JP2000233014A - マッサージ装置 - Google Patents

マッサージ装置

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JP2000233014A
JP2000233014A JP3534199A JP3534199A JP2000233014A JP 2000233014 A JP2000233014 A JP 2000233014A JP 3534199 A JP3534199 A JP 3534199A JP 3534199 A JP3534199 A JP 3534199A JP 2000233014 A JP2000233014 A JP 2000233014A
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Shigeru Shirai
白井  滋
Masaaki Kawaguri
正明 河栗
Keijiro Kunimoto
啓次郎 国本
Tsuneo Akutsu
統雄 垰
Satoshi Furuta
聡 古田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マッサージ装置に関し、省エネルギーで効率
よく気持ちいいマッサージ装置を提供する。 【解決手段】 ハウジング11に装着され可動する複数
個の可動押し玉14と、可動押し玉14を駆動する駆動
部材13と、身体が当接する部分で可動押し玉14を除
くハウジング11の表面に弾性材料12を備えている。
これによって、弾性材料12で気持ちよく身体をサポー
トし、かつ可動押し玉14と身体との間に弾性材料等を
介していないので、可動押し玉14の力が有効にマッサ
ージ力として身体部位に作用し、その結果、省エネルギ
ーで効率よく気持ちいいマッサージができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械的に可動する
押し玉を有するマッサージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のマッサージ装置に、実開昭
63−103629号公報に記載されているようなもの
があった。この装置は図7、図8に示されているよう
に、浴槽1の内側壁に設けられエアー圧等で膨張・収縮
可能な複数個のエアーバッグ2やベローズシリンダ3
と、これらエアーバッグ2とベローズシリンダ3を被覆
するゴムや塩化ビニール等の弾性膜4と、エアーバッグ
2やベローズシリンダ3に加圧流体を供給するコンプレ
ッサ等の加圧源5と、ベローズバック内の圧力を制御す
る圧力制御弁6やコントローラ7などの制御装置を備
え、使用者が入浴時に弾性膜4に背中を当ててマッサー
ジの駆動スイッチを押すと、エアーバック2内の圧力が
順次可変され弾性膜4を波状に動かしてマッサージした
り、ベローズシリンダ3を単独で伸縮し弾性膜4を介し
て指圧を行うといったものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のマッサージ装置では、可動する複数個のエアーバッ
グ2およびベローズシリンダ3を弾性膜4で被覆してい
るため、マッサージのための伸縮力が弾性膜4の変形の
ために相当量を費やされ、その力ロスのために背中等の
身体に作用する力が減少し、十分なマッサージ力が得ら
れなかったり、速いマッサージ動作が得られないなどの
課題があった。従来の構成においてそれらの課題を少し
でも改善しようとすると、加圧源であるコンプレッサ5
の能力を大きくして、高圧大流量を出力できるようにし
なくてはならず、省エネルギーや小型コンパクトに反す
るといった課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ハウジングと、前記ハウジングに装着され
可動する複数個の可動押し玉と、前記可動押し玉を駆動
する駆動部材と、身体が当接する部分で前記可動押し玉
を除く前記ハウジングの表面に弾性材料を備えたもので
ある。
【0005】上記発明によれば、弾性材料で気持ちよく
身体をサポートし、かつ可動押し玉が可動してマッサー
ジするとき可動押し玉と身体との間に弾性材料等を介し
ていないので、可動押し玉の力が有効にマッサージ力と
して身体部位に作用し、その結果、省エネルギーで効率
よく気持ちいいマッサージができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係るマッサー
ジ装置は、ハウジングと、前記ハウジングに装着され可
動する複数個の可動押し玉と、前記可動押し玉を駆動す
る駆動部材と、身体が当接する部分で前記可動押し玉を
除く前記ハウジングの表面に弾性材料を備えているた
め、弾性材料で気持ちよく身体をサポートし、かつ可動
押し玉が可動してマッサージするとき可動押し玉と身体
との間に弾性材料等を介していないので、可動押し玉の
力が有効にマッサージ力として身体部位に作用し、その
結果、省エネルギーで効率よく気持ちいいマッサージを
することができる。
【0007】本発明の請求項2に係るマッサージ装置
は、可動押し玉は先端部に丸みを有する樹脂材料で構成
