JP2000235065A - バッテリー管理装置 - Google Patents

バッテリー管理装置

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JP2000235065A
JP2000235065A JP11036841A JP3684199A JP2000235065A JP 2000235065 A JP2000235065 A JP 2000235065A JP 11036841 A JP11036841 A JP 11036841A JP 3684199 A JP3684199 A JP 3684199A JP 2000235065 A JP2000235065 A JP 2000235065A
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battery
lead storage
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discharge
lead
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JP11036841A
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Hisafumi Maruo
尚史 丸尾
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Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気自動車の走行可能距離を簡便な装置構成
を用いて求めることができるバッテリー管理装置30を
提供すること。 【解決手段】 負荷32に並列接続された複数のバッテ
リー221,222,…,2210と複数のスイッチング手
段を備えたバッテリー電源手段20と、残存電力容量が
所定の残存電力レベルに達した際に消費済バッテリー電
源手段20を負荷32から切り離し未消費のバッテリー
電源手段20を負荷32に接続する放電制御、充電中の
電力容量が所定の充電電力レベルに達した際に充電済バ
ッテリー電源手段20を充電器31から切り離し未充電
のバッテリー電源手段20を充電制御するバッテリー充
放電監視手段10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車を駆動
する動力エネルギー源として充放電可能な2次電池であ
るバッテリーの充電動作時又は放電動作時の残存する電
力容量を管理するバッテリー管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の管理装置としては、例え
ば、特開平6−167551号公報に示すようなものが
ある。
【0003】すなわち、充電時にはバッテリーの充電電
流を検出すると共に、そのときのバッテリー残量から予
測される予測放電電圧を求め、それらに基づいて計算し
た電力容量をそのときのバッテリー残量に逐次加算した
結果を現在のバッテリー残量として求めて表示してい
た。
【0004】一方、放電時には、バッテリーの放電電圧
及び放電電流をそれぞれ検出し、それらに基づいて計算
した消費電力量をそのときのバッテリー残量から逐次減
算した結果を現在のバッテリー残量として求めて表示し
ていた。
【0005】ここで、予測放電電圧は、経験則又は実際
の電気自動車の走行状態の学習効果に基づいて求められ
ていた。
【0006】これにより、実際の電気自動車の走行可能
距離に対応したバッテリー残量を正確に検出できるよう
になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のバッテリー管理装置では、経験則又は実際の
電気自動車の走行状態の学習効果に基づいて予測放電電
圧を求めていたため、複雑な演算処理工程が必要である
結果、装置コストが上昇してしまう可能性があるという
技術的課題があった。
【0008】また、経験則又は実際の電気自動車の走行
状態の学習効果に基づいて予測放電電圧を求めていたた
め、充電時におけるバッテリーの充電電流の正確な検
出、放電時におけるバッテリーの放電電圧及び放電電流
の正確な検出が必要である結果、装置の調整コストや装
置コストが上昇してしまう可能性があるという技術的課
題もあった。
【0009】また、個々のバッテリーの充放電特性自体
がばらつきを持っているため、バッテリーの充電電流の
正確な検出、バッテリーの放電電圧及び放電電流の正確
な検出が要求される場合、バッテリーの充放電特性によ
る検出誤差を回避する目的で、充電電流、放電電圧及び
放電電流を検出する装置や残量検出装置に対する個別調
整を電気自動車出荷時に行う必要があると考えられる結
果、出荷コストや装置コストが上昇してしまう可能性が
あるという技術的課題もあった。
【0010】更に、個々のバッテリーの充放電特性自体
が経時変化するため、バッテリーの充電電流の正確な検
出、バッテリーの放電電圧及び放電電流の正確な検出が
要求される場合、バッテリーの充放電特性の経時変化に
よる検出誤差を回避する目的で、充電電流、放電電圧及
び放電電流を検出する装置や残量検出装置に対する個別
調整を定期的に行う必要があると考えられる結果、メン
テナンスコストや装置コストが上昇してしまう可能性が
あるという技術的課題もあった。
【0011】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、経験則又は実際の電気自動
車の走行状態の学習効果を用いることなく消費可能な電
力容量又は電気自動車の走行可能距離を簡便な装置構成
を用いて求めることができるバッテリー管理装置を提供
することを課題としている。
【0012】また複雑な演算処理工程が不要となる結
果、装置コストを低減できるバッテリー管理装置を提供
することを課題としている。
【0013】また、充電時におけるバッテリーの充電電
流の正確な検出、放電時におけるバッテリーの放電電圧
及び放電電流の正確な検出が不要となる結果、装置の調
整コストや装置コストを低減できるバッテリー管理装置
を提供することを課題としている。
【0014】また、個々のバッテリーの充放電特性自体
のばらつきの影響を回避でき、充放電特性自体のばらつ
きによる検出誤差を回避でき、消費可能な電力容量又は
電気自動車の走行可能距離を簡便な装置構成を用いて求
めることができる結果、出荷コストや装置コストを低減
できるバッテリー管理装置を提供することを課題として
いる。
【0015】更に、個々のバッテリーの充放電特性自体
の経時変化の影響を回避でき、バッテリーの充放電特性
の経時変化による検出誤差を回避でき、バッテリーの充
放電特性を検出する装置に対する定期的な個別調整の頻
度を低減できる結果、メンテナンスコストや装置コスト
を低減できるバッテリー管理装置を提供することを課題
としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電気自動車を駆動する動力エネルギー源として充放電可
能な2次電池であるバッテリー221,222,…,22
10の充電動作時又は放電動作時の残存する電力容量を管
理するバッテリー管理装置であって、所定の定格容量を
有し負荷32に並列接続された複数のバッテリー22
1,222,…,2210と、前記各バッテリー221(2
22,…,2210)と負荷32との間に直列接続された
状態で当該バッテリー221,222,…,2210の各々
に設けられ当該各バッテリー221(222,…,221
0)への充電電流の供給回路の開閉又は当該各バッテリ
ー221(222,…,2210)からの放電電流の供給回
路の開閉を行うための複数のスイッチング手段201,
202,…,2010を備えたバッテリー電源手段20を
有することを特徴とするバッテリー管理装置30に存す
る。
【0017】請求項1に記載の発明によれば、各バッテ
リー221(222,…,2210)が予め定められた定格
容量に設定できるので、バッテリー電源手段20の総定
格容量を各バッテリー221(222,…,2210)の定
格容量の総和として設定することができるようになり、
バッテリー電源手段20の総定格容量の調整を、予め定
められた定格容量を単位としてディジタル的に任意に実
行できるようになる。
【0018】この様に、バッテリー電源手段20の総定
格容量の設定をバッテリー221,222,…,2210の
定格容量を単位として実行することにより、消費済バッ
テリー221,222,…,2210を負荷32から切り離
し、未消費のバッテリー221,222,…,2210を負
荷32に接続する放電制御をバッテリー221,222,
…,2210を一単位として確実に実行できるようにな
る。この様なバッテリー221,222,…,2210を一
単位とした放電制御は、ディジタル演算処理に好適な制
御形態である。
【0019】すなわち、バッテリー221,222,…,
2210を一単位としたディジタル演算処理により、消費
済バッテリー221,222,…,2210をバッテリー2
21(222,…,2210)単位として負荷32から切り
離し、未消費のバッテリー221,222,…,2210を
バッテリー221(222,…,2210)単位として負荷
32に接続するといったディジタル的な放電制御が確実
に実行できるようになる。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
バッテリー管理装置30において、前記バッテリー電源
手段20に設けられている前記スイッチング手段20
