JP2000222166A - 音声入力方式を用いた汎用データ入力システム - Google Patents

音声入力方式を用いた汎用データ入力システム

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JP2000222166A
JP2000222166A JP11022339A JP2233999A JP2000222166A JP 2000222166 A JP2000222166 A JP 2000222166A JP 11022339 A JP11022339 A JP 11022339A JP 2233999 A JP2233999 A JP 2233999A JP 2000222166 A JP2000222166 A JP 2000222166A
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Taisuke Horiuchi
泰輔 堀内
Shozo Miyazawa
昌三 宮澤
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IDEXON GIKEN CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 音声入力を用いて効率的なデータ入力、デー
タ閲覧を可能にする。 【解決手段】 単語、文、英数字等のデータあるいはコ
マンドを入力するための音声を含む入力手段と、アプリ
ケーションプログラム40で使用するメニューをメニュ
ー構造データベースとして登録すると共に、データを入
力あるいは表示する項目を入力画面構造データベースと
して登録して格納したメモリ部と、メニュー構造データ
ベースおよび入力画面構造データベース38の各メニュ
ーおよび各項目と音声とを対応して構成したメニューデ
ータベースおよび項目データベースを登録した音声マク
ロデータベース34を格納したメモリ部と、メニュー構
造データベースおよび入力画面構造データベース38と
前記音声マクロデータベース34とを任意のメニュー
名、項目名、入力データを任意時点で音声入力可能に関
連づける音声入力処理インターフェース36を格納した
メモリ部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータのデー
タ入力、データの閲覧等を効率的に行える音声入力方式
を用いた汎用データ入力システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの入力手段として従来キー
ボード、マウス、音声、バーコード、タッチパネル等が
用いられている。これらの入力手段を用いたデータ入力
操作ではデータを効率的にかつ確実に入力できることが
求められる。データの入力手段として従来多用されてい
るキーボードは確実にデータを入力できる一方、入力速
度が遅いという問題がある。これに対して、音声入力は
入力速度が速いという利点がある一方、確実でかつ効率
的な入力を可能にするためには適切な使用方法を構築す
る必要があるという問題がある。
【0003】データ入力の入力フォームはきわめて多様
であり、データの用途も使用者も使用場所もさまざまで
ある。これらのうち、たとえば交通機関、各種施設、ホ
テル、旅館等の予約、問い合わせ等の業務にコンピュー
タを用いる場合のように、話者と対話しながらコンピュ
ータを操作するような場合は、予約状況を閲覧するとい
った操作が素早くでき、予約等の入力操作が簡単にでき
ることがきわめて重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンピュータで
データを入力する場合、あるいはデータを閲覧するよう
な場合は、一般に表形式あるいは特定の入力項目が設け
られた入力画面が用意され、各々のセルにデータを入力
したり、各々の入力項目にデータを入力したりするよう
になっている。入力項目が多数にわたる場合には複数の
表形式あるいは入力画面が用意され、所要の項目にデー
タを入力するようになっている。また、画面操作として
は画面メニューをマウスによってクリックする方法やプ
ルダウンメニューから指定する方法、キー入力による方
法等がある。
【0005】しかしながら、各入力項目にデータを入力
する操作は、入力項目を指定して、その入力項目で具体
的にデータを入力するという操作になるから、項目指定
にマウスやキー操作を利用し、データ入力に音声入力を
利用したとしても、移動操作等が迅速に行えないため
に、素早くデータ閲覧を行ったり、データを入力したり
することが困難であった。とくに、話者と対話して操作
するような場合には、入力画面に配置されている項目順
にデータを入力したりデータを閲覧したりするとは限ら
ず、項目移動が多岐にわたったりするから、一層操作性
が問題となる。なお、データの閲覧操作及び入力操作は
