JP2000242374A - コンピュータ装置及びコンピュータ装置の処理制御方法 - Google Patents

コンピュータ装置及びコンピュータ装置の処理制御方法

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JP2000242374A
JP2000242374A JP11045194A JP4519499A JP2000242374A JP 2000242374 A JP2000242374 A JP 2000242374A JP 11045194 A JP11045194 A JP 11045194A JP 4519499 A JP4519499 A JP 4519499A JP 2000242374 A JP2000242374 A JP 2000242374A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、コンピュータ装置の操作性を一段と
向上し得るようにする。 【解決手段】本発明は、キーボードにおける操作キーの
入力操作により出力される制御命令に応じた処理を本体
部の内部回路によって実行するコンピュータ装置の処理
を制御する場合、内部回路における複数種類の動作モー
ドを監視し、同一の上記操作キーだけを用いた入力操作
に基づく制御命令が内部回路に与えられたとき、監視手
段から通知される動作モードに応じて内部回路を制御す
ることにより当該内部回路による処理の内容を変更する
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータ装置に
関し、特にデスクトップ型のパーソナルコンピュータ装
置(以下、これをコンピュータ装置と呼ぶ)に適用して
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンピュータ装置におい
ては、本体部にキーボード及びモニタが接続されて構成
されており、キーボードからの入力操作に応じたアプリ
ケーションソフトウェア(以下、これを単にアプリケー
ションと呼ぶ)を本体部によって実行し、その実行結果
をモニタに表示するようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
コンピュータ装置においては、本体部のフロントパネル
上に種々の操作ボタンが配列されており、そのうち電源
のオンオフを制御するための電源ボタン、システム全体
の動作を一時的に休止する(以下、これをシステムスタ
ンバイ状態と呼ぶ)ためのスタンバイ(サスペンド)ボ
タン、システムスタンバイ状態を解除して電源オン状態
に移行するためのウェイクアップボタン等がそれぞれ個
別に設けられている。
【0004】このためコンピュータ装置は、本体部のフ
ロントパネル上に電源ボタン以外のスタンバイボタン及
びウェイクアップボタンを設けるスペースが必要にな
り、小型化することが困難になるという問題があった。
【0005】またコンピュータ装置は、本体部のフロン
トパネル上にスタンバイボタン及びウェイクアップボタ
ンが設けられた場合、システムスタンバイ状態において
スタンバイボタンが押下されても何ら動作せず、また電
源オン状態においてウェイクアップボタンが押下されて
も何ら動作しないので、コンピュータ装置の動作状態に
よっては意味のない操作ボタンが存在するという無駄が
生じていた。
【0006】さらにコンピュータ装置は、本体部のフロ
ントパネル上にスタンバイボタン及びウェイクアップボ
タンが設けられていた場合、ユーザに対してボタン選択
をさせることになるので誤操作が生じ易いという問題が
あった。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、操作性を一段と向上し得る小型のコンピュータ装置
を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、キーボードにおける操作キーの入
力操作により出力される制御命令に応じた処理を本体部
の内部回路によって実行するコンピュータ装置の処理を
制御する場合、内部回路における複数種類の動作モード
を監視し、同一の上記操作キーだけを用いた入力操作に
基づく制御命令が内部回路に与えられたとき、監視手段
から通知される動作モードに応じて内部回路を制御する
ことにより当該内部回路による処理の内容を変更するよ
うにする。
【0009】同一の操作キーだけを用いて制御命令を供
給した場合でも、そのときの動作モードにそれぞれ応じ
た処理を内部回路に実行させることにより、同一の操作
キーだけを用いた入力操作で動作モード毎に異なる処理
を内部回路に実行させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0011】図1において、1は全体として本発明によ
るコンピュータ装置を示し、各種処理を実行する本体部
2にキーボードケーブル3を介してキーボード4が接続
されると共に、ディスプレイケーブル5を介して液晶デ
ィスプレイ6が接続されている。またキーボード4に
は、マウスケーブル7を介してマウス8が接続されてい
る。
【0012】図2に示すように本体部2は、筐体前面左
部に電源スイッチ11が配置されると共に、当該電源ス
イッチ11の中央にはLED(Light Emitting Diode)で
なる電源ランプ11Aが設けられており、電源スイッチ
11が押下されて電源が入ると電源ランプ11Aを緑色
に点灯し、システム全体の動作を一時的に休止したスタ
ンバイ状態になると電源ランプ11Aをオレンジ色に点
灯するようになされている。
【0013】また本体部2は、筐体前面のほぼ中央に
3.5インチのフロッピー(登録商標)ディスクの挿入
