JP2000214945A - 利用者特定システム、発信装置および方法、情報処理装置および方法、デ―タ提供装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

利用者特定システム、発信装置および方法、情報処理装置および方法、デ―タ提供装置および方法、並びに提供媒体

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JP2000214945A
JP2000214945A JP11018066A JP1806699A JP2000214945A JP 2000214945 A JP2000214945 A JP 2000214945A JP 11018066 A JP11018066 A JP 11018066A JP 1806699 A JP1806699 A JP 1806699A JP 2000214945 A JP2000214945 A JP 2000214945A
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Shigeru Tajima
茂 田島
Kazuhiko Ueda
和彦 上田
Shinichiro Gomi
信一郎 五味
Tsukasa Yoshimura
司 吉村
Daiji Ito
大二 伊藤
Yasuhiko Ichino
安彦 市野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い床面積または広い敷地を有する施設で、
簡単な装置により、利用者の属性を識別し、利用者の属
性に合わせたサービスを提供する。 【解決手段】 バッジ15は、所定の長さの発光面、お
よび所定のパターンで、時間経過とともに変化する輝度
で発光する。パーソナルコンピュータ12は、バッジ1
5を撮像し、撮像された画像データ上のバッジ15の画
像の大きさおよび位置から、バッジ15の3次元空間の
位置を算出し、所定のパターンに対応するコードを算出
し、コードをサーバ14に送信し、サーバ14から送信
された利用者のデータを受信する。サーバ14は、コー
ドと対応させ、利用者のデータを記憶し、コードを受信
し、記憶する利用者のデータをパーソナルコンピュータ
12に送信し、受信したコードを基に、パーソナルコン
ピュータ12に送信する利用者のデータを検索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者特定システ
ム、発信装置および方法、情報処理装置および方法、デ
ータ提供装置および方法、並びに提供媒体に関し、特
に、広い面積を有する敷地または施設の利用者およびそ
の位置を特定する利用者特定システム、発信装置および
方法、情報処理装置および方法、データ提供装置および
方法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】博物館、または遊園地若しくはゲームセ
ンターなどのエンターテイメント施設等において、展示
物の説明、またはアトラクションの為の設備の制御など
にコンピュータが使用されることが、一般的になりつつ
ある。これらの施設におけるコンピュータは、見学者ま
たは入場者などの利用者の属性(通過したルート、性
別、年齢、使用言語など)とは無関係に、予め決められ
た動作をする。
【0003】展示物の説明を求めたり、アトラクション
の設備の動作を指示する為に、利用者がタッチパネルま
たはキーボードなどからコンピュータを直接操作する場
合、利用者がその属性を、そのつど入力しなければ、コ
ンピュータは、利用者の属性に応じた動作をすることが
できない。また、博物館またはエンターテイメント施設
などにおいて、利用者は不特定多数であり、誤動作の防
止などのため、利用者によるコンピュータへの操作は、
制限せざるを得ない。
【0004】利用者の属性の識別の為に、無線によりI
Dコード等の送受信ができる、いわゆるIDタグの利用
もあり得るが、IDタグと対応する通信装置との通信可
能な距離は、通常、1乃至2メートル程度と限られてい
るため、博物館またはエンターテイメント施設などの広
い領域では、適用できる設備の範囲も限られ、また、多
数の専用の通信装置を設置しなければならず、現実的で
はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、広い床面
積または広い敷地を有する施設で、利用者の属性を識別
することは困難であり、利用者の属性に合わせたサービ
スを提供することはできない。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、広い床面積または広い敷地を有する施設
で、簡単な装置により、利用者の属性を識別し、利用者
の属性に合わせたサービスを提供することができるよう
にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の利用者
特定システムは、発信装置が、発光面が所定の長さを有
し、所定のパターンで、時間経過とともに変化する輝度
で発光する発光手段を含み、情報処理装置が、発光手段
を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像された画像
データ上の発光手段の画像の大きさおよび位置から、発
信装置の3次元空間の位置を算出する位置算出手段と、
撮像手段により撮像された、発光手段の画像データか
ら、所定のパターンに対応するコードを算出するコード
算出手段と、コードをデータ提供装置に送信し、データ
提供装置から送信された利用者のデータを受信する第1
の通信手段とを含み、データ提供装置が、コードと対応
させ、利用者のデータを記憶する記憶手段と、コードを
情報処理装置から受信し、記憶手段が記憶する利用者の
データを情報処理装置に送信する第2の通信手段と、第
2の通信手段が受信したコードを基に、第2の通信手段
が情報処理装置に送信する利用者のデータを記憶手段か
ら検索する検索手段とを含むことを特徴とする。
【0008】請求項6に記載の利用者特定システムは、
発信装置は、相互の位置関係が明確で、所定のパターン
で、時間経過とともに変化する輝度で発光する3以上の
発光手段を含み、位置特定手段は、発光手段を撮像する
撮像手段と、撮像手段により撮像された画像の発光手段
の位置から、発信装置の3次元空間上の位置および角度
を算出する位置算出手段と、撮像手段により撮像され
た、発光手段の画像データから、所定のパターンに対応
するコードを算出するコード算出手段と、コードをデー
タ提供装置に送信し、データ提供装置から送信された利
用者のデータを受信する第1の通信手段とを含み、デー
タ提供装置は、コードと対応させ、利用者のデータを記
憶する記憶手段と、コードを情報処理装置から受信し、
記憶手段が記憶している利用者のデータを情報処理装置
に送信する第2の通信手段と、第2の通信手段が受信し
たコードを基に、第2の通信手段が情報処理装置に送信
する利用者のデータを記憶手段から検索する検索手段と
を含むことを特徴とする。
【0009】請求項10に記載の発信装置は、発光面が
所定の長さを有し、所定のパターンで、時間経過ととも
に変化する輝度で発光する発光手段を含むことを特徴と
する。
【0010】請求項17に記載の発信方法は、発光面が
所定の長さで、所定のパターンで、時間の経過とともに
変化する輝度で発光する発光ステップを含むことを特徴
とする。
【0011】請求項18に記載の提供媒体は、発信装置
に、発光面が所定の長さで、所定のパターンで、時間の
経過とともに変化する輝度で発光する発光ステップを含
む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプロ
グラムを提供することを特徴とする。
【0012】請求項19に記載の情報処理装置は、発信
装置を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像された
画像データ上の発信装置の画像の大きさおよび位置か
ら、発信装置の3次元空間の位置を算出する位置算出手
段と、撮像手段により撮像された、発信装置の画像デー
タから、所定のパターンに対応するコードを算出するコ
ード算出手段と、コードをデータ提供装置に送信し、デ
ータ提供装置から送信された利用者のデータを受信する
通信手段とを含むことを特徴とする。
【0013】請求項22に記載の情報処理方法は、発信
装置を撮像する撮像ステップと、撮像ステップにおいて
撮像された画像データ上の発信装置の画像の大きさおよ
び位置から、発信装置の3次元空間の位置を算出する位
置算出ステップと、撮像ステップにおいて撮像された、
発信装置の画像データから、所定のパターンに対応する
コードを算出するコード算出ステップと、コードをデー
タ提供装置に送信し、データ提供装置から送信された利
用者のデータを受信する通信ステップとを含むことを特
徴とする。
【0014】請求項23に記載の提供媒体は、情報処理
装置に、発信装置を撮像する撮像ステップと、撮像ステ
ップにおいて撮像された画像データ上の発信装置の画像
の大きさおよび位置から、発信装置の3次元空間の位置
を算出する位置算出ステップと、撮像ステップにおいて
撮像された、発信装置の画像データから、所定のパター
ンに対応するコードを算出するコード算出ステップと、
コードをデータ提供装置に送信し、データ提供装置から
送信された利用者のデータを受信する通信ステップとを
含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプ
ログラムを提供することを特徴とする。
【0015】請求項24に記載の情報処理装置は、発信
装置の発光点を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮
像された画像の発信装置の発光点の位置から、発信装置
の3次元空間上の位置および角度を算出する位置算出手
段と、撮像手段により撮像された、発信装置の発光点の
画像データから、所定のパターンに対応するコードを算
出するコード算出手段と、コードをデータ提供装置に送
信し、データ提供装置から送信された利用者のデータを
受信する通信手段とを含むことを特徴とする。
【0016】請求項26に記載の情報処理方法は、発信
装置の発光点を撮像する撮像ステップと、撮像ステップ
において撮像された画像の発信装置の発光点の位置か
ら、発信装置の3次元空間上の位置および角度を算出す
る位置算出ステップと、撮像ステップにおいて撮像され
た、発信装置の発光点の画像データから、所定のパター
ンに対応するコードを算出するコード算出ステップと、
コードをデータ提供装置に送信し、データ提供装置から
送信された利用者のデータを受信する通信ステップとを
含むことを特徴とする。
【0017】請求項27に記載の提供媒体は、情報処理
装置に、発信装置の発光点を撮像する撮像ステップと、
撮像ステップにおいて撮像された画像の発信装置の発光
点の位置から、発信装置の3次元空間上の位置および角
度を算出する位置算出ステップと、撮像ステップにおい
て撮像された、発信装置の発光点の画像データから、所
定のパターンに対応するコードを算出するコード算出ス
