JP2000214354A - 光ファイバコ―ドおよび光リンクシステム - Google Patents

光ファイバコ―ドおよび光リンクシステム

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JP2000214354A
JP2000214354A JP11013067A JP1306799A JP2000214354A JP 2000214354 A JP2000214354 A JP 2000214354A JP 11013067 A JP11013067 A JP 11013067A JP 1306799 A JP1306799 A JP 1306799A JP 2000214354 A JP2000214354 A JP 2000214354A
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JP
Japan
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optical fiber
receiver
spatial light
fiber cord
transmitter
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JP11013067A
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English (en)
Inventor
Tazuko Tomioka
多寿子 富岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器の空間光送受信器間で見通しが確保でき
ない場合に機器間を空間光伝送装置を用いて接続できる
光ファイバーコードおよび光リンクシステムを提供す
る。 【解決手段】 本発明では、空間光送信器/受信器間を
接続する光ファイバコードを提供する。コードの端部を
吸盤状にして空間光送信器/受信器への接続を容易にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバコード
およびこれらによって形成される光リンクシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、赤外線データ通信端末(IrD
A)がパソコンや電子手帳などに標準装備されるように
なっている。しかし、光は直進性が強く、送受信器間に
遮蔽物がある場合の伝送は難しい。また、システムによ
っては、光送信器や受信器のカバーエリアが狭く、送受
信器間に遮蔽物がなくとも伝送ができないことがある。
以降、遮蔽物やカバーエリアの問題によって空間光送受
信器間の伝送が行えないことを「見通しが利かない」、
あるいは「見通しが確保されない」と記述する。
【0003】テレビのリモコンの場合、使用者は常にテ
レビの画面が見える位置にいるため、テレビ画面と同じ
向きに光受信器を設置しておけば、常に見通しが確保さ
れる。一方、例えば、コンピュータのマウスをIrDA
でつなぐ試みがなされているが、マウスを常に使用者が
身につけて、ディスプレイ正面で操作するわけには行か
ない。このように、コンピュータとマウスの間では見通
しが常に確保できるとは限らない。コンピュータを設置
した当初、見通しが確保できていたとしても、その後の
模様替え等で見通しが確保できない状態になる可能性が
ある。常に見通しが確保できるように配置するとなる
と、配置できる場所が制限され利便性が悪くなる。
【0004】空間光送受信器で接続されていたコンピュ
ータや周辺機器間の見通しがとれなくなった場合、例え
ば、空間光送受信器とは別に電気ケーブルを接続するコ
ネクタをそれぞれの機器に用意しておき、電気ケーブル
で接続すればよい。しかしそれでは、それぞれの機器に
空間伝送用の光送受信器と電気コネクタの2種類の端子
を用意する必要があり、機器の小型化の妨げとなり、ま
た、経済的でない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータ周辺機器
を空間光伝送装置を用いて接続したいという要求は高い
が、コンピュータと機器の空間光送受信器間で常に見通
