JP2000214474A - 横電界構造のアクティブマトリクス型液晶表示素子 - Google Patents

横電界構造のアクティブマトリクス型液晶表示素子

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JP2000214474A
JP2000214474A JP1226299A JP1226299A JP2000214474A JP 2000214474 A JP2000214474 A JP 2000214474A JP 1226299 A JP1226299 A JP 1226299A JP 1226299 A JP1226299 A JP 1226299A JP 2000214474 A JP2000214474 A JP 2000214474A
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JP1226299A
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Tomonori Tsukagoshi
智規 塚越
Keisuke Tsuda
圭介 津田
Hirobumi Wakemoto
博文 分元
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルギャップの均一性を実現した横電界構造
のアクティブマトリクス型液晶表示素子を提供する。 【解決手段】 アレイ基板7上に形成された共通電極2
と、第1絶縁膜10と、第1絶縁膜10上に形成された
画素電極4と、画素電極4の全部または一部の下方に配
置され、アレイ基板7と第1絶縁膜10との間に形成さ
れたダミー電極9と、共通電極2の全部または一部の上
方に配置され、第1絶縁膜10上に形成されたダミー電
極19と、アレイ基板7上に形成された蓄積容量部5と
を備え、アレイ基板7上から画素電極4上面までの高さ
h2は、ダミー電極9が形成されている位置において
は、アレイ基板7上からダミー電極19上面までの高さ
h1と実質的に等しく、アレイ基板7上から蓄積容量部
5上面までの高さh3も、高さh1と実質的に等しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横電界構造のアク
ティブマトリクス型液晶表示素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶パネルの表示品位は日増しに
高まり、文字認識のためだけの用途から、フルカラー画
像表示に耐える品位にまで進歩してきた。さらに大型液
晶パネルの生産力が向上してきていることと相俟って、
ついにCRTの独壇場だったモニタ市場にも液晶パネル
が参入するに至った。この市場で液晶モニタがCRTを
凌駕するためには、さらに大画面でかつ高い品位をえる
必要があり、そのためには、明るくて視野角が広く、高
解像度であるという性能面の向上と、画面内での表示む
らがなく均一な表示ができることや、各液晶パネル間で
性能がばらつかないという生産工程での品質向上との両
面での取り組みが重要となる。明るくて視野角が広く、
高解像度であることを充たすものとして、横電界構造の
アクティブマトリクス型液晶表示素子が考えられる。
【0003】横電界構造のアクティブマトリクス型液晶
表示素子は、アレイ基板上に走査信号電極、映像信号電
極、画素電極として複数の電極を配置している。それに
より、液晶に横電界をかけて映像表示をする。
【0004】図4は、従来の横電界構造のアクティブマ
トリクス型液晶表示素子を模式的に示す部分断面図であ
る。図4に示すように、本液晶表示素子は、遮光膜2
0、カラーフィルタ18、配向制御膜17が形成されて
いる対向基板8と、走査配線1、共通電極2、画素電極
4、蓄積容量部5、スイッチング素子6(信号配線3お
よび半導体層14を含む)、第1絶縁膜10および配向
制御膜16が形成されているアレイ基板17とが、配向
制御膜16、17が対向するように配置されており、配
向制御膜16、17間に液晶が封入されて液晶層13が
形成されたものである。液晶層13の厚み(セルギャッ
プ;図4中のG)は、両基板7、8間に一定の直径を有
する球状のスペーサ15(例えば、ポリマビーズ)を散
布配置して両基板7、8を上下方向から圧縮することに
よって決まるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】横電界方式の液晶表示
素子は、光の複屈折を利用しているために一般に使われ
ているTN方式に比べてセルギャップの不均一性による
輝度むらが見えやすい。また、共通電極2、画素電極
4、蓄積容量部5それぞれのアレイ基板17上の高さ
(図4中のh1、h2、h3)が異なっているために、
セルギャップGの不均一性が起こりやすく、そのために
輝度むら(以後、ギャップむらと称する。)が発生する
という欠点を有している。
