JP2000215938A - フラットケ―ブルの端末装置 - Google Patents

フラットケ―ブルの端末装置

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JP2000215938A
JP2000215938A JP11012430A JP1243099A JP2000215938A JP 2000215938 A JP2000215938 A JP 2000215938A JP 11012430 A JP11012430 A JP 11012430A JP 1243099 A JP1243099 A JP 1243099A JP 2000215938 A JP2000215938 A JP 2000215938A
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Japan
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conductor
flat cable
round
positioning groove
terminal
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JP11012430A
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English (en)
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Yutaka Noro
豊 野呂
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電路が丸導線からなるフラットケーブルと
コネクタ側の端子金具との間の接触信頼性向上を図る。 【解決手段】 複数本の導体23(丸導線)を位置決め
部材27の位置決め溝28に嵌合することにより、導体
23が端子金具13と同じピッチに位置決めされ、導体
23と端子金具13とを確実に接触させることができ
る。また、導体23の先端を保持部材32により位置決
め部材27に固定して導体23の先端のめくれ上がりを
規制したので、導体23を位置決め溝28内で固定して
おかなくても、その導体23を位置決め溝28の内部で
確実に位置決めしておくことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットケーブル
の端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フラットケーブルとコネクタとを接続さ
せる場合には、フラットケーブルの接続端部において複
数の導電路を基材の表面上で露出させておき、この接続
端部をコネクタ内に挿入し、コネクタに設けられている
複数の端子金具に各導電路を接触させる。端子金具は所
定形状に打ち抜いた金属板材からなり、その板面同士を
対向させるようにして並列配置されている。したがっ
て、端子金具における導電路との接触幅寸法は、その端
子金具の板厚の寸法分となっている。
【0003】ところで、フラットケーブルには導電路を
丸導線としたものがあり、かかるフラットケーブルの場
合、接触端部において丸導線を露出させたときに、その
丸導線の位置が安定しないという事情がある。このよう
なフラットケーブルを接続する場合に、上記のように端
子金具における導電路との接触領域が狭い範囲に限られ
ていると、端子金具と導電路との接触が不安定となる。
そこで、その防止対策として、従来、実用新案登録第2
568729号公報に開示されているものがある。これ
は、図12及び図13に示すように、端子金具aの接触
部を左に曲げた接触片bと右に曲げた接触片cとに分け
てその両接触片b,cを前後に並べた形状とすることに
より、導電路dとの接触可能領域を広く確保するように
したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の手
段では、2つの接触片b,cを左前と右後の2位置に斜
めに配置しているので、丸導線dがこの両接触片b,c
を避けるように蛇行する虞があり、このように蛇行する
と、丸導線dと端子金具aとの間で接触不良を招くこと
になる。本願発明は上記事情に鑑みて創案され、導電路
が丸導線からなるフラットケーブルとコネクタ側の端子
金具との間の接触信頼性向上を図ることを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
本の丸導線を並列させてなるフラットケーブルにおい
