JP2000234695A - 流体の脈動低減装置 - Google Patents

流体の脈動低減装置

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JP2000234695A
JP2000234695A JP11039114A JP3911499A JP2000234695A JP 2000234695 A JP2000234695 A JP 2000234695A JP 11039114 A JP11039114 A JP 11039114A JP 3911499 A JP3911499 A JP 3911499A JP 2000234695 A JP2000234695 A JP 2000234695A
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pulsation
cylinder
inner cylinder
annular volume
fluid
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JP11039114A
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English (en)
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Toki So
東輝 曹
Yukihiro Motosawa
幸裕 本澤
Haruo Kokubu
晴雄 国分
Kazumasa Yuasa
一正 湯浅
Shigetaka Nakamura
重孝 中村
Tetsuya Sakairi
哲也 坂入
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/04Devices damping pulsations or vibrations in fluids

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の周波数の脈動を減衰させると共に、装
置全体を小型化する。 【解決手段】 管路3の途中に内筒体11を接続する。
また、内筒体11の外周側には両端側が閉塞板15によ
って閉塞された外筒体14を設ける。そして、内筒体1
1と外筒体14との間には中間筒体16を設け、この中
間筒体16によって2つの環状容積室18,19を画成
する。また、内筒体11の周方向には2個の内筒連通路
13を設け、中間筒体16の周方向には2個の中間連通
路17を設ける。これにより、内筒連通路13内の作動
油と第1の環状容積室18内の作動油によって第1の周
波数の脈動を低減し、中間連通路17内の作動油と第2
の環状容積19内の作動油によって第2の周波数の脈動
を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ポン
プ、空圧ポンプ、制御弁等に付設され、または油圧配
管、空圧配管等の管路(以下、油圧ポンプ、空圧ポン
プ、制御弁、管路等を総称して流体機器という)に設け
られ、これら流体機器に生じる流体の脈動を低減させる
のに用いて好適な流体の脈動低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等
の建設機械では、流体としての作動油を圧送する管路が
設けられ、該管路には油圧源としての油圧ポンプが接続
されている。しかし、油圧ポンプから吐出される圧油に
は、該油圧ポンプのピストンの往復動等に伴い圧力が変
動する圧油の脈動が発生しやすい。そこで、油圧ポンプ
の吐出側には、圧油の脈動を減少させるために流体の脈
動低減装置が設けられている。
【0003】そこで、従来技術による脈動低減装置を、
図7および図8に基づき説明する。図中、1はエンジン
等の駆動源(図示せず)によって駆動される油圧ポンプ
を示し、該油圧ポンプ1はタンク2内の作動油を吸込
み、圧油を圧送する管路3、制御弁4を介して油圧シリ
ンダ等のアクチュエータ5に圧油を供給している。
【0004】6は管路3の途中位置から分岐して設けら
れたサイドブランチで、該サイドブランチ6は始端側が
管路3に開口して接続され、終端側が閉塞されている。
そして、サイドブランチ6の長さ寸法L0 は、管路3内
の音速cと低減させるべき圧油の脈動の周波数F0 との
間に後述の数1の関係が成立している。
【0005】
【数1】
【0006】従来技術による流体の脈動低減装置は、上
述の如き構成を有するもので、油圧ポンプ1が駆動する
と、管路3内を圧送される圧油の流量が増減する。そし
