JP2000231418A - ディテント機構 - Google Patents

ディテント機構

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JP2000231418A
JP2000231418A JP11034638A JP3463899A JP2000231418A JP 2000231418 A JP2000231418 A JP 2000231418A JP 11034638 A JP11034638 A JP 11034638A JP 3463899 A JP3463899 A JP 3463899A JP 2000231418 A JP2000231418 A JP 2000231418A
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JP
Japan
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detent mechanism
needle
steel ball
rotated
fitted
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Pending
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JP11034638A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Shibata
俊明 柴田
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Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディテント機構による調整を部材の径を大き
くすることなく細かく設定できるようにする。 【解決手段】 スチールボール17a及び17bは軸1
2を中心として対称位置にそれぞれ一対、合計4個配置
され、隣接するスチールボール17a,17bの軸12
を中心とした角度は45°に設定している。而して、ス
チールボール17aが凹部15に嵌合し、スチールボー
ル17bが嵌合していない状態から、アジャストプレー
ト13を回動してゆくと、先ず、スチールボール17a
が凹部15から外れ、アジャストプレート13が45°
回動した時点でスチールボール17bが凹部15に嵌合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は緩衝器の減衰力調整
機構等に適用されるディテント機構に関する。
【0002】
【従来の技術】クリック感によって操作者に部材の回動
量を感知せしめるディテント機構は各種装置に組み込ま
れている。緩衝器の分野にあっても実開平1−9654
3号公報に開示されるように広く用いられている。
【0003】緩衝器の減衰力調整機構に適用した従来の
構造を図8乃至図10に基づいて説明する。尚、図8は
緩衝器の上部の断面図で、左半分はニードルが後退した
状態、右半分はニードルが前進した状態を示し、また図
9は図8のC−C方向矢視図、図10は図8のD−D方
向矢視図である。
【0004】図中100は緩衝器のシリンダに上方から
挿入されるピストンロッドであり、このピストンロッド
100は中空状とされ、上端開口には雌ネジ部101が
刻設され、この雌ネジ部101にニードル102の上端
部の雄ネジ部103が螺合している。このニードル10
2は図示しない上端部が油路に対して進退することで油
路の部分にて発生する減衰力を調整するものであり、上
端には四角形或いは六角形等の異形穴(又はすり割)1
02aが開口している。
【0005】また、前記ピストンロッド100の上端開
口の雌ネジ部101にはナット104が螺合し、このナ
ット104の中心部を貫通して軸105が挿通され、こ
の軸105の先端部106の形状は前記異形穴102a
に合せて四角形或いは六角形或いはすり割等となってお
り、この異形の先端部106が前記ニードル102の異
形穴102aに嵌合している。
【0006】また、軸105のナット104から上方に
突出した端部にはアジャストプレート107をビス10
8にて固着し、アジャストプレート107を回転せしめ
ることで軸105及びこの軸105に嵌合してしるニー
ドル102が回動し、ニードル102は上端の雄ネジ部
103がピストンロッド100の雌ネジ部101に螺合
しているので、回転に伴って上下方向に螺進する。
【0007】また、アジャストプレート107のナット
104との対向面には、図10に示すように周方向に等
間隔で8個の凹部109が形成され、一方、ナット10
4のアジャストプレート107との対向部には、スプリ
ング110で突出方向に付勢されたスチールボール(係
止体)111が設けられている。このスチールボール1
11は軸105を中心として対称位置にそれぞれ配置さ
れている。
【0008】而して、前記したようにアジャストプレー
ト107を回してニードル102を進退させる際に、ア
ジャストプレート107の回動量が45°になると、ス
チールボール111が次の凹部109に嵌り込み、これ
を操作者がクリック感として感知することで、ニードル
102が所定量進退したことを知る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したディテント機