しが確保できるとは限らないため、実現が難しかった。
【0006】本発明は、このような問題を解決する手段
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために本願第1の発明では、光ファイバコードであっ
て、空間にデータ変調光を放射する空間光送信器からの
出力光を導波させ、空間を介して伝搬してきた前記デー
タ変調光を受信する機能を有する空間光受信器に向け
て、導波してきた前記出力光を放射する機能を有する光
ファイバコードを提供する。
【0008】本発明の光ファイバコードは、空間光送信
器を含む装置と空間光受信器を含む装置の空間光送信
器、空間受信器間を接続する機能を有する。装置間の見
通しがとれず、空間光伝送での通信が不可能になったと
き、光ファイバを内部に含むコードの一端で空間光送信
器の出力光を拾い、光ファイバを伝搬させる。コードの
他端を空間光受信器に向け、導波してきた光を空間光受
信器に放射する。
【0009】このようなコードを用いることによって、
リンクを形成していた空間光送信器/受信器間の見通し
がとれなくなっても、別の電気コネクタを用いることな
く空間光送信器/受信器をそのまま用いてリンクを再形
成できる。
【0010】光コードを空間光送信器、空間光受信器に
接続するための具体的な形態として、本願第2の発明で
は、前記光ファイバコードの少なくとも一方の端部が吸
盤状であることを特徴とする請求項1の光ファイバコー
ドを提供する。
【0011】空間光送受信器の入出力面は通常プラスチ
ックやガラスの窓で覆われている。これらの表面は平坦
性が良いため、吸盤を張り付けることができる。そこ
で、本発明の光ファイバコードは、その端面を吸盤状に
する。例えば、吸盤の中心を光ファイバが貫通している
ような形態にすることによって、空間光送信器/受信器
に容易に光コードを接続することができる。
【0012】その結果、光ファイバコードを取り付ける
ことを前提としていない空間光送信器/受信器であって
も、本発明の光ファイバコードを用いて見通し外のリン
クを張ることが可能となる。
【0013】さらに本願発明では、前記吸盤は前記出力
光の波長において高い透過率を有する材料によって形成
されていることを特徴とする光ファイバコードを提供す
る。
【0014】本願第2の発明のように吸盤で張り付ける
と、空間光送信器/受信器の窓がほぼ全面塞がれてしま
う場合がある。本発明の光ファイバコードで接続する空
間光送信器/受信器が、1:1の通信をしている場合は
問題ない。しかし、場合によっては複数の相手と、同時
あるいは時分割で通信することもある。そのようなシス
テムで窓が塞がれてしまうと、光ファイバコードで接続
されている特定の相手としか通信ができなくなる。そこ
で本発明では、本発明の光ファイバコードが接続される
空間光送信器の出力光の波長、空間光受信器の受信光の
波長を透過する材質からなる吸盤を用いる。
【0015】その結果、空間光送信器/受信器にとって
吸盤は透明になり、光が透過できる。吸盤の面内におい
て、光ファイバ端面以外の部分、すなわち、主に張り付
くことに寄与している裾の部分を光が透過し、本発明の
光ファイバコードで接続されている相手以外とも通信が
可能となる。
【0016】このようにすることによって、複数の相手
と通信している場合でも、見通しのきかない相手と本発
明の光ファイバコードで接続することができる。
【0017】さらに、本願第3の発明では、前記光ファ
イバコードの両端が電気的な接続が可能なコネクタであ
って、前記光ファイバコードには電源供給線が含まれて
おり、前記コネクタおよび前記電源供給線を介して、前
記空間光送信器を含む装置と前記空間光受信器を含む装
置の一方から他方へ電源を供給できる機能を有する請求
項1の光ファイバコードを提供する。
【0018】機器間でなにがしかのリンクが張られてい
るとき、それらの機器がそれぞれ独自にACコンセント
に接続されている場合と、例えばコンピュータとマウス
のように、一方から他方へ電源を供給している場合があ
る。後者の場合、機器間のリンクが空間光伝送のような
無線リンクになると、電源を供給されていた方の機器
(例えばマウス)は独自に電源を用意しなければならな
い。例えば、ACコンセントに接続できるようにした
