JP2000241540A - センサ群管理装置 - Google Patents

センサ群管理装置

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JP2000241540A
JP2000241540A JP11038604A JP3860499A JP2000241540A JP 2000241540 A JP2000241540 A JP 2000241540A JP 11038604 A JP11038604 A JP 11038604A JP 3860499 A JP3860499 A JP 3860499A JP 2000241540 A JP2000241540 A JP 2000241540A
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Kohei Nomoto
弘平 野本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運用上の目的に対して最適で、実現上の制約
を満たすような目標対センサ割当て情報を出力すること
ができるセンサ群管理装置を得る。 【解決手段】 複数の目標1に対応してそれぞれの目標
に関する情報を出力する複数の目標管理器13と、複数
のセンサ2に対応したそれぞれの情報を出力する複数の
センサ管理器12と、各目標管理器の出力と各センサ管
理器の出力とを入力し、各目標と各センサとのそれぞれ
の組合せの効果を計算して出力する複数の割当て効果計
算器14と、各割当効果計算器の出力を入力して与えら
れた仮想割当てに対応する目的関数を計算して出力する
目的関数計算器15と、目的関数計算器から出力される
目的関数に基づき仮想割当てを目的関数計算器に出力す
ると共に、目的関数の値の収束を判定し収束した場合に
そのときの仮想割当てを目標対センサ割当て情報として
各センサに出力する割当て決定器17とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のセンサに
より複数の目標を監視するセンサ群管理装置に関し、た
とえば、領空を監視するレーダ群のセンサ群管理装置あ
るいはセキュリティシステムにおける監視テレビカメラ
群のセンサ群管理装置、交通監視システムにおける各種
センサ群のセンサ群管理装置などに適用されるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、特開平9−257923号公報
に示された従来のセンサ群管理装置の構成を示す図であ
る。複数の目標1は複数のセンサ2により観測されて、
各センサ2は、それぞれが観測した目標に関するセンサ
毎観測情報を出力する。センサ群管理装置3は、上記セ
ンサ毎観測情報を入力し、上記各センサ2のそれぞれが
上記各目標1のいずれを観測すべきかを指示する目標対
センサ割当て情報を出力する。上記センサ2は、上記目
標対センサ割当情報を入力し、その指示された割当に従
って再び上記目標1の観測を行うようになされている。
【0003】ここで、上記センサ群管理装置3内部の動
作について説明する。観測情報融合器4は、上記センサ
毎観測情報を入力し、それらを各目標に対応させて整理
し、もし複数のセンサによる同一の目標に関する観測が
行われた場合にはそれらの情報を融合してまとめ、目標
毎観測情報を出力する。各目標に対応する追尾フィルタ
5は、それぞれ対応する目標に関する上記目標毎観測情
報を入力し、対応する目標に関する追尾情報を出力す
る。上記追尾情報とは、具体的には、対応する目標の位
置と速度に関する推定値と予測値、及び該推定値に関す
る誤差分散と該予測値に関する誤差分散とから成る。
【0004】位置予測誤差分散抽出器6は、それぞれ対
応する目標に関して上記追尾情報を入力し、上記位置予
測誤差分散を抽出し出力する。最大値抽出器7は、すべ
ての各位置予測誤差分散抽出器6が出力する位置予測誤
差分散を入力し、その値が最も大きい目標の番号を出力
する。
【0005】一方、予測位置抽出器8は、それぞれ対応
する目標に関して上記追尾情報を入力し、対応する目標
に関する予測位置を抽出し出力する。また、センサ位置
記録器9は、あらかじめ上記各センサの位置を記憶して
おき、それらのセンサ位置を出力する。そして、相互距
離計算器10は、各目標に関する予測位置と、各センサ
に関するセンサ位置とを入力し、各目標の予測位置と各
センサの位置との相互距離を計算し出力する。
【0006】割当て決定器11は、上記予測誤差分散の
値が最も大きい目標番号と、上記各目標の予測位置と各
センサの位置との相互距離とを入力し、該予測誤差分散
の値が最も大きい目標番号に対して相互距離が最も近い
センサを割当て、その目標対センサ割当て情報を出力す
る。該割当て決定器11は、同時に、目標あるいはセン
サがまだ割当てられずに残っているか否かを判定し、も
し、これらのいずれかが残っていた場合には、再割当て
指示を出力する。
【0007】上記最大値抽出器7は、上記再割当て指示
が与えられた場合、これを入力し、既に抽出したものを
除いた中から再び上記位置予測誤差分散の値が最も大き
い目標番号を出力する。該割当て決定器11は、一方、
目標あるいはセンサがすべて割当てられて残っていない
場合には、上記割当てを終了する。上記割当て決定器1
1が出力する目標対センサ割当て情報は、上記センサ群
管理装置3全体の出力として、上記センサ2に入力され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたようにし
て、従来のセンサ群管理装置は、目標対センサ割当て情
報を出力する。しかし、この従来のセンサ群管理装置に
よる割当ては、運用上の目的に対して必ずしも最適なも
のとはならない。なぜなら、従来のセンサ群管理装置で
は、その目的を目標やセンサの情報から具体的に規定す
る構成、さらに、その規定された目的を最適化する構成
をとっていないからである。また、この従来のセンサ群
管理装置による割当ては、実現上の制約を、必ずしも満
たしたものとはならない。なぜなら、従来のセンサ群管
理装置では、その制約を実現上の関連情報から具体的に
規定する構成をとっていないからである。
【0009】この発明は、上述の課題を解決するために
成されたもので、運用上の目的に対して最適で、実現上
の制約を満たすような目標対センサ割当て情報を出力す
ることができるセンサ群管理装置を得るために行われた
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るセンサ群
管理装置は、複数のセンサにより複数の目標を監視する
センサ群管理装置において、複数の目標に対応してそれ
ぞれの目標に関する情報を出力する複数の目標管理器
と、複数のセンサに対応してそれぞれのセンサに関する
情報を出力する複数のセンサ管理器と、上記各目標管理
器の出力と上記各センサ管理器の出力とを入力し、各目
標と各センサとのそれぞれの組合せの効果を計算して出
力する複数の割当て効果計算器と、上記各割当効果計算
器の出力を入力して、与えられた仮想割当てに対応する
目的関数を計算して出力する目的関数計算器と、上記目
的関数計算器から出力される目的関数に基づいて仮想割
当てを上記目的関数計算器に出力すると共に、上記目的
関数の値の収束を判定し、収束したと判定された場合
に、そのときの仮想割当てを目標対センサ割当て情報と
して上記各センサに出力する割当て決定器とを具備した
ことを特徴とするものである。
【0011】また、上記目的計算器として、適応度関数
を目的関数として計算して出力する適応度関数計算器を
具備すると共に、上記割当て決定器として、上記適応度
関数の最大値を探索する最大値探索アルゴリズム計算器
を具備したことを特徴とするものである。
【0012】また、上記最大値探索アルゴリズム計算器
として、多点検索により最大値を求める遺伝的アルゴリ
ズム計算器を具備したことを特徴とするものである。
【0013】また、上記目的計算器として、評価関数を
目的関数として計算して出力する評価関数計算器を具備
すると共に、上記割当て決定器として、上記評価関数の
最小値を探索する最小値探索アルゴリズム計算器を具備
したことを特徴とするものである。
【0014】また、上記最小値探索アルゴリズム計算器
として、相互結合型ニューラルネットワーク計算器を具
備したことを特徴とするものである。
【0015】また、上記各割当効果計算器に、上記目標
管理器からの出力に基づいて各センサが任意の目標の観
測を行わない場合の非観測評価値を出力する非観測評価
器と、与えられる観測誤差分散に基づいて各センサが任
意の目標の観測を行う場合の観測時評価値を出力する観
測評価器と、上記非観測評価器からの非観測評価値と上
