JP2000220977A - 内燃機関用回転蓄熱式熱交換装置 - Google Patents

内燃機関用回転蓄熱式熱交換装置

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JP2000220977A
JP2000220977A JP11023650A JP2365099A JP2000220977A JP 2000220977 A JP2000220977 A JP 2000220977A JP 11023650 A JP11023650 A JP 11023650A JP 2365099 A JP2365099 A JP 2365099A JP 2000220977 A JP2000220977 A JP 2000220977A
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metal
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heat exchange
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Kazuyoshi Takigawa
一儀 滝川
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D19/00Regenerative heat-exchange apparatus in which the intermediate heat-transfer medium or body is moved successively into contact with each heat-exchange medium
    • F28D19/04Regenerative heat-exchange apparatus in which the intermediate heat-transfer medium or body is moved successively into contact with each heat-exchange medium using rigid bodies, e.g. mounted on a movable carrier
    • F28D19/041Regenerative heat-exchange apparatus in which the intermediate heat-transfer medium or body is moved successively into contact with each heat-exchange medium using rigid bodies, e.g. mounted on a movable carrier with axial flow through the intermediate heat-transfer medium

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換性能が優れ、かつ高いシール性が得ら
れる内燃機関用回転蓄熱式の熱交換装置の提供。 【解決手段】 ハウジング内に回転自在に収容された熱
交換用メタルハニカム構造体とそのメタルハニカム構造
体の駆動装置を備え、前記ハウジングの両端部には端部
キャップが固着され、その端部キャップには高温流体の
流入口と流出口、および低温流体の流入口および流出口
がそれぞれ設けられた構造となし、また前記熱交換用メ
タルハニカム構造体は、薄肉金属板からなる平板状の金
属帯材と波形状の金属帯材とを互いに重積して軸芯方向
に無数の網目状通気孔路を有する積層体で構成され、か
つ該積層体は平板状の金属帯材または波形状の金属帯材
が長手方向または円周方向に分割されてそれぞれの接合
端部が相互に摺動可能に重合された構造となしたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱鋼製メタルハ
ニカム構造体を用いた内燃機関用回転蓄熱式の熱交換装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用の熱交換装置として、エンジ
ンの冷却液などによってEGR(Exhaust Ga
s Recirculation:排気再循環)ガスを
冷却する熱交換器がある。この熱交換器は多管式であっ
て、その構造は両端部に冷却媒体の流入口および流出口
を設けた胴管内部に伝熱管群が配列され、前記胴管の両
開口端部には高温流体であるEGRガスの流入口と流出