1,202,…,2010を閉状態にして当該スイッチング
手段201,202,…,2010に直列に接続されている
バッテリー221,222,…,2210からの放電電流の
負荷32への供給の放電制御を実行する場合に、前記ス
イッチング手段201,202,…,2010を閉状態にし
てバッテリー221,222,…,2210の残存電力容量
を検知し当該残存電力容量が所定の残存電力レベルに達
した際に当該バッテリー221,222,…,2210を消
費済バッテリー221,222,…,2210と判定し、当
該消費済バッテリー221,222,…,2210を負荷3
2から切り離し未消費のバッテリー221,222,…,
2210を負荷32に接続する放電制御を実行するバッテ
リー充放電監視手段10を有することを特徴とするバッ
テリー管理装置30に存する。
【0021】請求項2記載の発明によれば、この様な放
電制御を実行することにより、バッテリー電源手段20
の総定格容量の設定をバッテリー221,222,…,2
210の単一定格容量又は系列的定格容量を単位として実
行することにより、消費済バッテリー221,222,
…,2210を負荷32から切り離し、未消費のバッテリ
ー221,222,…,2210を負荷32に接続する放電
制御を単一定格容量又は系列的定格容量を一単位として
確実に実行できるようになる。この様な単一定格容量又
は系列的定格容量を一単位とした放電制御は、ディジタ
ル演算処理に好適な制御形態である。
【0022】すなわち、単一定格容量又は系列的定格容
量を一単位としたディジタル演算処理により、消費済バ
ッテリー221,222,…,2210をバッテリー221
(222,…,2210)単位として負荷32から切り離
し、未消費のバッテリー221,222,…,2210をバ
ッテリー221(222,…,2210)単位として負荷3
2に接続するといったディジタル的な放電制御が確実に
実行できるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき実施形態を説
明する。図1は、本発明のバッテリー管理装置30を説
明するための回路図である。図1に示すバッテリー管理
装置30は、電気自動車を駆動する動力エネルギー源と
して充放電可能な2次電池であるバッテリー221(2
22,…,2210)の充電動作時又は放電動作時の残存
する電力容量(単位は[Ah])を管理する装置であっ
て、バッテリー充放電監視手段10とバッテリー電源手
段20と充電器31とが負荷32に対して各々並列に接
続された回路構成を有している。
【0024】ここで2次電池とは、蓄電池とも呼ばれ、
放電後、充電することにより機能を再生できる電池を意
味し、鉛蓄電池、アルカリ蓄電池、ニッケル・水素蓄電
池、空気・亜鉛蓄電池、Ni・Cd(ニッカド)蓄電池
等の各種蓄電池が実用化されている。本実施形態のバッ
テリー221(222,…,2210)では、この様な蓄電
池の中から鉛蓄電池を代表例として用いることにする。
【0025】続いて、バッテリー電源手段20の実施形
態について説明を行う。図1に示すバッテリー電源手段
20は、所定の定格容量を有し、負荷32に並列接続さ
れた10個の鉛蓄電池221(222,…,2210)と、
各鉛蓄電池221(222,…,2210)と負荷32との
間に直列接続された状態で鉛蓄電池221(222,…,
2210)の各々に設けられ充電器31から各鉛蓄電池2
21(222,…,2210)への充電電流の供給回路の開
閉又は各鉛蓄電池221(222,…,2210)から負荷
32への放電電流の供給回路の開閉を行うためのスイッ
チング手段としての10個のリレー201(202,…,
2010)を備えた回路構成を有している。
【0026】また、スイッチング手段としてのリレー
は、大電流をスイッチングできるパワーリレーやパワー
MOSFET、SIT、サイリスタ等の半導体を用いた
半導体スイッチング素子を用いることが望ましい。本実
施形態では、ディジタル制御が容易であり、スイッチン
グ速度や信頼性に優れたサイリスタを代表例として説明
をすすめる。
【0027】本実施形態では、10個の鉛蓄電池221
(222,…,2210)の各々は、所定系列に従った定
格容量に設定されている。
【0028】ここで、所定系列に従った定格容量とは、
鉛蓄電池221(222,…,2210)の定格容量を順々
に大きくする系列、順々に小さくする系列、後尾部分の
鉛蓄電池221(222,…,2210)の定格容量を小さ
くする系列、すなわち、全ての鉛蓄電池221(222,
…,2210)同一の定格容量でない系列を意味する。鉛
蓄電池221(222,…,2210)の定格容量を順々に
大きくする系列とは、例えば、第1鉛蓄電池221(2
22,…,2210)の定格容量を1単位定格容量、第2
鉛蓄電池221(222,…,2210)の定格容量を1.
5単位定格容量、第3鉛蓄電池221(222,…,22
10)の定格容量を2.0単位定格容量、第4鉛蓄電池2
21(222,…,2210)の定格容量を2.5単位定格
容量、…の様に等分割で増加させる系列を意味する。
【0029】また、鉛蓄電池221(222,…,221
0)の定格容量を順々に小さくする系列とは、例えば、
第1鉛蓄電池221(222,…,2210)の定格容量を
10単位定格容量、第2鉛蓄電池221(222,…,2
210)の定格容量を9.5単位定格容量、第3鉛蓄電池
221(222,…,2210)の定格容量を9.0単位定
格容量、第4鉛蓄電池221(222,…,2210)の定
格容量を8.5単位定格容量、…の様に等分割で減少さ
せる系列を意味する。また後尾部分の鉛蓄電池221
(222,…,2210)の定格容量を小さくしする系列
とは、第1鉛蓄電池221(222,…,2210)を先頭
部分の鉛蓄電池221(222,…,2210)とし第8鉛
蓄電池221(222,…,2210)と第9鉛蓄電池22
1(222,…,2210)と第10鉛蓄電池221(22
2,…,2210)とで後尾部分の鉛蓄電池221(22
2,…,2210)が構成されていると仮定した場合、例
えば、第1鉛蓄電池221(222,…,2210)の定格
容量を10単位定格容量、第2鉛蓄電池221(222,
…,2210)の定格容量を9.5単位定格容量、第3鉛
蓄電池221(222,…,2210)の定格容量を9.0
単位定格容量、第4鉛蓄電池221(222,…,221
0)の定格容量を8.5,…,第7鉛蓄電池221(22
2,…,2210)の定格容量を7.0と0.5単位定格
容量きざみの等分割で減少させる系列系列とし、第8鉛
蓄電池221(222,…,2210)の定格容量を6.
9、第9鉛蓄電池221(222,…,2210)の定格容
量を6.8、第10鉛蓄電池221(222,…,221
0)の定格容量を6.7と0.1単位定格容量きざみの
等分割で減少させる様な不等分割な系列を意味する。
【0030】この様に各鉛蓄電池221(222,…,2
210)が系列的定格容量に設定されていた場合、バッテ
リー電源手段20の総定格容量を各鉛蓄電池221(2
22,…,2210)の系列的定格容量の総和として設定
することができるようになる。すなわち、バッテリー電
源手段20の総定格容量の調整を、系列的定格容量を単
位としてディジタル的に実行できるようになる。
【0031】更に、バッテリー電源手段20の総定格容
量の設定を鉛蓄電池221(222,…,2210)の系列
的定格容量を単位として実行することにより、消費済鉛
蓄電池221(222,…,2210)を負荷32から切り
離し、未消費の鉛蓄電池221(222,…,2210)を
負荷32に接続する放電制御を系列的定格容量を一単位
として確実に実行できるようになる。この様な系列的定
格容量を一単位とした放電制御は、ディジタル演算処理
に好適な制御形態である。
【0032】すなわち、系列的定格容量を一単位とした
ディジタル演算処理により、消費済鉛蓄電池221(2
22,…,2210)を鉛蓄電池221(222,…,221
0)単位として負荷32から切り離し、未消費の鉛蓄電
池221(222,…,2210)を鉛蓄電池221(22
2,…,2210)単位として負荷32に接続するといっ
たディジタル的な放電制御が確実に実行できるようにな
る。
【0033】その結果、経験則又は実際の電気自動車の
走行状態の学習効果を用いることなく消費可能な電力容
量又は電気自動車の走行可能距離を系列的定格容量を一
単位としたディジタル演算処理を用いた簡便な装置構成
を用いて求めることができるようになる。またアナログ
的な複雑な演算処理工程が不要となる結果、装置コスト
を低減できるようになる。また、充電時における鉛蓄電
池221(222,…,2210)の充電電流の正確な検
出、放電時における鉛蓄電池221(222,…,221
0)の放電電圧及び放電電流の正確な検出が不要となる
結果、装置の調整コストや装置コストを低減できるよう
になる。
【0034】また、駆動充電スタンドで電気自動車のバ
ッテリー電源手段20の充電を行う際、バッテリー電源
手段20の総定格容量の充電状態の表示形態を、各鉛蓄
電池221(222,…,2210)を系列的定格容量を単
位とし視認性に優れたディジタル的な不等分割目盛りの
バーグラフ表示形態とすることができ、充電の最終段階
における充電容量の表示の精度を高く設定することがで
き、その結果、バッテリー電源手段20の充電状況を運
転者やスタンドの店員が確認しやすくなる。
【0035】また、同様の主旨で、電気自動車を駆動し
てバッテリー電源手段20の総定格容量の放電制御を行
う際、バッテリー電源手段20の総定格容量の放電状態
の表示形態を、各鉛蓄電池221(222,…,2210)