対話型でコンピュータを使用する場合に限らず、通常の
コンピュータの操作においても、より簡易に、効率的に
操作できることが望ましいことは同様である。
【0006】本発明は、このようなコンピュータ操作に
おいて、音声入力を利用することによって、データ閲
覧、データ入力操作を効率化することができ、確実に入
力でき、操作性の優れた音声入力方式を用いた汎用デー
タ入力システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、単語、文、
英数字等のデータあるいはコマンドを入力するための音
声を含む入力手段と、アプリケーションプログラムで使
用するメニューをメニュー構造データベースとして登録
すると共に、データを入力あるいは表示する項目を入力
画面構造データベースとして登録して格納したメモリ部
と、前記メニュー構造データベースおよび入力画面構造
データベースの各メニューおよび各項目と音声とを対応
して構成したメニューデータベースおよび項目データベ
ースを登録した音声マクロデータベースを格納したメモ
リ部と、前記メニュー構造データベースおよび入力画面
構造データベースと前記音声マクロデータベースとを任
意のメニュー名、項目名、入力データを任意時点で音声
入力可能に関連づける音声入力処理インターフェースを
格納したメモリ部とを備えた記憶手段と、前記アプリケ
ーションプログラムにより、前記メニュー構造データベ
ースおよび入力画面構造データベースに基づいてメニュ
ー画面および入力画面を表示する表示手段と、前記入力
手段、記憶手段、表示手段を制御するコンピュータの本
体とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係
る音声入力方式を用いた汎用データ入力システムを利用
するハードウェアの構成例を示す。同図で10はコンピ
ュータの本体、12は入力項目を備えた入力画面、メニ
ュー画面等を表示する表示装置、14はキーボード、1
6はマウス、18は音声入力用のマイクおよびスピーカ
を備えたヘッドセット、20はアプリケーションプログ
ラム及びデータ等を記録する記憶手段である。記憶手段
20はコンピュータの本体10に内蔵された記録媒体あ
るいは本体10に接続してデータをやり取りする記録媒
体によって構成される。キーボード14、マウス16、
ヘッドセット18は入力手段を構成するが、入力手段と
しては、これら以外にペン入力、バーコード入力等が利
用できる。
【0009】本実施形態の音声入力方式を用いた汎用デ
ータ入力システムは、キーボード14とマウス16と音
声入力用のヘッドセット20を併用して入力項目の選択
とデータ入力を行うことを可能にする。図2はこのよう
な入力項目の選択とデータ入力を制御するソフトウェア
階層図を示す。30はオペレーティングシステムであ
り、32はこのオペレーティングシステムの上で作動す
る音声認識エンジンである。音声認識エンジン32は、
ヘッドセット18のマイクから入力された音声を言語、
単語として認識するものであり、その認識結果をデータ
として入力項目に入力可能にする。なお、コンパイラ言
語1は音声認識エンジン32を駆動するために必須であ
る。
【0010】音声マクロデータベース34は音声認識エ
ンジン32の下で機能する音声マクロであり、入力画面
での入力項目を指定したり、メニュー項目を音声入力に
よって選択したりするための単語対音声のデータベース
となるものである。音声マクロデータベース34は音声
認識エンジン32とコンパイラ言語1を用いて作成され
る。音声マクロデータベース34に基づいて特定の音声
入力を行うことにより、特定のメニューが選択され、ま
た、特定の入力項目が選択されるといった操作が可能に
なる。音声マクロデータベース34ではアプリケーショ
ンで使用するメニュー項目や入力画面での項目名等をあ
らかじめデータベースとして用意し、アプリケーション
の使用時に音声入力によって特定のメニュー、入力項目
等を選択可能にする。
【0011】本実施形態では音声マクロデータベース3
4としてメニューデータベースと項目データベースを作
成する。メニューデータベースはメニューとして発音さ
れる単語もしくは文をデータベース化したものであり、
音声入力処理インターフェース36を介してアプリケー
ションプログラム40のメニュー画面もしくはデータの
入力画面が関連付けられる。たとえば、{メニュー}と
いう発声に対応してメニュー画面が対応し、{新規登
録}という発声に対応して新規登録画面が対応し、{顧
客閲覧}という発声に対応して顧客の一覧画面が対応す
るといったように作成することが可能である。
【0012】項目データベースは、入力画面での項目名
をデータベース化したものである。発声と項目が各々対
応してデータベース化され、音声入力処理インターフェ
ース36を介して入力画面での入力項目と関連付けられ