り、バッテリ駆動にするなどである。ACコンセントに
接続できるようにするのでは、せっかく他の機器とのリ
ンクを無線にした利点が薄れてしまう。AC電源ケーブ
ルに加えて、本発明の光コードを用いるとケーブル類が
複数となり、ケーブル類の始末が面倒である。そのよう
な理由から、バッテリ駆動が望ましい。バッテリ駆動の
場合、通常、使い捨ての乾電池と繰り返し使用する充電
式の電池のいずれかが使用される。長期間使用し、か
つ、消費電力が比較的大きい物では充電式の電池が使用
されることが多い。充電式の電池を使用する場合、AC
コンセントなどに接続された充電器に接続して電池を充
電する。
【0019】機器にできるだけ余計な端子、コード類を
つなげずに、充電式電池の充電を行うために、本発明で
は、光ファイバコードに電源線を内蔵させる。光ファイ
バコードの両端は(光学的な接続のみでなく)電気的な
接続が可能なコネクタとなっており、そのコネクタを介
して電源を供給する。上述の例では、マウスに充電式の
電池が内蔵されており、コンピュータ本体から光ファイ
バコードを介してマウスに電源となる電気を送る。マウ
スは送られてきた電源によって駆動され、また電池が充
電される。機器間の見通しが利かないときは、光ファイ
バコードを介して電源の供給と通信が行われ、見通しが
利いているときは、電池を充電したいときのみ光ファイ
バコードで接続される。
【0020】このようにすることによって、空間光伝送
で接続される機器、主に周辺機器の電源が確保される。
【0021】本願第4の発明では、前記光ファイバコー
ドの光伝搬部は、2芯のプラスチックファイバからなる
ことを特徴とする請求項1乃至3の光ファイバコードを
提供する。
【0022】双方向対応の空間光送受信器内に配置され
ている発光部と受光部は、空間的に若干離れていること
が多い。双方向通信に対応するためには、その両方をカ
バーできるだけの十分な径を持つファイバを使用すれば
よい。しかし、より低コストにしたい場合、光ファイバ
コードの径を細くしたい場合、また、小さい曲げに耐え
られるようにしたい場合などもあり、十分な径のファイ
バが常に使用できるとは限らない。そこで本発明では、
光ファイバコードの光伝搬部として、2本のファイバを
使用する。それぞれが双方向通信の反対方向の伝送に対
応する。光ファイバコードの端部が吸盤の場合は、2つ
のファイバがどのような向きで並んでいるか、あるい
は、どの向きで吸盤を空間光送信器/受信器に接続すれ
ばよいかが判別できる印を、吸盤部かコード部につけて
おくとよい。光ファイバコードの端部がコネクタの場合
は、コネクタが一定の向きで接続されるような構造にし
ておけばよい。どちらの場合も、一方の機器の送信器か
ら出力された光が他方の機器の受信器に届くように、途
中で2本の光ファイバの位置をねじって入れ替えるよう
にしておくと良い。さらに、2本の光ファイバの端部で
の間隔が、空間光送受信器の発光部と受光部の間隔にほ
ぼ等しくなるようにしておくと、通信効率が良くなる。
【0023】このようにすることによって、発光部と受
光部が離れている双方向対応空間光送受信器にも対応す
ることができる。
【0024】次に、本願発明では、前記光ファイバコー
ドは自在に曲がり、曲がった形状を保持することが可能
であることを特徴とする光ファイバコードを提供する。
【0025】本発明の光ファイバコードの使用法とし
て、これまで述べた使用法の他に、一端を空間光送信器
/受信器に接続し、他端を空間に向ける使用法を提案す
る。遮蔽物で送信器/受信器からの見通しを塞がれてし
まったとき、あるいは、一方のカバーエリアから他方が
外れてしまったとき、機器のどちらか一方に本発明の光
ファイバコードを接続する。光ファイバコードを接続し
なかった方の送信器または受信器と通信可能な位置に光
ファイバコードの他端を配置する。光ファイバコードの
空間に向けられた端部と、光ファイバコードを接続しな
かった方の送信器または受信器の間は空間光伝送を行
う。このとき、光ファイバコード内に針金などを内包さ
せるなどの方法で、(もちろん最小の曲げ半径はある
が)ほぼ自在に曲げることができ、その形状を保持でき
る構造にする。そのような構造にすることによって、光
ファイバコードの空間に向けられている端部の向きや位