て、圧油の流量が増減するときには、管路3内の圧油の
圧力が変動し、圧油の脈動が発生する。このような圧油
の脈動は管路3内を伝播すると共に、制御弁4に伝播
し、管路3または制御弁4を支持する構造物を振動させ
ることによって騒音を発生させることになる。
【0007】このとき、管路3内を伝播する圧油の脈動
がサイドブランチ6内に進入したときに、サイドブラン
チ6の終端側が閉塞されているから、サイドブランチ6
内に進入した圧油の脈動はサイドブランチ6の終端側で
反射され、管路3内に再び合流することになる。
【0008】ここで、油圧ポンプ1による圧油の脈動
は、一般に基本周波数成分とその高調波成分とからなる
ことが知られているため、前記周波数F0 が圧油の脈動
の基本周波数と一致するようにサイドブランチ6の長さ
寸法L0 は設定されている。
【0009】このため、周波数F0 で変動する圧油の脈
動が管路3内を伝播するときには、管路3内を伝播する
圧油の脈動とサイドブランチ6からの反射した圧油の脈
動との位相が管路3内で180度反転し、これら2つの
脈動が干渉することによって、管路3内の圧油の脈動が
低減されることになる。
【0010】このように、圧油の脈動の周波数と脈動低
減率との間には図8に示すような関係があり、特定の周
波数F0 とその奇数倍の周波数3F0 ,5F0 ,…の圧
油の脈動に対して大きな脈動減衰率を得ることができる
ものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、油圧ポンプ1による圧油の脈動の基本周波
数となる周波数F0 に対応してサイドブランチ6の長さ
寸法L0 を予め設定することにより、サイドブランチ6
による脈動低減率がこの周波数F0 で最大となり、圧油
の脈動はサイドブランチ6によって効率よく減衰される
ものである。
【0012】しかし、従来技術による脈動低減装置で
は、サイドブランチ6の長さ寸法L0が対応した周波数
F0 とその奇数倍3F0 ,5F0 ,…の周波数の脈動は
減衰できるものの、他の周波数の脈動に対しては図8に
示すように脈動低減率が小さいために脈動を十分に減衰
することができないから、例えば周波数F0 の倍の周波
数2F0 の脈動は低減することができないという問題が
ある。また、油圧ポンプ1の駆動回転数が変化するとき
にも、脈動の周波数が変化するため、脈動を低減できな
くなる。
【0013】また、油圧ショベル等の建設機械の場合に
は、例えば油中の音速cは1500m/s、脈動の周波
数F0 は230Hz程度であるため、サイドブランチ6
の長さ寸法L0 は1.6m程度となり、比較的長くなる
傾向がある。このため、このような比較的長いサイドブ
ランチ6を収容するために余分な空間が必要になるとい
う問題がある。
【0014】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、複数の周波数の脈動を
減衰することができる小型の流体の脈動低減装置を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1の発明が採用する構成は、流体を圧送す
る流体通路となった内筒体と、該内筒体の外周側に設け
られた外筒体と、前記内筒体と外筒体との間に位置して
一重または多重に設けられた中間筒体と、前記内筒体と
外筒体との間で前記中間筒体によって形成された環状容
積室と、前記内筒体に設けられ前記流体通路と最内周側
の環状容積室とを連通する内筒連通路と、前記中間筒体
に設けられ前記中間筒体の内周側に位置する環状容積室
と外周側に位置する環状容積室とを連通する中間連通路
とによって構成したことにある。
【0016】このように構成したことにより、内筒連通
路、中間連通路内に充填された流体は、予め決められた
所定の周波数で変動する流体の脈動に伴い、一体となっ
て各連通路内で径方向に往復運動する質量を構成する。
このとき、各連通路内の質量が外側に移動するときに
は、環状容積室に充填された流体がその弾性によって収
縮する。各連通路内の質量が内側に移動するときには、
環状容積室に充填された流体がその弾性によって膨張す
る。これにより、予め決められた周波数での圧力の変動
を抑制し、流体の脈動を減衰させることができる。ま
た、中間連通路によって内周側に位置する環状容積室と
外周側に位置する環状容積室と連通するから、流体通路
に対して複数の環状容積室を直列接続することができ、
複数の周波数で振動する流体の脈動を減衰させることが
できる。
【0017】また、請求項2の発明は、内筒体、外筒
体、中間筒体を同軸に配置したことにある。
【0018】これにより、内筒体、外筒体、中間筒体を
