JP2000212977A - 屋外裸面の緑化工法 - Google Patents

屋外裸面の緑化工法

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JP2000212977A
JP2000212977A JP11014601A JP1460199A JP2000212977A JP 2000212977 A JP2000212977 A JP 2000212977A JP 11014601 A JP11014601 A JP 11014601A JP 1460199 A JP1460199 A JP 1460199A JP 2000212977 A JP2000212977 A JP 2000212977A
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water
planting
outdoor
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greening
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JP11014601A
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English (en)
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Keiichi Yamamoto
慶市 山本
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Ibiden Greentec Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Greentec Co Ltd
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋外裸面を植生することができて、そのかん
水作業を自動的に行うことのできる緑化工法を提供する
こと。 【構成】 コンクリート構造物の表面、法面、隔壁ある
いはコンクリート擁壁70等の屋外裸面100に緑化を
施すための工法であって、この屋外裸面100の上側部
分に植栽部20を形成し、この植栽部20と略同じ位置
かこれより上方側に、雨水や谷水等を一時的に溜めてお
く貯溜槽30を設け、植栽部20内に垂下性つる植物1
0を植え付けるとともに、貯溜槽30内の水によって植
栽部20内の垂下性つる植物10へのかん水が行えるよ
うにするために、これらの貯溜槽30と植栽部20との
間を連絡したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緑化工法に関し、特に
緑化植物を直接植え付けることが困難で、かん水作業の
しにくい屋外裸面に対して緑化を行う緑化工法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】所謂「緑化」は、道路脇や造成地の法面
等に植物を植え付けて、その近くの自然環境を保護した
り、人にやさしい自然環境を造ったりするために行われ
てきていて、種々な施工方法が提案されてきてもいる。
例えば、「吹き付け工法」と呼ばれている緑化工法がそ
の内の一つであるが、この工法は、植生植物の種子等を
肥料や土壌改良材等とともに法面に吹き付けて、この法
面上に植物を直接成育させるようにした緑化工法であ
る。
【0003】この従来より行われている一般的な吹き付
け工法では、芽を出した植生植物に対するかん水作業に
ついては何等考慮されておらず、ただ雨が降ること、あ
るいは法面中に存在している水分を期待しているのみ
で、かん水作業は積極的には行われていないものであ
る。当然のことながら、植物が成育するためには水が必
要であり、吹き付け工法が施工された部分に長い間雨が
降らなければ、折角発芽した植生植物も枯死せざるを得
ないことになる。
【0004】かん水作業は、新規住宅造成区域のよう
に、水道が通っていればスプリンクラーを使用すれば足
りるし、また道路の分離帯のように散水車が近くまで行
けてしかも散水するのに十分な低さの場所であれば、こ
の散水車により行えばよい。問題は、人や車の入りにく
い場所のかん水作業である。
【0005】例えば、図4に示すダム湖の法面のよう
に、その近くに人や車が入り得ることが殆どできない場
所のかん水作業は、自然の降雨に頼らざるを得ないとい
った場所がある。また、図6に示すように、コンクリー
ト製の擁壁や受圧板等のセメント構造物によって法面保
護を行う場合には、これらのセメント構造物は保水機能
を全く有していないため、このセメント構造物に緑化を
行おうとしても、殆ど不可能な状態にある。
【0006】さらに、図8に示すように、高遠道路やそ
れへのアクセスランプを囲む隔壁、擁壁、あるいは橋桁
のように、他の邪魔にならないように散水車が近づくこ