記観測評価器からの観測時評価値及び与えられる見通し
内外判定値に基づいて観測を行う効果を計算して各組合
せ効果として出力する観測効果計算器とを具備したこと
を特徴とするものである。
【0016】また、上記目標管理器として、動的平滑を
行い追尾情報を出力する追尾フィルタを用いたことを特
徴とするものである。
【0017】また、上記非観測評価器として、上記追尾
フィルタが出力する追尾情報から予測誤差分散行列を抽
出しその対角要素を抽出して出力する対角要素抽出器を
用いたことを特徴とするものである。
【0018】また、上記各割当効果計算器に、上記セン
サ管理器からのセンサ毎観測情報と上記追尾フィルタか
らの追尾情報を入力して観測誤差分散を計算して観測誤
差分散行列を出力する観測誤差分散計算器を具備したこ
とを特徴とするものである。
【0019】また、上記観測評価器として、上記観測誤
差分散計算器が出力する観測誤差分散行列からその対角
要素を抽出して出力する対角要素抽出器を用いたことを
特徴とするものである。
【0020】また、上記観測効果計算器として、上記非
観測評価器からの予測誤差分散行列の対角要素と上記観
測評価器からの観測誤差分散行列の対角要素とを入力と
してそれら誤差分散行列の対角要素の逆数の和を計算し
各組合せ効果として出力する逆数加算型観測効果計算器
を用いたことを特徴とするものである。
【0021】また、上記各割当効果計算器に、上記目標
管理器からの追尾情報と上記センサ管理器からのセンサ
毎観測情報及び与えられる地形情報の入力に基づいて上
記追尾情報の中から目標の予測位置を用いると共に上記
センサ毎観測情報からセンサの観測能力を用い各センサ
から任意の目標が地形の陰にならずに観測可能か否かを
判定してその見通し判定値を出力する見通し内外判定器
を具備したことを特徴とするものである。
【0022】また、地形情報を予め記憶してなる地形情
報記憶器を具備し、当該地図情報を上記見通し内外判定
器に与えることを特徴とするものである。
【0023】また、上記各割当効果計算器に、上記追尾
フィルタが出力する追尾情報の中から予測誤差分散と上
記観測誤差分散計算器が出力する観測誤差分散とを入力
して各センサで任意の目標の観測を行う場合の推定誤差
分散を計算して出力する推定誤差分散計算器をさらに具
備したことを特徴とするものである。
【0024】また、上記非観測評価器として、上記追尾
フィルタが出力する追尾情報の中から予測誤差分散を入
力し、その超楕円体の体積を計算して出力する超楕円体
体積計算器を用いたことを特徴とするものである。
【0025】また、上記観測評価器として、上記推定誤
差分散計算器が出力する推定誤差分散を入力し、その超
楕円体の体積を計算して出力する超楕円体体積計算器を
用いたことを特徴とするものである。
【0026】また、上記観測効果計算器として、上記非
観測評価器が出力する予測誤差分散の超楕円体の体積と
上記観測評価器が出力する追推定誤差分散の超楕円体の
体積との差を求め各組合せ効果として出力する体積差型
観測効果計算器を具備したことを特徴とするものであ
る。
【0027】また、上記目標管理器として、目標に関す
る情報として、目標の前回位置とそこからの移動時間と
を出力する前回位置保持型監視器を用いたことを特徴と
するものである。
【0028】また、上記各割当効果計算器に、上記目標
管理器が出力する目標の前回位置と移動時間、与えられ
る移動拘束条件とに基づいて目標の移動可能領域を計算
して出力する移動可能領域計算器を具備したことを特徴
とするものである。
【0029】また、道路などの移動拘束条件を予め記憶
して移動拘束条件として上記移動可能領域計算器に出力
する移動拘束条件記憶器を具備したことを特徴とするも
のである。
【0030】また、上記各割当効果計算器に、上記セン
サ管理器が出力するセンサ毎観測情報と与えられる都市
型構造体情報とを入力してセンサの観測可能領域を計算
して出力する観測可能領域計算器を具備したことを特徴
とするものである。
【0031】また、都市構造体情報を予め記憶して上記
観測可能領域計算器に出力する都市構造体記憶器を具備
したことを特徴とするものである。
【0032】また、上記観測効果計算器に、上記移動可
能領域計算器が出力する移動可能領域と上記観測可能領
域計算器が出力する観測可能領域とを入力してそれらの
積集合領域を求め出力する積集合型観測効果計算器を具
備したことを特徴とするものである。
【0033】また、上記観測効果計算器に、上記積集合
型観測効果計算器が出力する積集合領域の面積を計算し
て出力する面積計算器をさらに具備し、該面積計算器の
出力を上記各割当て効果計算器全体の出力とすることを
特徴とするものである。
【0034】また、上記観測効果計算器に、上記移動可
能領域計算器が出力する移動可能領域の面積を計算して
出力する第1の面積計算器と、上記積集合型観測効果計
算器が出力する積集合領域の面積を計算して出力する第
2の面積計算器と、上記第1の面積計算器の出力と上記
第2の面積計算器の出力とを入力して移動可能領域の面
積に対する積集合領域の面積の比率を計算して出力する
比率計算器とをさらに具備し、該比率計算器の出力を上
記各割当て効果計算器全体の出力とすることを特徴とす
るものである。
【0035】さらに、上記観測効果計算器に、上記観測
可能領域計算器が出力する観測可能領域の面積を計算し
て出力する第3の面積計算器と、上記積集合型観測効果
計算器が出力する積集合領域の面積を計算して出力する
第4の面積計算器と、上記第3の面積計算器の出力と上
記第4の面積計算器の出力とを入力して観測可能領域の
面積に対する積集合領域の面積の比率を計算して出力す
る比率計算器とをさらに具備し、該比率計算器の出力を
上記各割当て効果計算器全体の出力とすることを特徴と
するものである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるセンサ群管
理装置のいくつかの実施の形態を図に基づいて説明す
る。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1の構成
を示すブロック線図である。図1において、図8に示す
従来例と同一部分は同一符号を付してその説明は省略す
る。新たな符号として、12は、センサ2の出力を入力
し、センサ毎に対応してそれぞれのセンサに関する情報
を出力するセンサ管理器、13は、観測情報融合器4の
出力を入力し、目標毎に対応してそれぞれの目標に関す
る情報を出力する目標管理器、14は、上記各センサ管
理器12の出力と上記各目標管理器13の出力とを入力
して、目標とセンサとの各組合せの効果を計算して出力
する割当効果て計算器である。
【0037】また、15は、上記各割当効果判定器14
の出力を入力して、与えられた仮想割当てに対応する目
的関数を計算して出力する目的関数計算器、16は、上
記目的計算器15を構成する適応度関数計算器、17
は、上記目的関数計算器15の出力を入力し、該目的関
数計算器15に上記仮想割当てを出力するとともに、上
記目的関数の値の収束を判定し、収束したと判定された
場合に、そのときの仮想割当てを目標対センサ割当て情
報として出力する割当て決定器、18は、上記割当て決
定器17を構成する最大値探索アルゴリズム計算器、1
9は、上記最大値探索アルゴリズム計算器18を構成す
る遺伝的アルゴリズム計算器である。
【0038】次に動作について説明する。従来のセンサ
群管理装置と同一符号部分の動作は、従来のものと同様
なので、この発明の実施の形態1で新たに現れた部分に
ついてのみ説明を行う。まず、センサ管理器12は、セ
ンサ2の出力を入力し、センサ毎に対応してそれぞれの
センサに関する情報を出力する。このセンサに関する情
報とは、観測雑音を含む観測値として、センサから見た
目標の方位角や仰角、あるいはそれらに加えてセンサか
ら目標までの距離や距離変化率、さらに、これらの観測
値の誤差分散などである。
【0039】次に、目標管理器13は、観測情報融合器
4の出力を入力し、目標毎に対応してそれぞれの目標に
関する情報を出力する。この目標に関する情報とは、目
標の位置などに関する情報であり、具体的な内容は、該
目標管理器13を構成するものにより異なる。そして、
各割当て効果計算器14は、上記センサ管理器12が出
力するそれぞれのセンサに関する情報と、上記目標管理
器13が出力するそれぞれの目標に関する情報とを入力
して、それぞれ目標とそれぞれセンサとの各組合せの効
果を計算して出力する。ここで、それぞれ目標とそれぞ
れセンサとの各組合せの効果とは、たとえば、ある目標
をあるセンサから観測した場合に、時間の経過とともに
あいまいさが増大していたその目標に関する情報が明確
になる度合いである。