し、前記弾性材料は、前記可動押し玉が摺動するガイド
孔周辺の前記ハウジング表面に装着してあり、柔らかい
弾性材料が気持ちよく身体をサポートし、かつ先端部に
丸みを有する樹脂材料の可動押し玉によって身体部位が
間欠的に押されるので、人の指で指圧するようなマッサ
ージ効果を小さい押圧エネルギーで実現することができ
る。
【0008】本発明の請求項3に係るマッサージ装置
は、弾性材料が前記ガイド孔を除く前記ハウジング表面
全面に装着してあるので、ハウジングに対して少々身体
の位置がずれてよりかかっても、身体がハウジング表面
全面に装着された弾性材料によってしっかり支持サポー
トされるととも、誤って身体をハウジングの角等にぶっ
つけたりした場合でも、痛くなく安全である。
【0009】本発明の請求項4に係るマッサージ装置
は、可動押し玉を駆動する駆動部材はベローズで構成
し、前記ベローズの先端に前記可動押し玉を装着し、前
記ベローズが可動時に摩擦摺動しない構成にしてあるの
で、可動部材であるベローズを伸縮させるとそのベロー
ズの外側に装着された可動押し玉が身体部位を押圧す
る。その際、可動押し玉はハウジングのガイド孔等のガ
イド部と接触摺動するが、ベローズは摺動しない構成な
ので、薄いベローズが摺動摩耗して破損する等の心配が
なく、耐久性の優れたマッサージ装置を実現できる。
【0010】本発明の請求項5に係るマッサージ装置
は、可動押し玉を駆動部材に螺子装着した構成により、
駆動部材の組み付けおよび分解が簡単にでき、もしも駆
動部材が故障ないし破損するなどしても、駆動部材の取
替えメンテナンスを簡単に行うことができる。
【0011】本発明の請求項6に係るマッサージ装置
は、非使用時において可動押し玉の先端部が、弾性材料
の表面より突出した構成により、身体をハウジングにも
たれかけたとき身体部位が可動押し玉を押し、ベローズ
等の駆動部材が押し縮められる。したがって、ベロース
等の駆動部材の自由長より縮んだ位置から伸びた位置ま
での大きいストロークで身体部位を押すことができる。
このことにより、ベロース等の駆動部材を無理に伸ばさ
ずに大きいマッサージストロークが得られ、ベロース等
の駆動部材の耐久寿命を損なうことなく高いマッサージ
効果を得ることができるとともに、ハウジングの薄型化
を実現できる。
【0012】本発明の請求項7に係るマッサージ装置
は、非使用時において可動押し玉の先端部が、弾性材料
の表面高さと略同じ高さまたはわずかに引っ込んだ構成
により、可動押し玉を作動させない状態で身体をハウジ
ングにもたれかけたとき、身体部位に可動押し玉の押し
圧はほとんど感じることがなく、マッサージ装置として
使用しないとき違和感なしにハウジングにもたれかかる
ことができる。かつ、非使用時において可動押し玉の先
端部が、弾性材料の表面高さと略同じ高さまたはわずか
に引っ込んだ構成なので外観的に凹凸の少ない美しさを
保つことができる。
【0013】本発明の請求項8に係るマッサージ装置
は、ハウジングに装着した弾性材料の表面形状を、人の
背中から腰の形状に略添うように形成した構成により、
身体をハウジングにもたれかけたとき、身体部位がハウ
ジングの弾性材料および可動押し玉にほぼ均等に当た
る。したがって、マッサージ装置を作動せずによりかか
った状態においても、ハウジングの弾性材料が背中から
腰にフィットしてサポート支持するので気持ちよく楽で
ある。さらにマッサージ装置を作動したとき、可動押し
玉の押し圧は各身体部位にほぼ均等に作用する。したが
って、各身体部位に偏りなくほぼ均等なマッサージ効果
をもたらすことができる。
【0014】本発明の請求項9に係るマッサージ装置
は、複数個の可動押し玉は2列に配置し、前記列の間隔
ピッチを80ミリメートルないし110ミリメートルと
した構成により、2列の可動押し玉が凝りやすいとされ
る背骨の両側にある筋肉に対して、効果的に押し圧を作
用することができる。
【0015】本発明の請求項10に係るマッサージ装置
は、駆動部材および可動押し玉の可動ストローク範囲を
規制する構成にしたことにより、ハウジングに身体がよ
りかかっていてもいなくても、可動押し玉を作動させた
とき駆動部材は規制された範囲以内で作動し無理に伸ば
され過ぎたり縮められ過ぎたりすることがない。したが
って、駆動部材に無理な応力などが作用することを防止
でき優れた耐久性を確保できる。
【0016】本発明の請求項11に係るマッサージ装置
は、可動押し玉が抗菌材料を有する構成としたことによ
り、可動押し玉の菌を抑制し衛生的に保つことができる
ことから、可動押し玉を直接素肌に押し当ててマッサー
ジする抵抗感を和らげることができる。したがって入浴
時の衣服を着けない状態でのマッサージも可能となり、
小さい力(省エネ)で高いマッサージ効果が得られる。
【0017】本発明の請求項12に係るマッサージ装置
は、弾性材料が抗菌材料を有する構成としたことによ
り、弾性材料の菌を抑制し衛生的に保つことができるこ
とから、抵抗感なしに弾性材料に着衣なしでよりかかっ
てマッサージすることができる。したがって入浴時の衣
服を着けない状態でのマッサージも可能となり、小さい