置を自在に変えて、その状態を保つことができる。その
結果、光ファイバコードの端面の向きを通信に適した状
態にし、その状態を容易に保つことが可能となる。
【0026】次に、本願第5の発明では、空間光送信器
と、空間光受信器を請求項1乃至請求項6の光ファイバ
コードで接続することを特徴とする光リンクシステムを
提供する。
【0027】空間光送信器と空間光受信器の間を本願第
1の発明から第4の発明の光ファイバコードを使用して
接続することによって光リンクを形成する。このように
することによって、遮蔽物やカバーエリアから外れるな
どの理由で見通しがきかなくなった空間光送信器/受信
器間を接続状態にすることが可能となる。
【0028】さらに、本願発明では、前記空間光送信器
を有する装置および、前記空間光受信器を有する装置は
使用場所において半固定的に設置されて使用される装置
であることを特徴とする光リンクシステムを提供する。
【0029】また、本願発明では、前記空間光送信器を
有する装置および、前記空間光受信器を有する装置はコ
ンピュータあるいはコンピュータ周辺機器であることを
特徴とする光リンクシステムを提供する。
【0030】本発明の光リンクシステムは、元来無線で
接続されていたリンクを有線で置き換えるためのもので
ある。光、電気に関わらず無線通信の適用領域として
は、リモコンや携帯電話のように頻繁に移動が伴う物
と、コンピュータ機器の接続など、ケーブルが煩雑にな
るのを避けるための物とがある。前者のような頻繁に移
動が伴うものは有線接続には向かない。従って、本発明
は後者のような半固定的に設置される機器間で、見通し
がきかない状態になった場合に一時的に使用するとより
効果的である。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。
【0032】図1は本発明の実施の形態の一つを示す図
である。光ファイバコード1は空間光送信器を有する装
置2の空間光送信器4から出力された光を、コード1内
の光ファイバに導波させ、空間光受信器を有する装置3
の空間光受信器5に向けて放射する。
【0033】このようなコードを使用することによっ
て、空間光送信器4と空間光受信器5の間の見通しがき
かなくなっても、他の電気コネクタを用意することな
く、空間光送信器を有する装置2と空間光受信器を有す
る装置3の間のリンクを確保できる。
【0034】本発明の光ファイバコードに使用される光
ファイバは、空間光送信器からの出力光から通信に十分
な光パワーを拾うことのできる形状を有する。通常の有
線系光ファイバ通信では、レーザから出力された光はレ
ンズなどで集光され、数dB程度の損失でほとんどすべ
てが光ファイバに結合する。しかし、本発明では、本来
光ファイバに結合させることを前提としていない光を光
ファイバで拾って導波させる。そのため、十分な開口を
持つ光ファイバなど光を拾いやすい形態が要求される。
例えば、バンドルファイバと呼ばれる細い径の光ファイ
バを束ねたものや、径の太いプラスチックファイバなど
である。プラスチックファイバに用いられるプラスチッ
ク(合成樹脂)には種々の種類がある。一般的によく使
用される種類はアクリル系のプラスチックである。他に
は、コアがシリコンゴムでできており、数mmの太さで
も、数cm程度の曲げ半径がとれる物もある。
【0035】径の太いプラスチックファイバを使用する
場合、上述のシリコンゴムのような十分な太さで十分な
曲げ半径がとれるものの方が望ましい。しかし、低価格
化のため太径では曲げにくいアクリル系のファイバを使
用せざるを得ない場合もある。双方向通信に対応するI
rDAの送受信器などは、一つの窓の中に発光部と受光
部があり、それらの位置はやや離れている。それらを1
本で収容することが可能な程度に太いアクリル系ファイ
バでは、十分な曲げ半径がとれない可能性がある。その
ような曲げにくいファイバを使用する場合は、双方向に
対応するために、光ファイバコード内に含まれる光ファ
イバを2芯(あるいはそれ以上)にすると良い。(もち
ろん上述のように細いアクリル系ファイバを束ねて太い
径のバンドルファイバにしても良い。)図2にその一例
を示す。光ファイバコード1内に2本のプラスチックフ