テップと、コードをデータ提供装置に送信し、データ提
供装置から送信された利用者のデータを受信する通信ス
テップとを含む処理を実行させるコンピュータが読み取
り可能なプログラムを提供することを特徴とする。
【0018】請求項28に記載のデータ提供装置は、コ
ードと対応させ、利用者のデータを記憶する記憶手段
と、コードを情報処理装置から受信し、受信したコード
に対応する、記憶手段が記憶する利用者のデータを情報
処理装置に送信する通信手段と、通信手段が受信したコ
ードを基に、通信手段が情報処理装置に送信する利用者
のデータを記憶手段から検索する検索手段とを含むこと
を特徴とする。
【0019】請求項29に記載のデータ提供方法は、コ
ードと対応させ、利用者のデータを記憶する記憶ステッ
プと、コードを情報処理装置から受信し、受信したコー
ドに対応する、記憶ステップで記憶する利用者のデータ
を情報処理装置に送信する通信ステップと、通信ステッ
プで受信したコードを基に、通信ステップで情報処理装
置に送信する利用者のデータを検索する検索ステップと
を含むことを特徴とする。
【0020】請求項30に記載の提供媒体は、データ提
供装置に、コードと対応させ、利用者のデータを記憶す
る記憶ステップと、コードを情報処理装置から受信し、
受信したコードに対応する、記憶ステップで記憶する利
用者のデータを情報処理装置に送信する通信ステップ
と、通信ステップで受信したコードを基に、通信ステッ
プで情報処理装置に送信する利用者のデータを検索する
検索ステップとを含む処理を実行させるコンピュータが
読み取り可能なプログラムを提供することを特徴とす
る。
【0021】請求項1に記載の利用者特定システムにお
いては、発信装置で、所定の長さおよび所定のパターン
で、時間経過とともに変化する輝度で発光し、情報処理
装置で、発信装置が撮像され、撮像された画像データ上
の発信装置の画像の大きさおよび位置から、発信装置の
3次元空間の位置が算出され、撮像された、発信装置の
画像データから、所定のパターンに対応するコードが算
出され、コードがデータ提供装置に送信され、データ提
供装置から送信された利用者のデータが受信され、デー
タ提供装置で、コードと対応させ、利用者のデータが記
憶され、コードが情報処理装置から受信され、記憶する
利用者のデータが情報処理装置に送信され、受信したコ
ードを基に、情報処理装置に送信する利用者のデータが
検索される。
【0022】請求項6に記載の利用者特定システムにお
いては、発信装置で、3以上で相互の位置関係が明確
で、所定のパターンで、時間経過とともに変化する輝度
で発光され、位置特定手段で、発信装置が撮像され、撮
像された画像の発光の位置から、発信装置の3次元空間
上の位置および角度が算出され、撮像された、画像デー
タから、所定のパターンに対応するコードが算出され、
コードがデータ提供装置に送信され、データ提供装置か
ら送信された利用者のデータが受信され、データ提供装
置で、コードと対応させ、利用者のデータが記憶され、
コードが情報処理装置から受信され、記憶している利用
者のデータが情報処理装置に送信され、受信したコード
を基に、情報処理装置に送信する利用者のデータが検索
される。
【0023】請求項10に記載の発信装置、請求項17
に記載の発信方法、および請求項18に記載の提供媒体
においては、発光面が所定の長さで、所定のパターン
で、時間経過とともに変化する輝度で発光する。
【0024】請求項19に記載の情報処理装置、請求項
22に記載の情報処理方法、および請求項23に記載の
提供媒体においては、発信装置が撮像され、撮像された
画像データ上の発信装置の画像の大きさおよび位置か
ら、発信装置の3次元空間の位置が算出され、発信装置
の画像データから、所定のパターンに対応するコードが
算出され、コードがデータ提供装置に送信され、データ
提供装置から送信された利用者のデータが受信される。
【0025】請求項24に記載の情報処理装置、請求項
26に記載の情報処理方法、および請求項27に記載の
提供媒体においては、発信装置の発光点が撮像され、撮
像された画像の発信装置の発光点の位置から、発信装置
の3次元空間上の位置および角度が算出され、発信装置
の発光点の画像データから、所定のパターンに対応する
コードが算出され、コードがデータ提供装置に送信さ
れ、データ提供装置から送信された利用者のデータが受
信される。
【0026】請求項28に記載のデータ提供装置、請求
項29に記載のデータ提供方法、および請求項30に記
載の提供媒体においては、コードと対応させ、利用者の
データが記憶され、コードが情報処理装置から受信さ
れ、受信したコードに対応する、利用者のデータが情報
処理装置に送信され、受信したコードを基に、情報処理
装置に送信する利用者のデータが検索される。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る利用者管理
システムの一実施の形態の構成を説明する図である。利
用者1−1は、バッジ15−1を装着し、博物館の展示
室2−1の展示物を見学し、利用者1−2は、バッジ1
5−2を装着し、博物館の展示室2−2の展示物を見学
し、利用者1−3は、バッジ15−3を装着し、博物館
の展示室2−3の展示物を見学している。利用者1−1
乃至1−3を個々に区別する必要がないとき、以下、単
に利用者1と称する。バッジ15−1乃至15−3を個
々に区別する必要がないとき、以下、単にバッジ15と
称する。
【0028】撮像装置11−1は、展示室2−1の所定
の位置に設置され、展示室2−1の内部の利用者1−1
の映像を含んだ画像をパーソナルコンピュータ12−2
に出力する。撮像装置11−2は、展示室2−1の撮像
装置11−1が設置されている位置とは異なる所定の位
置に設置され、展示室2−1の内部の利用者1−1の映
像を含んだ画像をパーソナルコンピュータ12−2に出
力する。
【0029】撮像装置11−3は、展示室2−2の所定
の位置に設置され、展示室2−2の内部の利用者1−2
の映像を含んだ画像をパーソナルコンピュータ12−3
に出力する。撮像装置11−4は、展示室2−2の撮像
装置11−3が設置されている位置とは異なる所定の位
置に設置され、展示室2−2の内部の利用者1−2の映
像を含んだ画像をパーソナルコンピュータ12−3に出
力する。
【0030】撮像装置11−5は、展示室2−3の所定
の位置に設置され、展示室2−3の内部の利用者1−3
の映像を含んだ画像をパーソナルコンピュータ12−4
に出力する。撮像装置11−1乃至11−5を個々に区
別する必要がないとき、以下、単に撮像装置11と称す
る。
【0031】パーソナルコンピュータ12−1は、博物
館の入り口に設置されている。受付の担当者は、利用者
1の入場のとき、利用者1の名前、性別、年齢、使用言
語などの属性のデータをパーソナルコンピュータ12−
1に入力する。パーソナルコンピュータ12−1は、利
用者1に装着させるバッジ15に所定のデータを供給
し、そのデータおよび利用者1の属性のデータを、ネッ
トワーク13を介して、サーバ14に送信する。サーバ
14は、パーソナルコンピュータ12−1から供給され
た利用者1の名前、性別、年齢、使用言語などの属性の
データおよび利用者1に装着させるバッジ15に供給し
た所定のデータを記憶する。
【0032】パーソナルコンピュータ12−2は、撮像
装置11−1および撮像装置11−2から供給された画
像を基に、バッジ15−1を特定し、バッジ15−1
(すなわち、利用者1−1)の位置を算出して、ネット
ワーク13を介して、バッジ15−1を特定するデータ
およびバッジ15−1の位置を示すデータをサーバ14
に供給する。
【0033】パーソナルコンピュータ12−3は、撮像
装置11−3および撮像装置11−4から供給された画
像を基に、バッジ15−2を特定し、バッジ15−2の
位置を算出して、ネットワーク13を介して、バッジ1
5−2を特定するデータおよびバッジ15−2の位置を
示すデータをサーバ14に供給する。
【0034】パーソナルコンピュータ12−4は、撮像
装置11−5から供給された画像を基に、バッジ15−
3を特定し、バッジ15−3の位置を算出して、ネット
ワーク13を介して、バッジ15−3を特定するデータ
およびバッジ15−3の位置を示すデータをサーバ14
に供給する。パーソナルコンピュータ12−1乃至12
−4を個々に区別する必要がないとき、以下、単にパー
ソナルコンピュータ12と称する。
【0035】サーバ14は、パーソナルコンピュータ1
2−2から供給されたバッジ15−1を特定するデータ
を利用者1−1を特定するデータに変換し、バッジ15
−1の位置を示すデータとともに記憶する。サーバ14
は、パーソナルコンピュータ12−3から供給されたバ
ッジ15−2を特定するデータを利用者1−2を特定す
るデータに変換し、利用者1−2の位置を示すデータと
ともに記憶する。サーバ14は、パーソナルコンピュー
タ12−4から供給されたバッジ15−3を特定するデ
ータを利用者1−3を特定するデータに変換し、バッジ
15−3の位置を示すデータとともに記憶する。サーバ
14に記憶されるこれらのデータは、日付および時刻を
示すデータが付される。
【0036】博物館の管理者または博物館の展示物の説
明をするシステムなどは、サーバ14に記憶されたこれ
らのデータから、利用者1−1乃至1−3の属性、現在
位置、および移動の経歴を知ることができる。
【0037】図2は、博物館を見学する利用者1が所定
のバッジ15を装着した状態を説明する図である。利用
者1は、博物館に入場するとき、バッジ15を受け取
り、例えば、左胸などの所定の位置に固定する。バッジ
15は、利用者1に引き渡す前に、所定のデータが記憶
される。
【0038】バッジ15は、赤外線を発する発光ダイオ
ード31を備え、発光ダイオード31は、そのバッジ1
5の固有の明滅パターンで点滅する。バッジ15の発光
ダイオード31の固有の明滅パターンは、利用者1に引
き渡す前に、パーソナルコンピュータ12−1から入力
されたデータ(以下、バッジ15のIDコードと称す
る)によって決定される。
【0039】図3は、利用者1に引き渡す前に、バッジ
15に所定のデータが記憶されるときの、バッジ15と
パーソナルコンピュータ12−1との接続を説明する図
である。バッジ15は、PCバッジインターフェース2
1に装着される。パーソナルコンピュータ12−1は、
バッジ15のIDコードなどの所定のデータを、RS2
32Cポートから、PCバッジインターフェース21の
RS232C変換回路23に出力する。PCバッジイン
ターフェース21は、パーソナルコンピュータ12−1
から受信したデータを、IDバッジインターフェース2
2が接続される信号端子32を介して、バッジ15に供
給する。
【0040】パーソナルコンピュータ12−1は、バッ
ジ15に所定のデータを供給したとき、そのデータを、
利用者1の属性のデータととも、通信ボードに接続され
たネットワーク13を介して、サーバ14に供給する。
パーソナルコンピュータ12−2乃至12−4は、バッ
ジ15に入力したデータと利用者1の属性のデータを、
サーバ14から受信する。