口12及びイジェクトボタン13と、CD−ROMの挿
入口14及びイジェクトボタン15が設けられている。
【0014】さらに本体部2は、筐体前面右部にフロッ
ピーディスクへのアクセスを知らせるFDアクセスラン
プ16、CD−ROMへのアクセスを知らせるCD−R
OMアクセスランプ17及びハードディスクへのアクセ
スを知らせるHDアクセスランプ18が設けられると共
に、筐体前面下部に開閉自在な扉部2Aが設けられてい
る。
【0015】図3に示すように本体部2は、扉部2Aの
後方にマイクロホンコネクタ19、ヘッドホンコネクタ
20、ヘッドホン音量つまみ21が設けられると共に、
PC(Personal Computer) カードスロット22、抜き差
し自在なメモリスティック(商標)116(図8参照)
を挿入するためのメモリスティックスロット23、IE
EE(Institute of Electrical and Electronics Engin
eers) 1394インターフェース対応のIEEE139
4ケーブル用コネクタ24、USB(UniversalSerial B
us)コネクタ25が設けられている。
【0016】ここでメモリスティック116は、本願出
願人である×××××××によって開発されたフラッシ
ュメモリカードの一種である。このメモリスティック1
16は、縦21.5×横50×厚さ2.8[mm] の小型・薄型形状
のプラスチックケース内に、電気的に書き換えや消去が
可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electricall
y Erasable and Programmable Read Only Memory) の一
種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、
10ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データ
の書き込み及び読み出しが可能となっている。また大容
量化などによる内蔵フラッシュメモリの仕様変更に対し
ても、使用する機器で互換性を確保することができる独
自のシリアルプロトコルを採用し、最大書込速度1.5[MB
/S] 、最大読出速度2.45[MB/S]高速性能を実現し、さら
に誤消去防止スイッチを設けて高い信頼性を確保してい
る。
【0017】また図4に示すように本体部2は、筐体背
面上部に放熱用の通気孔26、AC(Alternating curre
nt) 電源入力プラグ27、電話回線ジャック28、6ピ
ン対応のIEEE1394ケーブル用コネクタ29及び
電話機ジャック30が設けられると共に、筐体背面下部
にプリンタコネクタ31、シリアルコネクタ32、モニ
タコネクタ33、USBコネクタ34、ライン入力コネ
クタ35、ライン出力コネクタ36、LCD(Liquid Cr
ystal Display)コネクタ37、本体部コネクタ38が設
けられている。
【0018】次に図5に示すように液晶ディスプレイ6
は、スタンド41に対して回動自在に取り付けられたア
ーム42を介してパネル部43が取り付けられており、
これによりパネル部43をユーザの好みに合わせて所望
角度に調整し得るようになされている。
【0019】パネル部43は、LCDでなる表示パネル
44、左スピーカ45及び右スピーカ46を有し、パネ
ル部43の右側端上部にLEDでなる電源ランプ47及
びメール着信を知らせるインフォメーションランプ48
と、表示パネル44の明るさを調整する明るさ調整ダイ
ヤル49及び左スピーカ45及び右スピーカ46の音量
を調整する音量調整ダイヤル50とが設けられている。
【0020】因みに電源ランプ47は、電源が投入され
た状態で緑色、スタンバイ状態でオレンジ色に点灯し、
インフォメーションランプ48は電子メールを受信する
と赤色に点灯する。
【0021】続いて図6に示すようにキーボード4は、
PS2(Personal System/2) インターフェース(商標)
に適応したキーボードであり、操作キー51及びファン
クションキー52が複数配列されたキー配列部53と、
キーボードケーブル3(図1)又はマウス8のマウスケ
ーブル7(図1)と接続するため左右の側面端部にそれ
ぞれ設けられたケーブル及びマウスコネクタ59と、矢
印A方向の前端部に設けられた2段折り畳み式のキーボ
ードカバー60と、キー配列部53の後端部に設けられ
たホットキー配列部58とから構成されている。
【0022】ホットキー配列部58には、電源投入用の
電源キー54、一時的にシステム全体の動作を停止(ス
タンバイ状態)するスタンバイキー55、アルファベッ
トの大文字を入力し得る状態に固定したことを知らせる
キャプスロックランプ56及び複数のプログラマブルパ
ワーキー(PPK)57が配設されている。
【0023】ここでスタンバイキー55は、本体部2が
起動しているときに押下されると、一時的にシステム全
体の動作をスタンバイ状態にし、当該スタンバイ状態に
おいて押下されると直ちにシステム全体を再起動するよ
うになされている。
【0024】PPKキー57は、ワンタッチ操作で所望
のアプリケーション(例えば電子メールソフトウェア、
ウェブブラウザ等)を起動するようになされたものであ
り、電源スイッチの機能も兼ね備えているので、本体部
2の電源が落ちている状態で押下されると電源の投入か
ら所望のアプリケーションの立ち上げまでの一連の動作
を自動的に行うようになされている。
【0025】またPPKキー57は、ユーザによって所
望のアプリケーションを自動的に立ち上げるように設定
し得ると共に、本体部2に内蔵のタイマー機能を用いる
ことにより、予め設定した開始時刻になると電源を投入