とが困難な部分についても、その部分のかん水作業は簡
単には行えない。勿論、略垂直に立っている隔壁や擁壁
では、その表面に植生を行うことそれ自体が困難であ
る。
【0007】ところが、法面を保護するためのコンクリ
ート製の擁壁や受圧板、高速道路における隔壁、擁壁、
あるいは橋や高速道路を支えている橋桁等のセメント構
造物は、その表面(以下ではこれらの表面を屋外裸面と
いうことにする)にコンクリートの地色である灰色がむ
き出しのままとなっているため、非常に殺風景な景観を
呈し、その緑化を行うことが要望されてきているのであ
る。
【0008】このため、例えば特許第2732201号
公報にて「擁壁用コンクリートブロック及び擁壁」が提
案されている。この公報に示されている擁壁用コンクリ
ートブロックは、図9にも示すように、法面に樹木類を
植生できて良好な景観が得られるようにしたものであ
り、貫通部5内に植生植物を植え付け、この植物に対し
て水分供給用パイプ10から法面内の水分を供給するよ
うにしたものである。この擁壁用コンクリートブロック
によれば、樹木類を植生できて良好な景観を呈する法面
または擁壁が得られるが、この擁壁用コンクリートブロ
ックを法面全体に施工しなければならないこと、及び地
山中に水分が少なくなれば、植生植物に対して水分供給
用パイプ10からでは水分を供給することができなくな
る。
【0009】そこで、本発明者等は、ダム湖のような人
里離れた場所にある法面や、人工構造物であって略垂直
に立っている隔壁や擁壁等の屋外裸面についても植生を
行うことができ、しかもそのかん水作業も自動的に行え
るようにするにはどうしたらよいかについて種々検討を
重ねてきた結果、植生植物として「垂下性つる植物」を
採用することが良い結果を生むことを新規に知見して、
本発明を完成したのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の経緯
に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題
は、従来の緑化工法では施工そのものが困難で、しかも
かん水作業も行いにくいダム湖等の人里離れた場所にあ
る法面や、垂直に立った隔壁あるいは擁壁等のセメント
構造物等の屋外裸面に対しても植生を行うことができ、
かつその植生植物に対するかん水を人手を要することな
く自動的に行えるようにすることである。
【0011】すなわち、まず請求項1に係る発明の目的
とするところは、屋外裸面を植生することができて、そ
のかん水作業を自動的に行うことのできる緑化工法を提
供することにある。
【0012】また、請求項2に係る発明の目的とすると
ころは、屋外裸面を植生することができて、そのかん水
作業を、太陽エネルギーを使用して積極的かつ十分に行
うことのできる緑化工法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述す
る実施の形態の説明中において使用する符号を付して説
明すると、「コンクリート構造物の表面、法面60、隔
壁あるいはコンクリート擁壁70等の屋外裸面100に
緑化を施すための工法であって、この屋外裸面100の
上側部分に植栽部20を形成し、この植栽部20と略同
じ位置かこれより上方側に、雨水や谷水等を一時的に溜
めておく貯溜槽30を設け、植栽部20内に垂下性つる
植物10を植え付けるとともに、貯溜槽30内の水によ
って植栽部20内の垂下性つる植物10へのかん水が行
えるようにするために、これらの貯溜槽30と植栽部2
0との間を連絡したことを特徴とする屋外裸面100の
緑化工法」である。
【0014】すなわち、この請求項1に係る緑化工法
は、図4に示すようなダム湖における法面60のよう
に、人里離れた場所にあり、しかも施工がしくい法面、
図6及び図7に示すようなコンクリート製の受圧板8
0、あるいは図8に示すような高速道道路や高台往宅地
に設置されるコンクリート製の擁壁や隔壁70、そして
コンクリート製の橋桁90等のように、土が存在せずし
かも略垂直に切り立った屋外裸面100に対して緑化を
行うものであり、緑化植物として垂下性つる植物10を
採用したものである。
【0015】この緑化工法において使用する垂下性つる
植物10は、ツルが長く延びて、そのツルが屋外裸面1
00表面に吸着したり、絡まったりして、屋外裸面10
0の上方から下方に向けて垂れるという成育特性を有す
るものであり、代表的には、ヘデラ類、テイカカズラ、
ツルニチニチソウ、ヒメツルニチニチソウ類等、があ
る。
【0016】勿論、これらの垂下性つる植物10と、ツ
タ(ナツヅタ)、オオイタビ、ノウゼンカズラ類、ツリ
ガネカズラ等を併用して実施してもよいものである。併
用できる他のつる植物としては、アケビ、カロナイナジ
ャスミン、キューイ、スイカズラ・ツキヌキニンドウ、
ツリガネカズラ、ツルウメモドキ、ノウゼンカズラ類の
他、フジ類、ムベ等がある。