る。たとえば、{住所}という発声に対応して住所の入
力項目が対応し、{氏名}という発声に対応して氏名の
入力項目が対応する。この場合、一つの入力項目に複数
の発声が対応する形でデータベース化することができ
る。すなわち、類義語によって入力項目を指定できるよ
うにする。たとえば、{氏名}のかわりに{名前}、
{お名前}、{お客様}といった発声を対応づけること
ができる。対話形式の場合には{お名前}、{お客様}
と発声する場合があること等を考慮している。
【0013】音声入力処理インターフェース36は、ア
プリケーションプログラムで音声マクロデータベース3
4を利用する際の音声処理を制御するものである。たと
えば、メニューや項目を音声で指定するためには音声の
発音文法をあらかじめ規定しておかなければならない。
音声入力処理インターフェース36ではこのような音声
処理を規定する。音声入力処理インターフェース36は
音声マクロデータベース34とコンパイラ言語2を用い
て作成される。
【0014】音声入力処理としては、たとえば以下のよ
うに作成することができる。 (1)メニューの呼び出し メニューの呼び出しの文法構成として、以下のように設
定する。 {メインメニュー|サブ1|サブ2|サブ11|・・
・}“呼び出し” ここで、{ }内は音声マクロデータベース34におい
てメニューデータベースとして登録してあるメニュー項
目、プルダウンメニュー項目、ダウンメニュー項目のい
ずれかを音声入力することを意味する。音声入力による
メニュー項目のあとに“呼び出し”と発声するのは、メ
ニュー呼び出しのコマンドであることを認識させるため
の文法である。
【0015】(2)入力画面内での入力項目の選択 入力項目を選択する文法構成は、以下のように設定す
る。 {項目名1|項目名2|項目名3|・・・・} ここで、{ }内は項目データベースに登録されている
項目名(フィールド名)のいずれかを音声入力すること
を意味する。このデータの入力画面ではあらかじめ登録
されている項目名を発声するだけで、特定の項目が選択
されるように作成する。項目名は、たとえば、{住
所}、{氏名}、{電話番号}といった項目である。な
お、前述したように、項目データベースには{住所}と
{お住まい}といった発声が同一項目として認識すると
いったことが登録されているから、これらの発声にした
がって特定の項目が選択できるようになる。
【0016】(3)入力項目内への音声入力方法 入力項目内での音声による入力方法は、入力項目が個別
内容の場合には、 {入力内容}“入力終わり” として、入力内容をそのまま音声入力し、項目入力が終
了したところで“入力終わり”と発声することにより項
目入力の区切りとする。また、択一的な選択によって入
力する項目、たとえば、男性か女性かを区別するといっ
た項目{男|女}では、{ }内のどちらかを発声する
ことによって、そのまま項目入力が終了する。
【0017】なお、音声とキー入力、音声とマウスクリ
ック等のように、音声入力と他の入力手段を併合して使
用することももちろん可能である。たとえば、メニュー
選択で{新規登録}“呼び出し”といったように音声入
力するかわりに、{新規登録}と発声したところで、特
定のキー入力あるいはマウスクリックにより「新規登
録」のメニュー画面を表示させるようにすることもでき
る。また、項目入力画面でも{入力内容}“入力終わ
り”と発声するかわりに、{入力内容}を音声入力した
ところで、特定のキー入力あるいはマウスクリックによ
り入力内容を確定することができる。
【0018】このような音声入力処理インターフェース
36と音声マクロデータベース34を用意しておき、ア
プリケーションプログラム40の作成にあたり、メニュ
ー構造データベースと入力画面構造データベースを作成
することによって、メニュー構造および入力画面構造と
音声入力とが関連付けられてアプリケーションプログラ
ム40が駆動されるようになる。メニュー構造データベ
ースと入力画面構造データベースは音声入力処理インタ
ーフェース36とコンパイラ言語2を用いて作成され
る。なお、メニュー構造データベースと入力画面構造デ
ータベース38において、音声入力すべきものについて
は、あらかじめ音声マクロデータベース34に登録して
おく必要がある。
【0019】図3にメニュー構造データベース及び入力
画面構造データベース38の構造を模式的に示す。メニ
ュー構造データベースはメニューが階層により構成され
ていることを示すもので、各メニュー層は相互に関連付
けされている。たとえば、サブ1、2、3、・・・の階
層はメインメニューに関連づけされてメインメニューで
選択されるメニューであり、サブ11、サブ12の階層
はサブ1の階層のメニューによって選択される階層であ
る。このように、各階層は相互に関連付けされ、多重構
造の階層構造に形成される。
【0020】入力画面構造データベースはメニューによ