軸中心に対して対称形状とすることができ、脈動低減装
置の形状を簡略化することができる。
【0019】また、請求項3の発明は、内筒連通路を内
筒体の周方向に複数個設けたことにある。
【0020】これにより、各内筒連通路内の流体はそれ
ぞれ一体となって往復運動する質量を構成すると共に、
該各質量は流体通路を圧送される流体の脈動に伴って同
期しつつ各内筒連通路内で内側、外側に移動する。この
ため、複数の内筒連通路によって、脈動が低減可能な一
の周波数を設定することができる。
【0021】また、請求項4の発明は、内筒連通路を内
筒体の周方向に複数個設けると共に、中間連通路を中間
筒体の周方向に複数個設け、中間連通路と内筒連通路と
はほぼ同一の平面上に位置する構成としたことにある。
【0022】これにより、各内筒連通路内の流体はそれ
ぞれ一体となって往復運動する質量を構成すると共に、
該各質量は流体通路を圧送される流体の脈動に伴って同
期しつつ各内筒連通路内で内側、外側に移動する。ま
た、各中間連通路内の流体もそれぞれ一体となって往復
運動する質量を構成すると共に、該各質量は流体通路内
の流体の脈動に伴って同期しつつ各中間連通路で内側、
外側に移動する。このため、複数の内筒連通路によって
脈動が低減可能な一の周波数を設定できると共に、複数
の中間連通路によって脈動が低減可能な他の周波数を設
定することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
流体の脈動低減装置を油圧回路に適用した場合を例に挙
げ、図1ないし図6に基づいて詳細に説明する。なお、
本実施の形態では、前記従来技術と同一の構成要素に同
一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0024】図中、10は管路3の途中に接続された脈
動低減装置で、該脈動低減装置10は、後述の内筒体1
1、外筒体14、中間筒体16等によって構成され、略
3重筒状に形成されている。
【0025】11は管路3の途中に接続された内筒体
で、該内筒体11内は、作動油を圧送する油通路12と
なっている。そして、内筒体11は、径方向に内径寸法
a0 、外径寸法a1 をもった略円筒状に形成され、その
内径寸法a0 は管路3の内径寸法とほぼ同じ値に設定さ
れている。また、内筒体11は、後述の外筒体14、中
間筒体16とほぼ同じ軸方向の長さ寸法d0 を有してい
る。
【0026】13,13は内筒体11の円周方向に約1
80度対向して2個設けられた内筒連通路で、該各内筒
連通路13は、内筒体11の長さ方向に対してほぼ同じ
位置に配設されている。このため、各内筒連通路13
は、内筒体11の長さ方向の中間位置に貫通して穿設さ
れると共に、径方向に対して対称位置に配設されてい
る。また、内筒連通路13は、略円形状に開口し、その
内径寸法d1 は内筒体11の内径寸法a0 よりも小さい
値に設定されている。そして、内筒連通路13は、油通
路となる内筒体11内と後述する最内周側の環状容積室
18とを連通している。また、内筒連通路13内の空間
は第1の質量室A1 を形成し、該質量室A1内には作動
油が充填されている。また、内筒連通路13は、内筒体
11の厚さ寸法と同じ長さ寸法L1 を有し、該長さ寸法
L1 は、以下の数2に示すように内筒体11の外形寸法
a1 と内径寸法a0 との差のほぼ半分程度の値に設定さ
れている。
【0027】
【数2】
【0028】14は内筒体11、後述する中間筒体16
の外周側に設けられた外筒体で、該外筒体14は、内筒
体11とほぼ同軸の円筒状に形成されると共に、内径寸
法a2 、外径寸法a3 を有している。また、外筒体14
の軸方向両端側は、内筒体14の外周面から径方向外側
に向かって延びる略円板状の閉塞板15によって閉塞さ
れている。これにより、内筒体11と外筒体14との間
には密閉空間が画成されている。
【0029】16は内筒体11と外筒体14との間に設
けられた中間筒体で、該中間筒体16は、内筒体11、
外筒体14とほぼ同軸の円筒状に形成されると共に、内
径寸法a4 、外径寸法a5 を有している。そして、中間
筒体16は、その軸方向両端側が閉塞板15によって閉
塞されることにより、内筒体11と外筒体14との間に
後述する第1,第2の環状容積室18,19を画成して
いる。
【0030】17,17は中間筒体16の円周方向に1
80度対向して2個設けられた中間連通路で、該各中間
連通路17は、中間筒体16の長さ方向の中間位置に貫
通して穿設されている。また、各中間連通路17は、径
方向に対して対称位置に配設されると共に、内筒体11