を系列的定格容量を単位とし視認性に優れたディジタル
的な不等分割目盛りのバーグラフ表示形態とすることが
でき、放電の最終段階における放電容量である残存電力
容量の表示の精度を高く設定することができ、その結
果、運転中の運転者が計器類の表示を見る際の負担を軽
減でき、運転者が運転操作に集中し易くなる。
【0036】また、系列的定格容量を一単位としたディ
ジタル演算処理を用いることにより、放電の最終段階に
おける残存電力容量の確認が充放電特性自体のばらつき
の影響を受けることなく実行できるようになる。
【0037】すなわち、系列的定格容量を一単位とした
ディジタル演算処理の結果、個々の鉛蓄電池221(2
22,…,2210)の充放電特性自体のばらつきの影響
を鉛蓄電池221(222,…,2210)単位で回避で
き、充放電特性自体のばらつきによる検出誤差を鉛蓄電
池221(222,…,2210)単位で回避でき、消費可
能な電力容量又は電気自動車の走行可能距離を簡便な装
置構成を用いて求めることができるようになる結果、出
荷コストや装置コストを低減できるようになる。
【0038】更に、系列的定格容量を一単位としたディ
ジタル演算処理を用いることにより、放電の最終段階に
おける残存電力容量の確認が充放電特性自体の経時変化
の影響を受けることなく実行できるようになる。
【0039】すなわち、系列的定格容量を一単位とした
ディジタル演算処理の結果、個々の鉛蓄電池221(2
22,…,2210)の充放電特性自体の経時変化の影響
を鉛蓄電池221(222,…,2210)単位で回避で
き、鉛蓄電池221(222,…,2210)の充放電特性
の経時変化による検出誤差を系列的定格容量を一単位と
したディジタル演算処理を用いて鉛蓄電池221(22
2,…,2210)単位で回避でき、鉛蓄電池221(22
2,…,2210)の充放電特性を検出する装置に対する
定期的な個別調整の頻度を低減できるようになる結果、
メンテナンスコストや装置コストを低減できるようにな
る。
【0040】なお、10個の鉛蓄電池221(222,
…,2210)の各々は、同一の定格容量に設定されてい
てもよい。この場合、各鉛蓄電池221(222,…,2
210)が単一定格容量に設定されているので、バッテリ
ー電源手段20の総定格容量を各鉛蓄電池221(22
2,…,2210)の単一定格容量と鉛蓄電池221(22
2,…,2210)の個数との積として設定することがで
きるようになる。すなわち、バッテリー電源手段20の
総定格容量の調整を、単一定格容量を単位としてディジ
タル的に実行できるようになる。この様に、バッテリー
電源手段20の総定格容量の設定を鉛蓄電池221(2
22,…,2210)の単一定格容量を単位として実行す
ることにより、消費済鉛蓄電池221(222,…,22
10)を負荷32から切り離し、未消費の鉛蓄電池221
(222,…,2210)を負荷32に接続する放電制御
を単一定格容量を一単位として確実に実行できるように
なる。この様な単一定格容量を一単位とした放電制御
は、ディジタル演算処理に好適な制御形態である。すな
わち、単一定格容量を一単位としたディジタル演算処理
により、消費済鉛蓄電池221(222,…,2210)を
鉛蓄電池221(222,…,2210)単位として負荷3
2から切り離し、未消費の鉛蓄電池221(222,…,
2210)を鉛蓄電池221(222,…,2210)単位と
して負荷32に接続するといったディジタル的な放電制
御が確実に実行できるようになる。
【0041】その結果、経験則又は実際の電気自動車の
走行状態の学習効果を用いることなく消費可能な電力容
量又は電気自動車の走行可能距離を単一定格容量を一単
位としたディジタル演算処理を用いた簡便な装置構成を
用いて求めることができるようになる。またアナログ的
な複雑な演算処理工程が不要となる結果、装置コストを
低減できるようになるといった効果を奏する。また、充
電時における鉛蓄電池221(222,…,2210)の充
電電流の正確な検出、放電時における鉛蓄電池221
(222,…,2210)の放電電圧及び放電電流の正確
な検出が不要となる結果、装置の調整コストや装置コス
トを低減できるようになる。
【0042】また、駆動充電スタンドで電気自動車のバ
ッテリー電源手段20の充電を行う際、バッテリー電源
手段20の総定格容量の充電状態の表示形態を、各鉛蓄
電池221(222,…,2210)を単一定格容量を単位
とし視認性に優れたディジタル的な等分割目盛りのバー
グラフ表示形態とすることができ、その結果、バッテリ
ー電源手段20の充電状況を運転者やスタンドの店員が
確認しやすくなる。また、同様の主旨で、電気自動車を
駆動してバッテリー電源手段20の総定格容量の放電制
御を行う際、バッテリー電源手段20の総定格容量の放
電状態の表示形態を、各鉛蓄電池221(222,…,2
210)を単一定格容量を単位とし視認性に優れたディジ
タル的な等分割目盛りのバーグラフ表示形態とすること
ができ、その結果、運転中の運転者が計器類の表示を見
る際の負担を軽減でき、運転者が運転操作に集中し易く
なる。また、単一定格容量を一単位としたディジタル演
算処理を用いることにより、消費済鉛蓄電池221(2
22,…,2210)を鉛蓄電池221(222,…,221
0)単位で負荷32から切り離し、未消費の鉛蓄電池2
21(222,…,2210)を鉛蓄電池221(222,
…,2210)単位で負荷32に接続することが充放電特
性自体のばらつきの影響を受けることなく実行できるよ
うになる。すなわち、単一定格容量を一単位としたディ
ジタル演算処理の結果、個々の鉛蓄電池221(222,
…,2210)の充放電特性自体のばらつきの影響を鉛蓄
電池221(222,…,2210)単位で回避でき、充放
電特性自体のばらつきによる検出誤差を鉛蓄電池221
(222,…,2210)単位で回避でき、消費可能な電
力容量又は電気自動車の走行可能距離を簡便な装置構成
を用いて求めることができるようになる結果、出荷コス
トや装置コストを低減できるようになるといった効果を
奏する。
【0043】更に、単一定格容量を一単位としたディジ
タル演算処理を用いることにより、消費済鉛蓄電池22
1(222,…,2210)を鉛蓄電池221(222,…,
2210)単位で負荷32から切り離し、未消費の鉛蓄電
池221(222,…,2210)を鉛蓄電池221(22
2,…,2210)単位で負荷32に接続することが充放
電特性自体の経時変化の影響を受けることなく実行でき
るようになる。
【0044】すなわち、単一定格容量を一単位としたデ
ィジタル演算処理の結果、個々の鉛蓄電池221(22
2,…,2210)の充放電特性自体の経時変化の影響を
鉛蓄電池221(222,…,2210)単位で回避でき、
鉛蓄電池221(222,…,2210)の充放電特性の経
時変化による検出誤差を単一定格容量を一単位としたデ
ィジタル演算処理を用いて鉛蓄電池221(222,…,
2210)単位で回避でき、鉛蓄電池221(222,…,
2210)の充放電特性を検出する装置に対する定期的な
個別調整の頻度を低減できるようになる結果、メンテナ
ンスコストや装置コストを低減できるようになる。
【0045】本実施形態のサイリスタ201(202,
…,2010)の各々は、外部から与えられる選択駆動信
号12aに従って独立して、充電器31との間で形成さ
れる充電電流供給回路の開閉、又は負荷32との間で形
成される放電電流供給回路の開閉を制御できるような回
路構成を有している。
【0046】すなわち、各鉛蓄電池221(222,…,
2210)に対してサイリスタ201(202,…,201
0)を個別に設け且つ充電器31に並列に接続する回路
構成とすることにより、各鉛蓄電池221(222,…,
2210)に接続されたサイリスタ201(202,…,2
010)を個別に開閉制御することができるようになり、
その結果、全鉛蓄電池221(222,…,2210)を一
斉に同時に充電制御することや、消費済の鉛蓄電池22
1(222,…,2210)だけに対して個別に充電動作を
実行でき、鉛蓄電池221(222,…,2210)毎の独
立した充電制御ができるようになる。
【0047】以上説明したように、バッテリー電源手段
20によれば、各鉛蓄電池221(222,…,2210)
が予め定められた定格容量に設定できるので、バッテリ
ー電源手段20の総定格容量を各鉛蓄電池221(22
2,…,2210)の定格容量の総和として設定すること
ができるようになる。すなわち、バッテリー電源手段2
0の総定格容量の調整を、予め定められた定格容量を単
位としてディジタル的に任意に実行できるようになる。
【0048】この様に、バッテリー電源手段20の総定
格容量の設定を鉛蓄電池221(222,…,2210)の
定格容量を単位として実行することにより、消費済鉛蓄
電池221(222,…,2210)を負荷32から切り離
し、未消費の鉛蓄電池221(222,…,2210)を負
荷32に接続する放電制御を鉛蓄電池221(222,
…,2210)を一単位として確実に実行できるようにな
る。この様な鉛蓄電池221(222,…,2210)を一
単位とした放電制御は、ディジタル演算処理に好適な制
御形態である。
【0049】すなわち、鉛蓄電池221(222,…,2
210)を一単位としたディジタル演算処理により、消費
済鉛蓄電池221(222,…,2210)を鉛蓄電池22
1(222,…,2210)単位として負荷32から切り離
し、未消費の鉛蓄電池221(222,…,2210)を鉛
蓄電池221(222,…,2210)単位として負荷32
に接続するといったディジタル的な放電制御が確実に実