【0041】PCバッジインターフェース21のIDバ
ッジインターフェース22は、所定のデータに加えて、
バッジ15の電源端子33およびアース端子34を介し
て、バッジ15に所定の電源を供給する。
【0042】図4は、バッジ15の構成を説明するブロ
ック図である。クロック発生回路35は、所定の周波数
のクロック信号を生成し、Nbitカウンタ36および
制御ロジック37に供給する。Nbitカウンタ36
は、バッジ15の動作立ち上がりのとき、IDコードメ
モリ38からバッジ15のIDコードを読み取り、その
IDコードおよびクロック発生回路35から供給された
クロック信号を基準として、発光ダイオード31に発光
させる信号をLEDドライバ39に供給する。
【0043】制御ロジック37は、クロック発生回路3
5から供給された信号に同期してバッジ15全体を制御
し、信号端子32を介してパーソナルコンピュータ12
−1から供給された所定データを受信し、記憶する。ま
た、制御ロジック37は、パーソナルコンピュータ12
−1から受信した点滅パターンを指定するIDコードを
IDコードメモリ38に記憶させる。
【0044】LEDドライバ39は、Nbitカウンタ
36から供給された信号を基に、発光ダイオード31を
点灯させる所定の電力を発光ダイオード31に供給す
る。発光ダイオード31は、LEDドライバ39から供
給された電力を基に、所定の点滅パターンで、赤外線を
発する。
【0045】電池40は、リチウム水素電池、またはリ
チウムイオン電池などで、電源端子33およびアース端
子34を介して、PCバッジインターフェース21から
供給された電力を蓄電し、DC/DCコンバータ40お
よびLEDドライバ39に電源を供給する。バッジ15
の動作時間が短くても良い場合、電池40に代えて、ス
ーパーキャパシタに蓄電するようにしてもよい。
【0046】DC/DCコンバータ40は、電池40か
ら供給された電源を所定の電圧に昇圧し、クロック発生
回路35、Nbitカウンタ36、制御ロジック37、
およびIDコードメモリ38に供給する。
【0047】図5は、パーソナルコンピュータ12の構
成を説明するブロック図である。CPU(central proc
essing unit)71は、各種アプリケーションプログラ
ムや、基本的なOS(operating system)を実際に実行
する。ROM(read-only memory)72は、一般的に
は、CPU71が使用するプログラムや演算用のパラメ
ータのうちの基本的に固定のデータを格納する。RAM
(random-access memory)73は、CPU71の実行に
おいて使用するプログラムや、その実行において適宜変
化するパラメータを格納する。これらはバス74により
相互に接続されている。
【0048】キーボード76は、CPU71に各種の指
令を入力するとき、ユーザにより操作される。マウス7
7は、CRT(cathode ray tube)78の画面上のポイ
ントの指示や選択を行うとき、ユーザにより操作され
る。CRT78は、各種情報をテキストやイメージで表
示する。HDD(hard disk drive)79とFDD(flo
ppy disk drive)80は、それぞれハードディスクまた
はフロッピーディスクを駆動し、それらにCPU71に
よって実行するプログラムや情報を記録または再生させ
る。
【0049】通信ボード81は、ネットワーク13と接
続するための装置であり、具体的にはイーサネット(Et
hernet)ボード等で構成される。RS232Cポート8
2は、RS232C規格に基づくケーブルが接続され、
RS232C規格に基づく信号を送受信し、PCバッジ
インターフェース21に所定のデータを供給する。ビデ
オキャプチャボード83は、撮像装置11から供給され
た動画像の信号を入力し、動画像に含まれる静止画像
を、デジタルデータとしてCPU71またはRAM73
に供給する。
【0050】これらのキーボード76乃至ビデオキャプ
チャボード83は、インターフェース75に接続されて
おり、インターフェース75はバス74を介してCPU
71に接続されている。
【0051】図6は、撮像装置11の構成を示すブロッ
ク図である。CCD(Charge Coupled Device)ビデオカ
メラ102は、流し撮り駆動回路101により駆動さ
れ、いわゆる、流し撮像で、バッジ15の発光ダイオー
ド31を撮像する。CCDビデオカメラ102は、流し
撮像により得られたバッジ15の発光ダイオード31の
点滅パターンの画像データをパーソナルコンピュータ1
2に出力する。フィルタ103は、発光ダイオード31
から発光される発光点以外の光がCCDビデオカメラ1
02に入射されるのを抑制する光学フィルタで、CCD
ビデオカメラ102のレンズ部(図示せず)の前段に設
けられている。
【0052】次に、バッジ15から撮像装置11までの
距離を算出する場合のパーソナルコンピュータ12のC
PU71の処理手順を、図7および図8を参照して説明
する。図7は、1/3インチ(縦3.6mm×横4.8
mm)、縦492画素×横510画素、および画素の大
きさが縦7.5μm×横9.6μmのCCD121を使
用した、画角が60度のCCDビデオカメラ102で、
バッジ15の発光ダイオード31を撮影している例を説
明する上面図である。CCD121の1画素当たりの画
角は、0.118度(=60度/510画素)である。
【0053】バッジ15の発光ダイオード31の発光面
の幅が10mmである場合、発光ダイオード31の画像
がCCD121の1つの画素に撮像されているとき、図
8に示されるように、発光ダイオード31の発光面から
CCDビデオカメラ102の仮想原点までの距離L2
は、4885mm(=5mm/tan(0.118/
2))と、近似的に求められる。このとき、CCD12
1から仮想原点までの距離L3は、4.6mm(=4.
8μm/tan(0.118/2))であるので、発光
ダイオード31の発光面からCCD121までの距離L
1は、ほぼ、L2に等しい。
【0054】同様に、例えば、バッジ15の発光ダイオ
ード31の発光面の幅が10mmである場合、発光ダイ
オード31の画像がCCD121の10の画素に撮像さ
れているとき、発光ダイオード31の発光面からCCD
121までの距離L1は、約48cmである。
【0055】このように、発光ダイオード31の発光面
からCCD121までの距離L1は、式(1)で算出さ
れる。 L1=(W/2)/(tan(θ/2)×N) (1) Wは、発光ダイオード31の発光面の幅である。θは、
CCD121の1つの画素が画角である。Nは、発光ダ
イオード31の画像が撮像されている画素の数である。
【0056】以上のように、バッジ15の発光ダイオー
ド31の発光面の幅、およびCCDビデオカメラ102
の能力を基に、CCDビデオカメラ102が撮像する画
像に含まれる発光ダイオード31の発光面の画像の大き
さから、パーソナルコンピュータ12のCPU71は、
バッジ15から撮像装置11までの距離を算出する。
【0057】パーソナルコンピュータ12のCPU71
は、CCDビデオカメラ102が撮像する画像を時系列
に比較することにより、バッジ15の発光ダイオード3
1の点滅パターン、すなわちIDコードを検出すること
ができる。
【0058】また、撮像装置11のCCDビデオカメラ
102が行う流し撮像した画像から、パーソナルコンピ
ュータ12のCPU71は、バッジ15の発光ダイオー
ド31の点滅パターン、すなわちIDコードを検出する
こともできる。ここで、撮像装置11のCCDビデオカ
メラ102が行う流し撮像について、図9乃至図11を
参照して説明する。流し撮像とは、CCDビデオカメラ
102に内蔵されるCCD撮像素子において、各画素を
構成するホトダイオードの出力を、同一フィールドの期
間中に、複数回、垂直転送CCDに転送する撮像方法を
意味する。これに対して、通常の撮像方法では、各画素
を構成するホトダイオードの出力が、同一フィールドの
期間中に、1回だけ、垂直転送CCDに転送される。
【0059】従って、バッジ15の発光ダイオード31
が、例えば、図9(A)に示すように、1フィールドの
期間中に、12HD(Horizontal Drive:水平走査周期)
の期間、消灯し、次の12HDの期間、点灯する点滅パタ
ーン1を、2回繰り返すような場合、これを通常の撮像
方法で撮像すると、1個の発光点が撮像されるだけであ
る。しかしながら、これを、CCDビデオカメラ102
が流し撮像し、図9(B)に示すように、2HDに1回の
割合で、各画素を構成する発光ダイオードの出力を、垂
直転送CCDに転送するようにすると、その結果得られ
る画像には、図9(C)に示すように、発光ダイオード
31の出力(点灯または消灯)が、複数現れるようにな
る。なお、この例の場合、発光ダイオード31は、撮像
画面上で、3ライン分の大きさを有するものとする。
【0060】そこで、CCDビデオカメラ102から出
力された、図9(C)に示すような画像がパーソナルコ
ンピュータ12のビデオキャプチャボード83に供給さ
れると、ビデオキャプチャボード83は、その画像にキ
ャプチャ処理を施し、図10に示すような画像を生成す
る。上述したように、バッジ15の発光ダイオード31
が3ラインで表されることから、各出力の像が前後の出
力の像と一部重なるようになり、キャプチャされた画像
の画素の輝度が段階的に変化している。
【0061】例えば、ラインL8では発光ダイオード3
1の点灯している状態の画像が3回重畳されるので、最
も明るい輝度Dとなり、ラインL7では、点灯している
状態の画像が2回と、消灯している状態の画像が1回表
示されるので、輝度Dより暗い輝度Cとなり、ラインL
6では、点灯している状態の画像が1回と、消灯してい
る状態の画像が2回表示されるので、輝度Cより暗い輝
度Bとなり、ラインL5では消灯している状態の画像が
3回表示されているので、輝度Bより暗い輝度Aとな
る。
【0062】さらに、ビデオキャプチャボード83から
出力された、図10に示したような画像がCPU71に
供給されると、CPU71は、その画像に2値化処理を
施し、図11に示すような画像を生成する。この場合、
図10に示す画像の輝度Aおよび輝度Bで表される輝度
は、輝度L、そして輝度Cおよび輝度Dで表される輝度
は、輝度Hとされる。また、輝度Hの画素の画素値
は、”1”に、輝度Lの画素の画素値は”0”に符号化
される。
【0063】このように、流し撮像することより、1フ
ィールド期間中の2回の輝度の時間的変化が、2個の空
間的変化に変換される。本発明の実施の形態において
は、この原理に基づいて、バッジ15の発光ダイオード
31の発光の状態が観察される。
【0064】次に、以上のようにして求められた空間的
パターンに変換された画像データから、CCDビデオカ
メラ102のレンズとCCDを結ぶ線に垂直に交わる平
面(画像の面)上の、輝点の位置を検出する場合のパー
ソナルコンピュータ12のCPU71の処理手順を説明
する。
【0065】図12(A)は、図13に示すように配置
されたバッジ15−1の発光ダイオード31に対応する
輝点Li1、バッジ15−2の発光ダイオード31に対
応する輝点Li2、およびバッジ15−3の発光ダイオ
