変形するための手段を提供して、変形され
たポインタそれ自体をメッセージ伝達手段として使用す
る。
【０００９】しかし、このような方式によれば、ユーザ
ーに情報をディスプレイできるようにポインタを変形さ
せる別途のポインタ変形プログラムをユーザーのコンピ
ュータシステムにてまず実行させるようにユーザーが承
認しなくてはならないが、これを承認しないユーザーに
は情報伝達自体が不可能になる。さらには変形プログラ
ムの実行を承認したしても、ポインタのために運営体系
が割愛するディスプレイ領域（例えば、３２ピクセル×
３２ピクセル広さの領域）だけ情報表示領域として使用
が可能であるため、伝達できる情報の量と種類が限定さ
れるだけだけなく、実際にはそのサイズが過度に小さく
てユーザーが正確に認識出来ないという問題がある。
【００１０】さらには、ユーザーは変形されたポインタ
の機能が普段使用したポインタの機能とどのように対応
しているかを容易に把握出来ないし、特にポインタの形
状が公知の矢印形状でない文字列または特定会社のロゴ
や動映像のような方向性を認識出来ない形状になってい
る場合には、特定のオブジェクトを指示したり選択する
のに不便であるという問題点がある。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点を解決するために案出されたもので、
本発明の目的はユーザーの注意が集中するポインタの移
動に応じて、その移動と同期して移動する情報表示部を
有するコンピュータシステム及びその方法を提供するこ
とにある。
【００１２】本発明の他の目的は、ユーザーの利便性を
増大させるために、ユーザーが特定のオブジェクトにポ
インタを位置させれば、ポインタの移動と同期して移動
した情報表示部が消えるコンピュータシステム及びその
方法を提供することにある。
【００１３】本発明のもう一つの目的は、ユーザーがデ
ィスプレイされた情報を熟知してこれ以上情報がディス
プレイされることを望まない場合、ユーザーの選択に応
じて情報表示部が消えたりディスプレイ装置の所定領域
に移動するコンピュータシステム及びその方法を提供す
ることにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、中央処理装置、記憶装置、ディスプレイ
装置及びポインティング装置を含み、ＧＵＩを採用して
上記ポインティング装置によって移動可能なポインタが
上記ディスプレイ装置にディスプレイされるコンピュー
タシステムにおいて、上記ディスプレイ装置にディスプ
レイされる領域に各々独立的な内容物をディスプレイで
きる一つ以上のレイヤーを生成すると共に、生成された
レイヤーの属性を制御するためのレイヤー制御モジュー
ルと、上記ＧＵＩにディスプレイできる形式の情報をデ
ィスプレイするための情報表示部を上記レイヤー中のい
ずれかひとつに割り当て、上記情報表示部が上記ポイン
タの移動と同期して移動するように上記ディスプレイ装
置を制御するための情報表示部制御モジュールと、を含
むコンピュータシステムを提供するようにしたものであ
る。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明に係る実施の形態について説明する。なお、各実施
の形態間において共通する部分、部位には同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。
【００１６】以下、本発明の第１の実施の形態を説明す
る。図５は本発明によるコンピュータシステムに使用さ
れるポインタと情報表示部を概念的に示した図面であ
る。図示のように、本発明にかかるポインタ（１０）は
運営体系によって提供されている一般的なポインタをそ
のまま使用することができ、ポインタ（１０）の右下段
に直四角形の情報表示部（２０）がディスプレイされ
る。図５にはユーザーがマウス（図示せず）を水平、垂
直及び対角線方向に移動させる場合に、ディスプレイ装
置（図示せず）上に表現されるポインタ（１０）と情報
表示部（２０）の移動状況を連続的に示しており、実際
には上記ポインタ（１０）と情報表示部（２０）は各々
ひとつずつディスプレイされるものである。ユーザーに
提示するべき情報がいろいろな種類である場合には一つ
のポインタ（１０）周囲に多数の情報表示部（２０）を
ディスプレイするようにすることもできる。
【００１７】また、上記情報表示部（２０）のサイズは
提示されるべき情報の量により可変的であり、提示され
る情報は文字列、グラフィック、動画などディスプレイ
装置にてディスプレイ可能なものならばその形式は制限
されない。さらに上記情報表示部（２０）の形状も直四
角形に限らないし、円型、楕円形、多角形、星形など多
様な形状とすることができる（後述する図１１参照）。
【００１８】以下、図６及び図７を参照して図５のポイ
ンタ（１０）と情報表示部（２０）をディスプレイする
ことのできる本発明のコンピュータシステム（１）を詳
細に説明する。図６は通常のコンピュータシステムのハ
ードウェア構成を概念的に図示したブロック図である。
本発明によるコンピュータシステム（１）は図６に示し
た公知のハードウェアをその構成要素の一部として含
む。すなわち、中央処理装置（ＣＰＵ）（１００）、Ｄ
ＲＡＭなどの主記憶装置（１０２）、ハードディスクな
どの補助記憶装置（１０４）、ＣＲＴモニタなどのディ
スプレイ装置（１０６）、ディスプレイアダプタ（１０
８）、マウスのようなポインティング装置（１１０）、
マウスアダプタ（１１２）などのハードウェアを含み、
これらはデータバス（１１４）を通じて相互間にデータ
を交換する。
【００１９】図７は本発明のコンピュータシステム
（１）の論理機能ブロックを概念的に図示したブロック
図である。図示のように、コンピュータシステム（１）
は、マウス制御モジュール（またはマウスドライバ）
（２０２）やディスプレイ制御モジュール（またはディ
スプレイドライバ）（２０４）と共にそのハードウェア
構成要素を制御するための所定の制御モジュールを含む
公知の運営体系（２００）を含み、ユーザーが特定の作
業を遂行するための応用プログラム（２０６）（例え
ば、ウェブブラウザ）をさらに含み得る。特に、本発明
によるコンピュータシステム（１）は動的な情報表示部
（２０）を制御するための情報表示部制御モジュール
（または情報表示部ドライバ）（２０８）とディスプレ
イ装置（１０６）にて表示されるディスプレイ領域を複
数のレイヤーに階層化して制御するためのレイヤー制御
モジュール（またはレイヤードライバ）（２１０）をさ
らに含んでいる。
【００２０】情報表示部制御モジュール（２０８）とレ
イヤー制御モジュール（２１０）は運営体系（２００）
及びそれに含まれる各モジュール（２０２または２０
４）または応用プログラム（２０６）とデータバス（１
１４）を通じてデータを交換する。本発明によれば、情
報表示部制御モジュール（２０８）とレイヤー制御モジ
ュール（２１０）は、ハードウェアー的には主記憶装置
（１０２）や補助記憶装置（１０４）に保存されたり、
上記ＣＰＵ（１００）内のメモリに常駐させることがで