行できるようになる。
【0050】その結果、経験則又は実際の電気自動車の
走行状態の学習効果を用いることなく消費可能な電力容
量又は電気自動車の走行可能距離を鉛蓄電池221(2
22,…,2210)を一単位としたディジタル演算処理
を用いた簡便な装置構成を用いて求めることができるよ
うになる。またアナログ的な複雑な演算処理工程が不要
となる結果、装置コストを低減できるようになる。ま
た、充電時における鉛蓄電池221(222,…,221
0)の充電電流の正確な検出、放電時における鉛蓄電池
221(222,…,2210)の放電電圧及び放電電流の
正確な検出が不要となる結果、装置の調整コストや装置
コストを低減できるようになる。
【0051】また、駆動充電スタンドで電気自動車のバ
ッテリー電源手段20の充電を行う際、バッテリー電源
手段20の総定格容量の充電状態の表示形態を、各鉛蓄
電池221(222,…,2210)を予め定められた定格
容量を単位とし視認性に優れたディジタル的なバーグラ
フ表示形態とすることができ、その結果、バッテリー電
源手段20の充電状況を運転者やスタンドの店員が確認
しやすくなる。
【0052】また、同様の主旨で、電気自動車を駆動し
てバッテリー電源手段20の総定格容量の放電制御を行
う際、バッテリー電源手段20の総定格容量の放電状態
の表示形態を、各鉛蓄電池221(222,…,2210)
を予め定められた定格容量を単位とし視認性に優れたデ
ィジタル的なバーグラフ表示形態とすることができ、そ
の結果、運転中の運転者が計器類の表示を見る際の負担
を軽減でき、運転者が運転操作に集中し易くなる。
【0053】また、鉛蓄電池221(222,…,221
0)を一単位としたディジタル演算処理を用いることに
より、消費済鉛蓄電池221(222,…,2210)を鉛
蓄電池221(222,…,2210)単位で負荷32から
切り離し、未消費の鉛蓄電池221(222,…,221
0)を鉛蓄電池221(222,…,2210)単位で負荷
32に接続することが充放電特性自体のばらつきの影響
を受けることなく実行できるようになる。
【0054】すなわち、鉛蓄電池221(222,…,2
210)を一単位としたディジタル演算処理の結果、個々
の鉛蓄電池221(222,…,2210)の充放電特性自
体のばらつきの影響を鉛蓄電池221(222,…,22
10)単位で回避でき、充放電特性自体のばらつきによる
検出誤差を回避でき、消費可能な電力容量又は電気自動
車の走行可能距離を簡便な装置構成を用いて求めること
ができるようになる結果、出荷コストや装置コストを低
減できるようになる。
【0055】更に、鉛蓄電池221(222,…,221
0)を一単位としたディジタル演算処理を用いることに
より、消費済鉛蓄電池221(222,…,2210)を鉛
蓄電池221(222,…,2210)単位で負荷32から
切り離し、未消費の鉛蓄電池221(222,…,221
0)を鉛蓄電池221(222,…,2210)単位で負荷
32に接続することが充放電特性自体の経時変化の影響
を受けることなく実行できるようになる。
【0056】すなわち、鉛蓄電池221(222,…,2
210)を一単位としたディジタル演算処理の結果、個々
の鉛蓄電池221(222,…,2210)の充放電特性自
体の経時変化の影響を鉛蓄電池221(222,…,22
10)単位で回避でき、鉛蓄電池221(222,…,22
10)の充放電特性の経時変化による検出誤差を鉛蓄電池
221(222,…,2210)を一単位としたディジタル
演算処理を用いて回避でき、鉛蓄電池221(222,
…,2210)の充放電特性を検出する装置に対する定期
的な個別調整の頻度を低減できるようになる結果、メン
テナンスコストや装置コストを低減できるようになる。
【0057】続いて、充電器31の実施形態について説
明を行う。図1に示す充電器31は、直流の安定化電源
であって、バッテリー電源手段20を構成する鉛蓄電池
221(222,…,2210)の各々を充電するためにバ
ッテリー電源手段20に並列に接続された回路構成を有
している。
【0058】すなわち、各鉛蓄電池221(222,…,
2210)に対して充電器31を並列に接続することによ
り、各鉛蓄電池221(222,…,2210)に接続され
たサイリスタ201(202,…,2010)を開閉制御す
ることにより、全鉛蓄電池221(222,…,2210)
を一斉に同時に充電制御することや、消費済の鉛蓄電池
221(222,…,2210)だけに対して個別に充電動
作を実行でき、鉛蓄電池221(222,…,2210)毎
の独立した充電制御ができるようになる。
【0059】続いて、バッテリー充放電監視手段10の
実施形態について説明を行う。図1に示すバッテリー充
放電監視手段10は、前述のバッテリー電源手段20の
放電制御を実行する場合に、サイリスタ201(202,
…,2010)をON状態にして負荷32に接続された鉛
蓄電池221(222,…,2210)の端子間の電圧(単
位は[V])を検知し、端子間電圧が経時的に低下して
所定の端子電圧レベル(単位は[V])まで低下した際
に鉛蓄電池221(222,…,2210)を消費済鉛蓄電
池221(222,…,2210)と判定し、消費済鉛蓄電
池221(222,…,2210)を鉛蓄電池221(22
2,…,2210)単位で負荷32から切り離し、同時に
未消費の鉛蓄電池221(222,…,2210)を負荷3
2に接続する放電制御を実行する機能を有している。
【0060】またバッテリー充放電監視手段10は、バ
ッテリー電源手段20に設けられているサイリスタ20
1(202,…,2010)をON状態にしてサイリスタ2
01(202,…,2010)に直列に接続されている鉛蓄
電池221(222,…,2210)への充電電流の供給を
制御する充電制御を実行する場合に、充電済鉛蓄電池2
21(222,…,2210)に接続されているサイリスタ
201(202,…,2010)をON状態にして充電器3
1に接続する充電制御を実行する機能を有している。
【0061】図1に示すバッテリー充放電監視手段10
は、電力容量検出部14と制御部16とリレー駆動部1
2と表示部18を有している。
【0062】電力容量検出部14は、放電制御を実行す
る場合に、鉛蓄電池221(222,…,2210)の端子
間電圧を検知して端子間電圧に対応した情報を有する電
力容量信号14aを生成する機能を有している。
【0063】また電力容量検出部14は、充電制御を実
行する場合に、鉛蓄電池221(222,…,2210)の
端子間電圧を検知して端子間電圧に対応した情報を有す
る端子間電圧信号14aを生成する機能を有している。
【0064】本実施形態では、端子間電圧の検出を計測
してディジタル信号として外部に出力できるディジタル
ボルトメータ等の簡便な計測手段により実現することが
望ましい。以降、電力容量検出部14をディジタルボル
トメータ14と総称することにする。
【0065】制御部16は、放電制御及び充電制御を実
行する機能を有している。放電制御を実行する場合に、
制御部16は、端子間電圧信号14aを用いて、放電電
流を供給している鉛蓄電池221(222,…,2210)
の端子間電圧が所定の端子間電圧レベルまで低下したか
否かの判定を実行し、端子間電圧が所定の端子間電圧レ
ベルまで低下したと判定した際に鉛蓄電池221(22
2,…,2210)を消費済鉛蓄電池221(222,…,
2210)と判定し、消費済鉛蓄電池221(222,…,
2210)を負荷32から切り離し、同時に未消費の鉛蓄
電池221(222,…,2210)を負荷32に接続する
放電制御を実行するためのバッテリー選択信号16aを
生成するディジタル演算処理を実行する機能を有してい
る。
【0066】また制御部16は、充電制御を実行する場
合に、端子間電圧信号14aを用いて、充電電流を供給
している鉛蓄電池221(222,…,2210)の端子間
電圧が所定の端子間電圧レベルまで達したか否かの判定
を実行し、端子間電圧が所定の端子間電圧レベルまで達
したと判定した際に鉛蓄電池221(222,…,221
0)を充電済鉛蓄電池221(222,…,2210)と判
定し、充電済鉛蓄電池221(222,…,2210)を充
電器31から切り離し未充電の鉛蓄電池221(222,
…,2210)を充電器31に接続する充電制御を実行す
るためのバッテリー選択信号16aを生成するディジタ
ル演算処理を実行する機能を有している。
【0067】なお、ここで所定の順番とは、例えば、第
1鉛蓄電池221(222,…,2210)→第2鉛蓄電池
221(222,…,2210)→第3鉛蓄電池221(2
22,…,2210)→…→第10鉛蓄電池221(22
2,…,2210)のような順番や、第10鉛蓄電池221
(222,…,2210)→第9鉛蓄電池221(222,
…,2210)→第8鉛蓄電池221(222,…,221
0)…→第1鉛蓄電池221(222,…,2210)や、
第1鉛蓄電池221(222,…,2210)→第3鉛蓄電
池221(222,…,2210)→第5鉛蓄電池221
(222,…,2210)→…のような順番を意味する。
【0068】これにより、各鉛蓄電池221(222,
…,2210)に接続されたサイリスタ201(202,
…,2010)を所定の順番に従って個別に開閉制御する
ことができるようになり、その結果、全鉛蓄電池221
(222,…,2210)を所定の順番に従って充電制御
することができるようになる。
【0069】本実施形態では、この様な制御部16を、
ディジタル演算処理を実行するプロセッサ、後述するバ