【0017】以上のような垂下性つる植物10も、成育
するために当然かん水を必要とするので、このかん水作
業を自動的に行えるようにするために、この請求項1の
緑化工法では、屋外裸面100の上側部分に垂下佳つる
植物10を植え付けるための植栽部20を設置しておい
て、この植栽部20内へのかん水を行うための雨水等を
溜めておく貯留槽30を、当該植栽部20と略同じかそ
れ以上上側に設けておくようにするものである。勿論、
この貯留槽30内の水は植栽部20側に供給しなければ
ならないから、連絡パイプ31または給水ひも32を使
用して両者間を連結させておくものである。
【0018】この請求項1に係る緑化工法では、植栽部
20や貯留槽30の設置を屋外裸面100の上側部分に
おいてのみ行えばよく、屋外裸面100の全面に対し
て、例えば従来工法のように吹き付けを行わなくてもよ
い。何故なら、植栽部20に植え付けられた垂下佳つる
植物10が、図1、図2あるいは図4等において示すよ
うに、成育するに従って屋外裸面100の表面を上から
下に向けてだんだん覆うようになるため、屋外裸面10
0の表面全体に最初から緑化を施す必要がないからであ
る。
【0019】垂下性つる植物10が成育する間に必要な
かん水作業は、貯留稽30内に溜められていた水が、連
絡パイプ31または給水ひも32を通して植栽部20側
に自動的に供給されることによって行われる。この貯留
槽30は、図1〜図3に示すように、雨水を受け易くす
るため、上方が大きく開口したものとしたり、図4に示
すように、谷水を受け入れられるように構成されるもの
であり、雨水や谷水を十分貯溜しておくものである。
【0020】このような貯留槽30と、垂下性つる植物
10が植え付けられた植栽部20とを連絡する連絡パイ
プ31は、図3の左側部分で示すように、貯留槽30の
上から1/3〜1/5程度の部分に挿通しておくととも
に、その両端開口を、植栽部20及び貯留槽30の底近
くに配置しておかれるものである。このようにする理由
は、所謂「サイフォン」機能を発揮させるためである。
貯留槽30内に水が満たされれば、この水は落差によっ
て連絡パイプ31から植栽部20内に供給されることに
なり、貯留槽30内の水量が減った場合には、「サイフ
ォン」機能によって植載部20内へ水が供給される。勿
論、貯留槽30内の水がなくなって連絡パイプ31内に
空気が入ったとしても、次の降雨によって貯留槽30内
が満たされれば、連絡パイプ31が貯留槽30の1/3
〜1/5の高さに設置しであることから、落差によって
再び連絡パイプ31内を水が通ることになるのである。
【0021】植栽部20と貯留槽30との連絡を、図3
の右側部分で示すように、給水ひも32によって行った
場合には、この給水ひも32の所謂「毛細管現象」によ
って給水ひも32全体が吸水状態となるから、この給水
ひも32内の水が植栽部20内に供給されることにな
る。この場合、給水ひも32の乾燥による水の減少を防
ぐために、中央部分を耐水性のもので包んでおくとよ
い。
【0022】従って、この請求項1に係る緑化工法によ
れば、その施工作業を屋外裸面100の上側部分におい
て行えばよいため、非常に容易となっているだけでな
く、垂下性つる植物10に対するかん水作業も自動的に
行われるのであり、屋外裸面100の緑化を確実に行え
るのである。
【0023】さて、上記課題を解決するために、請求項
2に係る発明の採った手段は、同様に、「コンクリート
構造物の表面、法面60、隔壁あるいはコンクリート擁
壁70等の屋外裸面100に緑化を施すための工法であ
って、屋外裸面100の上側部分に植栽部20を形成し
て、この植栽部20に垂下性つる植物10を植え付け、
この屋外裸面100土またはその近傍に太陽電池40を
設置するとともに、この太陽電池40からの電力によっ
て作業する水汲み上げポンプ50を植栽部20の近傍に
設置して、この水汲み上げポンプ50によって、屋外裸
面100の近傍に存在する湖あるいは河川、または屋外
裸面100の近傍に設けた雨水や谷水等を一時的に溜め
ておく貯溜槽30からの水を、植栽部20に供給するよ
うにすることによって、植栽部20内の垂下性つる植物
10へのかん水を行うようにしたことを特徴とする屋外
裸面100の緑化工法」である。
【0024】すなわち、この請求項2に係る緑化工法
は、ダム湖の法面や擁壁等の屋外裸面100に対して、
垂下性つる植物10による緑化を行うことについては、
上記請求項1の緑化工法と同様であるが、垂下性つる植
物10へのかん水作業を、太陽エネルギーを使用してよ
り積極的に行うようにしたものである。そのために、こ
の請求項2に係る緑化工法では、図4〜図7に示すよう
に、屋外裸面100上またはその近傍に太陽電池40を
設置するとともに、この太陽電池40からの電力によっ
て作業する水汲み上げポンプ50を植栽部20の近傍に
設置しなければならない。
【0025】この請求項2に係る緑化工法では、太陽電
