JP2000210779A - 止水付溶接用ポイントホルダ - Google Patents

止水付溶接用ポイントホルダ

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JP2000210779A
JP2000210779A JP11017609A JP1760999A JP2000210779A JP 2000210779 A JP2000210779 A JP 2000210779A JP 11017609 A JP11017609 A JP 11017609A JP 1760999 A JP1760999 A JP 1760999A JP 2000210779 A JP2000210779 A JP 2000210779A
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JP
Japan
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cooling water
valve
tip
water
chip
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Pending
Application number
JP11017609A
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English (en)
Inventor
Junji Takahashi
順二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁弁や電気制御部品等が不要で設備費用が
低減化され、省エネルギに優れた止水付溶接用ポイント
ホルダを提供する。 【解決手段】 先端に取り付けられるチップ13を保持
し、チップ13を冷却するための冷却水路15に冷却水
を給排水する。チップ13に通ずる冷却水路15を形成
する冷却水パイプ14を、ホルダ本体12内に所定スト
ローク往復動可能に装着し、チップ13の着脱に応じて
冷却水路15を開閉する。冷却水パイプ14はその先端
をチップ13に当接するようにホルダ本体12内に装着
し、その基端に給水弁17を固着するとともに給水弁1
7の外側に排水弁18を配置する。チップ13をホルダ
本体12から取り外すことにより、冷却水の給水圧によ
り給水弁17と排水弁18が密着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば車両ボ
ディ等の生産ラインなどで使用される溶接設備におい
て、溶接用チップを保持するポイントホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば図4に示したような点溶接を行
う溶接装置100において、装置適所の基体101にて
ポイントホルダ102の先端にチップ103が取り付け
られている。そして、チップ103を冷却するためにポ
イントホルダ102内に冷却水路が形成され、この冷却
水路の両端に給水管104および排水管105が接続さ
れる。さらに、これらの給排水管104,105の途中
の適所には止水用バルブ106,107がそれぞれ設置
される。
【0003】止水用バルブ106,107は電磁弁によ
り構成され、電気的に開閉制御されるようになってい
る。このように、止水用バルブ106,107によって
給水管104および排水管105による給排水を制御
し、これによりチップ103を適宜冷却するようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ポイントホルダでは冷却水の給排水制御に電磁弁を使用
し、そのための制御盤や配管類を必要とすることから高
価な設備にならざるを得なかった。また、それらの設置
にあたって所要のスペースが必要になり、このように費
用や設置スペースが嵩んでしまう等の問題があった。
【0005】この発明は以上の点に鑑み、電磁弁や電気
制御部品等が不要で設備費用が低減化され、省エネルギ
に優れた止水付溶接用ポイントホルダを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の止水付溶接用
ポイントホルダは、先端に取り付けられるチップを保持
し、そのチップを冷却するための冷却水路に冷却水を給
排水するようにした止水付溶接用ポイントホルダであっ
て、上記チップに通ずる冷却水路を形成する冷却水パイ
プが、ホルダ本体内に所定ストローク往復動可能に装着
され、チップの着脱に応じて冷却水路を開閉するように
したことを特徴とする。この発明の止水付溶接用ポイン
トホルダは、好ましくは、前記冷却水パイプの先端が前
記チップに当接するようにホルダ本体内に装着され、そ
の基端に給水弁が固着されるとともに該給水弁の外側に
排水弁が配置されるように構成することができる。この
発明の止水付溶接用ポイントホルダは、好ましくは、前
記チップを前記ホルダ本体から取り外すことにより、冷
却水の給水圧により前記給水弁と前記排水弁が密着する
ように構成し得る。
【0007】この発明によれば、チップの着脱に応じて
冷却水パイプが上下動し、チップ取付時にはこのチップ
によって冷却水パイプを介して給水弁および排水弁が突
き上げられる。これにより給水弁および排水弁が開いて
冷却水路に冷却水が流通し、チップを冷却する。チップ
をホルダ本体から取り外すと、冷却水の給水圧により給
水弁と排水弁が相互に密着し、これにより給水弁および
排水弁が閉じて冷却水路を閉鎖する。冷却水の給水圧自
体によって給排水弁を閉じることができ、簡素な構成に
して確実にかつ円滑な給排水制御が実現される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して、従
来例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を
用いて、本発明による止水付溶接用ポイントホルダの好
適な実施の形態を説明する。
【0009】図1はこの発明による止水付溶接用ポイン
トホルダ10において、給排水弁が全開状態の実施形態
を示しており、また、図2は給排水弁が全閉状態の実施
形態を示すものである。この実施形態において、溶接装
置100の基体101に接合ブロック11を介してホル
ダ本体12が接続され、このホルダ本体12の先端にチ
ップ13が取り付けられている。ホルダ本体12内には
チップ13に通ずる冷却水路15を形成する冷却水パイ
プ14が所定ストロークSだけ往復動可能に装着され
る。
【0010】冷却水路15は、図1に示すように給水側
水路15a(実線)と排水側水路15b(点線)とで構
成される。給水側水路15aおよび排水側水路15bは
それぞれ、接合ブロック11において給水口16aおよ
