JP2000220564A - 浮力と流力を用いた回転力発生装置 - Google Patents

浮力と流力を用いた回転力発生装置

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JP2000220564A
JP2000220564A JP11060590A JP6059099A JP2000220564A JP 2000220564 A JP2000220564 A JP 2000220564A JP 11060590 A JP11060590 A JP 11060590A JP 6059099 A JP6059099 A JP 6059099A JP 2000220564 A JP2000220564 A JP 2000220564A
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JP11060590A
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Hiromoto Kato
宏基 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自然条件の影響が少なく、有害物質の利用及び
排出がなく、高い安定性や恒常性を有する利点を持つ状
態で回転力を発生させる装置の提供。 【構成】質量が異なり互いに混合せず、粘性が低く、流
動性が高い二種類の流動物を用いて、その浮力と流力と
部分的に生じる圧力差を利用して回転力を発生させる。
そのために、質量の小さい流動物を入れた容器に容器内
の圧力を調整する装置とその流動物を質量の大きい流動
物の中に排出する管を取り付け、質量の大きい流動物の
流れで生じる圧力差で質量の小さな流動物が管から流出
するように管の先端部に弁などの部材を取り付け、質量
の小さな流動物の浮力で羽が回転する位置にモーターと
連動する羽車を固定し、質量の大きい流動物の流形を羽
車の軸を中心にした同心円状にする壁を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気と水など、
質量が異なり互いに混じり合うことのない流動性が高
く、粘性の低い二種類の流動物を用い、重力の働く空間
において、質量の小さい方の流動物が質量の大きい方の
流動物の中で受ける浮力と質量の大きい流動物が流れる
際の力(流力)とその流れによって部分的に生じる圧力
差を利用することで回転力を発生させる装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の回転力を発生させる装置には、電
磁気エネルギーを用いて回転力を発生する電気モータ
ー、熱エネルギーを用いて生じた水蒸気で回転力を発生
する火力発電や原子力発電で使用されているタービン、
水の位置エネルギーを用いて回転力を発生する水車や水
力発電で利用されている発電モーター、ガソリン等の爆
発力を用いて回転力を発生するガソリンエンジン、自然
界で生じる空気の流れを用いた風車などがあった。これ
らの回転力発生装置は、設置場所の自然条件による制
限、回転力発生の不安定性や非恒常性、利用資源の有限
性、有害物質の利用及び排出、自然環境への影響という
問題のうち、少なくとも一つを有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自然条件で設置場所が
制限されることなく、安定性と恒常性の高い回転力を発
生し、利用資源の高い循環性を有し、有害物質の利用及
び排出と自然環境への影響が殆どないという特徴を持っ
た回転力発生装置の提供。
【0004】
【課題を解決するための手段】流動性が高く、粘性が低
く、混じり合わない質量の異なる二種類の流動物aとb
(流動物aの質量は流動物bの質量よりも小さい)を入
れた容器に流動物aとbの圧力を調整する装置を取り付
け、流動物aが流動物bの中に排出する管を取り付け、
流動物aの浮力と流動物bの流力を受けて回転する位置
にモーターと連動する羽車を設置した構造を持つことに
より回転力を発生させる。流動物aとして空気を用い、
流動物bとして水を用いるのが最も材料費が少なくす
み、安全である。 1、容器に容器内の空気圧を調整する装置と容器内の空
気を水中に排出する管を取り付ける。 2、容器をその底面が上方に向く状態で水の中に入れ、
その水を溜めている容器の口を塞いで密封状態にする。 3、管への水の流入を防ぐ弁を管の先端部に取り付け
る。 4、管内に流入した水を排出して、水を溜めている容器
に注入する装置を管に取り付ける。 5、モーターと回転速度調整装置を介して連結した羽車