【0040】さらに、目的関数計算器15は、上記各割
当効果判定器14が出力する各組合せの効果と後記仮想
割当てとを入力して、与えられた仮想割当てに対応する
目的関数を計算して出力する。最後に、割当て決定器1
7は、上記目的関数計算器15の出力を入力し、該目的
関数計算器15に上記仮想割当を出力するとともに、上
記目的関数の値の収束を判定し、それが収束したと判定
された場合に、そのときの仮想割当を目標対センサ割当
て情報として出力する。
【0041】また、上記目的計算器15を構成する適応
度関数計算器16は、上記各組合せの効果と上記仮想割
当てとを入力して、上記目的関数として適応度関数を計
算して出力する。この適応度関数の値は、目標対センサ
の割当てが望ましい程、大きな値を取る。
【0042】このとき、上記割当て決定器17を構成す
るものは、最大値探索アルゴリズム計算器18であり、
該最大値探索アルゴリズム計算器18は、上記適応度関
数の最大値を探索しながら、目標対センサの割当てを仮
想割当てとして出力する。さらに、上記最大値探索アル
ゴリズム計算器18を構成する遺伝的アルゴリズム計算
器19は、微分を用いない多点検索により、上記適応度
関数の最大値を求めながら目標対センサの割当てを仮想
割当てとして出力する。
【0043】従って、上記実施の形態1によれば、運用
上の目的を目標やセンサの情報から具体的に規定する構
成、その規定された目的を最適化する構成をとっている
ので、運用上の目的に対して、最適な目標対センサ割当
て情報を得ることができる。また、実現上の制約を実現
上の関連情報から具体的に規定する構成をとっているの
で、実現上の制約を満足した目標対センサ割当て情報を
得ることができる。
【0044】また、目的関数計算器15として適応度関
数計算器16を具備し、割当て決定器17として最大値
探索アルゴリズム計算器18を具備したので、目標対セ
ンサ割当て問題を、従来より様々な研究が行われて来た
最大値探索型最適化アルゴリズムに当てはめて解くこと
ができる。
【0045】また、最大値探索アルゴリズム計算器18
として遺伝的アルゴリズム計算器19を具備したので、
微分を用いない多点検索により、適応度関数の最大値を
求めながら最適な目標対センサの割当てを求めることが
できる。
【0046】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2の構成を示すブロック線図である。図2におい
て、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付
してその説明は省略する。新たな符号として、20は、
上記目的計算器15を構成する評価関数計算器、21
は、上記割当て決定器17を構成する最小値探索アルゴ
リズム計算器、さらに、22は、上記最小値探索アルゴ
リズム計算器21を構成する相互結合型ニューラルネッ
トワーク計算器である。
【0047】次に動作について説明する。従来のセンサ
群管理装置、あるいはこの発明の実施の形態1と同一符
号部分の動作は従来のものと同様なので、この発明の実
施の形態2で新たに現れた部分についてのみ説明を行
う。上記目的計算器15を構成する評価関数計算器20
は、上記各組合せの効果と上記仮想割当てとを入力し
て、上記目的関数として評価関数を計算して出力する。
この評価関数の値は、目標対センサの割当てが望ましい
程、小さな値を取る。
【0048】このとき、上記割当て決定器17を構成す
るものは、最小値探索アルゴリズム計算器21であり、
該最小値探索アルゴリズム計算器21は、上記評価関数
の最小値を探索しながら目標対センサの割当てを仮想割
当てとして出力する。さらに、上記最小値探索アルゴリ
ズム計算器21を構成する相互結合型ニューラルネット
ワーク計算器22は、上記評価関数が単調に減少するよ
うに組まれたネットワーク型計算により、該評価関数の
最小値を求めながら、目標対センサの割当てを仮想割当
てとして出力する。
【0049】従って、上記実施の形態2によれば、目的
計算器15として評価関数計算器20を具備し、割当て
決定器17として最小値探索アルゴリズム計算器21を
具備したので、目標対センサ割当て問題を、従来より様
々な研究が行われて来た最小値探索型最適化アルゴリズ
ムに当てはめて解くことができる。
【0050】また、最小値探索アルゴリズム計算器21
として相互結合型ニューラルネットワーク計算器22を
具備したので、評価関数が単調に減少するように組まれ
たネットワーク型計算により、該評価関数の最小値を求
めながら、最適な目標対センサの割当てを求めることが
できる。
【0051】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3の構成を示すブロック線図である。図3におい
て、図1及び図2に示す実施の形態1及び2と同一符号
は同一部分を示しその説明は省略する。新たな符号とし
て、23は、あらかじめ地形情報を記憶しておき、この
地形情報を出力する地形情報記憶器である。また、上記
目標管理器13において、24は、該目標管理器13を
構成し、上記目標に関する情報として動的平滑を行い追
尾情報を出力する追尾フィルタである。
【0052】さらに、上記各割当て効果計算器14にお
いて、25は、上記追尾情報を入力し、i番目のセンサ
でj番目の目標の観測を行わない場合の非観測時評価値
を出力する非観測評価器、26は、上記非観測評価器2
5および後記観測評価器を構成し、入力された行列の対
角要素を抽出して出力する対角要素抽出器、27は、上
記追尾情報とセンサ毎観測情報とを入力し、観測誤差分
散を計算して出力する観測誤差分散計算器、28は、上
記観測誤差分散を入力して、i番目のセンサでj番目の
目標の観測を行う場合の観測時評価値を出力する観測評
価器、29は、上記追尾情報と上記センサ毎観測情報と
上記地形情報とを入力し、見通し内外判定値を出力する
見通し内外判定器、30は、上記非観測時評価値と上記
観測時評価値と上記見通し内外判定値とを入力し、観測
を行う効果を計算し、この効果を各組合せ効果として出
力する観測効果計算器、31は、上記観測効果計算器を
構成する逆数加算型観測効果計算器である。
【0053】なお、この図3では、センサ管理器12
は、i番目のセンサに対応してセンサ毎観測情報を出力
することを示し、目標管理器13は、j番目の目標に対
応して目標に関する情報を出力することを示し、割当て
効果計算器14は、i番目のセンサとj番目の目標に対
応し、各組合せの効果を出力することを示している。
【0054】次に動作について説明する。従来のセンサ
群管理装置、あるいはこの発明の実施の形態1および2
と同一符号部分の動作は、従来のものと同様なので、こ
の発明の実施の形態3で新たに現れた部分についてのみ
説明を行う。まず、地形情報記憶器23は、あらかじめ
地形情報を記憶しておき、この地形情報を出力する。ま
た、目標管理器13において、追尾フィルタ24は、j
番目の目標に関する追尾情報を出力する。そして、非観
測評価器25は、上記追尾情報を入力し、i番目のセン
サでj番目の目標の観測を行わない場合の非観測時評価
値を出力する。
【0055】上記非観測評価器25は、対角要素抽出器
26により構成され、入力された上記追尾情報から予測
誤差分散行列を抽出し、この対角要素を抽出して出力す
る。たとえば、6×6行列である上記予測誤差分散行列
の(1,1)要素と(2,2)要素と(3,3)要素と
を抽出する。これらは、観測を行わないで、外挿により
求めた慣性座標系におけるX方向での位置の予測誤差分
散値、Y方向での位置の予測誤差分散値、Z方向での位
置の予測誤差分散値を、それぞれ表している。
【0056】一方、観測誤差分散計算器27は、上記追
尾情報と上記センサ毎観測情報とを入力し、上記追尾情
報の中から目標の予測位置を用いて、上記センサ毎観測
情報により、その目標予測位置を観測した場合の観測誤
差分散を計算して出力する。そして、観測評価器28
は、上記観測誤差分散を入力して、i番目のセンサでj
番目の目標の観測を行う場合の観測時評価値を出力す
る。
【0057】上記観測評価器28は、対角要素抽出器2
6により構成され、入力された上記観測誤差分散の対角
要素を抽出して出力する。たとえば、3×3行列である
上記観測誤差分散行列の(1,1)要素と(2,2)要
素と(3,3)要素とを抽出する。これらは、慣性座標
系におけるX方向での位置の観測誤差分散値、Y方向で
の位置の観測誤差分散値、Z方向での位置の観測誤差分
散値を、それぞれ表している。
【0058】見通し内外判定器29は、上記追尾情報と
上記センサ毎観測情報と上記地形情報とを入力し、上記
追尾情報の中から目標の予測位置を用いると共に、上記
センサ毎観測情報から上記センサの観測能力を用いて、