の内筒連通路13と径方向にほぼ直線状に並び、2個の
内筒連通路13とほぼ同一の平面上に設けられている。
【0031】また、中間連通路17は、略円形状に開口
し、中間筒体16の内周側に位置する環状容積室18と
外周側に位置する環状容積室19とを連通している。ま
た、中間連通路17内の空間は第2の質量室A2 を形成
し、該質量室A2 内には作動油が充填されている。そし
て、中間連通路17は、中間筒体16の厚さ寸法と同じ
長さ寸法L3 を有し、該長さ寸法L3 は、以下の数3に
示すように中間筒体16の外形寸法a5 と内径寸法a4
との差のほぼ半分程度の値に設定されている。なお、中
間連通路17の内径寸法d3 は、例えば内筒連通路13
の内径寸法d1よりも小さい値に設定されている。
【0032】
【数3】
【0033】18は内筒体11と中間筒体16との間に
画成された第1の環状容積室、19は外筒体14と中間
筒体16との間に画成された第2の環状容積室をそれぞ
れ示し、2つの環状容積室18,19内には作動油が充
填されている。そして、内周側の環状容積室18と油通
路12とは内筒連通路13によって連通し、内周側の環
状容積室18と外周側の環状容積室19とは中間連通路
17によって連通している。
【0034】また、第1の環状容積室18は、内筒体1
1と中間筒体16との間に画成されるから、以下の数4
に示すように内筒体11の外径寸法a1 と中間筒体16
の内径寸法a4 とによって決まる径方向の長さ寸法L2
を有している。
【0035】
【数4】
【0036】一方、第2の環状容積室19は、外筒体1
4と中間筒体16との間に画成されるから、以下の数5
に示すように外筒体14の内径寸法a2 と中間筒体16
の外径寸法a5 とによって決まる径方向の長さ寸法L4
を有している。
【0037】
【数5】
【0038】また、第1の環状容積室18は軸方向の長
さ寸法d2 を有し、第2の環状容積室19は軸方向の長
さ寸法d4 を有するものの、これらの長さ寸法d2 ,d
4 はほぼ内筒体11、外筒体14、中間筒体16の長さ
寸法d0 と同じ値に設定されている。
【0039】本実施の形態による脈動低減装置10は上
述の如き構成を有するもので、次にその作用について図
4を参照しつつ説明する。
【0040】まず、油圧ポンプ1が駆動すると、管路3
内を圧送される圧油の流量が増減する。そして、圧油の
流量が増減するときには、管路3内の圧油の圧力が変動
し、圧油の脈動が発生する。このような圧油の脈動は管
路3内を伝播し、油通路12となった内筒体11内に達
すると共に、その一部が2個の内筒連通路13を介して
内筒体11と中間筒体16との間の第1の環状容積室1
8内に伝播する。また、環状容積室18内に伝播した圧
油の脈動は、その一部が2個の中間連通路17を介して
中間筒体16と外筒体14との間の第2の環状容積室1
9内に伝播する。
【0041】このとき、第1の質量室A1 内の作動油
は、圧油の流量の変動に伴い一体となって内筒連通路1
3内を往復運動する。また、2つの質量室A1 内の作動
油は、内筒連通路13が内筒体11の長さ方向に対して
ほぼ同じ位置に設けられているから、ほぼ同期した状態
で内側、外側に向けて移動する。このため、2つの質量
室A1 内の作動油を合計した作動油が、運動のエネルギ
を蓄える第1の質量m1を構成している。
【0042】また、第1の環状容積室18内に充填され
た作動油は、管路3内の圧油の脈動によって作動油の弾
性分だけ第1の環状容積室18内で膨張、収縮する。こ
のため、第1の環状容積室18内の作動油は、第1の質
量m1 の位置のエネルギを蓄える第1の容量C1 を構成
している。
【0043】そして、該容量C1 は質量m1 を支えるば
ねに相当するから、内筒体11の長さ寸法d0 ,内径寸
法a0 ,外径寸法a1 、中間筒体16の長さ寸法d0 ,
内径寸法a4 、内筒連通路13の内径寸法d1 を設定す
ることによって、例えば230Hz 程度の周波数F1 で
の圧油の脈動を低減することができる。
【0044】すなわち、第1の周波数F1 で振動する圧
油の脈動が管路3内に発生したときには、圧油の流量の
変動に伴って、2個の内筒連通路13内の作動油からな
る第1の質量m1 が内筒連通路13内で往復運動するこ
とになる。このとき、第1の質量m1 が内筒連通路13
から外側となる第1の環状容積室18に向けて移動する
ときには、第1の環状容積室18内に充填された作動油
がその弾性によって収縮する。
【0045】一方、第1の質量m1 が内筒連通路13か
ら内側に向けて移動するときには、第1の環状容積室1
8内に充填された作動油がその弾性によって膨張する。