ード31に対応する輝点Li3の点滅パターンの画像デ
ータが、空間的パターンに変換された例を表している。
輝点Li1,Li2,Li3の位置を求める場合、パーソ
ナルコンピュータ12のCPU71は、走査線上に配置
された輝点の画素値”1”を、図12(B)に示すよう
に、流し撮像された方向(この例の場合、z軸方向)に
加算し、その加算の中からピークを求め、そのピークの
位置するy軸上の座標を表示画像上の輝点のY座標とす
る。この表示例の場合、輝点Li1,Li2,Li3の表
示画像上のY座標は、それぞれY1,Y2,Y3とな
る。
【0066】一方、Z座標は、最初に発光した輝点のz軸
上の座標が輝点の表示画像上のZ座標となる。この表示
例の場合、流し撮像方向が負方向であることから、輝点
1、輝点2、輝点3が最初に光始めた点であり、このこ
とにより、輝点1、輝点2、輝点3のz軸上の座標であ
る、Z1,Z2,Z3が、輝点Li1,Li2,Li3の
Z座標となる。
【0067】このようにして、CPU71は、図13に
示すように、輝点Li1,Li2,Li3の表示画像上の
Y座標およびZ座標、すなわち(Y1,Z1),(Y
2,Z2),(Y3,Z3)を求める。
【0068】次に、輝点の点滅パターンを検知する場合
のパーソナルコンピュータ12のCPU71の処理手順
を、図14を参照して説明する。
【0069】図14(A)は、図12の輝点Li1の空
間的パターンを取りだして表示している。輝点Li1の
状態を検出する場合、パーソナルコンピュータ12のC
PU71は、Y座標Y1に対する、予め定められたばら
つき範囲内(Y1-ΔY<Y<Y1+ΔY)の輝点を選
択し、Y軸方向に加算し、図14(B)に示すように、
そのピークを求める。次に、CPU71は、求められた
ピークを所定の閾値で2値化処理し、図14(C)に示
すようなビットパターンの情報を生成する。このように
して求められたビットパターン(10101010)か
ら輝点Li1の状態が検出される。この例の場合、輝点
Li1は、8ビットのIDコードが抽出されるような点
滅パターンで、輝点が点滅されている。
【0070】このように、バッジ15が、バッジ15固
有(すなわち、利用者1固有)の所定のパターンで輝点
を発光し、それを上述したように流し撮像して処理する
ことにより、バッジ15の位置およびIDコードを同時
に検出することができる。
【0071】従って、例えば、博物館の展示室2−1の
内部を図15に示すような領域A乃至領域Iに分割すれ
ば、パーソナルコンピュータ12−2は、撮像装置11
−1または11−2から供給される画像から、所定の時
間毎に(例えば、1/30秒毎に)、バッジ15のID
コードおよび位置(領域A乃至領域Iのいずれか)を示
すデータを算出し、サーバ14に供給することができ
る。
【0072】サーバ14は、パーソナルコンピュータ1
2−2乃至12−4から供給されたバッジ15のIDコ
ードを利用者1を特定するユーザIDに変換し、バッジ
15の位置を示すデータ、日付、および時刻と共に、例
えば、表(1)のように記憶する。 <表1> 部屋番号 12;時刻 12時30分25秒;1998 7/10 ロケーション A B C D E F G ・・・ ユーザID 0001 1000 0001 部屋番号 13;時刻 12時30分25秒;1998 7/10 ロケーション A B C D E F G ・・・ ユーザID 0011 0101 0111
【0073】パーソナルコンピュータ12または博物館
の管理者は、サーバ14に記憶されている表(1)のデ
ータを参照することにより、利用者1の現在位置および
移動の履歴を知ることができる。
【0074】次に、利用者管理システムが利用者1の移
動を記憶する処理を、図16のフローチャートを参照し
て説明する。ステップS11において、博物館の入り口
の担当者は、利用者1の名前、性別、年齢、使用言語な
どの属性のデータをパーソナルコンピュータ12−1に
入力する。ステップS12において、博物館の入り口の
担当者は、図示せぬスイッチを操作してバッジ15の電
源を入れ、そのバッジ15をPCバッジインターフェー
ス61に装着する。パーソナルコンピュータ12−1
は、バッジ15のIDコードなど所定のデータを、PC
バッジインターフェース61に装着されたバッジ15に
送信し、バッジ15は、所定のデータを受信し、バッジ
15のIDコードメモリ38などに記憶する。
【0075】ステップS13において、パーソナルコン
ピュータ12−1のCPU71は、通信ボード81に、
ステップS11で入力された利用者1の属性データおよ
びバッジに供給したIDコードなどの所定のデータをサ
ーバ14に送信させ、サーバ14は、パーソナルコンピ
ュータ12−1から供給されたデータを受信し、それら
のデータを基にユーザを特定するユーザIDを生成す
る。サーバ14は、パーソナルコンピュータ12−1か
ら供給されたデータおよびユーザIDを記憶する。
【0076】ステップS14において、利用者1は、所
定の発光パターンで発光ダイオード31が発光するバッ
ジ15を、胸に固定する。
【0077】ステップS15において、パーソナルコン
ピュータ12のCPU71は、撮像装置11から供給さ
れた画像を基に、バッジ15の発光ダイオード31の点
滅のパターンを検出し、バッジ15のIDコードを求め
る。ステップS16において、パーソナルコンピュータ
12のCPU71は、撮像装置11から供給された画像
を基に、バッジ15の位置を算出する。
【0078】ステップS17において、パーソナルコン
ピュータ12のCPU71は、通信ボード81に、ステ
ップS15で求めたバッジ15のIDコード、およびス
テップS16で求めたバッジ15の位置をサーバ14に
送信させ、サーバ14は、バッジ15のIDコードおよ
びバッジ15の位置を受信する。
【0079】ステップS18において、サーバ14は、
バッジ15のIDコードに対応する利用者のユーザID
を求め、利用者のユーザIDをバッジ15の位置、日
付、および時刻とともに記憶する。
【0080】以上のように、利用者管理システムは、バ
ッジ15のIDコードおよび位置を求めることにより、
利用者1の現在位置および移動の経歴を記憶する。
【0081】図17は、図16のステップ12に対応す
るバッジ15の設定の処理の詳細を説明するフローチャ
ートである。ステップS31において、バッジ15に電
池40が装着されていない場合、博物館の入り口の担当
者は、バッジ15に電池40を装着する。制御ロジック
37は、内部のRAMをクリアする、スタックポインタ
を設定するなどの所定のイニシャライズの処理を実行す
る。ステップS32において、バッジ15の制御ロジッ
ク37は、イニシャライズが終了後、スリープモードに
なる。
【0082】ステップS33において、制御ロジック3
7は、図示せぬ電源スイッチがONされているか否かを
判定し、電源スイッチがOFFされていると判定された
場合、ステップS33に戻り、電源スイッチがONされ
るまで、処理を繰り返す。ステップS33において、電
源スイッチがONされていると判定された場合、手続き
は、ステップS34に進み、制御ロジック37は、スリ
ープモードを解除し、動作モードになる。
【0083】ステップS35において、制御ロジック3
7は、信号端子32からデータが入力されているか否か
を判定し、信号端子32からデータが入力されていない
と判定された場合、ステップS35に戻り、信号端子3
2からデータが入力されるまで、判定の処理を繰り返
す。ステップS35において、信号端子32からデータ
が入力されていると判定された場合、ステップS36に
進み、制御ロジック37は、信号端子32から入力され
ているデータがIDコードであるか否かを判定する。ス
テップS36において、信号端子32から入力されてい
るデータがIDコードであると判定された場合、制御ロ
ジック37は、入力されたIDコードを受信し、IDコ
ードメモリ38に記憶させる。
【0084】ステップS36において、信号端子32か
ら入力されているデータがIDコードでないと判定され
た場合、ステップS43に進み、制御ロジック37は、
入力されているデータが日付のデータであるか否かを判
定し、入力されているデータが日付のデータであると判
定された場合、ステップS44に進み、制御ロジック3
7は、入力されている日付のデータを内部のメモリの所
定のアドレスに記憶する。
【0085】ステップS43において、入力されている
データが日付のデータでないと判定された場合、ステッ
プS45に進み、制御ロジック37は、入力されている
データを内部のメモリの所定のアドレスに記憶する。
【0086】ステップS38において、制御ロジック3
7は、必要なデータを入力したか否かを判定し、必要な
データが入力されていないと判定された場合、ステップ
S35に戻り、データの読み込みの処理を繰り返す。
【0087】ステップS38において、必要なデータが
入力されたと判定された場合、手続きは、ステップS3
9に進み、Nbitカウンタ36は、IDコードメモリ
38に記憶されているIDコードを読み込み、クロック
発生回路35から供給されるクロック信号を基に、点滅
を指示する信号をLEDドライバ39に供給する。LE
Dドライバ39は、Nbitカウンタ36から供給され
る信号を基に、発光ダイオード31に所定のパターンで
電力を供給し、発光ダイオード31は、所定のパターン
で点滅する。
【0088】ステップS40において、制御ロジック3
7は、電源スイッチがOFFされているか否かを判定
し、電源スイッチがOFFされていないと判定された場
合、ステップS39に戻り、バッジ15の発光ダイオー
ド31は、発光を繰り返す。
【0089】ステップS40において、電源スイッチが
OFFされていると判定された場合、ステップS41に
進み、制御ロジック37は、IDコードメモリ38に記
憶されているIDコード、制御ロジックのメモリに記憶
されている日付のデータおよびその他のデータをクリア
する。ステップS42において、制御ロジック37は、
スリープモードに入り、ステップS33に戻り、電源ス
イッチが入れられるまで待機する。
【0090】以上のように、バッジ15は、電源スイッ
チがONされると、パーソナルコンピュータ12−1か
ら、IDコードなどの所定のデータを読み込み、読み込
んだIDコードに基づき、発光ダイオード31を発光さ
せる。
【0091】図18は、バッジ15の他の実施の形態を
説明するブロック図である。図4の場合と同様な部分に
は、同一の番号を付してあり、その説明は省略する。マ
イクロプロセッサ121は、所定のメモリおよび入出力
ポートなどを内蔵した、いわゆるワンチップマイコンで
ある。電源スイッチ122は、プッシュ式のスイッチ
で、押すごとにONからOFF、またはOFFからON
に切り替わり、ONまたはOFFそれぞれの状態に対応
した信号をマイクロプロセッサ121に供給する。
【0092】スイッチ123は、マイクロプロセッサ1
21の制御によりONまたはOFFの状態が切り替わ
る。スイッチ123がONのとき、電池39の電源が、
LEDドライバ38およびDC/DCコンバータ40に
供給され、スイッチ123がOFFのとき、電池39の