して自動的に所望のアプリケーションを立ち上げ、また
終了時刻になるとアプリケーションを終了して自動的に
シャットダウンするように設定し得るようになされてい
る。
【0026】すなわちコンピュータ装置1は、タイマー
機能を使用して自動的に電子メールの受信を確認するよ
うに設定しておけば、電源が落ちている状態であっても
開始時刻になると電源を投入して電子メールソフトウェ
アを立ち上げ、メール着信があったときには自動的にイ
ンフォメーションランプ48を赤色に点灯することによ
り、ユーザに着信メールの存在を容易に認識させること
ができる。
【0027】またキーボード4は、図中のようにキーボ
ードカバー60が2段に折り曲げられた状態でキー配列
部53の操作キー51及びファンクションキー52を露
出すると共に、折り曲げられた状態のキーボードカバー
60がパームレストとして機能することにより、操作キ
ー51及びファンクションキー52を一段と操作し易い
ように設定されている。
【0028】さらにキーボード4は、図7に示すように
未使用時にはキーボードカバー60を展開してキー配列
部53の操作キー51及びファンクションキー52を全
てカバーするようになされており、これによりキー誤操
作や塵埃の侵入を防止し得るようになされている。
【0029】ここでキーボード4は、キーボードカバー
60によりキー配列部53だけをカバーするようになさ
れており、これによりキー配列部53をカバーした状態
においてもホットキー配列部58の電源キー54や複数
のPPKキー57を操作し得るようになされている。
【0030】因みにホットキー配列部58に設けられた
各種キーは、操作キー51やファンクションキー52の
ような高さを有する立方体形状ではなく、ほぼ高さのな
い平坦な円形状で隙間なく形成されていることにより、
キーボードカバー60によってカバーされない状態であ
っても塵埃の侵入を防止し得るようになされている。
【0031】これによりユーザは、キーボードカバー6
0によってキー配列部53がカバーされていた場合で
も、ホットキー配列部58の電源キー54やPPKキー
57を押下することができ、かくして複雑な配置の操作
キー51及びファンクションキー52を意識することな
く特定キーとしてのPPKキー57の押下だけで頻繁に
使用するアプリケーションを容易に立ち上げることがで
きる。
【0032】次に、コンピュータ装置1における本体部
2の回路構成について図8を用いて説明する。本体部2
においては、内部バスであるPCI(Peripheral Compon
entInterconnect) バス64にCPU(Central Processi
ng Unit) 65、RAM(Random Access Memory)66が
接続されている。
【0033】CPU65は、本体部2における各種機能
を統括的に制御及び処理するコントローラであり、RA
M66にロードされた各種プログラムを実行することに
より各種機能を実現し得るようになされている。
【0034】またPCIバス64には、PC(Personal
Computer) カード(図示せず)を介してデータを授受す
るためのPCカードインターフェース101、他のコン
ピュータ装置や外部機器と接続してディジタルデータを
取り込むためのIEEE1394インターフェース10
2、液晶ディスプレイ6に表示する画像を生成するグラ
フィックス処理回路93、液晶ディスプレイ6の左スピ
ーカ45及び右スピーカ46から出力する音声を生成す
るオーディオ処理回路96及びモデム107が接続され
ている。
【0035】さらにPCIバス64は、外部バスである
ISA(Industrial Standard Architecture)バス69と
PCI−ISAブリッジ67を介して接続されており、
当該PCI−ISAブリッジ67にはハードディスクド
ライブ(HDD)68及びCD−ROMドライブ106
が接続されている。なおHDD68には、電子メールプ
ログラム69、オートパイロットプログラム70及びWi
ndows98(商標) でなるOS(Operatimg System)71が格
納されている。
【0036】ISAバス69には、Super I/O(商
標)と呼ばれるI/O(In/Out)コントローラ72及びメ
モリスティックインターフェース103が接続されると
共に、I/Oコントローラ72にはマイクロコントロー
ラ85、現在時刻を常時計時して供給するRTC(Real-
Time Clock) 84、フロッピーディスクドライブ104
及びバックアップ用のバッテリ83が接続されている。
【0037】I/Oコントローラ72は、I/Oインタ
ーフェース74、CPU79、EEPROMでなるRO
M(Read Only Memory)75及びRAM80が相互に接続
されて構成されており、ROM75にはBIOS(Basic
Input/Output System) 76、ウェイクアッププログラ
ム77及びキー入力監視プログラム78が格納されると
共に、RAM80にはキー入力ステータスレジスタ8
1、設定時刻レジスタ82及びキー対応アプリケーショ
ンレジスタ73が格納されている。
【0038】ここでI/Oコントローラ72には、バッ
クアップ用のバッテリ83が設けられていることによ
り、本体部2の電源スイッチ11がオフで電源が落ちて
いる状態でもキー入力ステータスレジスタ81、設定時
刻レジスタ82及びキー対応アプリケーションレジスタ
73の各値を保持するようになされている。
【0039】ところでI/Oコントローラ72とマイク
ロコントローラ85との間でデータの交換を行う場合、
I/Oインターフェース74によってパラレルデータを
シリアルデータに変換した後マイクロコントローラ85
に送出し、またI/Oインターフェース86によってシ
