JP2000230868A - 圧力計測センサー - Google Patents

圧力計測センサー

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JP2000230868A
JP2000230868A JP11032422A JP3242299A JP2000230868A JP 2000230868 A JP2000230868 A JP 2000230868A JP 11032422 A JP11032422 A JP 11032422A JP 3242299 A JP3242299 A JP 3242299A JP 2000230868 A JP2000230868 A JP 2000230868A
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JP
Japan
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pressure
gauges
continuous beam
measuring sensor
measuring
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JP11032422A
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English (en)
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Hajime Kawano
始 川野
Mitsuaki Nakajima
光明 中島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続梁構造物の支間に平均的に作用する圧力荷
重を計測でき、腐食環境下での耐久性、寿命の向上を図
る圧力計測センサーを提供すること。 【解決手段】連続梁構造物の任意の支間15における曲
げ応力を計測することで連続梁10にかかる圧力を計測
する圧力計測センサーであり、上記支間15の中央部断
面内における前記梁10の深さ方向の二つの位置にそれ
ぞれ貼付した二つの歪ゲージ30,31と、前記梁10
には貼付しない二つのダミーゲージとが組み込まれ、前
記二つの歪ゲージ30,31同士をアクティブとして隣
辺に配置し、それらの各対辺に前記二つのダミーゲージ
を組み込んだホイートストーンブリッジ回路の検出出力
から前記圧力を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続した梁のうち
任意の一支間に作用する圧力荷重を測定する圧力計測セ
ンサーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧力の計測センサーとしては、
受圧面積が小さなセンサー、例えば、ピトー管方式セン
サーやピエゾ素子センサーが広く知られている。また、
例えば特許第1784128号には、4枚の歪ゲージを
用いて連続梁構造物の支間の曲げ応力を計測することに
より、圧力荷重を計測する方式が示されている。
【0003】図5は、連続梁の支間を取り出して、面外
圧力が作用する状況を示した模式図である。また図6
は、上記特許第1784128号による4枚の歪ゲージ
を組み合わせた圧力計測法を示す図であり、図7は、こ
の4枚ゲージ法におけるホイートストーンブリッジ回路
への歪ゲージの組み込み要領を示す図である。
【0004】図6及び図7に示すように、4枚ゲージ法
では、支間(トランススペース)15の両端付近に歪ゲ
ージA30と歪ゲージD33を貼付し、支間15の中央
部に歪ゲージB31と歪ゲージC32を貼付している。
そして、ホイートストーンブリッジ回路への結線とし
て、歪ゲージA30と歪ゲージB31が相殺し合い、ゲ
ージC32とゲージD33が相殺し合ように設定するこ
とで、軸応力(σt)の影響を除去している。
【0005】また、この4枚ゲージ法では、図5に示す
支間15における面外圧力11分布が前後非対称であっ
たとしても、すなわち歪ゲージB31側と歪ゲージC3
2側とで圧力11の大きさが不揃いであったとしても、
前後平均した圧力11の値を求めるために、歪ゲージA
30と歪ゲージB31の差と同時に歪ゲージC32と歪
ゲージD33の差をも抽出し加算しており、それだけ精
度良く曲げ応力(σb)が取り出せる工夫が成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た一般の圧力計測センサーでは、受圧面積が狭いため主
に局所的な変動を拾ってしまい、船体構造のような連続
梁構造物の支間に平均的に作用する荷重としての変動圧
力の計測には不向きである。
【0007】また、上記特許第1784128号による
4枚の歪ゲージを組み合わせた圧力計測法では、油槽船
のバラスト・タンクや原油タンクなど腐食環境の下で
は、歪ゲージの耐用寿命すなわち接着部や結線部の耐久
性に問題が生じることが知られており、貼付した4枚の
歪ゲージの一つでも不具合が生じた時点で圧力センサー
としての機能喪失の状態に陥る。よって、寿命の向上さ