き、ソフトウェア的には運営体系（２００）の一部とし
て含まれていたり独立的な応用プログラム（２０６）と
して含まれ得る。特に、インターネット（Internet）通
信技術の飛躍的な発展によって多様な形式のデータを送
受信できる伝送プロトコルを含むワールドワイドウェブ
（World Wide Web）技術分野では、上記情報表示部制御
モジュール（２０８）とレイヤー制御モジュール（２１
０）をユーザーがウェブブラウザーを実行させて特定の
サイトを訪問した時にユーザーのウェブブラウザーにダ
ウンロードされるウェブページ（Web Page）の一部とし
て具現できる。これに関しては後述する。
【００２１】レイヤー制御モジュール（２１０）は、デ
ィスプレイ装置に表示されるディスプレイ領域に一つ以
上のレイヤー（layer）を定義するレイヤー生成ユニッ
ト（２１２）と、各レイヤーの階層的優先順位、ディス
プレイ上における位置及びサイズ、ユーザーに表示され
るかどうか（透明レイヤーか不透明レイヤーか）などの
レイヤーの属性を定義して制御するレイヤー属性制御ユ
ニット（２１４）を含む。
【００２２】情報表示部制御モジュール（２０８）は、
ポインタ（１０）の動きに同期して動く情報表示部（２
０）を制御するためのものであって、ポインタの現在位
置をリアルタイムに追跡してそのデータを保存して、保
存されたデータからポインタの移動に関する多様な情報
を抽出するためのポインタ情報制御ユニット（２１６）
と、上記情報表示部（２０）の基準位置及び形状、変位
等情報表示部（２０）の属性に関する情報を保存して変
更させるための情報表示部情報制御ユニット（２１８）
と、情報表示部（２０）にディスプレイになる情報を制
御するための情報ディスプレイユニット（２２０）を含
んでいる。
【００２３】情報表示部制御モジュール（２０８）及び
レイヤー制御モジュール（２１０）や、これらに含まれ
るユニットら（２１２〜２２０）は物理的に独立して存
在する個別的なものである場合もあるが、論理的に区別
された機能的単位（functional unit）である場合もあ
り得る。したがって実際にソフトウェアやハードウェア
として具現されるときには、一つの命令または一つのハ
ードウェア内に統合され得るものである。本発明のソフ
トウェア的具現に関する例に関しては後述する。
【００２４】図８及び図９を参照して本発明によるコン
ピュータシステム（１）が、情報表示部（２０）をポイ
ンタ（１０）と同期して情報を動的にディスプレイする
動作に関して詳細に説明する。図８は本発明によるコン
ピュータシステムの動的情報ディスプレイ動作の各段階
を図示したフローチャートで、図９は本発明によるコン
ピュータシステム（１）のディスプレイ装置（１０６）
及びそれにディスプレイされる映像を概略的に図示した
図面である。まず、コンピュータシステム（１）が起動
すると運営体系（２００）はディスプレイ装置（１０
６）上に実際に映像をディスプレイする領域（図９の４
００）（以下、”ディスプレイ領域”という）を定義し
て初期化する（段階３００）。次にマウス制御モジュー
ル（２０２）のような他のハードウェア装置制御モジュ
ールは各ハードウェア装置に応じてディスプレイすべき
情報を生成して、ディスプレイ制御モジュール（２０
４）は、このような情報に基づいてポインタ（１０）な
どのオブジェクト（object）を追加的にディスプレイす
る（段階３０２）。一般的に上記の作業（段階３００及
び段階３０２）は上記運営体系（２００）によって自動
的に遂行される。
【００２５】次に、レイヤー制御モジュール（２１０）
は、上記ディスプレイ制御モジュール（２０４）によっ
て定義されたディスプレイ領域（４００）上に少なくと
も一つのレイヤー（４０２または４０４）を生成し、生
成された各レイヤーの属性を定義する（段階３０４）。
生成されたレイヤー（４０２または４０４）は、ディス
プレイ装置（１０６）上に定義されたディスプレイ領域
（４００）を越えて表示されないようになっており、図
示のように不透明な属性（図９ａ参照）か透明な属性
（図９ｂ参照）かを選択的に持つことができる。また、
上記レイヤー（４０２または４０４）のサイズとディス
プレイ領域（４００）上における表示位置も変更するこ
とができ、生成されたレイヤー間のＺ座標値もその生成
順序と無関係に指定することができる。
【００２６】ここでレイヤーのＺ座標値というのは、定
義されたディスプレイ領域（４００）上の平面をＸ−Ｙ
平面として定義し、その平面からユーザーに向かって突
出する方向をＺ方向として定義して、Ｚ軸方向における
各レイヤーの座標値を意味する。そうして、Ｚ方向の座
標値が大きいレイヤーであるほどユーザーに近く（手前
に）位置するものとして定義し、ユーザーとレイヤー間
の遠近概念は物理的なものでなく視覚的なものとして定
義する。このようにレイヤーにＺ座標属性を附与するこ
とによってレイヤーの重複状態を制御できるようになっ
ているが、図９ａに示した通り、第１レイヤー（４０
２）の左下の一部が第２レイヤー（４０４）によって隠
されたようにディスプレイされる。各レイヤーのＺ座標
値はレイヤーごとに固有に決める必要はなく、二つ以上
のレイヤーが同一なＺ座標値を持つこともできる。ま
た、透明なレイヤー同士間ではＺ座標値の大小によって
重なった部位が隠されることはなく、また透明なレイヤ
ーに表示される内容物がない場合にはユーザーはそのレ
イヤーを見ることができない。
【００２７】上述のようなレイヤーの透明性、サイズ、
基準位置、Ｚ座標値などのレイヤーのあらゆる属性は、
運営体系（２００）または応用プログラム（２０６）や
ユーザーによって指定することができ、さらには、ＷＷ
Ｗ技術分野では遠隔地のサーバーによっても指定するこ
とができる。特に、ディスプレイ制御モジュール（２０
４）によって定義されたディスプレイ領域（４００）自
体もレイヤーの一つとして取扱うことができ、この場合
にはディスプレイ領域レイヤーのサイズと透明性などの
属性は変更しないことが望ましく、そのＺ座標値は０に
設定し得る。
【００２８】次に、情報表示部制御モジュール（２０
８）は、生成されたレイヤー中の一つを指定（以下、”
情報表示レイヤー”とする）して情報表示部（２０）を
含ませ（段階３０６）、運営体系（２００）からポイン
タ（１０）の現在位置に関する情報を収集する（段階３
０８）。このようなポインタ位置情報は、例えば定義さ
れたディスプレイ領域（４００）上におけるポインタ
（１０）の特定部位（例えば、矢印の先端点）のＸ，Ｙ
座標値、すなわち（Ｘ１，Ｙ１）のように表現し得る
（図１１参照）。
【００２９】次に、収集されたポインタの現在位置情報
に基づいて、情報表示レイヤー（４０４または４０６）
上にて情報表示部（２０）をディスプレイする初期位置
を設定する（段階３１０）。このような情報表示部（２
０）の初期位置は、例えば情報表示レイヤー（４０４ま
たは４０４’）平面上におけるＸ，Ｙ座標値、すなわち
（ＩＸ１，ＩＹ１）のように表示できる（図１１参
照）。このようにポインタ（１０）と情報表示部（２