口を有する端部キャップが固着された構成となしたもの
で、EGRガスの流入口より流入したEGRガスが胴管
内に収容された伝熱管群を通過する過程で該胴管内に流
入した低温流体により冷却される構造となしたものであ
り、低温流体にはエンジンの冷却液などが用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、エンジンの
冷却液などによってEGRガスを冷却する多管式の熱交
換器は水冷式の間接冷却方式であるため、EGRガスを
冷却した熱量はエンジン冷却水の温度上昇を招く。その
ため多管式の熱交換器の場合は、前記の温度上昇分を冷
却しなければならず伝熱面積の広いラジエーターを必要
とし、またそれに対応し得る大型ファン、あるいはファ
ンの数を増やして対応する必要があり、好ましくなかっ
た。またEGRガスの温度はラジエーターの水温以下に
はならないため一層の冷却を求める要求が出てきた。
【0004】本発明は、上記した多管式熱交換器の問題
点を解決するためになされたもので、水冷式の間接冷却
方式に替えて空気などの気体による直接冷却方式の内燃
機関用回転蓄熱式交換装置を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、ガスタービンエンジンなどの蓄熱式熱交換
器の伝熱コア用マトリクスなどに使用されるメタルハニ
カム構造体を熱交換用ロータとして用いた内燃機関用回
転蓄熱式熱交換装置であり、その第1の実施態様はハウ
ジング内に回転自在に収容された熱交換用メタルハニカ
ム構造体とそのメタルハニカム構造体の駆動装置を備
え、前記ハウジングの両端部には端部キャップが固着さ
れ、その端部キャップには高温流体の流入口と流出口、
および低温流体の流入口および流出口がそれぞれ設けら
れた構造となしたことを要旨とし、また第2の実施態様
は前記熱交換用メタルハニカム構造体が、薄肉金属板か
らなる平板状の金属帯材と波形状の金属帯材とを互いに
重積して軸芯方向に無数の網目状通気孔路を有する積層
体で構成され、かつ該積層体の平板状の金属帯材が長手
方向または円周方向に分割されてそれぞれの接合端部が
相互に摺動可能に重合された構造となしたことを要旨と
し、さらに第3の実施態様は前記熱交換用メタルハニカ
ム構造体が、薄肉金属板からなる平板状の金属帯材と波
形状の金属帯材とを互いに重積して軸芯方向に無数の網
目状通気孔路を有する積層体で構成され、かつ該積層体
の波形状の金属帯材が長手方向または円周方向に分割さ
れてその接合端部が相互に摺動可能に重合された構造と
なしたことを要旨とするものである。
【0006】本発明における熱交換用メタルハニカム構
造体は、自動車の排気ガスを浄化するために排気管の途
中に設ける触媒担持用の金属製担体、ガスタービンエン
ジンなどの蓄熱式熱交換器の伝熱コア用マトリクス、速
度分布の一定しない流体に対する整流格子、2サイクル
エンジン吸気マニホールドのバックファイヤ防止用防炎
マトリクスなどに使用されるものを用いることができ
る。この種のメタルハニカム構造体は、耐熱、耐食性の
薄肉鋼板などからなる平板状の金属帯材と波形状の金属
帯材とを互いに重積して軸芯方向に無数の網目状通気孔
路を有する積層体を形成してこれを両端が開口している
ケースに内装せしめ、所望の各部材をろう付けまたは溶
接等により固着構成している。
【0007】本発明の熱交換用メタルハニカム構造体に
使用する金属帯材は、例えばステンレス鋼のような耐熱
耐食鋼材、20重量%Cr、5重量%Al、微量のレア
アースメタルとを含有する耐熱耐食鋼等の薄肉板であ
る。
【0008】また、上記のメタルハニカム構造体の積層
体の平板状の金属帯材を長手方向または円周方向に分割
してそれぞれの金属帯材の接合端部を相互に摺動可能に
重合したり、波形状の金属帯材を円周方向に分割してそ
の接合端部を相互に摺動可能に重合した構造としたの
は、積層体の熱膨張によるシール性の低下を防止するた
めと冷却装置の寿命をより延ばすためである。すなわ
ち、一枚の平板と一枚の波板からなり、全体がろう付け
あるいは溶接された剛構造のメタルハニカム構造体の積
層体は熱膨張を繰返すと、金属帯材の伸びに伴ってろう
付け部あるいは溶接部に亀裂などが入りシール性の低下
を招いたり、金属帯材に曲がりや座屈が生じ冷却装置の
寿命を縮める結果となるからである。
【0009】なお、本発明における高温流体としては前
記したEGRガスの外、自動車用の燃料電池から出る高
温の水素ガスなどもある。すなわち、本発明に係る内燃