て、その複数本の丸導線の端末部をコネクタに並列して
設けた複数の端子金具に個別に接続させるための端末装
置であって、前記複数本の丸導線における前記端子金具
との接触端部を位置決め部材の位置決め溝に嵌合すると
ともに、前記丸導線の先端を保持部材により前記位置決
め部材に固定した構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記位置決め溝には、前記丸導線を所定の嵌合位置
へ誘導可能な丸導線用ガイド斜面が形成されている構成
とした。請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発
明において、前記端子金具が前記位置決め溝の外から内
へ変位することで前記丸導線に接触するようになってお
り、前記位置決め溝には、前記端子金具をその位置決め
溝内の前記丸導線との接触位置へ誘導可能な端子金具用
ガイド斜面が形成されている構成とした。
【0007】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかの発明において、前記丸導線には絶縁層を介
して筒状の外部導体が設けられているとともに、その外
部導体がアースされるようになっており、前記位置決め
部材には、前記外部導体に対してその外部導体同士を短
絡させるように接触されるとともに、前記フラットケー
ブルを前記コネクタに接続した状態ではそのコネクタの
アース用導電部材に接続される短絡部材が設けられてい
る構成とした。
【0008】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれかの発明において、前記コネクタに対して前記
フラットケーブルがその丸導線の長さ方向に沿って所定
の接続位置へ挿入されるとともに、その挿入の際には前
記端子金具が挿入方向と交差する方向へ弾性的に変位す
ることで前記保持部材及び前記位置決め溝内の丸導線と
の干渉を回避するようになっており、前記端子金具の変
位方向における前記保持部材の高さを前記丸導線の高さ
と同じかそれよりも低くした構成としている。
【0009】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]複数本の丸
導線は位置決め溝に嵌合されることにより、端子金具と
同じピッチに位置決めされるので、丸導線と端子金具を
確実に接触させることができる。また、丸導線の先端を
位置決め部材に保持部材で固定したので丸導線の先端の
めくれ上がりが防止され、丸導線を位置決め溝の内部で
固定しておかなくてもその丸導線を位置決め溝内で確実
に位置決めしておくことができる。
【0010】[請求項2の発明]丸導線を位置決め溝に
嵌合する際には、丸導線用ガイド斜面で誘導されること
により確実に所定の位置へ嵌合させることができる。 [請求項3の発明]端子金具を位置決め溝内の丸導線に
接触する際には、端子金具用ガイド斜面により確実に所
定の接触位置へ誘導されるので、端子金具と丸導線とを
確実に接触状態とすることができる。 [請求項4の発明]外部導体は短絡部材とアース用導電
部材を介してアースされるが、短絡部材とアース用導電
部材は複数の外部導体に対して共用できるので、外部導
体を個別にアースさせる場合に比べて、アース構造を簡
素化することができる。
【0011】[請求項5の発明]保持部材の高さを丸導
線よりも高くすると、端子金具の弾性変位量が過剰にな
ってへたりを生じ、その結果丸導線との接触圧が低下す
る虞があるが、本発明では保持部材の高さを丸導線と同
じかそれよりも低くしているので、端子金具の弾性変位
量を必要最小に抑え、丸導線に対して所定の接触圧で接
触させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図7を参照して説明す
る。
【0013】まず、コネクタ10について説明する。コ
ネクタ10は、ケーブル挿入部12を有するコネクタハ
ウジング11と、このコネクタハウジング11内に所定
ピッチで配列した複数の端子金具13とを備えた周知の
構造のものであり、回路基板Pの上面に取り付けると、
各端子金具13が回路基板P上の図示しない回路の接点
に接触するようになっている。端子金具13は、ケーブ
ル挿入部12内に臨むアーム状接続部14を有してお
り、コネクタハウジング11に上面に沿って設けた板状
の操作部材15を支持軸16を支点として揺動操作する
と、アーム状接続部14が上方へ弾性的に撓まされるよ
うになっている。また、コネクタハウジング11には、
端子金具13の列の両側に配されるとともにフラットケ