って選択される入力画面を各々のメニューに対応して登
録したものである。図3に示すフォーム1、フォーム
2、・・・は各メニューに対応する入力画面フォームを
示す。図では、各メニューに対応して入力画面が関連付
けられていることを示す。また、各々の入力画面フォー
ムにはその入力画面で入力可能な項目が登録されてい
る。
【0021】アプリケーションプログラム40は、メニ
ュー構造データベースと入力画面構造データベースを用
いて作成する。以下では、音声マクロデータベース34
および音声入力処理インターフェース36、メニュー構
造データベース、入力画面構造データベースを用いて作
成されたアプリケーションプログラム40の作用につい
て説明する。
【0022】図4は音声入力時の状態遷移を図示したも
のである。状態0〜4は音声入力あるいはキー入力等に
よって遷移した特定の状態を示す。状態0〜4は、モニ
タ12での表示でいえば、特定のメニュー画面、入力画
面として提示されるものである。なお、状態間の遷移は
矢印によって示している。この矢印は特定の状態から他
の状態へ遷移することを示している。なお、状態0〜4
は音声入力あるいはキー入力等によって遷移した先の状
態を示すものであり、状態0〜4の各々に特定のメニュ
ー画面や入力画面が対応しているものではない。たとえ
ば、状態2から状態2へ遷移した際にはメニュー画面は
他のメニュー画面に変わっている。
【0023】状態0はコンピュータが起動された状態
で、ステップ100の任意の音声入力によって状態1へ
移行する。たとえば、{メニュー}と音声入力すること
によってメインメニュー画面の状態1へ移行する。ステ
ップ100は音声入力で行ってもよいし、キー入力、マ
ウスクリック等の他の入力手段によることもできる。ま
た、コンピュータを起動した後、外部入力なしに状態1
に移行するようにすることもできる。
【0024】状態1からはステップ102により、サブ
メニューを音声入力して特定のメニューへ移行すること
ができる。移行先が状態2である。ステップ102で選
択するサブメニューは状態1のモニタ12に画面表示さ
れているメニューから音声入力またはキー入力等で選択
することもできるし、画面表示にないサブメニューを選
択して移行することも可能である。このような状態間の
移行は、メニュー構造データベースと音声マクロデータ
ベース34とを関連づける音声入力処理インターフェー
ス36によってなされるものである。キー入力、マウス
クリックによる選択の場合は、画面表示されているメニ
ューから選択することになるが、本システムでは音声入
力を利用してメニュー構造データベースの任意のメニュ
ーを選択することができ、画面表示されていないメニュ
ーへの移行が可能である。
【0025】ステップ104は、状態2でさらに別のサ
ブメニューを選択して状態2へ移行することを示す。こ
こで、移行後の状態2は先の状態2とは異なる状態であ
る。ステップ104でも音声入力とキー入力、マウスク
リック等の他の入力手段を使用することができる。ただ
し、キー入力あるいはマウスクリックの場合には上位の
階層から下位の階層へ順次メニューを選択していくこと
になるのに対して、音声入力の場合には、上位、下位の
階層を問わずに特定のメニュー階層へ一挙に移行できる
点で効率的に移行できるという利点がある。
【0026】ステップ106は状態1からデータの入力
状態である状態3(カーソルが入力項目に移動してい
る)へ移行するステップである。メインメニューの状態
1から状態3へ移行するには、ステップ106で項目デ
ータベースから特定の項目を音声入力することによって
移行することができる。この音声入力による方法は、メ
インメニューの状態1から一挙に入力画面の状態3へ移
行でき、なおかつ入力画面の特定の入力項目へカーソル
を移行できる点できわめて効率的である。
【0027】状態3の入力画面で入力項目が{男|女}
といった選択項目の場合にはステップ108で音声入力
またはキー入力、マウスクリック等によって入力する。
状態3で入力項目が個別内容の項目の場合には、適宜デ
ータを入力する。ステップ110が入力項目にデータを
入力するステップである。データの入力は前述した発声
文法にしたがった音声入力による方法、音声入力とキー
入力等の他の方法を併用する方法、キー入力による方法
等で行う。状態4はデータを入力する状態で、データ入
力が終了するとステップ112によって状態3へ移行す
る。状態4から状態3への移行は、音声入力の場合、前
述の文法“入力終わり”と発声されたところでなされ
る。もちろん、キー入力等によっても移行可能である。
状態3および状態4は入力画面を固定して特定の項目へ
データを入力する過程を表している。
【0028】ステップ114はデータ入力状態の状態3
へ移行する他のステップを示す。すなわち、メニューデ
ータベースを順次たどって状態2へ移行したとして、こ