電源は、LEDドライバ38およびDC/DCコンバータ
40に供給されない。
【0093】LCDディスプレイ124は、マイクロプ
ロセッサ121から供給されるバッジ15の状態(例え
ば、電源スイッチ122がONになっている、マイクロ
プロセッサ121がスリープモードである、電池39の
出力電圧が所定の電圧以下であるなど)を示すデータ、
日付、バッジ15の有効期限、利用者1の名前など表示
する。
【0094】図18に示すバッジ15においては、バッ
ジ15に電池39が装着されると、マイクロプロセッサ
121は、電池39から供給されるスタンバイ電源によ
り、イニシャライズを実行し、スリープモードとなる。
スリープモードで電源スイッチ122がONになると、
マイクロプロセッサ121は、スイッチ123をONさ
せ、電池39の電源をLEDドライバ38およびDC/
DCコンバータ40に供給させ、図17のステップS3
5以降の処理を実行する。
【0095】バッジ15の電源スイッチ122がONか
らOFFになると、マイクロプロセッサ121は、パー
ソナルコンピュータ12−1から受信したIDコード、
日付、またはその他のデータをクリアし、スイッチ12
3をOFFさせ、電池39の電源のLEDドライバ38
およびDC/DCコンバータ40への供給を停止させ、
スリープモードに遷移する。
【0096】図18に示すバッジ15は、図4に示すバ
ッジ15に比較し、簡単な構成で実現が可能で、電池3
9の消耗を少なくできる。なお、電源スイッチ122に
代えて、担当者のみが操作できるように、電源スイッチ
122の接点を外部に露出させ、担当者は、所定の器具
でその接点を短絡させるようにしてもよい。この場合、
マイクロプロセッサ121は、その短絡により、モード
を切り替えるようにする。
【0097】図19は、バッジ15の更に他の実施の形
態の背面の外観を示す図である。バッジ15は、バッジ
15を利用者1に固定するためのクリップ151、およ
びクリップ151の先端部分がバッジ15と接触する部
分に設けられた端子152を有する。クリップ151お
よび端子152は、いずれも、金属、メッキされたプラ
スチック、または導電性プラスチックなどの導電材料で
形成されている。図19のバッジ15は、図20のブロ
ック図に示す構成を有する。すなわち、クリップ151
および端子152は、電源スイッチ122の接点および
接片を構成する。
【0098】図19に示すバッジ15は、利用されない
とき、電源スイッチ122が、クローズ(ON)とな
り、利用者1の衣服に装着されたとき(すなわち、使用
されるとき)、電源スイッチ122が、オープン(OF
F)となる。マイクロプロセッサ121は、電源スイッ
チ122がONのとき、通常動作モードになり、電源ス
イッチ122がOFFのとき、スリープモードになる。
【0099】従って、図19に示すバッジ15おいて
は、電源スイッチ122として、プッシュ式などの専用
のスイッチを設ける必要がなく、しかも、使用時のスイ
ッチ122の操作の手間を省くことができる。
【0100】また、クリップ151および端子152に
代えて、図21に示すように、それぞれ、安全ピンの形
状をした針161および針受け162で構成するように
してもよい。針161および針受け162は、金属、メ
ッキされたプラスチック、または導電性プラスチックな
どの導電材料で形成されている。図21のバッジ15の
針161および針受け162は、図19のバッジ15の
場合と同様に、図20の電源スイッチ122の接点およ
び接片を構成する。
【0101】更に、図22のブロック図に示すように、
バッジ15は、クリップ151および端子152、並び
に針161および針受け162を有する構成としてもよ
い。バッジ15が図22の構成を有する場合、マイクロ
プロセッサ121は、バッジ15の装着または非装着の
判定を、表(2)に示すように判定し、その判定の結果
に基づき、スリープモードと通常動作モードの切り替え
を実行する。 <表2> クリップ151/端子152 針161/針受け162 判定 ON ON 装着 OFF ON 装着 ON OFF 非装着 OFF OFF 非装着
【0102】針161が針受け162から外れている場
合、安全の為、クリップ151および端子152がOF
Fのときでも、マイクロプロセッサ121は、非装着と
判定する。
【0103】次に、バッジ15の他の実施の形態、およ
び、そのときのパーソナルコンピュータ12がバッジ1
5の位置を算出する処理を説明する。図23は、利用者
1に装着されている他の実施の形態のバッジ15を示す
図である。図23に示すバッジ15は、相互の位置関係
が明確に把握されている発光ダイオード31−1乃至3
1−4を有する。発光ダイオード31−1乃至31−4
は、所定の発光パターンで点滅する。
【0104】図24は、図23に示すバッジ15の構成
を示すブロック図である。図4に示す場合と同様な部分
には、同一の番号を付してあり、その説明は省略する。
Nbitカウンタ36−1は、バッジ15の動作立ち上
がりのとき、IDコードメモリ38から所定のIDコー
ドを読み取り、そのIDコードおよびクロック発生回路
35から供給されたクロック信号を基準として、発光ダ
イオード31−1に発光させる信号をLEDドライバ3
9−1に供給する。LEDドライバ39−1は、Nbi
tカウンタ36−1から供給された信号を基に、発光ダ
イオード31−1を点灯させる所定の電力を発光ダイオ
ード31−1に供給する。発光ダイオード31−1は、
LEDドライバ39−1から供給された電力を基に、所
定の点滅パターンで、赤外線を発光する。
【0105】Nbitカウンタ36−2は、バッジ15
の動作立ち上がりのとき、IDコードメモリ38から所
定のIDコードを読み取り、そのIDコードおよびクロ
ック発生回路35から供給されたクロック信号を基準と
して、発光ダイオード31−2に発光させる信号をLE
Dドライバ39−2に供給する。LEDドライバ39−
2は、Nbitカウンタ36−2から供給された信号を
基に、発光ダイオード31−2を点灯させる所定の電力
を発光ダイオード31−2に供給する。発光ダイオード
31−2は、LEDドライバ39−2から供給された電
力を基に、所定の点滅パターンで、赤外線を発光する。
【0106】Nbitカウンタ36−3は、バッジ15
の動作立ち上がりのとき、IDコードメモリ38から所
定のIDコードを読み取り、そのIDコードおよびクロ
ック発生回路35から供給されたクロック信号を基準と
して、発光ダイオード31−3に発光させる信号をLE
Dドライバ39−3に供給する。LEDドライバ39−
3は、Nbitカウンタ36−3から供給された信号を
基に、発光ダイオード31−3を点灯させる所定の電力
を発光ダイオード31−3に供給する。発光ダイオード
31−3は、LEDドライバ39−3から供給された電
力を基に、所定の点滅パターンで、赤外線を発光する。
【0107】Nbitカウンタ36−4は、バッジ15
の動作立ち上がりのとき、IDコードメモリ38から所
定のIDコードを読み取り、そのIDコードおよびクロ
ック発生回路35から供給されたクロック信号を基準と
して、発光ダイオード31−4に発光させる信号をLE
Dドライバ39−4に供給する。LEDドライバ39−
4は、Nbitカウンタ36−4から供給された信号を
基に、発光ダイオード31−4を点灯させる所定の電力
を発光ダイオード31−4に供給する。発光ダイオード
31−4は、LEDドライバ39−4から供給された電
力を基に、所定の点滅パターンで、赤外線を発光する。
【0108】次に、図23に示すバッジ15の位置を算
出する、パーソナルコンピュータ12のCPU71の処
理を説明する。まず、CPU71は、撮像装置11から
供給された発光ダイオード31−1乃至31−4の画像
から、消失点を算出する。CPU71が発光ダイオード
31−1乃至31−4の画像から、消失点を算出する処
理を図25を参照して説明する。
【0109】以下の説明において、画像座標系は、CC
Dビデオカメラ102の視点を原点とする座標系であ
る。画像面上の点aは、発光ダイオード31−1の画像
を示し、画像面上の点bは、発光ダイオード31−2の
画像を示し、画像面上の点cは、発光ダイオード31−
3の画像を示し、画像面上の点dは、発光ダイオード3
1−4の画像を示す。
【0110】まず、図25に示すように、消失点U(x
u,yu)は、画像面上の点aおよび点bを通る直線a
b、並びに点cおよび点dを通る直線cdの交点であ
り、消失点V(xv,yv)は、点aおよび点dを通る直
線ad、並びに点bおよび点cを通る直線bcの交点で
ある。直線abは、式(2)で表され、直線cdは、式
(3)で表され、直線adは、式(4)で表され、直線
bcは、式(5)で表される。 α1x+β1y=γ1 (2) α2x+β2y=γ2 (3) α3x+β3y=γ3 (4) α4x+β4y=γ4 (5)
【0111】従って、消失点U(xu,yu)の座標は、
式(6)および式(7)で算出され、消失点V(xv
v)の座標は、式(8)および式(9)で算出され
る。 xu=(β2γ1−β1γ2)/(α1β2−α2β1) (6) yu=(α1γ2−α2γ1)/(α1β2−α2β1) (7) xv=(β4γ3−β3γ4)/(α3β4−α4β3) (8) yv=(α3γ4−α4γ3)/(α3β4−α4β3) (9)
【0112】ここで、画像面上での点aの座標が
(x1,y1)、点bの座標が(x2,y2)、点cの座標
が(x3,y3)、および点dの座標が(x4,y4)であ
れば、α1,β1,γ1,α2,β2,γ2,α3,β3
γ3,α4,β4、およびγ4は、それぞれ式(10)、式
(11)、式(12)、式(13)、式(14)、式
(15)、式(16)、式(17)、式(18)、式
(19)、式(20)、および式(21)で算出され
る。 α1=y1−y2 (10) β1=−(x1−x2) (11) γ1=x21−x12 (12) α2=y3−y4 (13) β2=−(x3−x4) (14) γ2=x43−x34 (15) α3=y1−y4 (16) β3=−(x1−x4) (17) γ3=x41−x14 (18) α4=y2−y3 (19) β4=−(x2−x3) (20) γ4=x32−x23 (21)
【0113】次に、CPU71は、消失点U(xu,y
u)および消失点V(xv,yv)からバッジ15の傾
きを算出する。図26に示すように、画像座標系上の座
標点がレンズの焦点距離fで規格化できるように、画像
座標系のz軸が画像面に垂直で、かつ、画像座標系のz
=1に画像面が位置するように、画像座標系を設定す
る。空間中の点Pa(xa,ya,za)は、透視変換によ
って、画像面上の点pa(xa/za,ya/za)に投影
される。
【0114】点Pを通り、方向ベクトルv=(vx
y,vz)を有する空間中の直線L上の点Plは、式
(22)で表され、点Plを画像面に投影した点plは、
式(23)で表される。 Pl=Pa+tv =(xa+tvx,ya+tvy,za+tvz) (22) pl=((xa+tvx)/(za+tvz),(ya+tvy) /(za+tvz)) =((xa/t+vx)/(za/t+vz), (ya/t+vy)/(za/t+vz)) (23)