ーブル20の短絡部材36と接触可能な接触片17Aを
有するアース用導電部材17が取り付けられており、コ
ネクタ10を回路基板Pに取り付けると、アース用導電
部材17は回路基板P上の図示しないアース用回路に接
続される。
【0014】次に、フラットケーブル20について説明
する。フラットケーブル20は、可撓性を有する薄い帯
状の基材21の上面に複数本のシールド電線22を一定
ピッチで並列させ、これらシールド電線22を基材21
と固定シート(図示せず)との間で挟み付けて固定した
構造になり、そのコネクタ10に接続される端末部にお
いては、基材21と固定シートの先端縁からシールド電
線22のみが突出された状態とされている。シールド電
線22は、導体23(本発明の構成要件である丸導線)
を絶縁性樹脂からなるコア24内に挿通し、そのコア2
4の外周にシールド層25(本発明の構成要件である外
部導体)を設け、さらにそのシールド層25の外周を絶
縁性樹脂からなるシース26で被覆したものであり、先
端部分ではコア24が剥かれて導体23が長く露出され
ているとともに、その後方にシース26が剥かれてシー
ルド層25が露出されている。露出した導体23はコネ
クタ10の端子金具13に対して個別に接続され、シー
ルド層25は短絡状態とされてコネクタ10のアース用
導電部材17を介してアースされる。
【0015】かかるフラットケーブル20の端末から突
出されているシールド電線22は、位置決め部材27と
保持部材32によって一纏めに固定されている。位置決
め部材27は、全体としては板状をなし、その上面には
導体23と同じ数の位置決め溝28が端子金具13と同
じピッチで形成されている。位置決め溝28は、図4に
示すように、底部がV字形をなしていて、そのV字の底
端に導体23が嵌合されると導体23は左右方向への遊
動を規制され、この位置で導体23が端子金具13と接
触する。
【0016】また、V字を構成する両側の斜面は、上方
から導体23が位置決め溝28へ進入するに際してその
導体23が左右に位置ずれしている場合に、その導体2
3をV字の底端まで誘導するための導体用ガイド斜面2
9(本発明の構成要件である丸導線用ガイド斜面)とな
っている。さらに、この導体用ガイド斜面29の上方に
は、導体23または端子金具13が上方から位置決め溝
28へ進入するに際してその導体23または端子金具1
3が左右方向に位置ずれしている場合に、その導体23
または端子金具13を中央側へ誘導するための共用ガイ
ド斜面30(本発明の構成要件である丸導線用ガイド斜
面及び端子金具用ガイド斜面)が設けられている。
【0017】位置決め部材27の上面における位置決め
溝28の先端側領域は、導体23の先端を載置するため
の導体載置面31とされ、この導体載置面31には絶縁
材料からなる横長の硬質板状の保持部材32が接着剤に
より導体23の先端を覆い隠すように固定される。この
保持部材32により導体23の先端が遊動規制され、位
置決め部材27からの浮き上がりが防止されている。
尚、この保持部材32の上面の高さは、位置決め部材2
7における位置決め溝28間の隔壁33及び作用両端壁
34の上面と同じ高さとされている。
【0018】位置決め部材27の上面における位置決め
溝28よりも後方には、位置決め溝28の底面よりも一
段低くなった取付面35が形成されている。取付面35
には、導電性材料からなる横長板状の短絡部材36がそ
の両端の爪片36Aを取付面35の取付孔35Aに圧入
させることにより固定されている。固定された短絡部材
36の上面は位置決め溝28の底面とほぼ同じ高さとな
り、この短絡部材36の上面には、シールド層25が載
置されてハンダ付け(図示せず)により固定され、これ
により全てのシールド層25が互いに短絡した状態とな
っている。
【0019】上記フラットケーブル20とコネクタ10
とを接続する際には、図5及び図6に示すように、操作
部材15を操作して端子金具13のアーム状接続部14
を上方へ退避させておき、この状態でフラットケーブル
20の端末をケーブル挿入部12に差し込む。このと
き、アーム状接続部14は保持部材32と導体23のい
ずれとも干渉しないので、挿入抵抗を受けずに済む。フ
ラットケーブル20を挿入した後、操作部材15の操作
を解除する。すると、図7に示すように、アーム状接続
部14が弾性復帰して位置決め溝28内の導体23に対
して上から当接し、もって所定の接触圧で導体23と端
子金具13が接続される。また、短絡部材36の左右両
端の上面には、アース用導電部材17の接触片17Aが
当接し、これにより、シールド層25はアース用導電部