０）の初期基準位置設定が完了すると、情報表示部（２
０）にシステム管理者やユーザー、運営体系または応用
プログラムなどによってあらかじめ設定された情報をユ
ーザーにディスプレイする（段階３１２）。
【００３０】次に、ユーザーがマウスを動かすことによ
りポインタ（１０）の位置が変化するのに対応するため
に、情報表示部制御モジュール（２０８）は、情報表示
部（２０）の情報表示レイヤー（４０４または４０６）
上における位置と定義されたディスプレイ領域（４０
０）上におけるポインタ（１０）の動きを同期化させる
（段階３１４）。このような同期化は多様な方式によっ
て達成できるが、図１０及び図１１を参照してこれに関
して詳細に説明する。
【００３１】図１０は本発明によるコンピュータシステ
ム（１）がポインタ（１０）と情報表示部（２０）の移
動を同期化するための動作の各段階を図示したフローチ
ャートで、図１１は同期化したポインタ（１０）と情報
表示部（２０）の移動状態を示した図である。図のよう
に、本発明のコンピュータシステム（１）がポインタ
（１０）と情報表示部（２０）の移動を同期化するため
には、まずポインタ（１０）の現在位置に関する情報を
収集しなければならない。このような情報は上述のよう
に、運営体系（２００）によって常に使用されている情
報であるから容易に追跡して収集できる。本発明では、
情報表示部制御モジュール（２０８）に含まれたポイン
タ情報制御ユニット（２１６）にてこの機能を遂行す
る。すなわち、ポインタ情報制御ユニット（２１６）は
運営体系（２００）にポインタ（１０）の現在位置（Ｘ
１，Ｙ１）に関する情報を要求してこれを収集して記憶
装置（１０２または１０４）に保存させる（段階５０
０）。
【００３２】次に、情報表示部情報制御ユニット（２１
８）は、ユーザーや応用プログラム（２０６）または運
営体系（２００）などが指定した情報表示部（２０）の
初期基準位置（ＩＸ１，ＩＹ１）に関する情報を収集し
て記憶装置（１０２または１０４）に保存させる（段階
５０２）。情報表示部（２０）の初期基準位置（ＩＸ
１，ＩＹ１）は、例えば情報表示レイヤー（４０４また
は４０６）上における情報表示部（２０）の一つの先端
点の座標とすることができる。
【００３３】次に、ポインタ情報制御ユニット（２１
６）は、ポインタ（１０）が移動したかに関して運営体
系（２００）に質疑して、仮りにポインタ（１０）が移
動したならばポインタの移動位置情報を収集して記憶装
置（１０２または１０４）に保存させる（段階５０
４）。ここで、ポインタの移動を感知する方法として一
例を挙げると、ポインタ情報制御ユニット（２１６）が
収集して保存したポインタ（１０）の現在位置が、次の
周期の現在位置と異なる位置なのかを点検するというも
のである。したがって、ポインタ情報制御ユニット（２
１６）は非常に短い周期ごとにポインタ（１０）の現在
位置情報を収集して、先に収集された位置情報と比較す
ることによってポインタ（１０）の移動を感知できるよ
うになる。
【００３４】例えば、図１１に示した通り、ポインタ
（１０）がｔ１時点にて定義されたディスプレイ領域
（４００）上の座標（Ｘ１，Ｙ１）の位置にディスプレ
イされ、所定の周期（ｐ）が過ぎた後のｔ２時点にて座
標（Ｘ２，Ｙ２）の位置にディスプレイされたとすれ
ば、上記ポインタ情報制御ユニット（２１６）はｔ１時
点におけるポインタ（１０）の現在位置とｔ２時点にお
けるポインタ（１０）の現在位置を収集して各位置座標
を比較することによってポインタ（１０）の移動を感知
できるようになる。
【００３５】次に、ポインタ情報制御ユニット（２１
６）は、収集されたポインタ（１０）の位置情報に基づ
いてポインタの変位情報または移動速度情報などのポイ
ンタ運動情報を計算する（段階５０６）。図１１には、
Ｘ軸方向変位であるｄＸとＹ軸方向変位であるｄＹとを
計算する例を示している。しかし、ポインタの運動情報
は変位だけでなく移動速度（例えば、ｄＸ／ｐ，ｄＹ／
ｐ）などの場合もある。
【００３６】次に、情報表示部情報制御ユニット（２１
８）は、ポインタ運動情報（例えば、変位（ｄＸ，ｄ
Ｙ））と情報表示部（２０）の初期基準位置（例えば、
（ＩＸ１，ＩＹ１））を使用して情報表示部（２０）の
新規基準位置情報を計算する（段階５０８）。図示のよ
うに、情報表示部（２０）の新規基準位置情報は情報表
示レイヤー上における新しい座標、すなわち（ＩＸ２，
ＩＹ２）となる。このような新しい座標の各座標値はポ
インタ（１０）の運動情報と情報表示部（２０）の基準
位置情報の関数として与えられる。このような関数の最
も簡単な例は、初期基準位置の座標値に変位値を算術的
に合算する方式だ。しかし、ポインタ（１０）が情報表
示レイヤー（４０４または４０６）の範囲を抜け出した
所に移動するなどの場合には情報表示部（２０）のサイ
ズと情報表示レイヤー（４０４または４０６）のサイズ
を考慮して新規基準位置を決定することができる。
【００３７】また、上述した実施の形態の変形例として
は、ユーザーが情報表示部（２０）によって提示される
情報を取得し、これ以上情報を提示する必要がなくなっ
たときに、ユーザーがマウスを左右に素早く動かすよう
にすると情報表示部（２０）が消えたりディスプレイ装
置上の特定位置に移動するようにすることができる。情
報表示部（２０）を除去したり特定位置に移動させるよ
うにするこのようなユーザーの意図は、ポインタ情報制
御ユニット（２１６）によって計算されたポインタ移動
速度が特定の値以上になった場合や、移動速度または変
位のスカラー（scalar）値が反復してプラス・マイナス
に変化したことを感知することによって把握することが
できる。
【００３８】また、ポインタ（１０）の移動につれてポ
インタ（１０）のＸ座標値が増加した場合にはポインタ
（１０）が上記ディスプレイ装置（１０６）上で右側に
移動している場合であるから、このときには情報表示部
（２０）のＸ座標値をポインタ（１０）のサイズと情報
表示部（２０）自体のサイズだけ補正して、情報表示部
（２０）をポインタの左側にディスプレイするようにす
ることができる。また、ポインタ（１０）のＹ座標値が
増加した場合には、同様にポインタ（１０）の上部（デ
ィスプレイ装置の表示面における上方）にディスプレイ
されるようにすることができる。このようにＸ座標及び
Ｙ座標の変化を組合せれば、ポインタ（１０）の移動に
応じてポインタ（１０）を中心にその移動方向の反対側
に情報表示部（２０）がディスプレイされるようにでき
る（例えば、ポインタ（１０）が右下方向に移動してい
るときは、情報表示部（２０）をポインタ（１０）の左
上部にディスプレイする）。
【００３９】さらに他の方法としては、ポインタ（１
０）の移動速度が所定の基準値より大きい場合には、ユ
ーザーの視野角が狭くなることを補償するために情報表
示部（２０）のディスプレイ位置をポインタ（１０）に
より近くすることもでき、これとは反対にポインタ（１
０）所定時間の間、止っているかその移動速度が所定の
基準値より小さな場合には、ユーザーの作業の便宜のた
めに情報表示部（２０）がポインタ（１０）からより遠