ッテリー管理方法を実行するためのプログラムコードや
各種の制御プログラムコードが保持されているプログラ
ム記憶用のROM、演算記憶用のRAM、及び外部とデ
ータの授受を実行するためのペリフェラルインタフェー
ス等を中心にして構成されているマイクロコンピュータ
によって実現することが望ましい。以降、制御部16を
マイクロコンピュータ16と総称することにする。
【0070】なお、制御部16が実行するディジタル演
算処理とは、この場合、マイクロコンピュータ16で実
行可能なディジタル論理演算を意味し、バッテリー選択
信号16aや消費可能電力容量信号16bは、論理値H
/論理値Lで表現されるディジタル論理信号を意味して
いる。
【0071】本実施形態では、図1に示すリレー駆動部
12をマイクロコンピュータ16及びこれに内臓されて
いる前述のペリフェラルインタフェースによって代用さ
せることが望ましい。これにより、マイクロコンピュー
タ16に内蔵されたハードウェア資源を有効に利用で
き、装置規模を小さくでき、更に、装置コストを低減で
きるようになる。
【0072】続いて、放電制御機能について更に詳しく
説明する。放電制御を実行する場合、具体的には、マイ
クロコンピュータ16は、バッテリー選択信号16aを
消費済鉛蓄電池221(222,…,2210)に直列に接
続されているサイリスタ201(202,…,2010)に
与えて消費済鉛蓄電池221(222,…,2210)を負
荷32から切り離すと同時に、バッテリー選択信号16
aを未消費の鉛蓄電池221(222,…,2210)に直
列に接続されているサイリスタ201(202,…,20
10)に与えて未消費の鉛蓄電池221(222,…,22
10)を負荷32に接続する放電制御を実行する。
【0073】これにより、マイクロコンピュータ16
は、各鉛蓄電池221(222,…,2210)に接続され
たサイリスタ201(202,…,2010)を個別に開閉
制御することができるようになり、その結果、鉛蓄電池
221(222,…,2210)を個別に放電制御できるよ
うになる。
【0074】放電制御実行時、サイリスタ201(20
2,…,2010)は、バッテリー選択信号16aの論理
レベル(具体的には、論理値L)に応じて、鉛蓄電池2
21(222,…,2210)からの放電電流の供給回路の
開制御又は閉制御を行う機能を有している。
【0075】具体的には、放電制御実行時、サイリスタ
201(202,…,2010)は、バッテリー選択信号1
6aの論理値Lに応じて、鉛蓄電池221(222,…,
2210)からの放電電流の供給回路の開制御を実行し、
また、論理値Hに応じて、鉛蓄電池221(222,…,
2210)からの放電電流の供給回路の閉制御を行ってい
る。
【0076】これにより、マイクロコンピュータ16が
実行するディジタル演算処理の論理レベルに応じて、各
鉛蓄電池221(222,…,2210)に接続されたサイ
リスタ201(202,…,2010)を個別に開閉制御す
ることができるようになり、その結果、鉛蓄電池221
(222,…,2210)を個別に放電制御できるように
なる。
【0077】またマイクロコンピュータ16は、放電制
御実行時、消費済鉛蓄電池221(222,…,2210)
に対応した消費済の電力容量、及び未消費鉛蓄電池22
1(222,…,2210)に対応した未消費の電力容量に
基づいて消費可能な電力容量に対応した情報を有する消
費可能電力容量信号16bを生成する機能を有してい
る。
【0078】このような機能を設けることにより、消費
済の電力容量の情報、及び未消費の電力容量に基づく消
費可能な電力容量の情報を外部に知らせることができる
ようになる。
【0079】更にマイクロコンピュータ16は、放電制
御実行時、消費中の鉛蓄電池221(222,…,221
0)に対応した消費中の電力容量を含めて消費可能電力
容量信号16bを生成するように構成されている。この
ような機能を設けることにより、消費済の電力容量の情
報、未消費の電力容量に基づく消費可能な電力容量の情
報に加えて、消費中の電力容量の情報を外部に知らせる
ことができるようになる。
【0080】以上説明したように、このような放電制御
機能を有するマイクロコンピュータ16を設けることに
より、残存電力レベルに比べて測定が比較的容易な鉛蓄
電池221(222,…,2210)の端子間電圧レベルを
調節し、鉛蓄電池221(222,…,2210)の単一定
格容量又は系列的定格容量を単位とすることにより、消
費済鉛蓄電池221(222,…,2210)を負荷32か
ら切り離し、未消費の鉛蓄電池221(222,…,22
10)を負荷32に接続する放電制御を単一定格容量又は
系列的定格容量を一単位として確実に実行できるように
なるといった効果を奏する。この様な残存電力容量と相
関関係を有する端子間電圧レベルを基準とした放電制御
は、マイクロコンピュータ16が実行するディジタル演
算処理に好適な制御形態である。
【0081】すなわち、端子間電圧レベルを基準として
マイクロコンピュータ16が実行するディジタル演算処
理により、消費済鉛蓄電池221(222,…,2210)
を鉛蓄電池221(222,…,2210)単位として負荷
32から切り離し、未消費の鉛蓄電池221(222,
…,2210)を鉛蓄電池221(222,…,2210)単
位として負荷32に接続するといったディジタル的な放
電制御が確実に実行できるようになる。
【0082】その結果、経験則又は実際の電気自動車の
走行状態の学習効果を用いることなく消費可能な電力容
量又は電気自動車の走行可能距離を端子間電圧レベルを
基準としてマイクロコンピュータ16が実行するディジ
タル演算処理を用いた簡便な装置構成を用いて求めるこ
とができるようになる。またアナログ的な複雑な演算処
理工程が不要となる結果、装置コストを低減できるよう
になる。また、充電時における鉛蓄電池221(222,
…,2210)の充電電流の正確な検出、放電時における
鉛蓄電池221(222,…,2210)の放電電圧及び放
電電流の正確な検出が不要となる結果、装置の調整コス
トや装置コストを低減できるようになる。
【0083】また、端子間電圧レベルを基準としてマイ
クロコンピュータ16が実行するディジタル演算処理を
用いることにより、放電の最終段階における残存電力容
量の確認が充放電特性自体のばらつきの影響を受けるこ
となく実行できるようになる。
【0084】すなわち、端子間電圧レベルを基準として
マイクロコンピュータ16が実行するディジタル演算処
理の結果、個々の鉛蓄電池221(222,…,2210)
の充放電特性自体のばらつきの影響を鉛蓄電池221
(222,…,2210)単位で回避でき、充放電特性自
体のばらつきによる検出誤差を鉛蓄電池221(222,
…,2210)単位で回避でき、消費可能な電力容量又は
電気自動車の走行可能距離を簡便な装置構成を用いて求
めることができるようになる結果、出荷コストや装置コ
ストを低減できるようになる。
【0085】更に、端子間電圧レベルを基準としてマイ
クロコンピュータ16が実行するディジタル演算処理を
用いることにより、残存電力容量の確認が充放電特性自
体の経時変化の影響を受けることなく実行できるように
なる。
【0086】すなわち、端子間電圧レベルを基準として
マイクロコンピュータ16が実行するディジタル演算処
理の結果、個々の鉛蓄電池221(222,…,2210)
の充放電特性自体の経時変化の影響を鉛蓄電池221
(222,…,2210)単位で回避でき、鉛蓄電池221
(222,…,2210)の充放電特性の経時変化による
検出誤差を端子間電圧レベルを基準としてマイクロコン
ピュータ16が実行するディジタル演算処理を用いて鉛
蓄電池221(222,…,2210)単位で回避でき、鉛
蓄電池221(222,…,2210)の充放電特性を検出
する装置に対する定期的な個別調整の頻度を低減できる
ようになる結果、メンテナンスコストや装置コストを低
減できるようになる。
【0087】続いて、充電制御機能について更に詳しく
説明する。マイクロコンピュータ16は、バッテリー選
択信号16aを充電済鉛蓄電池221(222,…,22
10)に直列に接続されているサイリスタ201(202,
…,2010)に与えて充電済鉛蓄電池221(222,
…,2210)を充電器31から切り離すと同時に、バッ
テリー選択信号16aを未充電の鉛蓄電池221(22
2,…,2210)に直列に接続されているサイリスタ2
01(202,…,2010)に与えて未充電の鉛蓄電池2
21(222,…,2210)を充電器31に接続する充電
制御を実行する機能を有している。
【0088】マイクロコンピュータ16は、充電制御
時、サイリスタ201(202,…,2010)をON状態
にして充電器31に接続された鉛蓄電池221(222,
…,2210)の充電中の電力容量を検知し充電中の電力
容量が所定の充電電力レベルまで達した際に鉛蓄電池2
21(222,…,2210)を充電済鉛蓄電池221(2
22,…,2210)と判定し、充電済鉛蓄電池221(2
22,…,2210)を充電器31から切り離し未充電の
鉛蓄電池221(222,…,2210)を充電器31に接
続して充電制御を実行している。
【0089】このような機能を設けることにより、各鉛
蓄電池221(222,…,2210)に対してサイリスタ
201(202,…,2010)を個別に設け且つ充電器3
1に並列に接続する回路構成とすることにより、マイク
ロコンピュータ16は、各鉛蓄電池221(222,…,
2210)に接続されたサイリスタ201(202,…,2
010)を個別に開閉制御することができるようになり、