これにより、容量C1 は質量m1 を内筒連通路13内で
弾性的に支持することができるから、管路3内の圧力の
変動を抑制することができ、周波数F1 で変動する圧油
の脈動を減衰させることができる。
【0046】一方、第2の質量室A2 内の作動油は、圧
油の流量の変動に伴い一体となって中間連通路17内を
往復運動する。また、2つの質量室A2 内の作動油は、
中間連通路17が内側連通路13とほぼ同一の平面上に
位置して設けられているから、圧油の脈動にほぼ同期し
た状態で内側、外側に向けて移動する。このため、2つ
の質量室A2 内の作動油を合計した作動油が、運動のエ
ネルギを蓄える第2の質量m2 を構成している。
【0047】また、第2の環状容積室19に充填された
作動油は、管路3内の圧油の脈動によって作動油の弾性
分だけ第2の環状容積室19内で膨張、収縮する。この
ため、第2の環状容積室19内の作動油は前記第2の質
量m2 の位置のエネルギを蓄える第2の容量C2 を構成
している。
【0048】そして、該容量C2 は質量m2 を支えるば
ねに相当するから、中間筒体16の長さ寸法d0 ,内径
寸法a4 ,外径寸法a5 、外筒体14の長さ寸法d0 ,
内径寸法a2 、中間連通路17の内径寸法d3 を設定す
ることによって、例えば460Hz 程度の周波数F2 で
の圧油の脈動を低減することができる。
【0049】すなわち、第2の周波数F2 で振動する圧
油の脈動が管路3内に発生したときには、圧油の流量の
変動に伴って、第2の質量m2 が中間連通路17内で往
復運動することになる。このとき、第2の質量m2 が中
間連通路17から外側となる第2の環状容積室19に向
けて移動するときには、第2の環状容積室19内に充填
された作動油がその弾性によって収縮する。一方、第2
の質量m2 が中間連通路17から内側となる第1の環状
容積室18に向けて移動するときには、第2の環状容積
室19内に充填された作動油がその弾性によって膨張す
る。これにより、容量C2 は質量m2 を中間連通路17
内で弾性的に支持することができるから、管路3内の圧
力の変動を抑制することができ、周波数F2 で変動する
圧油の脈動を減衰させることができる。
【0050】次に、本実施の形態による脈動低減装置に
よる効果について図3ないし図5を参照しつつ述べる。
ここで、脈動低減装置10の入力側(油圧ポンプ1側)
の圧力脈動Pin(S)、流量脈動Qin(S)と出力側
(アクチュエータ5側)の圧力脈動Pout(S) 、流量脈
動Qout(S) との間には、以下に示す数6のような関係
がある。
【0051】
【数6】 但し、s:ラプラス演算子
【0052】ここで、T(s)は内筒体11内となる油
通路12での伝達マトリックスを示し、該伝達マトリッ
クスT(s)の各要素T11〜T22は、内筒連通路13の
入口インピーダンスZr(s) を用いて以下の数7のよう
に表わすことができる。
【0053】
【数7】
【0054】また、脈動低減装置10内の内筒連通路1
3,環状容積室18,中間連通路17,環状容積室19
の圧力脈動P1(S) ,P2(S) ,P3(S) ,P4(S) 、
流量脈動Q1(S) ,Q2(S) ,Q3(S) ,Q4(S) 間に
は、以下に示す数8の関係がある。ここで、2つの内筒
連通路13内の圧油の脈動は同期しているから、1つの
圧力脈動P1(S) 、流量脈動Q1(S) として表すことが
できる。また、2つの中間連通路17内の圧油の脈動は
同期しているから、1つの圧力脈動P3(S) 、流量脈動
Q3(S) として表すことができる。
【0055】
【数8】 但し、m =1,2,3,4
【0056】ここで、Jm(s) (J1(s) ,J2(s) ,
3(s) ,J4(s) )は隣合う内筒連通路13,環状容
積室18,中間連通路17,環状容積室19の伝達マト
リックスを示し、該伝達マトリックスJm(s) の各要素
m11 〜Jm22 は、内筒連通路13,環状容積室18,
中間連通路17,環状容積室19の特性インピーダンス
Zm(s) (Z1(s) ,Z2(s) ,Z3(s) ,Z4(s) )
を用いて以下の数9のように表わすことができる。
【0057】
【数9】
【0058】そして、内筒連通路13,環状容積室1
8,中間連通路17,環状容積室19の特性インピーダ
ンスZm(s) は、流体の密度ρ、内筒連通路13,環状
容積室18,中間連通路17,環状容積室19内の流体
中の音速Cm (C1 ,C2 ,C3 ,C4 )、寸法dm
(d1 ,d2 ,d3 ,d4 )を用いて以下の数10のよ
うに表わすことができる。
【0059】
【数10】