池40の設置作業を除いて、植栽部20及び貯留槽30
の設置、各植載部20内への垂下性つる植物10の植栽
は、屋外裸面100の上側部分において行えばよく、そ
の施工が、上記請求項1の緑化工法と同様に非常に簡単
に行える。その理由は、屋外裸面100の表面の緑化を
行う植物として、成育するに従って下方に延びる垂下性
つる植物10を選定したからである。
【0026】このような垂下性つる植物10に対して
は、水汲み上げポンプ50によってかん水作業が自動的
になされる。この水汲み上げポンプ52は、屋外裸面1
00の近傍に存在する湖あるいは河川、または屋外裸面
100の近傍に設けた雨水や谷水等を一時的に溜めてお
く貯溜槽30からの水を、植栽部20に供給するように
することによって、植栽部20内の垂下性つる植物10
へのかん水を行うことになるものである。勿論、この水
汲み上げポンプ50の放水口には、各植載部20内への
給水を行う配管が接続されるのであるが、各植載部20
間、または植栽部20と貯留槽30との間を、請求項1
の緑化工法で採用した連絡パイプ31あるいは給水ひも
32によって連結するようにしてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、上記のように構成した各請
求項に係る発明を、図面に示した実施の形態に従って説
明すると、図1には、本発明に係る緑化工法を施工した
隔壁あるいはコンクリート擁壁70あるいは橋桁90の
断面図が示してある、この隔壁あるいはコンクリート擁
壁70あるいは橋桁90は、その図示両側が屋外裸面1
00となっているものであり、その上端に、図2及び図
3に示したように、垂下佳つる植物10を植え付けた植
載部20と、かん水を溜めておく貯留槽30とを、交互
に設置したものである。
【0028】これらの図1〜図3に示した屋外裸面10
0は、高速道路脇の隔壁あるいはコンクリート擁壁70
あるいは橋桁90を想定しているものであり、セメント
構造物あるいはコンクリート製品である。つまり、この
屋外裸面100の表面には、植物が生育するのに必要な
土は全くないものであり、そのままでは植生は絶対に行
えないものである。しかしながら、この屋外裸面100
表面は人目に付き易いものであり、是非とも植物で覆っ
て人の目にやさしいものとする必要のあるものである。
そこで、この屋外裸面100の上端に、図2及び図3に
示したように、垂下性つる植物10を植え付けるための
植栽部20を配置し、これらの植栽部20の間の適宜位
置に、降雨や給水によって水が溜められる貯留槽30を
設置してある。
【0029】各植裁部20内には、図1及び図2に示し
たように、垂下性つる植物10を植え付けるものであ
る。この垂下性つる植物10が植え付けられた植栽部2
0に近接して設置した各貯留槽30は、その中に溜めた
水を、落差を利用して植載部20内に供給するものであ
り、植栽部20と略同じ位置がこれより上方側に位置す
るようにしたものである。また、これらの貯溜槽30と
植栽部20との聞は、連絡パイプ31または給水ひも3
2によって連絡してある。
【0030】図3の図示左側には、貯溜槽30と植栽部
20との間を連絡パイプ31によって連絡した例が示し
てあるが、このは、貯留槽30の上から1/3〜1/5
程度の部分に挿通しておくとともに、その両端開口を、
植栽部20及び貯留槽30の底近くに配置したものであ
る。このようにした理由は、この連絡パイプ31につい
て所謂「サイフォン」機能を発揮させるためである。貯
留槽30内に水が満たされれば、この水は落差によって
連絡パイプ31がら植栽部20内に供給されることにな
り、貯留槽30内の水量が減った場合には、「サイフォ
ン」機能によって植栽部20内へ水が供給される。勿
論、貯留槽30内の水がなくなって連絡パイプ31内に
空気が入ったとしても、次の降雨等によって、図3中の
仮想線に示した位置にまで水が満たされれば、落差によ
って再び連絡パイプ31内を水が通ることになる。
【0031】植栽部20と貯留槽30との連絡を、図3
の右側部分で示すように、給水ひも32によって行った
場合には、この給水ひも32の所謂「毛細管現象」によ
って給水ひも32全体が吸水状態となるから、この給水
ひも32内の水が植栽部20内に供給されることにな
る。この場合、給水ひも32の乾燥による水の減少を防
ぐために、中央部分を耐水性のもので包んでおくとよい
ことは、前述した通りである。
【0032】これらの図1〜図3に示した緑化工法で
は、屋外裸面100上に垂下性つる植物10を植え付け
た植栽部20と貯留槽30との設置を行い、これらの貯
溜槽30と植栽部20とを連絡パイプ31にて連絡すれ
ばよいから、その施工を非常に簡単に行え、各植栽部2
0内に対するかん水作業を、長期間自動的に行うことが
できるのである。
【0033】以上の緑化工法は、図4に示したダム湖の
周辺に存在している法面60に対しても適用できるもの
である。この図4の図示右側の法面60には、請求項1