の状態2で項目データベースから特定の項目を選択する
ことによって状態3へ移行することができる。この方法
は、メニューを順次選択していき、適宜のメニュー画面
を表示したところで状態3へ移行する方法である。この
ように、下位の階層へ順次メニューを選択していけばキ
ー入力やマウスクリックによって項目を指定することが
可能になるから、その際に項目を指定してデータが入力
できるようにするわけである。もちろん、このメニュー
画面で入力しようとする項目を音声入力して指定するこ
ともできる。このように下位の階層へ順次メニューを開
いていく方法は、画面指示にしたがって進めることがで
きてわかりやすいという利点がある。
【0029】ステップ116は特定の入力画面でのデー
タ入力状態から他のメニュー画面へ移行するステップで
ある。音声入力による場合は、特定の入力画面にある状
態でも、メニューデータベースのメニュー項目を音声入
力することによって、そのメニュー項目へ移行すること
ができる。ステップ116によって状態3から移行した
状態2は音声入力によって選択された特定のメニュー状
態であり、その状態で新たに項目を指定して入力等を行
うことができる。
【0030】以上説明したように、本実施形態の音声入
力方式を用いた汎用データ入力システムによれば、メニ
ュー項目の選択、入力項目の選択する際に音声入力を利
用することによって、階層とは無関係にメニュー項目や
入力項目を選択することが可能であり、特定のメニュー
画面あるいは入力画面の状態で、メニュー画面あるいは
入力画面に表示されていない項目であっても、音声入力
するだけでまったく別のメニュー画面あるいは入力画面
に移行して入力可能状態にすることができる。すなわ
ち、キー入力あるいはマウスクリックが表示画面内での
2次元的選択であるのに対して音声入力を併用すること
によって3次元的な選択を可能にするものである。
【0031】このようなコンピュータのデータ操作は、
メニュー構造あるいは入力画面構造、音声入力処理イン
ターフェース36を適宜設計することによって、きわめ
て多様な用途に利用することができる。すなわち、音声
入力によってデータ閲覧あるいはデータ入力する他に、
データの文字種を変えたり、文字の大きさを選択した
り、色を選択するといったことが音声入力の手段を利用
して可能である。たとえば、ペイントソフトなどでは、
色の選択や線種の選択等を行うが、画面表示によって線
種を選択したり、画面表示されている色を選択するかわ
りに、音声入力によって線種や色を指定することができ
れば、きわめて操作性が向上する。
【0032】また、本発明に係る音声入力方式を用いた
汎用データ入力システムは、音声入力を入力手段として
有効に利用できることから、ホテルや施設の予約といっ
た相手方と対話形式でコンピュータを扱うような場面で
の使用が有効である。たとえば、ホテル等で電話予約を
受け付けるような場合には、ヘッドセットを装着して相
手方と会話しながら、会話の音声を利用してコンピュー
タを操作することができる。会話の音声をキーとしてマ
ウス等の入力手段と連繋して画面を表示させたり、項目
入力が可能だからである。このような操作は音声マクロ
データベース34、音声入力処理インターフェース36
等を適宜設計することによってなされる。
【0033】また、本発明に係る音声入力方式を用いた
汎用データ入力システムは、項目間の移動をランダムに
行わなければならないといった操作が必要な場合にも有
効である。たとえば、施設の予約といった対話形式でコ
ンピュータを扱うような場合には、予約等の操作に関連
して入力画面のフォームやメニューが操作者にとって使
いやすい形式になっている必要がある。本発明に係る音
声入力方式を用いた汎用データ入力システムであれば、
画面に表示されていないメニューや項目であっても音声
入力によって選択することができるから、きわめて操作
性が向上し、使いやすいシステムを構築することができ
る。
【0034】なお、ホテルや施設の予約にあっては、利
用状況を日時カレンダーに関連付けて画面表示できた
り、検索できたりすることが必要である。その場合、日
時カレンダーの表示が、常に月単位で月の始めから終わ
りまで表示されていると、月始めあるいは月末で月を跨
いで前後の利用状況を閲覧等しなければならないといっ
た場合に、日時カレンダーを切り換えることが煩雑であ
るといったことが生じる。そのような場合には、利用日
を基準に日時カレンダーを表示するといったメニューを
用意しておけば、日時カレンダーの表示を操作状況に合
わせて適宜表示に切り換えることができ、きわめて操作
性を改善することができる。また、利用日を表示させる
ような場合に、入力画面上に利用日が表示されていなく
ても、音声入力によって利用日を入力することでその利
用日の入力画面が表示されるといった操作を可能にする
こともできる。
【0035】また、データ検索やデータ閲覧を表示させ