力(省エネ)で高いマッサージ効果が得られる。
【0018】本発明の請求項13に係るマッサージ装置
は、ハウジングを樹脂材料で構成したことにより、背中
から腰に沿う形状や可動押し玉のガイド孔等などが一体
的に樹脂成型で作りやすく、しかも軽量化や抗菌化がで
きるので、浴槽内で使用する場合も軽いので着脱して浴
槽掃除がし易くでき、菌も抑制でき衛生的にできる。
【0019】本発明の請求項14に係るマッサージ装置
は、ハウジングが浴槽に着脱できる構成としたことによ
り、浴槽に入浴しながら可動押し玉によるマッサージが
でき、入浴による温熱による血行促進とリラックス感が
ある状態での可動押し玉による気持ちよい効果的なマッ
サージが可能になる。しかも浴槽に着脱できるので浴槽
から取り出して浴槽をきれいに掃除することができる。
【0020】本発明の請求項15に係るマッサージ装置
は、可動押し玉および駆動部材を空気圧で駆動する構成
としたことにより、ハウジングや可動押し玉および駆動
部材等には空気圧供給用の細いチューブを配すだけで、
電気配線は必要ないため、感電等の心配が全くなしに浴
槽に入浴しながら可動押し玉によるマッサージができ、
入浴による温熱による血行促進とリラックス感がある状
態での可動押し玉による気持ちよい効果的なマッサージ
ができる。また水圧で駆動する場合と比較して流量圧損
が小さいことから、同じマッサージ力を得るために、圧
力源となるポンプ等の必要消費電力は数分ノ一の少なさ
で、配管チューブの必要太さも数分ノ一の細さにするこ
とができ、たとえば洗面脱衣室に空気ポンプを設置し浴
室に細い隙間にチューブを通して浴室で安全にマッサー
ジをすることなどが可能になる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0022】(実施例1)図1は本発明実施例1のマッ
サージ装置の断面図、図2は同じマッサージ装置の正面
図、図3〜図5は同マッサージ装置の部分拡大断面図、
図6は浴槽に設置し蓋をした状態を示す斜視図である。
【0023】図1〜図6において、11はハウジングを
示す。同ハウジング11は抗菌材料を有するアクリロニ
トリルブタジエンスチレン樹脂(通称ABS樹脂)やポ
リプロピレン(通称PP)等の樹脂で成型されており、
そのハウジング11の表面全面にたとえば抗菌材料を有
する塩化ビニル樹脂の皮膜の内側にウレタン樹脂を発泡
させた柔らかみのある弾性材料12が装着してある。ま
たハウジング11は人の背中から腰にいたる身体表面の
形状に略添うように形成してあり、そのハウジング11
に装着した弾性材料12の表面形状も、人の背中から腰
の形状に略添うように形成されている。
【0024】さらにハウジング11には、駆動部材13
によって可動する複数の可動押し玉14が装着してあ
る。駆動部材13は、ポリエチレン(通称PE)やポリ
プロピレン(通称PP)等の樹脂あるいはゴム系の樹脂
(通称EVAまたはエラストマー)等で成型されたベロ
ーズで、そのベローズ内に空気ポンプ15からの加圧空
気を切替え弁16および細いチューブ17を介して、供
給および放出をすることによって伸縮作動し、可動押し
玉14を駆動する構成である。また、駆動部材であるベ
ローズ13の先端に可動押し玉14を螺子装着した構成
で、ベローズ13の他端は固定継手15に螺子装着され
ている。
【0025】また、可動押し玉14は略砲弾形状で、先
端部19に丸みを有し、抗菌材料を有するアクリロニト
リルブタジエンスチレン樹脂(通称ABS樹脂)やポリ
アセタール(通称POM)、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等の樹脂材料で構成し、可動押し玉14の外周部2
0はハウジング11のガイド孔21にガイドされ摺動す
る構成である。ただし、制御器22が空気ポンプ15や
切替え弁16を運転作動しベローズ13および可動押し
玉14が伸縮作動した際、ベローズ13と可動押し玉1
4とは摩擦摺動しないように可動押し玉14の内径とベ
ローズ13の外径との間は十分な隙間が設けてある。そ
れら複数の可動押し玉14は、図2のように縦方向2列
で横方向5段の計10個を配置した構成である。
【0026】そして、上記2列の可動押し玉14の列と
列との間隔ピッチは、80ミリメートルないし110ミ
リメートルで、背骨の両側にある筋肉に可動押し玉14
が押し当てられる寸法である。また可動押し玉14は、
各段の2個づつが同時に作動するように、切替え弁16
から5本のチューブ17が各段のベローズ13に接続さ
れている。したがって、切替え弁16によって、各段2
個づつの可動押し玉14のベローズ13は連通接続され
ているとともに、各段の可動押し玉14は切替え弁16
によって任意に作動可能である。たとえば、最上段の第
1段から最下段の第5段に順次可動押し玉14を出没さ
せたり、第1段と第3段の可動押し玉14が交互に出没
しながら第2段,第4段,第5段の可動押し玉14が順
次出没したり、第1段と第5段の可動押し玉14だけを
交互あるいは同時に出没動作を繰り返すなど、操作部2
3で好みのマッサージパターンを選択指示すると、制御
器22によって空気ポンプ15および切替え弁16が制