に係る緑化工法実施した例が示してあり、法面60の適
宜位置に多数の植栽部20を配置して、これらの各植栽
部20内には、法面60の植生に必要な垂下性つる植物
10が植え付けてある。これらの植栽部20間に設置し
た貯留槽30に対しては、雨水や谷水が自然に流入する
ようにしてあり、各植栽部20及び貯留槽30間は、連
絡パイプ31や給水ひも32等の適宜手段によって、互
いに水が通るように連結してある。
【0034】この図4に示したダム湖の図示左側に存在
している法面60に対しては、請求項2に係る緑化工法
が施工してある。すなわち、図4の図示左側の屋外裸面
100である法面60については、その上の適宜箇所
に、垂下性つる植物10が植え付けられるべき植栽部2
0を設置し、これらの植栽部20の近傍に太陽電池40
が設置してある。そして、この太陽電池40からの電力
によって作業する水汲み上げポンプ50を植栽部20の
近傍に設置して、各植栽部20間を水が通り得るように
連結するか、水汲み上げポンプ50からの水を分配でき
るような配管が設置してある。
【0035】この請求項2の緑化工法を適用した図4の
屋外裸面100では、太陽電池40として、例えば外形
寸法が10mm×10mm〜20mm×55mmで、代
表的動作特性が1.0V〜1.5V、7μA〜40μA
のものを用いている。そして、屋外裸面100である法
面60上には、コントローラ(制御装置)、インバータ
(直交変換器)、太陽熱集光器(円型フレネルレンズ
等)を補助装置として併用することが好ましい。これに
より一効率良く太陽熱を電気エネルギーに変換すること
ができる。なお、我国の緯度(25〜45度)に存在し
ている法面60等の屋外裸面100では、勾配が25〜
50度位となるため、太陽光の照射角と受光面とが60
〜90度の範囲となり、受光率が一段と向上する。
【0036】この法面60上に設置した太陽電池40
は、発電能力に換算して最大約10KWが保障されるこ
とを条件に、結晶シリコンを利用したものであり、蓄電
池及び透明ガラス板を有する集熱箱内に収納したものと
される。この太陽電池40の法面60上での総面積はお
よそ100m2程度であり、設置面積のうえではなお十
分の余裕がある。
【0037】これらの太陽電池40によって発電された
電力は、制御器を介して一旦蓄電池に蓄えるようにする
とよい。この制御器は、過充電ならびに過放電から蓄電
池を保護するためのものであり、蓄電池としては、鉛・
酸蓄電池を採用するとよく、その容量が400Ahのも
のである。こうした蓄電池を数個、直列に接続し一つの
ユニットを形成するとよい。この実施形態では、こうし
たユニットが2組も備えられており、各ユニットの端子
電圧は12Vで、この電圧が通常11.5Vと13.5
Vの間に維持されるよう制御されている。このような太
陽電池40で得られた電力は、主として水汲み上げポン
プ50用の動力として用いられる。
【0038】この太陽電池40からの電力によって作動
する水汲み上げポンプ50は、屋外裸面100である法
面60の近傍に存在する湖、または屋外裸面100の近
傍に設けた雨水や谷水等を一時的に溜めておく貯溜槽3
0からの水を、植栽部20に供給するようにすることに
よって、植裁部20内の垂下性つる植物10へのかん水
を行うようにしてある。
【0039】この水汲み上げポンプ50は、地山表面を
流れる谷水、地山内に存在する地下水又は浸透水、ある
いは法面60の下方に存在するダム湖内の水を汲み上げ
るものであり、潅概用水或いは飲料水などを汲み上げる
駆動用のポンプ、あるいは山間部の道路や山林又は田畑
などの農林用地に散水し又は液肥などを給水するための
駆動ポンプが適用できる。このような、太陽電池40に
直結した水汲み上げポンプ50は、太陽エネルギーの利
用と需要時間帯とを一致させ、日射の強い日ほど山間部
における電熱の需供バランスを改善し、渇水期、夏期に
おける垂下牲つる植物10への散水給水状態や環境を向
上し、自然環境保全に寄与することができる。
【0040】この水汲み上げポンプ50の消費電力は1
00Vで250Wであり、100Vを用いるのは12V
の電圧では電流が大きくなりすぎるためである。交流へ
の変換は最大出力1.2水汲み上げポンプ50Wのイン
バータを用いている。このインバータの出力が250W
付近では変換効率は約93%であり、その他の出力電圧
のところでも良好な性能を示している。
【0041】この水汲み上げポンプ50は、太陽電池4
0を利用したものの中でも、最も太陽エネルギー利用と
需要とを一致させたものの一つということができる。そ
の理由は、太陽電池40は晴天日、すなわち日射の強い
日ほど多くの発電を行うため、当然にこの水汲み上げポ
ンプ50は多くの水を汲むことができる。また、日射の
強い時は、法面60からの水の蒸発が多く水不足になり
がちになるが、太陽電池40による電力供給が十分行わ
れるから、かん水作業は十分行われることになるのであ