リアルデータをパラレルデータに変換した後I/Oコン
トローラ72に送出するようになされている。
【0040】RAM80に格納されているキー入力ステ
ータスレジスタ81は、キーボード4のホットキー配列
部58に設けられたワンタッチ操作用のPPKキー57
(図6)が押下されるとPPKキーフラグが格納され
る。また設定時刻レジスタ82は、ユーザが予め設定し
た所望の開始時刻になったときに所定のシーケンス制御
をCPU79に実行させる際に用いられる。
【0041】さらにキー対応アプリケーションレジスタ
73は、予め設定された操作キー51の組み合わせと、
起動すべきアプリケーション又はスクリプトとの対応を
記憶しており、当該記憶されている操作キー51の組み
合わせがユーザによって入力されると、操作キー51の
組み合わせ対応したアプリケーション又はスクリプトが
CPU79によって起動される。
【0042】またROM75に格納されているBIOS
76は、OSや種々のアプリケーションと接続機器(例
えば液晶ディスプレイ6、キーボード4、HDD68
等)との間で行われるデータの享受を制御するプログラ
ムであり、キー入力監視プログラム78は、PPKキー
57がユーザによって押下されたか否かを常時監視する
プログラムである。
【0043】ウェイクアッププログラム77は、RTC
84から供給される現在時刻が設定時刻レジスタ82に
予め格納された開始時刻になったか否かを検出し、開始
時刻になった場合に所定の処理(又はプログラム)を実
行させるプログラムである。
【0044】これに対してマイクロコントローラ85
は、I/Oインターフェース86、CPU89、EEP
ROMでなるROM87及びRAM90が相互に接続さ
れて構成されており、ROM87にLED制御プログラ
ム88が格納されると共に、RAM90にLED制御レ
ジスタ91が格納されている。
【0045】LED制御レジスタ91は、液晶ディスプ
レイ6に設けられた電源ランプ47及びメール着信を知
らせるインフォメーションランプ48(図5)の点灯を
制御するために用いられるレジスタであり、CPU89
はLED制御プログラム88を基に表示インターフェー
ス95を介して所定のLED駆動電圧を供給することに
より、液晶ディスプレイ6の電源ランプ47及びインフ
ォメーションランプ48の点灯を制御する。
【0046】実際上本体部2は、AC電源(図示せず)
に接続された状態で電源スイッチ11(図2)がオンさ
れると電源回路92から+12[V] の電源電圧を各回路に
供給する。CPU65は、I/Oコントローラ72のR
OM75に格納されているBIOS76に基づいてHD
D68のOS71を読み出し、当該OS71をRAM6
6にロードすることによりOS71が起動される。
【0047】そしてOS71が起動した後CPU65
は、必要に応じて所定のアプリケーション(電子メール
プログラム69及びオートパイロットプログラム70
等)をHDD68から読み出してRAM66に転送し、
当該RAM66をワークエリアとして用いることにより
所定のアプリケーションを実行する。
【0048】そしてCPU65は、例えばOS71に基
づく処理結果の画像データをグラフィックス処理回路9
3に送出する。グラフィックス処理回路93は、画像デ
ータをVRAM94に格納して適宜読み出し、表示イン
ターフェース95及びディスプレイケーブル5を介して
液晶ディスプレイ6のLCDコントローラ98に送出す
る。LCDコントローラ98は、バックライト100を
制御して表示パネル44の背後から照明を当て、表示パ
ネル44の各画素を画像データに基づいて駆動すること
により所定の画像を表示する。
【0049】またCPU65は、OS71に基づく処理
結果のオーディオデータをオーディオ処理回路96に送
出する。オーディオ処理回路96は、オーディオデータ
に対して所定のデータ処理を施した後、オーディオコー
デック97を介してアナログの音声信号に変換し、これ
をディスプレイケーブル5を介して液晶ディスプレイ6
のLCDコントローラ98に送出する。
【0050】LCDコントローラ98は、音声信号に応
じた音声を表示パネル44の両側に設けられた左スピー
カ45及び右スピーカ46から出力する。なおオーディ
オコーデック97は、例えばマイクロホン等の集音手段
によって集音した音声信号を外部から入力(IN)し、
これをディジタル信号に変換して取り込むこともでき
る。
【0051】またCPU65は、モデム107を制御し
て公衆回線網108及びインターネットサービスプロバ
イダ(以下、これを単にプロバイダと呼ぶ)109を介
してインターネット110やメールサーバ111に接続
し、当該メールサーバ111を介してメールボックス1
12に届いた自分宛の電子メールを受け取ったり、イン
ターネット110を介して所望のホームページを受け取
る等の通信制御を行うようになされている。
【0052】ところで図9に示すようにキーボード4と
本体部2とを接続するキーボードケーブル3は、キーボ
ード4と一体に構成されているのではなく両サイドにオ
ス形の6ピンでなるピンコネクタ3Aが設けられて構成
されており、一方が本体部2の本体部コネクタ38に接
続されると共に、他方がキーボード4のケーブル及びマ
ウスコネクタ59に接続される。
【0053】このキーボードケーブル3には、ピンコネ
クタ3Aの先端部に1番ピンP1〜6番ピンP6が設け
られており、そのうちの4番ピンP4を介して本体部2
の電源回路92(図8)から+5[V] の電源電圧がキー
ボード4に供給される。すなわち本体部2は、電源スイ
ッチ11がオフ状態であってもAC電源に接続されてい
れば、電源回路92からキーボード4へ+5[V] の電源
電圧を供給する。但し、本体部2は、電源スイッチ11