上記地形情報からi番目のセンサからj番目の目標が地
形の陰にならずに観測可能であるか否かを判定して、そ
の見通し内外判定値を出力する。
【0059】以上の後、観測効果計算器30は、上記非
観測時評価値と上記観測時評価値と上記見通し内外判定
値とを入力し、観測を行う効果を計算し、この効果を各
組合せ効果として出力する。たとえば、上記見通し内外
判定値が、「観測不可能」を判定していた場合には、i
番目のセンサからj番目の目標を観測する効果は全くな
い。
【0060】上記観測効果計算器30は、逆数加算型観
測効果計算器31により構成され、入力された上記予測
誤差分散行列の対角要素の逆数と上記観測誤差分散行列
の対角要素の逆数との和を求め、各組合せ効果として出
力する。たとえば、上記予測誤差分散行列の(1,1)
要素の逆数と上記観測誤差分散行列の(1,1)要素と
の逆数との和を求めれば、その結果は、i番目のセンサ
からj番目の目標の観測を行って、あいまいさを減少さ
せた場合に得られる慣性座標系のX方向での位置の推定
誤差分散値の逆数となる。
【0061】同様にして、Y方向での位置の推定誤差分
散値の逆数、Z方向での位置の推定誤差分散値の逆数
も、それぞれ求めることができる。これらの推定誤差分
散値は、観測の効果を意味しているものと解釈できるか
ら、さらにこれら3つの推定誤差分散値の逆数の和を取
れば、その結果は、値が大きい程、あいまいさが少ない
という意味で望ましい量となる。これを上記各組合せの
効果として出力する。すなわち、最小二乗推定に基づい
て観測を行う場合の推定誤差分散行列を求めることが可
能となる。上記逆数加算型観測効果計算器31が出力す
る上記各組合せの効果は、上記各割当て効果計算器全体
の出力として、上記適応度関数計算器16の入力とな
る。
【0062】従って、上記実施の形態3によれば、上記
各割当効果計算器14に、上記目標管理器13の出力に
基づいて各センサが任意の目標の観測を行わない場合の
非観測評価値を出力する非観測評価器25と、与えられ
る観測誤差分散に基づいて各センサが任意の目標の観測
を行う場合の観測時評価値を出力する観測評価器28
と、該非観測評価器25の出力と該観測評価器28の出
力及び与えられる見通し内外判定値に基づいて観測を行
う効果を計算して各組合せ効果として出力する観測効果
計算器30とを具備したので、観測の効果として、観測
を行う場合と観測を行わない場合との違いを定量的に求
めることが可能となる。
【0063】また、上記目標管理器13として、動的平
滑を行う追尾フィルタ24を用いたので、目標の予測位
置、予測速度、およびこれらの誤差を意味する予測誤差
分散を得ることができ、統計的な理論に基づく各組合せ
の効果を計算することが可能となる。
【0064】また、上記非観測評価器25として、上記
追尾フィルタ24が出力する予測誤差分散行列を入力
し、その対角要素を抽出して出力する対角要素抽出器2
6を用いたので、観測を行わない場合の位置の予測誤差
分散を得ることができ、非観測時評価値を統計的に求め
ることが可能となる。
【0065】また、上記各割当効果計算器14に、上記
センサ管理器12からのセンサ毎観測情報と追尾フィル
タ24からの追尾情報を入力して観測誤差分散を計算し
て出力する観測誤差分散計算器27を具備したので、観
測を行う場合の統計的扱いが多次元で可能となる。
【0066】また、上記観測評価器28として、上記観
測誤差分散計算器27の出力を入力し、その対角要素を
抽出して出力する対角要素抽出器を用いたので、観測を
行う場合の位置の観測誤差分散を得ることができ、観測
時評価値を統計的に求めることが可能となる。
【0067】また、上記観測効果計算器30として、上
記非観測評価器25から予測分散行列の対角要素と上記
観測評価器28からの観測誤差分散行列の対角要素出力
とを入力としてそれら対角要素の逆数の和を計算し各組
合せ効果として出力する逆数加算型観測効果計算器31
を用いたので、最小二乗推定に基づいて、観測を行う場
合の推定誤差分散行列を求めることが可能となる。
【0068】また、上記各割当効果計算器14に、上記
目標管理器13からの追尾情報と上記センサ管理器12
からのセンサ毎観測情報及び与えられる地形情報の入力
に基づいて上記追尾情報の中から目標の予測位置を用い
ると共に上記センサ毎観測情報からセンサの観測能力を
用い各センサから任意の目標が地形の陰にならずに観測
可能か否かを判定してその見通し判定値を出力する見通
し内外判定器29を具備したので、観測自体が不可能な
場合を考慮に入れることが可能となる。
【0069】また、地図情報を予め記憶してなる地形情
報記憶器23を具備し、地形情報を上記見通し内外判定
器29の入力とするので、山などの地形の障害によりあ
るセンサからある目標の観測が不可能となる場合を考慮
に入れることが可能となる。
【0070】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4の構成を示すブロック線図である。図4におい
て、図1ないし図3に示す実施の形態1ないし3と同一
部分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符
号として、32は、各割当て効果計算器14内の非観測
評価器25および観測評価器28を構成し、入力された
行列が意味する誤差の超楕円体の体積を計算して出力す
る超楕円体体積計算器、33は、追尾フィルタ24が出
力する追尾情報の中から予測誤差分散と、観測誤差分散
計算器27が出力する観測誤差分散とを入力して、i番
目のセンサでj番目の目標の観測を行う場合の推定誤差
分散を計算して出力する推定誤差分散計算器、34は、
観測効果計算器30を構成する体積差型観測効果計算器
である。
【0071】次に動作について説明する。従来のセンサ
群管理装置、あるいはこの発明の実施の形態1から3と
同一符号部分の動作は、従来のものと同様なので、この
発明の実施の形態4で新たに現れた部分についてのみ説
明を行う。まず、i番目のセンサでj番目の目標の観測
を行わない場合の非観測時評価値を出力する非観測評価
器25を構成する超楕円体体積計算器32は、追尾情報
の中から予測誤差分散行列を入力する。この行列は、物
理的には、観測を行わない場合に対応して、位置と速度
とのそれぞれの誤差に関する6次元の超楕円体を表す。
上記超楕円体体積計算器32は、この超楕円体の体積を
計算して、非観測時評価値として出力する。この体積
は、観測を行わない場合に、外挿により得られる各方向
の位置と速度の誤差全体の大きさを代表する。
【0072】一方、推定誤差分散計算器33は、追尾フ
ィルタ24が出力する追尾情報の中から予測誤差分散
と、観測誤差分散計算器27が出力する観測誤差分散を
入力し、i番目のセンサでj番目の目標の観測を行う場
合の推定誤差分散を計算して出力する。この行列は、物
理的には、観測を行う場合に対応して、位置と速度との
それぞれの誤差に関する6次元の超楕円体を表す。
【0073】そして、観測評価器28は、上記推定誤差
分散を入力して、i番目のセンサでj番目の目標の観測
を行う場合の観測時評価値を出力する。上記観測評価器
28は、超楕円体体積計算器32により構成され、該超
楕円体体積計算器32は、上記超楕円体の体積を計算し
て、観測時評価値として出力する。この体積は、観測を
行う場合に、観測値を用いて絞り込まれた各方向の位置
と速度の誤差全体の大きさを代表する。
【0074】以上の後、観測効果計算器30は、上記非
観測時評価値と上記観測時評価値と上記見通し内外判定
値とを入力し、観測を行う効果を計算し、この効果を各
組合せ効果として出力する。たとえば、上記見通し内外
判定値が、「観測不可能」を判定していた場合には、i
番目のセンサからj番目の目標を観測する効果は全くな
い。上記観測効果計算器30は、体積差型観測効果計算
器34により構成され、入力された上記予測誤差分散の
超楕円体の体積と上記推定誤差分散の超楕円体の体積と
の差を求め、各組合せ効果として出力する。これらの誤
差に関する超楕円体の体積は、前述のように、それぞれ
誤差全体の大きさを代表するから、これらの差は、観測
を行うことにより誤差が減少する度合いという意味で、
目標とセンサとの各組合せの効果を表す。上記観測効果
計算器30は、上記各組合せの効果を出力する。
【0075】従って、上記実施の形態4によれば、上記
追尾フィルタ24が出力する追尾情報の中から予測誤差
分散と上記観測誤差分散計算器27が出力する観測誤差
分散とを入力して各センサで任意の目標の観測を行う場
合の推定誤差分散を計算して出力する推定誤差分散計算
器33を具備したので、i番目のセンサでj番目の目標
の観測を行う場合の推定誤差分散を計算して出力するこ
