JP2000223929A - デュアルバンドアンテナ - Google Patents

デュアルバンドアンテナ

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JP2000223929A
JP2000223929A JP11025916A JP2591699A JP2000223929A JP 2000223929 A JP2000223929 A JP 2000223929A JP 11025916 A JP11025916 A JP 11025916A JP 2591699 A JP2591699 A JP 2591699A JP 2000223929 A JP2000223929 A JP 2000223929A
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JP
Japan
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wavelength
frequency band
antenna
dual
band
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JP11025916A
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English (en)
Inventor
Koji Wada
浩嗣 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Yokowo Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で帯域幅を十分に広くでき、しかも
放射パターンが断面略8の字であって、携帯電話機など
のアンテナとして好適なデュアルバンドアンテナを提供
する。 【解決手段】ヘリカル状で、先端側を所定ターン数だけ
等ピッチとし、これに続けて基端側ほどターン毎にその
ピッチが大きくなるようにし、全体の実効長が、第1周
波数帯f1の1/4波長であるとともに、これよりも周
波数の高い第2周波数帯f2の3/4波長であるように
する。さらに、第2周波数帯f2に対して、先端側で実
効長が1/2波長となる部分の物理的長さd1が、基端
側で実効長が1/4波長となる部分の物理的長さd2よ
りも短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機などの
アンテナとして好適なデュアルバンドアンテナに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機などに好適なデュアルバンド
アンテナの一例が特開平10−322122号公報に示
されている。この従来のデュアルバンドアンテナの構成
は、あるターン数だけ一定のピッチで巻回してなる第1
のヘリカル素子と、その基端に連接され、あるターン数
だけこれよりも大きなピッチで巻回した第2のヘリカル
素子とからなる。そして、第1のヘリカル素子の実効長
を高い周波数の第1の周波数帯が共振できるように設定
され、第1と第2のヘリカル素子全体の実効長を低い周
波数の第2の周波数帯が共振できるように設定されてい
る。そこで、第1と第2の周波数帯がともに共振できる
デュアルバンドアンテナとして作用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき従来のデ
ュアルバンドアンテナは、比較的に簡単な構造であり、
小型軽量に構成でき、携帯電話機などのアンテナとして
好適である。しかるに、実用上で使用できるアンテナ特
性が得られる周波数帯の帯域幅を、十分に広くとること
ができない。そこで、デュアルバンドアンテナとして適
用できる周波数帯は、その帯域幅が比較的に狭いものに
限定されてしまう。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、簡単な構造であって、しかも帯域幅を十分に広く
することのできるデュアルバンドアンテナを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のデュアルバンドアンテナは 、ヘリカル
状で、基端側ほどターン毎にそのピッチが大きくなるよ
うにし、全体の実効長が、第1周波数帯の1/4波長で
あるとともに、これよりも周波数の高い第2周波数帯の
3/4波長であるように構成されている。
【0006】また、ヘリカル状で、先端側を所定ターン
数だけ等ピッチとし、これに続いて基端側ほどターン毎
にそのピッチが大きくなるようにし、全体の実効長が、
第1周波数帯の1/4波長であるとともに、これよりも
周波数の高い第2周波数帯の3/4波長であるように構
成しても良い。
【0007】そして、前記第2周波数帯に対して、先端
側で実効長が1/2波長となる部分の物理的長さが、基
端側で実効長が1/4波長となる部分の物理的長さより
も短くなるように構成することもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1な
いし図5を参照して説明する。図1は、本発明のデュア