機関用回転蓄熱式熱交換装置はEGRガスの冷却のみな
らず、自動車用燃料電池から出る高温の水素ガスをエン
ジンに吸気させる時の温度(50〜80℃程度)まで下
げる場合などにも適用できる。一方、これらの高温流体
を冷却する低温流体としては空気が一般的である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る内燃機関用回
転蓄熱式熱交換装置の一実施例を示す縦断正面図、図2
は図1イーイ線上の断面図、図3は同上熱交換装置のメ
タルハニカム構造体の一部拡大縦断側面図、図4は同上
熱交換装置のメタルハニカム構造体の他の実施例を示す
一部拡大縦断正面図、図5は同上熱交換装置のメタルハ
ニカム構造体のさらに他の実施例を示す一部拡大縦断側
面図、図6は同上熱交換装置のメタルハニカム構造体の
別の実施例を示す一部拡大縦断側面図、図7は同上熱交
換装置のメタルハニカム構造体のさらに別の実施例を示
す一部拡大縦断側面図であり、1はハウジング、2、1
2、22、32、42はメタルハニカム構造体、3a、
3bは端部キャップ、4−1は低温流体流入口、4−2
は低温流体流出口、5−1は高温流体流入口、5−2は
高温流体流出口、6は棒状シール、7はシールリング、
8はクッション材、9はシャフト、10は軸受装置、1
1はプーリ、12は締結ボルト、13はガスケットであ
る。
【0011】すなわち、図1に示す内燃機関用回転蓄熱
式熱交換装置は、筒形のハウジング1内にメタルハニカ
ム構造体2が収容され、ハウジング1の両端部には低温
流体流入口4−1と高温流体流出口5−2が設けられた
端部キャップ3aと、低温流体流出口4−2と高温流体
流入口5−1が設けられた端部キャップ3bがそれぞれ
ガスケット13を介して締結ボルト12により取付けら
れている。
【0012】メタルハニカム構造体2は、ステンレス鋼
製のシャフト9にSUS304、SUSU316または
20重量%Cr、5重量%Al、微量のREMとを含有
する薄肉鋼板などからなる平板状の金属帯材2−1と波
形状の金属帯材2−2とを互いに重積して軸芯方向に無
数の網目状通気孔路2−3を有する積層体を形成してこ
れを両端が開口しているステンレス鋼製筒状ケース2−
4に内装せしめ、所望の各部材をろう付けまたは溶接等
により固着構成したもので、筒状ケース2−4の両端部
には棒状シール6が装着され、ハウジング1の両開口端
部に内嵌したシールリング7を介して該ハウジング1内
に回動自在に収容され、かつシールリング7とガスケッ
ト13との間に介在させたクッション材8にてメタルハ
ニカム構造体2の軸芯方向の熱膨張熱収縮に伴う動きに
対応できる構造となっている。
【0013】また、シャフト9は好ましくは棒状シール
6と接触しており、かつ外側端部は軸受装置10を介し
て端部キャップ3aに回転自在に貫通支持され、その軸
端に固着したプーリ11およびベルト(図示せず)を介
してモーターもしくはエンジンにより駆動される仕組み
となっている。シャフト9は中空、中実のいずれでもよ
いが、重量等を考慮すると中空シャフトが好ましい。
【0014】なお、メタルハニカム構造体2の回転駆動
手段としては、上記のシャフト9を介して行う方式に限
定するものではなく、例えばメタルハニカム構造体2の
外周にプーリを設け、このプーリにベルトをかけてモー
ターもしくはエンジンにより駆動する方式を採用するこ
とも可能である。
【0015】上記内燃機関用回転蓄熱式熱交換装置にお
いて、低温流体は端部キャップ3aに設けた低温流体流
入口4−1より流入し、矢印a方向に流れメタルハニカ
ム構造体2を通過して該メタルハニカム構造体2を冷却
して反対側の端部キャップ3bに設けた低温流体流出口
4−2より流出する。一方、高温流体は端部キャップ3
bに設けた高温流体流入口5−1より流入し、低温流体
と反対方向の矢印b方向に対向して流れメタルハニカム
構造体2を昇温、蓄熱しながら通過して端部キャップ3
aに設けた高温流体流出口5−2より流出する。すなわ
ち、低温流体と高温流体は反対方向に対向して流れ、メ
タルハニカム構造体2はこれらの気流中をゆっくりと回
転し、高温側では高温流体に触れてメタルハニカム構造
体2を加熱し、該メタルハニカム構造体2に蓄熱させた
後、低温側に回転し、そこで低温流体に触れて放熱し再
生され、また高温側に返ってくる。したがって、高温流
体はメタルハニカム構造体2の高温側で冷やされたメタ
ルハニカム構造体に接触することにより放熱して低温と
なって高温流体流出口5−2より流出し、一方、低温流
体はメタルハニカム構造体2の低温側で高温のメタルハ