ァイバ6−1、6−2が光伝搬部として含まれている。
図9は光ファイバコードの接続形態の例であるが、光フ
ァイバ6−1と6−2の端部の間隔が、発光部33と受
光部34の間隔にほぼ等しく、また、それぞれの光ファ
イバの位置が発光部33と受光部34に対向するように
配置されている。その結果光ファイバと発光部、受光部
との結合効率が向上する。
【0036】このようにすることによって、より低価格
に双方向通信対応することができる。
【0037】本発明の光ファイバコードを空間光送信器
/受信器に接続する形態に関して説明する。本発明で
は、光ファイバコードの端部を吸盤にして、空間光送信
器/受信器の窓に張り付ける。IrDAなどの場合、窓
は平面なガラス板かプラスチック板であることが多く、
吸盤を張り付けることができる。図3はその実施の形態
の一つである。図3(a)は空間光送信器/受信器の窓
10に、吸盤状の端部を有する光ファイバコードが張り
付いている図である。光ファイバコードは、コード線部
8の端に吸盤7がついた形状をしており、吸盤7によっ
て窓10に張り付いている。図3(b)は吸盤7の吸着
面方向から見た図である。中心にコード線部に含まれる
光ファイバの端面9が見えている。なお、図では光ファ
イバが1本のみの場合を示しているが、用途によってバ
ンドルファイバであっても、2本(以上)のファイバで
あってもよい。
【0038】図4に吸盤部の断面を示す。上記と同様に
コード部に光ファイバが1本のみ含まれている場合の例
である。図4(a)の形態では、吸盤7を光ファイバ1
2が貫通している。光ファイバ12の吸盤吸着面に近い
部分の外周は、吸盤7の貫通孔の内周と気密封着されて
おり、空気が漏れないようになっている。また、吸盤を
押しつけたときに貫通している光ファイバ12が飛び出
して吸着の妨げにならないよう、光ファイバの端面は吸
着面より若干引っ込んだ位置にある。
【0039】図4(b)は光ファイバ12が吸盤7を貫
通してない例である。吸盤7の吸着面はもともとの吸盤
の吸着面そのままであり、光ファイバを接続することに
よって吸着性能に影響が与えられていない。光ファイバ
12は吸盤の途中まで通っており、光は吸盤を通って出
入りする。この場合、吸盤内の光が透過する部分は、透
過する光の波長に対してほぼ透明といえる程度の厚さと
透過率になっている。
【0040】発光部、受光部間隔のやや離れた双方向対
応空間光送受信器を接続するために2芯の光ファイバコ
ードを使用する場合で、吸盤で張り付ける場合は図10
のようにするとよい。2本の光ファイバ6−1、6−2
にそれぞれ吸盤7−1、7−2が取り付けられている。
2本の光ファイバ6−1、6−2の端部の間隔はファイ
バ保持部35によって決定、保持されており、発光部3
3、受光部34の間隔にほぼ合うように調整されてい
る。このような形状の他に、もちろん、十分な大きさあ
るいは形状の1つの吸盤に2芯を通してもよい。
【0041】吸盤は通常、円形か変形した円形である
が、空間光送信器/受信器の窓は四角であることが多
い。十分な大きさの吸盤を用いようとした場合、窓から
一部がはみ出して吸盤が付かない可能性がある。そこ
で、一つの方法として図11(a)のように吸盤を張り
付けるための補助板36を空間光送信器/受信器の窓の
周辺に張り付けるとよい。(もちろん、光ファイバコー
ドを粘着材等で直接、空間光送信器/受信器の窓の周辺
に張り付けても良いが、それでは、光ファイバコードの
脱着が容易でなくなってしまう。)図では補助板36の
形状は、吸盤の形状に合わせて円であるが、十分な大き
さがあれば特に円である必要はない。また、便宜上
「板」という名称を使用しているが、ビニールのような
材質で形成し、空間光送信器/受信器の窓の周辺が完全
な平面でなくても張り付けられるようにしてもよい。補
助板の光が透過する部分は、通信に使用する光の波長に
対してほぼ透明な材質でできている。空間光送信器/受
信器の窓10に対応する部分以外は接着剤、粘着材等が
つけられていて、空間光送信器/受信器の窓の周辺に張
り付けられるようになっている。
【0042】あるいは、補助板36内の窓10に対応す
る部分がくり抜かれており、残った部分全体に接着剤、
粘着材が付けられているような形状でも良い。