材17と回路基板Pのアース回路を介して接地される。
【0020】本実施形態においては、複数本の丸導線か
らなる導体23が位置決め溝28に嵌合されることによ
り、端子金具13と同じピッチに位置決めされるので、
導体23と端子金具13とを確実に接触させることがで
きる。また、導体23の先端を保持部材32により位置
決め部材27に固定してめくれ上がりを規制したので、
導体23を位置決め溝28内で固定しなくても、その導
体23を単に嵌合させるだけで位置決め溝28内で確実
に位置決めしておくことができる。しかも、フラットケ
ーブル20をケーブル挿入部12に挿入する際には、導
体23の先端がケーブル挿入部12の開口縁に引っ掛か
ることがないので、挿入操作を円滑に行うことができ
る。
【0021】さらに、フラットケーブル20の端末部分
の組付けに際しては、導体23を位置決め溝28に嵌合
するときに導体23が左右に位置ずれしていても、共用
ガイド斜面30及び導体用ガイド斜面29で誘導される
ので、確実に所定の位置へ嵌合させることができ、作業
性に優れる。また、上方へ退避していた端子金具13の
アーム状接続部14が弾性復帰しつつ位置決め溝28内
に進入する際には、そのアーム状接続部14の位置が左
右方向にずれていても、共用ガイド斜面30により確実
に所定の接触位置へ誘導されるので、端子金具13と丸
導線とを確実に接触状態とすることができる。
【0022】また、シールド層25は短絡部材36とア
ース用導電部材17を介してアースされるのであるが、
短絡部材36とアース用導電部材17は複数のシールド
層25に対して共用されているので、各シールド層25
毎に個別にアース経路を設ける場合に比べて、アース構
造を簡素化することができる。 [実施形態2]次に、本発明を具体化した実施形態2を
図8乃至図11を参照して説明する。本実施形態2にお
けるフラットケーブル20、シールド電線22及びコネ
クタ10は、基本的には上記実施形態1と同じものであ
るため、同一符号を付し、構造の説明は省略する。
【0023】フラットケーブル20の端末から突出され
ているシールド電線22は、位置決め部材40と保持部
材45によって一纏めに固定されている。位置決め部材
40は、全体としては板状をなし、その上面には位置決
め溝41が端子金具13と同じピッチで形成されてい
る。位置決め溝41は、実施形態1と同じ構成である。
即ち、底部がV字形をなしていて、そのV字の底端に導
体23が嵌合されると導体23は左右方向への遊動を規
制され、この位置で導体23が端子金具13と接触する
ようになっている。また、V字を構成する両側の斜面は
導体をV字の底端まで誘導するための導体用ガイド斜面
42(本発明の構成要件である丸導線用ガイド斜面)と
され、この導体用ガイド斜面42の上方には、導体23
または端子金具13を中央側へ誘導するための共用ガイ
ド斜面43(本発明の構成要件である丸導線用ガイド斜
面及び端子金具用ガイド斜面)が設けられている。
【0024】位置決め部材40の上面における位置決め
溝41の先端側領域には、位置決め溝41の底面よりも
一段低くなった導体保持溝44が形成されている。この
導体保持溝44には、その上面側の開口及び各導体保持
溝44に嵌合された導体23の先端を覆い隠すように、
横長の保持部材45がその左右両端の係止爪45Aを位
置決め部材40の下面に係止させることにより固定され
ている。この保持部材45により導体23の先端が遊動
規制され、位置決め部材40からの浮き上がりが防止さ
れている。また、この保持部材45の前端には、各導体
23を貫通させるための複数の逃がし凹部45Bが形成
されている。さらに、保持部材45の上面の高さは、位
置決め溝41内に嵌合された状態の導体23の上面と同
じ高さとされている。
【0025】一方、位置決め溝41よりも後方には、位
置決め溝41の底面よりも一段低くなった取付面46が
設けられ、この取付面46の左右両側には弾性撓み可能
な係止片48Aを有する一対の保持壁48が形成されて
いる。この取付面46と保持壁48とで囲まれた空間内
には、短絡部材49が嵌合されて係止片により抜け止め
されている。短絡部材49は、シールド層を挟むように
上下一対設けられ、両短絡部材49の間ではハンダ50
が充填されてそのハンダ50の中をシールド層25が貫
通されていて、これにより、全てのシールド層25が互
いに短絡した状態となっている。
【0026】フラットケーブル20の端末部分の組付け
に際しては、まず、図8に示すように、導体23の先端
を整列シート47で挟み込むことにより所定のピッチに
整列した状態で固定するとともに、シールド層25につ