【0115】消失点は、ある方向ベクトルを有する直線
を無限遠に伸ばしたときの投影像であるから、t→∞と
したときのplが消失点であり、式(24)で表され
る。
【数1】
【0116】空間中のある平面πの法線ベクトルn(p
s,qs,−1)は、平面π上の任意の直線の方向ベクト
ルu=(ux,uy,uz)と直交するので、式(25)
が成立し、式(25)を変形すれば式(26)が求ま
る。(以下、式中の”→”を付した変数は、ベクトルで
あることを示す)
【数2】 s(ux/uz)+qs(uy/uz)=1 (26)
【0117】式(26)の(ux/uz)および(uy
z)は、式(24)に示されるように、消失点を表
す。また、方向ベクトルuは、任意であるから、式(2
6)は、画像面上の消失点の集合、すなわち、消失線を
表す。逆に、消失線ax+by=1があるとき、この消
失線を有する平面の傾きは、(a,b,−1)である。
従って、四角形ABCDの投影像である四角形abcd
から求められる消失点U(xu,yu)および消失点V
(xv,yv)を用いると、消失線は、式(27)で算出
される。 ((−yu+yv)/(xuv−xvu))x +((xu−xv)/(xuv−xvu))y=1 (27)
【0118】これより、四角形ABCDの法線ベクトル
abcdは、式(28)で表現できる。
【数3】
【0119】法線ベクトルnabcdを正規化して、ベクト
ルNを求める。
【数4】 ただし、演算子||ベクトル||は、ベクトルの絶対値を求
める演算子である。
【0120】以上のように、CPU71は、バッジ15
の発光ダイオード31−1乃至31−4の画像から、バ
ッジ15の傾きを算出する。
【0121】次に、CPU71は、バッジ15の傾きを
基に、CCDビデオカメラ102からバッジ15までの
距離を求める。図27は、CCDビデオカメラ102お
よびバッジ15を横から見た図である。点aを基準に算
出される、画像座標系の原点oとバッジ座標系の原点O
(発光ダイオード31−1と発光ダイオード31−3と
を結ぶ直線と発光ダイオード31−2と発光ダイオード
31−4とを結ぶ直線の交点)との距離daは、式(3
0)で算出される。 da=(‖AO‖sinθa)/(sin(θa+φa) (30) ここで、‖AO‖は既知である。θaは、式(31)で
定義され、φaは、式(32)で定義される角度であ
る。 θa= oOA (31) φa= oAO (32)
【0122】同様に、点bを基準に算出される、画像座
標系の原点oとバッジ座標系の原点Oとの距離db、点
cを基準に算出される、画像座標系の原点oとバッジ座
標系の原点Oとの距離dc、および点dを基準に算出さ
れる、画像座標系の原点oとバッジ座標系の原点Oとの
距離ddを算出し、距離da、距離db、距離dc、および
距離ddの平均が、画像座標系の原点oからバッジ座標
系の原点Oまでの距離daveとされる。
【0123】画像座標系の原点oからバッジ座標系の原
点O(長方形ABCDの中心)へと向かう平行移動ベク
トルtは、式(33)で算出される。
【数5】
【0124】以上のように、画像の中のバッジの位置か
ら、3次元上のバッジ15の位置(Xm,Ym,Zm)および角度
(Rxm,Rym,Rzm)が計算される。このバッジ15の位置お
よび角度を計算する処理の説明では、画像座標系のz=
1に画像面が位置するとして説明したが、psおよびq
sをCCDビデオカメラ102の焦点距離fで補正すれ
ば、CCDビデオカメラ102の焦点距離fが1以外で
も、正確な位置および角度が算出できる。
【0125】なお、4つの発光ダイオード31がバッジ
15に備えられているとして説明したが、3以上の相互
に位置関係が明確な発光ダイオード31がバッジ15に
備えられていれば、上記の処理により、バッジ15の位
置および角度を求めることができる。
【0126】また、発光ダイオード31−1乃至31−
4が、それぞれ異なる所定の発光パターンで点滅すれ
ば、CPU71は、画像面上の点a、点b、点c、およ
び点dへの発光ダイオード31−1乃至31−4の対応
が容易に算出できる。CPU71が、他の処理により、
画像面上の点a、点b、点c、および点dへの発光ダイ
オード31−1乃至31−4の対応が算出できれば、例
えば、発光ダイオード31−1乃至31−4が、同一の
所定の発光パターンで点滅するようにしてもよい。
【0127】あるいは、例えば、発光ダイオード31−
1が所定の発光パターンで点滅するようにし、発光ダイ
オード31−2乃至31−4が、連続して点灯するよう
にし、CPU71のバッジ15の角度の算出範囲は、所
定の範囲に特定するようにしてもよい。
【0128】このように、本発明の利用管理者システム
を利用すれば、広い面積の敷地または建物の利用者1の
属性および現在位置を知ることができるので、例えば、
利用者1が所定の展示物に近づいたとき、その利用者1
のヘッドフォンに、利用者1がそれ以前に見学してきた
展示物との違いを際立たせた説明を供給する、または、
展示物の説明において、その利用者1の名前を呼びなが
ら挨拶させるなどのきめ細かいサービスを提供できるよ
うになる。
【0129】最後に、本発明に係るコンピュータ利用者
管理システムについて説明する。図28は、コンピュー
タ利用者管理システムの実施の形態を説明する図であ
る。パーソナルコンピュータ12に接続されている撮像
装置11は、パーソナルコンピュータ12の利用者1が
装着しているバッジ15を撮像するように設置されてい
る。パーソナルコンピュータ12は、撮像装置11が撮
像した画像から利用者1が装着しているバッジ15のI
Dコードを識別する。パーソナルコンピュータ12は、
ネットワーク13を介して接続されているサーバ14に
バッジ15のIDコードを送信し、サーバ14にバッジ
15のIDコードに対応させて登録されている利用者1
のパーソナルコンピュータ12の利用を許可する否かを
判定するためのデータの送信を要求する。
【0130】パーソナルコンピュータ12は、利用者1
のパーソナルコンピュータ12の利用を許可する否かを
判定するためのデータを基に、パーソナルコンピュータ
12の利用を許可するか否かを判定し、パーソナルコン
ピュータ12の利用を許可すると判定された場合、所定
のメッセージをCRT78に表示し、キーボード76等
の操作を許可する。パーソナルコンピュータ12の利用
を許可しないと判定された場合、パーソナルコンピュー
タ12は、所定のメッセージをCRT78に表示し、キ
ーボード76等の操作を受け付けない。
【0131】以上のように、コンピュータ利用者管理シ
ステムは、簡単な構成で、所定の範囲にいる特定の利用
者1にのみパーソナルコンピュータ12の利用を許可す
ることができる。パーソナルコンピュータ12の前の所
定の範囲に所定のバッジ15を装着した利用者1がいな
いとき、パーソナルコンピュータ12をバッジ15の認
識の処理のみ実行させる低消費電力モードとし、パーソ
ナルコンピュータ12の前の所定の範囲に所定のバッジ
15を装着した利用者1がいるとき、パーソナルコンピ
ュータ12を通常のモードとすれば、所定の期間にパー
ソナルコンピュータ12が消費する電力量を小さくする
ことができる。もちろん、利用者1毎に異なるパーソナ
ルコンピュータ12の利用を許可し、または、利用者1
毎にパーソナルコンピュータ12の利用の範囲(利用時
間、読み出し若しくは書き込みできるファイル、または
利用できるプログラムなど)を制限することもできる。
【0132】なお、本明細書において、博物館などの施
設として説明したが、広い敷地または広い床面積を有す
る工場(例えば、自動車の製造工場、または化学工場の
プラントなど)に、本発明の利用者管理システムを適用
すれば、ラインの管理者は、問題が発生したラインに一
番近い担当者を即座に呼びだし、問題解決にあたらせる
ことができる。
【0133】また、研究所などにおいて、ゲストに内部
を見学させる場合、ゲストに付き添いをつけなくても、
ゲストの現在位置を把握することができ、更に、ドアの
施錠と連動させれば、ゲスト毎に見学範囲を制限するこ
とができる。
【0134】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものとす
る。
【0135】また、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0136】
【発明の効果】請求項1に記載の利用者特定システムに
よれば、発信装置で、所定の長さおよび所定のパターン
で、時間経過とともに変化する輝度で発光し、情報処理
装置で、発信装置が撮像され、撮像された画像データ上
の発信装置の画像の大きさおよび位置から、発信装置の
3次元空間の位置が算出され、撮像された、発信装置の
画像データから、所定のパターンに対応するコードが算
出され、コードがデータ提供装置に送信され、データ提
供装置から送信された利用者のデータが受信され、デー
タ提供装置で、コードと対応させ、利用者のデータが記
憶され、コードが情報処理装置から受信され、記憶する
利用者のデータが情報処理装置に送信され、受信したコ
ードを基に、情報処理装置に送信する利用者のデータが
検索されるようにしたので、広い床面積または広い敷地
を有する施設で、簡単な装置により、利用者の属性を識
別し、利用者の属性に合わせたサービスを提供すること
ができるようになる。
【0137】請求項6に記載の利用者特定システムによ
れば、発信装置で、3以上で相互の位置関係が明確で、
所定のパターンで、時間経過とともに変化する輝度で発
光され、位置特定手段で、発信装置が撮像され、撮像さ
れた画像の発光の位置から、発信装置の3次元空間上の
位置および角度が算出され、撮像された、画像データか
ら、所定のパターンに対応するコードが算出され、コー
ドがデータ提供装置に送信され、データ提供装置から送
信された利用者のデータが受信され、データ提供装置
で、コードと対応させ、利用者のデータが記憶され、コ
ードが情報処理装置から受信され、記憶している利用者
のデータが情報処理装置に送信され、受信したコードを
基に、情報処理装置に送信する利用者のデータが検索さ
れるようにしたので、広い床面積または広い敷地を有す
る施設で、簡単な装置により、利用者の属性を識別し、
利用者の属性に合わせたサービスを提供することができ
るようになる。
【0138】請求項10に記載の発信装置、請求項17
に記載の発信方法、および請求項18に記載の提供媒体
によれば、発光面が所定の長さで、所定のパターンで、
時間経過とともに変化する輝度で発光するようにしたの
で、発光装置を装着した利用者およびその位置が容易に
特定できるようになる。
【0139】請求項19に記載の情報処理装置、請求項
22に記載の情報処理方法、および請求項23に記載の
提供媒体によれば、発信装置が撮像され、撮像された画
像データ上の発信装置の画像の大きさおよび位置から、
発信装置の3次元空間の位置が算出され、発信装置の画
像データから、所定のパターンに対応するコードが算出
され、コードがデータ提供装置に送信され、データ提供
装置から送信された利用者のデータが受信されるように
したので、発光装置を装着した利用者のデータが容易に
