JP2000227898A - メモリ制御回路 - Google Patents

メモリ制御回路

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JP2000227898A
JP2000227898A JP11029979A JP2997999A JP2000227898A JP 2000227898 A JP2000227898 A JP 2000227898A JP 11029979 A JP11029979 A JP 11029979A JP 2997999 A JP2997999 A JP 2997999A JP 2000227898 A JP2000227898 A JP 2000227898A
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Koji Takeuchi
功治 竹内
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PCIバスのような汎用バスを使用したコン
ピュータシステムでは、転送先アドレスがシステムバス
のバウンダリと一致しない可能性があり、同一データ量
でも一致しない場合は転送回数が増えることがあった。 【解決手段】 バスを介してI/Oとメモリとのデータ
転送をバウンダリ毎に行うメモリ制御装置において、転
送データを一旦バッファリングして、前記メモリのバウ
ンダリ境界に達すると一括して転送するバッファリング
機構と、前記メモリにおける転送先アドレスを変換して
バスに送出するアドレス変換回路と、前記第1のアドレ
ス変換回路において変換されたアドレスを復元するアド
レス復元回路とを有することとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCIバス等の汎
用バスを使用したコンピュータシステムにおけるメモリ
制御回路に係わり、特にシステムバスの転送単位毎にデ
ータをDMA転送するメモリ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にコンピュータシステムでは、シス
テムバスに接続されるI/OコントローラやCPU等か
らのアクセス要求に対して、メモリへのデータ送受の管
理を行うメモリ制御回路が備わっており、CPUの負荷
を軽減させるために、CPUとは独立してデータの入出
力を行うDMA転送を行っている。
【0003】近年コンピュータシステムにおけるCPU
の性能向上に伴い、周辺回路であるメモリ制御回路の性
能向上が求められており、この要望に応えるべく、例え
ば特開平2−75048号に開示されているように、D
MA転送時に一旦バッファメモリ(バッファリング機
構)にデータを溜め込んだのち、メモリのバウンダリに
合わせてデータ転送を行うことで、システムバスのトラ
フィックを減少させる技術が提案されている。
【0004】特開平2−75048号では、図6に示す
ように、I/O32がメモリ35にDMA転送する際、
転送データを一旦バッファリング機構33に溜め込み、
このデータがメモリ35のバウンダリ境界に達したこと
を検出すると、DMA制御部34にこの旨を通知して、
システムバスの獲得を行う。システムバスを獲得する
と、バッファリング機構33からバウンダリ毎に、最終
バウンダリのデータは残りのデータを一括して、メモり
35にDMA転送している。
【0005】従って、少ないシステムバスの使用回数
で、I/O32からメモリ35に対して高速にDMA転
送することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、Windo
wsNT/95(マイクロソフト社の登録商標)のよう
な汎用OSで、PCIバスのような汎用バスを使用した
コンピュータシステムでは、OSが決めた任意のアドレ
ス空間にデータ転送する必要があり、この転送先アドレ
スがシステムバスのバウンダリと一致しない可能性があ
った。
【0007】例えばメモリのバウンダリが4バイトであ
るコンピュータシステムにおいて、6バイトのデータを
DMA転送したい場合を考えると、6バイトのデータを
転送するアドレスが4バイトと5バイトの間でシステム
バスのバウンダリがとぎれていれば、1回目に4バイト
