JP2000217573A - パイナップル酵素の製造方法 - Google Patents

パイナップル酵素の製造方法

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JP2000217573A
JP2000217573A JP11022195A JP2219599A JP2000217573A JP 2000217573 A JP2000217573 A JP 2000217573A JP 11022195 A JP11022195 A JP 11022195A JP 2219599 A JP2219599 A JP 2219599A JP 2000217573 A JP2000217573 A JP 2000217573A
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pineapple
solution
pineapple enzyme
sugar
producing
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JP11022195A
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Inventor
Yoshiro Yamaguchi
吉郎 山口
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NAKAMURA MOKKOSHO KK
Original Assignee
NAKAMURA MOKKOSHO KK
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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 泥状廃棄物の処理剤などの原料物質として用
いて一層効率よく且つ効果の大きいパイナップル酵素の
製造方法を提供する。 【解決手段】 糖分を多く含む天然糖液中でパイナップ
ルの搾汁を行い、その溶液に醗酵用の菌類を加えて常温
醗酵させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料や汚泥等の泥
状廃棄物処理剤の原料物質として有用なパイナップル酵
素の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者等は、「生石灰(CaO)の粉
末若しくは顆粒に、パイナップル果汁から抽出したパイ
ナップル酵素を混合若しくは付着したことを特徴とする
泥状廃棄物の処理剤」、さらに、「このような処理剤に
ゼオライトや活性炭等の多孔質吸着剤の粉末若しくは顆
粒を混合し若しくは付着したことを特徴とする泥状廃棄
物の処理剤」を発明し、特許出願(特願平2−3166
25号)し、公告(特公平6−96157号)後特許
(特許第1967735号)された。
【0003】上記泥状廃棄物の処理剤の原料物質である
パイナップル酵素は、従来、大気中においてパイナップ
ルを搾汁し、このようにして得たパイナップル果汁から
抽出して製造していた。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】ところが、このような大気中における搾汁
であると、パイナップル果汁が酸化し、パイナップル酵
素のブロメライン(タンパク質加水分解酵素)による効
果が半減若しくは減衰する。パイナップル酵素のブロメ
ライン(タンパク質加水分解酵素)は、パパイン、フイ
シンに類似し、酵素の8H基が活性に関与する。その主
成分は、上記特許公告公報に記載された多種類の酵素で
あることが確認されている。
【0005】本発明は、以上のような点に鑑みてなした
もので、上記泥状廃棄物の処理剤などの原料物質として
用いて一層効率よく且つ効果の大きいパイナップル酵素
の製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明に係るパイナップル酵素の製造方法は、糖
分を多く含む天然糖液中でパイナップルの搾汁を行い、
その溶液に醗酵用の菌類を加えて常温醗酵させることを
特徴としている。
【0007】上記の天然糖液としては、砂糖キビの濃縮
液又は黒砂糖液用いることが望ましい。
【0008】さらに、上記醗酵用の菌類としては、アス
ベルギルス属から選ばれた複数の種、シュードモナス属
から選ばれた複数の種、リゾプス属がら選ばれた複数の
種、フラボバクテリウム属から選ばれた複数の種、及び
ブルガリヤ乳酸菌等を用いることができる。また、望ま
しくは、略20度〜略40度の常温で醗酵させる。
【0009】また、望ましくは、上記醗酵過程中に、微
量(例えば0.01%〜0.001%)の遷移元素(3
A〜7A,8,1B属)又は該遷移元素を含む物質を添
加し、醗酵中の有機酸などにより各種の金属錯体を醸成
する。遷移元素を含む物質としては、天然塩がある。