いては短絡部材49とハンダ50によって固定してお
く。かかる状態でフラットケーブル20を位置決め部材
40に組み付ける。このとき、導体23を位置決め溝4
1と導体保持溝44に嵌合させるとともに、整列シート
47を位置決め部材40よりも先端側へ突出させ、さら
に、短絡部材49を両保持壁48の間に落とし込むよう
にして取付面46の上に載置するとともに係止片48A
により抜止め状態とする(図9を参照)。この後、保持
部材45を位置決め部材40に組み付ける(図10を参
照)。このとき、位置決め部材40の先端から突出して
いる導体23に保持部材45の逃がし凹部45Bを対応
させることにより、導体23と保持部材45との干渉を
回避する。保持部材45を組み付けた状態では、導体2
3の先端を固定している整列シート47が保持部材45
の先方へ突出しているので、この保持部材45からの突
出部分は切断する(図10を参照)。
【0027】以上により、フラットケーブル20の端末
処理が完了し、かかるフラットケーブル20はコネクタ
10(図8〜図11には示さない)に接続される。尚、
接続の方法は上記実施形態1と同様であるので、説明は
省略する。本実施形態2においても、上記実施形態1と
同様に、導体23を位置決め溝41に嵌合して所定ピッ
チに位置決めしているので、導体23と端子金具13と
を確実に接触させることができるとともに、導体23の
先端がめくれ上がるのを保持部材45で規制したので、
導体23を位置決め溝41内で固定しなくても単に嵌合
させるだけで確実に位置決めしておくことができる。
【0028】特に、本実施形態2では、フラットケーブ
ル20をコネクタ10に組み付ける際に挿入の先端とな
る保持部材45の上面の高さを導体23の高さと同じに
設定しているので、端子金具13のアーム状接続部14
を上方へ退避させる際のその変位量は、導体23と非干
渉となるのに必要な最小の寸法で済み、保持部材45と
の干渉回避を考慮せずに済む。したがって、端子金具1
3の弾性変位量が過剰になってへたりを生じることに起
因して導体23との接触圧低下を招くことがない。
【0029】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では丸導線がシールド電線の導体で
ある場合について説明したが、本発明によれば、丸導線
が同軸ケーブルの内部導体である場合にも適用すること
ができる。
【0030】(2)上記実施形態では位置決め溝に丸導
線用ガイド斜面を形成したが、本発明によれば、丸導線
用ガイド斜面を形成しない構成としてもよい。 (3)上記実施形態では位置決め溝に端子金具用ガイド
斜面を形成したが、本発明によれば、端子金具用ガイド
斜面を形成しない構成としてもよい。 (4)上記実施形態では丸導線に外部導体が設けられて
その外部導体をアースさせる場合ついて説明したが、本
発明によれば、外部導体が設けられていないフラットケ
ーブルにも適用することができる。
【0031】(5)上記実施形態2では保持部材の上面
の高さを位置決め溝内の導体の上面と同じ高さとした
が、本発明によれば、保持部材を導体よりも低くなるよ
うにしてもよい。 (6)上記実施形態では導体の先端を位置決め部材に固
定する手段として硬質板状の保持部材を用いてこれを接
着または係止により位置決め部材に固定するようにした
が、本発明によれば、粘着テープを保持部材として用い
ても良い。
【0032】(7)上記実施形態では短絡部材を位置決
め部材に固定する手段として圧入または係止構造を利用
したが、本発明によれば、粘着テープや接着剤を用いて
も良い。 (8)上記実施形態2では導体の先端を整列シートによ
って所定ピッチに整列した状態でフラットケーブルを位
置決め部材に組み付けるようにしたが、整列シートを用
いずに組付けを行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のフラットケーブルの端末装置を示
す斜視図
【図2】実施形態1の位置決め部材と短絡部材の斜視図
【図3】実施形態1においてフラットケーブルの端末装
置の組付け過程を示す斜視図
【図4】実施形態1における位置決め溝の部分拡大正面
【図5】実施形態1においてフラットケーブルをコネク
タに接続するときの様子を示す断面図
【図6】実施形態1においてフラットケーブルをコネク
タに接続するときの様子を示す側面図
【図7】実施形態1においてフラットケーブルをコネク
タに接続した状態の断面図
【図8】実施形態2におけるフラットケーブルの端末装
置の分解状態を示す斜視図
【図9】実施形態2において保持部材を組み付ける前の