構において、ニードル102の進退量を細かく調整でき
るようにするためには、周方向に沿って設けられる凹部
109の数を増やせばよい。しかしながら、設置スペー
ス等の都合により、アジャストプレート107をなるべ
く小さくしたいとき、アジャストプレートを小さくする
と凹部109の数を増やすには凹部109の径を小さく
しなければならない。凹部109の径を小さくした場合
には、スチールボール111の径及びスプリング110
の径も小さくしなければならず、充分な付勢力が得られ
ず、所定の位置で停止しにくくなる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、一方の部材と他方の部材を同軸状に配置し、一
方の部材を他方の部材に対して相対的に回動可能とし、
一方の部材の他方の部材との対向面には周方向に沿って
複数の凹部を設け、他方の部材には当該凹部に弾性的に
係合可能な係合体を設け、一方の部材を他方の部材に対
して軸を中心として所定量回動したときに前記係合体が
凹部に係合することで、一方の部材が他方の部材に対し
て所定量回動したことを知り得るようにしたディテント
機構において、前記係合体は他方の部材の周方向に沿っ
て複数設けられ、隣接する係合体の周方向に沿った間隔
を、前記一方の部材に設けられた複数の凹部の周方向の
間隔よりも小さくした。
【0011】このような構成とすることで、隣接する係
合体の間隔分だけ一方の部材(他方の部材)を回動せし
めれば、係合体が次の凹部に嵌り込むので、細かい調整
が可能になる。
【0012】尚、前記係合体は軸を中心として対向配置
することが、安定した動作をする上で好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
ディテント機構を適用した緩衝器の全体断面図、図2は
同緩衝器の上部に設けたディテント機構の部分の拡大
図、図3は図2のA−A方向矢視図、図4は図2のB−
B方向矢視図、図5は同緩衝器の上部に設けたディテン
ト機構の部分の拡大図、図6はディテント機構を構成す
るナットの平面図、図7(a)及び(b)はアジャスト
部材に設けた係止体の向きを示す図である。
【0014】緩衝器はシリンダ1の上端にアッパーキャ
ップ2を螺合し、下端にボトムキャップ3を螺合し、ア
ッパーキャップ2及びシール4を介して上方から中空の
ピストンロッド5を挿入し、このピストンロッド5下端
にシリンダ1内周面に摺接するピストン6を取り付けて
いる。
【0015】前記中空のピストンロッド5内には減衰力
を調整するためのニードル7が挿入され、このニードル
7を進退(上下)せしめる機構がピストンロッド5の上
部に設けられている。この進退せしめる機構はディテン
ト機構を含んでおり、その詳細を図2〜図4に基づいて
以下に説明する。
【0016】即ち、ピストンロッド5の上端開口の内側
面には雌ネジ部8が刻設され、この雌ネジ部8に前記ニ
ードル7の上端部に刻設した雄ネジ部9が螺合し、また
ニードル7の上端部には四角形或いは六角形等の異形穴
(又はすり割)10が開口している。
【0017】また、前記ピストンロッド5の雌ネジ部8
にはナット11が螺合し、このナット11の中心部を貫
通して軸12が挿通され、この軸12の先端部13の形
状は前記異形穴10に合せて四角形或いは六角形(又は
すり割)等となっており、この異形の先端部13が前記
異形穴10に嵌合している。
【0018】また、ナット11から上方に突出した軸1
2の端部にはアジャストプレート13をビス14にて固
着し、アジャストプレート13を回転せしめることで軸
12及びこの軸12に嵌合してしるニードル7が回動
し、回動に伴って上下方向に螺進するするようにしてい
る。
【0019】また、アジャストプレート13のナット1
1との対向面には、図4に示すように周方向に等間隔
(90°)で4個の凹部15が形成され、一方、ナット
11のアジャストプレート13との対向部には、スプリ
ング16で突出方向に付勢された係止体であるスチール
ボール17a,17bが設けられている。図3に示すよ
うに、スチールボール17a及び17bは軸12を中心
として対称位置にそれぞれ一対、合計4個配置され、隣
接するスチールボール17a,17bの軸12を中心と
した角度は45°に設定している。
【0020】而して、スチールボール17aが凹部15
に嵌合し、スチールボール17bが嵌合していない状態
から、アジャストプレート13を回動してゆくと、先
ず、スチールボール17aが凹部15から外れ、アジャ
ストプレート13が45°回動した時点でスチールボー
ル17bが凹部15に嵌合する。即ち、従来であれば、
45°回動した時点でクリック感を出すには、凹部15
は周方向に沿って8個設けなければならなかったが、隣
接するスチールボールの間隔を45°にすることで、凹
部の数は4個で足りることになる。
【0021】尚、図示例では、45°間隔で2つのスチ
ールボール17a,17bを設けたが、30°間隔で3
つのスチールボールを配置してもよい。このようにすれ
ば、更に細かく調整することができる。このように、隣
接する凹部の間隔と隣接するスチールボールの間隔を設
定することで任意の細かさで調整することができる。
【0022】一方、ボトムキャップ3内にはボトムバル
ブ機構が設けられている。このボトムバルブ機構はディ