その結果、未充電の鉛蓄電池221(222,…,221
0)だけに対して個別に充電動作を実行でき、鉛蓄電池
221(222,…,2210)毎の独立した充電制御がで
きるようになる。
【0090】この時、サイリスタ201(202,…,2
010)は、バッテリー選択信号16aの論理レベルに応
じて、鉛蓄電池221(222,…,2210)への充電電
流の供給回路の開制御又は閉制御を行う機能を有してい
る。
【0091】具体的には、サイリスタ201(202,
…,2010)は、バッテリー選択信号16aの論理値H
に応じて、鉛蓄電池221(222,…,2210)への充
電電流の供給回路の開制御を実行し、また、論理値Lに
応じて、供給回路の閉制御を行っている。
【0092】このような機能を設けることにより、バッ
テリー選択信号16aの論理レベルを基準としてマイク
ロコンピュータ16が実行するディジタル演算処理を用
いることにより、マイクロコンピュータ16は、各鉛蓄
電池221(222,…,2210)に接続されたサイリス
タ201(202,…,2010)を端子間電圧レベルの論
理レベルを基準として個別に開閉制御することができる
ようになり、その結果、全鉛蓄電池221(222,…,
2210)を一斉に同時に充電制御することや、消費済の
鉛蓄電池221(222,…,2210)だけに対して個別
に充電動作を実行でき、鉛蓄電池221(222,…,2
210)毎の独立した充電制御ができるようになる。
【0093】またマイクロコンピュータ16は、充電済
鉛蓄電池221(222,…,2210)に対応した充電済
の電力容量、及び未充電鉛蓄電池221(222,…,2
210)に対応した未充電の電力容量に基づいて消費可能
な電力容量に対応した情報16bを有する信号を生成す
る機能を有している。
【0094】このような機能を設けることにより、充電
済の電力容量の情報、及び消費可能な電力容量の情報を
外部に知らせることができるようになる。
【0095】またマイクロコンピュータ16は、消費中
の鉛蓄電池221(222,…,2210)に対応した消費
中の電力容量を含めて消費可能電力容量信号16bを生
成することも可能である。
【0096】これにより、消費中の電力容量を含めた消
費可能電力容量の情報16bを外部に知らせることがで
きるようになる。
【0097】続いて、表示部18を説明する。表示部1
8は、消費可能な電力容量の比率表示、又は総電力容量
に対する比率として既に消費された電力容量をディスプ
レイに表示する表示モードを有している。
【0098】これにより、既に消費された電力容量を百
分率表示できるので、正確な残存電力容量の把握が一目
で可能となり、その結果、運転者に対するマンマシーン
インタフェース性を向上させることができるようにな
る。
【0099】表示部18には、消費可能な電力容量の表
示、消費可能な電力容量に基づく電気自動車の走行可能
距離の表示、又は既に消費された電力容量(単位は[A
h])の表示を選択的に実行するための選択ボタンが設
けてあることが望ましい。
【0100】これにより、電気自動車の走行条件や運転
者の嗜好に合わせて表示する情報の種類を選択できるの
で、運転者に対するマンマシーンインタフェース性を向
上させることができるようになる。
【0101】表示部18は、消費可能電力容量信号16
bに応じて、消費可能な電力容量(単位は[Ah])の
表示又は消費可能な電力容量(単位は[Ah])に基づ
く電気自動車(単位は[km])の走行可能距離の表示
を実行する表示モードを有している。
【0102】この様な表示部18は、表示制御用のプロ
セッサ、管理方法を実行するためのプログラムコードが
保持されているプログラム記憶用のROM、演算記憶用
のRAM、表示用のディスプレイを中心にして構成され
ている。
【0103】また表示部18は、バッテリー電源手段2
0が満充電の際の電力容量である総電力容量(単位は
[Ah])に対する比率(すなわち、百分率、単位は
[%])として消費可能な電力容量をディスプレイに表
示する表示モードを有している。
【0104】本実施形態では、鉛蓄電池221(222,
…,2210)の定格容量を順々に大きくする系列、順々
に小さくする系列、後尾部分の鉛蓄電池221(222,
…,2210)の定格容量を小さくする系列、すなわち、
全ての鉛蓄電池221(222,…,2210)同一の定格
容量でない系列といった等分割の定格容量系列をバッテ
リー電源手段20が用いている場合、表示部18は、定
格容量系列に対応した等分割目盛りの百分率バーグラフ
表示形態を用いることが望ましい。
【0105】ここで、鉛蓄電池221(222,…,22
10)の定格容量を順々に大きくする系列とは、例えば、
第1鉛蓄電池221(222,…,2210)の定格容量を
1単位定格容量、第2鉛蓄電池221(222,…,22
10)の定格容量を1.5単位定格容量、第3鉛蓄電池2
21(222,…,2210)の定格容量を2.0単位定格
容量、第4鉛蓄電池221(222,…,2210)の定格
容量を2.5単位定格容量、…の様に等分割で増加させ
る系列を意味する。また、鉛蓄電池221(222,…,
2210)の定格容量を順々に小さくする系列とは、例え
ば、第1鉛蓄電池221(222,…,2210)の定格容
量を10単位定格容量、第2鉛蓄電池221(222,
…,2210)の定格容量を9.5単位定格容量、第3鉛
蓄電池221(222,…,2210)の定格容量を9.0
単位定格容量、第4鉛蓄電池221(222,…,221
0)の定格容量を8.5単位定格容量、…の様に等分割
で減少させる系列を意味する。
【0106】このような機能を設けることにより、電気
自動車を駆動してバッテリー電源手段20の総定格容量
の放電制御を行う際、消費可能な電力容量又は走行可能
距離の表示形態を、各鉛蓄電池221(222,…,22
10)を単一定格容量又は系列的定格容量を単位とし視認
性に優れたディジタル的な等分割目盛りの%バーグラフ
表示形態とすることができ、特に、不等分割目盛りの%
バーグラフ表示形態を用いた場合、放電の最終段階にお
ける放電容量である残存電力容量の表示の精度を高く設
定することができ、その結果、運転中の運転者が計器類
の表示を見る際の負担を軽減でき、運転者が運転操作に
集中し易くなる。
【0107】また、後尾部分の鉛蓄電池221(222,
…,2210)の定格容量を小さくする系列といった不等
分割の定格容量系列をバッテリー電源手段20が用いて
いる場合、表示部18は、定格容量系列に対応した不等
分割目盛りの百分率バーグラフ表示形態を用いることが
望ましい。
【0108】ここで、不等分割の定格容量系列とは、第
1鉛蓄電池221(222,…,2210)を先頭部分の鉛
蓄電池221(222,…,2210)とし第8鉛蓄電池2
21(222,…,2210)と第9鉛蓄電池221(22
2,…,2210)と第10鉛蓄電池221(222,…,
2210)とで後尾部分の鉛蓄電池221(222,…,2
210)が構成されていると仮定した場合、例えば、第1
鉛蓄電池221(222,…,2210)の定格容量を10
単位定格容量、第2鉛蓄電池221(222,…,221
0)の定格容量を9.5単位定格容量、第3鉛蓄電池2
21(222,…,2210)の定格容量を9.0単位定格
容量、第4鉛蓄電池221(222,…,2210)の定格
容量を8.5,…,第7鉛蓄電池221(222,…,2
210)の定格容量を7.0と0.5単位定格容量きざみ
の等分割で減少させる系列系列とし、第8鉛蓄電池22
1(222,…,2210)の定格容量を6.9、第9鉛蓄
電池221(222,…,2210)の定格容量を6.8、
第10鉛蓄電池221(222,…,2210)の定格容量
を6.7と0.1単位定格容量きざみの等分割で減少さ
せる様な不等分割な系列を意味する。
【0109】このような機能を設けることにより、電気
自動車を駆動してバッテリー電源手段20の総定格容量
の放電制御を行う際、消費可能な電力容量又は走行可能
距離の表示形態を、各鉛蓄電池221(222,…,22
10)を単一定格容量又は系列的定格容量を単位とし視認
性に優れたディジタル的な不等分割目盛りの%バーグラ
フ表示形態とすることができ、特に、不等分割目盛りの
%バーグラフ表示形態を用いた場合、放電の最終段階に
おける放電容量である残存電力容量の表示の精度を高く
設定することができ、その結果、運転中の運転者が計器
類の表示を見る際の負担を更に軽減でき、運転者が運転
操作に更に集中し易くなる。
【0110】以上説明したように、表示部18によれ
ば、電気自動車を駆動してバッテリー電源手段20の総
定格容量の放電制御を行う際、消費可能な電力容量又は
走行可能距離の表示形態を、各鉛蓄電池221(222,
…,2210)を単一定格容量又は系列的定格容量を単位
とし視認性に優れたディジタル的な等分割目盛り又は不
等分割目盛りのバーグラフ表示形態とすることができ、
特に、不等分割目盛りのバーグラフ表示形態を用いた場
合、放電の最終段階における放電容量である残存電力容
量の表示の精度を高く設定することができ、その結果、
運転中の運転者が計器類の表示を見る際の負担を軽減で
き、運転者が運転操作に集中し易くなる。
【0111】以上説明したように、バッテリー充放電監
視手段10によれば、残存電力レベルに比べて測定が比
較的容易な鉛蓄電池221(222,…,2210)の端子
間電圧レベルを検知し、鉛蓄電池221(222,…,2
210)の単一定格容量又は系列的定格容量を単位とする
ことにより、消費済鉛蓄電池221(222,…,221
0)を負荷32から切り離し、未消費の鉛蓄電池221
(222,…,2210)を負荷32に接続する放電制御