得られるようになる。
【0140】請求項24に記載の情報処理装置、請求項
26に記載の情報処理方法、および請求項27に記載の
提供媒体によれば、発信装置の発光点が撮像され、撮像
された画像の発信装置の発光点の位置から、発信装置の
3次元空間上の位置および角度が算出され、発信装置の
発光点の画像データから、所定のパターンに対応するコ
ードが算出され、コードがデータ提供装置に送信され、
データ提供装置から送信された利用者のデータが受信さ
れるようにしたので、発光装置を装着した利用者のデー
タが容易に得られるようになる。
【0141】請求項28に記載のデータ提供装置、請求
項29に記載のデータ提供方法、および請求項30に記
載の提供媒体によれば、コードと対応させ、利用者のデ
ータが記憶され、コードが情報処理装置から受信され、
受信したコードに対応する、利用者のデータが情報処理
装置に送信され、受信したコードを基に、情報処理装置
に送信する利用者のデータが検索されるようにしたの
で、発光装置を装着した利用者のデータを容易に提供で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る利用者管理システムの一実施の形
態の構成を説明する図である。
【図2】博物館を見学する利用者1がバッジ15を装着
した状態を説明する図である。
【図3】バッジ15とパーソナルコンピュータ12−1
との接続を説明する図である。
【図4】バッジ15の構成を説明するブロック図であ
る。
【図5】パーソナルコンピュータ12の構成を説明する
ブロック図である。
【図6】撮像装置11の構成を示すブロック図である。
【図7】バッジ15から撮像装置11までの距離を算出
する場合のパーソナルコンピュータ12のCPU71の
処理手順を説明する図である。
【図8】バッジ15から撮像装置11までの距離を算出
する場合のパーソナルコンピュータ12のCPU71の
処理手順を説明する図である。
【図9】流し撮像を説明する図である。
【図10】流し撮像を説明する図である。
【図11】流し撮像を説明する図である。
【図12】点滅パターンの画像データが、空間的パター
ンに変換された例を説明する図である。
【図13】バッジ15の配置を説明する図である。
【図14】輝点の点滅パターンを検知する場合のパーソ
ナルコンピュータ12のCPU71の処理手順を説明す
る図である。
【図15】博物館の展示室2−1の内部の分割例を説明
する図である。
【図16】利用者管理システムが利用者1の移動を記憶
する処理を説明するフローチャートである。
【図17】バッジ15の設定の処理の詳細を説明するフ
ローチャートである。
【図18】バッジ15の他の実施の形態を説明するブロ
ック図である。
【図19】バッジ15の更に他の実施の形態の背面の外
観を示す図である。
【図20】バッジ15の更に他の実施の形態の構成を説
明するブロック図である。
【図21】バッジ15の更に他の実施の形態の背面の外
観を示す図である。
【図22】バッジ15の更に他の実施の形態の構成を説
明するブロック図である。
【図23】利用者1が他の実施の形態のバッジ15を装
着した状態を説明する図である。
【図24】バッジ15の更に他の実施の形態の構成を説
明するブロック図である。
【図25】バッジ15の位置を算出するCPU71の他
の処理を説明する図である。
【図26】バッジ15の位置を算出するCPU71の他
の処理を説明する図である。
【図27】バッジ15の位置を算出するCPU71の他
の処理を説明する図である。
【図28】コンピュータ利用者管理システムの実施の形
態を説明する図である。
【符号の説明】
11 撮像装置, 12 パーソナルコンピュータ,
13 ネットワーク,14 サーバ, 15 バッジ,
31 発光ダイオード, 71 CPU,81 通信
ボード, 83 ビデオキャプチャボード, 101
流し撮り駆動回路, 102 CCDビデオカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 和彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 五味 信一郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 吉村 司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 伊藤 大二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 市野 安彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B057 BA02 CA12 CE06 CE12 DA07 DB02 DB09 DC22 5B058 KA40 YA01 YA18 YA20 5C054 CA05 DA08 FC12 FC15 FD01 GB11 GD09 HA00 HA15 HA16

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の身体の所定の位置に装着する発
    信装置、前記発信装置を特定する情報処理装置、および
    前記発信装置を装着した利用者のデータを提供するデー
    タ提供装置からなる利用者特定システムにおいて、 前記発信装置は、 発光面が所定の長さを有し、所定のパターンで、時間経
    過とともに変化する輝度で発光する発光手段を含み、 前記情報処理装置は、 前記発光手段を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された画像データ上の前記発光
    手段の画像の大きさおよび位置から、前記発信装置の3
    次元空間の位置を算出する位置算出手段と、 前記撮像手段により撮像された、前記発光手段の画像デ
    ータから、前記所定のパターンに対応するコードを算出
    するコード算出手段と、 前記コードを前記データ提供装置に送信し、前記データ
    提供装置から送信された前記利用者のデータを受信する
    第1の通信手段とを含み、 前記データ提供装置は、 前記コードと対応させ、前記利用者のデータを記憶する
    記憶手段と、 前記コードを前記情報処理装置から受信し、受信した前
    記コードに対応する、前記記憶手段が記憶する前記利用
    者のデータを前記情報処理装置に送信する第2の通信手
    段と、 前記第2の通信手段が受信した前記コードを基に、前記
    第2の通信手段が前記情報処理装置に送信する前記利用
    者のデータを前記記憶手段から検索する検索手段とを含
    むことを特徴とする利用者特定システム。
  2. 【請求項2】 前記発光手段は、赤外で発光することを
    特徴とする請求項1に記載の利用者特定システム。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段は、前記発光手段を流し撮
    像し、 前記コード算出手段は、流し撮像された前記発光手段の
    画像データから、前記所定のパターンに対応するコード
    を算出することを特徴とする請求項1に記載の利用者特
    定システム。
  4. 【請求項4】 前記情報処理装置は、前記利用者のデー
    タを基に、前記利用者に前記情報処理装置の利用を許可
    するか否かを判定する判定手段を更に含むことを特徴と
    する請求項1に記載の利用者特定システム。
  5. 【請求項5】 前記第1の通信手段は、前記発信装置の
    3次元空間の位置を前記データ提供装置に送信し、 前記第2の通信手段は、前記発信装置の3次元空間の位
    置を受信し、 前記記憶手段は、受信した前記発信装置の3次元空間の
    位置に対応して、前記利用者の所定のデータを記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載の利用者特定システ
    ム。
  6. 【請求項6】 利用者の身体の所定の位置に装着する発
    信装置、前記発信装置を特定する情報処理装置、および
    前記発信装置を装着した利用者のデータを提供するデー
    タ提供装置からなる利用者特定システムにおいて、 前記発信装置は、 相互に所定の位置に配置され、所定のパターンで、時間
    の経過とともに変化する輝度で発光する3個以上の発光
    手段を含み、 前記情報処理装置は、 前記発光手段を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された画像の前記発光手段の位
    置から、前記発信装置の3次元空間上の位置および角度
    を算出する位置算出手段と、 前記撮像手段により撮像された、前記発光手段の画像デ
    ータから、前記所定のパターンに対応するコードを算出
    するコード算出手段と、 前記コードを前記データ提供装置に送信し、前記データ
    提供装置から送信された前記利用者のデータを受信する
    第1の通信手段とを含み、 前記データ提供装置は、 前記コードと対応させ、前記利用者のデータを記憶する
    記憶手段と、 前記コードを前記情報処理装置から受信し、受信した前
    記コードに対応する、前記記憶手段が記憶している前記
    利用者のデータを前記情報処理装置に送信する第2の通
    信手段と、 前記第2の通信手段が受信した前記コードを基に、前記
    第2の通信手段が前記情報処理装置に送信する前記利用
    者のデータを前記記憶手段から検索する検索手段とを含
    むことを特徴とする利用者特定システム。
  7. 【請求項7】 前記発光手段は、赤外で発光することを
    特徴とする請求項6に記載の利用者特定システム。
  8. 【請求項8】 前記発光手段は、それぞれ異なる所定の
    発光パターンで発光することを特徴とする請求項6に記
    載の利用者特定システム。
  9. 【請求項9】 前記撮像手段は、前記発光手段を流し撮
    像し、 前記コード算出手段は、流し撮像された前記発光手段の
    画像データから、前記所定のパターンに対応するコード
    を算出することを特徴とする請求項6に記載の利用者特
    定システム。
  10. 【請求項10】 利用者の身体の所定の位置に装着する
    発信装置において、 発光面が所定の長さを有し、所定のパターンで、時間の
    経過とともに変化する輝度で発光する発光手段を含むこ
    とを特徴とする発信装置。
  11. 【請求項11】 前記発光手段は、赤外で発光すること
    を特徴とする請求項10に記載の発信装置。
  12. 【請求項12】 前記発光手段を、3個以上含むことを
    特徴とする請求項10に記載の発信装置。
  13. 【請求項13】 3個以上の前記発光手段は、それぞれ
    異なる所定の発光パターンで発光することを特徴とする
    請求項12に記載の発信装置。
  14. 【請求項14】 クリップの形状を有し、前記利用者に
    固定したとき、所定の信号を生成する信号生成手段と、 前記信号に基づき、前記発信装置の動作を制御する制御