ニカム構造体に接触して暖められることにより高温とな
って低温流体流出口4−2より流出する。
【0016】つぎに、図4に示すメタルハニカム構造体
12は、ステンレス鋼または20重量%Cr、5重量%
Al、微量のREMとを含有する鋼製の薄肉鋼板などか
らなる平板状の金属帯材と波形状の金属帯材とを互いに
重積して軸芯方向に無数の網目状通気孔路を有する積層
体を長手方向に分割してそれぞれの平板状の金属帯材の
接合端部を相互に摺動可能に重合した構造となしたもの
で、分割された積層体はそれぞれ狭幅の薄肉鋼板などか
らなる平板状の金属帯材12−1と広幅の波形状の金属
帯材12−2とを互いに重積して軸芯方向に無数の網目
状通気孔路12−3を有する積層体となし、この左右の
積層体の金属帯材12−1の接合端部を相互に摺動可能
に重合してこれを両端が開口している筒状ケース12−
4に内装せしめ、平板状の金属帯材12−1と波形状の
金属帯材12−2の当接部の内、前記摺動部付近を除い
て、好ましくは該重合部の反対側端面のみをろう付けま
たは溶接等により固着構成したものである。したがっ
て、このメタルハニカム構造体12の場合は、積層体の
長手方向の膨張、収縮に対しては金属帯材12−1の重
なり合った接合端部で吸収されることとなるので、積層
体の長手方向に高い熱応力を生じてろう付け部や溶接部
が破壊されることはなく、また金属帯材が長手方向に伸
びて座屈や曲がりを生じることもない。
【0017】また、図5に示すメタルハニカム構造体2
2は、ステンレス鋼または20重量%Cr、5重量%A
l、微量のREMとを含有する鋼製の薄肉鋼板などから
なる平板状の金属帯材と波形状の金属帯材とを互いに重
積して軸芯方向に無数の網目状通気孔路を有する積層体
を円周方向に分割してそれぞれの平板状の金属帯材の接
合端部を相互に摺動可能に重合した構造となしたもの
で、このハニカム構造体の場合は、薄肉鋼板などからな
る平板状の金属帯材22−1の円周方向接合端部を相互
に摺動可能に重合し、この金属帯材22−1と波形状の
金属帯材22−2とを互いに重積して軸芯方向に無数の
網目状通気孔路22−3を有する積層体となしたもの
で、積層体の円周方向の膨張、収縮は金属帯材22−1
の円周方向接合端部で吸収されることとなり、積層体の
円周方向に高い熱応力を生じてろう付け部や溶接部が破
壊されることはなく、また金属帯材が円周方向に伸びて
座屈や曲がりを生じることもない。
【0018】さらに、図6に示すメタルハニカム構造体
32は、薄肉鋼板などからなる平板状の金属帯材32−
1と波形状の金属帯材32−2とを互いに重積して軸芯
方向に無数の網目状通気孔路32−3を有する積層体の
波形状の金属帯材32−2を円周方向に分割してその波
形状金属帯材32−2の接合端部を相互に摺動可能に重
合した構造となしたもので、この場合は積層体の円周方
向の膨張、収縮は波形状金属帯材32−2の円周方向接
合端部で吸収されることとなり、積層体の円周方向に高
い熱応力を生じてろう付け部や溶接部が破壊されること
はなく、また金属帯材が円周方向に伸びて座屈や曲がり
を生じることもない。
【0019】また、図7に示すメタルハニカム構造体4
2は、薄肉鋼板などからなる平板状の金属帯材42−1
と波形状の金属帯材42−2とを互いに重積して軸芯方
向に無数の網目状通気孔路42−3を有する積層体の波
形状の金属帯材42−2を長手方向に分割してその波形
状金属帯材42−2の接合端部を相互に摺動可能に重合
した構造となしたもので、このメタルハニカム構造体4
2の場合は、積層体の長手方向の膨張、収縮に対しては
波形状の金属帯材42−2の重なり合った接合端部で吸
収されることとなるので、このメタルハニカム構造体に
おいても積層体の長手方向に高い熱応力を生じてろう付
け部や溶接部が破壊されることはなく、また金属帯材が
長手方向に伸びて座屈や曲がりを生じることもない。
【0020】なお、上記図4〜図7に示す実施例では平
板状の金属帯材あるいは波形状の金属帯材のいずれか一
方を重積したものを示したが、両方の金属帯材を共に重
積して構成すると円周方向や長手方向の座屈や曲りをよ
り一層効果的に防止できる。また上記図1〜図7に示す
実施例では、メタルハニカム構造体の積層体を構成する
平板状の金属帯材2−1、12−1、22−1、32−
1、42−1はいずれも表面フラットの平板であるが、
この表面フラットの平板に替えて、波形状の金属帯材2
−2、12−2、22−2、32−2の波よりピッチ、
波の高さ共にはるかに小さい極小の波(マイクロウェー