御され多様なマッサージが可能な構成である。
【0027】また、可動押し玉14は駆動部材であるベ
ローズ13の伸縮によって作動する際、図4,図5に示
すように可動ストローク範囲が規制される構成である。
すなわち、可動押し玉14の鍔部24が固定継手18ま
たはハウジング11に当接して、可動ストロークが規制
され、それ以上ベローズ13も縮み過ぎたり伸び過ぎた
りしない構成にしてある。なお、図4はベローズ13が
伸びて可動押し玉14の鍔部24がハウジング11に当
接し、可動押し玉14の出っ張り位置が規制された状態
を示し、図5は可動押し玉14を押し込み鍔部24が固
定継手18に当接し、可動押し玉14の引っ込み位置が
規制された状態を示す。つまり、ベローズ13は図4の
状態より伸ばされることも図5の状態よりも縮められる
こともない。図3はベローズ13および可動押し玉14
のいずれにも力や圧力を作用させない非使用時の状態で
ある。
【0028】また、図1および図2で示しているよう
に、ハウジング11が二点鎖線で描いた浴槽25に着脱
できるよう、ハウジング11の上部付近にフランジ26
が設けてある。このフランジ26を浴槽上縁27に載置
する構成で、浴槽25を掃除するとき移動したり、浴槽
25からハウジング11を取り出すなど着脱できる構成
で、図6のように浴槽25にハウジング11を設置した
ままで、浴槽蓋28とフランジ26との間の隙間がほと
んどないように蓋をすることができる構成のものであ
る。
【0029】次に動作、作用について説明する。図1の
ようにハウジング11に背中をもたれかけると、ハウジ
ング11の表面の弾性材料12がその弾力で気持ちよく
身体をサポートする。そして、操作部23のスイッチ
(図示せず)によって好みのマッサージメニューを指示
すると、空気ポンプ15および切替え弁16が作動し、
各ベローズ13の内圧を指示されたマッサージメニュー
に応じて上下して、各可動押し玉14が身体部位を指圧
するように作動する。このとき、ハウジング11に装着
され可動する複数個の可動押し玉14と、それら可動押
し玉14を駆動する駆動部材であるベローズ13と、身
体が当接する部分で可動押し玉14を除くハウジング1
1の表面に弾性材料12を備えているため、弾性材料1
2で気持ちよく身体をサポートし、かつ操作部23を操
作し複数の可動押し玉14が可動してマッサージすると
き、可動押し玉14と身体との間に力をマッサージ力以
外に浪費してロスする弾性膜や弾性材料等を介していな
いので、可動押し玉14の力がロスすることなく有効に
マッサージ力(指圧力)として身体部位に作用し、その結
果、省エネルギーで効率よく気持ちいいマッサージをす
ることができる。
【0030】たとえば、図7、図8の従来例のようにエ
アーバッグ2とベローズシリンダ3をゴムや塩化ビニー
ル等の弾性膜4で被覆した構成の場合、マッサージのた
めの力が弾性膜4の変形のために相当量を費やされ、そ
の力ロスのために背中等の身体に作用する力が減少し、
十分なマッサージ力が得られなかったり、速いマッサー
ジ動作が得られないなどの課題があったのに対し、本発
明の実施例は可動押し玉14と身体との間に弾性膜や弾
性材料等を介していないので、可動押し玉14の力を身
体に直接作用することができるため力ロスが少なく、そ
れでいて弾性材料12が身体を受け止め保持する機能
と、柔らかく気持ちいい感覚とを合わせて得ることがで
きるものである。
【0031】したがって、ベローズ13も小型でかつ、
空気ポンプ15の吐出圧や吐出流量などいわゆるポンプ
能力も小型のもので、必要なマッサージ力を得ることが
でき、消費電力等も少なく省エネルギーと気持ちよいマ
ッサージとを両立できる。
【0032】また、可動押し玉14は先端部19に丸み
を有する樹脂材料で構成し、弾性材料12は、可動押し
玉14が摺動するガイド孔21周辺のハウジング11の
表面に装着してあり、柔らかい弾性材料12が気持ちよ
く身体をサポートし、かつ先端部19に丸みを有する樹
脂材料の可動押し玉14が駆動部材13の力で身体部位
に間欠的に押し付けられることによって、あたかも人の
指で指圧するようなマッサージ効果を小さい押圧エネル
ギーで実現することができる。
【0033】なぜならば、可動押し玉14が腰や背中に
押し付けられたとき、丸みを有する先端部19に最も力
が集中し、その先端部19の周辺は徐々に弱まった力が
身体部位に作用し、人の指で指圧するのに似た押し圧分
布にすることができるためである。
【0034】また、弾性材料12がガイド孔21を除く
ハウジング11の表面全面に装着してあるので、ハウジ
ング11に対して少々身体の位置がずれてよりかかって
も、身体がハウジング11の表面全面に装着された弾性
材料12によってしっかり支持サポートされるととも、
誤って身体をハウジング11の角等にぶっつけたりした
場合でも、柔らかい弾性材料12が怪我を防止するとと
もに痛くなく安全である。
【0035】また、可動押し玉14を駆動する駆動部材
13はベローズで構成し、ベローズ13の先端に可動押
し玉14を装着し、ベローズ13が可動時に摩擦摺動し
ない構成にしてあるので、可動部材であるベローズ13