のデータが、2回目に残りの2バイトのデータが転送さ
れるので、計2回のデータ転送で6バイトのデータを転
送することができる。しかしながら1バイトと2バイト
の間、及び5バイトと6バイトの間でシステムバスのバ
ウンダリがとぎれていると、1回目に1バイトのデータ
が転送され、2回目に次の4バイトのデータが転送さ
れ、更に3回目に残りの1バイトのデータが転送される
ことになるので、6バイトのデータを転送するのに3回
のデータ転送を行わなくてはならなくなる。
【0008】つまり、転送先アドレスがシステムバスの
バウンダリと一致する場合に比べ、一致しない場合はデ
ータ転送回数が増えてしまい、その結果システムバスの
トラフィック増加によるコンピュータシステムの性能低
下を招く原因となっていた。
【0009】また、上述したようにこの様なコンピュー
タシステムではデータ転送の先頭アドレスを固定化でき
ないため、同じハードウェアを使用していながらシステ
ム環境によってコンピュータシステムの性能が変わって
くるという問題もあった。
【0010】つまり、システム資源の割当を行うOSに
より、システムバスのバウンダリとデータ転送先アドレ
スのバウンダリが一致するときと一致しないときがある
ことから、性能が著しく変化し、固定的な性能を求めら
れるシステムでは、性能ばらつきの発生により問題とな
っていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題を鑑
みて、請求項1に係わる発明では、バスを介してI/O
とメモリとのデータ転送をバウンダリ毎に行うメモリ制
御装置において、転送データを一旦バッファリングし
て、前記メモリのバウンダリ境界に達すると一括して転
送するバッファリング機構と、前記メモリにおける転送
先アドレスを変換してバスに送出するアドレス変換回路
と、前記第1のアドレス変換回路において変換されたア
ドレスを復元するアドレス復元回路とを有することとす
る。
【0012】これは、転送先アドレスとバスのバウンダ
リを一致させることで、バッファリング機構からバスに
データを送出する際、バウンダリを全て使い切ってデー
タを転送させるためである。
【0013】また、請求項2に係わる発明では、バスを
介してI/Oとメモリとのデータ転送をバウンダリ毎に
行うメモリ制御装置において、転送データを一旦バッフ
ァリングして、前記メモリのバウンダリ境界に達すると
一括して転送するバッファリング機構と、前記I/Oか
らの要求によりDMA転送を制御するDMA制御部と、
前記メモリの入出力制御を行うメモリコントローラと、
を有するメモリ制御回路において、前記DMA制御部に
は、前記メモリにおける転送先アドレスを変換してバス
に送出するアドレス変換回路を有し、前記メモリコント
ローラには、前記第1のアドレス変換回路において変換
されたアドレスを復元するアドレス復元回路とを有する
こととする。
【0014】さらに、請求項3に係わる発明では、請求
項1及び請求項2におけるアドレス変換回路を更に特定
した発明であり、前記アドレス変換回路は、転送先アド
レスをメモリバウンダリの先頭アドレスに変換する手段
と、変換情報を前記アドレス復元回路に通知する手段と
を有し、前記アドレス復元回路は前記アドレス変換回路
からの前記変換情報を基に変換された転送先アドレスを
復元する手段を有することとする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係わる実施の形態
として、I/Oからメモリに対するDMA転送について
図1を参照して以下に詳細を説明する。
【0016】本発明のコンピュータシステムは、I/O
(図示しない)とのデータ授受を制御するI/Oコント
ローラ1と、I/Oコントローラ1からの転送データを
一旦バッファリングして送出するバッファリング機構2
と、I/Oコントローラ1とメモリコントローラ17と
の間をDMA制御するDMA制御部11と、バッファリ
ング機構2からのデータ及びメモリコントローラ17
や、DMA制御部11からのアドレス及び制御信号を転
送するシステムバス10と、DMA制御部11からのア
ドレス及び制御信号を基にメモり21へのデータ転送を
制御するメモリコントローラ17と、コンピュータシス