とができ、このため、観測を行わない予測誤差分散に対
して誤差が減少する度合いを比較することが可能とな
る。
【0076】また、上記非観測評価器25として、上記
追尾フィルタ24が出力する追尾情報の中から予測誤差
分散を入力し、その超楕円体の体積を計算して出力する
超楕円体体積計算器32を用いたので、多次元である予
測誤差分散を1つの量、すなわちスカラーとして統合
し、効果の指標として利用することが可能となる。
【0077】また、上記観測評価器28として、上記推
定誤差分散計算器33が出力する推定誤差分散を入力
し、その超楕円体の体積を計算して出力する超楕円体体
積計算器32を用いたので、多次元である推定誤差分散
を1つの量、すなわちスカラーとして統合し、効果の指
標として利用することが可能となる。
【0078】また、上記観測効果計算器30として、上
記非観測評価器25が出力する予測誤差分散の超楕円体
の体積と上記観測評価器28が出力する追推定誤差分散
の超楕円体の体積との差を求め各組合せ効果として出力
する体積差型観測効果計算器34を具備したので、観測
を行うことにより誤差全体が減少する度合いを各センサ
対目標の組合せの効果として利用することが可能とな
る。
【0079】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5の構成を示すブロック線図である。図5におい
て、図1ないし図4に示す実施の形態1ないし4と同一
部分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符
号として、35は、建築物などの都市構造体情報をあら
かじめ記憶しておき、該都市構造体情報を出力する都市
構造体記憶器、36は、道路などの移動拘束条件をあら
かじめ記憶しておき、該移動拘束条件を出力する移動拘
束条件記憶器、37は、目標管理器13を構成し、目標
に関する情報として、移動体の前回の位置とそこからの
移動時間とを出力する前回位置保持型監視器、38は、
上記移動体に関する情報と上記移動拘束条件とを入力
し、目標の移動可能領域を計算して出力する移動可能領
域計算器、39は、センサ毎観測情報と見通し内外判定
値とを入力し、センサの観測可能領域を計算して出力す
る観測可能領域計算器、40は、上記移動可能領域と上
記観測可能領域とを入力し、これらの積集合領域を求
め、出力する積集合型観測効果計算器、41は、上記積
集合領域を入力し、その面積を計算して出力する面積計
算器である。
【0080】次に動作について説明する。従来のセンサ
群管理装置、あるいはこの発明の実施の形態1から4と
同一符号部分の動作は、従来のものと同様なので、この
発明の実施の形態5で新たに現れた部分についてのみ説
明を行う。まず、都市構造体記憶器35は、建築物など
の都市構造体情報をあらかじめ記憶しておき、該都市構
造体情報を出力する。上記都都市構造体記憶器35は、
都市内を移動する目標を都市に設置したセンサにより観
測する場合に、センサの観測に対する障害を表す。
【0081】同様に、移動拘束条件記憶器36は、道路
などの移動拘束条件をあらかじめ記憶しておき、該移動
拘束条件を出力する。上記移動拘束条件記憶器36は、
都市内を移動する目標を都市に設置したセンサにより観
測する場合に、目標の移動に対する拘束を表す。
【0082】また、目標管理器13を構成する前回位置
保持型監視器37は、目標に関する情報として、目標の
前回位置とそこからの移動時間とを出力する。そして、
移動可能領域計算器38は、上記目標に関する情報と上
記移動拘束条件とを入力し、目標の移動可能領域を計算
して出力する。すなわち、上記目標の前回位置が点とし
て与えられる場合には、その点を中心として、上記移動
時間の間に、所定の移動速度を仮定した道路や鉄道によ
り、都市において目標が移動し得る領域を、移動可能領
域として出力する。
【0083】観測可能領域計算器39は、センサ毎観測
情報と上記都市型構造体情報とを入力し、センサの観測
可能領域を計算して出力する。すなわち、上記センサ毎
情報の中からセンサの位置と観測できる方向とを用い
て、さらに、観測の障害となる建築物などを記述した上
記都市型構造体情報によりそのセンサの見通し外を考慮
して、都市におけるそのセンサの観測可能領域を求め
て、出力する。
【0084】以上の後、積集合型観測効果計算器40
は、上記移動可能領域と上記観測可能領域とを入力し、
これらの積集合領域を求め、出力する。該積集合領域
は、目標が移動する可能性がある領域で、かつ、所定の
センサにより観測が可能である領域である。最後に、面
積計算器41は、上記積集合領域を入力し、その面積を
計算して出力するである。この面積は、各割当て効果計
算器全体の出力である各組合せの効果として出力され
る。
【0085】従って、上記実施の形態5によれば、上記
目標管理器13として、目標に関する情報として、目標
の前回位置とそこからの移動時間とを出力する前回位置
保持型監視器37を用いたので、慣性による力学的動特
性を前提とできない運動を行う目標に関して、その移動
を監視することが可能となる。
【0086】また、上記各割当効果計算器14に、上記
目標管理器13が出力する目標の前回位置と移動時間、
与えられる移動拘束条件とに基づいて目標の移動可能領
域を計算して出力する移動可能領域計算器38を具備し
たので、目標が所定の時間内で移動可能な領域を考慮し
て組合せの効果を計算することが可能となる。
【0087】また、上記各割当効果計算器14に、上記
センサ管理器12が出力するセンサ毎観測情報と与えら
れる都市型構造体情報とを入力してセンサの観測可能領
域を計算して出力する観測可能領域計算器39を具備し
たので、センサが観測可能な領域を考慮して組合せの効
果を計算することが可能となる。
【0088】また、上記観測効果計算器14に、上記移
動可能領域計算器38が出力する移動可能領域と上記観
測可能領域計算器39が出力する観測可能領域とを入力
してそれらの積集合領域を求め出力する積集合型観測効
果計算器40を具備したので、目標が移動可能で、か
つ、センサが観測可能な領域を考慮して組合せの効果を
計算することが可能となる。
【0089】また、上記観測効果計算器30に、上記積
集合型観測効果計算器40が出力する積集合領域の面積
を計算して出力する面積計算器41をさらに具備し、該
面積計算器の出力を上記各割当て効果計算器全体の出力
とするようにしたので、目標が移動可能で、かつ、セン
サが観測可能な領域を、目標監視の指標として利用する
ことが可能となる。
【0090】また、都市構造体情報を予め記憶して上記
観測可能領域計算器39に出力する都市構造体記憶器3
5を具備したので、都市内でセンサが観測を行う場合に
障害となる建築物などを考慮した観測領域の計算が可能
となる。
【0091】また、道路などの移動拘束条件を予め記憶
して移動拘束条件として移動可能領域計算器38に出力
する移動拘束条件記憶器36を具備したので、都市など
において、目標が移動するために用いる道路や鉄道など
の移動手段を考慮した移動領域の計算が可能となる。
【0092】実施の形態6.図6は、この発明の実施の
形態6の構成を示すブロック線図である。図6におい
て、図1ないし図5に示す実施の形態1ないし5と同一
部分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符
号として、観測効果計算器30内の42は、上記移動可
能領域計算器38が出力する移動可能領域の面積を計算
して出力する第1の面積計算器、43は、上記積集合型
観測効果計算器40が出力する積集合領域の面積を計算
して出力する第2の面積計算器、44は、上記第1の面
積計算器42の出力と上記第2の面積計算器43の出力
とを入力して移動可能領域の面積に対する積集合領域の
面積の比率を計算して出力する比率計算器である。
【0093】次に動作について説明する。従来のセンサ
群管理装置、あるいはこの発明の実施の形態1から5と
同一符号部分の動作は、従来のものと同様なので、この
発明の実施の形態6で新たに現れた部分についてのみ説
明を行う。まず、観測効果計算器30内の第1の面積計
算器42は、上記移動可能領域計算器の出力である移動
可能領域を入力し、その面積を計算して出力する。ま
た、第2の面積計算器43は、上記積集合型観測効果計
算器の出力である積集合領域を入力し、その面積を計算
して出力する。
【0094】そして、比率計算器44は、上記第1の面
積計算器の出力と上記第2の面積計算器の出力とを入力
し、移動可能領域の面積に対する積集合領域の面積の比
率を計算して出力する。この比率は、上記各割当て効果
計算器全体の出力となる。
【0095】従って、上記実施の形態6によれば、上記
観測効果計算器30に、上記移動可能領域計算器38が