がオン状態になると電源回路92から+12[V]の電源電
圧を各回路に供給するようになされている。
【0054】キーボード4は、図10に示すように内部
にCPU120、ROM121及びRAM122を有し
ており、4番ピンP4を介して本体部2から供給される
5[V] の電源電圧に基づいてCPU120が動作し、所
定のキー操作及びマウス操作が行われた場合に、マウス
操作に対応したコード信号S4(マウスデータ)をシリ
アルデータとして例えば1番ピンP1を介して本体部2
に送出し、キー操作に対応したコード信号S4(キーボ
ードデータ)をシリアルデータとして例えば2番ピンP
2を介して本体部2に送出するようになされている。
【0055】実際上キーボード4は、ユーザによってホ
ットキー配列部58(図6)の電源キー54、スタンバ
イキー55又はPPKキー57が押下されると、これを
検出し当該検出結果に応じたコード信号S4をキーボー
ドケーブル3内の2番ピンP2を介して本体部2のマイ
クロコントローラ85に送出する。
【0056】一方本体部2は、電源スイッチ11がオフ
状態であってもAC電源に接続されていれば電源回路9
2からマイクロコントローラ85に対して+5[V] の電
源電圧を供給しており、マイクロコントローラ85のC
PU89によってキーボード4から送られてくるコード
信号S4を検出する。
【0057】マイクロコントローラ54は、CPU89
によってコード信号S4を検出すると、本体部2の筐体
前面に設けられた電源スイッチ11(図2)が押下され
た場合と同様にI/Oコントローラ72を介して電源回
路92を制御することにより、当該電源回路92から各
回路へ+12[V] の電源電圧の供給を開始する。
【0058】このようにコンピュータ装置1は、キーボ
ード4のホットキー配列部58に設けられた電源キー5
4が押下された場合でも、本体部2の電源スイッチ11
が押下された場合と同様に本体部2の電源回路92から
各回路へ+12[V] の電源電圧の供給を開始する。なおコ
ンピュータ装置1は、このとき+12[V] の電源電圧をデ
ィスプレイケーブル5を介して液晶ディスプレイ6に対
して供給すると共に、マイクロコントローラ85のLE
D制御プログラム89に基づいて液晶ディスプレイ6の
電源ランプ47を点灯するようになされている。
【0059】ところでコンピュータ装置1において本体
部2の電源スイッチ11、キーボード4の電源キー54
又はPPKキー57のいずれかがユーザによって押下さ
れると、本体部2は電源スイッチ11の電源ランプ11
A及び液晶ディスプレイ6の電源ランプ47を緑色に点
灯した後、本体部2の電源回路92から各回路に対して
+12[V] の電源電圧を供給して電源オン状態に移行す
る。
【0060】またコンピュータ装置1は、電源オン状態
においてキーボード4のホットキー配列部58のスタン
バイキー55がユーザによって押下されると、本体部2
は電源スイッチ11の電源ランプ11A及び液晶ディス
プレイ6の電源ランプ47をオレンジ色に点灯した後、
システム全体の動作を一時的に休止するスタンバイ状態
に移行する。但し本体部2は、スタンバイ状態において
もマイクロコントローラ85、I/Oコントローラ7
2、表示インターフェース95及びPCI−ISAブリ
ッジに対しては+5[V] の電源電圧を供給し、起動状態
を保持するようになされている。
【0061】実際上図11に示すように、コンピュータ
装置1は電源オフ状態において例えばキーボード4の電
源キー54が押下されると、キーボード4から電源キー
54に対応したコード信号S4がキーボードケーブル3
を介して本体部2のマイクロコントローラ85に送出さ
れる。
【0062】マイクロコントローラ85は、CPU89
により電源キー54に対応したコード信号S4が与えら
れたことを検出すると、ROM87に格納されているL
ED制御プログラム88(図8)を基にPCI−ISA
ブリッジ67を制御し、当該PCI−ISAブリッジ6
7から本体部2の電源ランプ11A及び液晶ディスプレ
イ6の電源ランプ47を緑色に点灯するためのランプ駆
動信号S95BGRを、表示インターフェース95を介し
て電源ランプ11Aの駆動回路(図示せず)及び液晶デ
ィスプレイ6のLCDコントローラ98(図8)に供給
すると共にマイクロコントローラ85にフィードバック
する。
【0063】マイクロコントローラ85は、PCI−I
SAブリッジ67からフィードバックされるランプ駆動
信号S95BGRを基にI/Oコントローラ72を介して
電源回路92を制御することにより、当該電源回路92
から各回路に対して+12[V]の電源電圧の供給を開始し
て電源オン状態に移行する。
【0064】このときマイクロコントローラ85は、P
CI−ISAブリッジ67からフィードバックされるラ
ンプ駆動信号S95BGRに基づいて現在の動作モードが
電源オン状態であることを認識し得る。
【0065】この電源オン状態において、キーボード4
における操作キーとしてのスタンバイキー55が押下さ
れると、キーボード4からスタンバイキー55に対応し
た制御命令としてのコード信号S4がキーボードケーブ
ル3を介してマイクロコントローラ85に送出される。
【0066】この電源オン状態においてマイクロコント
ローラ85は、スタンバイキー55に対応したコード信
号S4が与えられたことを検出すると、PCI−ISA
ブリッジ67から電源ランプ11A及び電源ランプ47
をオレンジ色に点灯するためのランプ駆動信号S95B
ORを、表示インターフェース95を介して電源ランプ1
1Aの駆動回路(図示せず)及び液晶ディスプレイ6の
LCDコントローラ98に供給すると共にマイクロコン
トローラ85にフィードバックする。