【0006】本発明は、上述したこのような従来の横電
界方式のアクティブマトリクス型液晶表示素子が有する
課題を考慮し、セルギャップの均一化により、ギャップ
むらの発生を抑止できる横電界方式のアクティブマトリ
クス型液晶表示素子を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、基板上に形成された下部電極と、前記
基板上および前記下部電極上の全部または一部に積層さ
れた絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成された上部電極と、
前記上部電極の全部または一部の下方に配置され、前記
基板と前記絶縁膜との間に形成された第1のダミー電極
と、前記下部電極の全部または一部の上方に配置され、
前記絶縁膜上に形成された第2のダミー電極とを備え、
前記基板上から前記上部電極上面までの高さが、前記第
1のダミー電極が形成されている位置においては、前記
基板上から前記第2のダミー電極上面までの高さと実質
的に等しいことを特徴とする横電界構造のアクティブマ
トリクス型液晶表示素子である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施の形態における横
電界構造のアクティブマトリクス型液晶表示素子を模式
的に示す部分断面図であり、図2は、本発明の一実施の
形態における横電界構造のアクティブマトリクス型液晶
表示素子のダミー電極9の位置での平面配置を示す部分
平面図、図3は、本発明の一実施の形態における横電界
構造のアクティブマトリクス型液晶表示素子のダミー電
極19の位置での平面配置を示す部分平面図である。な
お、図1は、各部材の上下方向の配置を模式的に示すも
のであり、実際の配置である図2、図3の平面配置と
は、一致するものではない。また、図1〜図3で示す各
構成部材のうち、図4で示した従来の横電界構造のアク
ティブマトリクス型液晶表示素子の構成部材と同様の機
能を有するものについては、便宜上、同一符号を付与し
ている。また、本実施の形態において示す各構成部材の
寸法、材料および形成方法は、あくまでも例示であっ
て、これらに限られるものではない。
【0010】図1に示すように、本発明の横電界構造の
液晶表示素子は、アレイ基板7とアレイ基板7に対向し
て配置された対向基板8と、アレイ基板7と対向基板8
に挟持された液晶層13を具備する。アレイ基板7上に
は、複数の平行な信号配線3(本発明の上部配線に対
応)と、複数の平行な走査配線1(本発明の下部配線に
対応)が画素マトリクスを形成するように配列されてい
る。1つの画素に関して、少なくとも1つのスイッチン
グ素子6が信号配線3と走査配線1の交差点部分に形成
されている。1つの画素を規定する隣接する2つの信号
配線3または隣接する2つの走査配線1の間には、スイ
ッチング素子6に接続された複数の画素電極4(本発明
の上部電極に対応)と複数の共通電極2(本発明の下部
電極に対応)が、相互に平行に形成されている。
【0011】2つの隣接する信号配線3及び2つの隣接
する走査配線1により規定される1つの画素は、複数の
表示部11に分割される。1つの表示部11は隣接する
共通電極2と画素電極4により規定される。アレイ基板
7及び対向基板8にほぼ平行な電界を印加すると、液晶
分子の配向は電界の方向に揃うように移動する。
【0012】以下に、本実施の形態における横電界構造
のアクティブマトリクス型液晶表示素子の詳細構成を、
その製造手順に従って、説明する。
【0013】図2に示すように、複数の走査配線1は、
たとえばクロムを用いて、フォトリソグラフィ法によっ
てアレイ基板7上に、それぞれ所定の間隔を隔てて、略
平行にパターン形成されている。隣接する2つの走査配
線1の間には、略平行で、かつ、略「く」の字状または
ヘリンボーン形状を有する共通電極2と各電極上の高さ
を一定にするためのダミー電極9(本発明の第1のダミ
ー電極に対応)がパターン形成されている。また、ダミ
ー電極9は、信号配線3が形成される位置の一部の下方
にあたる位置にも形成されている。共通電極2及びダミ
ー電極9の幅は4μmであり、共通電極2とダミー電極
9との間隔は12μm、共通電極2およびダミー電極9
の高さ(それ自身の厚み)は共に0.2μmである。材
料はクロムのほか、アルミニウム、アルミニウムを主成
分とする金属等の単層膜または多層膜を用いても良い。
【0014】走査配線1及び共通電極2の上には、スイ
ッチング素子6として機能するTFTのゲート絶縁膜と
して働く、例えば窒化シリコン(SiNx)等の第1絶
縁膜層10(本発明の絶縁膜に対応)が0.2μmの厚
さで積層されている。さらに、第1絶縁体膜10上には
TFTのスイッチング機能を司る、例えばアモルファス
シリコン(α−Si)等の半導体層14がプラズマCV
D法により積層されている。半導体上には、複数の信号
配線3が走査配線1に対して略直行するように、かつ、
それぞれ略平行にパターン形成されている。