テムの主記憶装置であり、メモリコントローラ17に書
き込み(読み出し)制御されるメモリ21とによって構
成される。ここで、本実施例ではバッファリング機構
2、DMA制御部11、メモリコントローラ17を総称
してメモリ制御回路25と呼ぶこととする。
【0017】DMA制御部11は、バッファリング機構
2からの要求によりバスのアクセス権を獲得すると共
に、制御信号である書き込み(読み出し)信号を送出す
るバス制御部14と、メモリ21の転送先アドレスをD
MA制御部内で保持する転送先アドレスレジスタ12
と、転送先アドレスレジスタ12からの転送先アドレス
を変換してシステムバス10に送出するアドレス変換回
路15とから構成される。
【0018】また,メモリコントローラ17は、アドレ
ス変換回路15によって変換された転送先アドレスをシ
ステムバスから受け取り、本来の転送先アドレスに復元
するアドレス復元回路19と、アドレス復元回路19か
らの転送先アドレスとシステムバス10からのデータ及
び制御信号を基にメモり21への書き込み(読み出し)
を行うメモリ制御部18とから構成される。
【0019】なお、バッファリング機構2はデータを所
定量バッファリングするとシステムバス10を獲得する
ためにバスリクエスト8を送出し、バスリクエスト8を
受け取ったバス制御部14は、システムバス10のアク
セス権を獲得したのちバスアクノレッジ9を返送する。
バッファリング機構2はバスアクノレッジ9を受け取る
と、バッファリングしたデータを一括してシステムバス
10に送出するようになっている。
【0020】次に、本発明の動作を説明する。
【0021】I/Oコントローラ1からDMARQ信号
7を通じてバッファリング機構2へDMA転送要求が出
力されると、バッファリング機構2はDMA転送の可否
を判断し、DMAAK信号6を通じてDMA転送の許可
/不許可を通知する。
【0022】DMA転送が許可されると、メモリライト
3,メモリリード4,データバス5,I/Oレディ22
を通じてI/Oコントローラ1とバッファリング機構2
間でデータの授受が行われる。
【0023】ここで、メモリライトのDMA転送を要求
している場合を考える。
【0024】I/Oコントローラ1はメモリライト3経
由でデータ書き込み要求を送出すると、バッファリング
機構2はI/Oレディ22経由でデータの受け取り可否
をI/Oコントローラ1に通知する。
【0025】データの受け取りが許可されると、データ
バス10を経由してバッファリング機構2にデータをバ
ッファリングさせる。
【0026】バッファリング機構2はI/Oコントロー
ラ1からのデータがシステムバス10のバウンダリ境界
に達すると、システムバス10のアクセス権を獲得して
データを出力するために、バスリクエスト8をDMA制
御部11内のバス制御部14に出力する。
【0027】バスリクエスト8を受けたバス制御部14
は、システムバス10のアクセス権を獲得して、バスア
クノレッジ9をバッファリング機構2に送出する。バス
アクノレッジ9を受けたバッファリング機構2は、シス
テムバス10経由でバッファリングしたデータを一括し
てメモリコントローラ17に出力する。
【0028】また、DMA制御部11は、バッファリン
グ機構2のデータ出力に同期して、制御信号である書き
込み信号と転送先(書き込み)アドレスをシステムバス
10経由でメモリコントローラ17に出力する。
【0029】なおDMA制御部11から送出する転送先
アドレスは、まずOSから指示されたメモリ21上の転
送先アドレスを転送先アドレスレジスタ12で保持し、
この転送先アドレスをアドレス変換回路15に送出す
る。アドレス変換回路15では、転送先アドレスの先頭
アドレスがメモリ21のバウンダリ先頭と同じかどうか
を判断し、同じであれば転送先アドレスを変換せずにシ
ステムバス10に送出する。もし異なっていれば、転送
先アドレスの先頭アドレスをバウンダリ先頭になるよう
に変換して、システムバス10に送出する。
【0030】このとき、アドレス変換回路15において
アドレスを変換したかどうかを変換有無信号19によっ
て、また変換したアドレス値(変換しなければそのまま
のアドレス値)を変換値バス16を経由してメモリコン
トローラ17のアドレス復元回路19に送出する。
【0031】このように、アドレス変換回路15で転送