ルバンドアンテナの一実施例を示し、(a)は正面図で
あり、(b)は平面図であり、(c)は底面図であり、
(d)は第1周波数帯が1/4波長で共振した電流分布
図であり、(e)は第2周波数帯が3/4波長で共振し
た電流分布図である。図2は、携帯電話機などにデュア
ルバンドアンテナとして組み付けるように構成した縦断
面図である。図3は、VSWR特性図である。図4は、
アンテナ特性を示すスミスチャートである。図5は、本
発明の放射パターンである。
【0009】まず、本発明のデュアルバンドアンテナ1
0は、図1(a)、(b)、(c)に示すごとく、ヘリ
カル状で、先端側の所定のターン数(実施例では4.5
ターン)はピッチp1で等ピッチで巻回され、これに続
いて、基端側ほどターン毎にそのピッチp2、p3、p
4、p5が大きくなるように巻回して構成されている。
一例としては、所定のターン数が等ピッチのp1は1m
m、これよりターン毎にピッチが大きいくなるp2は2
mm、p3は3mm、p4は3.5mm、p5は4.6
mmである。また、その巻径は5mmである。そして、
全体の実効長が、890〜960MHzの第1周波数帯
f1に対して図1(d)に示されるごとく、1/4波長
で共振するように設定される。また、全体の実効長が、
1.71〜1.88GHzの第2周波数帯f2に対して
も、図1(e)に示されるごとく、3/4波長で共振す
るように設定される。ここで、第2周波数帯f2に対し
て、共振する先端側の1/2波長の実効長となる部分
は、等ピッチp1で4.5ターンだけ巻回されたp0部
と、p1よりもピッチがp2と大きくされた部分とから
なり、その物理的長さはd1である。そして、第2周波
数帯f2に対して共振する基端側の1/4波長の実効長
の部分は、ピッチがp3、p4、p5の部分であり、そ
の物理的長さはd2である。そして、この先端側で1/
2波長の実効長の物理的長さd1が、基端側で1/4波
長の実効長の物理的長さd2よりも短くなるように設定
されている。
【0010】そしてまた、図2に示すごとく、このデュ
アルバンドアンテナ10を携帯電話機に組み付けるのに
便利なように、その基端10aが導電性金属からなるホ
ルダー12に固定されるとともに電気的接続される。さ
らに、デュアルバンドアンテナ10全体を覆うように樹
脂からなるキャップ14が被せられ、その基端部がホル
ダー12に刻設されたネジに螺合されて固定される。さ
らにまた、ホルダー12には小径のネジが刻設され、こ
のネジが携帯用電話機の筐体に刻設された雌ネジに挿入
螺合されて固定される。
【0011】かかる構成にあっては、VSWR特性は、
図3に示すごとく、890MHzでVSWRは1.5
6、960MHzでVSWRは1.83、1.71GH
zでVSWRは1.70、1.88GHzでVSWRは
1.21と、第1周波数帯f1および第2周波数帯f2
のいずれでも良好である。また、図4のスミスチャート
で示されるごとく、第1周波数帯f1および第2周波数
帯f2のいずれでも良好なアンテナインピーダンスが得
られている。さらに、本発明のデュアルバンドアンテナ
にあっては、基端側ほどターン毎にピッチが大きくなる
ように構成することで、等ピッチで巻回されたアンテナ
と比較して、実用上使用できる共振帯域幅が広くなるこ
とが実験的に確認されている。また、第2周波数帯f2
においても、先端側の1/2波長が共振する実効長部分
の基部のピッチをp2と大きくすることで、1/2波長
が共振する実効長部分を全て等ピッチで構成したものに
比較して、帯域幅が広くなることが同様に実験的に確認
されている。
【0012】また、本発明では、基端側ほどターン毎に
ピッチが大きくなるように設定されているので、第1周
波数帯f1に対して、図1(d)に示すごとく、その電
流分布は、モノポールアンテナと同様となり、その放射
パターンは、正面から見て、図5のごとく、モノポール
アンテナの放射パターンと同様に断面略8の字となって
いる。なお、ヘリカル状で等ピッチで巻回されたアンテ
ナにあっては、一般的にその放射パターンは、ヌルポイ
ントが存在して、断面略8の字から大幅に変形されたも
のとなる。そしてまた、第2周波数帯f2に対して、図
1(e)に示すごとく、その電流分布において、1/2
波長の実効長の物理的長さd1の部分が短く、1/4波
長の実効長の物理的長さd2の部分が長いので、この物
理的長さの長い1/4波長の放射パターンが強く、物理
的長さが短い1/2波長の放射パターンは弱いものとな
る。そこで、全体としては、3/4波長の放射パターン
よりも1/4波長の放射パターンに近いものとなる。こ
れは、モノポールアンテナで3/4波長による放射パタ
ーンに比較して、大幅にヌルポイントが改善されて断面
略8の字に近いものとなっている。したがって、本発明
のデュアルバンドアンテナは、第1周波数帯f1および
第2周波数帯f2のいずれに対しても、断面略8の字の
放射パターンが得られる。これは、アンテナの姿勢によ
って、ヌルポイントの存在により利得が大幅に変化する
ようなことがなく、携帯電話機などの移動体のアンテナ
として好適である。
【0013】なお、上記実施例では、890〜960M
HzのGSMを第1周波数帯f1とし、1.71〜1.