を単一定格容量又は系列的定格容量を一単位として確実
に実行できるようになる。この様な残存電力容量と相関
関係を有する端子間電圧レベルを基準とした放電制御
は、バッテリー充放電監視手段10が実行する演算処理
に好適な制御形態である。
【0112】すなわち、端子間電圧レベルを基準として
バッテリー充放電監視手段10が実行する演算処理によ
り、消費済鉛蓄電池221(222,…,2210)を鉛蓄
電池221(222,…,2210)単位として負荷32か
ら切り離し、未消費の鉛蓄電池221(222,…,22
10)を鉛蓄電池221(222,…,2210)単位として
負荷32に接続するといったディジタル的な放電制御が
確実に実行できるようになる。
【0113】その結果、経験則又は実際の電気自動車の
走行状態の学習効果を用いることなく消費可能な電力容
量又は電気自動車の走行可能距離を端子間電圧レベルを
基準としてバッテリー充放電監視手段10が実行する演
算処理を用いた簡便な装置構成を用いて求めることがで
きるようになる。またアナログ的な複雑な演算処理工程
が不要となる結果、装置コストを低減できるようにな
る。また、充電時における鉛蓄電池221(222,…,
2210)の充電電流の正確な検出、放電時における鉛蓄
電池221(222,…,2210)の放電電圧及び放電電
流の正確な検出が不要となる結果、装置の調整コストや
装置コストを低減できるようになる。
【0114】また、端子間電圧レベルを基準としてバッ
テリー充放電監視手段10が実行する演算処理を用いる
ことにより、放電の最終段階における残存電力容量の確
認が充放電特性自体のばらつきの影響を受けることなく
実行できるようになる。
【0115】すなわち、端子間電圧レベルを基準として
バッテリー充放電監視手段10が実行する演算処理の結
果、個々の鉛蓄電池221(222,…,2210)の充放
電特性自体のばらつきの影響を鉛蓄電池221(222,
…,2210)単位で回避でき、充放電特性自体のばらつ
きによる検出誤差を鉛蓄電池221(222,…,221
0)単位で回避でき、消費可能な電力容量又は電気自動
車の走行可能距離を簡便な装置構成を用いて求めること
ができるようになる結果、出荷コストや装置コストを低
減できるようになる。
【0116】更に、端子間電圧レベルを基準としてバッ
テリー充放電監視手段10が実行する演算処理を用いる
ことにより、残存電力容量の確認が充放電特性自体の経
時変化の影響を受けることなく実行できるようになる。
【0117】すなわち、端子間電圧レベルを基準として
バッテリー充放電監視手段10が実行する演算処理の結
果、個々の鉛蓄電池221(222,…,2210)の充放
電特性自体の経時変化の影響を鉛蓄電池221(222,
…,2210)単位で回避でき、鉛蓄電池221(222,
…,2210)の充放電特性の経時変化による検出誤差を
端子間電圧レベルを基準としてバッテリー充放電監視手
段10が実行する演算処理を用いて鉛蓄電池221(2
22,…,2210)単位で回避でき、鉛蓄電池221(2
22,…,2210)の充放電特性を検出する装置に対す
る定期的な個別調整の頻度を低減できるようになる結
果、メンテナンスコストや装置コストを低減できるよう
になる。
【0118】また充電制御機能を設けることにより、各
鉛蓄電池221(222,…,2210)に対してサイリス
タ201(202,…,2010)を個別に設け且つ充電器
31に並列に接続する回路構成とすることにより、マイ
クロコンピュータ16は、各鉛蓄電池221(222,
…,2210)に接続されたサイリスタ201(202,
…,2010)を個別に開閉制御することができるように
なり、その結果、鉛蓄電池221(222,…,2210)
毎の充電制御及び放電制御を独立させて実行できるよう
になる。
【0119】また各鉛蓄電池221(222,…,221
0)に対してサイリスタ201(202,…,2010)を
個別に設け且つ充電器31に並列に接続する回路構成と
することにより、マイクロコンピュータ16は、各鉛蓄
電池221(222,…,2210)に接続されたサイリス
タ201(202,…,2010)を端子間電圧レベルを基
準として個別に開閉制御することができるようになり、
その結果、全鉛蓄電池221(222,…,2210)を一
斉に同時に充電制御することや、消費済の鉛蓄電池22
1(222,…,2210)だけに対して個別に充電動作を
実行でき、鉛蓄電池221(222,…,2210)毎の独
立した充電制御ができるようになる。
【0120】次に、図面に基づき、管理方法の実施形態
を説明する。初めに、管理方法における放電制御の実施
形態を説明する。図2は、図1のバッテリー管理装置3
0に用いられる管理方法における放電制御の実施形態を
説明するためのフローチャートである。
【0121】放電制御を実行するバッテリー充放電監視
工程は、端子間電圧検出工程と制御工程を有する。電力
容量検出部14が実行する端子間電圧検出工程は、放電
制御を実行する場合に、鉛蓄電池221(222,…,2
210)の端子間電圧を検知する工程と、端子間電圧に対
応した情報を有する端子間電圧信号14aを生成する工
程を含んでいる。
【0122】マイクロコンピュータ16が実行する制御
工程は、放電制御を実行する場合に(ステップS1→…
→ステップS12)、端子間電圧信号14aを用いて、
放電電流を供給している鉛蓄電池221(222,…,2
210)の端子間電圧が所定の端子間電圧レベルまで低下
したか否かの判定を実行する工程(ステップS4、ステ
ップS7、…、ステップS10)と、端子間電圧が所定
の端子間電圧レベルまで低下したと判定した際(ステッ
プS4の[不足]、ステップS7の[不足]、…、ステ
ップS10の[不足])に、鉛蓄電池221(222,
…,2210)を消費済鉛蓄電池221(222,…,22
10)と判定してその旨の表示を前述等分割又は不等分割
(フローチャート中では1/10刻みの等分割)の百分
率バーグラフ表示実行する工程(ステップS2、ステッ
プS5、ステップS8、…、ステップS11)と、消費
済鉛蓄電池221(222,…,2210)を負荷32から
切り離す工程と、バッテリー選択信号16aを生成する
工程を含んでいる(ステップS3、ステップS6、…、
ステップS8)。
【0123】制御工程は、バッテリー選択信号16aを
消費済鉛蓄電池221(222,…,2210)に直列に接
続されているサイリスタ201(202,…,2010)に
与えて消費済鉛蓄電池221(222,…,2210)を負
荷32から切り離す工程と、バッテリー選択信号16a
を未消費の鉛蓄電池221(222,…,2210)に直列
に接続されているサイリスタ201(202,…,201
0)に与えて未消費の鉛蓄電池221(222,…,221
0)を負荷32に接続する放電制御を実行する工程を含
んでいる。また制御工程は、消費可能電力容量信号16
bを生成する工程を含んでいる。
【0124】次に、管理方法における充電制御の第1実
施形態を説明する。図3は、図1のバッテリー管理装置
30に用いられる管理方法における充電制御の第1実施
形態を説明するためのフローチャートである。
【0125】バッテリー充放電監視手段10が実行する
バッテリー充放電監視工程は、充電制御工程(ステップ
P1→…→ステップP14)を実行する場合に、充電済
鉛蓄電池221(222,…,2210)に接続されている
サイリスタ201(202,…,2010)をON状態にし
て充電器31に接続する充電制御工程を実行する工程
(ステップP3、ステップP7、…、ステップP11)
を含んでいる。
【0126】また充電制御工程を実行するバッテリー充
放電監視工程は、電力容量検出工程と制御工程を有して
いる。
【0127】電力容量検出手段14が実行する電力容量
検出工程は、充電制御工程を実行する場合に、鉛蓄電池
221(222,…,2210)の端子間電圧を検知する工
程と、端子間電圧に対応した情報を有する端子間電圧信
号14aを生成する工程を含んでいる(ステップP4、
ステップP8、…、ステップP12)。
【0128】マイクロコンピュータ16が実行する制御
工程は、充電制御工程を実行する場合に、端子間電圧信
号14aを用いて、放電電流を供給している鉛蓄電池2
21(222,…,2210)の端子間電圧が所定の端子間
電圧レベルまで達したか否かの判定を実行する工程(ス
テップP4、ステップP8、…、ステップP12)と、
端子間電圧が所定の端子間電圧レベルに達したと判定し
た際に(ステップP4の[満]、ステップP8の
[満]、…、ステップP12の[満])、鉛蓄電池22
1(222,…,2210)を充電済鉛蓄電池221(22
2,…,2210)と判定してその旨の表示を前述等分割
又は不等分割(フローチャート中では1/10刻みの等
分割)の百分率バーグラフ表示実行する工程(ステップ
P2、ステップP5、ステップP9、…、ステップP1
3)と、充電済鉛蓄電池221(222,…,2210)を
充電器31から切り離す工程(ステップP6、ステップ
P10…)と、未充電の鉛蓄電池221(222,…,2
210)を充電器31に接続する充電制御工程を実行する
ためのバッテリー選択信号16aを生成する工程(ステ
ップP3、ステップP7、…、ステップP11)を含ん
でいる。
【0129】次に、管理方法における充電制御の第2実
施形態を説明する。図4は、図1のバッテリー管理装置
30に用いられる管理方法における充電制御の第2実施
形態を説明するためのフローチャートである。
【0130】図4に示す充電制御は、充電制御工程(ス
テップQ1、…、ステップQ6)を実行する場合に、全