先アドレスを変換することによって、システムバス10
ではメモリ21の転送先アドレスとシステムバス10の
バウンダリが同じに見えるので、バッファリング機構2
からシステムバス10へ出力されるデータは必ずバウン
ダリ最大転送幅となる。
【0032】システムバス10を経由してメモリコント
ローラ17に送られてきた転送先アドレスは、変換有無
信号24から変換の有無の通知をもとに転送先アドレス
の復元の必要/不必要を判断し、復元が必要と判断する
と変換値バス16から変換前のアドレス値をもとに本来
の転送先アドレスに復元され、アドレスバス23を経由
してメモリ制御部18に送出される。
【0033】メモリ制御部18は、システムバス10経
由で受け取ったデータ及びメモリ書き込み要求と、アド
レスバス23経由で受け取った転送先アドレスに従い、
メモリバス20経由でメモリ21にデータが書き込まれ
る。
【0034】次にメモリリードのDMA転送を要求して
いる場合を考える。
【0035】I/Oコントローラ1はメモリリード4経
由でデータ読み出し要求を送出すると、バッファリング
機構2はI/Oレディ22経由でデータの読み出し可否
をI/Oコントローラ1に通知する。
【0036】バッファリング機構2はI/Oコントロー
ラ1からメモリ読み出し要求を受けると、システムバス
10のアクセス権を獲得するために、バスリクエスト8
をDMA制御部11内のバス制御部14に出力する。
【0037】バスリクエスト8を受けたバス制御部14
は、システムバス10のアクセス権を獲得して、バスア
クノレッジ9をバッファリング機構2に送出する。バス
アクノレッジ9を受けたバッファリング機構2は、メモ
リコントローラ17からメモリリードデータの受け取り
待ち状態となる。
【0038】システムバス10のアクセス権を獲得した
DMA制御部11は、読み出し要求信号と転送先(読み
出し)アドレスをシステムバス10経由でメモリコント
ローラ17に出力する。
【0039】なおDMA制御部11から送出される転送
先アドレスは、まずOSから指示されたメモリ21上の
転送先アドレスを転送先アドレスレジスタ12で保持
し、この転送先アドレスをアドレス変換回路15に送出
する。アドレス変換回路15では、転送先アドレスの先
頭アドレスがメモリ21のバウンダリ先頭と同じかどう
かを判断し、同じであれば転送先アドレスを変換せずに
システムバス10に送出する。もし異なっていれば、転
送先アドレスの先頭アドレスをバウンダリ先頭になるよ
うに変換して、システムバス10に送出する。
【0040】このとき、アドレス変換回路15において
アドレスを変換したかどうかを変換有無信号19によっ
て、また変換したアドレス値(変換しなければそのまま
のアドレス値)を変換値バス16を経由してメモリコン
トローラ17のアドレス復元回路19に送出する。
【0041】システムバス10を経由してメモリコント
ローラ17に送られてきた転送先アドレスは、変換有無
信号24から変換の有無の通知をもとに転送先アドレス
の復元の必要/不必要を判断し、復元が必要と判断する
と変換値バス16から変換前のアドレス値をもとに本来
の転送先アドレスに復元され、アドレスバス23を経由
してメモリ制御部18に転送される。
【0042】メモリ制御部18は、システムバス10経
由で受け取ったメモリ読み出し要求と、アドレスバス2
3経由で受け取った転送先アドレスに従い、メモリバス
20経由でメモリ21のデータを読み出し、システムバ
ス10経由でバッファリング機構2に出力する。
【0043】書き込み時と同様、アドレス変換回路15
での転送先アドレス変換によって、システムバス10で
はメモリ21の転送先アドレスとシステムバス10のバ
ウンダリが同じに見えるので、バッファリング機構2か
らシステムバス10へ出力されるデータは必ずバウンダ
リ最大転送幅となる。
【0044】バッファリング機構2はI/Oレディ22
によりI/Oコントローラ1に対してデータの読み込み
許可の通知を行い、データバス5経由でデータを出力す
る。これにより、I/Oコントローラ1はデータを読み
出すことができる。
【0045】次に、アドレス変換回路15及びアドレス
復元回路19の詳細な構成を図2を参照して説明する。
【0046】まず、アドレス変換回路15は、転送先ア