テント機構を含んでおり、その詳細を図5〜図7に基づ
いて以下に説明する。
【0023】即ち、ボトムキャップ3の上端には油孔を
形成した隔壁20が取り付けられ、シリンダ1内を上室
と下室に分け、更に下室はフリーピストン21にて上方
の油室と下方のガス室に分けている。
【0024】上記隔壁20には中空部材22が取り付け
られ、この中空部材22には油路23が形成されるとと
もに開口部内側には90°離間して凹部24が形成され
ている。また、前記ボトムキャップ3の底部中央にはナ
ット25が取り付けられ、このナット25に下方からニ
ードル26を中空部材22と同軸状に且つ螺進可能に挿
通している。
【0025】前記ニードル26の前記中空部材22の内
側に相当する部分にはスプリング27で突出方向に付勢
された係止体であるスチールボール28a,28bが設
けられている。スチールボール28a及び28bは上下
方向に離間して2個配置され、これらスチールボール2
8a及び28bの周方向の間隔は45°とされている。
【0026】而して、スチールボール28aが凹部24
に嵌合し、スチールボール28bが嵌合していない状態
から、ニードル26を回動してゆくと、先ず、スチール
ボール28aが凹部24から外れ、ニードル26が45
°回動した時点でスチールボール28bが凹部24に嵌
合する。即ち、45°回動した時点でクリック感が得ら
れる。
【0027】尚、図示例では本発明に係るディテント機
構を緩衝器の減衰力調整機構に適用した例を示したが、
本発明に係るディテント機構は緩衝器以外にも適用でき
るのは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
ディテント機構を構成するナット等の部材に設けるスチ
ールボール等の係止体の間隔を、相手方部材に形成され
る凹部の間隔よりも小さくしたので、凹部の大きさを小
さくすることなく、細かな調整を行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディテント機構を適用した緩衝器
の全体断面図
【図2】同緩衝器の上部に設けたディテント機構の部分
の拡大図
【図3】図2のA−A方向矢視図
【図4】図2のB−B方向矢視図
【図5】同緩衝器の上部に設けたディテント機構の部分
の拡大図
【図6】ディテント機構を構成するナットの平面図
【図7】(a)及び(b)はアジャスト部材に設けた係
止体の向きを示す図
【図8】従来のディテント機構の断面図
【図9】図9のC−C方向矢視図
【図10】図9のD−D方向矢視図
【符号の説明】
1…シリンダ、2…アッパーキャップ、3…ボトムキャ
ップ、4…シール、5…ピストンロッド、6…ピスト
ン、7…ニードル、8…雌ネジ部、9…雄ネジ部、10
…異形穴、11…ナット、12…軸、13…アジャスト
プレート、14…ビス、154…凹部、16…スプリン
グ、17a,17b…スチールボール、20…隔壁、2
1…フリーピストン、22…中空部材、23…油路、2
4…凹部、25…ナット、26…ニードル、28a,2
8b…スチールボール。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の部材と他方の部材を同軸状に配置
    し、一方の部材を他方の部材に対して相対的に回動可能
    とし、一方の部材の他方の部材との対向面には周方向に
    沿って複数の凹部を設け、他方の部材には当該凹部に弾
    性的に係合可能な係合体を設け、一方の部材を他方の部
    材に対して軸を中心として所定量回動したときに前記係
    合体が凹部に係合することで、一方の部材が他方の部材
    に対して所定量回動したことを知り得るようにしたディ
    テント機構において、前記係合体は他方の部材の周方向
    に沿って複数設けられ、隣接する係合体の周方向に沿っ
    た間隔を、前記一方の部材に設けられた複数の凹部の周
    方向の間隔よりも小さくしたことを特徴とするディテン
    ト機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディテント機構におい
    て、前記係合体は軸を中心として対向配置されているこ
    とを特徴とするディテント機構。
JP11034638A 1999-02-12 1999-02-12 ディテント機構 Pending JP2000231418A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005344835A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Kayaba Ind Co Ltd 操作ダイヤル
JP2007016996A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Vat Holding Ag 真空バルブ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005344835A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Kayaba Ind Co Ltd 操作ダイヤル
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