く離れた位置にディスプレイされるようにすることがで
きる。
【００４０】上記のような動作によってポインタ（１
０）と情報表示部（２０）の移動が同期化すると、情報
表示部制御モジュール（２０８）は新規基準位置に情報
表示部（２０）をディスプレイするようにして、移動し
た情報表示部（２０）及び所定の情報をディスプレイす
る（段階５１０）。情報表示部（２０）にディスプレイ
される情報は、ユーザー、運営体系、応用プログラムま
たはシステム管理者などによって任意に設定したり変更
することができる。このような方式によって情報表示部
（２０）に関する設定事項を変更しなくても表示される
情報の内容を容易に修正できる。なお、上記において
は、情報表示部（２０）が情報表示レイヤー（４０４ま
たは４０６）に含まれる内容物中の一つとなる例に関し
て説明したが、情報表示レイヤー自体が情報表示部（２
０）として使用されるようにすることもできる。
【００４１】次に、図７ｂ，図９ｃ及び図９ｄを参照し
て本発明の第２の実施の形態に関して説明する。第２の
実施の形態では、情報表示部情報制御ユニット（２１
８）とレイヤー属性制御ユニット（２１４）を統合し
て、ポインタ運動情報による新規基準位置（ＩＸ２，Ｉ
Ｙ２）をレイヤー（４０８または４１０）の基準位置と
なるようにしている。すなわち、情報表示部情報制御ユ
ニット（２１８）によって制御される情報表示部（２
０）をレイヤー属性制御ユニット（２１４）によって制
御されるレイヤー（４０４または４０４’）に変えて、
ポインタの運動と情報表示レイヤー（４０８または４１
０）の運動を同期化するものである。
【００４２】第２の実施の形態によれば、情報表示部制
御モジュール（２０８）とレイヤー制御モジュール（２
１０）の機能が統合されて図７ｂのような構成とするこ
とができる。すなわち、レイヤー制御モジュール（２１
０’）はレイヤー生成ユニット（２１２’）、ポインタ
位置情報制御ユニット（２１６’）、レイヤー属性制御
ユニット（２１４’）及び情報ディスプレイユニット
（２２０’）を含み、レイヤー属性制御ユニット（２１
４’）はレイヤーの属性のうちディスプレイ領域におけ
る基準位置属性を制御するための位置情報制御ユニット
（２１８’）を含む。この位置情報制御ユニット（２１
８’）の機能と動作は第１の実施の形態（図７ａ参照）
の情報表示部情報制御ユニット（２１８）と同様のもの
で、ポインタ（１０）の運動情報に基づいて情報表示レ
イヤー（４０８または４１０）の新規基準位置（ＩＸ
２，ＩＹ２）を生成する。
【００４３】第２の実施の形態においても、特に透明な
レイヤー（４１０）自体を情報表示部として使用するこ
とによって、その下のレイヤー（４０２）やディスプレ
イ領域（４００）の内容物をユーザーが見ることができ
るようになっており、效果的に作業を遂行しながらディ
スプレイされる情報を参照することができ、表示される
情報の内容及び設定、変更に関する事項は第１の実施の
形態の場合と同様である。実際にはこの方法がより簡便
に具現することができ、第２実施の形態がソフトウェア
的に具現されたプログラムリストを図１２乃至図１５に
貼付した。なお、理解と説明の便宜のために情報表示部
（２０）と情報表示レイヤー（４０４または４０４’）
が区分された第１の実施の形態に関してまず説明したこ
とに留意しなければならない。
【００４４】また、図５ｂに図示した通り、情報表示部
（２０または２０’）または情報表示レイヤー（２０ま
たは２０’）が二つ以上の場合には、上記の動作を情報
表示部または情報表示レイヤーの数だけ反復して遂行す
ることによって具現し得る。このような反復遂行に関し
ては上述の説明から容易に実施できるのでその詳細を省
略する。
【００４５】上述のように、本発明のコンピュータシス
テム（１）に使用されるポインタ（１０）と情報表示部
（２０）は、インターネットを通じて遠隔地のコンピュ
ータシステムでも使用することができる。すなわち、特
定のウェブサイトに上述のように、機能を遂行するウェ
ブページを提供して、このサイトを訪問した遠隔地のコ
ンピュータシステムにて具現されるようにすることもで
きるので、最近のスクリプティング（scripting）技術
を使用することによって遠隔地のコンピュータにて使用
される運営体系と無関係に本発明の技術思想を具現でき
る。
【００４６】図１２は本発明の動的情報表示方法が具現
されたプログラムリストであるが、図１２のようなスク
リプト言語コードをウェブページに含めることによっ
て、そのページを訪問したユーザーのコンピュータシス
テムのポインタに同期した情報表示部を設定して、必要
な情報をディスプレイすることができる。
【００４７】図１２のプログラムリストは、ウェブブラ
ウザーに無関係に動作できるように本発明を具現したも
のであって、この実施の形態では、定義されたディスプ
レイ領域とポインタは既に遠隔地のコンピュータシステ
ムに設置された運営体系によって制御されている場合で
あるから、このプログラムリストには含まれていない。
また、本発明のコンピュータシステムに含まれる上記モ
ジュールでもユニットは単純に上記のスクリプト言語に
よってのみ具現し得るものではなく、多様なプログラム
言語やハードウェアでも具現し得るのは上述の通りであ
る。図１２〜図１５のプログラムリストの個別的な詳細
な説明は、スクリプト言語技術分野で通常の専門家に容
易に理解できるものであるのでここでは省略する。
【００４８】図１３は、本発明の他の実施の形態を具現
したプログラムリストであって、ポインタ（１０）が定
義されたディスプレイ領域（４００）や各レイヤー（４
０２乃至４１０）上の特定位置に移動した場合に、ディ
スプレイされた情報が消えるようにする実施例を具現し
たものである。
【００４９】図１４は、本発明のさらに他の実施の形態
を具現したプログラムリストであって、ユーザーがポイ
ンタ（１０）を左右に早く移動させた場合に、情報表示
部（２０）がディスプレイ領域（４００）または各レイ
ヤー（４０２乃至４１０）上の右下端に移動する実施例
を具現したものであり、図１５は、右下端に移動した情
報表示部（２０）をユーザーがまたクリックしたときに
情報表示部（２０）が再びポインタ（１０）と同期化す
る実施の形態を具現したものである。
【００５０】つぎに、上記実施の形態では、ポインタ
（１０）に追随して情報表示部（２０）が表示される動
的な情報ディスプレイのためのコンピュータシステム及
びその方法ついて説明したが、実際のコンピュータ操作
においては、前記ポインタ（１０）が、画面上の必要な
箇所に表示されようとすると、それに追随する情報表示
部（２０）が、本来必要とするコンピュータ作業上の必
要な画面を遮ってしまうことがあり、その遮られた部分
を見るために、わざわざ、画面に表示されたポインタ
（１０）を他の場所に移動しなければならないといった
支障が生じてしまう。
【００５１】そこで、本願発明者は、コンピュータを操
作する「人間の目の動き」と、コンピュータ画面上の
「ポインティングの動き」とを詳しく検証して見ると、
コンピュータを操作する「人間の目の動き」は、特定の