ドレスレジスタ12から送出されるアドレスを上位アド
レスと下位アドレスとに分割された上位アドレスをラッ
チする上位アドレスラッチ回路26と、下位アドレスを
ラッチする下位アドレスラッチ回路28と、転送先アド
レスレジスタ12からの下位アドレスの代わりに送出す
る下位アドレスを生成する下位アドレス回路27とから
構成される。
【0047】また、アドレス復元回路19は、システム
バス10経由で送られてきた転送先アドレスのうち上位
アドレスのみをラッチする上位アドレスラッチ回路29
と、変換値バス16経由で送られてきた下位アドレスを
ラッチする下位アドレスラッチ回路30とから構成さ
れ、上位アドレスラッチ回路29の上位アドレスと下位
アドレスラッチ回路30の下位アドレスとを合成して、
本来の転送先アドレスをメモリ制御部に送出するように
なっている。
【0048】次にアドレス変換回路15及びアドレス復
元回路19の動作を以下に説明する。
【0049】転送先アドレスレジスタ12からアドレス
バス13経由で転送先アドレスが送られてくると、アド
レス変換回路15では上位アドレスと下位アドレスとに
分割され、上位アドレスを上位アドレスラッチ回路26
に、下位アドレスと下位アドレスラッチ回路28にラッ
チする。
【0050】ここで、上位アドレスと下位アドレスのビ
ット数は、使用されるシステムバス10のアドレスのビ
ット数とデータの転送単位(バウンダリ)によって決定
される。例えば、32ビットのアドレッシングで、バウ
ンダリが32ビットであったとすると、アドレスの上位
30ビットを上位アドレスとし、アドレスの下位2ビッ
トを下位アドレスとする。つまり、システムバス10に
おけるバウンダリ分のアドレスを下位アドレスとするも
のである。
【0051】システムバス10にデータを転送する際、
下位アドレスが“0”の時、つまりシステムバス10の
バウンダリ先頭の時が最も転送効率が良いので、下位ア
ドレス回路27は、下位アドレスラッチ回路28でラッ
チした下位アドレスと同数の“O”つまり“O0”を固定
下位アドレスとして出力し、上位アドレスラッチ回路2
6からの上位アドレスと合成してシステムバス10に出
力する。
【0052】下位アドレスラッチ回路28は、下位アド
レスが下位アドレス回路27で出力する“O0”と同じ
かどうかを比較し、同じであれば変換無信号を、異なっ
ていれば変換有信号を、変換有無信号24を経由してア
ドレス復元回路19に送出する。また、受け取った下位
アドレス(本来のアドレス値)を、変換値バス16を経
由してアドレス復元回路19に送出する。
【0053】システムバス10に送出された転送先アド
レスは、アドレス復元回路19の上位アドレスラッチ回
路29で上位アドレスのみラッチされる。なお、下位ア
ドレスは破棄される。
【0054】下位アドレスラッチ回路30は、変換有無
信号24でアドレスの変換の有無を、変換値バス16か
ら下位アドレスラッチ回路28でラッチした下位アドレ
スを受け取り、上位アドレスラッチ回路29でラッチし
た上位アドレスと合成して、アドレスバス23経由でメ
モり制御部18に転送先アドレスを送出する。
【0055】このようにアドレス変換及び復元を行うこ
とで、システムバス10上ではメモリの転送先アドレス
とシステム10のバウンダリが常に同じに見え、異なる
ときに比べ転送効率が向上する。
【0056】次に、データ転送時のタイミングチャート
を図3、4のタイミング図を参照して説明する。ここで
は、4バイトバウンダリのシステムバスで6バイトのデ
ータを転送する場合を考える。
【0057】まず、図3に示されるタイミング図は、ア
ドレスがデータ1とデータ2の間、及びデータ5とデー
タ6の間でシステムのバウンダリがとぎれているときの
メモリライトを示したものである。なお、図において
は従来技術を示し、に本発明を示したものである。
【0058】I/Oコントローラからバッファリング機
構2にDMA転送の要求であるDMARQ7でDMA転
送の要求を行うと、DMAAK6でDMA転送が許可さ
れる。その後、8ビットのデータバス5を経由して6バ
イトのメモリライトデータが1バイトずつバッファリン
グ機構2に転送される。
【0059】バッファリング機構2に6バイトのメモリ