る。
【0042】逆に、雨天・曇天の日には、太陽電池40
はあまり発電できず、水汲み上げポンプ50にはわずか
の電力しか供給できず、水の汲み上げる量も少なくな
る。しかしその様な日には地面からの蒸発する水の量も
少なくなるため、それ程多くの水を必要としない。ま
た、雨天時は自然が水を雨の形で供給してくれるので、
地下や川から水を汲み上げる必要はなく、太陽電池40
の発電する時と水を必要とする時期が一致するからであ
る。このことは単に、一日や二日だけでなく長期の日照
り続きの時、すなわち旱魃時や、逆に長雨で水を必要と
しない時にも同じことがいえる。
【0043】以上の請求項2に係る緑化工法は、図5ま
たは図6に示したような地山における法面60を保護す
るためにも適用することができる。これらの図5または
図6に示した法面60では、これに設置した法枠あるい
は受圧板80等のセメント構造物の全面こ対して、架台
を介在して太陽電池40が取付け固定される。この法面
60上のセメント構造物としては一例えば図7に示した
ような、切土又は盛土面上に設置されるプレキャストコ
ンクリート製の受圧板80、図8に例示したような擁
壁、土留め部材、法枠などは勿論のこと、これに類似す
る時計塔や照明塔などのコンクリート製の建造物があ
る。
【0044】受圧板80としては、例えばアンカー工法
において使用するスクエアタイプ、セミスクエアタイプ
と称される一辺が約2〜3法面60のプレキャストコン
クリート製のものがある。また、隔壁あるいはコンクリ
ート擁壁70としては、例えばコンクリート製の各種形
状のものがあり、上述したプレキャスト製又は現場打吹
付けのほかに、プレストレス(鉄筋入り高級品)及び枠
打ち施工タイプのものがある。さらに、土留め部材とし
ては、例えばコンクリートブロック又はユニット及びコ
ンポジットタイプのものがあり、その形状及び大きさは
各種使用目的に応じて種々のものがある。
【0045】特に、受圧板80としては、図7に示すご
とく、プレキャストコンクリート製のものを用いる。こ
の受圧板80は、その底面が法面60に密着するよう設
置されるものである。なお、法面60と受圧板80との
間に「不陸」といわれる隙き間がある場合には、例えば
ゴム製チューブなどの膨張性充填材を使用する。そし
て、この受圧板80は、ロックボルトを用いて法面60
に固定されるものであり、地山を補強するのである。
【0046】そして、この受圧板80の表面には、図7
に示したごとく、下地材などの架台及び接着剤を介在し
て太陽電池40が取付け固定されている。なお、架台
は、受圧板80等のセメント構造物に接合用穴を設け、
この中にアンカーを挿入しボルトの頭部にナットを締め
付けることにより引張力が矢印方向に働き、ウェッジ部
が引き出されてカラー部のスリットが開き、接合用穴の
側壁に密着するものである。
【0047】このようにして、セメント構造物上に下地
材などの架台を取付け固定し、この架台に対しては、接
着剤を介して、上述した太陽電池40を取付け固定す
る。これにより、法面60上に設置した受圧板80など
のセメント構造物に対して、太陽電池40を取付けるこ
とができる。
【0048】以上のようにして、法面60上に設置した
受圧板80や法枠に対して太陽電池40を取付け固定す
ることにより、図5及び図6に示すごとく、受圧板80
を代表とする屋外裸面100の表面に植生した垂下性つ
る植物10へのかん水を、この法面60近傍に設置した
上述の水汲み上げポンプ50への電力供給を自動的に行
うことができるのである。これにより、垂下性つる植物
10のよる植生の向上を法面60及びその周辺等の山間
部において実現可能とすることができるのであり、この
ことは、図8に示した橋桁90のようなセメント構造物
においても同様である。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した通り、まず請求項1に係る
発明においては、上記実施形態にて例示した如く、「コ
ンクリート構造物の表面、法面60、隔壁あるいはコン
クリート擁壁70等の屋外裸面100に緑化を施すため
の工法であって、この屋外裸面100の上側部分に植栽
部20を形成し、この植栽部20と略同じ位置かこれよ
り上方側に、雨水や谷水等を一時的に溜めておく貯溜槽
30を設け、植栽部20内に垂下性つる植物10を植え
付けるとともに、貯溜槽30内の水によって植栽部20
内の垂下性つる植物10へのかん水が行えるようにする
ために、これらの貯溜槽30と植栽部20との間を連絡
したこと」にその特徴があり、これにより、屋外裸面1
00を植生することができて、そのかん水作業を自動的
に行うことのできる緑化工法を提供することができるの
である。
【0050】また、請求項2に係る発明によれば、「コ
ンクリート構造物の表面、法面60、隔壁あるいはコン
クリート擁壁70等の屋外裸面100に緑化を施すため
の工法であって、屋外裸面100の上側部分に植栽部2