サイリスタ201,202,…,2010を同時にターンオ
ン制御する工程(ステップQ2)と、そのときの端子間
電圧信号14aを用いて、全鉛蓄電池221,222,
…,2210の端子間電圧が所定の端子間電圧レベルまで
達したか否かの判定を実行する工程(ステップQ3)
と、全鉛蓄電池221,222,…,2210の端子間電圧
が所定の端子間電圧レベルに達したと判定した際に(ス
テップQ3の[満])、全サイリスタ201,202,
…,2010を同時にターンオフ制御して充電器31から
切り離す工程(ステップQ4)と、バーグラフ表示をリ
セットして初期表示に復帰させる工程(ステップQ5)
を有している。
【0131】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、経験則
又は実際の電気自動車の走行状態の学習効果を用いるこ
となく消費可能な電力容量又は電気自動車の走行可能距
離をバッテリーを一単位としたディジタル演算処理を用
いた簡便な装置構成を用いて求めることができるように
なるといった効果を奏する。またアナログ的な複雑な演
算処理工程が不要となる結果、装置コストを低減できる
ようになるといった効果を奏する。また、充電時におけ
るバッテリーの充電電流の正確な検出、放電時における
バッテリーの放電電圧及び放電電流の正確な検出が不要
となる結果、装置の調整コストや装置コストを低減でき
るようになるといった効果を奏する。
【0132】また、駆動充電スタンドで電気自動車のバ
ッテリー電源手段の充電を行う際、バッテリー電源手段
の総定格容量の充電状態の表示形態を、各バッテリーを
予め定められた定格容量を単位とし視認性に優れたディ
ジタル的なバーグラフ表示形態とすることができ、その
結果、バッテリー電源手段の充電状況を運転者やスタン
ドの店員が確認しやすくなるといった効果を奏する。
【0133】また、同様の主旨で、電気自動車を駆動し
てバッテリー電源手段の総定格容量の放電制御を行う
際、バッテリー電源手段の総定格容量の放電状態の表示
形態を、各バッテリーを予め定められた定格容量を単位
とし視認性に優れたディジタル的なバーグラフ表示形態
とすることができ、その結果、運転中の運転者が計器類
の表示を見る際の負担を軽減でき、運転者が運転操作に
集中し易くなるといった効果を奏する。
【0134】また、バッテリーを一単位としたディジタ
ル演算処理を用いることにより、消費済バッテリーをバ
ッテリー単位で負荷から切り離し、未消費のバッテリー
をバッテリー単位で負荷に接続することが充放電特性自
体のばらつきの影響を受けることなく実行できるように
なるといった効果を奏する。
【0135】すなわち、バッテリーを一単位としたディ
ジタル演算処理の結果、個々のバッテリーの充放電特性
自体のばらつきの影響をバッテリー単位で回避でき、充
放電特性自体のばらつきによる検出誤差を回避でき、消
費可能な電力容量又は電気自動車の走行可能距離を簡便
な装置構成を用いて求めることができるようになる結
果、出荷コストや装置コストを低減できるようになると
いった効果を奏する。
【0136】更に、バッテリーを一単位としたディジタ
ル演算処理を用いることにより、消費済バッテリーをバ
ッテリー単位で負荷から切り離し、未消費のバッテリー
をバッテリー単位で負荷に接続することが充放電特性自
体の経時変化の影響を受けることなく実行できるように
なるといった効果を奏する。
【0137】すなわち、バッテリーを一単位としたディ
ジタル演算処理の結果、個々のバッテリーの充放電特性
自体の経時変化の影響をバッテリー単位で回避でき、バ
ッテリーの充放電特性の経時変化による検出誤差をバッ
テリーを一単位としたディジタル演算処理を用いて回避
でき、バッテリーの充放電特性を検出する装置に対する
定期的な個別調整の頻度を低減できるようになる結果、
メンテナンスコストや装置コストを低減できるようにな
るといった効果を奏する。
【0138】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
記載の発明の効果に加えて、経験則又は実際の電気自動
車の走行状態の学習効果を用いることなく消費可能な電
力容量又は電気自動車の走行可能距離を単一定格容量又
は系列的定格容量を一単位としたディジタル演算処理を
用いた簡便な装置構成を用いて求めることができるよう
になるといった効果を奏する。
【0139】また、同様の主旨で、電気自動車を駆動し
てバッテリー電源手段の総定格容量の放電制御を行う
際、バッテリー電源手段の総定格容量の放電状態の表示
形態を、各バッテリーを単一定格容量又は系列的定格容
量を単位とし視認性に優れたディジタル的な等分割目盛
り又は不等分割目盛りのバーグラフ表示形態とすること
ができ、特に、不等分割目盛りのバーグラフ表示形態を
用いた場合、放電の最終段階における放電容量である残
存電力容量の表示の精度を高く設定することができ、そ
の結果、運転中の運転者が計器類の表示を見る際の負担
を軽減でき、運転者が運転操作に集中し易くなるといっ
た効果を奏する。
【0140】また、単一定格容量又は系列的定格容量を
一単位としたディジタル演算処理を用いることにより、
放電の最終段階における残存電力容量の確認が充放電特
性自体のばらつきの影響を受けることなく実行できるよ
うになるといった効果を奏する。
【0141】すなわち、単一定格容量又は系列的定格容
量を一単位としたディジタル演算処理の結果、個々のバ
ッテリーの充放電特性自体のばらつきの影響をバッテリ
ー単位で回避でき、充放電特性自体のばらつきによる検
出誤差をバッテリー単位で回避でき、消費可能な電力容
量又は電気自動車の走行可能距離を簡便な装置構成を用
いて求めることができるようになる結果、出荷コストや
装置コストを低減できるようになるといった効果を奏す
る。
【0142】更に、単一定格容量又は系列的定格容量を
一単位としたディジタル演算処理を用いることにより、
残存電力容量の確認が充放電特性自体の経時変化の影響
を受けることなく実行できるようになるといった効果を
奏する。
【0143】すなわち、単一定格容量又は系列的定格容
量を一単位としたディジタル演算処理の結果、個々のバ
ッテリーの充放電特性自体の経時変化の影響をバッテリ
ー単位で回避でき、バッテリーの充放電特性の経時変化
による検出誤差を単一定格容量又は系列的定格容量を一
単位としたディジタル演算処理を用いてバッテリー単位
で回避でき、バッテリーの充放電特性を検出する装置に
対する定期的な個別調整の頻度を低減できるようになる
結果、メンテナンスコストや装置コストを低減できるよ
うになるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバッテリー管理装置を説明するための
回路図である。
【図2】図1のバッテリー管理装置に用いられる管理方
法における放電制御の実施形態を説明するためのフロー
チャートである。
【図3】図1のバッテリー管理装置に用いられる管理方
法における充電制御の第1実施形態を説明するためのフ
ローチャートである。
【図4】図1のバッテリー管理装置に用いられる管理方
法における充電制御の第2実施形態を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 バッテリー充放電監視手
段 20 バッテリー電源手段 201,202,…,2010 リレー(スイッチング手
段) 221,222,…,2210 バッテリー 30 バッテリー管理装置 32 負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CA03 CB12 CB31 CC06 CC12 CC23 CC27 CC28 CD04 CD06 CE08 5G003 AA01 BA04 CA14 CC02 DA07 DA14 DA18 EA05 EA06 EA09 FA06 GA01 GA02 GC05 5G015 JA05 JA08 JA09 JA34 JA42 JA56 JA59 KA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気自動車を駆動する動力エネルギー源
    として充放電可能な2次電池であるバッテリーの充電動
    作時又は放電動作時の残存する電力容量を管理するバッ
    テリー管理装置であって、 所定の定格容量を有し負荷に並列接続された複数のバッ
    テリーと、前記各バッテリーと負荷との間に直列接続さ
    れた状態で当該バッテリーの各々に設けられ当該各バッ
    テリーへの充電電流の供給回路の開閉又は当該各バッテ
    リーからの放電電流の供給回路の開閉を行うための複数
    のスイッチング手段を備えたバッテリー電源手段を有す
    ることを特徴とするバッテリー管理装置。
  2. 【請求項2】 前記バッテリー電源手段に設けられてい
    る前記スイッチング手段を閉状態にして当該スイッチン
    グ手段に直列に接続されているバッテリーからの放電電
    流の負荷への供給の放電制御を実行する場合に、前記ス
    イッチング手段を閉状態にしてバッテリーの残存電力容
    量を検知し当該残存電力容量が所定の残存電力レベルに
    達した際に当該バッテリーを消費済バッテリーと判定
    し、当該消費済バッテリーを負荷から切り離し未消費の
    バッテリーを負荷に接続する放電制御を実行するバッテ
    リー充放電監視手段を有することを特徴とする請求項1
    記載のバッテリー管理装置。
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