ライトデータが溜まると、バス制御部14に対してバス
リクエスト8でシステムバス10のアクセス権の獲得を
要求する。システムバス10のアクセス権を獲得すると
バスアクノレッジ9でその旨が通知され、バッファリン
グ機構2からシステムバス10を経由してメモりコント
ローラ17にメモリライトデータの送出が開始される。
【0060】このとき、従来は転送先アドレスをそのま
ま送出していたので、データ1とデータ2の間、及びデ
ータ5とデータ6の間でシステムのバウンダリがとぎれ
ている関係上、に示されるように、1回目の転送では
32ビットのデータバス(システムバス10)に始めの
データ1(1バイト)のみしか送出されない。2回目の
転送ではデータ2〜データ5が一括で送出され、更に3
回目の転送で残りのデータ6が送出されていた。
【0061】しかしながら、本発明ではシステムバス1
0のバウンダリと同じになるように転送先アドレスを変
換しているので、システムバス10上では、データ4と
データ5の間でシステムバスのバウンダリがとぎれるよ
うに判断される。つまり、に示されるように、1回目
の転送で32ビットのデータバス(システムバス10)
にデータ1〜データ4の4バイトのメモリライトデータ
が一括で送出され、2回目の転送で残り2バイトのメモ
リライトデータであるデータ5及びデータ6が一括で送
出される。
【0062】このように、転送先アドレスを変換しない
と場合によっては3回の転送を必要としていたが、本発
明のように転送先アドレスを変換することで常に2回の
転送で6バイトのデータを転送することができるように
なる。
【0063】次に、図4に示されるタイミング図は、ア
ドレスがデータ1とデータ2の間、及びデータ5とデー
タ6の間でシステムのバウンダリがとぎれているときの
メモリリードを示したものである。なお、図において
は従来技術を示し、に本発明を示したものである。
【0064】メモリライトの時と同様に、I/Oコント
ローラからバッファリング機構2にDMA転送の要求で
あるDMARQ7でDMA転送の要求を行うと、DMA
AK6でDMA転送が許可される。
【0065】その後、バッファリング機構2はバス制御
部14に対してバスリクエスト8でシステムバス10の
アクセス権の獲得を要求すると、バス制御部14はシス
テムバス10のアクセス権を獲得して、バスアクノレッ
ジ9でその旨を通知する。
【0066】システムバス10のアクセス権を獲得する
と、DMA制御部11からメモリリードデータを読み出
す転送先アドレスがシステムバス10を経由してメモリ
コントローラ17に送出され、メモリコントローラ17
によってメモリリードデータが読み出される。
【0067】読み出されたメモリリードデータはシステ
ムバス10を経由してバッファリング機構2に転送され
るのだが、従来はDMA制御部11から転送先アドレス
をそのまま送出していたので、データ1とデータ2の
間、及びデータ5とデータ6の間でシステムのバウンダ
リがとぎれている関係上、に示されるように、1回目
の転送では32ビットのデータバス(システムバス1
0)に始めのデータ1(1バイト)のみしか送出されな
い。2回目の転送ではデータ2〜データ5が一括で送出
され、更に3回目の転送で残りのデータ6が送出されて
いた。
【0068】しかしながら、本発明ではシステムバス1
0のバウンダリと同じになるよう転送先アドレスを変換
しているので、データ4とデータ5の間でシステムバス
のバウンダリがとぎれるように判断される。つまり、
に示されるように、1回目の転送で32ビットのデータ
バス(システムバス10)にデータ1〜データ4の4バ
イトのメモリリードデータが一括で送出され、2回目の
転送で残り2バイトのメモリリードデータであるデータ
5及びデータ6が一括で送出される。
【0069】このように、メモリライトと同様に、転送
先アドレスを変換しないと場合によっては3回の転送を
必要としていたが、本発明のように転送先アドレスを変
換することで常に2回の転送で6バイトのデータを転送
することができるようになった。
【0070】なお、本発明に係わるメモリ制御回路は図
5に示されるように、I/Oコントローラ1内のDMA
コントローラ31からアドレスバス32経由で転送先ア
ドレスを受け取っても一向に構わない。これは、DMA