【0060】ここで、ξm(s) は内筒連通路13,環状
容積室18,中間連通路17,環状容積室19内の流体
の粘性抵抗を示す係数で、該係数ξm(s) は流体の動粘
度νを用いて以下の数11のように表わすことができ
る。
【0061】
【数11】
【0062】そして、内筒連通路13の入口インピーダ
ンスZr(s) と内筒連通路13の油通路12側開口部の
圧力脈動P1(s) および流動脈動Q1(s) との間には以
下に示す数12の関係が成立する。
【0063】
【数12】
【0064】一方、内筒連通路13での特性インピーダ
ンスZt(s) は、流体の密度ρ、内筒連通路13での流
体中の音速Ct 、内筒連通路13の内径寸法d1 を用い
て以下の数13のように表わすことができる。
【0065】
【数13】
【0066】ここで、ξt(s) は内筒連通路13におけ
る流体の粘性抵抗を示す係数で、該係数ξt(s) は流体
の動粘度νを用いて以下の数14のように表わすことが
できる。
【0067】
【数14】
【0068】このとき、周波数Fで脈動する圧油の透過
損失TLは、内筒体11の入力側の圧力脈動Pin
(S)、流量脈動Qin(S)と出力側の圧力脈動Pout
(S) 、流量脈動Qout(S) を用いて以下の数15のよ
うに示される。
【0069】
【数15】
【0070】そして、図5は周波数Fと透過損失TLと
の関係を示し、図5中の特性線20が示すように、第1
の周波数F1 と第2の周波数F2 との圧油の脈動に対し
て大きな透過損失TLを示している。このため、脈動低
減装置10は、異なる2つの周波数F1 ,F2 で変動す
る圧油の脈動を低減させることができ、例えば基本とな
る周波数F1 で振動する圧油の脈動を低減しつつ、その
第2高調波となる周波数F2 で振動する圧油の脈動をも
確実に減衰させることができる。
【0071】このように、第1,第2の質量室A1 ,A
2 の内径寸法d1 ,d3 、長さ寸法L1 ,L3 、第1,
第2の環状容積室18,19の長さ寸法d2 ,d4 ,L
2 ,L4 を数6〜14の関係を満たす範囲で適宜設定
し、内筒体11,中間筒体16,外筒体14の内径寸法
a0 ,a4 ,a2 、外形寸法a1 ,a5 ,a3 、長さ寸
法d0 、内筒連通路13、中間連通路17の内径寸法d
1 ,d3 を決定することによって、2つの周波数での圧
油の脈動を効率的に低減できるものである。
【0072】かくして、本実施の形態では、内筒体1
1、外筒体14、中間筒体16によって2つの環状容積
室18,19を形成する共に、内筒連通路13、中間連
通路17によって油通路12内の圧油の脈動を2つの環
状容積室18,19に導く構成としたから、油通路12
内で流量の変動が生じたときに、第1の環状容積室18
内に充填された作動油がその弾性によって膨張、収縮す
ると共に、第2の環状容積室19内に充填された作動油
がその弾性によって膨張、収縮する。これにより、管路
3内の圧力の変動を抑制し、圧油の脈動を低減すること
ができる。
【0073】また、2つの環状容積室18,19を直列
に接続したから、予め決められた第1の周波数F1 で管
路3内の圧油の流量が変動するときに、第1の環状容積
室18、第1の質量室A1 によって周波数F1 の圧力の
変動を抑制することができ、周波数F1 で変動する圧油
の脈動を減衰させることができる。また、予め決められ
た第2の周波数F2 で管路3内の圧油の流量が変動する
ときに、第2の環状容積室19、第2の質量室A2 によ
って周波数F2 の圧力の変動を抑制することができ、周
波数F2 で変動する圧油の脈動を減衰させることができ
る。このため、第1,第2の質量室A1 ,A2 、第1,
第2の環状容積室18,19を適宜設定することによっ
て、異なる2つの周波数で変動する圧油の脈動を効率的
に低減することができる。
【0074】一方、脈動低減装置10を内筒体11、外
筒体14、中間筒体16によって同軸の3重筒状に形成
したから、第1,第2の環状容積室18,19をコンパ
クトに形成でき、従来技術に比べて脈動低減装置10全
体の長さ寸法を短くすることができる。このため、従来
技術に比べて余計な空間を必要とすることがなくなり、
管路3が比較的狭い場所に配設されているときでも容易
に脈動低減装置10を適用することができる。
【0075】また、内筒体11の周方向に2個の内筒連
通路13を設けたから、各内筒連通路13内の作動油は
管路3内の圧油の脈動に伴い同期しつつ内側、外側に移
動する。このため、2個の内筒連通路13内の作動油に
よって、脈動が低減可能な第1の周波数F1 を設定する
ことができるから、内筒連通路13の内径寸法d1 の大