0を形成して、この植栽部20に垂下性つる植物10を
植え付け、この屋外裸面100土またはその近傍に太陽
電池40を設置するとともに、この太陽電池40からの
電力によって作業する水汲み上げポンプ50を植栽部2
0の近傍に設置して、この水汲み上げポンプ50によっ
て、屋外裸面100の近傍に存在する湖あるいは河川、
または屋外裸面100の近傍に設けた雨水や谷水等を一
時的に溜めておく貯溜槽30からの水を、植栽部20に
供給するようにすることによって、植栽部20内の垂下
性つる植物10へのかん水を行うようにしたこと」にそ
の特徴があり、これにより、屋外裸面100を植生する
ことができて、そのかん水作業を、太陽エネルギーを使
用して積極的かつ十分に行うことのできる屋外裸面10
0の緑化工法を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の緑化工法を施工した後の隔壁あるい
はコンクリート擁壁の断面図である。
【図2】同隔壁あるいはコンクリート擁壁の部分正面図
である。
【図3】図2に示した1つの貯留槽を中心にして見た部
分拡大断面図である。
【図4】ダム湖の法面を示すもので、図示右側に請求項
1の緑化工法を施工し、図示左側に請求項2の緑化工法
を施工した状態を示す斜視図である。
【図5】屋外裸面として道路脇の法面を選定した場合で
あって、請求項2の緑化工法を施工した状態を示す斜視
図である。
【図6】屋外裸面として一般的な法面を選定した場合で
あって、請求項2の緑化工法を施工した状態を示す斜視
図である。
【図7】図6に示した受圧板の拡大断面図である。
【図8】本発明が適用できる他の屋外裸面を例示した斜
視図である。
【図9】従来の緑化工法の一例を示す部分断面図であ
る。
【符号の説明】
100 屋外裸面 10 垂下性つる植物 20 植栽部 30 貯留槽 31 連絡パイプ 32 給水ひも 40 太陽電池 50 水汲み上げポンプ 60 法面 70 隔壁あるいはコンクリート擁壁 80 受圧板 90 橋桁
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月28日(1999.12.
28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述す
る実施の形態の説明中において使用する符号を付して説
明すると、「コンクリート構造物の表面、法面60、隔
壁あるいはコンクリート擁壁70等の屋外裸面100に
緑化を施すための工法であって、この屋外裸面100の
上側部分に植栽部20を多数形成し、これらの植栽部2
0と略同じ位置かこれより上方側に、雨水や谷水等を一
時的に溜めておく貯溜槽30を多数設け、各植栽部20
内に垂下性つる植物10を植え付けるとともに、各貯
槽30内の水によって各植栽部20内の垂下性つる植物
10へのかん水を行うために、これらの貯溜槽30と植
栽部20との間を、連結パイプ31または給水ひも32
によって連絡したことを特徴とする屋外裸面100の緑
化工法」である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】さて、上記課題を解決するために、請求項
2に係る発明の採った手段は、上記請求項1の緑化工法
について、「屋外裸面100土またはその近傍に太陽電
池40を設置するとともに、この太陽電池40からの電
力によって作業する水汲み上げポンプ50を植栽部20
の近傍に設置して、この水汲み上げポンプ50によっ
て、屋外裸面100の近傍に存在する湖あるいは河川か
らの水を、貯溜槽30のいずれか一つに供給することに
よって、植栽部20内の垂下性つる植物10へのかん水
を行うようにしたこと」である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】このような垂下性つる植物10に対して
は、水汲み上げポンプ50によってかん水作業が自動的
になされる。この水汲み上げポンプ52は、屋外裸面1
00の近傍に存在する湖あるいは河川、または屋外裸面
100の近傍に設けた雨水や谷水等を一時的に溜めてお
く貯溜槽30からの水を、植栽部20に供給するように
することによって、植栽部20内の垂下性つる植物10
へのかん水を行うことになるものである。勿論、この水
汲み上げポンプ50の放水口には、各植載部20内への
給水を行う配管が接続されるのであるが、各植載部20
間、または植栽部20と貯留槽30との間を、連絡パイ
プ31あるいは給水ひも32によって連結しなければな
らない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】これらの図1〜図3に示した緑化工法で
は、屋外裸面100上に垂下性つる植物10を植え付け
た植栽部20と貯留槽30との設置を行い、これらの貯
溜槽30と植栽部20とを連絡パイプ31あるいは給水
ひも32にて連絡すればよいから、その施工を非常に簡