制御部への転送先アドレスの供給元がどこであっても本
発明の主旨に何ら変化することがないことを意味する。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、PCI
バス等の汎用バスを使用したコンピュータシステムにお
けるDMA制御部とメモリコントローラにアドレス変換
回路とアドレス復元回路を設けたので、転送先アドレス
をシステムバスのバウンダリが合わせることができる。
つまり転送先アドレスがバウンダリの途中から始まるア
ドレスであった場合でも、転送先アドレスをバウンダリ
の先頭アドレスに変換するので、システムバス上では転
送先アドレスとシステムバスのバウンダリが同じである
ように見え、システムバスのバウンダリを最大限に有効
活用できることから転送回数を低減でき、バストラフィ
ックを減少させることができる。
【0072】また、本発明によれば、汎用バスのバスロ
ジックを変更することなくそのまま利用することができ
る。つまり、システムバスの仕様変更なしに性能向上が
図れるので、高価な専用システムバスを開発することな
く安価な汎用バスを利用でき、安価なコンピュータシス
テムの構築が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示したメモリ制御回路。
【図2】メモリ制御回路のアドレス変換回路及びアドレ
ス復元回路を示した図。
【図3】本発明のメモリライト動作を示したタイミング
図。
【図4】本発明のメモリリード動作を示したタイミング
図。
【図5】本発明の他の実施の形態を示したメモリ制御回
路。
【図6】従来の技術を示したブロック図。
【符号の説明】 1 I/Oコントローラ 2 バッファリング機構 3 メモリライト 4 メモリリード 5 データバス 6 DMAAK信号 7 DMARQ信号 8 バスリクエスト 9 バスアクノレッジ 10 システムバス 11 DMA制御部 12 転送先アドレスレジスタ 13 アドレスバス 14 バス制御部 15 アドレス変換回路 16 変換値バス 17 メモリコントローラ 18 メモリ制御部 19 アドレス復元回路 20 メモリバス 21 メモリ 22 I/Oレディ 23 アドレスバス 24 変換有無信号 25 メモリ制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスを介してI/Oとメモリとのデータ
    転送をバウンダリ毎に行うメモリ制御装置において、 転送データを一旦バッファリングして、前記メモリのバ
    ウンダリ境界に達すると一括して転送するバッファリン
    グ機構と、 前記メモリにおける転送先アドレスを変換してバスに送
    出するアドレス変換回路と、 前記第1のアドレス変換回路において変換されたアドレ
    スを復元するアドレス復元回路と、を有することを特徴
    とするメモリ制御回路。
  2. 【請求項2】 バスを介してI/Oとメモリとのデータ
    転送をバウンダリ毎に行うメモリ制御装置において、 転送データを一旦バッファリングして、前記メモリのバ
    ウンダリ境界に達すると一括して転送するバッファリン
    グ機構と、 前記I/Oからの要求によりDMA転送を制御するDM
    A制御部と、 前記メモリの入出力制御を行うメモリコントローラと、
    を有するメモリ制御回路において、 前記DMA制御部には、前記メモリにおける転送先アド
    レスを変換してバスに送出するアドレス変換回路を有
    し、 前記メモリコントローラには、前記第1のアドレス変換
    回路において変換されたアドレスを復元するアドレス復
    元回路と、を有することを特徴とするメモリ制御回路。
  3. 【請求項3】 前記アドレス変換回路は、転送先アドレ
    スをメモリバウンダリの先頭アドレスに変換する手段
    と、変換情報を前記アドレス復元回路に通知する手段と
    を有し、 前記アドレス復元回路は前記アドレス変換回路からの前
    記変換情報を基に変換された転送先アドレスを復元する
    手段を有することを特徴とする請求項1及び2記載のメ
    モリ制御回路。
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