【0067】マイクロコントローラ85は、PCI−I
SAブリッジ67からフィードバックされるランプ駆動
信号S95BORに基づいて2バイトのスリープコードS
S1をI/Oコントローラ72に送出する。I/Oコン
トローラ72は、スリープコードSS1に基づいて電源
回路92を制御することにより、当該電源回路92から
各回路に対する+12[V] の電源電圧の供給を停止してス
タンバイ状態に移行する。
【0068】但しスタンバイ状態においてもマイクロコ
ントローラ85、表示インターフェース95、I/Oコ
ントローラ72及びPCI−ISAブリッジ67に対し
て電源回路92から+5[V] の電源電圧を供給してお
り、マウス操作やスタンバイキー55の再押下に対して
即座に応答し得るようになされている。
【0069】このとき監視手段としてのマイクロコント
ローラ85は、PCI−ISAブリッジ67からフィー
ドバックされるランプ駆動信号S95BORに基づいて現
在の動作モードがスタンバイ状態であることを認識し得
る。
【0070】このスタンバイ状態においてキーボード4
のスタンバイキー55が再押下されると、キーボード4
からスタンバイキー55に対応したコード信号S4がキ
ーボードケーブル3を介してマイクロコントローラ85
に送出される。
【0071】マイクロコントローラ85は、スタンバイ
状態においてスタンバイキー55に対応したコード信号
S4が与えられたことを検出すると、PCI−ISAブ
リッジ67から電源ランプ11A及び電源ランプ47を
緑色に点灯するためのランプ駆動信号S95BGRを、表
示インターフェース95を介して電源ランプ11Aの駆
動回路(図示せず)及び液晶ディスプレイ6のLCDコ
ントローラ98に再度供給すると共にマイクロコントロ
ーラ85に再度フィードバックする。
【0072】制御手段としてのマイクロコントローラ8
5は、PCI−ISAブリッジ67からフィードバック
されるランプ駆動信号S95BGRに基づいて2バイトの
ウェイクアップコードSW1をI/Oコントローラ72
に送出する。I/Oコントローラ72は、ウェイクアッ
プコードSW1に基づいて内部回路としての電源回路9
2を制御することにより、当該電源回路92から各回路
に対して+12[V] の電源電圧の供給を再開することによ
り、スタンバイ状態を解除して再度電源オン状態に移行
する。
【0073】因みにマイクロコントローラ85は、PC
I−ISAブリッジ67からランプ駆動信号S95BGR
及びS95BORのいずれも供給されないときには電源オ
フ状態にあると認識し得る。この場合マイクロコントロ
ーラ85は、電源オフ状態においてスタンバイキー55
が押下されたときにはスタンバイ状態及び電源オン状態
のいずれにも移行し得ないので、スタンバイキー55に
対応したコード信号S4の入力を破棄すると共にスリー
プコードSS1及びウェイクアップコードSW1のいず
れも出力することはない。
【0074】すなわちマイクロコントローラ85は、図
12に示すようにPCI−ISAブリッジ67からフィ
ードバックされるランプ駆動信号S95BGR又はS95
ORに基づいて現在の動作モードが電源オフ状態、電源
オン状態又はスタンバイ状態のうちのいずれの動作モー
ドにあるかを認識し、電源オン状態でスタンバイキー5
5が押下されたときにはスリープコードSS1をI/O
コントローラ72に出力し、スタンバイ状態でスタンバ
イキー55が押下されたときにはウェイクアップコード
SW1をI/Oコントローラ72に出力し、電源オフ状
態でスタンバイキー55が押下されたときにはスリープ
コードSS1及びウェイクアップコードSW1のいずれ
も出力しない。
【0075】かくしてI/Oコントローラ72は、マイ
クロコントローラ85から供給されるスリープコードS
S1又はウェイクアップコードS1W1応じて電源回路
92を制御することにより、電源オン状態からスタンバ
イ状態へ及びスタンバイ状態から電源オン状態へ移行し
得るようになされている。
【0076】次に、マイクロコントローラ85における
動作モードの移行処理手順について図13のフローチャ
ートを用いて説明する。本体部2のマイクロコントロー
ラ85は、RT1の開始ステップから入ってステップS
P1に移る。
【0077】ステップSP1においてマイクロコントロ
ーラ85は、キーボード4からスタンバイキー55に対
応したコード信号S4の供給を受け、次のステップSP
2に移る。ステップSP2においてマイクロコントロー
ラ85は、PCI−ISAブリッジ67からフィードバ
ックされるランプ駆動信号S95BGR又はS95BOR
基づいてコンピュータ装置1の現在の動作モードが電源
オン状態にあるか否かを判定する。
【0078】ここで肯定結果が得られると、このことは
ランプ駆動信号S95BGRがフィードバックされた状態
でコンピュータ装置1の現在の動作モードが電源オン状
態にあることを表しており、このときマイクロコントロ
ーラ85は次のステップSP3に移る。
【0079】ステップSP3においてマイクロコントロ
ーラ85は、電源オン状態においてスタンバイキー55
に対応したコード信号S4の供給を受けたので、スリー
プコードSS1をI/Oコントローラ72に出力し、当
該I/Oコントローラ72を介して電源回路92を制御
することにより、+12[V] の電源電圧の供給を停止して
スタンバイ状態へ移行し、次のステップSP8に移って
処理を終了する。
【0080】これに対してステップSP2において否定
結果が得られると、このことはコンピュータ装置1の現
在の動作モードが電源オン状態ではないことを表してお
り、このときマイクロコントローラ85は次のステップ
SP4に移る。
【0081】ステップSP4においてマイクロコントロ