    手段とを更に含むことを特徴とする請求項10に記載の
    発信装置。
  15. 【請求項15】 ピンの形状を有し、前記利用者に固定
    したとき、所定の信号を生成する第1の信号生成手段
    と、 前記信号に基づき、前記発信装置の動作を制御する制御
    手段とを更に含むことを特徴とする請求項10に記載の
    発信装置。
  16. 【請求項16】 クリップの形状を有し、前記利用者に
    固定したとき、所定の信号を生成する第2の信号生成手
    段を更に含み、 前記制御手段は、前記第1の信号生成手段からの信号お
    よび前記第2の信号生成手段からの信号に基づき、前記
    発信装置の動作を制御することを特徴とする請求項15
    に記載の発信装置。
  17. 【請求項17】 利用者の身体の所定の位置に装着する
    発信装置の発信方法において、 発光面が所定の長さで、所定のパターンで、時間の経過
    とともに変化する輝度で発光する発光ステップを含むこ
    とを特徴とする発信方法。
  18. 【請求項18】 利用者の身体の所定の位置に装着する
    発信装置に、 発光面が所定の長さで、所定のパターンで、時間の経過
    とともに変化する輝度で発光する発光ステップを含む処
    理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラ
    ムを提供することを特徴とする提供媒体。
  19. 【請求項19】 利用者の身体の所定の位置に装着した
    所定のパターンで発光する発信装置を特定し、前記所定
    のパターンに対応するコードと対応させ、前記利用者の
    データを記憶するデータ提供装置と通信する情報処理装
    置において、 前記発信装置を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された画像データ上の前記発信
    装置の画像の大きさおよび位置から、前記発信装置の3
    次元空間の位置を算出する位置算出手段と、 前記撮像手段により撮像された、前記発信装置の画像デ
    ータから、前記所定のパターンに対応するコードを算出
    するコード算出手段と、 前記コードを前記データ提供装置に送信し、前記データ
    提供装置から送信された前記利用者のデータを受信する
    通信手段とを含むことを特徴とする情報処理装置。
  20. 【請求項20】 前記撮像手段は、前記発信装置を流し
    撮像し、 前記コード算出手段は、流し撮像された前記発信装置の
    画像データから、前記所定のパターンに対応するコード
    を算出することを特徴とする請求項19に記載の情報処
    理装置。
  21. 【請求項21】 前記利用者のデータを基に、前記利用
    者に前記情報処理装置の利用を許可するか否かを判定す
    る判定手段を更に含むことを特徴とする請求項19に記
    載の情報処理装置。
  22. 【請求項22】 利用者の身体の所定の位置に装着した
    所定のパターンで発光する発信装置を特定し、前記所定
    のパターンに対応するコードと対応させ、前記利用者の
    データを記憶するデータ提供装置と通信する情報処理装
    置の情報処理方法において、 前記発信装置を撮像する撮像ステップと、 前記撮像ステップにおいて撮像された画像データ上の前
    記発信装置の画像の大きさおよび位置から、前記発信装
    置の3次元空間の位置を算出する位置算出ステップと、 前記撮像ステップにおいて撮像された、前記発信装置の
    画像データから、前記所定のパターンに対応するコード
    を算出するコード算出ステップと、 前記コードを前記データ提供装置に送信し、前記データ
    提供装置から送信された前記利用者のデータを受信する
    通信ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  23. 【請求項23】 利用者の身体の所定の位置に装着した
    所定のパターンで発光する発信装置を特定し、前記所定
    のパターンに対応するコードと対応させ、前記利用者の
    データを記憶するデータ提供装置と通信する情報処理装
    置に、 前記発信装置を撮像する撮像ステップと、 前記撮像ステップにおいて撮像された画像データ上の前
    記発信装置の画像の大きさおよび位置から、前記発信装
    置の3次元空間の位置を算出する位置算出ステップと、 前記撮像ステップにおいて撮像された、前記発信装置の
    画像データから、前記所定のパターンに対応するコード
    を算出するコード算出ステップと、 前記コードを前記データ提供装置に送信し、前記データ
    提供装置から送信された前記利用者のデータを受信する
    通信ステップとを含む処理を実行させるコンピュータが
    読み取り可能なプログラムを提供することを特徴とする
    提供媒体。
  24. 【請求項24】 利用者の身体の所定の位置に装着し
    た、相互に所定の位置に配置され、所定のパターンで、
    時間の経過とともに変化する輝度で発光する3点以上の
    発光点を有する発信装置を特定し、前記所定のパターン
    に対応するコードと対応させ、前記利用者のデータを記
    憶するデータ提供装置と通信する情報処理装置におい
    て、 前記発信装置の発光点を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された画像の前記発信装置の発
    光点の位置から、前記発信装置の3次元空間上の位置お
    よび角度を算出する位置算出手段と、 前記撮像手段により撮像された、前記発信装置の発光点
    の画像データから、前記所定のパターンに対応するコー
    ドを算出するコード算出手段と、 前記コードを前記データ提供装置に送信し、前記データ
    提供装置から送信された前記利用者のデータを受信する
    通信手段とを含むことを特徴とする情報処理装置。
  25. 【請求項25】 前記撮像手段は、前記発光手段の発光
    点を流し撮像し、 前記コード算出手段は、流し撮像された前記発光手段の
    発光点の画像データから、前記所定のパターンに対応す
    るコードを算出することを特徴とする請求項24に記載
    の情報処理装置。
  26. 【請求項26】 利用者の身体の所定の位置に装着し
    た、相互に所定の位置に配置され、所定のパターンで、
    時間の経過とともに変化する輝度で発光する3点以上の
    発光点を有する発信装置を特定し、前記所定のパターン
    に対応するコードと対応させ、前記利用者のデータを記
    憶するデータ提供装置と通信する情報処理装置の情報処
    理方法において、 前記発信装置の発光点を撮像する撮像ステップと、 前記撮像ステップにおいて撮像された画像の前記発信装
    置の発光点の位置から、前記発信装置の3次元空間上の
    位置および角度を算出する位置算出ステップと、 前記撮像ステップにおいて撮像された、前記発信装置の
    発光点の画像データから、前記所定のパターンに対応す
    るコードを算出するコード算出ステップと、 前記コードを前記データ提供装置に送信し、前記データ
    提供装置から送信された前記利用者のデータを受信する
    通信ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  27. 【請求項27】 利用者の身体の所定の位置に装着し
    た、相互に所定の位置に配置され、所定のパターンで、
    時間の経過とともに変化する輝度で発光する3点以上の
    発光点を有する発信装置を特定し、前記所定のパターン
    に対応するコードと対応させ、前記利用者のデータを記
    憶するデータ提供装置と通信する情報処理装置に、 前記発信装置の発光点を撮像する撮像ステップと、 前記撮像ステップにおいて撮像された画像の前記発信装
    置の発光点の位置から、前記発信装置の3次元空間上の
    位置および角度を算出する位置算出ステップと、 前記撮像ステップにおいて撮像された、前記発信装置の
    発光点の画像データから、前記所定のパターンに対応す
    るコードを算出するコード算出ステップと、 前記コードを前記データ提供装置に送信し、前記データ
    提供装置から送信された前記利用者のデータを受信する
    通信ステップとを含む処理を実行させるコンピュータが
    読み取り可能なプログラムを提供することを特徴とする
    提供媒体。
  28. 【請求項28】 利用者の身体の所定の位置に装着した
    発信装置の発光するパターンに対応するコードおよび前
    記発信装置の位置を検出する情報処理装置にデータを提
    供するデータ提供装置において、 前記コードと対応させ、前記利用者のデータを記憶する
    記憶手段と、 前記コードを前記情報処理装置から受信し、受信した前
    記コードに対応する、前記記憶手段が記憶する前記利用
    者のデータを前記情報処理装置に送信する通信手段と、 前記通信手段が受信した前記コードを基に、前記通信手
    段が前記情報処理装置に送信する前記利用者のデータを
    前記記憶手段から検索する検索手段とを含むことを特徴
    とするデータ提供装置。
  29. 【請求項29】 利用者の身体の所定の位置に装着した
    発信装置の発光するパターンに対応するコードおよび前
    記発信装置の位置を検出する情報処理装置にデータを提
    供するデータ提供装置のデータ提供方法において、 前記コードと対応させ、前記利用者のデータを記憶する
    記憶ステップと、 前記コードを前記情報処理装置から受信し、受信した前
    記コードに対応する、前記記憶ステップで記憶する前記
    利用者のデータを前記情報処理装置に送信する通信ステ
    ップと、 前記通信ステップで受信した前記コードを基に、前記通
    信ステップで前記情報処理装置に送信する前記利用者の
    データを検索する検索ステップとを含むことを特徴とす
    るデータ提供方法。
  30. 【請求項30】 利用者の身体の所定の位置に装着した
    発信装置の発光するパターンに対応するコードおよび前
    記発信装置の位置を検出する情報処理装置にデータを提
    供するデータ提供装置に、 前記コードと対応させ、前記利用者のデータを記憶する
    記憶ステップと、 前記コードを前記情報処理装置から受信し、受信した前
    記コードに対応する、前記記憶ステップで記憶する前記
    利用者のデータを前記情報処理装置に送信する通信ステ
    ップと、 前記通信ステップで受信した前記コードを基に、前記通
    信ステップで前記情報処理装置に送信する前記利用者の
    データを検索する検索ステップとを含む処理を実行させ
    るコンピュータが読み取り可能なプログラムを提供する
    ことを特徴とする提供媒体。
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