88GHzのDCSを第2周波数帯f2としているが、
これに限られず、PDCの800MHz帯と1.5GH
z帯、AMPSとPCSなどの組み合わせで2つの周波
数帯で作用するデュアルバンドアンテナとして構成して
も良い。また、上記実施例では、先端から基端までを同
じ巻径で構成しているが、これに限られず、基端側ほど
ターン毎にその巻径が大きくなるように異径に構成して
も良い。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデュアル
バンドアンテナは構成されているので、以下のごとき格
別な効果を奏する。
【0015】請求項1および2記載のいずれのデュアル
バンドアンテナにあっても、基端側ほどターン毎にその
ピッチが大きくなるように構成されているので、第1周
波数帯および第2周波数帯の2つの周波数帯でともに広
い帯域幅で使用することができる。
【0016】そして、請求項3記載のデュアルバンドア
ンテナにあっては、第1周波数帯および第2周波数帯の
2つの周波数帯で、いずれも断面略8の字の放射パター
ンを得ることができ、ヌルポイントが存在せず、アンテ
ナの姿勢により利得が大幅に変化するようなことがな
い。そこで、携帯電話機などの移動体用のアンテナとし
て好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデュアルバンドアンテナの一実施例を
示し、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、
(c)は底面図であり、(d)は第1周波数帯が1/4
波長で共振した電流分布図であり、(e)は第2周波数
帯が3/4波長で共振した電流分布図である。
【図2】携帯電話機などにデュアルバンドアンテナとし
て組み付けるように構成した縦断面図である。
【図3】VSWR特性図である。
【図4】アンテナ特性を示すスミスチャートである。
【図5】本発明の放射パターンである。
【符号の説明】
10 デュアルバンドアンテナ f1 第1周波数帯 f2 第2周波数帯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリカル状で、基端側ほどターン毎にそ
    のピッチが大きくなるようにし、全体の実効長が、第1
    周波数帯の1/4波長であるとともに、これよりも周波
    数の高い第2周波数帯の3/4波長であるように構成し
    たことを特徴とするデュアルバンドアンテナ。
  2. 【請求項2】 ヘリカル状で、先端側を所定ターン数だ
    け等ピッチとし、これに続いて基端側ほどターン毎にそ
    のピッチが大きくなるようにし、全体の実効長が、第1
    周波数帯の1/4波長であるとともに、これよりも周波
    数の高い第2周波数帯の3/4波長であるように構成し
    たことを特徴とするデュアルバンドアンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のデュアルバンド
    アンテナにおいて、前記第2周波数帯に対して、先端側
    で実効長が1/2波長となる部分の物理的長さが、基端
    側で実効長が1/4波長となる部分の物理的長さよりも
    短くなるように構成したことを特徴とするデュアルバン
    ドアンテナ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002217625A (ja) * 2001-01-16 2002-08-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯無線機の内蔵アンテナ
JP2010068070A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Yazaki Corp デュアルバンド・ヘリカルアンテナの設計方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002217625A (ja) * 2001-01-16 2002-08-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯無線機の内蔵アンテナ
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