れたセンサー、耐久性に優れたセンサーへの改良が求め
られている。
【0008】本発明の目的は、連続梁構造物の支間に平
均的に作用する圧力荷重を計測でき、腐食環境下での耐
久性、寿命の向上を図る圧力計測センサーを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の圧力計測センサーは以下の如
く構成されている。
【0010】(1)本発明の圧力計測センサーは、連続
梁構造物の任意の支間における曲げ応力を計測すること
で連続梁にかかる圧力を計測する圧力計測センサーであ
り、上記支間の中央部断面内における前記梁の深さ方向
の二つの位置にそれぞれ貼付した二つの歪ゲージと、前
記梁には貼付しない二つのダミーゲージとが組み込ま
れ、前記二つの歪ゲージ同士をアクティブとして隣辺に
配置し、それらの各対辺に前記二つのダミーゲージを組
み込んだホイートストーンブリッジ回路の検出出力から
前記圧力を計測する。
【0011】(2)本発明の圧力計測センサーは上記
(1)に記載のセンサーであり、かつ前記二つのダミー
ゲージに保護部材を施した。
【0012】(3)本発明の圧力計測センサーは上記
(1)または(2)に記載のセンサーであり、かつ前記
二つの歪ゲージを単一のベース上に貼付して全体を単品
化した。
【0013】(4)本発明の圧力計測センサーは上記
(3)に記載のセンサーであり、かつ前記二つの歪ゲー
ジを保護可能とする折り曲げ部を備えた。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本第1の実
施の形態に係る圧力計測センサーは連続梁構造物に適用
され、連続梁構造物の任意の支間における梁曲げ応力を
計測することで、連続梁にかかる圧力荷重を測定する。
また、2枚の歪ゲージを上記支間の中央部断面内の梁深
さ方向にずらした二つの位置に貼付することでアクティ
ブ・歪ゲージを成し、これら二つのアクティブ・歪ゲー
ジの出力差が梁曲げ応力に比例するという材料力学の基
本法則を利用する。
【0015】さらに、2枚の温度補償ダミーゲージを用
いる。これら2枚の温度補償ダミーゲージは、連続梁に
は貼付せずに無歪状態にて結線のみ行ない、保護カプセ
ルまたは被覆シールドを施した状態でセンサー回路に組
み込むことで、圧力センサーとしての寿命改善を図る。
【0016】そして、上記した合計4枚のゲージのう
ち、貼付した2枚の歪ゲージ同士をホイートストーンブ
リッジ回路のアクティブとして隣辺に配置し、それらの
各対辺に2枚のダミーゲージを組み込んだ回路と成すこ
とにより、このホイートストーンブリッジ回路の検出出
力から梁曲げ応力を測定する。
【0017】図1の(a),(b)は、本第1の実施の
形態における2アクティブ・ゲージ法の適用例として、
連続梁に歪ゲージを貼付した例を示す図、図2は、ホイ
ートストーンブリッジ回路への歪ゲージの組込み要領を
示す図である。
【0018】図1の(a),(b)には、2アクティブ
・ゲージ法を用いて連続梁10にかかる面外圧力を計測
する要領が示されている。図1の(a)に示すように、
支間15の中央部断面40内の二ヶ所に歪ゲージA30
と歪ゲージB31を貼付し、回路的に両アクティブ・ゲ
ージの出力差を取ることで、面外圧力を計測することが
できる。この場合図2に示すように、温度補償用ダミー
ゲージ(R0 )34,34は連続梁10に接着不要であ
り、保護シールによりセンサー回路に容易に施すことが
できる。
【0019】上記図5に示すように、連続梁10に面外
圧力11が作用すると、図1の(a)のCL(センター
ライン)断面図である図1の(b)に示すように、連続
梁10には曲げ応力(σb)20が生ずる。この曲げ応
力(σb)20の大きさは面外圧力11に比例すること
が材料力学の知見として知られており、面外圧力11を
測定するには連続梁10の曲げ応力(σb)20の大き
さを知ればよい。
【0020】また連続梁10には、通常面外圧力11以
外にも種々外力が作用しており、一般的に連続梁10に
は、図1の(b)に示すように曲げ応力(σb)20だ
けでなく軸応力(σt)21も同時に発生する。したが
って、組み合わせた歪ゲージによる圧力計測では、本第
1の実施の形態のように複数のゲージを用いることによ
り、軸応力(σt)21の成分を除去する工夫が必要と
なる。
【0021】以上のように本第1の実施の形態による2
アクティブ・ゲージ法では、図1の(a),(b)及び
図2に示すように、支間15の中央部断面40に2枚の
ゲージ、すなわちゲージA30とゲージB31を貼付す
る。そして、ホイートストーンブリッジ回路の形成に必
要となるもう2枚の歪ゲージとして、温度補償用のダミ
ーゲージ(R0 )34,34を用いるが、これらダミー
ゲージ(R0 )34,34は連続梁10に接着する必要
がないので、十分な保護を施すことが可能になる。
【0022】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態に係る圧力計測センサーの構成を示す図
であり、2枚のアクティブ・ゲージを単一のゲージ・ベ
ース上に予め貼り付けて単品化した圧力計測センサーを