出力する移動可能領域の面積を計算して出力する第1の
面積計算器42と、上記積集合型観測効果計算器40が
出力する積集合領域の面積を計算して出力する第2の面
積計算器43と、上記第1の面積計算器42の出力と上
記第2の面積計算器43の出力とを入力して移動可能領
域の面積に対する積集合領域の面積の比率を計算して出
力する比率計算器44とをさらに具備し、該比率計算器
44の出力を上記各割当て効果計算器14全体の出力と
するので、目標が移動するかも知れない領域全体に対し
て観測できる部分の割合いによって、目標対センサの組
合せの効果を評価することが可能となる。
【0096】実施の形態7.図7は、この発明の実施の
形態7の構成を示すブロック線図である。図7におい
て、図1ないし図6に示す実施の形態1ないし6と同一
部分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符
号として、観測効果計算器30内の45は、観測可能領
域計算器39が出力する観測可能領域の面積を計算して
出力する第3の面積計算器、46は、積集合型観測効果
計算器40が出力する積集合領域の面積を計算して出力
する第4の面積計算器、44は、上記第3の面積計算器
45の出力と上記第4の面積計算器46の出力とを入力
して観測可能領域の面積に対する積集合領域の面積の比
率を計算して出力する比率計算器である。
【0097】次に動作について説明する。従来のセンサ
群管理装置、あるいはこの発明の実施の形態1から6と
同一符号部分の動作は、従来のものと同様なので、この
発明の実施の形態7で新たに現れた部分についてのみ説
明を行う。まず、観測効果計算器30内の第3の面積計
算器45は、上記観測可能領域計算器39の出力である
観測可能領域を入力し、その面積を計算して出力する。
また、第4の面積計算器46は、上記積集合型観測効果
計算器40の出力である積集合領域を入力し、その面積
を計算して出力する。
【0098】そして、比率計算器44は、上記第3の面
積計算器45の出力と上記第4の面積計算器46の出力
とを入力し、観測可能領域の面積に対する積集合領域の
面積の比率を計算して出力する。この比率は、上記各割
当て効果計算器14全体の出力となる。
【0099】従って、上記実施の形態7によれば、上記
観測効果計算器30に、上記観測可能領域計算器39が
出力する観測可能領域の面積を計算して出力する第3の
面積計算器45と、上記積集合型観測効果計算器40が
出力する積集合領域の面積を計算して出力する第4の面
積計算器46と、上記第3の面積計算器45の出力と上
記第4の面積計算器46の出力とを入力して観測可能領
域の面積に対する積集合領域の面積の比率を計算して出
力する比率計算器44とをさらに具備し、該比率計算器
44の出力を上記各割当て効果計算器14全体の出力と
するので、センサが観測できる領域全体に対して、実際
に目標が存在する可能性がある部分の割合いによって、
目標対センサの組合せの効果を評価することが可能とな
る。
【0100】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
のセンサにより複数の目標を監視するセンサ群管理装置
において、複数の目標に対応してそれぞれの目標に関す
る情報を出力する複数の目標管理器と、複数のセンサに
対応してそれぞれのセンサに関する情報を出力する複数
のセンサ管理器と、上記各目標管理器の出力と上記各セ
ンサ管理器の出力とを入力し、各目標と各センサとのそ
れぞれの組合せの効果を計算して出力する複数の割当て
効果計算器と、上記各割当効果計算器の出力を入力し
て、与えられた仮想割当てに対応する目的関数を計算し
て出力する目的関数計算器と、上記目的関数計算器から
出力される目的関数に基づいて仮想割当てを上記目的関
数計算器に出力すると共に、上記目的関数の値の収束を
判定し、収束したと判定された場合に、そのときの仮想
割当てを目標対センサ割当て情報として上記各センサに
出力する割当て決定器とを具備したので、運用上の目的
を目標やセンサの情報から具体的に規定する構成、さら
に、その規定された目的を最適化する構成となり、運用
上の目的に対して、最適な目標対センサ割当て情報を得
ることができる。また、実現上の制約を実現上の関連情
報から具体的に規定する構成をとっているので、実現上
の制約を満足した目標対センサ割当て情報を得ることが
できる。
【0101】また、上記目的計算器として、適応度関数
を目的関数として計算して出力する適応度関数計算器を
具備すると共に、上記割当て決定器として、上記適応度
関数の最大値を探索する最大値探索アルゴリズム計算器
を具備したので、目標対センサ割当て問題を、従来より
様々な研究が行われて来た最大値探索型最適化アルゴリ
ズムに当てはめて解くことができる。
【0102】また、上記最大値探索アルゴリズム計算器
として、多点検索により最大値を求める遺伝的アルゴリ
ズム計算器を具備したので、微分を用いない多点検索に
より、適応度関数の最大値を求めながら、最適な目標対
センサの割当てを求めることができる。
【0103】また、上記目的計算器として、評価関数を
目的関数として計算して出力する評価関数計算器を具備
すると共に、上記割当て決定器として、上記評価関数の
最小値を探索する最小値探索アルゴリズム計算器を具備
したので、目標対センサ割当て問題を、従来より様々な
研究が行われて来た最小値探索型最適化アルゴリズムに
当てはめて解くことができる。
【0104】また、上記最小値探索アルゴリズム計算器
として、相互結合型ニューラルネットワーク計算器を具
備したので、評価関数が単調に減少するように組まれた
ネットワーク型計算により、該評価関数の最小値を求め
ながら、最適な目標対センサの割当てを求めることがで
きる。
【0105】また、上記各割当効果計算器に、上記目標
管理器からの出力に基づいて各センサが任意の目標の観
測を行わない場合の非観測評価値を出力する非観測評価
器と、与えられる観測誤差分散に基づいて各センサが任
意の目標の観測を行う場合の観測時評価値を出力する観
測評価器と、上記非観測評価器からの非観測評価値と上
記観測評価器からの観測時評価値及び与えられる見通し
内外判定値に基づいて観測を行う効果を計算して各組合
せ効果として出力する観測効果計算器とを具備したの
で、観測の効果として、観測を行う場合と観測を行わな
い場合との違いを定量的に求めることが可能となる。
【0106】また、上記目標管理器として、動的平滑を
行う追尾フィルタを用いたので、目標の予測位置、予測
速度、および、これらの誤差を意味する予測誤差分散を
得ることができ、統計的な理論に基づく各組合せの効果
を計算することが可能となる。
【0107】また、上記非観測評価器として、上記追尾
フィルタが出力する予測誤差分散行列を入力し、その対
角要素を抽出して出力する対角要素抽出器を用いたの
で、観測を行わない場合の位置の予測誤差分散を得るこ
とができ、非観測時評価値を統計的に求めることが可能
となる。
【0108】また、上記各割当効果計算器に、上記セン
サ管理器からのセンサ毎観測情報と上記追尾フィルタか
らの追尾情報を入力して観測誤差分散を計算して観測誤
差分散行列を出力する観測誤差分散計算器を具備したの
で、観測を行う場合の統計的扱いが多次元で可能とな
る。
【0109】また、上記観測評価器として、上記観測誤
差分散計算器が出力する観測誤差分散行列からその対角
要素を抽出して出力する対角要素抽出器を用いたので、
観測を行う場合の位置の観測誤差分散を得ることがで
き、観測時評価値を統計的に求めることが可能となる。
【0110】また、上記観測効果計算器として、上記非
観測評価器からの予測誤差分散行列の対角要素と上記観
測評価器からの観測誤差分散行列の対角要素とを入力と
してそれら誤差分散行列の対角要素の逆数の和を計算し
各組合せ効果として出力する逆数加算型観測効果計算器
を用いたので、最小二乗推定に基づいて、観測を行う場
合の推定誤差分散行列を求めることが可能となる。
【0111】また、上記各割当効果計算器に、上記目標
管理器からの追尾情報と上記センサ管理器からのセンサ
毎観測情報及び与えられる地形情報の入力に基づいて上
記追尾情報の中から目標の予測位置を用いると共に上記
センサ毎観測情報からセンサの観測能力を用い各センサ
から任意の目標が地形の陰にならずに観測可能か否かを
判定してその見通し判定値を出力する見通し内外判定器
を具備したので、観測自体が不可能な場合を考慮に入れ
ることが可能となる。
【0112】また、地形情報を予め記憶してなる地形情
報記憶器を具備し、当該地図情報を上記見通し内外判定
器に与えるようにしたので、山などの地形の障害により
あるセンサからある目標の観測が不可能となる場合を考