を水中に入れ、管から出て水中を上昇する空気に羽が当
たって回転する位置に固定する。 6、羽車の回転と水中を上昇する空気によって生じる水
流の形状を羽車の軸を中心にした同心円状にする壁を水
中に設ける。 以上の特徴を持つ装置で空気の浮力と水の流力を利用し
て回転力を発生させる。また、弁の代わりに、流動物a
は通過するが、流動物bは通過しない機能を持つ素材で
作られた部材を管の先端に取り付けても良い。
【0005】
【発明の実施の形態】実施例において、流動物として空
気と水を用いている。また、容器(6)と容器(9)の
全面部分は透明ガラスで作られており、内部が外部から
見えるようになっている。羽車(4)と連結した電気モ
ーター(1)を作動させて水中の羽車を回転させる。こ
の羽車の回転で生じた水流の形は壁(2)によって、羽
車の軸を中心にする同心円状になる。そして、管への水
の流入を防ぐ弁(3)の上部近辺で水が上昇するため、
弁(3)に掛かる水圧(P1)は、水流速度が上昇する
に伴って低くなり、弁(3)が管内の空気から受ける空
気圧(P2)よりも小さくなる。この結果、弁(3)が
引き上げられ、管内の空気が水中に排出される。水中に
排出された空気は浮力と上昇する水流によって水面に向
う。そして、この浮力と水流によって上昇する空気は、
水面に達する前に羽車(4)の羽(5)に当って水流と
共に羽(5)を上方に動かす力を羽(5)に与えた後、
容器(6)の水面に達する瞬間、その上昇する勢いが容
器(6)内の空気圧を高める。これによって、空気圧
(P2)が強められると同時に、弁(3)に押し上げら
る力が働く。そして、空気圧(P2)と水流によって生
じる圧力差によって弁(3)が開き、管内の空気は水中
に排出される。この過程がくり返されることによって、
空気の循環と羽車(4)の軸を中心とする同心円状の水
流の勢いが強められるため、羽車(4)に電気モーター
(1)の回転力を与える必要性は少なくなる。電気モー
ター(1)は、初期段階において羽車(4)に回転力を
与える役割をするが、その後、適時、必要な回転力を回
転速度調整器(10)を介して羽車(4)に与えること
により、空気の循環と羽車(4)の軸を中心とする同心
円状の水流の勢いを調整し、回転力の発生における高い
安定性と恒常性を実現する役割を果たす。
【0006】容器(6)内の空気圧を空気圧調整装置
(7)で調整し、容器(9)内の空気圧を空気圧調整装
置(8)で調整することで、水圧(P1)と空気圧(P
2)を調整し、管から水中に出る空気の量や速度を調整
する。水供給措置(17)は管内に流入した水を容器
(9)に注入する。弁(3)の水に接する面の形状は、
凸状であるため、水流速度の上昇に伴って水圧(P1)
が低くなり易く、また、羽(5)の形状も凸状になって
水の抵抗が小さくなっているため、回転力の発生効率が
高い。最初、羽車(4)は電気モーター(1)の回転力
で回転するが、その後は、この空気の循環と羽車(4)
の軸を中心とする同心円状の水流の勢いが羽車(4)の
回転力の主な供給源となり、電気モーター(1)の回転
力は補助的なものとなる。
【0007】
【発明の効果】この発明は、質量が異なり互いに混じり
合うことのない流動性が高く、粘性の低い二種類の流動
物を用いて、浮力、流力、圧力差を利用して回転力を発
生させる装置であり、使用される二種類の流動物は消費
されることはなく、循環するだけであるため、これらの
流動物は半永久的に使用され、有害物質の利用及び排出
と自然環境への影響がなく、設置場所が自然条件等に制
限されないという利点がある。なお、電気モーター
(1)で消費される電気エネルギーが従来の電池や発電
装置から得られる場合には、有害物質の利用及び排出と
自然環境への間接的な影響が少ないながらも存在する。
しかし、この発明で生じる回転力の一部叉は全てを発電
モーターの回転力として利用することで、この間接的な
影響を極力小さくすることができる。この発明の実施形
態では、二種類の流動物として空気と水を用いている
が、空気の代わりに、酸素ガスやヘリウムガスなどを用
いたり、水の代わりに油等を用いることもできる。羽
(5)の回転軌道は垂直型であるが、羽(5)の形状を
プロペラ形状にして、その回転軌道を水平型にしてもよ
い。自然条件の影響をある程度受けるが、海の波力を用
いて圧縮空気を作り出す装置を空気圧調整装置として用
いても良い。また、水に色を付けることにより、インテ
リアの要素を持たせることができる。この他、羽車
(4)の回転力を回転速度調整器(10)を介して発電
モーターを回転させて発電することも可能である。この