状態を示す斜視図
【図10】実施形態2におけるフラットケーブルの端末
装置の斜視図
【図11】実施形態2におけるフラットケーブルの端末
装置の断面図
【図12】従来例の端子金具の斜視図
【図13】従来例の端子金具と丸導線の接続状態を示す
断面図
【符号の説明】
10…コネクタ 13…端子金具 17…アース用導電部材 20…フラットケーブル 23…導体(丸導線) 25…シールド層(外部導体) 27…位置決め部材 28…位置決め溝 29…導体用ガイド斜面(丸導線用ガイド斜面) 30…共用ガイド斜面(丸導線用ガイド斜面、端子金具
用ガイド斜面) 32…保持部材 36…短絡部材 40…位置決め部材 41…位置決め溝 42…導体用ガイド斜面(丸導線用ガイド斜面) 43…共用ガイド斜面(丸導線用ガイド斜面、端子金具
用ガイド斜面) 45…保持部材 49…短絡部材
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Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の丸導線を並列させてなるフラッ
    トケーブルにおいて、その複数本の丸導線の端末部をコ
    ネクタに並列して設けた複数の端子金具に個別に接続さ
    せるための端末装置であって、 前記複数本の丸導線における前記端子金具との接触端部
    を位置決め部材の位置決め溝に嵌合するとともに、前記
    丸導線の先端を保持部材により前記位置決め部材に固定
    したことを特徴とするフラットケーブルの端末装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決め溝には、前記丸導線を所定
    の嵌合位置へ誘導可能な丸導線用ガイド斜面が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のフラットケーブ
    ルの端末装置。
  3. 【請求項3】 前記端子金具が前記位置決め溝の外から
    内へ変位することで前記丸導線に接触するようになって
    おり、 前記位置決め溝には、前記端子金具をその位置決め溝内
    の前記丸導線との接触位置へ誘導可能な端子金具用ガイ
    ド斜面が形成されていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載のフラットケーブルの端末装置。
  4. 【請求項4】 前記丸導線には絶縁層を介して筒状の外
    部導体が設けられているとともに、その外部導体がアー
    スされるようになっており、 前記位置決め部材には、前記外部導体に対してその外部
    導体同士を短絡させるように接触されるとともに、前記
    フラットケーブルを前記コネクタに接続した状態ではそ
    のコネクタのアース用導電部材に接続される短絡部材が
    設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載のフラットケーブルの端末装置。
  5. 【請求項5】 前記コネクタに対して前記フラットケー
    ブルがその丸導線の長さ方向に沿って所定の接続位置へ
    挿入されるとともに、その挿入の際には前記端子金具が
    挿入方向と交差する方向へ弾性的に変位することで前記
    保持部材及び前記位置決め溝内の丸導線との干渉を回避
    するようになっており、 前記端子金具の変位方向における前記保持部材の高さを
    前記丸導線の高さと同じかそれよりも低くしたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフラ
    ットケーブルの端末装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008053005A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Molex Inc 中継コネクタ
JP2008053097A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Sumitomo Electric Ind Ltd ハーネスおよびハーネスの製造方法
JP2009076363A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Daiden Co Ltd 多心同軸ケーブルのコネクタ接続構造

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