【0043】図11(b)に、補助板を使用して吸盤を
張り付けた状態を例示する。
【0044】IrDAでコンピュータネットワークを構
築する試みがあり、一つのIrDA送受信器を用いて同
時に複数の相手と通信することがある。この場合、Ir
DA送受信器の窓を吸盤で覆ってしまうと、その光ファ
イバコードで接続された特定の相手としか通信できなく
なる。そこで本発明では、吸盤の光が透過する部分を、
通信光の波長に対して透明な材質で作る。このようにす
ると、吸盤の(コード線部が接続されている以外の)主
に吸着する事にのみ寄与する部分を光が透過するため、
光ファイバコードで接続されていない相手とも吸盤の吸
着部を通って通信が可能となる。
【0045】一方、本発明のコードの用途によっては、
吸盤が使用波長に対して不透明である方が良いこともあ
る。例えば、2対の空間光送信器と受信器がそれぞれ独
立に通信を行っており、それらのカバーエリアが重なっ
ている場合である。それぞれの受信器に所望の光以外の
光が入射して混信を起こす可能性がある場合、どちらか
一対を本発明の光ファイバコードで接続する。そのとき
使用する吸盤が不透明であれば、吸盤を介して光送信器
から光が漏れず、また、吸盤を介して光受信器に所望の
相手以外からの光が入射することがなく、どちらの組も
良好な伝送が可能となる。
【0046】また、本発明では、空間光送信器/受信器
に光ファイバコードを接続するために、端部をコネクタ
の形状にしてもよい。その時、空間光送信器/受信器を
コネクタに対応するレセプタクル形状にする。
【0047】例えば、図5では、空間光送信器/受信器
の窓15の周辺にコネクタを接続するためのコネクタ差
し込み部16−1、16−2が設けられている。光ファ
イバコードの端部はコネクタ17となっており、コネク
タ17は窓15内の発光素子、受光素子と光ファイバコ
ード内の光ファイバ間で光学的接続が可能な構造となっ
ている。さらに、コネクタ差し込み部16−1、16−
2に差し込むための接続部18−1、18−2が備えら
れている。
【0048】コネクタを取り付けられない形状の空間光
送信器/受信器の窓の場合は、端部がコネクタになって
いる光ファイバコードを取り付けるために、吸盤の場合
と同様、補助板を用意し、空間光送信器/受信器の窓の
周辺に張り付けても良い。
【0049】コネクタ接続をすることにより空間光送信
器/受信器と光ファイバコード間の接続がより強固にで
きる。また、光ファイバコード内の光ファイバが双方向
に対応して2本備えられている場合など、光ファイバと
発光部、受光部の相対的な位置合わせが容易となり、よ
り感度の高い通信が可能となる。
【0050】コネクタ接続をする場合、光ファイバコー
ドのコネクタに電気的接続が可能な部分を設けることに
よって、空間光送信器/受信器を有する装置間で電源の
接続が可能となる。例えば、光ファイバコードでコンピ
ュータ本体とディスク装置を接続する場合、ディスク装
置の電源を光ファイバコードを介してコンピュータ本体
から供給する。
【0051】図6はそのような電源供給機能を持った光
ファイバコードの構造および空間光送信器/受信器の周
辺の構造を模式的に示した図である。図6(a)の形態
では、コネクタ17が空間光送信器/受信器を有する装
置14に接続される部分、すなわち、図5の例で言うと
ころの接続部18−1、18−2が電気的接続が可能な
電源端子24−1、24−2となっている。空間光送信
器/受信器を有する装置14のコネクタ差し込み部16
−1、16−2内に電源端子20−1、20−2が備え
られており、コネクタ17を差し込んだとき、電源端子
24−2、24−2と電気的に接触し、かつ電源端子ど
うしがクランプされてコネクタが空間光送信器/受信器
を有する装置14に接続固定される。空間光送信器/受
信器を有する装置14が電源を供給する側であれば、電
源端子20−1、20−2は装置内の電源発生器に、空
間光送信器/受信器を有する装置14が電源を供給され
る側であれば、装置内の電源回路に接続されている。コ
ネクタ17の電源端子24−1、24−2はコード線部
8内の電線22−1、22−2に接続されておりコード
線部8を介して光ファイバコードの他端のコネクタの電
源端子に接続されている。
【0052】図6(b)は他の構成例である。コネクタ