を伸縮させるとそのベローズ13の外側に装着された可
動押し玉14が身体部位を押圧する。その際、可動押し
玉14はハウジング11のガイド孔21等のガイド部と
接触摺動するが、ベローズ13は摺動しない構成なの
で、薄いベローズ13が摺動摩耗して破損する等の心配
がなく、耐久性の優れたマッサージ装置を実現できる。
【0036】また、可動押し玉14を駆動部材13に螺
子装着した構成により、駆動部材13の組み付けおよび
分解が簡単にでき、もしも駆動部材13が故障ないし破
損するなどしても、駆動部材13の取替えメンテナンス
を簡単に行うことができる。
【0037】また、図3のように非使用時において可動
押し玉14の先端部が、弾性材料12の表面より突出し
ている構成にしたことにより、身体をハウジング11に
もたれかけたとき身体部位が可動押し玉14を押し、図
5の状態のようにベローズ等の駆動部材13が押し縮め
られる。したがって、ベロース等の駆動部材13の自由
長より縮んだ図5に示す位置から自由長より伸びた図4
に示す位置までの大きいストロークで可動押し玉14が
身体部位を押すことができる。このとき、ベローズ13
の伸び変形および縮み変形は、全ストロークの半分づつ
で、全ストローク分すべてをベローズ13に伸び変形さ
せる場合に比較して、半分の応力負担にできる。このこ
とにより、ベロース等の駆動部材13を無理に伸ばさず
に大きいマッサージストロークが得られるため、ベロー
ス等の駆動部材13の耐久寿命を長くすることができ
る。また、ベローズ13の変形応力を半減できるという
ことは、ベローズ13の寿命を長くできるだけでなく、
ベローズ13および可動押し玉14を駆動するのに必要
な力も半減でき、その分さらに空気ポンプ15を小型化
したり低消費電力にすることができる。また、ベローズ
13の変形応力を半減できることから、必要ストローク
を得るために必要なベローズ13の長さ、いわゆる自由
長も小さくできため、ハウジング11の薄型化を実現で
きる効果もある。以上のように非使用時において可動押
し玉14の先端部19が、弾性材料12の表面より突出
している構成にしたことにより、ベローズ13の長寿命
化、空気ポンプ15の小型化・低消費電力化、ハウジン
グ11の薄型化などを実現できる効果がある。
【0038】また、この実施例の可動押し玉14の相対
位置を少し変えて、非使用時において可動押し玉14の
先端部19が、弾性材料12の表面高さと略同じ高さま
たはわずかに引っ込んだ構成にすることにより、可動押
し玉14を作動させない状態で身体をハウジング11に
もたれかけたとき、身体部位に可動押し玉14の押し圧
はほとんど感じないようにすることができるため、マッ
サージ装置として使用しないとき違和感なしにハウジン
グ11にもたれかかることができる。かつ、非使用時に
おいて視覚的にも可動押し玉14の先端部19が、弾性
材料12の表面高さと略同じ高さまたはわずかに引っ込
んだ構成にすることによって、外観的に凹凸の少ない美
しいデザインにできる。
【0039】また、ハウジング11に装着した弾性材料
12の表面形状を、図1のごとく人の背中から腰の形状
に略添うように形成した構成により、身体をハウジング
11にもたれかけたとき、身体部位がハウジング11の
弾性材料12および可動押し玉14にほぼ均等に当た
る。したがって、マッサージ装置を作動せずによりかか
った状態においても、ハウジング11の弾性材料12が
背中から腰にフィットしてサポート支持するので気持ち
よく楽である。さらにマッサージ装置を作動したとき、
身体部位がハウジング11の弾性材料12および可動押
し玉14にほぼ均等に当たることによって、可動押し玉
14の押し圧は各身体部位にほぼ均等に作用する。した
がって、各身体部位に偏りなくほぼ均等なマッサージ効
果をもたらすことができる。
【0040】また、図2で示すように複数個の可動押し
玉14は2列に配置し、前記列の間隔ピッチ29を80
ミリメートルないし110ミリメートルとした構成によ
り、2列の可動押し玉14が、凝りやすい背骨の両側に
ある筋肉に対して、効果的に押し圧を作用することがで
きる。
【0041】また、図4はベローズ13が伸びて可動押
し玉14の鍔部24がハウジング11に当接し、可動押
し玉14の出っ張り位置が規制された状態を示し、図5
は可動押し玉14を押し込み鍔部24が固定継手18に
当接し、可動押し玉14の引っ込み位置が規制された状
態を示す。つまり、ベローズ13は図4の状態より伸ば
されることも図5の状態よりも縮められることもない。
このように駆動部材13および可動押し玉14の可動ス
トローク範囲を規制する構成にしたことにより、ハウジ
ング11に身体がよりかかっていてもいなくても、可動
押し玉14を作動させたとき駆動部材13は規制された
範囲以内で作動し無理に伸ばされ過ぎたり縮められ過ぎ
たりすることがない。したがって、駆動部材13に無理
な応力などが作用することを防止でき優れた耐久性を確
保できる。
【0042】また、可動押し玉14が抗菌材料を有する
構成としたことにより、可動押し玉14の菌を抑制し衛
生的に保つことができることから、可動押し玉14を直