きさが制限される場合であっても、内筒連通路13の数
を増減させることによって周波数F1 を設定することが
でき、周波数F1 の設定自由度を増加させることができ
る。
【0076】さらに、中間筒体16の周方向に2個の中
間連通路17を設けると共に、中間連通路17は内筒連
通路13とほぼ同一の平面上に位置して設けたから、各
中間連通路17内の作動油は管路3内の圧油の脈動に伴
い同期しつつ内側、外側に移動する。このため、2個の
中間連通路17内の作動油によって、脈動が低減可能な
第2の周波数F2 を設定することができる。
【0077】なお、本実施の形態では、内筒体11と外
筒体14との間に単一の中間筒体16を設けることによ
って3重筒を形成し、2個の環状容積室18,19を画
成するものとしたが、本発明はこれに限らず、図6に示
す変形例のように内筒体11と外筒体14との間に2個
の中間筒体21,22を設けることによって4重筒を形
成し、中間筒体21,22に中間連通路23,24を穿
設すると共に、3個の環状容積室25,26,27を画
成してもよい。また、n個の中間筒体を設けることによ
って、(n+1)個の環状容積室を画成してもよい。こ
のように構成した場合には、3個以上の周波数で振動す
る圧油の脈動を低減することができる。
【0078】また、本実施の形態では、脈動低減装置1
0を管路3の途中に設ける構成としたが、本発明はこれ
に限らず、例えば脈動低減装置10を油圧ポンプ1に付
設し、または油圧ポンプ1に一体的に組み込む構成とし
てもよい。この場合、内筒体11の一端側を油圧ポンプ
1の吐出口に接続し、他端側を管路3に接続する。
【0079】また、本実施の形態では、内筒連通路13
と中間連通路17とは径方向にほぼ直線状に並んで配置
する構成としたが、本発明はこれに限らず、例えば内筒
連通路13と中間連通路17とを長さ方向に対して位置
ずれして設けてもよい。
【0080】また、本実施の形態では、第2の周波数F
2 を第1の周波数F1 の2倍の周波数とした場合につい
て説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例え
ば油圧ポンプ1の駆動回転数が2段階に切換られるとき
には、これらの回転数に対応した圧油の脈動を低減すべ
く、第1の周波数F1 と第2の周波数F2 とをそれぞれ
設定してもよい。
【0081】また、前記実施の形態では、内筒体11、
外筒体14、中間筒体16を円筒状に形成するものとし
たが、必ずしも円筒状である必要はなく、第1,第2の
環状容積室18,19が形成されていれば断面多角形
状、断面長円形状、断面楕円形状等の他の筒状形状でも
よい。
【0082】また、前記実施の形態では、内筒体11、
外筒体14、中間筒体16は同軸上に形成するものとし
たが、第1,第2の環状容積室18,19が形成されて
いれば必ずしも同軸上に形成する必要はない。
【0083】また、前記実施の形態では、内筒体11に
は2個の内筒連通路13を設けるものとしたが、内筒体
に3個以上の内筒連通路を設けてもよい。また、前記実
施の形態では、中間筒体16には2個の中間連通路17
を設けるものとしたが、中間筒体に3個以上の中間連通
路を設けてもよい。
【0084】さらに、前記実施の形態では、脈動低減装
置10を圧油を圧送する管路3に適用するものとして説
明したが、本発明はこれに限らず、水、空気等の流体を
圧送する水圧配管、空圧配管等にも広く適用できるもの
である。
【0085】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、内筒体、外筒体、中間筒体によって環状容積室を
形成すると共に、内筒連通路によって流体通路と最内周
側の環状容積室とを連通し、中間連通路によって中間筒
体の内周側に位置する環状容積室と外周側に位置する環
状容積室とを連通する構成としたから、流体通路内で流
体の流量に変動が生じたときに、各環状容積室内に充填
された流体がその弾性によって膨張、収縮する。これに
より、内筒体内に発生する複数の周波数の圧力の脈動を
低減することができる。
【0086】また、脈動低減装置を内筒体、外筒体、中
間筒体によって構成したから、脈動低減装置を多重筒状
に形成することができ、従来技術に比べて脈動低減装置
全体の長さ寸法を短くすることができる。このため、従
来技術に比べて余計な空間を必要とすることがなくな
り、流体を圧送する管路等が比較的狭い場所に配設され
ているときでも容易に脈動低減装置を適用することがで
きる。
【0087】また、請求項2の発明によれば、内筒体、
外筒体、中間筒体は同軸に配置する構成としたから、脈