【0015】信号配線3は、半導体層14および第1絶
縁膜10の上にスパッタリング法によりチタン/アルミ
ニウム(Ti/Al)の二層を堆積させ、その後ドライ
エッチングによりパターン形成される。チタン/アルミ
ニウム(Ti/Al)の二層の高さは0.3μmであ
る。
【0016】相互に隣接する共通電極2及びダミー電極
9の上方には、画素電極4及びダミー電極19(本発明
の第2のダミー電極に対応)が、図3に示すように略
「く」の字状またはヘリンボーン形状に形成されてい
る。また、ダミー電極19は、図3に示すように、走査
配線1の一部の上方にも形成されている。画素電極4お
よびダミー電極9の高さは0.3μmとした。材料はチ
タン/アルミニウム(Ti/Al)のほか、導電性金属
の単層膜または多層膜を用いても良い。すなわち、アレ
イ基板7上面からダミー電極19の上面までの高さh1
(図1参照)と、アレイ基板7上面から画素電極4の上
面までの高さh2(図1参照)が実質的に等しくなるよ
うに、各電極が形成されている。
【0017】第1絶縁膜層10と半導体層14を挟ん
で、走査配線1上には、2つの画素電極4を接続するよ
うに、蓄積容量部5がオーバーラップして形成されてい
る。蓄積容量部5は、画素に供給された電圧を保持する
ために設けられており、図1中の高さh3が、h1およ
びh2と実質的に等しくなるように形成されている。
【0018】以上のように、走査配線1、信号配線3、
共通電極2、画素電極4、ダミー電極9、19としての
複数の電極、蓄積容量部5、および、スイッチング素子
6を備えたアレイ基板17(無アルカリガラス:コーニ
ング7059、厚さ:0.7mm)の上に、窒化シリコ
ン(SiNx)等の第2絶縁膜層21が0.3μmの厚
さで積層され、その上に、スピンコート法や印刷法等に
よって、液晶の分子配列を制御する配向制御膜16(ポ
リイミド系樹脂、厚さ:0.1μm)が積層されて、一
方の電極基板を形成する。すなわち、電極基板面に対し
て平行方向に電界を印加する構造の液晶表示素子に対応
する電極基板が形成される。このようにして形成された
各電極はほぼ全ての領域でクロム(走査配線1、共通電
極2およびダミー電極9)の膜厚0.2μmとチタン/
アルミニウム(信号配線3、画素電極4およびダミー電
極19)の膜厚0.3μmが積層された構造となり、ダ
ミー電極9またはダミー電極19が形成されている位置
においては、各電極および各配線の厚みの合計は0.5
μmと均一になり、上述したh1およびh2等を等しく
することができる。
【0019】本実施の形態における横電界構造のアクテ
ィブマトリクス型液晶表示素子では、製造工程の数を増
やさないために、走査配線1と共通電極2とダミー電極
9、信号配線3と画素電極4とダミー電極19をそれぞ
れ同じ材質のものにし、アレイ基板7上面からの高さを
同じにしたが、各電極部のアレイ基板7上面からの高さ
が一定であれば、どのような材料を使うかということ、
どのようなプロセスで製造するかということは問題では
ない。
【0020】なお、走査配線1とダミー電極19との上
下の配置関係、および、ダミー電極9と信号配線3との
上下の配置関係は、図1には示されていないが、図2お
よび図3の平面的な配置関係を見ればわかるように、走
査配線1とダミー電極19との上下の配置関係は、図1
の共通電極2とダミー電極19との上下の配置関係にお
いて、共通電極2を走査配線1に置き換えたものであ
り、ダミー電極9と信号配線3との上下の配置関係は、
図1のダミー電極9と画素電極4との上下の配置関係に
おいて、画素電極4を信号配線3に置き換えたものであ
る。つまり、共通電極2を走査配線1に置き換えた場合
のh1に対応する高さh4と、画素電極4を信号配線3
に置き換えた場合のh2に対応する高さh5とは、上述
したh1およびh2等と等しくなっている。
【0021】上記電極基板をラビングして、その電極基
板上に所定均一寸法を有するスペーサ15(日本触媒
製:ポリマビーズ、粒子径:3.8μm、標準偏差σ±
0.2μm)を、例えば、散布(分散)密度を200個
/mm2 として、散布する。
【0022】次にフォトリソグラフィ法によりクロム等
の金属からなる遮光膜20と、顔料または染料を散布し
た樹脂から成るカラーフィルタ18とを形成した基板上
に、配向制御膜17(ポリイミド系樹脂、厚さ:0.1
μm)を膜付け、硬化、ラビングして形成した後、先の
スペーサ材の分散された電極基板とを、両基板上の各画
素部とが対面するように両方の配向制御膜面を対峙さ
せ、かつ、両電極基板周辺にシール剤としてのエポキシ
系接着剤(図示せず)を配して重ね合わせる。
【0023】その後、減圧法により液晶材料を前述の基
板間隔に注入・封止する。このときの液晶パネルの内外
圧力差は、例えば、0.1kgf/cm2 とする。
【0024】以上により、本実施の形態における横電界
構造のアクティブマトリクス型液晶表示素子が得られ
る。本実施の形態における横電界構造のアクティブマト