接素肌に押し当ててマッサージする抵抗感を和らげるこ
とができる。したがって入浴時の衣服を着けない状態で
のマッサージも可能となり、小さい力で高いマッサージ
効果が得られとともに省エネルギー性にも優れる。
【0043】また、弾性材料12が抗菌材料を有する構
成としたことにより、弾性材料12の菌を抑制し衛生的
に保つことができることから、使用者が抵抗感なしに弾
性材料12に着衣なしでよりかかってマッサージするこ
とができる。したがって入浴時の衣服を着けない状態で
のマッサージも可能となり、小さい力で高いマッサージ
効果を得ることができる。
【0044】また、ハウジング11を樹脂材料で構成し
たことにより、背中から腰に沿う形状や可動押し玉14
のガイド孔21等などが一体的に樹脂成型で作りやす
く、しかも軽量化や抗菌化ができるので、浴槽25内で
使用する場合も樹脂のハウジング11が軽いので、浴槽
25からハウジング11を着脱して浴槽25の掃除をし
易くでき、ハウジング11の樹脂材料に抗菌材を添加す
るだけで抗菌化がしやすく、持続性もあるので菌も抑制
でき衛生的にできる。
【0045】また、図2や図6でわかるようにハウジン
グ11の上部付近にフランジ26が設けてあり、このフ
ランジ26を浴槽上縁27に載置した構成なので、浴槽
25を掃除するとき移動したり、浴槽25からハウジン
グ11を取り出すなど簡単に着脱することができる。ま
た、図6のように浴槽25にハウジング11を設置した
ままで、浴槽蓋28とフランジ26との間の隙間がほと
んどないように浴槽蓋28をすることができる。このよ
うにハウジング11が浴槽25に着脱できる構成とした
ことにより、浴槽25に入浴しながら可動押し玉14に
よるマッサージができ、入浴によって身体が温められ、
いわゆる温熱による血行促進とリラックスした状態での
可動押し玉14による指圧マッサージの効果とを相乗し
て、さらに気持ちのよい効果的なマッサージが可能にな
る。しかも浴槽25にハウジング11を着脱できるの
で、浴槽25からハウジング11を取り出して、浴槽2
5をきれいに掃除することができる。
【0046】また、可動押し玉14および駆動部材13
を空気圧で駆動する構成としたことにより、ハウジング
11や可動押し玉14および駆動部材13等には空気圧
供給用の細いチューブ17を配すだけで、電気配線は必
要ないため、感電等の心配が全くなしに浴槽25に入浴
しながら可動押し玉14によるマッサージができる。し
たがって、入浴の温熱効果による血行促進とリラックス
に付加して、湯船に浸かりながら可動押し玉14でマッ
サージされる気持ちよさで、とくに精神的な安心感と満
足感を得ることができる。また水圧で駆動する場合と比
較して流量圧損が小さいことから、同じマッサージ力を
得るために、圧力源となるポンプ等の必要消費電力は数
分ノ一の少なさで、配管チューブの必要太さも数分ノ一
の細さにすることができる。たとえば洗面脱衣室に空気
ポンプ15や切替え弁16,制御器22などのユニット
を設置し、浴室に細い隙間にチューブ17を通して浴室
で安全にマッサージをすることなどが可能になる。
【0047】以上の実施例では、浴槽に入浴しながらマ
ッサージする場合の図を例に説明したが、浴槽以外たと
えば一般の椅子の背もたれや、部屋の壁等にハウジング
11を立て掛けたり、引っ掛けたりして使用することも
でき、上記と同様の効果を得ることができ、本発明のマ
ッサージ装置は浴室で使用するものに限られるものでは
ない。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
マッサージ装置によれば次の効果を奏する。
【0049】請求項1に係るマッサージ装置は、ハウジ
ングに装着され可動する複数個の可動押し玉と、その可
動押し玉を駆動する駆動部材と、身体が当接する部分で
前記可動押し玉を除く前記ハウジングの表面に弾性材料
を備えているため、弾性材料で気持ちよく身体をサポー
トでき、かつ可動押し玉が可動してマッサージするとき
可動押し玉と身体との間に弾性材料等を介していないの
で、可動押し玉の力が有効にマッサージ力として身体部
位に作用できるため、省エネルギーで効率よくマッサー
ジできる。
【0050】また、請求項2に係るマッサージ装置は、
可動押し玉は先端部に丸みを有する樹脂材料で構成し、
前記弾性材料は前記可動押し玉が摺動するガイド孔周辺
のハウジング表面に装着した構成なので、柔らかい弾性
材料が気持ちよく身体をサポートしつつ、先端部に丸み
を有する樹脂材料の可動押し玉によって身体部位を押す
ことができるため、人の指で指圧するようなマッサージ
効果を小さい押圧エネルギーで実現できる。
【0051】また、請求項3に係るマッサージ装置は、
弾性材料がガイド孔を除くハウジング表面全面に装着し
てあるので、前記ハウジングに対して少々身体の位置が
ずれてよりかかっても、身体がハウジング表面全面に装
着された弾性材料によってしっかり支持サポートするこ
とができるととも、誤って身体をハウジングの角等にぶ
っつけたりした場合でも、痛さや怪我を防止でき安全に
できる。
【0052】また、請求項4に係るマッサージ装置は、
可動押し玉を駆動する駆動部材はベローズで構成し、前