17と空間光送信器/受信器を有する装置14間を接続
固定するための固定部はコネクタジャケット25であ
る。電源を接続するための端子は電源端子27−1、2
7−2および26−1、26−2であり、これらの間は
電気的な接触はあるが、コネクタを空間光送信器/受信
器を有する装置14に固定するための部分とはなってい
ない。図6(a)の場合と同様、電源端子26−1、2
6−2および27−1、27−2を介して空間光送信器
/受信器を有する装置間で電源のやりとりが行われる。
【0053】これらのような形態では、電源を供給する
機器が稼働状態になくとも、供給される方の機器に電源
だけは供給できるような機構にしておくと、線がつなが
っている状態であればいつでも電池が充電できる。
【0054】このようにすることによって、本発明の光
ファイバコードで接続される機器の一方がバッテリ駆動
される機器である場合に、その機器に他の電源端子を準
備しなくても、光ファイバコードを介して電源を供給
し、電池を充電できる。
【0055】図6の説明では電源端子でやりとりする電
気信号は電源である。しかし、本発明が適用される装置
がどちらも独立した電源を持つなどの理由で、電源のや
りとりの必要がない場合、電源端子を電源以外の電気信
号のやりとりに使用しても良い。例えば、空間光送信器
や空間光受信器が故障したときに、この電源端子を介し
て電気信号で通信してもよいし、光信号でやりとりする
情報とは別の制御信号を通信してもよい。
【0056】これまでの説明では、本発明の光ファイバ
コードを用いて空間光送信器/受信器間の窓どうしを直
に接続していた。しかし、図7のように光ファイバコー
ドの一端のみを接続する使用法もある。図7の形態で
は、光ファイバコード29を一方の窓に接続し、光ファ
イバコードの他端を空中に向ける。空間光送信器/受信
器を有する装置28−1から、空間光送信器/受信器を
有する装置28−2へ光を送りたい場合、空間光送信器
/受信器30−1から出力された光は、空間光送信器/
受信器30−1の窓に接続された光ファイバコード29
に入射される。光ファイバコード29を導波してきた光
は光ファイバコードの端部31−1から空間に向けて放
射される。空間光送信器/受信器30−2は端部31−
1から放射された光を空間を介して受信する。図7にお
いて空間光送信器/受信器を有する装置28−2から空
間光送信器/受信器を有する装置28−1へ光を送る場
合は、空間光送信器/受信器30−2は空間に向けて光
を放射する。放射された光の一部が光ファイバコード1
9の端部31−1に入射し、光ファイバコードを導波し
て端部31−2から空間光送信器/受信器30−1の窓
に向けて放射され、空間光送信器/受信器30−1で受
信される。
【0057】通信を行おうとする空間光送信器/受信器
間の見通しがきかなくなったときに上述のような本発明
の形態をとることによって、空間光送信器/受信器の光
が入出力する実効的な位置を(空間光送信器/受信器の
配置されている場所ではなく)、接続している光ファイ
バコードの端部にすることができる。光ファイバコード
の端部を通信相手と通信可能な位置に設置することによ
って、リンクを張ることが可能となる。
【0058】図7で使用される光ファイバコードで、端
部31−1を所望の位置、向きに固定する方法はいくつ
かある。端部31−1を支持するスタンドを用意しても
良いし、端部31−1にクリップや吸盤などを接続し、
壁や机などに取り付けても良い。
【0059】また図8のように、光ファイバコード内
に、針金や蛇腹等、自在に曲がり、曲がったままでその
形状を保持できる材質を入れても良い。この場合、針金
32はコード全体の重さを支持した状態でもその形状を
保持できる程度に強度のある物を使用する。この時、空
間光送信器/受信器30−1に接続する方の端部31−
2が光ファイバコードの全重量を支えることとなるた
め、光ファイバコードの重量によって端部31−2と空
間光送信器/受信器30−1の接続が外れてしまわない
ように、端部31−2は空間光送信器/受信器を有する
装置28−1にしっかり固定できる構造であることが望
ましい。例えば、端部31−2がコネクタ構造になって
いるなどである。
【0060】本発明に使用する光ファイバは、前述のよ