コンピュータ操作、例えば、ワードプロセッサ操作やイ
ンターネット操作においては、ある領域をポインティン
グしようとするときには、そのポインティングの行き先
を注視し、素早いポインティング動作操作時には、注視
の度合いを強くするとか、漫然としたポインティング操
作の場合には、注視の度合いが弱くなるというような一
般的性向を有することを知り得た。つまり、上記実施の
形態における他の方法として、ポインタ（１０）の移動
速度が所定の基準値より大きい場合には、ユーザーの視
野角が狭くなることを補償するために情報表示部（２
０）のディスプレイ位置をポインタ（１０）により近く
することもでき、これとは反対にポインタ（１０）所定
時間の間、止っているかその移動速度が所定の基準値よ
り小さな場合には、ユーザーの作業の便宜のために情報
表示部（２０）がポインタ（１０）からより遠く離れた
位置にディスプレイされることを、さらに詳しく具体的
に説明する。
【００５２】図１６は、コンピュータを操作する「人間
の目の動き（注視領域）」と、コンピュータ画面上の
「ポインティングの動き」との相関関係の概略を示す図
であり、符号６１は、ポインティング部を示し、前記第
１および第２の実施の形態に示したポインタ（１０）に
相当するものである。例えば、最初、コンピュータ画面
上のＡ0（Ｘ0、Ｙ0）の位置にポインタ６１が表示され
ていたとして、次に、コンピュータ操作の必要から、Ａ
1（Ｘ1、Ｙ1）の位置に移動したとする。このとき、こ
の移動量（Ｐ）が、比較的小さく、その移動速度が小さ
い場合には、その注視領域は、図１６に示すように、比
較的広い注視領域（ａ1）を示す。また、その移動量
（Ｐ）が、比較的大きく、その移動速度が大きい場合に
は、その注視領域は、比較的狭い注視領域（ａ2）を示
す。そして、この注視領域以外の領域は、コンピュータ
を操作する人間が注視していない領域であり、この領域
に、何かの表示がされたとしても、コンピュータ操作者
は、あまり意識しない領域であり、本来のコンピュータ
操作に支障を来さない領域といえる。そこで、この「人
間の目の動き」と、コンピュータ画面上の「ポインティ
ングの動き」との相関関係に着目して、前記ポインタ
（１０）の動きに追随させない領域に情報表示部を表示
させるようにした第３の実施の形態に係る動的な情報デ
ィスプレイのためのコンピュータシステム及びその方法
とした。
【００５３】図１７は、本発明の第３の実施の形態に係
る動的な情報ディスプレイのためのコンピュータシステ
ムの概略構成図であり、図１８は、本第３の実施の形態
によって、前記ポインタ６１の動きに対応して、操作者
の注視領域以外の領域に情報表示部６２を表示させるよ
うにしたコンピュータ表示画面の概略を示す図である。
以下、本実施の形態に係るコンピュータシステムを図面
に基づいて詳細に説明する。
【００５４】図１７中、６０は、前記ポインタ（６１）
および情報表示部（６２）が表示される表示画面であ
り、情報表示部（６２）の表示位置が異なる以外は、前
記第１および第２の実施の形態に示された表示画面と同
じものである。同符号６１は、前記表示画面（６０）上
の所定位置に表示されるポインタ、６２は、前記ポイン
タ（６１）の動向に基づいて所定位置に表示される情報
表示部である。
【００５５】また、７０は、所定のＣＰＵ（中央演算装
置）およびメモリ手段（いずれも図示外）を備えた中央
処理部、７１は、前記ポインタ（６１）の現在の位置を
取得する現在位置取得手段であり、前記第１および第２
の実施の形態に係るポインタと同じく、ポインタ発生手
段（４４）からのポインタ位置信号に基づき、前記ポイ
ンタ（６１）が表示されているコンピュータ画面上の位
置Ａ0、Ａ1、Ａ2、・・・をＸ、Ｙ座標で得るものであ
る。また、７２は、前記ポインタ（６１）の動いたかを
感知する移動感知手段、７３は、例えば、前記ポインタ
（６１）の位置が、Ａ0（Ｘ0、Ｙ0）からＡ1（Ｘ1、Ｙ
1）に移動した場合に、そのポインタ（６１）が、どの
方向へ、どの位、どの程度の速度で移動したかを取得す
るものであり、例えば、図１８に示すように、最初の位
置Ａ0（Ｘ0、Ｙ0）から位置Ａ1（Ｘ1、Ｙ1）に移動した
場合に、少なくとも、その移動方向Ｄ、移動量Ｐ、移動
速度Ｖを取得する移動・量・速度取得手段である。
【００５６】また、７４は、前記移動方向・量・速度取
得手段（７３）によるポインタ（６１）の移動速度を記
憶する移動速度記憶手段であり、これは、操作者によっ
てマウスを動かす速度に個人差があるため、マウス使用
時間を算出し、その操作者のマウスの移動速度の平均で
ある平均移動速度Ｖapを記憶させておいて、後述するよ
うに、ポインティングの移動速度が、記憶された値を超
えるかどうかで、表示部の領域範囲を変更するようにす
るものである。７５は、前記移動方向・量・速度取得手
段（７３）により取得したポインタ（６１）の移動量
（Ｐ）と移動速度（Ｖ）に基づいて、前記注視領域の大
小を求める所定の演算を行い、前記情報表示部（６２）
の画面上の表示位置を算出する表示領域算出手段、７６
は、前記表示領域算出手段（７５）で算出した位置に、
前記情報表示部（６２）を表示する情報表示部発生手段
であり、前記第１および第２の実施の形態における情報
表示部発生手段（４３）と同じものである。７７は、前
記情報表示部発生手段（７６）により情報表示部（６
２）として表示する情報データが記憶された情報データ
記憶手段であり、７８は、前記ポインタ（６１）を、図
示外のマウスボールの動きによってコンピュータ画面上
に表示するポインタ発生手段である。
【００５７】前記表示領域算出手段（７５）では、例え
ば、前記移動方向・量・速度取得手段（７３）により取
得した位置Ａ0（Ｘ0、Ｙ0）から位置Ａ1（Ｘ1、Ｙ1）ま
で移動したポインタ（６１）移動量Ｐが比較的大きく、
その移動速度Ｖが大きい場合には、移動量Ｐと移動速度
Ｖと係数αとで所定の演算を行い、図１８に示すように
比較的小さい注視領域ａ２以外の部分に表示領域が算出
される。また、位置Ａ0（Ｘ0、Ｙ0）から位置Ａ2（Ｘ
2、Ｙ2）まで移動したポインタ（６１）の移動量Ｐが比
較的小さく、移動速度Ｖが小さい場合には、移動量Ｐと
移動速度Ｖと係数αとで所定の演算を行って、注視領域
ａ１以外の部分に表示領域が算出される。なお、移動量
Ｐは、位置Ａ0（Ｘ0、Ｙ0）から位置Ａ1（Ｘ1、Ｙ1）ま
で移動したポインタの軌跡、また、位置Ａ0（Ｘ0、Ｙ
0）から位置Ａ2（Ｘ2、Ｙ2）まで移動したポインタの軌
跡が、ほぼ直線の場合にのみ有効となるもので、これら
の軌跡が蛇行している場合は、前記移動方向・量・速度
取得手段（７３）による移動方向Ｄ、移動量Ｐ、移動速
度Ｖの取得が困難であるため、本実施の形態では無効で
あるとして表示領域は算出しない。
【００５８】前記情報表示部発生手段７６では、前記情
報データ記憶手段（７７）から表示する情報データを取
りだし、前記情報表示部（６２）を形成する。このと
き、例えば、前記移動速度記憶手段（７４）に記憶され
た平均移動速度Ｖapと、ポインタ（６１）の現移動速度
Ｖを比較し、情報表示部（６２）の表示領域を設定す