リクス型液晶表示素子は、実施例において後述するよう
に、従来のものに比べて、セルギャップ(図1に示す
G)の均一化が図れることが確認されており、これによ
り、従来のものに比べて、ギャップむらの発生を抑止で
きるという効果が得られる。
【0025】なお、本実施の形態においては、上述した
高さh1、h2、h3、h4およびh5が全て等しいと
して説明したが、これに限るものではなく、少なくとも
h1とh2とが等しければ、本実施の形態の場合に比べ
て定量的な差はあるものの、従来のものに比べて、セル
ギャップGの均一化が図れることにより、従来のものに
比べて、ギャップむらの発生を抑止できるという効果が
得られる。もちろん、h1、h2およびh3のみが等し
いとすれば、h1およびh2のみが等しいとするより
も、定量的な効果は大きく、h1、h2、h3、h4お
よびh5が全て等しいとするよりも定量的な効果は小さ
い。ただし、h4およびh5は画素周辺部の高さである
ため、h4およびh5が上記効果に与える影響は、h
1、h2およびh3が上記効果に与える影響ほど大きく
ない。要するに、基板上に形成された下部電極と、前記
基板上および前記下部電極上の全部または一部に積層さ
れた絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成された上部電極と、
前記上部電極の全部または一部の下方に配置され、前記
基板と前記絶縁膜との間に形成された第1のダミー電極
と、前記下部電極の全部または一部の上方に配置され、
前記絶縁膜上に形成された第2のダミー電極とを備え、
前記基板上から前記上部電極上面までの高さが、前記第
1のダミー電極が形成されている位置においては、前記
基板上から前記第2のダミー電極上面までの高さと実質
的に等しいことを特徴とする横電界構造のアクティブマ
トリクス型液晶表示素子でありさえすれば、従来のもの
に比べて、ギャップむらの発生を抑止できるという効果
が得られる。
【0026】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。
【0027】以下の実施例は、上述した一実施の形態に
対応するものであり、前記一実施の形態で例示された各
構成部材の寸法、材料および形成方法を同じくして製造
された横電界構造のアクティブマトリクス型液晶表示素
子の実施例(実施例1)、および、それらの一部を変更
して製造された横電界構造のアクティブマトリクス型液
晶表示素子の実施例(実施例2〜4)および比較例(比
較例1〜3)について、上述した効果の検証を行った結
果を示すものである。
【0028】各実施例および各比較例の製造条件(実施
例1からの変更があったものを主に表示)およびセルギ
ャップGの計測結果を表1に示す。表1において、t
2、t4、t9、t19、t1、t3は、それぞれ、共
通電極2、画素電極4、ダミー電極9ダミー電極19、
走査配線1、信号配線3それぞれの厚み(μm)を表
し、h1−t10、h2−t10、h3−t10、h4
−t10、h5−t10は、それぞれ、上記実施の形態
において説明した高さh1、h2、h3、h4、h5か
ら、第1絶縁膜10の厚みt10を差し引いたもの(μ
m)を表す。また、セルギャップGの計測結果は、各実
施例または各比較例に対応する液晶表示素子において、
画面中心部付近で、10mm間隔で縦方向10ポイント
横方向15ポイントの合計150ポイントを選び、その
位置でのセルギャップGを計測し、その平均値とその標
準偏差を求めたものである。
【0029】
【表1】
【0030】表1において、実施例1と比較例1、実施
例2と比較例2、実施例3と比較例3、をそれぞれ比較
してわかるように、他の製造条件を揃えると、h1、h
2、h3、h4およびh5が全て等しいとする各実施例
のセルギャップGの標準偏差が各比較例のそれよりも小
さいので、h1、h2、h3、h4およびh5を等しく
することによるセルギャップGの均一化が確認できた。
これらの各実施例および各比較例に対応する横電界構造
のアクティブマトリクス型液晶表示素子を駆動させるこ
とによって、セルギャップGの均一化によって、ギャッ
プむらの発生が減少していることも確認できた。
【0031】また、実施例4と実施例1と比較例1とを
それぞれ比較してわかるように、h3のみが異なる実施
例4のセルギャップGの標準偏差は、h1、h2、h
3、h4およびh5が全て等しいとする実施例1のもの
よりも大きく、各高さが異なる比較例1のものより小さ
い。すなわち、h1、h2およびh3を均一にすること
が、セルギャップの均一性を実現するのに重要なことを
確認できた。
【0032】なお、実施例4において、h4およびh5
を変更して、h1およびh2のみが等しいとした場合の
セルギャップGの標準偏差は、実施例4よりも大きくな
ることが予想されるが、前述したように、h4およびh
5は画素周辺部の高さであるため、h4およびh5が上