発電された電気の一部を電気モーター(1)に供給する
ことで、本発明の発電効率が高くなる。このように、こ
の発明は、高い環境保全性を有した発電装置、駆動装
置、インテリア等として幅広い産業分野で利用すること
ができる。また、使用場所が制限されるが、弁(3)が
開いた際に管内に流入した水を管から排出すると同時
に、新しく川や海の水を必要に応じて容器(9)に注入
する装置を用いて、水供給措置(17)を用いず、容器
(9)内の水の管内への流入によって生じる水の不足を
補っても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の中央部の断面図。
【図2】実施例の上面図。
【図3】実施例の羽車の側面図。
【図4】実施例の羽の中央部の断面図。
【符号の説明】
1 電気モーター及び電源 2 壁 3 弁 4 羽車 5 羽 6 容器 7 空気圧調整装置 8 空気圧調整装置 9 容器 10 回転速度調整器 11 注水管 12 排水管 13 空気を送る管 14 連結回転軸 15 水 16 空気 17 水供給装置 18 支柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流動性が高く、粘性が低く、混じり合わな
    い質量の異なる二種類の流動物aとb(流動物aの質量
    は流動物bの質量よりも小さい)を入れた容器に流動物
    aとbの圧力を調整する装置を取り付け、流動物aが流
    動物bの中に排出する管を取り付け、流動物aの浮力と
    流動物bの流力を受けて回転する位置にモーターと連動
    する羽車を設置した構造を持つことにより回転力を発生
    させる装置
  2. 【請求項2】1、粘性が低く、流動性が高く、混じり合
    わない質量の異なる二種類の流動物aとb(流動物aの
    質量は流動物bの質量よりも小さい)をそれぞれ容器A
    と容器Bに入れる。 1、容器Aに容器内の圧力を調整する装置と流動物aを
    流動物bの中に排出する管を取り付ける。 2、容器Aをその底面が上方に向く状態で流動物bの中
    に入れ、容器Bの口を塞いで密封状態にする。 3、流動物bの管への流入を防ぐ弁を管の先端部に取り
    付ける。 4、管内に流入した流動物bを排出し、容器Bに注入す
    る装置を管に取り付ける。 5、モーターと回転速度調整装置を介して連結した羽車
    を流動物bに入れ、管から出て流動物bの中を上昇する
    流動物aに羽が当たって回転する位置に固定する。 6、流動物bが羽車の回転と流動物bの中を上昇する流
    動物aの浮力を受けて流れる形状を羽車の軸を中心にし
    た同心円状にする壁を流動物bの中に設ける。 以上の特徴を持つことにより、流動物aの浮力と流動物
    bの流力を利用して回転力を発生させる装置。
  3. 【請求項3】1、粘性が低く、流動性が高く、混じり合
    わない質量の異なる二種類の流動物aとb(流動物aの
    質量と分子の大きさは流動物bのものよりも小さい)を
    それぞれ容器Aと容器Bに入れる。 2、容器Aに容器内の圧力を調整する装置と流動物aを
    流動物bの中に排出する管を取り付ける。 3、容器Aをその底面が上方に向く状態で流動物bの中
    に入れ、容器Bの口を塞いで密封状態にする。 4、流動物bの管への流入を防ぐため、流動物aは通過
    するが、流動物bは通過しない機能を持つ素材で作られ
    た部材を管の先端に取り付ける。 5、モーターと流動物bの連結した羽車を流動物bの中
    に入れ、管から出て流動物bの中を上昇する流動物aに
    羽が当たって回転する位置に固定する。 6、流動物bが羽車の回転と流動物bの中を上昇する流
    動物aの浮力を受けて流れる形状を羽車の軸を中心にし
    た同心円状にする壁を流動物bの中に設ける。 以上の特徴を持つことにより、流動物aの浮力と流動物
    bの流力を利用して回転力を発生させる装置。
JP11060590A 1999-02-01 1999-02-01 浮力と流力を用いた回転力発生装置 Pending JP2000220564A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014065766A1 (en) * 2012-10-25 2014-05-01 Pornchaiwiseskul Athit Generator

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