る。例えば、 Ｖapポインタの表示方法に係るコンピュータの概略構
成図＞Ｖの場合は、予め定められた所定大表示領域（ｂ
0）を有する情報表示部（６２）とし、 Ｖap＜Ｖの場合は、Ｖと係数βとで所定の演算を行
い、前記Ｖap＞Ｖの場合より大きい表示領域（ｂ1）を
有する情報表示部（６２）を前記中央処理部７０により
表示される。 このように、前記情報表示部（６２）が表示される位置
は、図６に示すように、前記ポインタ（６１）の移動量
Ｐと移動速度Ｖの大きさに基づいて算出された注視領域
（ａ1、ａ2、・・）以外で、前記ポインタ（６１）の移
動方向に相対するコンピュータ表示画面の角の表示領域
（ｂ0、ｂ1、・・）に設定される。なお、ポインタ（６
１）の移動方向によっては、情報表示部（６２）を表示
する表示領域が、移動方向の相対方向になかった場合に
は、ポインタ（６１）から離れた画面角の何れかの領域
に表示するようにしてもよい。
【００５９】つぎに、上記構成のポインタの表示方法に
ついて説明する。図１９は、本発明の第３の実施の形態
に係る動的な情報ディスプレイの表示方法フローチャー
トである。まず、前記ポインタ発生手段（７８）によ
り、コンピュータ画面にポインタ（６１）を表示する
（ステップＳ１）。このときのポインタ（６１）が表示
されている現在の位置を、現在位置取得手段（７１）に
より取得する（ステップＳ２）。つぎに、移動感知手段
（７２）により、ポインタ（６１）が移動したか否かの
判定を行い（ステップＳ３）、移動した場合は、次の処
理を行い、移動がない場合は、処理を終了する。
【００６０】移動感知手段（７２）により、ポインタ
（６１）の移動が確認されると、そのときのポインタ
（６１）の移動方向Ｄ、移動量Ｐ、移動速度Ｖを移動方
向・量・速度取得手段（７３）により取得し（ステップ
Ｓ４）、移動速度記憶手段（７４）に記憶された平均移
動速度を取りだし（ステップＳ５）、この移動速度記憶
手段（７４）に記憶されていた平均移動速度Ｖapと、移
動方向・量・速度取得手段（７３）により取得した移動
速度Ｖとから、新たな平均移動速度Ｖapを算出し（ステ
ップＳ６）、移動速度記憶手段（７４）に書き込む。
【００６１】つぎに、前記移動方向、移動量、移動速度
取得手段（７３）により取得した移動速度Ｖと移動量Ｐ
に基づいて、情報表示部（６２）を表示する表示領域を
算出し（ステップＳ７）、その結果、情報表示部（６
２）を表示するか否かの判定を行い（ステップＳ８）、
表示する場合には次の処理を行い、表示しない場合は、
処理を終了する。ついで、情報内容を変更するか否かの
判定を行い（ステップＳ９）、変更する場合は、情報デ
ータ記憶手段７７から新たな情報データを読み出し（ス
テップＳ１０）、変更しない場合は、ステップＳ１１の
処理を行う。上記前記移動方向・量・速度取得手段（７
３）により取得したポインタ（６１）の移動量Ｐに基づ
いて、情報表示部（６２）前記表示領域算出手段（７
５）により算出した位置に、情報表示部（６２）を表示
する（ステップＳ１１）。
【００６２】なお、上記第３の実施の形態では、情報表
示部の表示位置を、コンピュータ画面の四隅に表示して
説明したが、表示領域算出手段により求めた表示領域内
をランダムに表示するようにしてもよい。
【００６３】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザーの作業を中断
せずともユーザーに必要な情報を效果的にディスプレイ
できる。本発明によるコンピュータシステム（１）は、
ユーザーにディスプレイされた情報をユーザーの視線が
集中するポインタ（１０）と同期させ動的にディスプレ
イでき、ポインタ（１０）と情報表示部（２０）の動き
を完全に同一にできる。また、ユーザーが提示された情
報を取得し終った後、特定のオブジェクトにポインタ
（１０）を位置させた場合にはユーザーの選択に応じて
または自動的にディスプレイされた情報をユーザーの視
野から消えるようにすることができる。また、本発明に
よってディスプレイされる情報は運営体系や応用プログ
ラム、またはシステム管理者が希望する内容に容易に変
更できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来のダイアログボックス方式によるダイアロ
グボックスを示す図である。
【図２】従来の別途のウィンドウ生成方式によるウィン
ドウを示す図である。
【図３】従来のバルーンヘルプ方式のバルーンヘルプが
ディスプレイされたウィンドウを示す図である。
【図４】従来のポインタ形状変更方式によってポインタ
が変更になる前と後のポインタの移動状況を示す図であ
る。
【図５】（ａ）本発明によるポインタと情報表示部の一
実施の形態を概念的に示す図である。 （ｂ）本発明によるポインタと情報表示部の他の実施の
形態を概念的に示す図である。 （ｃ）本発明によるポインタと情報表示部の移動状況を
概念的に示す図である。
【図６】通常のコンピュータシステムのハードウェア構
成を概念的に示すブロック図である。
【図７】（ａ）本発明によるコンピュータシステムの論
理機能ブロックの一実施の形態を概念的に示すブロック
図である。 （ｂ）本発明によるコンピュータシステムの論理機能ブ
ロックの他の実施の形態を概念的に示すブロック図であ
る。
【図８】本発明によるコンピュータシステムの動的情報
ディスプレイ方法の一実施の形態を示すフローチャート
である。
【図９】（ａ）本発明によるコンピュータシステムのデ
ィスプレイ装置及びそれにディスプレイされる映像の一
つの例を概略的に示す図である。 （ｂ）本発明によるコンピュータシステムのディスプレ
イ装置及びそれにディスプレイされる映像の他の例を概
略的に示す図である。 （ｃ）本発明によるコンピュータシステムのディスプレ
イ装置及びそれにディスプレイされる映像のもう一つの
例を概略的に示す図である。 （ｄ）本発明によるコンピュータシステムのディスプレ
イ装置及びそれにディスプレイされる映像のもう一つの
例を概略的に示す図である。
【図１０】本発明によるコンピュータシステムがポイン
タと情報表示部の移動を同期化する動作の一実施の形態
を示すフローチャートである。
【図１１】(ａ)及び(ｂ)は図１０の動作によって同期化
したポインタと情報表示部の移動状態を示す図である。
【図１２】(ａ)〜(ｄ)は本発明による動的情報表示方法
の一実施の形態が具現されたプログラムリストである。
【図１３】(ａ)〜(ｄ)は本発明による動的情報表示方法
の異なる実施の形態が具現されたプログラムリストであ
る。
【図１４】(ａ)〜(ｅ)は本発明による動的情報表示方法
のもう一つの実施の形態が具現されたプログラムリスト
である。
【図１５】(ａ)〜(ｉ)は本発明による動的情報表示方法
のもう一つの実施の形態が具現されたプログラムリスト
である。
【図１６】本発明の第３の実施の形態に係る人間の注視
領域の説明図である。
【図１７】本発明の第３の実施の形態に係る動的な情報
ディスプレイのためのコンピュータシステムの概略構成
図である。
【図１８】本発明の第３の実施の形態に係るコンピュー