慮に入れることが可能となる。
【0113】また、上記各割当効果計算器に、上記追尾
フィルタが出力する追尾情報の中から予測誤差分散と上
記観測誤差分散計算器が出力する観測誤差分散とを入力
して各センサで任意の目標の観測を行う場合の推定誤差
分散を計算して出力する推定誤差分散計算器をさらに具
備したので、i番目のセンサでj番目の目標の観測を行
う場合の推定誤差分散を計算して出力することができ、
このため、観測を行わない予測誤差分散に対して誤差が
減少する度合いを比較することが可能となる。
【0114】また、上記非観測評価器として、上記追尾
フィルタが出力する追尾情報の中から予測誤差分散を入
力し、その超楕円体の体積を計算して出力する超楕円体
体積計算器を用いたので、多次元である予測誤差分散を
1つの量、すなわちスカラーとして統合し、効果の指標
として利用することが可能となる。
【0115】また、上記観測評価器として、上記推定誤
差分散計算器が出力する推定誤差分散を入力し、その超
楕円体の体積を計算して出力する超楕円体体積計算器を
用いたので、多次元である推定誤差分散を1つの量、す
なわちスカラーとして統合し、効果の指標として利用す
ることが可能となる。
【0116】また、上記観測効果計算器として、上記非
観測評価器が出力する予測誤差分散の超楕円体の体積と
上記観測評価器が出力する追推定誤差分散の超楕円体の
体積との差を求め各組合せ効果として出力する体積差型
観測効果計算器を具備したので、観測を行うことにより
誤差全体が減少する度合いを各センサ対目標の組合せの
効果として利用することが可能となる。
【0117】また、上記目標管理器として、目標に関す
る情報として、目標の前回位置とそこからの移動時間と
を出力する前回位置保持型監視器を用いたので、慣性に
よる力学的動特性を前提とできない運動を行う目標に関
して、その移動を監視することが可能となる。
【0118】また、上記各割当効果計算器に、上記目標
管理器が出力する目標の前回位置と移動時間、与えられ
る移動拘束条件とに基づいて目標の移動可能領域を計算
して出力する移動可能領域計算器を具備したので、目標
が所定の時間内で移動可能な領域を考慮して組合せの効
果を計算することが可能となる。
【0119】また、道路などの移動拘束条件を予め記憶
して移動拘束条件として上記移動可能領域計算器に出力
する移動拘束条件記憶器を具備したので、都市などにお
いて、目標が移動するために用いる道路や鉄道などの移
動手段を考慮した移動領域の計算が可能となる。
【0120】また、上記各割当効果計算器に、上記セン
サ管理器が出力するセンサ毎観測情報と与えられる都市
型構造体情報とを入力してセンサの観測可能領域を計算
して出力する観測可能領域計算器を具備したので、セン
サが観測可能な領域を考慮して組合せの効果を計算する
ことが可能となる。
【0121】また、都市構造体情報を予め記憶して上記
観測可能領域計算器に出力する都市構造体記憶器を具備
したので、都市内でセンサが観測を行う場合に障害とな
る建築物などを考慮した観測領域の計算が可能となる。
【0122】また、上記観測効果計算器に、上記移動可
能領域計算器が出力する移動可能領域と上記観測可能領
域計算器が出力する観測可能領域とを入力してそれらの
積集合領域を求め出力する積集合型観測効果計算器を具
備したので、目標が移動可能で、かつ、センサが観測可
能な領域を考慮して組合せの効果を計算することが可能
となる。
【0123】また、上記観測効果計算器に、上記積集合
型観測効果計算器が出力する積集合領域の面積を計算し
て出力する面積計算器をさらに具備し、該面積計算器の
出力を上記各割当て効果計算器全体の出力とするので、
目標が移動可能で、かつ、センサが観測可能な領域を目
標監視の指標として利用することが可能となる。
【0124】また、上記観測効果計算器に、上記移動可
能領域計算器が出力する移動可能領域の面積を計算して
出力する第1の面積計算器と、上記積集合型観測効果計
算器が出力する積集合領域の面積を計算して出力する第
2の面積計算器と、上記第1の面積計算器の出力と上記
第2の面積計算器の出力とを入力して移動可能領域の面
積に対する積集合領域の面積の比率を計算して出力する
比率計算器とをさらに具備し、該比率計算器の出力を上
記各割当て効果計算器全体の出力とするので、目標が移
動するかも知れない領域全体に対して観測できる部分の
割合いによって、目標対センサの組合せの効果を評価す
ることが可能となる。
【0125】さらに、上記観測効果計算器に、上記観測
可能領域計算器が出力する観測可能領域の面積を計算し
て出力する第3の面積計算器と、上記積集合型観測効果
計算器が出力する積集合領域の面積を計算して出力する
第4の面積計算器と、上記第3の面積計算器の出力と上
記第4の面積計算器の出力とを入力して観測可能領域の
面積に対する積集合領域の面積の比率を計算して出力す
る比率計算器とをさらに具備し、該比率計算器の出力を
上記各割当て効果計算器全体の出力とするので、センサ
が観測できる領域全体に対して、実際に目標が存在する
可能性がある部分の割合いによって、目標対センサの組
合せの効果を評価することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の構成を示すブロッ
ク線図である。
【図2】 この発明の実施の形態2の構成を示すブロッ
ク線図である。
【図3】 この発明の実施の形態3の構成を示すブロッ
ク線図である。
【図4】 この発明の実施の形態4の構成を示すブロッ
ク線図である。
【図5】 この発明の実施の形態5の構成を示すブロッ
ク線図である。
【図6】 この発明の実施の形態6の構成を示すブロッ
ク線図である。
【図7】 この発明の実施の形態7の構成を示すブロッ
ク線図である。
【図8】 特開平9−257923号公報に示された従
来のセンサ群管理装置の構成を示すブロック線図であ
る。
【符号の説明】
1 目標、2 センサ、3 センサ群管理装置、4 観
測情報融合器、12センサ管理器、13 目標管理器、
14 割当効果計算器、15 目的関数計算器、16
適応度関数計算器、17 割当て決定器、18 最大値
探索アルゴリズム計算器、19 遺伝的アルゴリズム計
算器、20 評価関数計算器、21最小値探索アルゴリ
ズム計算器、22 相互結合型ニューラルネットワーク
計算器、23 地形情報記憶器、24 追尾フィルタ、
25 非観測評価器、26対角要素抽出器、27 観測
誤差分散計算器、28 観測評価器、29 見通し内外
判定器、30 観測効果計算器、31 逆数加算型観測
効果計算器、32超楕円体体積計算器、33 推定誤差
計算器、34 体積差型観測効果計算器、35 都市型
構造体記憶器、36 移動拘束条件記憶器、37 前回
位置保持型監視器、38 移動可能領域計算器、39
観測可能領域計算器、40 積集合型観測効果計算器、
41 面積計算器、42 第1の面積計算器、43 第
2の面積計算器、44 比率計算器、45 第3の面積
計算器、46 第4の面積計算器。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセンサにより複数の目標を監視す
    るセンサ群管理装置において、 複数の目標に対応してそれぞれの目標に関する情報を出
    力する複数の目標管理器と、 複数のセンサに対応してそれぞれのセンサに関する情報
    を出力する複数のセンサ管理器と、 上記各目標管理器の出力と上記各センサ管理器の出力と
    を入力し、各目標と各センサとのそれぞれの組合せの効
    果を計算して出力する複数の割当て効果計算器と、 上記各割当効果計算器の出力を入力して、与えられた仮
    想割当てに対応する目的関数を計算して出力する目的関
    数計算器と、 上記目的関数計算器から出力される目的関数に基づいて
    仮想割当てを上記目的関数計算器に出力すると共に、上
    記目的関数の値の収束を判定し、収束したと判定された
    場合に、そのときの仮想割当てを目標対センサ割当て情
    報として上記各センサに出力する割当て決定器とを具備
    したことを特徴とするセンサ群管理装置。
  2. 【請求項2】 上記目的計算器として、適応度関数を目
    的関数として計算して出力する適応度関数計算器を具備
    すると共に、上記割当て決定器として、上記適応度関数
    の最大値を探索する最大値探索アルゴリズム計算器を具
    備したことを特徴とする請求項1記載のセンサ群管理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記最大値探索アルゴリズム計算器とし
    て、多点検索により最大値を求める遺伝的アルゴリズム
    計算器を具備したことを特徴とする請求項2記載のセン