び排水口16bで開口している。これらの給水口16a
および排水口16bにはそれぞれ、図示しない給水管お
よび排水管が接続される。
【0011】図1に示されるように、冷却水パイプ14
はその先端がチップ13に当接するようにホルダ本体1
2内に装着される。冷却水パイプ14の基端には給水弁
17が固着されるとともに、給水弁17の外側に排水弁
18が配置される。排水弁18には給水弁17のための
弁座18aが形成されている。排水弁18は、給排水を
行わない場合は、図2に示すように弁座19に着座する
ようになっている。給水弁17には、給水口16aと冷
却水パイプ14を連通させるための連通孔17aが形成
されている。
【0012】ここで、冷却水パイプ14の先端は、図示
のように斜めにカットされており、図1のようにチップ
13を取り付けた場合、斜めにカットされた隙間から冷
却水が流出するようになっている。
【0013】上記構成において、チップ13の着脱(図
1および図2)に応じて冷却水パイプ14が所定ストロ
ークSで上下動する。すなわち、図2に示すように、チ
ップ13を外した状態では冷却水パイプ14の先端は最
下位置Bにあり、チップ13の取付時には冷却水パイプ
14の先端は、所定ストロークSで上昇して図1に示す
ように最上位置Uに位置し、その際、チップ13によっ
て冷却水パイプ14を介して給水弁17および排水弁1
8が突き上げられる。これにより給水弁17および排水
弁18が図1に示すように開いて冷却水路15に冷却水
が流通し、チップ13を冷却することができる。
【0014】つぎに、チップ13をホルダ本体12から
取り外すと、図2に示すように給排水弁が全閉状態とな
って、給水弁17が給水圧Pによって押し下げられる。
これにより給水弁17は弁座18aに、また排水弁18
は弁座19にそれぞれ着座して、冷却水の給水圧Pによ
り給水弁17と排水弁18が相互に密着し、これらの弁
17,18が閉じて冷却水路15を閉鎖する。なお、こ
のとき冷却水パイプ14は下降代Sだけ下降する。
【0015】ここで、図3は給水弁を半開状態としたと
きの、給排水弁17,18の開閉状態を示すものであ
る。チップ13をホルダ本体12へ装着してチップ13
を上昇させていくと、冷却水パイプ14および給水弁1
7がチップ13により持ち上げられる。給水弁17の上
昇途中で排水弁18の係合部20と係合し、給水弁17
と排水弁18とが同時に上昇移動するが、両弁の移動
中、給水弁17が半開状態となって冷却水が流れはじめ
る。これにより、排水弁18下部に給水圧が加わり、排
水弁の開き力を保持し、図1に示すように給排水弁が全
開する。
【0016】このようにチップ13をホルダ本体12に
着脱することにより、冷却水の給水圧自体によって給排
水弁17,18を開閉することができ、流水経路におい
て給水と排水が合流することもない。この場合、特別な
電磁弁やバネ類等の部品を使用しておらず、冷却水の給
水圧だけで円滑かつ的確に冷却水路15を開閉制御する
ことができる。そして、止水時は給水弁および排水弁が
連動し、給水圧を利用して弁の閉鎖力が保持され、ま
た、弁開放時は排水圧により排水弁の開放力が保持され
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
冷却水の給水圧を利用して冷却水路を開閉制御すること
ができるようにしたことにより、電磁弁や電気制御部品
等を廃止することができ設備費用を低減することができ
る。また、電気設備を使用しないため省エネルギ効果に
優れているとともに、既存のポイントホルダのサイズを
変更しないで止水機能を確保することができるため、現
状の周辺設備をそのまま使用することができるなどの利
点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による止水付溶接用ポイントホルダお
いて、給排水弁が全開状態の実施形態を示す断面図であ
る。
【図2】図1の実施形態において、給排水弁の全閉状態
を示す断面図である。
【図3】図1の実施形態において、給水弁の半開状態を
示す断面図である。
【図4】従来のポイントホルダの例を示す図である。
【符号の説明】
10 ポイントホルダ 11 接合ブロック 12 ホルダ本体 13 チップ 14 冷却水パイプ 15 冷却水路 17 給水弁 18 排水弁 19 弁座 S 冷却水パイプのストローク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に取り付けられるチップを保持し、
    そのチップを冷却するための冷却水路に冷却水を給排水
    するようにした止水付溶接用ポイントホルダであって、 上記チップに通ずる冷却水路を形成する冷却水パイプ
    が、ホルダ本体内に所定ストローク往復動可能に装着さ
    れ、チップの着脱に応じて冷却水路を開閉するよにした
    ことを特徴とする止水付溶接用ポイントホルダ。
  2. 【請求項2】 前記冷却水パイプはその先端が前記チッ
    プに当接するようにホルダ本体内に装着され、その基端
    に給水弁が固着されるとともに該給水弁の外側に排水弁
    が配置されることを特徴とする、請求項1に記載の止水
    付溶接用ポイントホルダ。
  3. 【請求項3】 前記チップを前記ホルダ本体から取り外
    すことにより、冷却水の給水圧により前記給水弁と前記
    排水弁が密着するようにしたことを特徴とする、請求項
    2に記載の止水付溶接用ポイントホルダ。
JP11017609A 1999-01-26 1999-01-26 止水付溶接用ポイントホルダ Pending JP2000210779A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002094496A1 (en) * 2001-05-18 2002-11-28 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Motor driven resistance spot welding gun

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002094496A1 (en) * 2001-05-18 2002-11-28 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Motor driven resistance spot welding gun
GB2391505B (en) * 2001-05-18 2005-11-09 Honda Motor Co Ltd Motor driven resistance spot welding gun
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