タ表示画面の概略を示す図である。
【図１９】本発明の第３の実施の形態に係る動的な情報
ディスプレイの表示方法のフローチャートである。
【符号の説明】
１０：ポインタ ２０：情報表示部 １００：中央処理装置 １０２：主記憶装置 １０４：補助記憶装置 １０６：ディスプレイ装置 １０８：ディスプレイアダプタ １１０：マウス １１２：マウスアダプタ ６０：表示画面 ６１：ポインタ ６２：情報表示部 ７０：中央処理部 ７１：現在位置取得手段 ７２：移動感知手段 ７３：移動方向・量・速度取得手段 ７４：移動速度記憶手段 ７５：表示領域算出手段 ７６：情報表示発生手段 ７７：情報データ記憶手段 ７８：ポインタ発生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C082 AA24 BA02 CA62 CB01 CB06 DA87 MM05 MM09 5E501 AB15 BA05 CA03 CB09 EA07 EB17 FA02 FB02 FB03 FB04 FB22 FB29

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 中央処理装置、記憶装置、ディスプレイ
    装置及びポインティング装置を含み、グラフィックユー
    ザーインターフェイスを採用して上記ポインティング装
    置によって移動可能なポインタが上記ディスプレイ装置
    にディスプレイされるコンピュータシステムにおいて、 上記ディスプレイ装置にディスプレイされる領域に各々
    独立的な内容物をディスプレイできる一つ以上のレイヤ
    ーを生成すると共に、生成されたレイヤーの属性を制御
    するためのレイヤー制御モジュールと、 上記グラフィックユーザーインターフェイスにディスプ
    レイできる形式の情報をディスプレイするための情報表
    示部を上記レイヤー中のいずれかひとつに割り当て、上
    記情報表示部が上記ポインタの移動と同期して移動する
    ように上記ディスプレイ装置を制御するための情報表示
    部制御モジュールと、を含むことを特徴とするコンピュ
    ータシステム。
  2. 【請求項２】 レイヤー制御モジュールは、一つ以上の
    レイヤーを生成するためのレイヤー生成ユニットと、生
    成されたレイヤーの属性を記憶装置に記憶させてこのレ
    イヤーの属性が変更された場合にその変更された属性に
    更新するためのレイヤー属性制御ユニットとを含む請求
    項１記載のコンピュータシステム。
  3. 【請求項３】 情報表示部制御モジュールは、ディスプ
    レイ領域におけるポインタの位置情報を追跡し収集して
    記憶装置に保存するためのポインタ情報制御ユニット
    と、ポインタ情報制御ユニットによって保存されたポイ
    ンタ位置情報に基づいて上記情報表示部が割り当てられ
    たレイヤー上における情報表示部の位置を決定するため
    の情報表示部情報制御ユニットと、情報表示部に上記情
    報をディスプレイするようにディスプレイ装置を制御す
    るための情報ディスプレイ制御ユニットと、を含む請求
    項１記載のコンピュータシステム。
  4. 【請求項４】 情報表示部制御モジュールは、ユーザー
    がディスプレイ装置のあらかじめ決定された位置にポイ
    ンタを位置させることに応答してそれ以上情報表示部を
    ディスプレイしない請求項１記載のコンピュータシステ
    ム。
  5. 【請求項５】 情報表示部制御モジュールは、ユーザー
    がポインタを左右に素早く移動させることに応答してそ
    れ以上情報表示部をディスプレイしない請求項１記載の
    コンピュータシステム。
  6. 【請求項６】 情報表示部制御モジュールは、ディスプ
    レイ装置の所定の第１位置にポインタが位置するように
    なったことに応答して、情報表示部をディスプレイ装置
    の所定の第２位置に移動させてディスプレイする請求項
    １記載のコンピュータシステム。
  7. 【請求項７】 情報表示部制御モジュールは、ポインタ
    がディスプレイ装置の所定の第２位置に移動した情報表
    示部の領域内に進入することに応答して、情報表示部を
    ポインタの移動と再び同期させる請求項６記載のコンピ
    ュータシステム。
  8. 【請求項８】 情報表示部制御モジュールは、ユーザー
    が上記ディスプレイ装置の所定の第２位置に移動した情
    報表示部をクリックすることに応答して、情報表示部を
    ポインタの移動と再び同期させる請求項６記載のコンピ
    ュータシステム。
  9. 【請求項９】 情報表示部制御モジュールは、ポインタ
    の移動速度が所定の基準値以上の場合に情報表示部をそ
    の最初のディスプレイ位置よりポインタに近接してディ
    スプレイされるようにディスプレイ装置を制御する請求
    項１記載のコンピュータシステム。
  10. 【請求項１０】 情報表示部制御モジュールは、ポイン
    タの移動速度が所定の基準値以下である場合に、情報表
    示部をその最初のディスプレイ位置よりポインタからよ
    り遠くディスプレイされるようにディスプレイ装置を制
    御する請求項１記載のコンピュータシステム。
  11. 【請求項１１】 情報表示部制御モジュールは、情報表
    示部がポインタを中心にポインタの移動方向と反対位置
    にディスプレイされるようにディスプレイ装置を制御す
    る請求項１記載のコンピュータシステム。
  12. 【請求項１２】 中央処理装置、記憶装置、ディスプレ
    イ装置及びポインティング装置を含み、グラフィックユ
    ーザーインターフェイスを採用して上記ポインティング
    装置によって移動可能なポインタが上記ディスプレイ装
    置にディスプレイされるコンピュータシステムにおい
    て、 上記ディスプレイ装置に実際に映像がディスプレイされ
    る領域を定義するためのディスプレイ制御モジュール
    と、 定義されたディスプレイ領域のグラフィックユーザーイ
    ンターフェイスにて上記ポインティング装置の移動を感
    知してポインタの移動を具現するためのポインタ制御モ
    ジュールと、 上記定義されたディスプレイ領域にて各々独立的にディ
    スプレイされ得る内容物が含まれる一つ以上のレイヤー
    を生成して、生成されたレイヤーの属性を制御しレイヤ
    ー中の一つがポインタ制御モジュールによって制御され
    るポインタの移動と同期して移動するようにディスプレ
    イ制御モジュールにレイヤー移動情報を提供するための
    レイヤー制御モジュールと、を含むことを特徴とするコ
    ンピュータシステム。
  13. 【請求項１３】 レイヤー制御モジュールは、一つ以上
    のレイヤーを生成するためのレイヤー生成ユニットと、
    ディスプレイ領域におけるポインタの位置情報を追跡し