記ベローズの先端に前記可動押し玉を装着し、前記ベロ
ーズが可動時に摺動摩擦しない構成なので、薄いベロー
ズでも摺動摩耗して破損する等の心配がなく、耐久性の
優れたマッサージ装置を実現できる。
【0053】また、請求項5に係るマッサージ装置は、
可動押し玉を駆動部材に螺子装着した構成により、駆動
部材の組み付けおよび分解が簡単にでき、もしも駆動部
材が故障ないし破損するなどしても、駆動部材の取替え
メンテナンスを簡単に行うことができる。
【0054】また、請求項6に係るマッサージ装置は、
非使用時において可動押し玉の先端部が、弾性材料の表
面より突出した構成により、身体をハウジングにもたれ
かけたとき身体部位が可動押し玉を押し、ベローズ等の
駆動部材が押し縮められ、ベロース等の駆動部材の自由
長より縮んだ位置から伸びた位置までの大きいストロー
クで身体部位を押すことができ、ベロース等の駆動部材
を無理に伸ばさずに大きいマッサージストロークが得ら
れ、ベロース等の駆動部材の耐久寿命を損なうことなく
高いマッサージ効果を得ることができるとともに、ハウ
ジングの薄型化を実現できる。
【0055】また、請求項7に係るマッサージ装置は、
非使用時において可動押し玉の先端部が、弾性材料の表
面高さと略同じ高さまたはわずかに引っ込んだ構成によ
り、可動押し玉を作動させない状態で身体をハウジング
にもたれかけたとき、身体部位に可動押し玉の押し圧は
ほとんど感じることがなく、マッサージ装置として使用
しないとき違和感なしにハウジングにもたれかかること
ができるとともに、非使用時において可動押し玉の先端
部が、弾性材料の表面高さと略同じ高さまたはわずかに
引っ込んだ構成なので外観的に凹凸の少ない美しさを保
つことができる。
【0056】また、請求項8に係るマッサージ装置は、
ハウジングに装着した弾性材料の表面形状を、人の背中
から腰の形状に略添うように形成した構成により、身体
をハウジングにもたれかけたとき、身体部位がハウジン
グの弾性材料および可動押し玉にほぼ均等に当たり、マ
ッサージ装置を作動せずによりかかった状態において
も、ハウジングの弾性材料が背中から腰にフィットして
サポート支持するので気持ちよく楽にできる。さらにマ
ッサージ装置を作動したとき、可動押し玉の押し圧は各
身体部位にほぼ均等に作用でき、各身体部位に偏りなく
ほぼ均等なマッサージ効果をもたらすことができる。
【0057】また、請求項9に係るマッサージ装置は、
複数個の可動押し玉は2列に配置し、前記列の間隔ピッ
チを80ミリメートルないし110ミリメートルとした
構成により、2列の可動押し玉が凝りやすいとされる背
骨の両側にある筋肉に対して、効果的に押し圧を作用す
ることができる。
【0058】また、請求項11に係るマッサージ装置
は、可動押し玉が抗菌材料を有する構成としたことによ
り、可動押し玉の菌を抑制し衛生的に保つことができ、
可動押し玉を直接素肌に押し当ててマッサージする抵抗
感を和らげることができ、入浴時の衣服を着けない状態
でのマッサージも可能にできるため、さらに小さい力で
高いマッサージ効果を得ることができる。
【0059】また、請求項12に係るマッサージ装置
は、弾性材料が抗菌材料を有する構成としたことによ
り、弾性材料の菌を抑制し衛生的に保つことができるた
め、抵抗感なしに弾性材料に着衣なしでよりかかってマ
ッサージすることができるとともに、小さい力で高いマ
ッサージ効果を得ることができる。
【0060】また、請求項13に係るマッサージ装置
は、ハウジングを樹脂材料で構成したことにより、背中
から腰に沿う形状や可動押し玉のガイド孔等などが一体
的に樹脂成型で作りやすく、しかも軽量化や抗菌化がで
き、浴槽への着脱や浴槽掃除がし易く、抗菌で清潔にで
きる。ま た、請求項14に係るマッサージ装置は、ハ
ウジングが浴槽に着脱できる構成としたことにより、浴
槽に入浴しながら可動押し玉によるマッサージができ、
入浴による温熱による血行促進とリラックス感がある状
態での可動押し玉による気持ちよい効果的なマッサージ
が可能になる。しかも浴槽に着脱できるので浴槽から取
り出して浴槽をきれいに掃除することができる。
【0061】さらに、請求項15に係るマッサージ装置
は、可動押し玉および駆動部材を空気圧で駆動する構成
としたことにより、ハウジングや可動押し玉および駆動
部材等には空気圧供給用の細いチューブを配すだけで、
電気配線は必要ないため、感電等の心配が全くなしに浴
槽に入浴しながら可動押し玉によるマッサージができ、
入浴による温熱による血行促進とリラックス感がある状
態での可動押し玉による気持ちよい効果的なマッサージ
ができる。また水圧で駆動する場合と比較して流量圧損
が小さいことから、同じマッサージ力を得るために、圧
力源となるポンプ等の必要消費電力は数分ノ一の少なさ
で、配管チューブの必要太さも数分ノ一の細さにするこ
とができ、たとえば洗面脱衣室に空気ポンプを設置し浴
室に細い隙間にチューブを通して浴室で安全にマッサー
ジをすることなどが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のマッサージ装置の構成図
【図2】同マッサージ装置の正面図