単に行え、各植栽部20内に対するかん水作業を、長期
間自動的に行うことができるのである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】
【発明の効果】以上詳述した通り、まず請求項1に係る
発明においては、上記実施形態にて例示した如く、「コ
ンクリート構造物の表面、法面60、隔壁あるいはコン
クリート擁壁70等の屋外裸面100に緑化を施すため
の工法であって、この屋外裸面100の上側部分に植栽
部20を多数形成し、これらの植栽部20と略同じ位置
かこれより上方側に、雨水や谷水等を一時的に溜めてお
く貯溜槽30を多数設け、各植栽部20内に垂下性つる
植物10を植え付けるとともに、各貯溜槽30内の水に
よって各植栽部20内の垂下性つる植物10へのかん水
行うために、これらの貯溜槽30と植栽部20との間
を、連結パイプ31または給水ひも32によって連絡し
たこと」にその特徴があり、これにより、屋外裸面10
0を植生することができて、そのかん水作業を自動的に
行うことのできる緑化工法を提供することができるので
ある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】また、請求項2に係る発明によれば、上記
請求項1の緑化工法について、この「外裸面100上
たはその近傍に太陽電池40を設置するとともに、こ
の太陽電池40からの電力によって作業する水汲み上げ
ポンプ50を植栽部20の近傍に設置して、この水汲み
上げポンプ50によって、屋外裸面100の近傍に存在
する湖あるいは河川からの水を、貯溜槽30のいずれか
一つに供給することによって、植栽部20内の垂下性つ
る植物10へのかん水を行うようにしたこと」にその特
徴があり、これにより、屋外裸面100を植生すること
ができて、そのかん水作業を、太陽エネルギーを使用し
て積極的かつ十分に行うことのできる屋外裸面100の
緑化工法を提供することができるのである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造物の表面、法面、隔壁
    あるいはコンクリート擁壁等の屋外裸面に緑化を施すた
    めの工法であって、 この屋外裸面の上側部分に植栽部を形成し、この植栽部
    と略同じ位置かこれより上方側に、雨水や谷水等を一時
    的に溜めておく貯溜槽を設け、 前記植栽部内に垂下性つる植物を植え付けるとともに、
    前記貯溜槽内の水によって前記植裁部内の垂下性つる植
    物へのかん水が行えるようにするために、これらの貯溜
    槽と植栽部との間を連絡したことを特徴とする屋外裸面
    の緑化工法。
  2. 【請求項2】 コンクリート構造物の表面、法面、隔壁
    あるいはコンクリート擁壁等の屋外裸面に緑化を施すた
    めの工法であって、 前記屋外裸面の上側部分に植栽部を形成して、この植栽
    部に垂下性つる植物を植え付け、 この屋外裸面上またはその近傍に太陽電池を設置すると
    ともに、この太陽電池からの電力によって作業する水汲
    み上げポンプを前記植栽部の近傍に設置して、 この水汲み上げポンプによって、前記屋外裸面の近傍に
    存在する湖あるいは河川、または前記屋外裸面の近傍に
    設けた雨水や谷水等を一時的に溜めておく貯溜槽からの
    水を、前記植栽部に供給するようにすることによって、
    前記植栽部内の垂下性つる植物へのかん水を行うように
    したことを特徴とする屋外裸面の緑化工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010013845A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Chugoku Electric Power Co Inc:The アンカープレートの設置方法及びアンカープレートの設置構造
JP2010193804A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Putio:Kk 日射量対応灌水装置
CN104196040A (zh) * 2014-09-18 2014-12-10 北京东方园林股份有限公司 一种急陡裸露岩质边坡的护坡绿化结构及方法
JP7038456B1 (ja) * 2021-11-26 2022-03-18 LLC合同会社Dr.GEOLABO.I 再生可能エネルギー施設を利用した地すべり及び斜面崩壊対策工法

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CN104196040B (zh) * 2014-09-18 2016-09-28 北京东方园林股份有限公司 一种急陡裸露岩质边坡的护坡绿化结构及方法
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