    収集して記憶装置に保存するためのポインタ情報制御ユ
    ニットと、生成されたレイヤーの属性を記憶装置に記憶
    させたり変更させ、レイヤー中の一つがポインタ情報制
    御ユニットによって収集された情報に基づいて移動する
    ようにポインタの移動と同期化するためのレイヤー属性
    制御ユニットと、ポインタの移動と同期化したレイヤー
    に情報をディスプレイするようにディスプレイ制御モジ
    ュールに情報を提供するための情報ディスプレイ制御ユ
    ニットと、を含む請求項１２記載のコンピュータシステ
    ム。
  14. 【請求項１４】 レイヤー属性制御ユニットは、ポイン
    タ情報制御ユニットによって保存されたポインタ位置情
    報に基づいてディスプレイ領域におけるレイヤー中の一
    つの位置を決定するためのレイヤー位置情報制御ユニッ
    トを含む請求項１２記載のコンピュータシステム。
  15. 【請求項１５】 中央処理装置、記憶装置、ディスプレ
    イ装置及びポインティング装置を含み、上記ポインティ
    ング装置によって移動可能なポインタが上記ディスプレ
    イ装置にディスプレイされるコンピュータシステムにて
    動的に情報を表示するための方法において、 ディスプレイ装置上に実際に映像がディスプレイされる
    ディスプレイ領域を定義する段階と、 ディスプレイ領域上に一つ以上のレイヤーを生成し、生
    成された各レイヤーの属性を設定する段階と、 生成されたレイヤー中の一つに情報表示部を割り当てて
    該レイヤーを情報表示レイヤーとして指定する段階と、 グラフィックユーザーインターフェイスにてディスプレ
    イできる形式の情報を情報表示部に表示する段階と、 ポインタの移動と情報表示部の移動を同期化する段階
    と、 を含むコンピュータシステムにおける動的情報ディスプ
    レイ方法。
  16. 【請求項１６】 ポインタの移動と情報表示部の移動を
    同期化する段階は、 第１時点にてディスプレイ領域上におけるポインタの現
    在位置に関する情報を収集する段階と、 第１時点にて情報表示レイヤー上における情報表示部の
    現在位置に関する情報を収集する段階と、 第１時点から所定の時間が経過した第２時点にてディス
    プレイ領域上におけるポインタの現在位置に関する情報
    を収集する段階と、 第１時点におけるポインタの位置に関する情報及び情報
    表示部の位置に関する情報と第２時点におけるポインタ
    の位置に関する情報に基づき、第２時点における情報表
    示部の位置に関する情報を算出する段階と、 を含む請求項１５記載のコンピュータシステムにおける
    動的情報ディスプレイ方法。
  17. 【請求項１７】 ユーザーがディスプレイ装置のあらか
    じめ決定された位置にポインタを位置させることに応答
    してそれ以上情報表示部がディスプレイされない請求項
    １５記載のコンピュータシステムにおける動的情報ディ
    スプレイ方法。
  18. 【請求項１８】 ユーザーがポインタを左右に素早く移
    動させることに応答してそれ以上情報表示部がディスプ
    レイされない請求項１５記載のコンピュータシステムに
    おける動的情報ディスプレイ方法。
  19. 【請求項１９】 情報表示部が、ディスプレイ装置の所
    定の第１位置にポインタが位置するようになったことに
    応答して、ディスプレイ装置の所定の第２位置に移動し
    てディスプレイされる請求項１５記載のコンピュータシ
    ステムにおける動的情報ディスプレイ方法。
  20. 【請求項２０】 ポインタがディスプレイ装置の所定の
    第２位置に移動した情報表示部の領域内に進入すること
    に応答して、情報表示部がポインタの移動と再び同期し
    て移動する請求項１９記載のコンピュータシステムにお
    ける動的情報ディスプレイ方法。
  21. 【請求項２１】 ユーザーがディスプレイ装置の所定の
    第２位置に移動した情報表示部をクリックすることに応
    答して、情報表示部がポインタの移動と再び同期して移
    動する請求項１９記載のコンピュータシステムにおける
    動的情報ディスプレイ方法。
  22. 【請求項２２】 ポインタの移動速度が所定の基準値以
    上の場合に情報表示部をその最初のディスプレイされた
    位置よりポインタに近接してディスプレイされる請求項
    １５記載のコンピュータシステムにおける動的情報ディ
    スプレイ方法。
  23. 【請求項２３】 ポインタの移動速度が所定の基準値以
    下である場合に情報表示部をその最初のディスプレイ位
    置よりポインタからより遠くディスプレイされる請求項
    １５記載のコンピュータシステムにおける動的情報ディ
    スプレイ方法。
  24. 【請求項２４】 情報表示部はポインタを中心にポイン
    タの移動方向と反対位置にディスプレイされる請求項１
    ５記載のコンピュータシステムにおける動的情報ディス
    プレイ方法。
  25. 【請求項２５】 中央処理装置、記憶装置、ディスプレ
    イ装置及びポインティング装置を含み、上記ポインティ
    ング装置によって移動可能なポインタが上記ディスプレ
    イ装置にディスプレイされる、コンピュータシステムに
    おける動的に情報を表示するための方法において、 ディスプレイ装置上に実際に映像がディスプレイされる
    ディスプレイ領域を定義する段階と、 ディスプレイ領域上に一つ以上のレイヤーを生成し、生
    成された各レイヤーの属性を設定する段階と、 生成されたレイヤー中の一つを情報表示レイヤーとして
    指定する段階と、 グラフィックユーザーインターフェイスにてディスプレ
    イできる形式の情報を情報表示レイヤーに表示する段階
    と、 ポインタの移動と情報表示レイヤーの移動を同期化する
    段階と、を含むコンピュータシステムにおける動的情報
    ディスプレイ方法。
  26. 【請求項２６】 ポインタの移動と情報表示レイヤーの
    移動を同期化する段階は、第１時点にてディスプレイ領
    域上におけるポインタの現在位置に関する情報を収集す
    る段階と、 第１時点にて情報表示レイヤーの現在位置に関する情報
    を収集する段階と、 第１時点から所定の時間が経過した第２時点にてディス
    プレイ領域上におけるポインタの現在位置に関する情報
    を収集する段階と、 第１時点におけるポインタの位置に関する情報及び情報
    表示レイヤーの位置に関する情報と、第２時点における
    ポインタの位置に関する情報に基づき、第２時点におけ
    る情報表示レイヤーの位置に関する情報を算出する段階
    と、を含む請求項２５記載のコンピュータシステムにお
    ける動的情報ディスプレイ方法。
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