    サ群管理装置。
  4. 【請求項4】 上記目的計算器として、評価関数を目的
    関数として計算して出力する評価関数計算器を具備する
    と共に、上記割当て決定器として、上記評価関数の最小
    値を探索する最小値探索アルゴリズム計算器を具備した
    ことを特徴とする請求項1記載のセンサ群管理装置。
  5. 【請求項5】 上記最小値探索アルゴリズム計算器とし
    て、相互結合型ニューラルネットワーク計算器を具備し
    たことを特徴とする請求項4記載のセンサ群管理装置。
  6. 【請求項6】 上記各割当効果計算器に、上記目標管理
    器からの出力に基づいて各センサが任意の目標の観測を
    行わない場合の非観測評価値を出力する非観測評価器
    と、与えられる観測誤差分散に基づいて各センサが任意
    の目標の観測を行う場合の観測時評価値を出力する観測
    評価器と、上記非観測評価器からの非観測評価値と上記
    観測評価器からの観測時評価値及び与えられる見通し内
    外判定値に基づいて観測を行う効果を計算して各組合せ
    効果として出力する観測効果計算器とを具備したことを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のセンサ
    群管理装置。
  7. 【請求項7】 上記目標管理器として、動的平滑を行い
    追尾情報を出力する追尾フィルタを用いたことを特徴と
    する請求項1ないし6のいずれかに記載のセンサ群管理
    装置。
  8. 【請求項8】 上記非観測評価器として、上記追尾フィ
    ルタが出力する追尾情報から予測誤差分散行列を抽出し
    その対角要素を抽出して出力する対角要素抽出器を用い
    たことを特徴とする請求項7記載のセンサ群管理装置。
  9. 【請求項9】 上記各割当効果計算器に、上記センサ管
    理器からのセンサ毎観測情報と上記追尾フィルタからの
    追尾情報を入力して観測誤差分散を計算して出力する観
    測誤差分散計算器を具備したことを特徴とする請求項7
    または8記載のセンサ群管理装置。
  10. 【請求項10】 上記観測評価器として、上記観測誤差
    分散計算器が出力する観測誤差分散行列からその対角要
    素を抽出して出力する対角要素抽出器を用いたことを特
    徴とする請求項9記載のセンサ群管理装置。
  11. 【請求項11】 上記観測効果計算器として、上記非観
    測評価器からの予測誤差分散行列の対角要素と上記観測
    評価器からの観測誤差分散行列の対角要素とを入力とし
    てそれら誤差分散行列の対角要素の逆数の和を計算し各
    組合せ効果として出力する逆数加算型観測効果計算器を
    用いたことを特徴とする請求項10記載のセンサ群管理
    装置。
  12. 【請求項12】 上記各割当効果計算器に、上記目標管
    理器からの追尾情報と上記センサ管理器からのセンサ毎
    観測情報及び与えられる地形情報の入力に基づいて上記
    追尾情報の中から目標の予測位置を用いると共に上記セ
    ンサ毎観測情報からセンサの観測能力を用い各センサか
    ら任意の目標が地形の陰にならずに観測可能か否かを判
    定してその見通し判定値を出力する見通し内外判定器を
    具備したことを特徴とする請求項7ないし11のいずれ
    かに記載のセンサ群管理装置。
  13. 【請求項13】 地図情報を予め記憶してなる地形情報
    記憶器を具備し、当該地図情報を上記見通し内外判定器
    に与えることを特徴とする請求項12記載のセンサ群管
    理装置。
  14. 【請求項14】 上記各割当効果計算器に、上記追尾フ
    ィルタが出力する追尾情報の中から予測誤差分散と上記
    観測誤差分散計算器が出力する観測誤差分散とを入力し
    て各センサで任意の目標の観測を行う場合の推定誤差分
    散を計算して出力する推定誤差分散計算器をさらに具備
    したことを特徴とする請求項9ないし13のいずれかに
    記載のセンサ群管理装置。
  15. 【請求項15】 上記非観測評価器として、上記追尾フ
    ィルタが出力する追尾情報の中から予測誤差分散を入力
    し、その超楕円体の体積を計算して出力する超楕円体体
    積計算器を用いたことを特徴とする請求項14記載のセ
    ンサ群管理装置。
  16. 【請求項16】 上記観測評価器として、上記推定誤差
    分散計算器が出力する推定誤差分散を入力し、その超楕
    円体の体積を計算して出力する超楕円体体積計算器を用
    いたことを特徴とする請求項14または15記載のセン
    サ群管理装置。
  17. 【請求項17】 上記観測効果計算器として、上記非観
    測評価器が出力する予測誤差分散の超楕円体の体積と上
    記観測評価器が出力する追推定誤差分散の超楕円体の体
    積との差を求め各組合せ効果として出力する体積差型観
    測効果計算器を具備したことを特徴とする請求項16記
    載のセンサ群管理装置。
  18. 【請求項18】 上記目標管理器として、目標に関する
    情報として、目標の前回位置とそこからの移動時間とを
    出力する前回位置保持型監視器を用いたことを特徴とす
    る請求項1記載のセンサ群管理装置。
  19. 【請求項19】 上記各割当効果計算器に、上記目標管
    理器が出力する目標の前回位置と移動時間、与えられる
    移動拘束条件とに基づいて目標の移動可能領域を計算し
    て出力する移動可能領域計算器を具備したことを特徴と
    する請求項18記載のセンサ群管理装置。
  20. 【請求項20】 道路などの移動拘束条件を予め記憶し
    て移動拘束条件として上記移動可能領域計算器に出力す
    る移動拘束条件記憶器を具備したことを特徴とする請求
    項19記載のセンサ群管理装置。
  21. 【請求項21】 上記各割当効果計算器に、上記センサ
    管理器が出力するセンサ毎観測情報と与えられる都市型
    構造体情報とを入力してセンサの観測可能領域を計算し
    て出力する観測可能領域計算器を具備したことを特徴と
    する請求項19または20記載のセンサ群管理装置。
  22. 【請求項22】 都市構造体情報を予め記憶して上記観
    測可能領域計算器に出力する都市構造体記憶器を具備し
    たことを特徴とする請求項21記載のセンサ群管理装
    置。
  23. 【請求項23】 上記観測効果計算器に、上記移動可能
    領域計算器が出力する移動可能領域と上記観測可能領域
    計算器が出力する観測可能領域とを入力してそれらの積
    集合領域を求め出力する積集合型観測効果計算器を具備
    したことを特徴とする請求項21または22記載のセン
    サ群管理装置。
  24. 【請求項24】 上記観測効果計算器に、上記積集合型
    観測効果計算器が出力する積集合領域の面積を計算して
    出力する面積計算器をさらに具備し、該面積計算器の出
    力を上記各割当て効果計算器全体の出力とすることを特
    徴とする請求項23記載のセンサ群管理装置。
  25. 【請求項25】 上記観測効果計算器に、上記移動可能
    領域計算器が出力する移動可能領域の面積を計算して出
    力する第1の面積計算器と、上記積集合型観測効果計算
    器が出力する積集合領域の面積を計算して出力する第2
    の面積計算器と、上記第1の面積計算器の出力と上記第
    2の面積計算器の出力とを入力して移動可能領域の面積
    に対する積集合領域の面積の比率を計算して出力する比
    率計算器とをさらに具備し、該比率計算器の出力を上記
    各割当て効果計算器全体の出力とすることを特徴とする
    請求項23記載のセンサ群管理装置。
  26. 【請求項26】 上記観測効果計算器に、上記観測可能
    領域計算器が出力する観測可能領域の面積を計算して出
    力する第3の面積計算器と、上記積集合型観測効果計算
    器が出力する積集合領域の面積を計算して出力する第4
    の面積計算器と、上記第3の面積計算器の出力と上記第
    4の面積計算器の出力とを入力して観測可能領域の面積
    に対する積集合領域の面積の比率を計算して出力する比
    率計算器とをさらに具備し、該比率計算器の出力を上記
    各割当て効果計算器全体の出力とすることを特徴とする
    請求項23記載のセンサ群管理装置。
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