ーラ85は、PCI−ISAブリッジ67から供給され
るランプ駆動信号S95BGR又はS95BORに基づいて
コンピュータ装置1の現在の動作モードがスタンバイ状
態にあるか否かを判定する。
【0082】ここで肯定結果が得られると、このことは
ランプ駆動信号S95BORがフィードバックされた状態
でコンピュータ装置1の現在の動作モードがスタンバイ
状態にあることを表しており、このときマイクロコント
ローラ85は次のステップSP5に移る。
【0083】ステップSP5においてマイクロコントロ
ーラ85は、スタンバイ状態においてスタンバイキー5
5に対応したコード信号S4の供給を受けたので、ウェ
イクアップコードSW1をI/Oコントローラ72に出
力し、当該I/Oコントローラ72を介して電源回路9
2を制御することにより、+12[V] の電源電圧の供給を
再開して電源オン状態へ移行し、次のステップSP8に
移って処理を終了する。
【0084】これに対してステップSP4において否定
結果が得られると、このことはコンピュータ装置1の現
在の動作モードがスタンバイ状態ではないことを表して
おり、このときマイクロコントローラ85は次のステッ
プSP6に移る。
【0085】ステップSP6においてマイクロコントロ
ーラ85は、PCI−ISAブリッジ67から供給され
るランプ駆動信号S95BGR又はS95BORに基づいて
コンピュータ装置1の現在の動作モードが電源オフ状態
にあるか否かを判定する。
【0086】ここで否定結果が得られると、このことは
PCI−ISAブリッジ67からランプ駆動信号S95
GR又はS95BORが供給されており、電源オン状態又
はスタンバイ状態のいずれかであることを表しており、
このときマイクロコントローラ85は再度ステップSP
2に戻って再度動作モードを判定する。
【0087】これに対してステップSP6において肯定
結果が得られると、このことはPCI−ISAブリッジ
67からランプ駆動信号S95BGR又はS95BORのい
ずれも供給されていないのでコンピュータ装置1の現在
の動作モードが電源オフ状態にあることを表しており、
このときマイクロコントローラ85は次のステップSP
7に移る。
【0088】ステップSP7においてマイクロコントロ
ーラ85は、電源オフ状態においてスタンバイキー55
が押下された場合には、電源オン状態又はスタンバイ状
態のいずれにも移行し得ないことから、I/Oコントロ
ーラ72にスリープコードSS1及びウェイクアップコ
ードSW1のいずれも出力することはなく、次のステッ
プSP8に移って処理を終了する。
【0089】以上の構成において、コンピュータ装置1
はマイクロコントローラ85がPCI−ISAブリッジ
67からフィードバックされるランプ駆動信号S95B
GR又はS95BORに基づいて動作モード(電源オフ状
態、電源オン状態又はスタンバイ状態)を認識し、スタ
ンバイキー55に対応したコード信号S4がキーボード
4から供給されたときに、I/Oコントローラ72を介
して動作モードに応じた電源回路92の制御を行う。
【0090】すなわちマイクロコントローラ85は、電
源オン状態でスタンバイキー55が押下されたときに
は、供給するスリープコードSS1に基づいて電源回路
92を制御することにより、+12[V] の電源電圧の供給
を停止して動作モードをスタンバイ状態へ移行する。
【0091】またマイクロコントローラ85は、スタン
バイ状態でスタンバイキー55が押下されたときには、
供給するウェイクアップコードSW1に基づいて電源回
路92を制御することにより、+12[V] の電源電圧の供
給を再開して動作モードを電源オン状態へ移行する。
【0092】このようにマイクロコントローラ85は、
PCI−ISAブリッジ67からフィードバックされる
ランプ駆動信号S95BGR又はS95BORに基づいて動
作モードを常時監視し、そのときの動作モードに応じて
スリープコードSS1又はウェイクアップコードSW1
を出力し、これを基にI/Oコントローラ72を介して
電源回路92を制御することにより、スタンバイキー5
5だけを用いた単一のキー操作によって電源オン状態及
びスタンバイ状態の動作モードを切り換えることができ
る。
【0093】これによりコンピュータ装置1は、キーボ
ード4のスタンバイキー55が電源オン状態で押下され
た場合にスタンバイ状態へ移行し得、当該スタンバイ状
態において再度スタンバイキー55が押下された場合に
電源オン状態へ移行し得る。
【0094】以上の構成によれば、コンピュータ装置1
は同一のスタンバイキー55のキー操作に基づいて動作
モードを移行し得るようにしたことにより、動作モード
を移行させる際のボタン選択をユーザに強いることがな
く、動作モードを移行する際の誤操作を防止することが
できる。
【0095】またコンピュータ装置は、同一のスタンバ
イキー55のキー操作だけで動作モードを移行し得るよ
うにしたことにより、電源オン状態からスタンバイ状態
へ移行するためのスタンバイボタン及びスタンバイ状態
から電源オン状態へ移行するためのウェイクアップボタ
ンを個別に設ける必要がないのでフロントパネルの占有
面積を最小にし得、かくして小型化することができる。
【0096】なお上述の実施の形態においては、操作キ
ーとしてのスタンバイキー55のキー操作によって電源
オン状態とスタンバイ状態との間で動作モードを切り換
えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、同一のキー操作で複数種類の動作モードを切り
換えることができれば、例えば同一の操作キーを操作し
て起動中のOS(Operating System)毎に異なる処理を実
行したり、起動中のアプリケーションソフトウェア毎に