【0010】上記の方法により、目的の金属錯体を含む
パイナップル酵素が得られた。上記の方法によれば、パ
イナップル果汁と糖度等の点で共通し、なじみの良い砂
糖キビの濃縮液又は黒砂糖液中でパイナップルの搾汁を
行っているので、パイナップル酵素の酸化が防止され、
一定の糖度に調整ができ、その処理剤としての活性化が
向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパイナップル
酵素の製造方法の実施の形態を説明する。
【0012】この製造方法では、砂糖キビの濃縮液又は
黒砂糖液等の天然糖液中でパイナップルの搾汁を行う。
次にその溶液にブルガリヤ乳酸菌等の醗酵用の菌類を加
えて、略20度〜略40度の常温で醗酵させる。この醗
酵によって得られたものが本発明に係るパイナップル酵
素である。
【0013】パイナップル酵素の主成分と作用用途につ
いては、上記特公平6−96157号公報に詳細に記載
されている。
【0014】さらに、このパイナップル酵素の上記醗酵
過程中に、微量(例えば0.01%〜0.001%)の
遷移元素(3A〜7A,8,1B属)又は該遷移元素を
含む物質、例えば、天然塩を添加する。このようにして
得られた金属錯体を含むパイナップル酵素を母液とし、
これに必要に応じて各種の物質や微生物を混合して、各
種用途のパイナップル酵素を主体とする原料粉末又は原
料液(以下に本処理剤という)を得る。
【0015】このような本発明にかかるパイナップル酵
素を主体とする本処理剤は、上記公報に記載されている
ように、塗料や汚泥等の泥状廃棄物を容易に固化するこ
とができる泥状廃棄物の処理剤として用いることができ
る他下記の有用な用途がある。
【0016】海産物の残滓(イカゴロ、ホタテのウロ、
魚類の頭やはらわた等)、蓄糞(鶏、豚、牛、馬等)等
の有効利用がなされておらず、穴を掘って埋めたり、堆
積し野積みにされたものが雨水にたたかれ地下水に混ざ
り、社会問題となっている。このような問題を解決する
ために堆肥場を設置し、本処理剤:1〜3kgを、米
糠:10〜30kg及び微生物:1〜1.5kgととも
に、上記対象物:1000〜1500kgに混合したと
ころ、30〜45日で完熟堆肥を得ることができた。こ
の場合、堆肥としての醗酵物は、物理化学的な消臭と微
生物の繁殖により消臭効果も得られた。従来完熟堆肥を
得るためには、60日〜210日かかっていた。
【0017】本処理剤を、養殖魚、海老などの餌に0.
5〜2.0%添加することにより、排泄物の異常醗酵が
起きにくく、水質の保全を行う。
【0018】本処理剤を一定の水量に対し、0.2〜
0.5%添加し、良く攪拌し、150分以上経過した上
澄水を、イオン化できるような極めて微粒な霧状にし、
養殖の場合は海面や淡水面に散布することによって、そ
のクーロン力により酸素の微量の供給と有機物の分解に
役立つ。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかる製造
方法によれば、上述した本処理剤の原料物質として有用
なパイナップル酵素を得るに当たり、パイナップル果汁
と糖度等の点で共通し、なじみの良い砂糖キビの濃縮液
又は黒砂糖液などの糖分を多く含む天然糖液中でパイナ
ップルの搾汁を行っているので、パイナップル酵素の酸
化が防止され、一定の糖度に調整ができ、その活性化を
向上させることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糖分を多く含む天然糖液中でパイナップ
    ルの搾汁を行い、その溶液に醗酵用の菌類を加えて常温
    醗酵させることを特徴とするパイナップル酵素の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記天然糖液は、砂糖キビの濃縮液又は
    黒砂糖液であることを特徴とする請求項1に記載のパイ
    ナップル酵素の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記菌類として乳酸菌を用いたことを特
    徴とする請求項1に記載のパイナップル酵素の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記醗酵過程中に、微量の遷移元素又は
    該遷移元素を含む物質を添加することを特徴とする請求
    項1、2又は3に記載のパイナップル酵素の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1506943A4 (en) * 2002-05-23 2006-02-22 Minaki Advance Co Ltd CATALYTIC ACID WATER CLAIM AND METHOD FOR CLAIMING WATER BY ACTIVATING MICROORGANISMS
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