【図3】同マッサージ装置の駆動部材が非作動時の部分
拡大断面図
【図4】同マッサージ装置の駆動部材が伸びた時の部分
拡大断面図
【図5】同マッサージ装置の駆動部材が縮んだ時の部分
拡大断面図
【図6】同マッサージ装置を浴槽に設置した場合の外観
斜視図
【図7】従来のマッサージ装置における構成図
【図8】同マッサージ装置の正面図
【符号の説明】
11 ハウジング 12 弾性材料 13 駆動部材(ベローズ) 14 可動押し玉 15 空気ポンプ 16 切替え弁 17 チューブ 18 固定継手 19 先端部 20 外周部 21 ガイド孔 22 制御部 23 操作部 24 鍔部 25 浴槽 26 フランジ 27 浴槽上縁 28 浴槽蓋 29 間隔ピッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 国本 啓次郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 垰 統雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 古田 聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4C100 AA33 BB05 BC11 CA17 DA05 EA07 EA10 4C101 BA01 BB06 BC18 BD02 BD26 BE09

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、前記ハウジングに装着され
    可動する複数個の可動押し玉と、前記可動押し玉を駆動
    する駆動部材と、身体が当接する部分で前記可動押し玉
    を除く前記ハウジングの表面に弾性材料を備えたマッサ
    ージ装置。
  2. 【請求項2】可動押し玉は先端部に丸みを有する樹脂材
    料で構成し、弾性材料は、前記可動押し玉が摺動するガ
    イド孔周辺のハウジングの表面に装着してなる請求項1
    記載のマッサージ装置。
  3. 【請求項3】弾性材料は、ガイド孔を除くハウジングの
    表面全面に装着してなる請求項1または2記載のマッサ
    ージ装置。
  4. 【請求項4】可動押し玉を駆動する駆動部材はベローズ
    で構成し、前記ベローズの先端に前記可動押し玉を装着
    し、前記ベローズが可動時に摩擦摺動しない構成とした
    請求項1ないし3のいずれか1項記載のマッサージ装
    置。
  5. 【請求項5】可動押し玉は、駆動部材に螺子装着した請
    求項1ないし4のいずれか1項記載のマッサージ装置。
  6. 【請求項6】非使用時において可動押し玉の先端部は、
    弾性材料の表面より突出した構成の請求項1ないし5の
    いずれか1項記載のマッサージ装置。
  7. 【請求項7】非使用時において可動押し玉の先端部は、
    弾性材料の表面高さと略同じ高さまたはわずかに引っ込
    んだ構成の請求項1ないし6のいずれか1項記載のマッ
    サージ装置。
  8. 【請求項8】ハウジングに装着した弾性材料の表面形状
    は、人の背中から腰の形状に略添うように形成した請求
    項1ないし7のいずれか1項記載のマッサージ装置。
  9. 【請求項9】複数個の可動押し玉は2列に配置し、前記
    列の間隔ピッチを80ミリメートルないし110ミリメ
    ートルとした請求項1ないし8のいずれか1項記載のマ
    ッサージ装置。
  10. 【請求項10】駆動部材および可動押し玉の可動ストロ
    ーク範囲を規制する構成とした請求項1ないし9のいず
    れか1項記載のマッサージ装置。
  11. 【請求項11】可動押し玉は、抗菌材料を有する構成と
    した請求項1ないし10のいずれか1項記載のマッサー
    ジ装置。
  12. 【請求項12】弾性材料は、抗菌材料を有する構成とし
    た請求項1ないし11のいずれか1項記載のマッサージ
    装置。
  13. 【請求項13】ハウジングを樹脂材料で構成した請求項
    1ないし12のいずれか1項記載のマッサージ装置。
  14. 【請求項14】ハウジングは、浴槽に着脱できる構成と
    した請求項1ないし13のいずれか1項記載のマッサー
    ジ装置。
  15. 【請求項15】可動押し玉および駆動部材は、空気圧で
    駆動する構成とした請求項1ないし14のいずれか1項
    記載のマッサージ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2108352A1 (en) * 2008-04-10 2009-10-14 Aqualife S.r.l. Mattress for generating a dry massaging effect similar to shiatsu and combination of such a mattress with a hydromassage unit
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