る場合も、種々の画面表示をメニューとして用意してお
くことで、操作性を向上させることができる。たとえ
ば、施設の座席の予約、ホテルの部屋予約などの場合
に、予約内容に関連する項目のみ入力画面に表示させて
操作するといった使い方である。ホテルの部屋を予約す
る際には、利用申込み者の目的に合った部屋のみ閲覧で
きるようにする方が、すべての部屋を表示させてチェッ
クするよりも操作がたやすくなる。本発明に係る音声入
力方法によれば、このようなメニュー画面、入力画面等
を適宜用意しておくことにより、音声入力によって適宜
メニュー画面、入力画面を選択して表示することができ
るから、きわめて操作を効率的に行うことができる。本
発明に係る音声入力方式を用いた汎用データ入力システ
ムはこのような多様なメニュー構造および入力画面構造
に迅速にかつ容易に対応することができる点できわめて
有効である。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る音声入力方式を用いた汎用
データ入力システムによれば、上述したように、音声入
力をキー入力あるいはマウス入力等の入力手段と併用す
る構成としたことと、メニューデータベースおよび項目
データベースを登録した音声マクロデータベースと、メ
ニュー構造データベースおよび入力画面構造データベー
スとを音声入力処理インターフェースによって関連づけ
ることにより、アプリケーションプログラムでメニュー
および項目の呼び出しを音声入力によって制御すること
が可能になる。音声マクロデータベースとメニュー構造
データベースおよび入力画面構造データベースとは音声
入力によって関連づけられることによって、メニュー構
造あるいは入力画面構造が階層構造となっていても、音
声入力を利用して直接的に特定のメニューあるいは項目
を呼び出すことが可能になる。この結果、メニューおよ
び項目の選択をきわめて効率的に行うことができ、ラン
ダムなデータの入力、データの閲覧が必要となるコンピ
ュータの操作、制御にきわめて効果的に利用することが
可能になるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声入力方式を用いた汎用データ
入力システムを適用するハードウェアの構成例を示す説
明図である。
【図2】本発明に係る音声入力方式を用いた汎用データ
入力システムを適用するソフトウェアの階層図である。
【図3】メニュー構造データベース、入力画面構造デー
タベースの階層構成を示す説明図である。
【図4】音声入力による状態遷移を示す説明図である。
【符号の説明】
10 本体 12 表示装置 14 キーボード 16 マウス 18 ヘッドセット 20 記憶手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単語、文、英数字等のデータあるいはコ
    マンドを入力するための音声を含む入力手段と、 アプリケーションプログラムで使用するメニューをメニ
    ュー構造データベースとして登録すると共に、データを
    入力あるいは表示する項目を入力画面構造データベース
    として登録して格納したメモリ部と、 前記メニュー構造データベースおよび入力画面構造デー
    タベースの各メニューおよび各項目と音声とを対応して
    構成したメニューデータベースおよび項目データベース
    を登録した音声マクロデータベースを格納したメモリ部
    と、 前記メニュー構造データベースおよび入力画面構造デー
    タベースと前記音声マクロデータベースとを任意のメニ
    ュー名、項目名、入力データを任意時点で音声入力可能
    に関連づける音声入力処理インターフェースを格納した
    メモリ部とを備えた記憶手段と、 前記アプリケーションプログラムにより、前記メニュー
    構造データベースおよび入力画面構造データベースに基
    づいてメニュー画面および入力画面を表示する表示手段
    と、 前記入力手段、記憶手段、表示手段を制御するコンピュ
    ータの本体とを備えたことを特徴とする音声入力方式を
    用いた汎用データ入力システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110308886A (zh) * 2018-03-27 2019-10-08 三星电子株式会社 提供与个性化任务相关联的声音命令服务的系统和方法

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CN110308886B (zh) * 2018-03-27 2024-03-01 三星电子株式会社 提供与个性化任务相关联的声音命令服务的系统和方法

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