うにある程度太い物(あるいは太いバンドル)である必
要がある。この時、レンズで集光したり、ミラーの漏斗
のようなもので、あまり太くない光ファイバにたくさん
の光を集めるような工夫は可能である。しかし、そのよ
うな場合でも、光ファイバはいい加減な空間的コヒーレ
ンスの光を導波できる程度に太い必要がある。そのよう
な太いファイバは通常、高速な光データを長距離伝送さ
せる能力を持たない。本発明の光ファイバコードは、空
間光送信器/受信器を有する装置間を比較的短い距離
(せいぜい5m程度)で接続するものである。すなわち
オフィスや家庭内で模様替えのために、それまで確保さ
れていた見通しが利かなくなった場合、空間光送受信器
間を本発明の光ファイバで接続するものである。(もち
ろん、ファイバの構造などの工夫により、より長距離の
伝送が可能であれば、そのような用途に用いても良
い。)
【0061】
【発明の効果】本発明では、空間光送信器/受信器間を
接続する光ファイバコードを提供する。その結果、機器
の配置替え等で空間光送信器/受信器間の見通しがきか
なくなった場合でも、引き続き空間光送信器/受信器に
よる通信が可能となり、機器の配置の制約がなくなり、
また、予備の電気コネクタ等が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す概略側面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 光ファイバコード 2 空間光送信器を有する装置 3 空間光受信器を有する装置 4 空間光送信器 5 空間光受信器 6 プラスチックファイバ 7 吸盤 8 コード線部 9 光ファイバ端面 10 窓 11 コード被覆 12 光ファイバ 13 気密封着部 14 空間光送信器/受信器を有する装置 15 窓 16 コネクタ差し込み部 17 コネクタ 18 接続部 19 空間光送信器/受信器 20 電源端子 21 コード被覆 22 電線 23 コネクタジャケット 24 電源端子 25 コネクタジャケット 26 電源端子 27 電源端子 28 空間光送信器/受信器を有する装置 29 光ファイバコード 30 空間光送信器/受信器 31 端部 32 針金 33 発光部 34 受光部 35 ファイバ保持部 36 補助板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/22 10/14 10/135 10/13 10/12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバコードであって、空間にデー
    タ変調光を放射する空間光送信器からの出力光を導波さ
    せ、空間を介して伝搬してきた前記データ変調光を受信
    する機能を有する空間光受信器に向けて、導波してきた
    前記出力光を放射する機能を有する光ファイバコード。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバコードの少なくとも一方
    の端部が吸盤状であることを特徴とする請求項1記載の
    光ファイバコード。
  3. 【請求項3】 前記光ファイバコードの両端が電気的な
    接続が可能なコネクタであって、前記光ファイバコード
    には電源供給線が含まれており、前記コネクタおよび前
    記電源供給線を介して、前記空間光送信器を含む装置と
    前記空間光受信器を含む装置の一方から他方へ電源を供
    給できる機能を有する請求項1記載の光ファイバコー
    ド。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバコードの光伝搬部は、2
    芯のプラスチックファイバからなることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3記載の光ファイバコード。
  5. 【請求項5】 空間光送信器と、空間光受信器を請求項
    1乃至請求項4の光ファイバコードで接続することを特
    徴とする光リンクシステム。
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