示している。図4は、この圧力計測センサーを、連続梁
に取り付けた状況を示す図である。
【0023】図3に示す圧力計測センサーは、2枚のア
クティブ・ゲージ51,51を一枚のゲージ・ベース5
0上に予め接着しておき、上記温度補償用ダミーゲージ
(R0 )34,34も保護カプセル55に収納して単品
化している。ゲージ・ベース50の素材には、べークラ
イトなど可撓性があって電気的絶縁性に優れたものを用
いている。これにより、折り曲げ部60などを設けるこ
とが可能になり、接着層61以外は連続梁10と接触し
ない単品センサー56が構成できる。
【0024】そして、折り曲げ部60に沿って180度
折り曲げることにより、二枚貝のように歪ゲージ部分を
内部に包み込むことができ、腐食環境下での防護シール
ド特性を向上させることができる。なお、この単品セン
サー56の場合には、2枚のアクティブ・ゲージ51,
51の設置間隔d62が予め固定値となるが、本来の機
能を発揮させる上で障害となるものではない。
【0025】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施で
きる。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る圧力計測センサ
ーによれば、連続梁構造物の支間に全体平均的に作用す
る圧力荷重を、その圧力分布が支間の前後、左右に非対
称性である場合でも計測でき、腐食環境下での耐久性、
寿命の向上を図ることができる。
【0027】本発明の請求項2に係る圧力計測センサー
によれば、二つのダミーゲージをセンサー回路に容易に
施すことができる。
【0028】本発明の請求項3に係る圧力計測センサー
によれば、単品化することにより連続梁に容易に取り付
けることができる。
【0029】本発明の請求項4に係る圧力計測センサー
によれば、歪ゲージ部分を内部に包み込むことができ、
腐食環境下での防護シールド特性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における2アクティ
ブ・ゲージ法の適用例として、連続梁に歪ゲージを貼付
した例を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るホイートスト
ーンブリッジ回路への歪ゲージの組込み要領を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る圧力計測セン
サーの構成を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る圧力計測セン
サーを、連続梁に取り付けた状況を示す図。
【図5】本発明の実施の形態及び従来例に係る連続梁の
支間を取り出して、面外圧力が作用する状況を示した模
式図。
【図6】従来例に係る4枚の歪ゲージを組み合わせた圧
力計測法を示す図。
【図7】従来例に係る4枚ゲージ法におけるホイートス
トーンブリッジ回路への歪ゲージの組み込み要領を示す
図。
【符号の説明】 10…連続梁 11…面外圧力 15…支間(トランス・スペース) 20…曲げ応力(σb) 21…軸応力(σt) 30…歪ゲージA 31…歪ゲージB 32…歪ゲージC 33…歪ゲージD 34…温度補償用ダミーゲージ(R0 ) 40…中央部断面 50…ゲージ・ベース 51…アクティブ・ゲージ 55…保護カプセル 56…単品センサー 60…折り曲げ部 61…接着層 62…設置間隔d

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続梁構造物の任意の支間における曲げ応
    力を計測することで連続梁にかかる圧力を計測する圧力
    計測センサーであり、 上記支間の中央部断面内における前記梁の深さ方向の二
    つの位置にそれぞれ貼付した二つの歪ゲージと、前記梁
    には貼付しない二つのダミーゲージとが組み込まれ、前
    記二つの歪ゲージ同士をアクティブとして隣辺に配置
    し、それらの各対辺に前記二つのダミーゲージを組み込
    んだホイートストーンブリッジ回路の検出出力から前記
    圧力を計測することを特徴とする圧力計測センサー。
  2. 【請求項2】前記二つのダミーゲージに保護部材を施し
    たことを特徴とする請求項1に記載の圧力計測センサ
    ー。
  3. 【請求項3】前記二つの歪ゲージを単一のベース上に貼
    付して全体を単品化したことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の圧力計測センサー。
  4. 【請求項4】前記二つの歪ゲージを保護可能とする折り
    曲げ部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の圧力
    計測センサー。
JP11032422A 1999-02-10 1999-02-10 圧力計測センサー Withdrawn JP2000230868A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509