記効果に与える影響は、h1、h2およびh3が上記効
果に与える影響ほど大きくないので、あまり大きくなら
ないことが予想される。
【0033】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、セルギャップの均一化により、ギャップ
むらの発生を抑止できる横電界方式のアクティブマトリ
クス型液晶表示素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における横電界構造のア
クティブマトリクス型液晶表示素子を模式的に示す部分
断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態における横電界構造のア
クティブマトリクス型液晶表示素子のダミー電極9の位
置での平面配置を示す部分平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態における横電界構造のア
クティブマトリクス型液晶表示素子のダミー電極19の
位置での平面配置を示す部分平面図である。
【図4】従来の横電界構造のアクティブマトリクス型液
晶表示素子を模式的に示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 走査配線 2 共通電極 3 信号配線 4 画素電極 5 蓄積容量部 6 スイッチング素子 7 アレイ基板 8 対向基板 9、19 ダミー電極 10 第1絶縁膜 11 表示部 12 非表示部 13 液晶層 14 半導体層 15 スペーサ 16、17 配向制御膜 18 カラーフィルタ 20 遮光膜 21 第2絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 分元 博文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H092 GA14 GA61 JA26 JA29 JA38 JA42 JA44 JA46 JB14 JB23 JB32 JB33 JB38 JB51 JB56 JB63 JB69 KA05 KA07 KA16 KA18 KB14 MA05 MA08 MA14 MA15 MA16 MA18 MA19 MA20 MA35 MA37 MA41 NA01 NA25 NA29 PA03 QA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された下部電極と、前記基
    板上および前記下部電極上の全部または一部に積層され
    た絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成された上部電極と、前
    記上部電極の全部または一部の下方に配置され、前記基
    板と前記絶縁膜との間に形成された第1のダミー電極
    と、前記下部電極の全部または一部の上方に配置され、
    前記絶縁膜上に形成された第2のダミー電極とを備え、
    前記基板上から前記上部電極上面までの高さは、前記第
    1のダミー電極が形成されている位置においては、前記
    基板上から前記第2のダミー電極上面までの高さと実質
    的に等しいことを特徴とする横電界構造のアクティブマ
    トリクス型液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 前記基板上に形成された蓄積容量部を備
    え、前記基板上から前記蓄積容量部上面までの高さは、
    前記基板上から前記第2のダミー電極上面までの高さと
    実質的に等しいことを特徴とする請求項1に記載の横電
    界構造のアクティブマトリクス型液晶表示素子。
  3. 【請求項3】 前記基板上に形成された下部配線と、前
    記絶縁膜上に形成された上部配線とを備え、前記第1の
    ダミー電極は、前記上部配線の一部の下方にも配置さ
    れ、前記第2のダミー電極は、前記下部配線の一部の上
    方にも配置されており、前記基板上から前記上部配線上
    面までの高さは、前記第1のダミー電極が形成されてい
    る位置においては、前記基板上から前記第2のダミー電
    極上面までの高さと実質的に等しいことを特徴とする請
    求項1または2に記載の横電界構造のアクティブマトリ
    クス型液晶表示素子。
JP1226299A 1999-01-20 1999-01-20 横電界構造のアクティブマトリクス型液晶表示素子 Withdrawn JP2000214474A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002311455A (ja) * 2001-04-17 2002-10-23 Nec Corp アクティブマトリクス型液晶表示装置及びその製造方法

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