異なる処理を実行するようにしても良い。この場合に
も、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0097】また上述の実施の形態においては、電源オ
フ状態でスタンバイキー55が押下されたときには制御
命令としてのコード信号S4の入力を破棄するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電源
オフ状態でスタンバイキー55が押下されたときにスタ
ンバイ状態へ移行するようにしても良く、設定次第で種
々の動作モードの切り換えを実行することができる。
【0098】さらに上述の実施の形態においては、スタ
ンバイキー55だけを用いた単一のキー操作によって動
作モードの切り換えを実行するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えばショートカッ
トキーを用いたときのように「Ctrl」キーと「C」キー
等の何らかの組み合わせを用いたキー操作が同様に行わ
れたときに動作モードの切り換えを実行するようにして
も良い。
【0099】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、同一の操
作キーだけを用いて制御命令を供給した場合でも、その
ときの動作モードにそれぞれ応じた処理を内部回路に実
行させることにより、同一の操作キーだけを用いた入力
操作で動作モード毎に異なる処理を内部回路に実行させ
ることができ、かくして操作性を一段と向上し得る小型
のコンピュータ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンピュータ装置の全体構成を示
す概略図である。
【図2】本体部の前面構成(1)を示す略線図である。
【図3】本体部の前面構成(2)を示す略線図である。
【図4】本体部の背面構成を示す略線図である。
【図5】液晶ディスプレイの構成を示す略線図である。
【図6】キーボードの構成を示す略線図である。
【図7】キーボードカバーを展開した状態のキーボード
を示す略線図である。
【図8】本体部の背面構成を示す略線図である。
【図9】キーボード用コネクタの構成を示す略線図であ
る。
【図10】キーボードの電源キーによる主電源起動の説
明に供する略線図である。
【図11】本体部における動作モードの移行の説明に供
する略線図である。
【図12】装置状態に応じたマイクロコントローラの動
作を示す対応テーブルである。
【図13】マイクロコントローラにおける動作モードの
移行処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……コンピュータ装置、2……本体部、3……キーボ
ード用ケーブル、4……キーボード、5……ディスプレ
イ用ケーブル、6……液晶ディスプレイ、7……マウス
用ケーブル、8……マウス、38……キーボードコネク
タ、47……電源ランプ、48……インフォメーション
ランプ、54……電源キー、55……スタンバイキー、
57……PPKキー、58……ホットキー配列部、59
……ケーブル及びマウスコネクタ、72……I/Oコン
トローラ、85……マイクロコントローラ、92……電
源回路、95……表示インターフェース。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作キーの入力操作に基づく制御命令を出
    力するキーボードと、上記制御命令に応じた処理を内部
    回路によって実行する本体部とからなるコンピュータ装
    置において、 上記本体部は、 上記内部回路における複数種類の動作モードを監視する
    監視手段と、 同一の上記操作キーだけを用いた上記入力操作に基づく
    上記制御命令が上記内部回路に与えられたとき、上記監
    視手段から通知される上記動作モードに応じて上記内部
    回路を制御することにより当該内部回路による上記処理
    の内容を変更する制御手段とを具えることを特徴とする
    コンピュータ装置。
  2. 【請求項2】上記制御命令は、単一の上記操作キーだけ
    を用いた上記入力操作に基づいて上記キーボードから上
    記内部回路に与えられることを特徴とする請求項1に記
    載のコンピュータ装置。
  3. 【請求項3】キーボードにおける操作キーの入力操作に
    より出力される制御命令に応じた処理を本体部の内部回
    路によって実行するコンピュータ装置の処理制御方法に
    おいて、 上記内部回路における複数種類の動作モードを監視する
    監視ステップと、 同一の上記操作キーだけを用いた上記入力操作に基づく
    上記制御命令が上記内部回路に与えられたとき、上記監
    視手段から通知される上記動作モードに応じて上記内部
    回路を制御することにより当該内部回路による上記処理
    の内容を変更する処理制御ステップとを具えることを特
    徴とするコンピュータ装置の処理制御方法。
  4. 【請求項4】上記制御命令は、単一の上記操作キーだけ
    を用いた上記入力操作に基づいて上記キーボードから上
    記内部回路に与えられることを特徴とする請求項3に記
    載のコンピュータ装置の処理制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008098791A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Hitachi Ltd ネットワーク装置及びネットワーク装置の電源制御方法

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