動低減装置の形状を簡略化することができ、脈動低減装
置を容易に製造することができる。
【0088】また、請求項3の発明によれば、内筒連通
路を内筒体の周方向に複数個設けたから、複数の内筒連
通路によって脈動の減衰が可能な一の周波数を設定する
ことができる。
【0089】また、請求項4の発明によれば、内筒連通
路を内筒体の周方向に複数個設けると共に、中間連通路
を中間筒体の周方向に複数個設け、中間連通路と内筒連
通路とをほぼ同一平面上に位置する構成としてから、複
数の内筒連通路によって脈動の減衰が可能な一の周波数
を設定できると共に、複数の中間連通路によって脈動の
減衰が可能な他の周波数を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による脈動低減装置が適用
された管路が油圧ポンプ等に接続された状態を示す油圧
回路図である。
【図2】実施の形態による脈動低減装置を示す縦断面図
である。
【図3】図2中の矢示 III−III 方向からみた脈動低減
装置を示す横断面図である。
【図4】実施の形態による脈動低減装置の第1,第2の
質量、第1,第2の容量を示す説明図である。
【図5】実施の形態による脈動低減装置の透過損失と周
波数との関係を示す特性線図である。
【図6】本発明の変形例による脈動低減装置を示す横断
面図である。
【図7】従来技術による脈動低減装置が適用された管路
が油圧ポンプ等に接続された状態を示す油圧回路図であ
る。
【図8】従来技術による脈動低減装置の脈動低減率と周
波数との関係を示す特性線図である。
【符号の説明】
10 脈動低減装置 11 内筒体 12 油通路 13 内筒連通路 14 外筒体 16,21,22 中間筒体 17,23,24 中間連通路 18,19,25,26,27 環状容積室 A1 ,A2 質量室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 国分 晴雄 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 湯浅 一正 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 中村 重孝 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 坂入 哲也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 3H025 CA02 CB21 3H075 AA01 AA18 BB01 BB08 CC17 DA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を圧送する流体通路となった内筒体
    と、該内筒体の外周側に設けられた外筒体と、前記内筒
    体と外筒体との間に位置して一重または多重に設けられ
    た中間筒体と、前記内筒体と外筒体との間で前記中間筒
    体によって形成された環状容積室と、前記内筒体に設け
    られ前記流体通路と最内周側の環状容積室とを連通する
    内筒連通路と、前記中間筒体に設けられ前記中間筒体の
    内周側に位置する環状容積室と外周側に位置する環状容
    積室とを連通する中間連通路とによって構成してなる流
    体の脈動低減装置。
  2. 【請求項2】 前記内筒体、外筒体、中間筒体は同軸に
    配置してなる請求項1に記載の流体の脈動低減装置。
  3. 【請求項3】 前記内筒連通路は前記内筒体の周方向に
    複数個設けてなる請求項1または2に記載の流体の脈動
    低減装置。
  4. 【請求項4】 前記内筒連通路は前記内筒体の周方向に
    複数個設けると共に、前記中間連通路は前記中間筒体の
    周方向に複数個設け、前記中間連通路と内筒連通路とは
    ほぼ同一の平面上に位置してなる請求項1または2に記
    載の流体の脈動低減装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051783A (ja) * 2001-07-25 2007-03-01 Tyco Flow Control Inc 脈動減衰アセンブリ及び脈動減衰方法
RU2744530C1 (ru) * 2020-09-04 2021-03-11 Владимир Абрамович Михлин Диск интерференционный компенсирующий

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