ブ)が軸方向あるいは長手方向に形成された平板状の金
属帯材を用いると、積層体の熱膨張熱収縮に伴う動きに
より効果的に対応できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明の回転蓄熱
式熱交換装置は、空気などの気体による直接冷却方式で
あるから、エンジンの冷却液などによって高温流体を冷
却する間接冷却方式の多管式熱交換器のような高温流体
を冷却した熱量によりエンジン冷却水の温度上昇を招く
という問題がなく、したがって伝熱面積の広いラジエー
ターやそれに対応し得る大型ファン、あるいはファンの
数を増やして対応する必要も全くない。また、メタルハ
ニカム構造体の場合は伝熱面積が大きくて熱交換効率が
高く、しかも流体の流動損失が小さいため、多管式熱交
換器に比し熱交換性能も優れている。さらに、メタルハ
ニカム構造体の積層体の平板状の金属帯材を長手方向ま
たは円周方向に分割してそれぞれの接合端部を相互に摺
動可能に重合したり、あるいはメタルハニカム構造体の
積層体の波形状の金属帯材を長手方向または円周方向に
分割してそれぞれの接合端部を相互に摺動可能に重合し
た構造とした場合には、積層体の長手方向や円周方向に
高い熱応力を生じてもろう付け部や溶接部が破壊される
ことはなく、また金属帯材が長手方向に伸びて座屈や曲
がりを生じることもないので、高いシール性が得られ、
かつ冷却装置も高寿命となる。さらに本発明の回転蓄熱
式熱交換装置は、EGRガスの冷却のみならず、自動車
用燃料電池から出る高温の水素ガスの冷却にも適用でき
る利点があり、内燃機関用熱交換装置として極めて有用
性に富むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関用回転蓄熱式熱交換装置
の一実施例を示す縦断正面図である。
【図2】図1イーイ線上の断面図である。
【図3】同上熱交換装置のメタルハニカム構造体の一部
拡大縦断側面図である。
【図4】同上熱交換装置のメタルハニカム構造体の他の
実施例を示す一部拡大縦断正面図である。
【図5】同上熱交換装置のメタルハニカム構造体のさら
に他の実施例を示す一部拡大縦断側面図である。
【図6】同上熱交換装置のメタルハニカム構造体の別の
実施例を示す一部拡大縦断側面図である。
【図7】同上熱交換装置のメタルハニカム構造体のさら
に別の実施例を示す一部拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2、12、22、32、42 メタルハニカム構造体 3a、3b 端部キャップ 4−1 低温流体流入口 4−2 低温流体流出口 5−1 高温流体流入口 5−2 高温流体流出口 6 棒状シール 7 シールリング 8 クッション材 9 シャフト 10 軸受装置 11 プーリ 12 締結ボルト 13 ガスケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に回転自在に収容された熱
    交換用メタルハニカム構造体とそのメタルハニカム構造
    体の駆動装置を備え、前記ハウジングの両端部には端部
    キャップが固着され、その端部キャップには高温流体の
    流入口と流出口、および低温流体の流入口および流出口
    がそれぞれ設けられた構造となしたことを特徴とする内
    燃機関用回転蓄熱式熱交換装置。
  2. 【請求項2】 前記熱交換用メタルハニカム構造体は、
    薄肉金属板からなる平板状の金属帯材と波形状の金属帯
    材とを互いに重積して軸芯方向に無数の網目状通気孔路
    を有する積層体で構成され、かつ該積層体は平板状の金
    属帯材が長手方向または円周方向に分割されてそれぞれ
    の接合端部が相互に摺動可能に重合された構造となした
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用回転蓄熱式
    熱交換装置。
  3. 【請求項3】 前記熱交換用メタルハニカム構造体は、
    薄肉金属板からなる平板状の金属帯材と波形状の金属帯
    材とを互いに重積して軸芯方向に無数の網目状通気孔路
    を有する積層体で構成され、かつ該積層体は波形状の金
    属帯材が長手方向または円周方向に分割されてその接合
    端部が相互に摺動可能に重合された構造となしたことを
    特徴とする請求項1記載の内燃機関用回転蓄熱式熱交換
    装置。
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